JP4635992B2 - データセット受信装置およびデータセット受信プログラム - Google Patents

データセット受信装置およびデータセット受信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、データセット受信装置およびデータセット受信プログラムに関する。
従来、2つの無線方式でデータを受信することができるデータセット受信装置において、各種条件に基づいてそれらの無線方式の使用方法を変化させる技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、取得したいデータの特性に応じて、パケット通信と回線交換通信を使い分け、より少ない通信費用でデータの取得を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、放送により分割送信されるデータを受信側で取りこぼしたデータを、(A)取りこぼし発見時、(B)カルーセル周期経過後、(C)ユーザ指示時、(D)通信回線接続中という4つの場合に、通信により取得する技術が開示されている。
特開2005−217526号公報 特開2002−118812号公報
本発明は、従来にはなかった条件に基づいて、データ受信のための2つの無線方式の使用方法を変化せる技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の特徴は、第1の無線方式でデータを受信する第1データ受信手段および第2の無線方式でデータを受信する第2データ受信手段を有するデータセット受信装置が、あるデータセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、当該データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための、第1データ受信手段と第2データ受信手段の使用比率を決定し、その決定した使用比率に基づいて、第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御することである。
このようになっていることで、データセット受信装置は、データセットの既受信部分の情報に基づいた使用比率で第1データ受信手段と第2データ受信手段を制御して、当該データセットの未受信部分を受信することができる。なお、ここでいう比率としては、例えば、使用時間の比率、データ受信料の比率等がある。また、この比率は、使用するか否かについての比率であってもよい。この場合、第1データ受信手段と第2データ受信手段の両方を使用する場合は、比率は1:1となる。また、第1データ受信手段を用いて第2データ受信手段を用いない場合は、比率は1:0となる。
例えば、データセット受信装置は、既受信部分の量からわかる未受信部分の量に基づいて、使用比率を決定するようになっていてもよい。
また、データセット受信装置は、未受信部分の量が大きいほど、第1データ受信手段と第2データ受信手段のうち、未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、また、設定した数に基づいて、第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御するようになっていてもよい。
このようになっていることで、未受信のデータが残り少ないほどより積極的にデータセットを取得することができる。
また、データセット受信装置は、現在時点と、既受信部分中に含まれるデータセットの期限と、の比較に基づいて、使用比率を決定するようになっていてもよい。なお、データセットの期限としては、例えば、そのデータセットの使用可能期限、そのデータセットの受信可能期限があり得る。
このようにデータセットの既受信部分の中に記述されているデータセットの期限を利用することで、現在時点においてデータセットの期限が過ぎているか否か、過ぎていればどの程度過ぎているか、または、過ぎていなければどの程度の時間が期限まで残っているか等の、現在時点と期限との関係に基づいた方法で、データセットの未受信部分を受信することができる。
また、データセット受信装置は、現在時点と、既受信部分中に含まれるデータセットの期限が近いほど、第1データ受信手段と第2データ受信手段のうち、未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、設定した数に基づいて、第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御するようになっていてもよい。
このようになっていることで、データセット自体の中で規定されているデータセットの期限が切迫しているほど、より積極的にデータセットを取得することができる。
また、データセット受信装置は、既受信部分中に含まれる、データセットの重要度に基づいて、使用比率を決定するようになっていてもよい。
このようにデータセットの既受信部分の中に記述されているデータセットの重要度を利用することで、その重要度に応じた方法で、データセットの未受信部分を受信することができる。
また、データセット受信装置は、既受信部分中に含まれる、データセットの重要度が高いほど、第1データ受信手段と第2データ受信手段のうち、未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、設定した数に基づいて、第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御するようになっていてもよい。
このようになっていることで、データセット自体の中で規定されているデータセットの重要度が高いほど、より積極的にデータセットを取得することができる。
また、データセット受信装置は、第1データ受信手段および第2データ受信手段の無線受信品質に基づいて、使用比率を決定するようになっていてもよい。このようになっていることで、例えば、無線受信環境が大きく変化するような状況にデータセット受信装置が置かれている場合に、データセット受信装置は、より適切に第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御してデータセットを受信することができる。
また、データセット受信装置は車両に搭載されるものであってもよい。この場合、データセット受信装置は、既受信部分の情報に基づいて、車両の主電源オフのときに第1データ受信手段または第2データ受信手段に未受信部分を受信させるか否かを決定するようになっていてもよい。
このようになっていることで、車両の主電源のオフ時にもデータセットの受信を行うとしても、それを行う場合および行わない場合を、既受信部分の情報に基づいて区別することができる。
また、データセット受信装置は、許容コストを既受信部分の情報に基づいて決定し、第1データ受信手段のみに未受信データを受信させる受信方法の単独使用コストを特定し、第1データ受信手段および第2データ受信手段の両方に未受信データを受信させる受信方法の共用コストを特定し、これら単独使用コストおよび共用コストのうち、許容コストより低いものに対応する受信方法を、未受信部分を受信する方法として採用するようになっていてもよい。
このようになっていることで、許容コストという上限を上回るコストを有する受信方法を除外した上で、残った受信方法のうちから受信方法決定することで、受信にかかるコストの際限ない増大を抑えることができる。なお、ここでいうコストとは、単に受信にかかる金銭的、時間的コストのみならず、広く、受信にかかる障害の大きさを示す指標をいう。
このとき、データセット受信装置は、単独使用コストおよび共用コストを、第1データ受信手段の無線受信品質、第1データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、第2データ受信手段の無線受信品質、または、第2データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、に基づいて特定するようになっていてもよい。
このようなっていることで、上記のようにして決まる単独使用コストおよび共用コストのうち、既受信部分の情報によって決まる許容コストよりも低いときに、それら低いものに対応する無線受信方法でデータセットの受信が行われる。
また、データセット受信装置が車両に搭載される場合、データセット受信装置は、許容コストを既受信部分の情報に基づいて決定し、車両の主電源がオフのときにのみ第1データ受信手段のみに未受信データを受信させる第1の受信方法の第1コストを特定し、車両の主電源がオフのときにのみ第1データ受信手段および第2データ受信手段の両方に未受信データを受信させる第2の受信方法の第2コストを特定し、車両の主電源のオン・オフにかかわらず第1データ受信手段のみに未受信データを受信させる第3の受信方法の第3コストを特定し、車両の主電源のオン・オフにかかわらず第1データ受信手段および第2データ受信手段の両方に未受信データを受信させる第4の受信方法の第4コストを特定し、第1、第2、第3、第4コストのうち、許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最もコストが高いものに対応する受信方法を、未受信部分を受信する方法として採用してもよい。
このようになっていることで、許容コストという上限を上回るコストを有する受信方法を除外した上で、残った受信方法のうちで最もコストの高い受信方法を採用することで、受信のコストの際限ない増大を抑えた上で、最もコストの高い受信方法、すなわち、最も早くデータの受信を完了する可能性が高い受信方法で、データセットを受信することができる。
あるいは、この場合、データセット受信装置は、第1、第2、第3、第4コストのうち、許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最も受信データレートが高いものに対応する受信方法を、前記未受信部分を受信する方法として採用するようになっていてもよい。
このようになっていることで、許容コストという上限を上回るコストを有する受信方法を除外した上で、残った受信方法のうちで最もコストの高い受信方法を採用することで、受信のコストの際限ない増大を抑えた上で、最も早くデータの受信を完了することができる受信方法で、データセットを受信することができる。
また、これらのとき、データセット受信装置は、第1、第2、第3、および第4コストを、第1データ受信手段の無線受信品質、第1データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、第2データ受信手段の無線受信品質、第2データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、または、車両の主電源オフ中に未受信データを受信することのコスト、に基づいて特定するようになっていてもよい。
このようなっていることで、上記のようにして決まる第1〜第4コストのうち、既受信部分の情報によって決まる許容コストよりも低いものについて、それら低いものに対応する無線受信方法でデータセットの受信が行われる。
また、データセットが複数の分割データに分かれて送信されている場合、データセット受信装置は、それら複数の分割データのうち1つの受信が完了したことに基づいて、使用比率を決定するようになっていてもよい。このようになっていることで、複数の分割データから成るデータセットの受信の最中に、1つの分割データの受信を契機として使用比率の再決定を繰り返し行うことで、より状況の変化に迅速に対応した方法でデータセットを受信することができるようになる。
また、データセット受信装置は、定期的に、使用比率を決定するようになっていてもよい。この場合においても、複数の分割データから成るデータセットの受信の最中に、使用比率の再決定を繰り返し定期的に行うことで、より状況の変化に迅速に対応した方法でデータセットを受信することができるようになる。
また、第1データ受信手段は、放送によって送信されるデータを受信するためのものであり、第2データ受信手段は、通信によって送信されるデータを受信するためのものであってもよい。
また、本発明の特徴は、第1の無線方式でデータを受信する第1データ受信手段および第2の無線方式でデータを受信する第2データ受信手段を備えたデータセット受信装置に用いられるデータセット受信プログラムであって、データセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、当該データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための当該第1データ受信手段と当該第2データ受信手段の使用比率を決定する決定手段、および、当該決定手段が決定した使用比率に基づいて、当該第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御する制御手段として、コンピュータを機能させるデータセット受信プログラムとしても捉えることができる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係るデータ送受信システムを概略的に示す。本実施形態のデータ送受信システムは、車両10、車両10に搭載された放送・通信受信装置1、衛星軌道上から放送電波を送信するデジタル放送衛星20、放送・通信受信装置1と無線接続可能な基地局30、基地局30が接続する通信ネットワーク40、および通信ネットワーク40に接続するセンタ50を有している。
デジタル放送衛星20は、テレビ放送、ラジオ放送用のデータと共に、データ放送用のデータを、周知のデジタル衛星放方式(第1の無線方式の一例に相当する)を用いて、電波に乗せて地上に送出している。データ放送用のデータとしては、各種情報(例えば、ニュース情報、地域情報、番組表情報)を含む文字データ、静止画像データ、動画像データ、および音声データがある。また、データ方法用のデータは、デジタル衛星放送の放送電波を受信する装置によって用いられるプログラム(例えばプログラムアップデータデータ)であってもよい。
データ放送用のデータは、そのデータの用途ごとに1まとまりのデータセットとなっている。データセットは、例えば、1つの動画の全データ、1つの画像の全データ、1つのプログラムの全データ等である。図2に、送出されるデータセットの一例100を示す。
データセット100は、複数の分割データ101〜105から成る。分割データ101は、データセット識別子101a、分割データ総数101b、分割データ連番101c、有効期限101d、データ重要度101e、データ部101f等の複数のフィールドから成る。なお、他の分割データ102〜105も、分割データ101と同じデータ構造を有している。
データセット識別子101aのフィールドには、当該分割データ101が構成するデータセット100を固有に識別するデータが含まれている。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中のデータセット識別子101aのフィールドの内容は同一である。
分割データ総数101bのフィールドには、データセット100を構成する分割データ101〜105の総数を示すデータが含まれている。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中の分割データ総数101bのフィールドの内容は同一である。
分割データ連番101cのフィールドには、当該分割データ101が、データセット100の分割データのうち先頭から何番目のデータであるかを示すデータである。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中の分割データ連番101cの内容は、それぞれ異なっている。
有効期限101dのフィールドには、当該分割データ101が構成するデータセット100の有効期限を示すデータが含まれている。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中の有効期限101dの内容は同一である。有効期限は、この期限を過ぎると当該データセット100を使用することができなくなることを示す期限であってもよいし、この期限を過ぎると当該データセット100がデジタル放送衛星20からもセンタ50からも送信されなくなる期限であってもよい。
データ重要度101eのフィールドには、当該分割データ101が構成するデータセット100の重要度を示すデータが含まれている。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中のデータ重要度101eの内容は同一である。
データ部101fのフィールドには、当該分割データ101が構成するデータセット100の本体データ(すなわち、静止画像、動画、音声、文字、プログラム等のデータ)の一部が含まれている。したがって、同じデータセット100に属する分割データ101〜105中のデータ部101fの内容は異なる。データセット100を構成するすべての分割データ101〜105を取得すると、データセット100のすべてのデータを取得したことになる。
デジタル放送衛星20は、データセット100を送信するときには、データセット100をこれら分割データ101〜105に分割し、それぞれを異なるタイミングで送出する。
デジタル放送衛星20における各分割データの送信のタイミングは、間欠的なものである。より詳しくは、デジタル放送衛星20は、ある分割データを、ある送信期間(例えば1ヶ月)中にのみ、ある間隔(例えば、1時間おき等の一定間隔、ランダムな間隔、あるいは、あらかじめ設定された不規則な間隔)で、繰り返し送信する。また、デジタル放送衛星20は、1つのデータセット100を構成する分割データ101〜105を、データセット100内の順序における先頭から順に送出してもよいし、ランダムな順序で送出してもよい。
センタ50は、基地局30および通信ネットワーク40を介して放送・通信受信装置1から要求信号を受信すると、その要求信号が指定するデータ放送用データを、通信ネットワーク40および基地局30を介して、その要求信号の送信元である放送・通信受信装置1に対して送信する。センタ50が送信するデータ放送用データのデータ構造および内容は、デジタル放送衛星20が送出するものと同じである。
基地局30は、放送・通信受信装置1からセンタ50へ送信される要求信号、および、センタ50から放送・通信受信装置1へ送信されるデータ放送用データを中継する。データ放送用データを中継するとき、基地局30は、通信ネットワーク40を介してセンタ50から受信したデータ放送用データを、周知の無線通信方式(例えばCDMA、第2の無線通信方式の一例に相当する)に従って、無線電波として放送・通信受信装置1に送信する。
図3に、これらデジタル放送衛星20およびセンタ50から送信されたデータセット100を受信する放送・通信受信装置1のハードウェア構成を、ブロック図で示す。この図に示す通り、放送・通信受信装置1は、放送受信部2、通信部3、通信制御部4、表示部5、データ記憶部6、電源制御部7、および受信データ制御部8を有している。
放送受信部2は、デジタル放送衛星20が送出した放送電波の信号をアンテナを介して受ける。そして、受けた信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等、所定のデジタル衛星放送の方式に基づく無線受信処理を施し、その結果得たデータを受信データ制御部8に出力する。
通信部3は、通信制御部4から受けた要求信号に対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信の方式に基づく無線送信処理を施し、その結果の信号を、センタ50宛てとして、アンテナを用いて、基地局30に送信する装置である。このような作動により、通信部3は、センタ50に要求信号を送信することができる。
また、通信部3は、センタ50から送信されたデータ放送用データに基づいて基地局30が送出した電波の信号を、アンテナを介して受ける。そして、受けた信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等、所定の無線通信の方式に基づく無線受信処理を施し、その結果得たデータを通信制御部4に出力する。このような作動により、通信部3は、センタ50から分割データを受信することができる。
通信制御部4は、受信データ制御部8からの制御に基づいて、要求信号を生成し、生成した要求信号を通信部3に出力する。また、通信部3から受けたデータを受信データ制御部8に出力する。
表示部5は、受信データ制御部8からの制御に基づいて画像または音声を出力する画像表示装置および音声出力装置である。
データ記憶部6は、受信データ制御部8が実行するためのプログラム、通信制御部4から受信したデータ等の情報を記憶する、書き込み可能な記憶媒体である。
電源制御部7は、車両のACC(車両の主電源の一例に相当する)がオフとなったとき以降、放送・通信受信装置1の表示部5以外の部分へ電力の供給する装置である。また、電源制御部7は、受信データ制御部8から電源オフの制御を受けると、放送・通信受信装置1の各部への電力供給を終了する。
受信データ制御部8は、図示しないCPU、RAM、ROM等を有するマイクロコンピュータである。CPUは、ROMおよびデータ記憶部6から読み出した作動用のプログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、およびデータ記憶部6から情報を読み出し、RAMおよびデータ記憶部6に対して情報の書き込みを行い、放送受信部2、通信制御部4、表示部5、および電源制御部7と信号の授受を行う。以下、CPUの作動を、受信データ制御部8自体の作動として記載する。
受信データ制御部8が実行する具体的な処理としては、テレビ・ラジオ視聴用処理、データ放送用データ受信処理、データ放送用データ再生処理等がある。
テレビ・ラジオ視聴用処理においては、受信データ制御部8は、放送受信部2および通信部3から受信したテレビ、ラジオ放送用のデータに基づいて、表示部5を制御する。それによって、放送・通信受信装置1は、乗員によるテレビ視聴またはラジオ聴取を実現することができる。
データ放送用データ受信処理においては、受信データ制御部8は、各種条件に基づいて、放送受信部2のみを用いて、または放送受信部2と通信部3の両方を用いて、1つのデータセットの受信を完了してデータ記憶部6に記録するための処理を実行する。
データ放送用データ再生処理においては、受信データ制御部8は、データ記憶部6に記録されたデータセットに応じた処理を実行する。例えば、当該データセットが動画データ、静止画データである場合、表示部5の画像表示装置を制御してそれらを表示させる。また、当該データセットが音声データである場合、表示部5の音声出力装置を制御して当該音声を出力させる。また、当該データセットがプログラムの更新データである場合、その更新データに基づいてデータ記憶部6中のプログラムの内容を更新する。
以下、データ放送用データ受信処理について詳述する。図4に示すように、受信データ制御部8は、1つのデータセット100の受信を完了するために、それを構成する分割データ101〜105のすべてを受信する必要がある。なお、放送・通信受信装置1は、受信した分割データ中の分割データ連番に基づき、分割データを正しい順番に並べて結合する。
しかし、分割データ101〜105のそれぞれは放送衛星20から常に送信されているわけではない。そして、送信されているタイミングに車両10がデジタル放送衛星20からの電波を受けることができる位置にいるとは限らない。その意味で、車載の放送・通信受信装置1において、デジタル放送衛星20から必要な分割データを必要な時にタイミングよく受信することは困難である。
一方、センタ50は、放送・通信受信装置1からの要求信号に応じて分割データを送信することができるので、放送・通信受信装置1は、センタ50から必要な分割データを必要な時にタイミングよく受信することが比較的容易である。しかし、基地局30との無線接続を介した通信は、時間課金制もしくは従量課金制であることが多く、したがって、大量のデータを受信するためには多大な金銭の支出が必要となることが多い。
そこで、受信データ制御部8は、データセットの全データを取得するために、デジタル放送衛星20からの分割データ受信と、センタ50からの分割データ受信とを、適宜使い分ける。
具体的には、取りこぼした分割データ数、分割データの重要度、分割データの有効期限、基地局30との通信品質、放送受信品質等を重み付けすることにより、デジタル放送衛星20のみから分割データを受信するか、またはデジタル放送衛星20およびセンタ50の両方から分割データを受信するかを決定する。
このような放送・通信受信装置1の作動を実現するデータ放送用データ受信処理のために、受信データ制御部8は、図5に示すデータセット受信プログラム200を必要に応じて実行する。このデータセット受信プログラム200の実行において、受信データ制御部8は、まずステップ210で、取得対象のデータセットの全データ(すなわち全分割データ)を受信したか否かを判定し、受信していればデータセット受信プログラム200の実行を終了し、受信していなければ続いてステップ220を実行する。
続いてステップ220では、コスト算出を行う。具体的には、許容コストC0、およびこの許容コストC0と比較する対象のコストC1、C2、C3およびC4を算出する。コストC1〜C4は、それぞれ分割データの受信方法(1)〜(4)に対する困難度を示す指標である。
ここで、受信方法(1)〜(4)の内容は、以下の通りである。
■受信方法(1):分割データを、車両のACCオフのときにのみ受信し、かつ、放送受信部2のみを用いて受信する方法
■受信方法(2):分割データを、車両のACCがオンのときもオフのときも受信し、かつ、放送受信部2のみを用いて受信する方法
■受信方法(3):分割データを、車両のACCオフのときにのみ受信し、かつ、放送受信部2および通信部3の両方を用いて受信する方法
■受信方法(4):分割データを、車両のACCがオンのときもオフのときも受信し、かつ、放送受信部2および通信部3の両方を用いて受信する方法
ここで、許容コストC0は、取得対象データセットのうち、すでに受信した分割データの情報からわかるパラメータa、b、cに基づいて算出する。パラメータaは、取得対象データセットの有効期限までの日数である。このパラメータaの値は、当該分割データ中の有効期限のフィールドの内容と、現時点の日付とから算出する。パラメータaの値が小さいほど、すなわち、取得対象データの有効期限が切迫しているほど、許容コストC0は大きくなる。
パラメータbは、取得対象データセットの重要度であり、当該分割データ中の重要度のフィールドの内容に基づいて特定する。パラメータbの値が大きいほど、すなわち、取得対象データセットがより重要であるほど、許容コストC0は大きくなる。
パラメータcは、取得対象データセットの受信を完了するために、すなわち、取得対象データセットの復元のために、取得することが必要な、未受信の分割データの数である。これは、既に受信した取得対象データの分割データの数と、当該分割データの分割データ総数のフィールドの内容とに基づいて特定する。パラメータcの値が小さいほど、すなわち、受信しなければならない残りデータ量が少ないほど、許容コストC0は大きくなる。
具体的には、コストC0は、以下の計算式によって算出する。
C0=(10/a + 4b + 10/c)
ここで、a、b、cは、それぞれ、パラメータaの日単位の数、パラメータbの重要度が高いほど高い10段階値、パラメータcの個数単位の数である。
また、コストC1〜C4は、パラメータd、e、f、gに基づいて算出する。パラメータdは、放送受信部2による受信品質としての、放送受信感度である。受信データ制御部8は、この放送受信感度を、放送受信部2が受信した電波信号の強度に基づいて、その強度が高いほど感度が良好となるように、特定する。
パラメータeは、通信部3による品質としての通信環境である、この通信環境は、通信部3が受信した電波信号の強度に基づいて、その強度が高いほど環境が良好となるように、特定する。
パラメータfは、ACCがオフであるとに分割データを受信することの困難度を示す一定値である。受信データ制御部8は、パラメータgを、通信部3を用いた通信に課される金額が高いほど高い値である。
また、受信方法(1)に対するコストC1は、パラメータdが小さいほど、すなわち、放送受信部2による受信品質が悪いほど、高い値である。具体的には、コストC1は、以下の計算式によって算出する。
C1=5/d
ここで、dは、パラメータdの品質が良好なほど高い10段階値である。
また、受信方法(2)に対するコストC2は、パラメータdが小さいほど高い値である。また、コストC2は、パラメータeが小さいほど、すなわち、通信部3による通信品質が悪いほど、高い値である。また、コストC2は、パラメータgが大きいほど、すなわち、通信部3による通信費が高額なほど、高い値である。
具体的には、コストC2は、以下の計算式によって算出する。
C2=5/d + 5/e + g
ここでeは、パラメータdの品質が良好なほど高い10段階値である。またgは、パラメータgの通信費が高いほど高い10段階である。
C3=5/d +f
また、受信方法(3)に対するコストC3は、受信方法(1)に対するコストC1に、パラメータfの値を付加したものである。また、受信方法(4)に対するコストC4は、受信方法(2)に対するコストC2に、パラメータfの値を付加したものである。
C4=5/d+ 5/e + f
図6に、3つの例についての、パラメータa〜f(カッコ内がその数値)、算出されるコストC0〜C4、そのコストに基づいて選択されるデータ受信方法の関係を、表形式で示す。なお、コストC1〜C4の間には、C1<C3<C4およびC1<C2<C4の関係が常に成立するが、C2とC3の間の大小関係は、パラメータe、fの値によって変化する。
ステップ220に続いては、ステップ230で、算出したコストC0〜C4に基づいて、受信方法(1)〜(4)のうち1つを選択する。具体的には、ステップ220で算出したコストC1〜C4のうち、許容コストC0より小さいコストを抽出する。そして、この抽出したコストのうち、最もコストの大きいものに対応する受信方法を選択する。
続いてステップ240では、選択した受信方法に対応する処理を実行する。具体的には、受信方法(1)を選択した場合には図7に示すモジュール300Aを実行し、受信方法(2)を選択した場合には図8に示すモジュール300Bを実行し、受信方法(3)を選択した場合には図9に示すモジュール300Cを実行し、受信方法(4)を選択した場合には図10に示すモジュール300Dを実行する。なお、モジュール300A〜Dは、データセット受信プログラム200の一部となっている。図7〜図10において同一の符号が付されたステップは、互いに同一の処理を行うものであり、ここではそれらについての重複した説明は省略する。
受信方法(1)のためのモジュール300Aの実行において、受信データ制御部8は、まずステップ310で、放送受信部2を用いてデジタル放送衛星20から、取得対象データセットの一部でありかつ未受信の特定の分割データの一部(例えば100kバイト等の所定データ量、1秒等の所定時間に相当するデータ量)の受信を行う。
続いてステップ320では、現在受信しようとしている分割データの取得を完了したか否かを判定する。完了していれば続いてステップ360を実行し、完了していなければ続いてステップ330を実行する。
ステップ330では、チェックタイマが満了したか否かを判定する。チェックタイマは、一定周期で満了する、電源制御部7によって実行されるソフトウェア的なタイマである。満了した場合続いてステップ360を実行し、満了していなければ続いてステップ340を実行する
ステップ340では、ACCがオフになったか否かを判定し、オフになれば続いてステップ350を実行し、オフになっていなければ続いてステップ310を実行する。
ステップ350では、取得対象データセットの受信のための処理を終了する旨を決定し、その後図5のステップ250に処理を進める。ステップ360では、取得対象データセットの受信のための処理を継続する旨を決定し、その後ステップ250に処理を進める。
このように、モジュール300Aの実行においては、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了するか(ステップ330参照)、ACCがオフとなるまで(ステップ340参照)、未取得の分割データの、放送受信部2のみによる受信を繰り返す。そして、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了すると(ステップ330参照)、取得対象データセットの受信を継続するためにステップ250にリターンする。また、ACCがオフとなると(ステップ340参照)取得対象データセットの受信を終了するためにステップ250にリターンする。
また、受信方法(2)のためのモジュール300Bの実行において、受信データ制御部8は、ステップ310に続くステップ315では、通信制御部4を制御して、未取得の特定の分割データを(例えばデータセット識別子および分割データ連番を指定することにより)要求する要求信号を通信部3に出力させる。これによって、通信部3は当該信号をセンタ50に送信し、さらに、センタ50から送信される当該特定の分割データの一部(例えば100kバイト等の所定データ量、1秒等の所定時間に相当するデータ量)を、通信部3および通信制御部4を介して受信する。ステップ310に続いてはステップ320を実行する。
このように、モジュール300Bの実行においては、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了するか(ステップ330参照)、ACCがオフとなるまで(ステップ340参照)、未取得の分割データの、放送受信部2および通信部3による受信を繰り返す。そして、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了すると(ステップ330参照)、取得対象データセットの受信を継続するためにステップ250にリターンする。また、ACCがオフとなると(ステップ340参照)取得対象データセットの受信を終了するためにステップ250にリターンする。
また、受信方法(3)のためのモジュール300Cの実行において、受信データ制御部8は、ステップ330でチェックタイマは満了していないと判定した後、続いてステップ335で、ACCオフ時電源監視タイマが満了したか否かを判定する。ACCオフ時電源監視タイマは、ACCがオフになったときにスタートし、スタート後基準時間経過時に満了する、電源制御部7によって実行されるソフトウェア的なタイマである。基準時間は、あらかじめ記憶された一定値(例えば10分)であってもよいし、各種条件に基づいて変動する値(例えばバッテリ残量が少ないほど小さくなる値)であってもよいし、一定の範囲内でランダムに決まる値であってもよい。満了した場合続いてステップ350を実行し、満了していなければ続いてステップ310を実行する。
このように、モジュール300Cの実行においては、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了するか(ステップ330参照)、ACCがオフとなってから基準時間が経過するまで(ステップ335参照)、未取得の分割データの、放送受信部2のみによる受信を繰り返す。そして、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了すると(ステップ330参照)、取得対象データセットの受信を継続するためにステップ250にリターンする。また、ACCオフ後に基準期間が経過する(ステップ335参照)取得対象データセットの受信を終了するためにステップ250にリターンする。
また、モジュール300Dの実行においては、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了するか(ステップ330参照)、ACCがオフとなってから基準時間が経過するまで(ステップ335参照)、未取得の分割データの、放送受信部2および通信部3による受信を繰り返す。そして、1つの分割データの取得が終了するか(ステップ320参照)、チェックタイマが満了すると(ステップ330参照)、取得対象データセットの受信を継続するためにステップ250にリターンする。また、ACCオフ後に基準期間が経過する(ステップ335参照)取得対象データセットの受信を終了するためにステップ250にリターンする。
ステップ250では、モジュール300A〜Dのいずれかのステップ350または360の決定に基づいて、取得対象データセットの受信を終了するか継続するかを判定する。受信を終了する場合、電源制御部7に対して電源オフ制御を実行した後、データセット受信プログラム200の実行を終了する。受信を継続する場合、再度ステップ210を実行する。
以上のようなデータセット受信プログラム200を電源制御部7に実行させることで、放送・通信受信装置1は、必要なデータセットのすべての分割データの取得を完了するまで(ステップ210、250参照)、パラメータa〜gの値に基づいてコストC0〜C4を算出し(ステップ220参照)、方法(1)〜(4)のうち、最新のコストC0〜C4間の関係に応じたいずれかの方法を選択し(ステップ230参照)、選択した方法で必要な分割データを受信する(ステップ240参照)。
そして、その受信においては、1つの分割データの取得を完了する度に(図9〜11のステップ320参照)、かつ、チェックタイマが満了する度に(図9〜11のステップ330参照)、再度コスト算出、受信方法選択、および選択に応じた受信処理(ステップ240参照)を実行する。
また、ACCオフ時にも分割データを受信する場合は、分割データの受信中であっても、ACCオフのタイミングから基準時間経過したとき(図11、12のステップ335参照)、分割データの受信を中止して放送・通信受信装置1への電力供給を終了する。
このように、放送・通信受信装置1が、あるデータセットのうち既に受信された分割データ(既受信部分の一例に相当する)の情報に基づいて、当該データセットのうちまだ受信されていない分割データ(未受信部分の一例に相当する)の受信のための、放送受信部2と通信部3の使用比率を決定し、その決定した使用比率に基づいて、放送受信部2および通信部3の使用、不使用を制御し、分割データを受信する。ここで、使用比率は、方法(1)および(3)の場合、1対0であり、方法(2)および(4)の場合、1対1である。
このようになっていることで、放送・通信受信装置1は、データセットの既受信の分割データからわかる情報(重要度、有効期限、データセットの残り分割データ数)に基づいた使用比率で放送受信部2と通信部3を制御して、当該データセットの未受信の分割データを受信することができる。
具体的には、未受信の分割データの数が多い、許容コストC0を大きい値に算出する。許容コストC0が大きくなると、放送受信部2のみを用いる受信方法(1)、(3)よりも、放送受信部2と通信部3の両方を用いる受信方法(2)、(4)がより選択され易くなる。すなわち、より多くの受信手段を用い易くなる。このようになっていることで、未受信のデータが残り少ないほどより積極的にデータセットを取得することができる。
また、放送・通信受信装置1は、現在時点と、既受信の分割データ中に含まれるデータセットの有効期限と、の比較に基づいて、この使用比率を決定する。このように、既受信の分割データの中に記述されているデータセットの期限を利用することで、現在時点においてデータセットの期限が過ぎているか否か、過ぎていればどの程度過ぎているか、または、過ぎていなければどの程度の時間が期限まで残っているか等の、現在時点と期限との関係に基づいた受信方法で、データセットの未受信の分割データを受信することができるようになる。
具体的には、放送・通信受信装置1は、現在時点と、既受信の分割データ中に含まれるデータセットの期限が近いほど、許容コストC0を大きい値に算出する。このようになっていることで、データセット自体の中で規定されているデータセットの期限が切迫しているほど、より積極的にデータセットを取得することができる。
また、放送・通信受信装置1は、既受信の分割データ中に含まれる、データセットの重要度に基づいて、使用比率を決定する。このようにデータセットの既受信の分割データの中に記述されているデータセットの重要度を利用することで、その重要度に応じた方法で、データセットの未受信の分割データを受信することができる。
具体的には、放送・通信受信装置1は、既受信の分割データ中に含まれる、データセットの重要度が高いほど、許容コストC0を大きい値に算出する。このようになっていることで、データセット自体の中で規定されているデータセットの重要度が高いほど、より積極的にデータセットを取得することができる。
また、放送・通信受信装置1は、放送受信部2および通信部3の無線受信品質に基づいて、この使用比率を決定するようになっている。このようになっていることで、例えば、無線受信環境が大きく変化するような環境下に車両10がある場合に、放送・通信受信装置1は、より適切に放送受信部2および通信部3を制御してデータセットを受信することができる。
また、放送・通信受信装置1は車両に搭載されるものであってもよい。この場合、放送・通信受信装置1は、既受信の分割データの情報に基づいて、車両の主電源オフのときに放送受信部2または通信部3に未受信の分割データを受信させるか否かを決定するようになっていてもよい。
このようになっていることで、車両の主電源のオフ時にもデータセットの受信を行うとしても、それを行う場合および行わない場合を、既受信の分割データの情報に基づいて区別することができる。
また、放送・通信受信装置1は、許容コストC0を既受信の分割データの情報に基づいて決定し、コストC1〜C4のうち、許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最もコストが高いものに対応する受信方法を、未受信の分割データを受信する方法として採用している。
このようになっていることで、許容コストという上限を上回るコストを有する受信方法を除外した上で、残った受信方法のうちで最もコストの高い受信方法を採用することで、受信のコストの際限ない増大を抑えた上で、最もコストの高い受信方法、すなわち、最も早くデータの受信を完了する可能性が高い受信方法で、データセットを受信することができる。
また、放送・通信受信装置1は、複数の分割データのうち1つの受信が完了したことに基づいて、使用比率を再決定するようになっている。このようになっていることで、複数の分割データから成るデータセットの受信の最中に、1つの分割データの受信完了を契機として使用比率の再決定を繰り返し行うことで、より状況の変化に迅速に対応した方法でデータセットを受信することができるようになる。
また、放送・通信受信装置1は、定期的に、再度使用比率を決定するようになっていてもよい。この場合においても、複数の分割データから成るデータセットの受信の最中に、1つの分割データの受信を契機として使用比率の再決定を繰り返し行うことで、より状況の変化に迅速に対応した方法でデータセットを受信することができるようになる。
なお、上記の実施形態において、放送・通信受信装置1がデータセット受信装置の一例に相当し、放送受信部2が第1データ受信手段の一例に相当し、通信部3が第2データ受信装置の一例に相当し、データセット受信プログラム200がデータセット受信プログラムの一例に相当する。
また、受信データ制御部8が、データセット受信プログラム200のステップ230を実行することで決定手段の一例として機能し、ステップ240を実行することで制御手段の一例として機能する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、ACCオフ時にも分割データを受信する場合は、分割データの受信中は、ACCオフのタイミングから基準時間経過しても、その分割データの受信が完了するまで待ち、完了した後に放送・通信受信装置1への電力供給を終了するようになっていてもよい。
また、ステップ230では、受信データ制御部8は、コストC1〜C4のうち、許容コストC0よりもコストが低くかつその低いものの中で最も受信データレートが高いものに対応する受信方法を、未受信の分割データを受信する方法として採用するようになっていてもよい。このようになっていることで、許容コストという上限を上回るコストを有する受信方法を除外した上で、残った受信方法のうちで最もコストの高い受信方法を採用する。したがって、受信のコストの際限ない増大を抑えた上で、最も早くデータの受信を完了することができる受信方法で、データセットを受信することができる。
また、ステップ220で算出するコストC1〜C4は、常にC1<C2<C3<C4となる一定値であってもよい。
また、受信方法(1)〜(4)には、あらかじめ決まった優先度(例えば方法(4)、(3)、(2)、(1)の順に優先度が高い)が割り当てられており、受信データ制御部8は、ステップ230においては、許容コストより小さいコストを有する受信方法のうち、それらの個々のコスト値に関わらす、その優先度の最も高いものを選択するようになっていてもよい。
また、1つのデータセット内の分割データの総数は、10でも、100でも、1000でも、どのような値でもよい。
また、第1データ受信手段は、デジタル放送衛星20以外からデータを受信するようになっていてもよいし、第2データ受信手段は、基地局30を介してセンタ50からデータを受信する以外の方法でデータを受信するようになっていてもよい。例えば、放送受信部2は、デジタル放送衛星20に代えて、OFDM方式による地上デジタル放送局からデータ放送用データを受信するようになっていてもよい。
また、上記の実施形態において、受信データ制御部8がプログラムを実行することで実現している各機能は、それらの機能を有するハードウェア(例えば回路構成をプログラムすることが可能なFPGA)を用いて実現するようになっていてもよい。
本発明の実施形態に係るデータ送受信システムの概略図である。 放送衛星20およびセンタ50から送出されるデータセット100の構成を示す図である。 放送・通信受信装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 放送・通信受信装置1におけるデータ受信の方法を示す図である。 放送・通信受信装置1の受信データ制御部8が実行するデータセット受信プログラム200のフローチャートである。 データの受信状況に関するパラメータa〜gの取りうる値、算出されるコストC0〜C4、および選択されるデータ受信方法の例を示す図表である。 モジュール300Aのフローチャートである。 モジュール300Bのフローチャートである。 モジュール300Cのフローチャートである。 モジュール300Dのフローチャートである。
符号の説明
1…放送・通信受信装置、2…放送受信部、3…通信部、4…通信制御部、
5…表示部、6…データ記憶部、7…電源制御部、8…受信データ制御部、
10…車両、20…デジタル放送衛星、30…基地局、40…通信ネットワーク、
50…センタ、100…データセット、101…分割データ、
101a…データセット識別子、101b…分割データ総数、
101c…分割データ連番、101d…有効期限、101e…データ重要度、
101f…データ部、200…データセット受信プログラム、
300A〜D…モジュール。

Claims (16)

  1. 車両に搭載されるデータセット受信装置であって、
    1の無線方式でデータを受信する(2)第1データ受信手段と、
    第2の無線方式でデータを受信する(3)第2データ受信手段と、
    データセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、前記データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段の使用比率を決定する(230)決定手段と、
    前記決定手段が決定した使用比率に基づいて、前記第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御する(240)制御手段と、を備え
    前記決定手段は、
    許容コストを前記既受信部分の情報に基づいて決定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第1の受信方法の第1コストを特定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第2の受信方法の第2コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第3の受信方法の第3コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第4の受信方法の第4コストを特定し、
    前記第1、第2、第3、第4コストのうち、前記許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最もコストが高いものに対応する受信方法を、前記未受信部分を受信する方法として採用することを特徴とするデータセット受信装置。
  2. 車両に搭載されるデータセット受信装置であって、
    1の無線方式でデータを受信する(2)第1データ受信手段と、
    第2の無線方式でデータを受信する(3)第2データ受信手段と、
    データセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、前記データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段の使用比率を決定する(230)決定手段と、
    前記決定手段が決定した使用比率に基づいて、前記第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御する(240)制御手段と、を備え
    前記決定手段は、
    前記既受信部分の情報に基づいて許容コストを決定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第1の受信方法の第1コストを特定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第2の受信方法の第2コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第3の受信方法の第3コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第4の受信方法の第4コストを特定し、
    前記第1、第2、第3、第4コストのうち、前記許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最も受信データレートが高いものに対応する受信方法を、前記未受信部分を受信する方法として採用することを特徴とするデータセット受信装置。
  3. 前記決定手段は、前記第1、第2、第3、および第4コストを、前記第1データ受信手段の無線受信品質、前記第1データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、前記第2データ受信手段の無線受信品質、前記第2データ受信手段の無線受信にかかる金銭的コスト、または、前記車両の主電源オフ中に前記未受信データを受信することのコスト、に基づいて特定することを特徴とする請求項に記載のデータセット受信装置。
  4. 前記決定手段は、前記未受信部分の量に基づいて、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  5. 前記決定手段は、前記未信部分の量が大きいほど、前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段のうち、前記未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、
    前記制御手段は、前記決定手段が設定した数に基づいて、前記第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  6. 前記決定手段は、現在時点と、前記既受信部分中に含まれる前記データセットの期限と、の比較に基づいて、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  7. 前記決定手段は、現在時点と、前記既受信部分中に含まれる前記データセットの期限が近いほど、前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段のうち、前記未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、
    前記制御手段は、前記決定手段が設定した数に基づいて、前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段を制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  8. 前記決定手段は、前記既受信部分中に含まれる、前記データセットの重要度に基づいて、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  9. 前記決定手段は、前記既受信部分中に含まれる、前記データセットの重要度が高いほど、前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段のうち、前記未受信部分の受信のために用いる対象の数を多く設定し、
    前記制御手段は、前記決定手段が設定した数に基づいて、前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段を制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  10. 前記決定手段は、前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の無線受信品質に基づいて、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  11. 当該データセット受信装置は車両に搭載されるものであって、
    前記決定手段は、前記既受信部分の情報に基づいて、前記車両の主電源オフのときに前記第1データ受信手段または前記第2データ受信手段に前記未受信部分を受信させるか否かを決定することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  12. 前記データセットは複数の分割データに分かれて送信され、
    前記決定手段は、前記複数の分割データのうち1つの受信が完了したことに基づいて、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  13. 前記決定手段は、定期的に、前記使用比率を決定することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  14. 前記第1データ受信手段は、放送によって送信されるデータを受信するためのものであり、前記第2データ受信手段は、通信によって送信されるデータを受信するためのものであることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載のデータセット受信装置。
  15. 車両に搭載され、第1の無線方式でデータを受信する第1データ受信手段および第2の無線方式でデータを受信する第2データ受信手段を備えたデータセット受信装置に用いられるデータセット受信プログラムであって、
    データセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、前記データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段の使用比率を決定する決定手段、および、
    前記決定手段が決定した使用比率に基づいて、前記第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御する制御手段として、コンピュータを機能させ
    前記決定手段は、
    許容コストを前記既受信部分の情報に基づいて決定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第1の受信方法の第1コストを特定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第2の受信方法の第2コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第3の受信方法の第3コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第4の受信方法の第4コストを特定し、
    前記第1、第2、第3、第4コストのうち、前記許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最もコストが高いものに対応する受信方法を、前記未受信部分を受信する方法として採用することを特徴とするデータセット受信プログラム。
  16. 車両に搭載され、第1の無線方式でデータを受信する第1データ受信手段および第2の無線方式でデータを受信する第2データ受信手段を備えたデータセット受信装置に用いられるデータセット受信プログラムであって、
    データセットのうち既に受信された既受信部分の情報に基づいて、前記データセットのうちまだ受信されていない未受信部分の受信のための前記第1データ受信手段と前記第2データ受信手段の使用比率を決定する決定手段、および、
    前記決定手段が決定した使用比率に基づいて、前記第1データ受信手段および第2データ受信手段を制御する制御手段として、コンピュータを機能させ
    前記決定手段は、
    前記既受信部分の情報に基づいて許容コストを決定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第1の受信方法の第1コストを特定し、
    前記車両の主電源がオフのときにのみ前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第2の受信方法の第2コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段のみに前記未受信データを受信させる第3の受信方法の第3コストを特定し、
    前記車両の主電源のオン・オフにかかわらず前記第1データ受信手段および前記第2データ受信手段の両方に前記未受信データを受信させる第4の受信方法の第4コストを特定し、
    前記第1、第2、第3、第4コストのうち、前記許容コストよりもコストが低くかつその低いものの中で最も受信データレートが高いものに対応する受信方法を、前記未受信部分を受信する方法として採用することを特徴とするデータセット受信プログラム。
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