JP4638833B2 - プラズマ成膜装置およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法 - Google Patents

プラズマ成膜装置およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法 Download PDF

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Description

今日、半導体装置、太陽電池あるいはフラットパネルディスプレイ等、各種基板の製作には、プラズマを用いた成膜処理を利用して精度の高い加工処理を行なっている。半導体装置においてプラズマを用いて処理(プラズマ処理)されるSiウエハやフラットパネルディスプレイに用いるガラス基板等は大型化の一途をたどっている。これに対応してプラズマを用いた成膜処理を行なう成膜装置の減圧処理室も大型化され、この減圧処理室内において、基板の加工精度に大きな影響を与える反応性プラズマ中の反応活性種(ラジカル)やイオンを均一に生成させて基板に精度の高いプラズマ処理を行なう必要性が増大している。
例えば、大型の薄膜太陽電池を製造する装置としてECR(Electron cyclotron resonance)プラズマCVD装置や、ICP(Inductively−coupled plasma)型プラズマCVD装置を用いることが考えられる。また、CCP(Capacitively−coupled plasma)型のプラズマCVD装置を用いることも可能である。しかしながら、このようなECRプラズマCVD装置や、ICPプラズマ装置、CCP型のプラズマCVD装置では、発生するプラズマの均一性は比較的低いものである。このため、成膜する基板表面に対して十分な強度のプラズマを発生させるには、この処理対象領域の周辺部分に弱い強度のプラズマが広がった、空間分布が比較的大きいプラズマを発生させる必要があった。このため、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面にもプラズマが広がってしまい、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面にも膜が付着してしまう。このような膜は成膜条件が制御されていないので、膜の密度も低く壁面から剥離しやすいため、成膜時におけるパーティクル発生の原因にもなっていた。このため、半導体製造工場では、所定の成膜量(成膜時間や成膜回数など)毎に、成膜装置をクリーニングする必要があり、スループットの低下、およびランニングコストの上昇の一因となっていた。
このような状況下、特許文献1に示すプラズマCVD装置において、大面積プラズマ生成用アンテナを用いたプラズマCVD装置が提案されている。具体的には、棒状のアンテナ素子を複数個平面状に配置してアレイ化したアンテナアレイを用いて、電磁波の空間分布を一様にして大面積のプラズマ生成に用いている。
特開2003−86581
このようなプラズマ生成装置は、棒状アンテナ素子の近傍に局在化させてプラズマを生成することができる。このようなプラズマCVD装置では、生成したプラズマが局在化しているので、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面にもプラズマが広がってしまうことがなく、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面への膜の付着も、非常に少ないものであった。このため、ECRプラズマCVD装置、ICPプラズマ装置、並行平板型のプラズマCVD装置などと比べて、長期に渡って繰り返し成膜を実施する場合のクリーニングの回数は極端に少ないものであった。
上記特許文献に記載されている、大面積プラズマ生成用アンテナを用いたプラズマCVD装置では、棒状アンテナ素子の近傍に局在化されてプラズマが生成される。このため、クリーニングガスをプラズマ化した場合も、このクリーニングガスのプラズマが広く分布しないため、1回のクリーニングに要する時間自体は、短くすることは出来なかった。
そこで、本発明は、長期に渡って繰り返し成膜を実施する場合のクリーニングの回数が少ない、モノポールアンテナ素子を用いた成膜装置であって、1回のクリーニングに要する時間自体も比較的短くすることができるプラズマ成膜装置、およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、反応容器内の基板ステージの表面に配置された基板に成膜処理を施す成膜モードと、前記反応容器内をクリーニング処理するクリーニングモードとの2つの処理モードを少なくとも有するプラズマ成膜装置であって、誘電体で表面が覆われた棒状の導体で構成したアンテナ素子が、前記基板ステージの表面と略平行な平面状に複数配列されてなる、前記基板ステージと対向して配置されたアンテナアレイを有して構成されたプラズマ生成手段と、前記アンテナアレイと前記基板ステージとの間隙に設けられ、前記基板ステージの前記表面と略平行に配置された、前記成膜モード時に用いる原料ガスを前記反応容器内に放出する原料ガス放出口が設けられた原料ガス供給配管と、前記アンテナアレイまたは前記原料ガス供給配管の少なくともいずれか一方を移動させることで、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を変更する移動手段と、前記処理モードに応じて少なくとも前記移動手段の動作を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記クリーニングモード時には、前記移動手段の動作を制御して、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を前記成膜モード時に比べて小さくすることを特徴とするプラズマ成膜装置を提供する。
さらに、前記基板ステージと反対の側に設けられた、前記アンテナアレイと対向する、前記原料ガスと異なる反応活性種ガスを放射する反応活性種ガス放出口を有し、前記成膜モードでは、前記反応活性種ガス放出口から前記原料ガスを放出し、前記プラズマ生成部が、前記反応活性種ガス放出口から放出されて前記基板ステージに向けて流れる前記反応活性種ガスを励起して反応活性種を生成し、前記反応活性種の流れの途中で、前記原料ガス供給配管の前記原料ガス放出口から前記原料ガスを放出して、前記原料ガスと前記反応活性種ガスとを混合させて前記基板の表面に供給することで、前記基板に前記成膜処理を施すものであってもよい。なお、前記反応活性種ガスは酸素ガス、前記原料ガスはTEOSガスであり、前記成膜モードでは、前記基板ステージに載置された前記基板表面へSiO膜を成膜してもよい。なお、前記原料ガス放出口は、前記原料ガス供給配管の、前記反応容器内の前記基板ステージと対向する側に設けられていることが好ましい。
本発明は、また、反応容器内の基板ステージの表面に配置された基板に成膜処理を施す、誘電体で表面が覆われた棒状の導体で構成したアンテナ素子が、前記基板ステージの表面と略平行な平面状に複数配列されてなる、前記基板ステージと対向して配置されたアンテナアレイを有して構成されたプラズマ生成手段と、前記アンテナアレイと前記基板ステージとの間隙に設けられ、前記基板ステージの前記表面と略平行に配置された、前記成膜処理時に用いる原料ガスを前記反応容器内に放出する原料ガス放出口が設けられた原料ガス供給配管と、を備えたプラズマ成膜装置のクリーニング方法であって、前記アンテナアレイまたは前記原料ガス供給配管の少なくともいずれか一方を移動させて、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を、前記成膜処理を実施する場合に比べて小さく設定し、この設定状態で、前記反応容器内をクリーニング処理することを特徴とする、プラズマ成膜装置のクリーニング方法も、併せて提供する。
本願発明のプラズマ処理装置では、長期に渡って繰り返し成膜を実施する場合のクリーニングの回数を極端に少なくするとともに、1回のクリーニングに要する時間自体も比較的短くすることができる。本願発明によれば、長期に渡って繰り返し成膜を実施する、例えば半導体製造工場における半導体製造工程のスループットを向上させ、ランニングコストを低下させることができる。
以下、本発明のプラズマ成膜装置、およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法について詳細に説明する。図1は、本発明のプラズマ成膜装置の一実施形態であるプラズマCVD装置10の構成を説明する概略断面図である。
CVD装置10は、TEOSガスを原料ガス、酸素ガスを反応活性種ガス(活性種ガス)としてそれぞれ用いて、ガラス基板やシリコンウエハ等の処理基板12表面に、SiO膜を成膜する装置である。
CVD装置10は、活性種ガス供給手段11、クリーニングガス供給手段12、反応容器14、インピーダンス整合器15、電源・調整ユニット16、分配器17、ガス流量調整手段18、19、位置調整手段20、制御部21、および入力手段22を有して構成されている。
CVD装置10は、成膜モードとクリーニングモードとの2つの動作モードを有している。成膜モードでの動作かクリーニングモードでの動作かの選択指示は、入力手段22によってオペレータから入力される。入力手段22は、制御部21と接続されており、制御部21は、ガス流量調整手段18および19、位置調整手段20、電源・調整ユニット16などと接続されている。制御部21は、入力手段22が受け付けた、オペレータによる選択指示(動作モードの指示)の情報を受け取り、選択された動作モードに応じて、各手段やユニットの動作を制御して、選択された動作モードでの処理を実行させるよう構成されている。
活性種ガス供給手段11およびクリーニングガス供給手段12は、ガスボンベを含む公知のガス供給手段であり、それぞれ配管を介して、ガス流量調整手段18および19にそれぞれ接続されている。ガス流量調整手段18および19は、いずれも図示しないマスフローコントローラーを備えた公知のガス流量調整手段であり、反応容器14の上側の壁面に設けられたガス導入口23および24と、それぞれ配管を介して接続されている。ガス流量調整手段18および19は、制御部21と接続されており、制御部21によって動作が制御されて、活性種ガスおよびクリーニングガスのガス流量をそれぞれ調整する。反応容器14の下側の壁には、減圧のために原料ガス等を排気するための排気口25が設けられており、排気口25は、図示しない真空ポンプと接続されている。
SiO膜の成膜時(成膜モード時)、活性種ガス供給手段11から配管を介して供給された活性種ガス(酸素ガス)は、制御部21の制御の下、ガス流量調整手段19によって流量が調整されて、ガス導入口24から一定の流量で反応容器14内に流入する。また。クリーニングモード時は、クリーニングガス供給手段12から配管を介して供給されたクリーニングガス(例えばCFガスなど)は、制御部21の制御の下、ガス流量調整手段18によって流量が調整されて、ガス導入口23から一定の流量で反応容器14内に流入する。反応容器14内に導入された活性種ガスやクリーニングガスは、反応容器14内部を上側から下側に向けて流れ、排気口25から排出される。反応容器14には、この他に、制御部21と接続された図示しない圧力センサも設けられており、制御部21の制御の下、図示しない圧力制御ユニットによって反応容器14内の圧力は所望の圧力に調整される。
反応容器14の内部には、この反応容器14の内部に、処理基板12を載置する基板ステージ26、ガス導入口23および24から導入された、活性種ガスまたはクリーニングガスを、広い面積に渡って放射させるための放射板28、複数のアンテナ素子32からなるアンテナアレイ30、アンテナアレイ30と基板ステージ26との間に設置され、内部を通る原料ガス(TEOSガス)を、アンテナアレイ30と基板ステージ26との間に放出するための原料ガス放出孔36を備えた原料ガス配管34、がそれぞれ設けられている。
反応容器14は、金属製の容器であり、反応容器14の壁面は接地されている。
基板ステージ26は、アンテナアレイ30に対向するように、処理基板12が載置される台であり、基板ステージ26の内部には処理基板12を加熱する図示されない発熱体が設けられ、さらに接地された図示されない電極板が設けられている。この電極板はバイアス電源に接続されて、バイアス電圧が印加されてもよい。
反応容器14の上側には、活性種ガス分散室38が、ガス放射板28によって下側の反応室39と仕切られて構成される。ガス放射板28は、SiCからなる板状部材に0.5mm程度の貫通穴が複数あけられ、活性種ガスやクリーニングガスが下側の反応室39に一定の流速で放射するようになっている。なお、ガス放射板28は、セラミック材で構成されてもよいし、CVDにより成膜された板状部材であってもよい。ガス放射板28には金属膜が形成されており接地されている。
図2は、ガス放射板28の側から、アンテナアレイ30、原料ガス配管34、基板12、基板ステージ26を観察した状態を示す概略斜視図であり、基板12の表面近傍の領域を拡大して示している。また、図3は、CVD装置10におけるアンテナ素子の配置について説明する図であり、図1に示すA−A’線で切断してアンテナアレイ30を観察した状態を示す概略上面図である。また、図4は、CVD装置10における原料ガス配管の形状・配置について説明する図であり、図1に示すB−B’線で切断して原料ガス配管を観察した状態を示す概略上面図である。
アンテナアレイ30は、複数のアンテナ素子32が、図2および図3に示すように、互いに平行にかつ平面状に配置されてなり、ガス放射板28下側の、反応室39の上側部分に設けられている。このアンテナアレイ30は、ガス放射板28及び基板ステージ26に載置される処理基板12に対して平行に設けられる。本発明のプラズマ反応装置は、このようなアンテナアレイを用いてプラズマを生成することを特徴の1つとしている。ここで、アンテナアレイ30および、このアンテナアレイ30におけるプラズマの生成について説明する。
モノポールアンテナであるアンテナ素子32は、図3に示すように隣接するアンテナ素子32と互いに逆方向に反応容器14内の壁面から突出しており、給電方向が逆向きとなっている。これらのアンテナ素子32は、それぞれマッチングボックスであるインピーダンス整合器15と接続されている。
各アンテナ素子32は、電気伝導率の高い導体からなる棒状(パイプであってもよい)を成し、使用する高周波の波長の(2n+1)/4倍(nは0または正の整数である)の長さをモノポールアンテナであるアンテナ素子の放射長さとする。各アンテナ素子32の表面は、石英チューブ等の誘電体で被覆されている。棒状の導体を誘電体で被覆することで、アンテナ素子32としての容量とインダクタンスが調整されており、これにより、アンテナ素子32の突出方向に沿って高周波電流を効率よく伝播させることができ、電磁波を効率よく放射させることができる。このように誘電体で覆われたアンテナ素子32は、反応容器14の内壁に開けた開口に電気的に絶縁して取り付けられており、アンテナ素子32の高周波電流供給端の側が、インピーダンス整合器15に接続されている。
アンテナ素子32は、ガス放射板28の近傍に設けられるので、アンテナ素子32から放射される電磁波は、隣接するアンテナ素子32間で電磁波が相互に影響を及ぼし合うことなく、ガス放射板28の接地されている金属膜の作用によって鏡像関係に形成される電磁波と作用して、アンテナ素子毎に所定の電磁波を形成する。さらに、アレイアンテナを構成するアンテナ素子32は、隣接するアンテナ素子32と給電方向が逆向きとなっているので、反応室39において電磁波は均一に形成される。
インピーダンス整合器15は、後述する電源・制御ユニット19の高周波電源が発生する高周波信号の周波数の調整とともに用いて、プラズマの生成中にアンテナ素子32の負荷の変化によって生じるインピーダンスの不整合を是正するために用いられる。
電源・調整ユニット16は、図示されない高周波発振回路や増幅器からなる高周波電源、および、図示しない電流・電圧センサの検知信号に応じて、この高周波電源の発振周波数の変更及びインピーダンス整合器15の調整を行う制御部分とを有して構成されている。電源・調整ユニット16は、アンテナ素子32に共通の高周波信号の周波数を制御して、すべてのアンテナ素子32をインピーダンス整合の状態に近づけ、この後、各アンテナ素子に接続されたインピーダンス整合器15によって、インピーダンスを個別に調整する。
なお、このようなアンテナアレイを用いたプラズマ生成の原理についての詳細な説明が、本願出願人による先の出願である、特願2001−280285号明細書に記載されている。また、アンテナアレイを用いたプラズマ生成装置における、各アンテナ毎の詳細なインピーダンス整合方法が、同じく本願出願人による先の出願である、特願2005−014256号明細書に記載されている。本願発明におけるアンテナアレイ、および各アンテナ毎の詳細なインピーダンス整合方法として、例えば、上記各明細書記載の方法を利用すればよい。
このようなCVD装置10では、反応容器14内に、ガス導入口23および24、また、原料ガス放出孔36から各種ガスを送り込み、一方、排出口24に接続した図示されない真空ポンプを作動させて、通常1Pa〜数100Pa程度の真空雰囲気を反応容器14内につくる。この状態でアンテナ素子32に高周波信号を給電することで、アンテナ素子32の周囲に電磁波が放射される。これにより、反応容器14内のアンテナ素子32の近傍でプラズマが生成される。この際、成膜モードでは、ガス放射板28から放射された活性種ガスが励起されて反応活性種が得られる。発生したプラズマは導電性を有するので、アンテナ素子32から放射された電磁波はプラズマで反射され易い。このため、電磁波はアンテナ素子32周辺の局部領域に局在化する。このように、本願発明で用いる、複数のモノポールアンテナからなるアンテナアレイは、電子温度が高くプラズマ密度の高い領域(以降、高プラズマ領域とする)がアンテナ素子32の近傍に局在化して形成されるといった特徴を有する。
図5は、CVD装置10におけるアンテナアレイ30でプラズマを生成した際の、プラズマ中の電子温度と、アンテナアレイ30からの距離(図1中の上下方向の距離)との関係の一例を示すグラフである。図5に示す電子温度の空間分布計測はレーザー分光法を用いてArプラズマ中で行なった。Arプラズマ中の準安定状態Ar原子は電子衝突によりその生成と消滅が支配されるため、同原子の密度を計測することで電子温度の評価が可能となる。本実験でのレーザー分光法の空間分解能は0.5mmである。電子温度の計測はArプラズマ(圧力27Pa)で行なわれ、モノポールアンテナ1本へ15Wの電力を投入した。図5に示す例では、複数のモノポールアンテナからなるアンテナアレイは、高プラズマ領域がアンテナ素子から約2cm(20mm)以内に局在化して形成されている。ここで、高プラズマ領域とは、具体的には、代表的なモノポールアンテナプラズマ源のプラズマ中心の電子温度である2eVに対して、7割以上の電子温度を有する領域のことをいう。このような高プラズマ領域の範囲の大きさの値は、ECR型のプラズマ生成装置やICP型のプラズマ生成装置と比べて小さい(より局在化している)。
CVD装置10では、ガス放射板28から一定の流速で放射されたガスが、アンテナアレイ30の近傍に局在化してプラズマ化されて、放射されたガス分子が励起された反応活性種(ラジカル)が得られる。また、アンテナアレイ30は、モノポールアンテナであるアンテナ素子32が、ある程度広い間隔を保って並べられており、活性種ガス分子が励起された反応活性種は、この広い間隙33を容易に通過して、反応室39の下側部分に向けて流れることができる。
原料ガス配管34は、アンテナアレイ30の下側部分に配置されており、図2および図4に示すように、複数の並列配管部分40が互いに平行にかつ平面状に配置された略梯子形状となっている。図2に示すように、原料ガス配管34は、並列配管部分40の長さ方向が、棒状のアンテナ素子32の長さ方向と直行するように配置されている。アンテナ素子32の間隙33を通り、反応室39の下側部分に向けて降下した反応活性種は、複数の並列配管部分40の間隙42を容易に通過し、基板ステージ26に載置される処理基板12の側に供給される。
原料ガス配管34は、反応室14外部に設けられた図示しない原料ガス供給手段(TEOSガス供給手段)と接続された、原料ガス導入管44(図4参照)と接続されている。また、原料ガス配管34の複数の並列配管部分40それぞれには、原料ガス放出孔36が複数設けられている。原料ガス導入管44から導入された原料ガス(TEOSガス)は、原料ガス配管34の内部を通り、原料ガス配管34の下側部分に設けられた原料ガス放出孔36から基板12の側に向けて放射される。
図4に示すように、原料ガス配管34は、基板ステージ26の表面27と垂直な方向から原料ガス配管34を見たとき、基板ステージ26の表面27の投影領域全体を覆うように張り巡らされて配置されている。この原料ガス供給配管34は、基板ステージ26の表面27と垂直な方向から原料ガス配管34を見たとき、四角形状に配置された枠状配管部分31と、この枠状配管部分31の内部領域に配置された複数の並列配管部分40とからなる、略梯子形状となっている。そして、原料ガス配管34の複数の並列配管部分40それぞれには、原料ガス放出口36が、原料ガス配管34の長さ方向に並んで複数設けられている。このように、基板ステージ26の表面27の投影領域全体を覆うように原料ガス配管34が張り巡らされて、この原料ガス配管34に複数の原料ガス放出口36が設けられていることで、原料ガス放出口36から基板ステージ26の表面27全体に向けて、均一に原料ガスを放出することを可能としている。成膜モード時、複数の並列配管部分40の間隙42を通り、基板ステージ26に載置される処理基板12の側に降下した反応活性種(酸素ラジカル)は、この原料ガス放出孔36から放出された原料ガスと混合されて、基板12に到達する。
原料ガス配管34は、支持柱37によって支持されており、この支持柱37が位置調整手段20と接続されている(図1参照)。位置調整手段20は、反応容器14内での原料ガス配管34の配置位置(図1中の上下方向の位置)を調整するものであり、反応容器14の壁面に複数個(図4に示す例では4箇所)設けられている。位置調整手段20は、制御部21と接続されており、入力手段22から入力された動作モードの指示情報に応じた位置に、原料ガス配管34の配置位置を調整する。位置調整手段20は、モータ52とギヤボックス54とを有して構成されており、制御部21からの制御信号に応じてモータ52が回転駆動することで、ギヤボックス54を介して支持柱37を昇降駆動させて、原料配管34の配置位置が調整される。CVD装置10では、位置調整手段20が原料ガス配管34の配置位置を調整することで、アンテナアレイ30と原料ガス配管34との相対距離を、指示された動作モードに応じた距離に調整する。なお、原料ガス導入管44と原料配管34とは、フレキシブルに形状が変化するベローズ管56を介して接続されており(図4参照)、原料配管34の配置位置が移動しても、原料配管内部への原料ガス供給には影響がでない構成となっている。
図6(a)および(b)は、反応容器14内での原料ガス配管の配置位置について説明する図であり、図6(a)は成膜モードにおける配置位置、図6(b)はクリーニングモードにおける配置位置を、それぞれ示している。上述したように、複数のモノポールアンテナからなるアンテナアレイを用いたプラズマ生成装置では、高プラズマ領域がアンテナ素子32の近傍に局在化して生成される。成膜モード時は、図6(a)に示すように、このように局在化して生成された高プラズマ領域に、原料ガス配管34の原料ガス放出孔36から放出される原料ガス(TEOSガス)が直接曝されない程度に、アンテナアレイ30と原料ガス配管34との距離が保たれるよう、制御部21の制御の下、位置調整手段20が原料ガス配管34の配置位置を調整する。これは、原料ガスであるTEOSが、プラズマによって励起されて必要以外に気相反応してしまう、パーティクルが発生することを防ぐためである。
成膜モードでは、原料ガス配管34は、アンテナ素子32と例えば30mm離間した位置に配置される。本願発明のCVD装置10では、複数のモノポールアンテナからなるアンテナアレイによって、高プラズマ領域がアンテナ素子32の近傍に局在化して生成されるので、アンテナアレイ30と原料ガス配管34との距離を比較的大きくした成膜モード時であっても、高プラズマ領域と原料ガス配管34とを、このように比較的近接して配置することができる。このため、成膜モード時、アンテナアレイ30近傍で得られた反応活性種(酸素ラジカル)は、十分な励起状態を保ったまま、原料ガスと混合されて基板12に到達することができる。
成膜モード時で使用するTEOSガスは、パーティクルが比較的発生しやすいガスである。このため、成膜モード時において、高プラズマ領域にTEOSガスを直接曝さなくとも、原料ガス放出孔36(TEOSガスの放出孔)近辺には、成膜の度に多少のパーティクルが発生・付着してしまうこともある。このように付着したパーティクルを、なるべく短時間で効率的にクリーニングする場合は、クリーニングガスのプラズマのうち、なるべく電子温度が高くプラズマ密度の高い領域(高プラズマ領域)に、原料ガス放出孔36近傍を曝すことが望ましい。例えば、CFやNFガスを用いたクリーニングでは、Fラジカル密度が重要であり、Fラジカルは主に電子衝突により生成される。Fラジカルの生成レートは電子温度に深く依存しており、高プラズマ領域の方がより頻繁に反応が生じるようになる。アンテナ近傍の高プラズマ領域では、Fラジカルの生成レートが高く、クリーニングに有利である。
クリーニングモード時は、図6(b)に示すように、位置調整手段20は、制御部21の制御の下、原料ガス配管34(特に原料ガス放出孔36)が、なるべく高プラズマ領域に曝される程度まで、アンテナアレイ30と原料ガス配管34との距離が近づくよう、原料ガス配管34の配置位置を調整する。本願発明は、このように、クリーニングモード時は、アンテナ素子と原料ガス放出孔との距離を、成膜モード時に比べてより近接させた状態でクリーニングすることを特徴とする。
このようなCVD装置10を用いて行なわれる、SiO膜の成膜工程およびクリーニング工程について説明する。最初に、成膜モードについて説明する。まず、オペレータが、入力手段22により成膜モードの指示を入力する。制御部21は、成膜モードの指示を受けて、まず位置調整手段20を制御して、原料ガス配管34の反応容器14内での位置を、成膜モード時に対応する位置に調整する(図5(a)に示す位置)。この状態で、制御部21が各手段の動作を制御して、反応容器14内の活性種ガス導入口24から、活性種ガスである酸素ガスを一定流量(例えば、10slm)で流入させて、ガス放射板28から活性種ガスを下側の反応室39に一定の流速で放射させる。これとともに、原料ガスであるTEOSガスを一定流量(例えば100sccm)で原料ガス導入管44に導入し、原料ガス配管34の原料ガス放出孔36から基板12の側に向けて放出させる。一方、排出口24から真空ポンプで排気を行い、例えば、1Pa〜数100Pa程度の真空雰囲気を反応容器14内につくる。
この状態で、アンテナ素子32に高周波信号を給電することで、アンテナ素子32の周囲に電磁波が放射される。これにより、反応容器14内で、アンテナ素子32の近傍に局在化したプラズマが生成され、ガス放射板28から放射された活性種ガス(酸素ガス)が励起された反応活性種(酸素ラジカル)が得られる。反応活性種(酸素ラジカル)は、隣り合ったアンテナ素子32の広い間隙33を容易に通過して、反応室39の下側部分に向けて流れる。反応活性種(酸素ラジカル)は、さらに、複数の並列配管部分40の間隙42を容易に通過し、基板ステージ26に載置される処理基板12の表面に供給される。この際、反応活性種(酸素ラジカル)は、原料ガス放出孔36から放出された原料ガス(TEOSガス)と混合され、基板12に到達する。活性状態である反応活性種(酸素ラジカル)とTEOSガスとが混合されると、酸素ラジカルの活性エネルギーによって反応が進行し、基板12の表面においてSiO膜が成膜される。プラズマ成膜装置10では、このようにしてSiO膜が形成される。
このような成膜動作を繰り返すと、特に原料ガス配管34および原料ガス放出孔36近辺に、少量ずつながらパーティクルが付着してくる。このようなパーティクルを除去するために、定期的にクリーニングが行なわれる。
次に、クリーニングモード時での動作について説明する。まず、オペレータが、入力手段22によりクリーニングモードの指示を入力する。制御部21は、クリーニングモードの指示を受けて、まず位置調整手段20を制御して、原料ガス配管34の反応容器14内での位置を、クリーニングモード時に対応する位置に調整する(図5(b)に示す位置)。この状態で、制御部21が各手段の動作を制御して、反応容器14内のクリーニングガス導入口23から、クリーニングガス(例えばCFなど)を一定流量で流入させて、ガス放射板28からクリーニングガスを下側の反応室39に一定の流速で放射させる。一方、排出口24から真空ポンプで排気を行い、例えば、1Pa〜数100Pa程度の真空雰囲気を反応容器14内につくる。
この状態で、アンテナ素子32に高周波信号を給電することで、アンテナ素子32の周囲に電磁波が放射される。これにより、反応容器14内で、アンテナ素子32の近傍に局在化した高プラズマ領域が生成される。図5(b)に示されるように、原料ガス配管34(原料ガス放出孔36)は、このような高プラズマ領域に曝される程度に、アンテナアレイ30と近接して配置されており、高プラズマ領域のプラズマ(すなわち、活性程度の高いプラズマ)によって、原料ガス配管34(原料ガス放出孔36)に付着していたパーティクルが高速に除去される。
このように、本願発明のプラズマ成膜装置およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法では、成膜モード時は、生成したプラズマが局在化しているので、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面にもプラズマが広がってしまうことがなく、プラズマ発生室の壁面や成膜室の壁面への膜の付着も、非常に少ない。加えて、クリーニングモード時は、高プラズマ領域のプラズマ(すなわち、活性程度の高いプラズマ)によってパーティクルを高速に除去することができる。本願発明によれば、長期に渡って繰り返し成膜を実施する場合のクリーニングの回数を極端に少なくするとともに、1回のクリーニングに要する時間自体も比較的短くすることができ、例えば半導体製造工程でのスループットを上げ、製造コストを低下させることが可能である。
上記実施形態のCVD装置10では、略梯子形状の原料ガス配管を用いている。本願のプラズマ処理装置では、原料ガス放出孔の位置や、原料ガス放出孔からの原料ガスの放出の向きなどは、特に限定されない。これら、原料ガス配管の形状や、原料ガス放射孔の配置位置や配置数などは、原料ガス流量や、放出量の面内均一性、また、配管の間隙を通る反応活性種の流れ易さなどに影響する。本願のプラズマ処理装置では、原料ガス配管の形状や、原料ガス放射孔の配置位置や配置数などは、これらの条件が満足するよう、必要に応じて調整すればよい。本願のプラズマ処理装置では、原料ガス配管の形状や、原料ガス放射孔の配置位置や配置数なども、特に限定されない。
上記実施形態のCVD装置10は、酸素ガスを活性種ガス、TEOSガスを原料ガスとして用い、基板表面にSiO膜を成膜する装置であった。本願のプラズマ処理装置で用いる活性種ガスや原料ガスの種類は、特に限定されない。また、活性種ガスと原料ガスとを別々に供給する成膜処理工程のみでなく、例えば、同一のシャワーヘッドから、活性種ガスと原料ガスとを同時に供給する成膜処理工程であってもよい。本願発明の成膜モードにおける成膜処理工程は、特に限定されない。
以上、本発明のプラズマ成膜装置およびプラズマ成膜装置のクリーニング方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のプラズマ成膜装置の一実施形態であるプラズマCVD装置の構成を説明する概略断面図である。 図1に示すCVD装置の、アンテナアレイ、原料ガス配管、および基板が載置された状態の基板ステージを観察した状態を示す概略斜視図である。 図1に示すCVD装置におけるアンテナ素子の配置について説明する概略上面図である。 図1に示すCVD装置における原料ガス配管の形状・配置について説明する概略上面図である。 図1に示すCVD装置でプラズマを生成した際の、プラズマ中の電子温度とアンテナアレイからの距離との関係の一例を示すグラフである。 (a)および(b)は、反応容器内での原料ガス配管の配置位置について説明する概略側面図であり、(a)は成膜モードにおける配置位置、(b)はクリーニングモードにおける配置位置を、それぞれ示している。
符号の説明
10 CVD装置
11 活性種ガス供給手段
12 クリーニングガス供給手段
14 反応容器
15 インピーダンス整合器
16 電源・調整ユニット
17 分配器
18、19 ガス流量調整手段
20 位置調整手段
21 制御部
22 入力手段
23、24 ガス導入口
25 排気口
26 基板ステージ
28 放射板
30 アンテナアレイ
32 アンテナ素子
33、42 間隙
34 原料ガス配管
36 原料ガス放出孔
37 支持柱
38 活性種ガス分散室
39 反応室
40 並列配管部分
52 モータ
54 ギヤボックス
56 ベローズ管

Claims (5)

  1. 反応容器内の基板ステージの表面に配置された基板に成膜処理を施す成膜モードと、前記反応容器内をクリーニング処理するクリーニングモードとの2つの処理モードを少なくとも有するプラズマ成膜装置であって、
    誘電体で表面が覆われた棒状の導体で構成したアンテナ素子が、前記基板ステージの表面と略平行な平面状に複数配列されてなる、前記基板ステージと対向して配置されたアンテナアレイを有して構成されたプラズマ生成手段と、
    前記アンテナアレイと前記基板ステージとの間隙に設けられ、前記基板ステージの前記表面と略平行に配置された、前記成膜モード時に用いる原料ガスを前記反応容器内に放出する原料ガス放出口が設けられた原料ガス供給配管と、
    前記アンテナアレイまたは前記原料ガス供給配管の少なくともいずれか一方を移動させることで、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を変更する移動手段と、
    前記処理モードに応じて少なくとも前記移動手段の動作を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記クリーニングモード時には、前記移動手段の動作を制御して、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を前記成膜モード時に比べて小さくすることを特徴とするプラズマ成膜装置。
  2. さらに、前記基板ステージと反対の側に設けられた、前記アンテナアレイと対向する、前記原料ガスと異なる反応活性種ガスを放射する反応活性種ガス放出口を有し、
    前記成膜モードでは、
    前記反応活性種ガス放出口から前記原料ガスを放出し、
    前記プラズマ生成部が、前記反応活性種ガス放出口から放出されて前記基板ステージに向けて流れる前記反応活性種ガスを励起して反応活性種を生成し、
    前記反応活性種の流れの途中で、前記原料ガス供給配管の前記原料ガス放出口から前記原料ガスを放出して、前記原料ガスと前記反応活性種ガスとを混合させて前記基板の表面に供給することで、前記基板に前記成膜処理を施すことを特徴とする請求項1記載のプラズマ成膜装置。
  3. 前記反応活性種ガスは酸素ガス、前記原料ガスはTEOSガスであり、
    前記成膜モードでは、前記基板ステージに載置された前記基板表面へSiO膜を成膜することを特徴とする請求項2に記載のプラズマ成膜装置。
  4. 前記原料ガス放出口は、前記原料ガス供給配管の、前記反応容器内の前記基板ステージと対向する側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ成膜装置。
  5. 反応容器内の基板ステージの表面に配置された基板に成膜処理を施す、
    誘電体で表面が覆われた棒状の導体で構成したアンテナ素子が、前記基板ステージの表面と略平行な平面状に複数配列されてなる、前記基板ステージと対向して配置されたアンテナアレイを有して構成されたプラズマ生成手段と、
    前記アンテナアレイと前記基板ステージとの間隙に設けられ、前記基板ステージの前記表面と略平行に配置された、前記成膜処理時に用いる原料ガスを前記反応容器内に放出する原料ガス放出口が設けられた原料ガス供給配管と、を備えたプラズマ成膜装置のクリーニング方法であって、
    前記アンテナアレイまたは前記原料ガス供給配管の少なくともいずれか一方を移動させて、前記アンテナ素子と前記原料ガス供給配管との距離を、前記成膜処理を実施する場合に比べて小さく設定し、
    この設定状態で、前記反応容器内をクリーニング処理することを特徴とする、プラズマ成膜装置のクリーニング方法。
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