JP4638415B2 - 廃水の清浄化方法 - Google Patents

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Description

本発明は廃水の処理方法に関し、更に詳しくは界面(interfacial)ポリカーボネート製造プロセスからのフェノール化合物及び分散ポリカーボネート粒子を含む廃水の処理方法に関する。
ポリカーボネートの製造方法の一つにおいて、ビスフェノールAを2相反応混合物を用いてホスゲンと反応させている。この界面重縮合技術を用いると、一つの相は水性アルカリ相であり、他の相は有機液体相である。この方法において、ビスフェノールAは典型的には水性相に塩(例えばナトリウムビスフェノレート)として溶解し、そしてホスゲンは有機相に溶解している。有機相は、一般的には、有機液体、反応媒体として、ジクロロメタンのような塩素化炭化水素を含む。ホスゲン及びビスフェノールは2相の界面で反応して反応性クロロホルメート末端基を有するカーボネートオリゴマー(有機相に入る)を生じ、一方反応によって生ずる塩(例えばNaCl及びNa2CO3)は反応混合物の水性相に入る。
反応性末端基を有するカーボネートオリゴマーの生成後、触媒、典型的にはトリエチルアミンのような第三級脂肪族アミンを添加してオリゴマーの重縮合を促進させて、いわゆるカップリング工程でより高い分子量の生成物を生成させる。一官能性フェノールもまたホスゲン化(phosgenation)中もしくはその後、又はカップリング工程において、反応混合物に添加して分子量を調整することができる。多官能性フェノールも重合プロセスに添加して分岐剤として作用することができる。
重縮合反応の後、水性相は有機相から分離し、有機及び水性相は次に処理する。典型的には、有機相は塩酸又はリン酸のような希釈酸で洗浄することによって処理してアミンカップリング触媒を酸中に抽出する。次に電解質(electrolyte)を脱ミネラル水で洗浄することによって有機相から除去する。洗浄工程において使用した線浄水は再使用又は廃棄の前に精製することが必要である。
水性相は一般的にはスチームストリッピングで精製して残存溶媒及びカップリング触媒を除去し、次いで残存量のポリマー、水溶性ポリカーボネートオリゴマー、ポリカーボネート粒子及び/又はビスフェノールは、例えば生物学的廃水設備において、又は活性炭もしくはイオン交換樹脂による吸着によって、処理して除去する。
残念ながら、フェノール物質(phenolic materials)は生物反応に比較的に耐性がある。即ち生物学的廃水処理ユニットにおいて比較的長時間が必要である。更に、吸着による処理はフェノール体に対する活性炭の吸着能によって限定される。活性炭の再生は困難である。更に水溶性ポリカーボネートオリゴマーはしばしば活性炭によって除去することができない。イオン交換樹脂の使用は廃水が、塩化ナトリウムや炭酸ナトリウムのような他の塩を比較的高い濃度で含むことによって限定される。更に少量のポリカーボネート粒子は吸着法又はイオン交換法で除去するのは効率的でない。
廃水からフェノール体を除去する別の方法は特許文献1に記載されている抽出法である。この特許に記載の抽出は、炭化水素又は炭化水素混合物に溶解したアミンを使用する。このプロセスは炭化水素相のアルカリ抽出による再生工程を含む。しかし、追加の再生工程は抽出したフェノール体をアミン溶液から分離することが必要となる。更に、炭化水素を使用する抽出方法は、ポリカーボネートは炭化水素にほとんど不活性であるので、水相に分散したポリカーボネート粒子を除去するのに適当ではない。
DE 195 10063
ポリカーボネートの製造に使用する水をもっと効率的な手段で精製することは依然として好ましい。
第一の態様において、本発明はフェノール物質を水から除去する方法である。この方法において、フェノール物質を含む水は、アミンカップリング触媒を含む水非混和性有機液体と接触させて少なくとも部分的にフェノール化合物を除去し、そして処理した水をスチームストッピングして残存有機液体及びアミンを除去する工程を含んでなる水からフェノール物質を除去する方法である。
この方法は界面重縮合製造プロセスの水性相において使用する水及び/又は界面ポリカーボネート製造プロセスの有機相から無機及び有機不純物(例えばビスフェノレート)を除去するのに使用する洗浄水の処理に有用である。これらの水混合物の一方又は両方はアミンカップリング触媒を含む水非混和性溶媒で洗浄した場合には、フェノール物質は溶媒洗浄液中に除去(抽出)される。
具体的には、界面ポリカーボネート製造プロセスに使用される水性相は、塩化ナトリウムや炭酸ナトリウムのような塩並びにフェノール物質(例えばビスフェノール、フェノール停止剤(phenolic terminator)、フェノール分岐剤(phenolic branching agent)、水溶性ポリカーボネートオリゴマー及び/又はポリカーボネート粒子)を一般に含み、そして非混和性の有機液体、反応媒体で飽和されている。有機液体、反応媒体の洗浄に使用した洗浄水はまたトレース量のフェノール物質、通常に塩の形で、例えばナトリウムビスフェノレート並びにカップリング触媒及び有機液体も含む。これらの水混合物の一方又は両方を、カップリング触媒を含む水非混和性溶媒で洗浄すると、フェノール物質は溶媒洗浄液中に除去(抽出)される。従って、本発明方法は反応混合物の水性相及び洗浄水に使用された両方の水を、同時に又は別々に、処理するのに使用することができる。
或いは、この方法を用いて、場合によっては分散したポリカーボネート粒子を含むフェノール物質を含む任意の水を処理することができる。
アミンカップリング触媒を含む水非混和性溶媒によって除去されるフェノール物質の量は、フェノール物質の濃度を、任意の水溶性ポリカーボネートオリゴマー又は分散ポリカーボネート粒子を含む他のフェノール化合物を除去するために更なる精製を必要としないようなレベルまで低下させるのに十分な量とすることができる。即ちスチームストリッピング後、精製した水はクロル−アルカリ(chlor−alkali)電解プロセスのブライン溜めに供給することができ、又は塩水環境中に排出することができる。フェノール成分、アミンカップリング触媒及び残存有機液体を含む水非混和性溶媒は界面ポリカーボネート反応混合物中に循環することができる。
本発明の方法は生物学的廃水設備又は活性炭もしくはイオン交換樹脂による吸着における精製のような処理を必要としない。更に、追加の又は別の物質を使用することができるが、本発明の方法は界面、ポリカーボネート製造に使用する物質のみを用いて操作することができる。更にもっと利益なことは、一度処理された水が他の化学プロセス、例えばクロル−アルカリ電解ユニットに使用することができ、また汽水もしくは塩水環境に供給できることである。更に、有機液体反応媒体、カップリング触媒及び抽出フェノール物質を、更に精製又は処理することなく、界面ポリカーボネート製造プロセスに(例えばカップリング工程に)、循環することができる。フェノール物質はカップリング反応において反応してポリマー鎖中に一体化させることができる。
第二の態様において、本発明は(1)ホスゲンとビスフェノールを、水性アルカリ相及び非混和性有機相を含み、ホスゲンが有機相に溶解し、ビスフェノールが塩として水性相に溶解している、2相反応混合物を用いて反応させてカーボネートオリゴマーを生成せしめ、
(2)次いでカップリング触媒の存在下にカーボネートオリゴマーを反応させてポリカーボネートを生成せしめ、
(3)ビスフェノールとホスゲン並びに有機液体とビスフェノール物質の反応の副生物として形成される塩を含む水性相と、カップリング触媒及びポリカーボネート生成物を含む有機相とを分離し、
(4)分離した有機相を酸性洗浄水溶液で処理してアミンカップリング触媒を除去し、次いで水性液体で処理して無機不純物を除去し、
(5)ポリカーボネート生成物を回収する
の各工程で界面重縮合反応によってポリカーボネートを製造する改良方法であって、その改良が
(a)工程(3)で得た分離水性相及び/又は工程(4)で得た洗浄水の一方又は両方をアミンカップリング触媒の有機溶液で処理してビスフェノール成分及び他のフェノール成分並びに水溶性ポリカーボネートオリゴマー及び分散ポリカーボネート粒子を抽出し、そして
(b)工程(a)で処理した水溶液をスチームストリッピングして有機液体及びアミンカップリング触媒を除去する
ことを含んでなる方法である。
場合によっては、工程(a)において使用する有機液体、カップリング触媒及びビスフェノール成分は反応(2)に循環することができる。
本発明はフェノール物質を含む水、特に界面ポリカーボネート製造プロセスの水性相に使用した水及び/又はこのプロセスに使用した有機相を処理するのに使用した洗浄水の処理方法である。
図1は、本発明の一つの態様を、フローチャートの形式で示す。図示の態様において、ホスゲン化反応は工程10で実施し、続いて工程20で重合させる。
ホスゲン化反応10において、水非混和性有機液体に溶解したホスゲンはビスフェノールのナトリウム塩(普通2ナトリウム、ビスフェノールAと呼ばれる)と反応させて反応性のクロロホルメート末端基を有するカーボネートオリゴマーを生成させる。有機液体は、典型的には、例えばジクロロメタンのような塩素化炭化水素であるが、エーテル類、エステル類又はケトン類のような他の有機液体を使用することもできる。ホスゲンは通常化学量論過剰量で使用し、典型的にはビスフェノールに対し10〜40%過剰で使用する。ホスゲン化の間、2相反応混合物の水は一般にはアルカリ性pH、好ましくはpH9〜14とし、そしてビスフェノール物質、一般にはビスフェノールAの塩のようなビスフェノレート塩、例えばナトリウムビスフェノレートを含む。このフェノレートは水溶液の合計重量基準で10〜25重量%の量で溶解させる。
水性相はまた典型的には一官能性フェノール化合物のナトリウム塩、例えばフェノール又は4−tert−ブチルフェノールのような鎖停止剤及び多官能性フェノール化合物のナトリウム塩のような分岐剤も含む。鎖停止剤及び分岐剤はカップリング触媒の前に又は同時に添加することができる。
ホスゲン化反応中、塩化ナトリウムや炭酸ナトリウムのような塩が形成され水性相中に溶解する。形成されたカーボネートオリゴマーは有機相に入る。
所望のホスゲン化に続いて、カップリング触媒、典型的には、トリエチルアミン、トリプロピルアミン又はトリブチルアミンのような第3級脂肪族アミンを反応混合物中に添加する。ジメチルピリジンのような環状第3級アミンもカップリング触媒として使用することができる。反応性カーボネートオリゴマーは重合工程20中にカップリング触媒の存在下に重合される。
図1を再度参照するに、所望のホスゲン化反応の完了に続いて、工程30において、水性相と有機相とを分離する。この2相を効率的に分離する技術は周知であり、そして本発明の実施に使用することができる。この分離に使用する具体的な条件及び技術は本発明の実施において臨界的ではなく、所望の任意のものを使用することができる。分離は通常、そして好ましくは、遠心分離を用いて実施する。
図1に示した態様において、分離した水性相31(本発明の説明のために、以下廃水と称する)は廃水抽出工程60に供給する。この廃水はホスゲン化反応中に生成した塩、典型的にはNaCl及びNa2CO3を含むが、トレース量の有機液体、反応媒体並びにビスフェノール及び/又は他のフェノール化合物も含む。
分離した水性相の基本的な物質及びそれらの量は反応に使用した原料物質及び反応条件に依存する。フェノール化合物又は成分は、典型的には、ビスフェノール並びにカルボネートオリゴマー及びポリマーである。他のフェノール化合物はフェノール、p−tert−ブチルフェノール、1,1,1−トリス(ヒドロキシフェニル)エタン並びに塩素化、臭素化もしくはメチル化ビスフェノールを含むことができる。分離水性相はまた有機反応液体で飽和されており、そして少量、例えば0.1重量%より少ない量のカップリング触媒も含む。更に、少量のフェノール停止剤(例えばフェノール)、コモノマー(使用した場合)、及び分岐剤も含むことがある。
分離した有機相は有機反応溶媒、ポリカーボネート生成物並びにカップリング触媒及びビスフェノレート塩、典型的にはナトリウムビスフェノレートを含む。カップリング触媒は一般に分離有機相全重量の0.05〜1重量%の量である。残存ビスフェノレート塩(例えばナトリウムビスフェノレート)の量は一般には0.1重量%より少ない。
分離有機相は工程40で洗浄する。有機相を洗浄する技術は当業界で周知の通りであり、本発明の実施に対して臨界性はなく、本発明の目的のためにそれらを参照する。典型的には、有機相は希酸(例えば0.5〜30重量%の塩酸又はリン酸溶液)で洗浄してアミンカップリング触媒を抽出し、純水により1〜5回洗浄する。これらの洗浄水は一連のロータリーミキサーのような、汎用の混合器−沈降器システム及び液−液遠心分離機又は遠心分離抽出器で一般に実施する。
図1に示した態様において、酸性洗浄水41及び水42は抽出工程60に送る。洗浄後の水洗浄42はフェノール化合物、カップリング触媒及び典型的には、トレース量の有機液体、水溶液ポリカーボネートオリゴマー及び分散ポリカーボネート粒子を含む。
洗浄に続いて、ポリカーボネートは回収工程50で、当業界で周知の技術、例えば脱蔵(devolatilization)(即ち溶媒のスチーム蒸発又は押出機における溶媒の蒸発)又はヘキサンのようなポリカーボネートの非溶媒による沈殿化又は類似の手段を用いて、有機相から単離する。工程50からの水51(通常有機液体反応媒体で飽和されている)は好ましくは本プロセスの別の場所、例えば洗浄部又は例示態様のようにスチームストリッパー100にフィードバックする。
図1に例示した本発明の態様において、廃水31並びに洗浄水41及び42は抽出工程60で同時に処理してフェノール物質を除去する。図1は洗浄水41及び42並びに廃水31の両方を同時に処理するように記載しているが、有利とはいえないが、洗浄水41及び42又は廃水相31のいずれかを処理し、他を処理しないことも可能であり、また洗浄水41及び42並びに廃水31を別々に処理することもできる。
抽出工程60において、前記洗浄水及び/又は廃水はホスゲン化ビスフェノールの重合のためのカップリング触媒の存在下に有機液体で処理される。
好都合には、更なる加工の容易さのために、図1に示すように、洗浄水及び/又は廃水の処理に使用した有機液体は脱蔵工程50において除去した有機反応相80において使用した有機液体である。同時に、カップリング触媒は、好ましくは、反応に使用したカップリング触媒と同じであり、図1に示したように、この触媒は酸性洗浄水41中にある。即ち、この例示態様では、カップリング触媒は抽出工程60に添加する必要がない。しかし、別の態様では、カップリング触媒又は追加量のカップリング触媒を、処理される水又は抽出に使用する有機液体に添加することが好ましいか、又は必要である。
抽出工程60において、フェノール物質及び任意の水溶性オリゴマー及び分散ポリカーボネート粒子はアミンカップリング触媒を含む有機液体で抽出することによって洗浄水及び廃水から除去する。有機液体、カップリング触媒及び抽出又は除去されたフェノール物質は反応混合物、例えば、図1に示すように、重合工程20に循環90する。有機液体及びトレース量のカップリング触媒を含む、処理された水はスチームストリッピング工程100に送る(101)。スチームストリッピング工程において、1種又は複数の有機液体及びカップリング触媒は処理洗浄水及び廃水101から除去し、図示の態様におけるように、工程51で水を除去する。
図1の態様に示したように、除去された有機液体及びカップリング触媒は循環で(102)、廃水抽出工程60に戻す。或いは、除去された有機液体及びカップリング触媒は、全部又は一部を、直接反応混合物、好ましくは重合反応20に、循環することができる。純水103はクロル−アルカリ電解工程のブライン溜めに供給することによって又は塩水環境に送ることによって処理することができる。
別の態様において、アミンカップリング触媒(塩酸塩の形)を含む酸性洗浄水41は他の廃水流とは混合されないが、苛性又は他の適当な塩基性物質で処理してそのpHを12又はそれ以上に調節してアミンを遊離させる。次にジクロロメタン又は他の適当な有機液体を前記アルカリ混合液に添加し、アミン型カップリング触媒を含む有機液体相の混合物を形成させる。次にこの混合物は抽出装置60に供給することができる。
図1の態様に示すように、本発明の方法によって、廃水31、洗浄水41及び42並びに水性有機液体は投棄のために効果的に処理することができ、本プロセスに使用される他の成分はリサイクルされる。
図1の態様に示す種々の工程に関して、ホスゲン化及び重合は当業界において周知の汎用技術によって実施することができる。例えば、プロセス条件及び原材料を含む、これらの技術は、Ullman’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,5th,Completely Revised Edition,Volume 21A:Plastics,Properties and Testing to Polyvinyl Compounds,210及び211ページに一般的に例示されている。界面ポリカーボネート製造、方法のオリゴメリゼーション及びポリメリゼーションに使用する具体的な条件及び技術は本発明の実施において、臨界的でなく、引用文献に例示された本質的に任意の界面ポリカーボネート重縮合技術を使用することができる。
ポリカーボネートの製造(ホスゲン化及び重合の両方)はバッチ方式又は連続様式で実施することができる。バッチ製造は撹拌タンクで実施するのに対して、一層好ましい連続技術は、典型的には、一連の撹拌タンク又は一つもしくはそれ以上の管状反応器を用いて実施する。一般に、ホスゲン化及び重合は同一の反応容器で、ホスゲン化又は重合反応の間に、如何なる中間精製又は他の工程を行なうことなく、実施する。
抽出工程60については、カップリング触媒を含む有機抽出液体及びフェノール成分を含む水性液体は、水性液体から有機液体へフェノール成分が抽出又は除去されるような条件で、接触させる。一般に抽出はpH2〜13で実施する。廃水又は洗浄水は、典型的には、そのようなpHを有するが、所望のpHを達成するために、塩基性又は酸基性物質を添加することができる。抽出は好ましくは6〜11のpHで実施する。抽出は廃水又は洗浄水の凍結温度より高く、沸点より低い温度で実施することができるが、10〜40℃の温度が一般には一層有用であり、環境温度(即ち20〜30℃)が好ましい。抽出は好ましくは環境圧力〜12バール以下の圧力で実施する。
抽出工程において述べたように、使用する有機抽出液体及びカップリング触媒は反応に使用する有機液体とカップリング触媒と同じであるのが好ましい。しかし本発明の抽出工程においては、他の有機液体、例えば少なくとも一部のアミンカップリング触媒を溶解し、フェノール成分、水溶性ポリカーボネートオリゴマー及び存在する分散ポリカーボネート粒子を(カップリング触媒と一緒になって)、抽出することができる任意の有機液体を用いることができる。好ましい有機洗浄液体は、ハロゲン化、最も好ましくは塩素化、炭化水素、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、ジクロロプロパン、テトラクロロメタンであり、ジクロロメタンが最も好ましい。有機洗浄液体と使用する、好ましいカップリング触媒は第3級脂肪族アミン、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミン又はトリブチルアミンであり、トリエチルアミンが最も好ましい。しかし、ジメチルピリジンのような環状第三アミンも使用できる。
抽出工程において最も有利に使用されるカップリング触媒の量は多くの因子、例えば具体的に使用する有機抽出液体及びカップリング触媒、処理された水溶液及び達成すべき所望の純度に依存する。一般的には、有機抽出液体は有機液体及びカップリング触媒の合計重量に基づいて、0.25〜25重量%、好ましくは2.5〜15重量%、最も好ましくは5〜10重量%のカップリング触媒を含む。
最も好ましくは、有機抽出液体はジクロロメタンであり、5〜10重量%のトリエチルアミンを含む。
抽出は抽出カラム又は遠心抽出器で実施することができる。抽出はPodbielniak遠心抽出器で実施するのが有利である。他の抽出の目的で汎用されている装置、例えば混合−沈降装置(撹拌機、ロータリーポンプ、シェア(剪断)バルブなどが混合のために備えられている)、及び重量沈降、凝集、ハイドロサイクロン又は液/液遠心分離器も使用することができる。抽出は液−液遠心分離で有利に実施される。抽出は単一工程又は多工程抽出で実施できる。一般的には、水性液体中のフェノール成分、水溶性オリゴマー及び分散ポリカーボネート粒子のレベル及び所望の純度(即ち処理された水の所望の純度)に依存し、水性液体が比較的大きい濃度のフェノール成分、水溶性オリゴマー、分散ポリカーボネート粒子を含む場合及び/又は高純度が要求される場合には、多段抽出が使用される。
抽出は一般に水性液体の流れが有機抽出溶液の流れと反対の向流様式で実施するが、クロスフローでも実施され、順流(cocurrent)抽出ですら可能である。向流抽出が好ましい。抽出は水性液体中のフェノール成分、水溶性オリゴマー、分散ポリカーボネート粒子のレベルが所望通り低下するまで継続する。一般には、抽出はフェノール成分、水溶性オリゴマー、分散ポリカーボネート粒子のレベルが100ppmより少なくなるまで、好ましくは10ppmより少なくなるまで、更に好ましくは1ppmより少なくなるまで、そして最も好ましくは0.05ppmより少なくなるまで継続する。
抽出工程後に、処理された水性液体は更に処理してカップリング触媒及び有機液体を除去する。これはスチームストリッピングを用いて好都合に実施できる。スチームストリッピングは当業界で周知の技術であり、それらを本発明の目的のために参照する。スチームストリッピングは残存有機液体及びカップリング触媒を水性液体から蒸気の形で除去する条件で実施する。典型的には、スチームストリッピング操作は水性液体を100〜200℃の温度のスチームに曝露することによって実施する。スチームストリッピング操作で蒸発した有機液体及びカップリング触媒は次に凝縮される。凝縮した物質は抽出工程60に、又は直接重合工程20に、有利に供給される。
スチームストリッピングに続いて水性相は投棄する。フェノール成分、水性相、分散ポリカーボネート粒子の濃度が十分小さい場合には、水性相は、更に処理することなく、海、汽水又はブライン溜めのような塩含有環境に放出することができる。或いは、この水性液体はクロル−アルカリ電解のような他の操作に使用することができる。
以下の実施例は本発明を例示するもので、その範囲を限定するものと解決してはならない。すべての「%」及び「部」は特にことわらない限り重量基準である。
例1
ジクロロメタンを有機溶媒として、そしてトリエチルアミンをカップリング触媒として用いて界面重縮合技術を用いてホスゲンとビスフェノールAとの反応によるポリカーボネートの製造に続いて、水性液体相を有機液体相から分離する。分析結果はpH10.6であり、含量は塩化ナトリウム5%、炭酸ナトリウム1%及びビスフェノールA88ppmである。この水性液体200mlにトリエチルアミン5重量%を含むジクロロメタン20mlを添加する。生成混合物は30分間攪拌し、その後、水性相と有機相を比重差で分離する。水性相中のビスフェノールAは48ppmに低下した。(水性相中のビスフェノールAの平衡濃度に対する有機相中のビスフェノールAの平衡濃度の比である分布係数は8.3であった。)
例2
1重量%の炭酸ナトリウムに代えて、1重量%の炭酸水素ナトリウムを含む以外は例1と同じ組成の水性液体を例1と同様に処理した。この水性液体のpHは8.16である。処理した水性相のビスフェノールAの濃度が9.6ppmに低下したことを認めた(分布係数81.4)。
例3
水性相が炭酸水素ナトリウムもナトリウムも含まなかった以外は例1及び例2に述べた方法を繰り返した。この水性液体のpHは7.8である。処理された水性相のビスフェノールAは36pmmに低下したことを認めた(分布係数は14.3である)。
例4
ジクロロメタンを有機溶媒として、そしてトリエチルアミンをカップリング触媒として用い、そして界面重縮合技術を用いて、ホスゲンとビスフェノールAとの反応によるポリカーボネートの製造に続いて、有機液体相から分離された水性相は、分析の結果、pHが10.8で、塩化ナトリウム5%、炭酸ナトリウム1.24%及びビスフェノールA94.9ppmである。この水性液体を9回抽出する(各回の抽出は例1に記載したのと同じ方法で実施し、ジクロロメタンとトリエチルアミンの新たな溶液を使用する)。各抽出工程後のビスフェノールAの濃度は以下の表に示す。
Figure 0004638415
例1〜4に示したように、フェノール化合物(この場合にはビスフェノールA)の濃度はカップリング触媒の有機溶液を用いた抽出によって効果的に減少する。
本発明方法の一態様のフローチャートを示す。

Claims (7)

  1. ポリカーボネートプロセスの有機相から分離された水から、水溶性ポリカーボネートオリゴマー及びポリカーボネート粒子を含むフェノール物質を除去する方法であって、前記フェノール物質を含む水を、アミンカップリング触媒を含む水非混和性、ハロゲン化有機液体と接触させてフェノール物質を除去し、そして処理した水をスチームストッピングして残存有機液体及びカップリング触媒を除去する工程を含んでなる、フェノール物質の除去方法。
  2. 前記フェノール物質がビスフェノール、一官能性フェノール停止剤及び/又は多官能性フェノール分岐剤であり、前記カップリング触媒が第三級脂肪族アミン又は環状アミンであり、そして前記有機液体が塩素化炭化水素を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記フェノールがビスフェノールA、p−ターシャリーブチルフェノール及び1,1,1−トリス(ヒドロキシフェノール)エタンであり、前記カップリング触媒がトリエチルアミンであり、そして前記有機液体がジクロロメタンである請求項1に記載の方法。
  4. 前記水含有フェノールを、前記カップリング触媒を含む水非混和性、ハロゲン化有機液体と向流抽出を用いて接触させる請求項1に記載の方法。
  5. (a)ホスゲンとビスフェノールを、水性アルカリ相及び非混和性、ハロゲン化有機相を含み、ホスゲンが有機相に溶解し、ビスフェノールが塩として水性相に溶解している、2相反応混合物を用いて反応させてカーボネートオリゴマーを生成せしめ、
    (b)次いでアミンカップリング触媒の存在下にカーボネートオリゴマーを反応させてポリカーボネートを生成せしめ、
    (c)ビスフェノールとホスゲン並びに有機液体と水溶性ポリカーボネートオリゴマー及びポリカーボネート粒子を含む、1種又はそれ以上のフェノール物質の反応の副生物として形成される塩を含む水性相と、アミンカップリング触媒及びポリカーボネート生成物を含む有機相とを分離し、
    (d)分離した有機相を酸性洗浄水溶液で処理してアミンカップリング触媒を除去し、次いで水性液体で処理して無機不純物を除去し、
    (e)ポリカーボネート生成物を回収する
    工程で界面重縮合反応によってポリカーボネートを製造する改良方法であって、改良が
    (i)工程(c)で得た分離水性相及び/又は工程(d)で得た洗浄水の一方又は両方を、アミンカップリング触媒の有機溶液で処理してビスフェノール成分を抽出し、そして
    (ii)工程(i)で処理した水溶液をスチームストリッピングして有機液体及びカップリング触媒を除去する
    ことを含んでなる方法。
  6. 有機液体、カップリング触媒及び/又はフェノール物質を重合反応カップリング工程(i)に循環する工程を更に含む請求項5に記載の方法。
  7. 1種又は複数のフェノール物質を含む水をアミンカップリング触媒の有機溶液で処理して1種又は複数のフェノール物質を抽出し、そして処理された水をスチームストリッピングして有機液体及びアミンカップリング触媒を除去する工程を含んでなる界面重縮合反応を用いてポリカーボネートを製造する間に得られる1種又はそれ以上のフェノール物質を含む水を処理する方法。
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