JP4636579B2 - 筆記具のクリップ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、キャップや軸筒の後端または側面に取り付けられる構造の樹脂成形品からなる筆記具のクリップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形等からなる樹脂成形品の筆記具のキャップや軸筒に一体に設けられたクリップ、あるいはキャップや軸筒に設けられた取付け部に嵌着されて外部に露出しない嵌合突部を有したクリップは、成形性や成形上の外観欠点がカバーできる状態でゲート口をクリップ以外の位置や前記嵌合突部に設けることが可能である。また上記以外のクリップ5に於いては、成形金型の加工上の容易性やゲート残りなどによる外観欠点が目立たない箇所、成形後のゲートカットの作業性が手軽なことからクリップ5の前端部にゲート口7が設けられている。
(図4乃至図6に示す。)
【0003】
しかしながら、クリップの前端部にゲート口が設けられた場合、射出された溶融樹脂がゲート口7から金型のキャビティの後方に向かってストレートに流れる為にその流れ模様の痕跡が現れるジェッティング8やあるいは気泡を巻き込む原因となって、成形品の外観を著しく損なうものであった。またクリップ5が透明や着色透明の場合には一層問題が顕著であった。また更に、クリップ5の表面には印刷を施す場合も多く、成形品に上記のような問題があるとその影響で印刷不良を引き起こす原因ともなっている。
その為、成形品の外観不良を抑える為に樹脂材料のグレードを厳選したり、成形条件を厳しくコントロールすることが必要となっており、歩留まりの悪さや成形の作業性が悪いことからコスト高となる問題がある。
【0004】
また上記のジェッティングの問題を回避する方策として、図7乃至図8に示されるようにクリップ9に肉盗み状の凹部11を設けることによって、金型ではキャビティ部に凸部が形成されることとなり、その壁で溶融樹脂の流れを変化させてジェッティング12の痕跡を抑える工夫もとられているが十分な解決には至っていない。またクリップ9を透明や着色透明とした場合には、凹部の稜線11aがクリップ9の表面から透視可能となる為に、デザインによっては外観を損なう新たな問題がある。
また図10及び図11に示すように、ゲートカットした後に鋭利な先端となったゲート残り13が生じる場合があり、従来例のゲート口位置では指や衣服が直接触れる可能性が高いので安全性を十分に配慮する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、キャップや軸筒の後端または側面に取り付けられる筆記具の樹脂成形品クリップに於いて、ジェッティング等の原因よって起こる成形品の外観不良を無くし、従来の樹脂材料のグレードを厳選したり、成形条件を厳しくコントロールすることによって、歩留まりの悪さや成形の作業性の悪さからコスト高となる問題を解消する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成する為に以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明に係る筆記具のクリップは、キャップや軸筒の後端または側面に取り付けられる樹脂成形品からなる筆記具のクリップであって、
樹脂が充填されるゲート口がクリップの玉部の側面に設けられてなることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明に係る筆記具のクリップは、請求項1に記載の筆記具のクリップに於いて、クリップが透明または着色透明であることを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の実施例について説明する。先ず、図1乃至図3は本発明の一実施例を示している。クリップ1は、射出成形よりなる樹脂製クリップであり、前端の下部に玉部2が形成され、後端には取付け部3が形成されている。この取付け部3は筆記具のキャップや軸筒の側面に設けられた取付け部に係合して、クリップ1をキャップや軸筒に固着するように構成されており、その形状や構造はクリップの取付け構造で公知となっているものと同様のものである。
【0009】
また本発明の主たる対象であるクリップは、取付け部の外形がキャップや軸筒に対し露出した状態に有るものであるが、キャップや軸筒に設けられた取付け部に嵌着されて外部に露出しない嵌合突部を有したクリップにおいても適用が可能となるものである。
【0010】
図に示すように、実施例のクリップ1は、その玉部2の側面にサブマリン式のゲート口4が設けられており、ゲート口4から射出された溶融樹脂は玉部を形成する部位の金型のキャビティの壁にぶつかり、玉部2のゲート口周辺にはフローマークが生じるが、表面側には安定した状態で樹脂が充填され、従来例のクリップのようなジェッティングや気泡の巻き込みなどによる外観不良を抑えることが可能となる。
【0011】
なお玉部2のゲート口周辺に生じたフローマークは、クリップの表面側(上面側)からは見えず、また玉部の側面に生じたフローマークは陰となって目立たず、クリップが透明または着色透明の場合にはほとんどわからない。
またサブマリン式のゲート口4を採用することによって、ゲートが金型内で自動切断されるので、ゲートカットの後加工は必要がなく、且つゲート残りがあったとしても指や衣服が直接触れる可能性がほとんど無い場所なので安全性についても満足されるものである。
【0012】
【作用】
以上のように、本発明のクリップ1は、その玉部2の側面にサブマリン式のゲート口4を設けることによって、ゲート口4から射出された溶融樹脂は玉部を形成する部位の金型のキャビティの壁にぶつかり、玉部2のゲート口周辺にはフローマークが生じるが、表面側には安定した状態で樹脂が充填されるのでクリップ1の表面にジェッティングや気泡の巻き込みなどによる外観不良の発生を抑えることが可能となる。
【0013】
【発明の効果】
本発明の筆記具のクリップは、クリップの表面側に安定した状態で樹脂が充填されるのでジェッティングや気泡の巻き込みなどによる外観不良の発生を抑えることが可能となり、またゲートが金型内で自動切断されるので、ゲートカットの後加工は必要がない。従って、従来のような歩留まりの悪さや成形の作業性の悪さが無くなりコスト高となる問題が解消する。またゲート残りがあったとしても指や衣服が直接触れる可能性がほとんど無い場所なので安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリップの側面図である。
【図2】本発明のクリップの正面図(上面側)である。
【図3】図1のA−A断面図で、ゲート部の構成を示している。
【図4】従来例のクリップの側面図で、ゲート部の構成も示している。
【図5】従来例のクリップの正面図で、ゲート部の構成も示している。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】別の従来例のクリップの側面図で、ゲート部の構成も示している。
【図8】別の従来例のクリップの正面図で、ゲート部の構成も示している。
【図9】図7のC−C断面図である。
【図10】従来例のクリップの要部側面図でゲートカット後の状態を示している。
【図11】従来例のクリップの要部正面図でゲートカット後の状態を示している。
【符号の説明】
1 クリップ
2 玉部
3 取付け部
4 ゲート口
5 クリップ
6 玉部
7 ゲート口
8 ジェッティング
9 クリップ
10 玉部
11 凹部
11a 凹部の稜線
12 ジェッティング
13 ゲート残り

Claims (2)

  1. キャップや軸筒の後端または側面に取り付けられる筆記具のクリップに於いて、
    当該クリップは樹脂成形品であり、樹脂が充填されるゲート口がクリップの玉部の側面に設けられてなることを特徴とする筆記具のクリップ。
  2. クリップが透明または着色透明である請求項1に記載の筆記具のクリップ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6329586Y2 (ja) * 1981-01-12 1988-08-09
JP3175932B2 (ja) * 1999-10-28 2001-06-11 ゼブラ株式会社 筆記具のクリップ

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JPS6329586Y2 (ja) * 1981-01-12 1988-08-09
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