JP4636874B2 - テーブル付椅子 - Google Patents

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本発明は、例えば講堂、劇場等の椅子における背もたれの後面に、後席の人が筆記作業や資料の載置等を行うことができるテーブルを折り畳み収納可能に装着してなるテーブル付椅子に関する。
背もたれを支持する背枠の後面にテーブルを折り畳み収納可能に設けているテーブル付椅子は、例えば特許文献1等に記載され、公知となっている。特許文献1に記載されているテーブル付椅子は、椅子の背枠の後面に取り付けられたテーブル収納部と、該テーブル収納部内に引き出し可能に収納されたテーブルとを備えている。テーブルを一度上方まで移動させた後、水平使用位置まで後方へ回転させて使用し、使用後は、反対の動作をたどって再びテーブル収納部内に収納して折り畳む構造になっている。
特開2001−245750号公報
特許文献1に記載されているものでは、テーブルを使用するとき、テーブル収納部内に収納されているテーブルを、背枠の後面に沿って一度真っ直ぐ上方へ向かって、ヘッドレストの上端を超える位置まで大きく引き出し、その後、水平使用位置まで後方へ回転させて使用するものである。
テーブルの回転時、テーブルがある程度後方に倒れるまでの間の動きの速度は、テーブルを昇降させる金具に取り付けられているばねが規制するようになっている。しかし、テーブルが完全な水平使用位置になるまでの間の動きには規制が加わっていない。そのため、テーブルが使用者の手に近づくに従って急に倒れ、手に当たったりする危険性が増すという問題がある。また、着座者に大きな振動を感じさせて、不快を与えることもある。
本発明は、上述のような従来の課題を解決するためになされたものであって、テーブルがある程度後側に回転して傾いた段階から完全な水平使用位置に配置されるまでの間、テーブルの回転に適度の抵抗力を付与して、テーブルを安全に後方へ回転させることができるようにしたテーブル付椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)子の背もたれの後面に取り付けられるとともに、箱状をなし、その箱状の上面を形成する上面板に開口部を設けたテーブル収納部と、このテーブル収納部内に収納されるとともに、前記開口部を通して引き出し、水平使用位置まで後側へ回転させて使用されるテーブルと、前記テーブルに回動抵抗を付与する板状の弾性材からなる弾性プレートとを設けたテーブル装置を備え、前記弾性プレートを、前記テーブルが前記水平使用位置に向かって一定角度回転して傾いてから、その下端部が前記テーブル側と当接して、前記水平使用位置に達するまでに、漸次大となる回動抵抗を前記テーブルに付与するように弾性変形させられるようにしたことを特徴とするテーブル付椅子。
(2)上記(1)項において、弾性プレートを、テーブルを水平使用位置まで倒した際に、開口部内における前記テーブルとテーブル収納部の上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材に取り付ける。
(3)上記(1)または(2)項において、弾性プレートを、テーブル当接した状態から水平使用位置に近づくに従って徐々に弾性屈曲するようにして設ける。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によれば、弾性プレートを、テーブルが水平使用位置に向かって一定角度回転して傾いてから、その下端部がテーブル側と当接して、水平使用位置に達するまでに、漸次大となる回動抵抗を、テーブルに付与するように弾性変形させられるようにしたので、テーブルを引き出し、さらに水平使用位置まで回転させると、その回転途中において、該テーブルに対し、弾性プレートが回動抵抗を付与して、回転速度を規制するので、急に倒れて手に当たったりする危険性が無くなる。また、テーブルが水平使用位置に達したときの衝撃が緩和されるので、着座者に対して大きな振動を感じさせて不快感を与えるのを防止することができる。
さらに、弾性プレートを、板状の弾性材としたので、部品を安価に入手でき、全体のコストを下げることができる。また、弾性プレートがテーブルとテーブル収納部の上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材に取り付けられているので、開口部を通して外部からも見えにくくなり、美観が損なわれない。
(b)請求項2記載の発明によれば、弾性材を取り付けた板材を、開口部内におけるテーブルとテーブル収納部の上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材を用いるので、弾性材の大部分は開口部を通して外部から見えにくくなり、美観が損なわれない。
(c)請求項3記載の発明によれば、弾性プレート、テーブルと当接した状態から水平使用位置に近づくに従って徐々に弾性屈曲するようにしたので、その弾性復元力が漸次大となり、テーブルは使用者の手に近づくに従って急に倒れる危険性が少なくなり、手に当たる等の事故が防止し易くなる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したテーブル付椅子を示すもので、図1はその側面図、図2は要部分解斜視図である。
図1及び図2において、椅子(1)は、脚本体(2)と、該脚本体(2)に取り付けられたシート(3)及び背枠(4)と、該背枠(4)の前面に設けられた背もたれ(5)と、脚本体(2)に取り付けられた肘カバー(6)と、背枠(4)の後面に取り付けられたテーブル装置(7)等により構成されている。
また、背枠(4)の下部前面には、背枠(4)とシート(3)の後部との間に位置して、配線ダクト(8)が配設されている。その配線ダクト(8)は、内部が空洞であり、テーブル装置(7)の内部を通って下方に導かれて来る配線コード(9)が通され、この通された配線コード(9)を所定の位置へ向かってガイドするようになっている。
図3〜図5は、テーブル装置(7)を示すもので、図3はその上面図、図4はその背面図、図5は、図4のV−V線に沿う縦断側面図である。テーブル装置(7)を図3〜図5を加えてさらに説明すると、テーブル装置(7)は、箱状に形成されているテーブル収納部としてのテーブル収納箱(10)と、該テーブル収納箱(10)内に引き出し可能に配置されたテーブル(11)とを備えている。
テーブル収納箱(10)は、前側半体(10A)と、該前側半体(10A)の後部を塞いで取り付けられる後側半体(10B)とからなっている。
前側半体(10A)は、前面板(13a)と、該前面板(13a)の左右両端から後方に向かってほぼ直角に折り曲げられた左右1対の側面板(13b)(13b)とを一体に設けて、平面ほぼ後向きコ字状に形成されている。そして、前側半体(10A)は、左右1対の側面板(13b)(13b)が、それぞれ椅子(1)の上下方向を向くようにして背枠(4)の後面に前面板(13a)を当接させて配置し、図4に示ように、前面板(13a)を取付ねじ(12)をもって背枠(4)に固定して、取り付けられている。
また、前側半体(10A)の後上部には、図2に示しているように、両端が左右の側面板(13b)(13b)にそれぞれ固定され、断面ほぼ倒立L字状をなし、テーブル引き出し時にテーブル(11)の下面を受ける下側位置決め部材(14)が取り付けられている。
後側半体(10B)は、前側半体(10A)の側開放部分を閉じる後面板(15a)と、該後面板(15a)の左右両端から前方に向かってほぼ直角に折り曲げられ、かつ、椅子(1)の上下方向へ平行に延びる左右1対の側面板(15b)(15b)を一体に有し、平面視ほぼ前向きコ字状に形成されている。
また、後側半体(10B)の前上部には、図2に示しているように、両端を左右の側面板(15b)(15b)にそれぞれ固定してなる上面板(16)が取り付けられ、上面板(16)の後部から後面板(15a)の上部にかけて、テーブル(11)を出し入れするための開口部(17)が形成されている。さらに、上面板(16)の一端側には、コンセント取付孔(18)が設けられている。
後側半体(10B)は、前側半体(10A)に、この前側半体(10A)の上面を上面板(16)が覆うとともに、前側半体(10A)の後面を後面板(15a)が覆い、かつ、前側半体(10A)の左右の側面板(13b)(13b)の外側に左右の側面板(15b)(15b)がそれぞれ重なるようにして取り付けられ、前側半体(10B)と共に箱状のテーブル収納箱(10)が形成されている。
このテーブル収納箱(10)は、図1及び図5に示すように、後面板(15a)が前面板(13a)に対して、上部が後方へ傾斜した状態に作られていて、前後方向の厚み寸法が、下方に向かうに従って漸次縮小する形をなし、テーブル収納箱(10)が背枠(4)から後方に突出する量を、下方へ進むに従って漸次縮小するようにして形成されている。
テーブル収納箱(10)を、このような形状としたので、後席の着座者の足元とテーブル収納箱との間のスペースを大とすることができ、後席の着座者の足元にゆとりができる。なお、図1中に点鎖線で描くテーブル収納箱は、従来の構造の外形であり、実線で描くテーブル収納箱(10)は本発明を適用した場合のテーブル収納箱の外形である。図1から明らかなように、本実施の形態の椅子(1)の方が、従来構造に比べて足元において寸法Sだけ突出量が少なく、着座者の足元にゆとりができているのがわかる。
テーブル収納箱(10)内において、前面板(13a)の内面には、この前面板(13a)の左右方向のほぼ中央に位置して、左右1対のレール(19)(19)が、椅子(1)の上下方向に延ばされた状態にして、平行に配置されている。各レール(19)(19)は、図2に示すように、レール溝の開口を互いに内側へ向けた状態にして、断面逆L字状にして設けられている。
左右のレール(19)(19)間の上部には、テーブル引き出し時用の上側位置決め部材(20)が、椅子(1)の左右方向に延ばされた状態にして設けられ、左右のレール(19)(19)間の下部には、テーブル収納時にテーブル(11)を下側より受けるテーブル収納時用位置決め部材(21)が椅子(1)の左右方向に延ばされた状態にして設けられている。
同じく、テーブル収納箱(10)内において、後側半体(10B)の上部には、板状の目隠し部材(22)が取り付けられている。目隠し部材(22)は、図6に示すように、細長い1枚のプレートとして作られており、両端には取付孔(23)(23)が設けられている。目隠し部材(22)には、該目隠し部材(22)から下側に向かって突設した状態にして、1対の弾性プレート(24)(24)が左右に分かれて取り付けられている。
弾性プレート(24)(24)は、例えばゴム、プラスチック等、弾性変形可能な板材(弾性部材)により形成されており、後述するように、緩衝部材として作用する。
このように構成された目隠し部材(22)は、弾性プレート(24)(24)を前面板(13a)側に位置させた状態で、かつ、前側半体(10A)の左右両側に取り付けられている取付ブラケット(25)(25)に取付ねじ(27)をもって固定され、前側半体(10A)の上部に上面板(16)の下面より垂下するようにして取り付けられている。
テーブル(11)は、その上端縁側に、開口部(17)の蓋を兼ねる板状の把手プレート(28)が設けられている。また、テーブル(11)の下端側は、テーブル収納箱(10)内に開口部(17)から差し込まれていて、該開口部(17)を通してテーブル収納箱(10)内に出し入れ可能に配置される。
テーブル収納箱(10)内に収納されているときのテーブル(11)の前面(上面)の下部中央には、突片(29)が前方に突出した状態にして、取付ねじ(30)をもって固定されて設けられている。突片(29)には、スライド軸(31)が左ねじに挿通して設けられている。スライド軸(31)の両端は、レール(19)(19)に摺動並びに回動可能に係合されている。ここでのスライド軸(31)及びレール(19)(19)は、案内手段(32)を構成しているもので、この案内手段(32)は、テーブル(11)の下端側の摺動並びに回動を、レール(19)(19)とスライド軸(31)との係合によって案内する。
なお、後側半体(10B)は、テーブル(11)を開口部(17)から挿入させ、かつ、スライド軸(31)をレール(19)(19)に摺動並びに回動可能に係合させた状態で、前側半体(10A)に組み付け固定される。また、その組み付け時、後側半体(10B)のコンセント取付孔(18)に、コンセント(33)が取り付けられる。
コンセント(33)には、配線コード(9)が取り付けられている。配線コード(9)は、前側半体(10A)の前面板(13a)の後面に沿って、かつ片側のレール(19)の外側に沿って上下方向に延ばされた状態にして配線されている。配線コード(9)は、前側半体(10A)の下側で、かつ、前側半体(10A)に組み付けられた後側半体(10B)のコンセント取付孔(18)のほぼ真下に位置して、背枠(4)に設けられている切欠部(34)を通して、配線ダクト(8)内に導かれ、電源と電気結線される。
図7は、テーブル(11)の動作状態を示す図、図8〜図11は、弾性プレート(24)を設けた目隠し部材(22)の動作を示す図である。図7〜図11を用いて、テーブル(11)の作用を次に説明する。
テーブル(11)が使用されないとき、テーブル(11)は、テーブル収納箱(10)内に収納され、突片(29)の下端がテーブル収納時用位置決め部材(21)に当接して受けられている。テーブル(11)の把手プレート(28)は、上面板(16)と同一面となり、開口部(17)の上面を把手プレート(28)で閉じた状態になっている。図5及び図8は、この状態を示している。また、図1及び図7の点鎖線も、この格納状態を示している。このテーブル収納箱(10)内に収納されているテーブル(11)は、後側半体(10B)の後面板(15a)とほぼ平行に配置されている。
次に、テーブル(11)を使用する場合、把手プレート(28)に指を掛けてテーブル(11)を持ち上げると、レール(19)(19)とスライド軸(31)との係合、すなわち案内手段(32)の案内により、このテーブル(11)を斜め後上方に持ち上げることができる。持ち上げに伴って、テーブル(11)の先端側(把手プレート(28)側)を後側へ漸次回転させると、図1図7及び図11に実線で示している水平使用位置まで倒すことができる。
この水平使用位置では、突片(29)の上部が上側位置決め部材(20)に当接し、テーブル(11)の下面が下側位置決め部材(14)に当接し、テーブル(11)の上下面が両部材(14)(20)で受けられ、これによってテーブル(11)の水平状態が保たれ、テーブルとして使用可能になる。
テーブル(11)が格納位置から水平使用位置(使用可能位置)に回転移動されるとき、その移動途中において、テーブル(11)の前端部上面は、図9及び図10に示すように、目隠し部材(22)から垂れ下がるようにして取り付けられている緩衝部材としての弾性プレート(24)の下端と当接する。
さらに回転させられると、この弾性プレート(24)を徐々に弾性変形(屈曲)させながら回転する。従って、弾性プレート(24)を弾性変形させるときの反力が、テーブル(11)の回動抵抗として作用し、テーブル(11)の回転速度を低下させるように作用するので、テーブル(11)は水平使用位置まで緩やかに回転し、水平使用位置に達して、突片(29)が上側位置を決め部材(20)に当接したときは、そのときの当接時の衝撃を和らげる。
テーブル(11)が水平使用位置に達したときには、図11に示すように、上面板(16)の下面より垂設された状態にして取り付けられている目隠し部材(22)によって、テーブル(11)と上面板(16)との間の隙間が閉じられ、内部の機構が外部に露呈しないように隠される。
このようにして、水平使用位置まで引き出されたテーブル(11)は、その上に物を置くテーブルとして使用することができる。必要に応じ、コンセント(33)に電子機器等のプラグを接続すると、電源として使用することができる。
テーブル(11)の使用が済み、格納する場合は、テーブル(11)の把手プレート(28)を手で持ち上げ、引き出し時とは逆の操作を行うと、テーブル(11)は、後面板(15a)と平行にスライドされながら、テーブル収納箱(10)内に格納されて行き、再び格納することができる。
このように構成されたテーブル付椅子(1)によると、次の(i)〜(iii)のような効果が期待できる。
(i)テーブル(11)を引き出し、さらに水平使用位置まで回転させると、その回転途中において、緩衝部材としての弾性プレート(24)が、テーブル(11)側の突片(29)と当接し、弾性プレート(24)が弾性変形し、その反力がテーブル(11)に回動抵抗として付与され、テーブル(11)の回転を規制するので、テーブル(11)が水平使用位置に向かって急に倒れて、手に当たったりする危険性が無くなる。また、衝撃力が小さいので、着座者に対して大きな振動を感じさせて不快感を与えるのを防止することができる。
(ii)弾性プレート(24)を板状の弾性材としたので、部品を安価に入手でき、全体のコストを下げることができる。また、弾性プレート(24)を取り付けた目隠し部材(22)を、開口部(17)内におけるテーブル(11)とテーブル収納箱(10)の上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材(22)としたので、弾性プレート(24)及び内部は開口部(17)を通して外部から見えにくくなり、美観が損なわれない。
(iii)弾性材である弾性プレート(24)を、テーブル(11)と当接した状態から水平使用位置に近づくに従って徐々に弾性屈曲するようにしたので、その弾性復元力が漸次大となり、テーブル(11)は使用者の手に近づくに従って、急に倒れる危険性が少なくなり、手に当たる等の事故が防止し易くなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記各実施形態に種々の変形や変更を施すことも可能である。
本発明の一実施の形態であるテーブル付椅子の側面図である。 同上テーブル付椅子の要部分解斜視図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブル装置の上面図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブル装置の背面図である。 図4のV−V線に沿う縦断側面図である。 同上テーブル装置における弾性プレートを取り付けた目隠し部材の斜視図である。 同上テーブル付椅子におけるテーブルの動作図である。 テーブル格納時の状態を説明する図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。 弾性プレートを設けた目隠し部材の動作説明図である。
(1)椅子
(2)脚本体
(3)シート
(4)背枠
(5)背もたれ
(6)肘カバー
(7)テーブル装置
(8)配線ダクト
(9)配線コード
(10)テーブル収納箱(テーブル収納部)
(10A)前側半体
(10B)後側半体
(11)テーブル
(12)取付ねじ
(13a)前面板
(13b)側面板
(14)下側位置決め部材
(15a)後面板
(15b)側面板
(16)上面板
(17)開口部
(18)コンセント取付孔
(19)レール
(20)上側位置決め部材
(21)テーブル収納時用位置決め部材
(22)目隠し部材
(23)取付孔
(24)弾性プレート(緩衝部材、弾性材)
(25)取付ブラケット
(26)取付孔
(27)取付ねじ
(28)把手プレート
(29)突片
(30)取付ねじ
(31)スライド軸
(32)案内手段
(33)コンセント
(34)切欠部

Claims (3)

  1. 子の背もたれの後面に取り付けられるとともに、箱状をなし、その箱状の上面を形成する上面板に開口部を設けたテーブル収納部と、このテーブル収納部内に収納されるとともに、前記開口部を通して引き出し、水平使用位置まで後側へ回転させて使用されるテーブルと、前記テーブルに回動抵抗を付与する板状の弾性材からなる弾性プレートとを設けたテーブル装置を備え、前記弾性プレートを、前記テーブルが前記水平使用位置に向かって一定角度回転して傾いてから、その下端部が前記テーブル側と当接して、前記水平使用位置に達するまでに、漸次大となる回動抵抗を前記テーブルに付与するように弾性変形させられるようにしたことを特徴とするテーブル付椅子。
  2. 弾性プレートを、テーブルを水平使用位置まで倒した際に、開口部内における前記テーブルとテーブル収納部の上面板の下面との間の隙間を閉じる目隠し部材に取り付けた請求項1記載のテーブル付椅子。
  3. 弾性プレートを、テーブル当接した状態から水平使用位置に近づくに従って徐々に弾性屈曲するようにして設けた請求項1または2記載のテーブル付椅子。
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