JP4636456B2 - 無線装置 - Google Patents

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Description

本発明は無線装置に関し、特に2筐体が開閉可能に連結されて構成された無線装置に関する。
無線通信は近年きわめて幅広い分野で応用されており、例えば携帯電話機に代表される無線装置の数量、用途は拡大の一途をたどっている。特に注目すべき最近の動向は、従来からの音声及びデータ通信に加え、地上波ディジタルテレビ放送の受信や近距離無線リンクへの対応等に見られる無線装置の多用途化である。その結果、無線装置の一層の広帯域化が求められており、この傾向はUWB(Ultra−Wide Band)技術の開発に伴ってますます強まるものと予想される。
無線装置の広帯域化を実現するためには、無線装置の構成要素ごとの広帯域化が求められるが、中でもアンテナの広帯域化は喫緊の課題である。従来の携帯電話機に用いられているような狭帯域型のアンテナをそのまま使用する場合、用途ごとにそれぞれアンテナを設ける必要があり、回路構成の複雑化と装置の大型化を招く。また、携帯電話機で一般的なホイップアンテナは筐体の外部に突き出た構造をとるため、無線装置の小型化、薄型化、取り扱いの容易さ等の向上を妨げている。
これに対して、無線装置の筐体に内蔵する板状導体(内蔵基板のパターン等)をアンテナ素子として用いる従来技術が知られている(例えば、特許文献1又は非特許文献1参照。)。これらの文献に開示された従来技術は、いわゆる折りたたみ型携帯電話機の上側筐体に内蔵された上部アンテナ素子と下側筐体に内蔵された下部アンテナ素子とが対をなしてダイポールアンテナとして動作するように構成され、素子の形状と素子間接続のバリエーションにより、さまざまな使用の局面における放射指向性を制御するというものである。
しかし、上記の従来技術によっても、上側筐体内部では上部アンテナ素子と地板(例えば内蔵基板の接地パターン)の層を重ねて設ける必要があることから、薄型化が制限されるという問題があった。またダイポールアンテナとして平衡給電する必要があり、一般に不平衡出力を有する無線部との間の給電系が複雑になるという問題があった。
特開2004−56426号公報 (第2、4乃至6ページ、図1) 西木戸、斎藤、春木、小柳、江川「携帯無線機用平行2素子分配給電アンテナ」、2003年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会予稿B−1−190
上述したように、従来の内蔵アンテナを使用する無線装置では、装置の薄型化や給電系のシンプル化が制限されるという問題があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、広帯域化に適した内蔵アンテナを用い筐体の薄型化を実現することのできる無線装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の無線装置は、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体を開閉可能に連結する連結部と、信号線及びリターン線からなり、終端を使用される帯域に属する無線周波数の信号の前記連結部に設けられた給電点とする給電線路と、第1の接地パターンを有して前記第1の筐体に内蔵されると共に前記第1の接地パターンは前記給電点の信号線側に接続された第1の接続点を有し、かつ、前記給電点の信号線側と前記第1の接続点とは、前記給電点の信号線側に接続されると共に剛性を有して前記第1の筐体及び前記第2の筐体の開閉に伴う形状変化が抑制された第1の導体と前記第1の接続点に接続された可とう性を有する第2の導体とが接続されることにより接続されてなる第1の基板と、第2の接地パターンを有して前記第2の筐体に内蔵されると共に前記第2の接地パターンは前記給電点のリターン線側に接続された第2の接続点を有し、かつ、前記給電点のリターン線側と前記第2の接続点とは、前記給電点のリターン線側に接続されると共に剛性を有して前記第1の筐体及び前記第2の筐体の開閉に伴う形状変化が抑制された第3の導体と前記第2の接続点に接続された可とう性を有する第4の導体とが接続されることにより接続されてなる第2の基板と、前記第2の基板に実装され、前記給電線路の始端が接続された無線部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、筐体に内蔵された基板の接地パターンをアンテナ素子に用いて、各基板の接続点から端部までの電流経路を複数に分けると共に不平衡給電するので、シンプルな給電系を用い広帯域化と薄型化を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の実施例1を説明する。図1は、本発明の実施例1に係る無線装置の主な構成を表す図である。図中の1は、当該無線装置である。
無線装置1は、A筐体11及びB筐体12が連結部13を介して開閉可能に連結されて構成されている。A筐体11はA基板14を内蔵し、A基板14にはA接地パターン15が設けられている。B筐体12はB基板16を内蔵し、B基板16にはB接地パターン17が設けられている。図1においては、A筐体11とB筐体12が連結部13の長手方向に平行な1の回動軸の周りに相互に回動することにより開閉可能としているが、さらに他の1以上の回動軸を有しA筐体11及びB筐体12の相対する面を入れ換えて閉じられるようにする場合もある。
ここで、A接地パターン15は例えば多層基板として構成されたA基板14の接地層を用いて形成されるが、多層又は単層基板の部品実装面又は信号線配線面に設けてもよい。B接地パターン17についても、同様である。図1は、A筐体11及びB筐体12の内部が透けて見え、またA基板14内部のA接地パターン15及びB基板16内部のB接地パターン17が透けて見えるように描かれている。
B基板16には無線部18が実装される。無線部18は、無線装置1が使用される周波数帯域において動作する送信部若しくは受信部又はその両方から構成される。これらはそれぞれ単数又は複数の素子からなるが、図1においては説明の便宜上1の無線部18として包括的に表している。無線部18のリターン回路はB接地パターン17に接続される。なお、以下では無線部18が送信部であると仮定して説明を行うが、無線部18が受信部であっても、一般的な原理であるアンテナの可逆性に照らし、電流の向きが逆になる点を除いて同じ説明が成り立つ。
無線部18には給電線路19の始端が接続される。給電線路19は信号線及びリターン線からなり、例えば同軸ケーブル又はB基板16上のマイクロストリップ線路と同軸ケーブルの縦続接続によって構成される。
A接地パターン15の連結部13に近い側にA接続点20が設けられる。また、B接地パターン17の連結部13に近い側にB接続点21が設けられる。給電線路19の終端は連結部13に設けられた給電点22であり、給電点22の信号線側は可とう性を有する導体23によりA接続点20に、給電点22のリターン線側は可とう性を有する導体24によりB接続点21にそれぞれ接続される。これらの接続については、図2及び図3を参照して説明する。図2は、実施例1に係る無線装置の給電系の接続の一例を表す図である。また図3は、アンテナ電流経路の分布を給電点22を含めて模式的に表す図である。
図1を参照して説明したように、B基板16(図2には示していない。)上に実装された無線部18から接続された給電線路19の終点は、連結部13に設けられた給電点22である。給電点22の信号線側は、可とう性を有する導体23によってA接地パターン15に設けられたA接続点20に接続される。給電点22のリターン線側は、可とう性を有する導体24によってB接地パターン17に設けられたB接続点21に接続される。なお、連結部13が2以上の回動軸を有しても、このように接続することができる。また、A基板14とB基板16との間の接続に用いられることの多いフレキシブル基板等は、実施例1には必須ではないので図示していない。
その結果、A接地パターン15は給電点22の信号線側によって励振されるアンテナとして動作し、A接続点20からA接地パターン15の反対側の端部に向かうアンテナ電流の経路は、例えば図3の右側に示すように複数に分かれて分布する。また、B接地パターン17は同じアンテナの地板として動作し、A接地パターン15におけるのと逆向きのリターン電流の経路が、例えば図3の左側に示すように複数に分かれて分布する。A接地パターン15及びB接地パターン17によって構成されるアンテナは、これらのアンテナ電流及びリターン電流の複数の経路長により定まる複数の周波数で共振する。当該アンテナは、多共振化の結果として広帯域化することができる。
次に、実施例1に係る無線装置の給電系接続の他の例について、図4及び図5を参照して説明する。図4は当該接続の例を表す図であり、図5はその応用を模式的に表す図である。図4は、図2の可とう性を有する導体23及び24の構成を変えたものであり、その他の図2と同じ構成については説明を省略する。
図4においては、給電点22の信号線側は導体の剛性を有する部分23aに接続され、さらに導体の可とう性を有する部分23bによって接続点20に接続される。また、給電点22のリターン線側は、導体の剛性を有する部分24aに接続され、さらに導体の可とう性を有する部分24bによって接続点21に接続される。このように給電点22の前後の接続に剛性を持たせ、可とう性を有する部分を限定することにより、A筐体11及びB筐体12の開閉動作による給電点22から接続点20、21への接続の形状変化が抑制され、アンテナ特性が安定するという付加的な効果が得られる。
なおこのような接続は、図5に示すように、A接続点20及びB接続点21が正面に対向しない形で設けられた場合に特に有効である(この接続点の配置については、実施例5で説明する。なお、実施例1はA接続点20及びB接続点21の配置及び相互の位置関係をなんら限定するものではない。)。図5においては、A筐体11及びB筐体12が開かれた状態で、A基板14とB基板16が同一平面内又はそれに近い関係にある。また、接続点20及び21は、この状態にあって互いに正面(A基板14又はB基板16の長手方向に平行な向き)に対向せず、ずらして設けられている。そこで、給電点22に接続される導体の剛性を有する部分23a及び24aを連結部13(図示せず。)の回動軸に平行に配置することにより、筐体間の開閉動作に伴う線路の形状変化の少ない接続をすることができる。
ここで図1に戻って、アンテナ素子等の変形の可能性について説明する。図1は、A筐体11及びB筐体12が直方体、A基板14及びB基板16が板厚を有する長方形、A接地パターン15及びB接地パターン17が長方形であるものとして表されている。つまり、A接地パターン15は、そのなす平面に含まれ図中の回動軸に垂直な対称軸を挟んで線対称に形成されている。B接地パターン17も同様である。このように形成することにより、当該対称軸の周りの放射パターン特性をほぼ対称にすることができる。
しかし、このような放射パターンの対称性を強く要求される場合を別にすれば、実施例1及び以下の実施例においてA接地パターン15とB接地パターン17が線対称の形状に形成されるとは限らない。また、A接地パターン15及びB接地パターン17は、必ずしも全体が一つの平面をなすとは限らず、内部に段差や傾斜を持つ場合もあり、この点を含めて多様な形状をとり得る。A筐体11、B筐体12、A基板14及びB基板16も、同様に、図1に示した以外の多様な形状をとり得る。
本発明の実施例1によれば、各筐体の内蔵基板の接地パターンをアンテナ素子として用いることにより、無線装置を薄型化し、かつ、内蔵アンテナを広帯域化することができる。また、筐体間の開閉動作に伴う給電点からの接続の形状変化を抑え、安定したアンテナ特性を得ることができる。
以下、図6及び図7を参照して、本発明の実施例2を説明する。実施例2に係る無線装置の構成は、給電系の接続を除き実施例1の無線装置1と同じであるから、図1をそのまま適用することができる。したがって実施例2においても、図1の構成を表す符号を説明の便宜上そのまま使用する(ただし、給電線路19については後述するように変更する場合がある。)。図6は、本発明の実施例2に係る無線装置の給電系接続の一例を表す図である。この図の図2との第1の相違は、A基板14とB基板16との間の接続に用いられるフレキシブル基板25を明示した点である。また第2の相違は、給電点22からA接続点20又はB接続点21への接続をフレキシブル基板25に含まれる導体により行う点である。
給電点22の信号線側は、フレキシブル基板25に含まれる導体25aによってA接続点20に接続される。給電点22のリターン線側は、フレキシブル基板25に含まれる導体25bによってB接地パターン17に設けられたB接続点21に接続される。このような接続により、筐体間接続に用いられることの多いフレキシブル基板(図6の場合フレキシブル基板25)を有効に活用しつつ、実施例1で図2のように給電系を接続した場合と同じ特徴を有するアンテナを構成することができる。
図7は、実施例2に係る無線装置の給電系接続の他の例を表す図である。この図においても、A基板14とB基板16との間の接続に用いられるフレキシブル基板26を明示している。この図においては、無線部18から接続された給電線路19aはフレキシブル基板26に含まれるマイクロストリップ線路27の信号線側に接続される。マイクロストリップ線路27の信号線側は給電点22においてフレキシブル基板26に含まれる導体26aに接続され、これはさらにA接続点20に接続される。
マイクロストリップ線路27のリターン線側は、一端がB接地パターン17に接続され、他端が給電点22においてフレキシブル基板26に含まれる導体26bに接続される。B基板16内の給電線路19a及びマイクロストリップ線路27からなる線路を図6の給電線路19と等価に構成することにより、図6のように給電系を接続した場合と同じ特徴を有するアンテナを構成することができる。
なお、図6及び図7は、フレキシブル基板25、26の形状をなんら規定するものではない。したがって、携帯電話機に用いられることの多いクランク形状を含め、各種の形状のフレキシブル基板を用いることができる。
本発明の実施例2によれば、2筐体を連結して構成された無線装置の筐体間接続用のフレキシブル基板を活用して、薄型化された筐体に広帯域アンテナを内蔵することができる。
以下、図8及び図9を参照して、本発明の実施例3を説明する。実施例3に係る無線装置の構成は、給電系の接続を除き実施例1の無線装置1と同じであるから、図1をそのまま適用することができる。したがって実施例3においても、図1の構成を表す符号を説明の便宜上そのまま使用する。
図8は、実施例3に係る無線装置の給電系接続の一例を表す図である。この図の図2との第1の相違は、給電線路19の終端(給電点22)を連結部13ではなく、B接地パターン17の端部(接続点21の近傍)に設けた点である。また第2の相違は、給電点22のリターン線側を可とう性を有する導体24を用いることなく直接B接続点21に接続した点である。その他の図2と同じ構成については説明を省略する。
その結果、給電点22の信号線側は、連結部13を横切るように設けられた可とう性を有する導体23によって、A接続点20に接続される。このように接続しても、図2の場合と比べて給電点22の位置がいく分変化するのみであるから、図2のように給電系を接続した場合と同じ特徴を有するアンテナを構成することができる。他方、図8のように接続することにより、給電線路19を連結部13の内部に引き込んで接続する必要がなくなり、給電系接続をより容易に行うことができる。
図8において、給電線路19は例えば同軸ケーブル又はB基板16上のマイクロストリップ線路によって構成される。図2におけるのと同様、連結部13が2以上の回動軸を有しても、このように接続することができる。また、A基板14とB基板16との間の接続に用いられることの多いフレキシブル基板等は、図8の接続に必須ではないので図示していない。
次に、実施例3に係る無線装置の給電系接続の他の例について、図9を参照して説明する。図9は当該接続例を表す図である。この図の図8との第1の相違は、A基板14とB基板16との間の接続に用いられるフレキシブル基板29を明示した点である。また第2の相違は、給電点22の信号線側からA接続点20への接続をフレキシブル基板29に含まれる導体29aにより行う点である。
このような接続により、筐体間接続に用いられることの多いフレキシブル基板(図9の場合フレキシブル基板29)を有効に活用しつつ、図8のように給電系を接続した場合と同じ特徴を有するアンテナを構成することができる。
本発明の実施例3によれば、給電系の接続を容易に行うことができるという、付加的な効果が得られる。
以下、図10及び図11を参照して、本発明の実施例4を説明する。実施例4に係る無線装置の構成は、無線部18及び給電線路19に相当する部分が連結部13に内蔵される点と、給電系の接続を除き実施例1の無線装置1と同じである。したがって、これらの部分を除く図1の構成を表す符号を説明の便宜上そのまま使用する。
図10は、実施例4における無線部の配置と給電系の接続を模式的に表す図である。この図は、図5と同様に、A筐体11及びB筐体12が開かれてA基板14とB基板16が同一平面内又はそれに近い関係にある状態を表している。図中のA基板14、B基板16、A基板14が有するA接地パターン15(図示せず。)に設けられたA接続点20及びB基板16が有するB接地パターン17(図示せず。)に設けられたB接続点21は、実施例1(例えば図5)におけるものと同様である。
図中の30はA基板14及びB基板16間を接続するフレキシブル基板であって、能動素子を含む部品の実装も可能に構成されたものである。これには、例えばリジッドフレキシブル基板と呼ばれるものが該当する。フレキシブル基板30には無線部31が実装される。無線部31の信号線側の出力端は、フレキシブル基板30に含まれる導体32によってA接続点20に接続される。また、無線部31のリターン線側の出力端は、フレキシブル基板30に含まれる導体33によってB接続点21に接続される。なおこの図においては、無線部31へB基板16側から入力線路34を通して信号入力が与えられるものとしているが、これに限らず、A基板14側から信号入力が与えられるとしてもよい。
図11は、図10と同じ給電系の接続を図6等と同じ形式で表したものである。この接続については上述した通りであり、再度の説明は省略する。このように無線部31をフレキシブル基板に実装することにより、例えば図2におけるように無線部18の出力を連結部13へ引き込む場合に比べ、入力線路34のような小信号ラインを連結部13に引き込めば済むという意味で回路の構成が容易になるという利点がある。また、給電線路の損失が相対的に小さくなるという利点がある。
本発明の実施例4によれば、給電系の構成を容易にし給電線損失を小さくするという付加的な効果が得られる。
以下、図12乃至図18を参照して、本発明の実施例5を説明する。図12は、本発明の実施例5に係る無線装置の構成を表す図である。図中の4は、当該無線装置である。
無線装置4は、A筐体41及びB筐体42が連結部43を介して開閉可能に連結されて構成されている。A筐体41はA基板44を内蔵し、A基板44にはA接地パターン45が設けられている。B筐体42はB基板46を内蔵し、B基板46にはB接地パターン47が設けられている。
なお図12においては、A筐体41とB筐体42が相互に連結部43の長手方向に平行な1の回動軸の周りに回動することにより開閉可能としているが、これに限らず、2以上の回動軸を有しA筐体41及びB筐体42の相対する面を入れ換えて閉じられるようにする場合もある。筐体内部又は基板内部の接地パターンが透けて見えるように描かれた点は、図1と同じである。
ここで、A接地パターン45が多層又は単層のA基板44の接地層、部品実装面又は信号配線面に設けられる点は、図1のA接地パターン15と同様である。また、B接地パターン47についても同様である。なお、A接地パターン45及びB接地パターン47は、それぞれ平面をなして形成される。それらの平面の関係について、図13を併せ参照して次に説明する。
図13は無線装置4の構成を、A筐体41及びB筐体42が閉じられたクローズ状態における側面から見て表す図である。図中の符号はすべて図12に含まれるものと同じであるから、説明は省略する。この図に示すように、A接地パターン45とB接地パターン47がそれぞれなす平面は、この状態において互いに平行である。
ただし実施例1において述べたように、A接地パターン45及びB接地パターン47は必ずしも全体が一つの平面をなすとは限らず、内部に段差や傾斜を持ったり、厳密な意味でお互いに平行でなかったりする場合がある。つまり「平面をなす」又は「平行である」というときは、厳密にではなくても実施例5の効果が得られる限りにおいて、A接地パターン45及びB接地パターン47の相当の部分が平面をなしクローズ状態において平行であるといい得る場合を含むものとする。
次に図12に戻ると、B基板46には無線部48が実装され、そのリターン回路はB接地パターン47に接続される。無線部48は、図1の無線部18と同じものである。また無線部48には、図1の給電線路19と同じ給電線路49の始端が接続される。
A接地パターン45の連結部43に近い側にA接続点50が設けられる。また、B接地パターン47の連結部43に近い側にB接続点51が設けられる。給電線路49の終端は連結部43に設けられた給電点52であり、給電点52の信号線側は可とう性を有する導体53によりA接続点50に、給電点52のリターン線側は可とう性を有する導体54によりB接続点51にそれぞれ接続される。これらの接続は、実施例1乃至4に述べたいずれかの方法によるものとする。
A接続点50及びB接続点51の位置関係については、次に図14を参照して説明する。図14は、図12及び図13に補足して当該位置関係を説明する図であり、図の煩雑を避けるため無線部48及び給電線路49等を表さずに描いたものである。ここで、A接地パターン45がなす平面及び回動軸に直交する仮想平面6を考える。仮想平面6は、A接地パターン45の面積を等分するように設けられる。これは通常の場合、A筐体41及びB筐体42のほぼ中心を縦断し、かつ、回動軸に垂直に仮想平面6が設けられることと等価である。しかし、A接地パターン45の形状が必ずしも線対称に形成されるとは限らないから、上述したように定義したものである。場合により、仮想平面6をB接地パターン47の面積を等分するように設けてもよい。
A接続点50及びB接続点51は、仮想平面6の両側に配置される。その結果、A接続点50からB接続点51へ向かう距離ベクトルは回動軸の方向に非ゼロ値の成分を持つ(これを略クランク形状と呼ぶ。)。この状態において、給電線路49の終端である給電点から、実施例1から4までのいずれかと同様にしてA接続点50及びB接続点51に接続され給電されるものとする。A筐体41及びB筐体42を閉じた場合のアンテナ電流の経路を、図15に模式的に表す。図15は、実施例5に係る無線装置の筐体を閉じた場合のアンテナ電流の経路の一例を模式的に表す図である。図中の符号はすべて図12と共通である。
この場合のアンテナ電流の経路は、例えば図15中に太い矢印で表すようになる。A基板44(A接地パターン45)を流れるアンテナ電流と、B基板46(B接地パターン47)を流れるリターン電流とは、ほぼA基板44及びB基板46の長辺方向に沿い、互いに逆向きである。したがって、アンテナからの放射電力に対するこれらの電流の寄与は、互いに打ち消しあうように作用する。
一方、導体53及び54には、ほぼA基板44及びB基板46の短辺方向(図14における距離ベクトルの回動軸方向成分に平行な方向)に沿って電流が流れる。この電流には逆向きの対向電流が存在しないので、アンテナからの放射電力に有効に寄与する。この場合の共振周波数は、第一に導体53及び54のうちA基板44の短辺方向に平行な部分の長さによって決まる値、第二に導体53及び54の全長の合計によって決まる値、第三にさらにA基板44及びB基板46の長辺方向を加えた長さによって決まる値のように、複数の値をとる。特に、第一及び第二の値は相対的に高い共振周波数であり、アンテナの広帯域化に寄与する。
しかし、導体53及び54の合計長があまりに短い場合には、アンテナからの放射電力に有効に寄与するアンテナ電流の方向成分が失われ、広帯域化の効果が損なわれる。少なくとも、無線装置4が使用される上限周波数に対応する波長の数分の1程度であることが望ましいと考えられる。以上のことから、図14においてA接続点50及びB接続点51の位置関係を検討すると、A接続点50及びB接続点51が仮想平面6を挟んでその両側に位置し、A接続点50からB接続点51に向かう距離ベクトルの回動軸に平行な成分の値が上記の上限周波数に対応する波長の10分の1以上であることが適切である。
なお、実施例1において図5を参照して説明したのと同じように、導体53及び54のうちA基板44の短辺方向に平行な部分に剛性を持たせ、A基板44及びB基板46に接続される両端部に可とう性をもたせて構成することができる。そうすると、A筐体41及びB筐体42の開閉動作によって給電点52から接続点50、51への接続の形状変化が抑制され、アンテナ特性が安定するという付加的な効果が得られる。
図16は、実施例5に係る給電系の配置の一例を表す図である。図16の左側は、A接地パターン45、B接地パターン47及び連結部43の位置関係を表す。図16の右側は、A接地パターン45及びB接地パターン47がフレキシブル基板53の中央付近の給電点52から略クランク形状の導体を介して給電される状態を表す。
図17は、図16に表されたように給電系を配置したアンテナの、A筐体41及びB筐体42を閉じた状態における電圧定在波比(VSWR)特性を、計算機シミュレーションにより評価した結果の一例である。横軸は0.5乃至5GHzの範囲の周波数である。また縦軸は、一目盛り0.5単位で表したVSWRである。一方、図18は、給電点52から略クランク形状をとらず最短距離でA接地パターン45及びB接地パターン47に給電した場合のVSWR特性を、同様に評価した結果の一例である。図17のVSWR特性は、図18のVSWR特性に比べ3.5GHz以上の帯域において著しく改善されていることがわかる。
本発明の実施例5によれば、無線装置の2筐体を閉じたクローズ状態においても、内蔵アンテナを広帯域化することができる。
以下、図19及び図20を参照して、本発明の実施例6を説明する。図19は、本発明の実施例6に係る無線装置の主な構成を表す図である。図中の7は、当該無線装置である。
無線装置7は、A筐体71及びB筐体72が連結部73を介して開閉可能に連結されて構成されている。A筐体71はA基板74を内蔵し、A基板74にはA接地パターン75が設けられている。B筐体72はB基板76を内蔵し、B基板76にはB接地パターン77が設けられている。
なお図19においては、A筐体71とB筐体72が相互に連結部73の長手方向に平行な1の回動軸の周りに回動することにより開閉可能としているが、これに限らず、2以上の回動軸を有して開閉可能とする場合もある。筐体内部又は基板内部の接地パターンが透けて見えるように描かれた点は、図1と同じである。A接地パターン75が多層又は単層のA基板74の接地層、部品実装面又は信号配線面に設けられる点は、図1のA接地パターン15と同様である。また、B接地パターン77についても同様である。
B基板76には無線部78が実装され、そのリターン回路はB接地パターン77に接続される。無線部78は、図1の無線部18と同じものである。また無線部78には、図1の給電線路19と同じ給電線路79が接続される。
A接地パターン75の連結部73に近い側にA接続点80が設けられる。また、B接地パターン77の連結部73に近い側にB接続点81が設けられる。給電線路79の終端は連結部73に設けられた給電点82であり、給電点82の信号線側は可とう性を有する導体83によりA接続点80に、給電点82のリターン線側は可とう性を有する導体84によりB接続点81にそれぞれ接続される。これらの接続は、実施例1乃至4に述べたいずれかの方法によるものとする。
A筐体71及びB筐体72が閉じられたクローズ状態において、B筐体72に相対するA筐体71の面には、A短絡部85が設けられる。A短絡部85は例えば導体により構成された接続端子であり、A接地パターン75に接続される。クローズ状態においてA筐体71に相対するB筐体72の面には、B短絡部86が設けられる。B短絡部86は例えば導体により構成された接続端子であり、B接地パターン77に接続される。
ここでB短絡部86は、クローズ状態においてA短絡部85と接触して短絡されるように配設される(図19の円弧状の破線は、このことを表す。)。なお、短絡とは、直接の接続による導通、又は無線周波数帯域において静電結合又は電磁結合により生ずる等価的な短絡をいうものとする。
図19においては、A短絡部85はA接地パターン75の連結部73から最も遠い側の端部に設けられている。また、B短絡部86はB接地パターン77の連結部73から最も遠い側の端部に設けられている。なお、A短絡部85を設ける位置はこれに限ることなく、A筐体71及びB筐体72が開かれたオープン状態において給電点82から給電された所要の無線周波数の信号の電界強度が最大になる点の近傍であればよい。また、B短絡部86は、クローズ状態においてA短絡部85に短絡される位置に設ければよい。
次にクローズ状態における無線装置7のアンテナ動作について、図20を参照して説明する。図20は無線装置7の構成を、A筐体71及びB筐体72が閉じられたクローズ状態における側面から見て表す図である。図中の構成を表す符号はすべて図19と同じであるから、個別の説明を省略する。A短絡部85及びB短絡部86は、クローズ状態において相互に短絡される。
図20に示すように、給電点82の信号線側に接続されたA接地パターン75及び導体83と、給電点82のリターン線側に接続されたB接地パターン77及び導体84とからなる線路が、A短絡部85及びB短絡部86によって終端短絡されて構成される。これは、伝送線路先端に装荷される容量値を無限大にした場合に相当する。
クローズ状態においてこのような終端短絡をしない場合は、A接地パターン75及びB接地パターン77には相互に逆相の電流が流れるため、全体としての放射効率が低下する。また、給電点82から見たアンテナのインピーダンス及び共振周波数は、A接地パターン75及びB接地パターン77の間の定数の分布状態に左右される。定数の分布状態は無線装置の個体間のばらつきに影響されるため、設計上制御することが難しい。このため、共振周波数が所望の値に一致しなかったり、共振周波数におけるアンテナのインピーダンスが高くVSWR特性が劣化したりして、広帯域化が制限される場合がある。
これに対し、終端短絡をした場合には、A接地パターン75及びB接地パターン77には相互に同相の電流が流れるため、全体としての放射効率低下を避けることができる。また、伝送線路先端に装荷される容量値を無限大にすることに相当するから、有限値である無線装置の個体間のばらつきの寄与を無視することができ、アンテナのインピーダンス及び共振周波数を所望の値に一致させるように設計することが容易になる。このことを利用すれば、A短絡部85及びB短絡部86の間を短絡することによって、クローズ状態における内蔵アンテナの広帯域化を安定して図ることができる。
実施例6においては、A短絡部85がA接地パターン75の連結部73から最も遠い側の端部に、B短絡部86がB接地パターン77の連結部73から最も遠い側の端部に、それぞれ接続されて設けられるものとした。A短絡部85は、これに限らず、A接地パターン75上であって所望の周波数の電界強度が高くなる位置に設けてもよい。その場合B短絡部86も、A短絡部85の位置に対応する位置に設ける必要がある。
図19のA短絡部85は、A接地パターン75に垂直な方向から見てほぼ点で表されるが、これに限らず、ある程度の幅又は面積を持たせて構成することもできる。また、A接地パターンのいずれかの端部の一部をもって、又は全部をもってA短絡部85を構成することもできる。A接地パターンを多角形をなすように形成し、その1以上の辺に相当する端部をもってA短絡部85を構成することもできる。これらの場合、B短絡部86もA短絡部85の形状及び位置に対応するように配置し構成する必要がある。
無線装置7は、A筐体71とB筐体72が2以上の回動軸を有して開閉可能に連結されて構成される場合がある。そのような場合には、A筐体71とB筐体72の互いに相対する面を、図19におけるのとは異なるように組み合わせて閉じることが可能である。すなわち、A筐体71とB筐体72の互いに相対する面の組み合わせにより、複数の異なるクローズ状態をとることができる。これら複数の異なるクローズ状態のそれぞれにおいて互いに相対するA筐体71及びB筐体72の面に、A接地パターン75とB接地パターン77との間が短絡されるように、A短絡部85及びB短絡部86のほかに短絡部を設けてもよい。
本発明の実施例6によれば、クローズ状態において終端短絡型の線路を形成するように内蔵アンテナを構成することにより、当該状態における安定した広帯域化を図ることができる。
本発明の実施例1に係る無線装置の構成を表す図。 実施例1に係る無線装置の給電系接続の一例を表す図。 実施例1に係るアンテナ電流経路の分布を模式的に表す図。 実施例1に係る給電系接続の他の例を表す図。 図4に表された給電系接続の応用例を模式的に表す図。 本発明の実施例2に係る無線装置の給電系接続の一例を表す図。 実施例2に係る給電系接続の他の例を表す図。 本発明の実施例3に係る無線装置の給電系接続の一例を表す図。 実施例3に係る給電系接続の他の例を表す図。 本発明の実施例4に係る無線装置の無線部の配置と給電系接続の一例を模式的に表す図。 図10に表された給電系接続の一例を表す図。 本発明の実施例5に係る無線装置の構成を表す図。 図12に表された無線装置の構成をクローズ状態における側面から表す図。 図12に表された接続点の位置関係を表す図。 実施例5に係るアンテナ電流の分布を模式的に表す図。 実施例5に係る給電系の配置の一例を表す図。 図16に表された接続によるアンテナVSWR特性の一例を表す図。 図16に表された以外の最短距離接続によるアンテナVSWR特性の一例を表す図。 本発明の実施例6に係る無線装置の構成を表す図。 図19に表された無線装置の構成をクローズ状態における側面から表す図。
符号の説明
1、4、7 無線装置
11、41、71 A筐体
12、42、72 B筐体
13、43、73 連結部
14、44、74 A基板
15、45、75 A接地パターン
16、46、76 B基板
17、47、77 B接地パターン
18、31、48、78 無線部
19、49、79 給電線路
20、50、80 A接続点
21、51、81 B接続点
22、52、82 給電点
23、24、53、54、83、84 可とう性を有する導体
23a、24a 導体の剛性を有する部分
23b、24b 導体の可とう性を有する部分
25、26、29、30、53 フレキシブル基板
25a、25b フレキシブル基板25に含まれる導体
26a、26b フレキシブル基板26に含まれる導体
27 フレキシブル基板26に含まれるマイクロストリップ線路
29a フレキシブル基板29に含まれる導体
32、33 フレキシブル基板30に含まれる導体
34 入力線路
6 仮想平面
85 A接続点
86 B接続点

Claims (5)

  1. 第1の筐体と、
    第2の筐体と、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体を開閉可能に連結する連結部と、
    信号線及びリターン線からなり、終端を使用される帯域に属する無線周波数の信号の前記連結部に設けられた給電点とする給電線路と、
    第1の接地パターンを有して前記第1の筐体に内蔵されると共に前記第1の接地パターンは前記給電点の信号線側に接続された第1の接続点を有し、かつ、前記給電点の信号線側と前記第1の接続点とは、前記給電点の信号線側に接続されると共に剛性を有して前記第1の筐体及び前記第2の筐体の開閉に伴う形状変化が抑制された第1の導体と前記第1の接続点に接続された可とう性を有する第2の導体とが接続されることにより接続されてなる第1の基板と、
    第2の接地パターンを有して前記第2の筐体に内蔵されると共に前記第2の接地パターンは前記給電点のリターン線側に接続された第2の接続点を有し、かつ、前記給電点のリターン線側と前記第2の接続点とは、前記給電点のリターン線側に接続されると共に剛性を有して前記第1の筐体及び前記第2の筐体の開閉に伴う形状変化が抑制された第3の導体と前記第2の接続点に接続された可とう性を有する第4の導体とが接続されることにより接続されてなる第2の基板と、
    前記第2の基板に実装され、前記給電線路の始端が接続された無線部と、
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 前記連結部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に回動させることにより開閉可能に連結するための回動軸を有し、
    前記第1の導体及び前記第3の導体は、前記回動軸に対して平行に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記連結部は、前記第1の筐体及び前記第2の筐体を相互に回動させることにより開閉可能に連結するための回動軸を有し、
    前記第1の接地パターンは、全部又は一部が平面をなして形成され、
    前記第2の接地パターンは、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が閉じられた状態において、全部又は一部が前記第1の接地パターンの全部又は一部がなす平面に平行な平面をなして形成され、
    前記第1の接続点及び前記第2の接続点は、前記回動軸及び前記第1の接地パターンの全部又は一部がなす平面に直交すると共に前記第1の接地パターン又は前記第2の接地パターンの面積を等分する仮想平面の両側に位置し、かつ、前記第1の接続点から前記第2の接続点に向かう距離ベクトルの前記回動軸に平行な成分の値が前記使用される帯域の上限周波数に対応する波長の10分の1以上であるように配設されたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  4. 前記第1の筐体及び前記第2の筐体が閉じられたクローズ状態において前記 第2の筐体に相対する前記第1の筐体の面に設けられると共に、前記第1の接地パターンに接続された第1の短絡部と、
    前記クローズ状態において前記第1の短絡部に短絡されるように前記第1の筐体に相対する前記第2の筐体の面に設けられると共に、前記第2の接地パターンに接続された第2の短絡部とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  5. 前記第1の筐体及び前記第2の筐体が閉じられたクローズ状態において前記第2の筐体に相対する前記第1の筐体の面に設けられると共に、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が開かれたオープン状態において前記給電点から前記第1の接地パターンに給電された所要の無線周波数の信号の電界強度が最大になる前記第1の接地パターン上の点の近傍に接続された第1の短絡部と、
    前記クローズ状態において前記第1の短絡部に短絡されるように前記第1の筐体に相対する前記第2の筐体の面に設けられると共に、前記第2の接地パターンに接続された第2の短絡部とを
    さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
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