JP2002101460A - 移動体通信装置及び方法 - Google Patents

移動体通信装置及び方法

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JP2002101460A
JP2002101460A JP2000291127A JP2000291127A JP2002101460A JP 2002101460 A JP2002101460 A JP 2002101460A JP 2000291127 A JP2000291127 A JP 2000291127A JP 2000291127 A JP2000291127 A JP 2000291127A JP 2002101460 A JP2002101460 A JP 2002101460A
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wireless transmission
communication
reception
vehicle
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JP2000291127A
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Mitsuo Yasushi
光男 安士
Masatoshi Yanagidaira
雅俊 柳平
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5691Access to open networks; Ingress point selection, e.g. ISP selection
    • H04L12/5692Selection among different networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の移動位置やデータの種類に応じて効
率よく所定のネットワーク回線を介してデータ通信を行
うことができる移動体通信装置及び方法を提供する。 【解決手段】 送信又は受信すべきデータの種類に応じ
て少なくともデータ通信速度が互いに異なる複数の無線
送受信手段のうちのいずれか1を選択し、その選択した
1の無線送受信手段によるデータ通信を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、インターネット等
の所定のネットワーク回線を介してデータ通信を行う移
動体通信装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載された移動電話装置を利用し
て車内からインターネット上のWWWサーバとの間でデ
ータ通信を行うことは既に知られている。例えば、車内
からWWWサーバにアクセスして現在位置付近の地図デ
ータを入手したり、或いは現在の走行状態のデータを運
行管理センタの装置に通知することができる。また、音
楽データを配信するセンタ装置から音楽データをダウン
ロードして車内で音楽を楽しむことも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動電話装置を用いた移動体通信装置では、移動体の移
動位置によっては通信領域外のために安定したデータ通
信ができなかったり、通信領域内で安定した通信ができ
ても通信速度が遅いためデータの種類によってはデータ
の送受信に長時間を要するという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、移動体の移動位
置やデータの種類に応じて効率よく所定のネットワーク
回線を介してデータ通信を行うことができる移動体通信
装置及び方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体通信装置
は、所定のネットワーク回線を介してデータ通信を行う
移動体通信装置であって、少なくともデータ通信速度が
互いに異なる複数の無線送受信手段と、送信又は受信す
べきデータの種類に応じて複数の無線送受信手段のうち
のいずれか1を選択する選択手段と、選択手段によって
選択された1の無線送受信手段によるデータ通信を制御
する手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】本発明の移動体通信方法は、所定のネット
ワーク回線を介してデータ通信を行う移動体通信方法で
あって、送信又は受信すべきデータの種類に応じて少な
くともデータ通信速度が互いに異なる複数の無線送受信
手段のうちのいずれか1を選択し、その選択した1の無
線送受信手段によるデータ通信を制御することを特徴と
している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図1は本発明を適用した通信
システムの構成を示している。この通信システムにおい
ては、車両14に車載端末装置1が移動体通信装置とし
て形成されている。車載端末装置1はインターネット2
とは互いに異なる技術規格の複数の無線送受信手段によ
る通信経路で接続可能にされている。この通信システム
では、ブルートゥース(Bluetooth:近距離無線データ通
信技術)を用いたブルートゥース通信経路及び移動電話
装置22を用いた移動電話通信経路が可能にされてい
る。なお、これらの通信経路に加えてETC(Electroni
c Toll Collection System:自動料金収受システム)マイ
クロ波を用いた通信経路等の他の技術規格の通信経路を
加えても良い。
【0008】ブルートゥース通信経路においては、ブル
ートゥース中継装置11がアクセスポイントとなるべき
場所に設けられている。ブルートゥース中継装置11は
インターネット2に接続され、車載端末装置1内のブル
ートゥース送受信装置21と無線信号にてデータを送受
信する。ブルートゥース中継装置11は図1では1つし
か示していないが、各ブルートゥース用のアクセスポイ
ント、すなわちガソリンスタンド等の車道に面した店舗
に備えられている。
【0009】移動電話経路においては、車載端末装置1
内に移動電話装置22は備えられている。移動電話装置
22は電話機能と共にパケット通信機能を有し、基地局
装置12及び電話交換局装置13を介してインターネッ
ト2に接続される。電話交換局装置13にはインターネ
ット接続機能が備えられている。移動電話装置22とし
ては、車載用電話機だけでなく携帯電話機でも良い。
【0010】ブルートゥース通信経路は車載端末装置1
がブルートゥース用のアクセスポイントから例えば、1
0〜100mまでの範囲の狭い通信範囲内に存在すると
きに利用される通信経路である。一方、移動電話通信経
路は車載端末装置1がブルートゥース用のアクセスポイ
ントの通信範囲以外に存在するときに利用される通信経
路である。よって、後述するように緊急データのように
優先的な内容のデータ通信が要求される場合には、ほぼ
常時通信が可能な移動電話通信経路が用いられる。しか
しながら、ブルートゥース通信経路は移動電話通信経路
よりも高速通信を可能にするので、優先的な内容ではな
いが音楽データのようにデータ量が多いデータ通信では
高速通信が可能なブルートゥース通信経路が用いられ
る。
【0011】車載端末装置1は、図2に示すように、C
PU20、ブルートゥース送受信装置21、移動電話装
置22、GPS(グローバルポジショニングシステム)
装置24、車両運行検出部25、操作部26、表示装置
27、記憶装置28、半導体メモリ29、DVD−RO
Mドライブ30、チューナ31、アンプ32及び運転者
検出部33からなり、これらはバス34に共通接続され
ている。
【0012】GPS装置24は車両14の現在位置を検
出する。車両運行検出部25は例えば、車速、エンジン
回転数、エンジンの吸気管内圧力等の車両14の運行状
態を検出する。記憶装置28はハードディスクからな
り、車両データ、運転者データ、音楽データ、地図デー
タ、運行データ及び住所録データ等の顧客の車両関連デ
ータを記憶してデータベースを形成する。また、車両関
連データの他に後述するが、アクセスポイントを記憶し
ても良い。半導体メモリ29には一時的なデータが記憶
される。
【0013】運転者検出部33は運転者の声紋、アイリ
ス、指紋等の運転者を特定することができる運転者のパ
ラメータを検出する。CPU20は運転者検出部33の
出力信号に応じて運転者の変更及び現在の運転者が予め
登録された運転者であることを確認する。なお、登録運
転者は氏名、性別、住所、運転者特定パラメータ等の運
転者データを予め入力しており、その運転データは記憶
装置28に記憶されている。
【0014】チューナ31はテレビやラジオ放送の電波
を受信するためのものである。アンプ32はディジタル
オーディオデータをアナログ信号に変換するD/A変換
器を内蔵し、チューナ31の出力信号やD/A変換器の
出力信号に応じてスピーカ35を駆動するようになって
いる。図3は車載端末装置1の前面パネル1aを示して
いる。その前面パネルには、操作部26の各操作子及び
表示装置27のディスプレイ画面27aが配置されてい
る。操作部26の操作子としては図3に示すように、音
量つまみ26a、選曲つまみ26b、音楽再生ボタン2
6c、渋滞情報ボタン26d、電話ボタン26e、イン
ターネットボタン26f、経路探索ボタン26g及び緊
急通報ボタン26hがある。
【0015】音楽再生ボタン26cを操作すると、ディ
スプレイ画面27aには図4(a)に示すように「音楽再
生」の窓が表示され、そこには「インターネットラジ
オ」、「MP3データ」及び「地上波」の選択肢が表示
される。渋滞情報ボタン26dを操作すると、ディスプ
レイ画面27aには図4(b)に示すように「渋滞情報」
の窓が表示され、そこには「ラジオ」、「インターネッ
ト」、「VICS(登録商標)」、「過去データより予
測」、「ATIS」及び「高速道路公団案内」の選択肢
が表示される。
【0016】電話ボタン26eを操作すると、ディスプ
レイ画面27aには図4(c)に示すように「電話」の窓
が表示され、そこには「連絡先リスト」の選択肢が表示
される。インターネットボタン26fを操作すると、図
示しないが、WWW用ブラウザが起動され、ディスプレ
イ画面27aにはブラウザの窓が表示される。
【0017】経路探索ボタン26gを操作すると、ディ
スプレイ画面27aには図4(d)に示すように「経路探
索」の窓が表示され、そこには「出発地」、「目的
地」、「日時」、「場所」、「条件」及び「過去の記
録」の選択肢及び地図が表示される。緊急通報ボタン2
6hを操作すると、ディスプレイ画面27aには図4
(e)に示すように「緊急通報」の窓が表示され、そこに
は「アクセスポイント」、「緊急センタ」、「救急
車」、「警察」、「保険会社」及び「修理工場」の選択
肢が表示される。
【0018】ディスプレイ画面27aに上記のように表
示された選択肢を更に選択することにより、更に項目が
表示されるが、これ以上のディスクプレイ画面27aの
表示についての説明は本発明と直接関係ないので省略す
る。インターネット2にはASP(Application Service
Provider)サーバ4が接続されている。ASPサーバ4
は車載端末装置1からのアクセスに応じて車載端末装置
1と通信し、各車両の上記した如き車両関連データを記
憶装置4aに記憶させるために動作する。すなわち、記
憶装置4aには車両関連データのデータベースが形成さ
れる。
【0019】また、インターネット2には、図1に示す
ように各車両自体を管理する車両管理センタの車両管理
センタ装置5、各車両の運転状況を管理する運行管理セ
ンタの運行管理センタ装置6、車両所有者のホームサー
バ7、車両所有者の勤め先の事務所サーバ8、音楽デー
タを配信する音楽配信センタの音楽配信センタ装置9及
び病院や警察の緊急通報センタの緊急通報センタ装置1
0が接続されている。車両管理センタ装置5、運行管理
センタ装置6、ホームサーバ7、事務所サーバ8、音楽
配信センタ装置9及び緊急通報センタ装置10各々はA
SPサーバ4とインターネット2を介して通信する端末
装置である。
【0020】車両管理センタ装置5はASPサーバ4に
アクセスして記憶装置4aに記憶された車両データを用
いて各車両を管理する装置である。運行管理センタ装置
6はASPサーバ4にアクセスして記憶装置4aに記憶
された運行データを用いて各車両の運行を管理する装置
である。ホームサーバ7はユーザの家庭に設けられたサ
ーバである。音楽配信センタ装置9は例えば、MP3形
式やAAC形式の音楽データを端末装置やサーバに配信
する他、ASPサーバ4にアクセスして端末装置から音
楽データを受け入れることも行う。緊急通報センタ装置
10は車両において事故等の緊急状態が発生したときに
その緊急通報を直接或いはASPサーバ4を介して受け
取る。
【0021】これらの装置5,6,9,10やサーバ
7,8のいずれかがASPサーバ4に対してHTTP等
のプロトコルによってインターネット2を介してアクセ
スすると、それに応答してASPサーバ4から送信され
てくる情報は図5(a)に示すようなユーザID及びパス
ワードの入力表示画面となる。ここで、ユーザID及び
パスワードがユーザによって入力され、「ログイン」ボ
タンが操作されると、図5(b)に示すように選択画面と
なる。すなわち、「アプリケーション」、「データベー
ス」、「ユーザ設定」及び「データ更新」の各選択肢が
表示される。
【0022】ユーザの操作によって「アプリケーショ
ン」が選択されると、図5(c)に示すように「運行管
理」、「緊急通報」、「音楽配信」、「盗難防止」、
「車両管理」、「公衆電話」、「経路探索」及び「メー
ル」からなる選択肢が表示される。ユーザの操作によっ
て「運行管理」が選択されると、ASPサーバ4は記憶
装置4aから車両管理プログラムを読み出し、その車両
管理プログラムを実行して表示データをインターネット
2を介してアクセス元の装置やサーバに送信する。アク
セス元の装置やサーバにおいては、ASPサーバ4から
送られてきた車両管理プログラムの表示データは例え
ば、図6(a)に示すように表示される。
【0023】「緊急通報」が選択されると、「運行管
理」の場合と同様にASPサーバ4は記憶装置4aから
緊急通報プログラムを読み出し、その緊急通報プログラ
ムを実行して表示データをインターネット2を介してア
クセス元の装置やサーバに送信する。アクセス元の装置
やサーバにおいては、ASPサーバ4から送られてきた
緊急通報プログラムの表示データは例えば、図6(b)に
示すように表示される。
【0024】「音楽配信」が選択されると、ASPサー
バ4は記憶装置4aから音楽配信プログラムを読み出
し、その音楽配信プログラムを実行して表示データをイ
ンターネット2を介してアクセス元の装置やサーバに送
信する。アクセス元の装置やサーバにおいては、ASP
サーバ4から送られてきた音楽配信プログラムの表示デ
ータは例えば、図6(c)に示すように表示される。
【0025】「盗難防止」が選択されると、ASPサー
バ4は記憶装置4aから盗難防止プログラムを読み出
し、その盗難防止プログラムを実行して表示データをイ
ンターネット2を介してアクセス元の装置やサーバに送
信する。アクセス元の装置やサーバにおいては、ASP
サーバ4から送られてきた盗難防止プログラムの表示デ
ータは例えば、図6(d)に示すように表示される。
【0026】「車両管理」が選択されると、ASPサー
バ4は記憶装置4aから車両管理プログラムを読み出
し、その車両管理プログラムを実行して表示データをイ
ンターネット2を介してアクセス元の装置やサーバに送
信する。アクセス元の装置やサーバにおいては、ASP
サーバ4から送られてきた車両管理プログラムの表示デ
ータは例えば、図6(e)に示すように表示される。
【0027】「経路探索」が選択されると、ASPサー
バ4は記憶装置4aから経路探索プログラムを読み出
し、その経路探索プログラムを実行して表示データをイ
ンターネット2を介してアクセス元の装置やサーバに送
信する。アクセス元の装置やサーバにおいては、ASP
サーバ4から送られてきた経路探索プログラムの表示デ
ータは例えば、図6(f)に示すように表示される。
【0028】「メール」が選択されると、ASPサーバ
4は記憶装置4aからメールプログラムを読み出し、そ
のメールプログラムを実行して表示データをインターネ
ット2を介してアクセス元の装置やサーバに送信する。
アクセス元の装置やサーバにおいては、ASPサーバ4
から送られてきたメールプログラムの表示データは例え
ば、図6(g)に示すように表示される。
【0029】「公衆電話」が選択されると、ASPサー
バ4は記憶装置4aから公衆電話プログラムを読み出
し、その公衆電話プログラムを実行して表示データをイ
ンターネット2を介してアクセス元の装置やサーバに送
信する。アクセス元の装置やサーバにおいては、ASP
サーバ4から送られてきた公衆電話プログラムの表示デ
ータは例えば、図6(h)に示すように表示される。
【0030】ユーザの操作によって「データベース」が
選択されると、図5(d)に示すように「車両データ」、
「運行データ」、「運転者データ」、「音楽データ」、
「住所録データ」、及び「地図データ」からなる選択肢
が表示される。「車両データ」が選択されると、ASP
サーバ4は記憶装置4aから車両データを読み出し、そ
の読み出した車両データをインターネット2を介してア
クセス元の装置やサーバに送信する。アクセス元の装置
やサーバにおいては、ASPサーバ4から送られてきた
車両データは例えば、図7(a)に示すように表示され
る。「運行データ」が選択されると、車両データの場合
と同様の動作によりASPサーバ4から運行データが送
信され、アクセス元の装置やサーバにおいては、例え
ば、図7(b)に示すように運行データが表示される。
「運転者データ」が選択されると、車両データの場合と
同様の動作によりASPサーバ4から運転者データが送
信され、アクセス元の装置やサーバにおいては、例え
ば、図7(c)に示すように運転者データが表示される。
「音楽データ」が選択されると、車両データの場合と同
様の動作によりASPサーバ4から音楽データが送信さ
れ、アクセス元の装置やサーバにおいては、例えば、図
7(d)に示すように音楽データが表示される。「地図デ
ータ」が選択されると、車両データの場合と同様の動作
によりASPサーバ4から地図データが送信され、アク
セス元の装置やサーバにおいては、例えば、図7(e)に
示すように地図データが表示される。「住所録データ」
が選択されると、車両データの場合と同様の動作により
ASPサーバ4から住所録データが送信され、アクセス
元の装置やサーバにおいては、例えば、図7(f)に示す
ように住所録データが表示される。
【0031】ユーザの操作によって「ユーザ設定」が選
択されると、図5(e)に示すように「アクセス権の設
定」、「新ユーザの追加」、「ユーザデータの変更」及
び「アクセスポイント設定」からなる選択肢が表示され
る。ユーザの操作によって「データ更新」が選択される
と、図5(f)に示すように「無条件更新(データ移
動)」、「条件付更新(相手先)」、「条件付更新(通
信条件)」及び「消去(フォーマット)」からなる選択
肢が表示される。
【0032】次に、車載端末装置1のCPU20によっ
て実行される通信制御動作について図8〜図19を参照
しつつ説明する。CPU20は、先ず、アクセスポイン
ト設定ルーチンを実行する。アクセスポイント設定ルー
チンにおいては、図8に示すように車両14の目的地が
設定されている否かを判別する(ステップS1)。目的
地は、上記の経路探索ボタン26gの操作によって設定
される。目的地が設定されている場合には、目的地まで
の走行経路を設定し(ステップS2)、その経路におけ
るアクセスポイントのうちの車両14の現在位置から最
も近いアクセスポイントを抽出する(ステップS3)。
目的地が設定されていない場合には車両14の現在位置
に近いアクセスポイントを抽出する(ステップS4)。
現在位置を中心とする地域(例えば、半径100km以
内)のアクセスポイントは、地図データと共に予め記憶
装置28又はDVD−ROMに記憶されている。DVD
の場合にはDVD−ROMドライブ30によって読み出
される。現在位置はGPS装置24によって検出される
ので、ステップS2及びS4においてもアクセスポイン
トはGPS装置24から得られた現在位置に基づいて記
憶装置28又はDVD−ROMから検索される。また、
そのアクセスポイントはブルートゥース通信経路及び移
動電話通信経路各々に対して設定され、設定された各通
信経路のアクセスポイントはブルートゥース用アクセス
ポイント及び移動電話用アクセスポイントとしてメモリ
29に記憶される。
【0033】なお、目的地までの走行経路はステップS
2で自動設定しているが、上記の経路探索ボタン26g
の操作に応じて運転者等のユーザがディスプレイ画面2
7aに表示された地図上でポインタによって選択的に設
定してメモリ29に保存することができるので、走行経
路が既に設定されている場合には、ステップS2ではそ
の設定されている走行経路をメモリ29から読み出して
ステップS3ではその設定されている走行経路に応じて
アクセスポイントを設定することが行われる。
【0034】ステップS4では単に現在位置から最短距
離の位置にあるアクセスポイントが設定される。また、
現在位置から目的地までの走行経路を記憶装置28又は
DVD−ROMに記憶された道路データに応じて自動的
に検索することができる。その検索結果、複数の走行経
路がある場合には、それらの走行経路をディスプレイ画
面27aに表示してユーザに選択させても良い。
【0035】移動電話用アクセスポイントについては、
通話が可能なセル内に車両14が存在するならばそのセ
ルの基地局装置との制御チャンネルで通信が自動的に行
われて移動電話装置22がアクセスポイントの情報を有
しているので、移動電話装置22から移動電話用アクセ
スポイントを得ることができる。車両14がセル以外の
通話できない領域にいる場合には、上記のように記憶装
置28又はDVD−ROMから検索することが行われ
る。
【0036】CPU20は、アクセスポイント設定ルー
チンの実行後、図9〜図11に示す通信制御ルーチンを
例えば、1秒毎に繰り返し実行する。通信制御ルーチン
においてCPU20は、先ず、緊急データ通信設定ルー
チンを実行する(ステップS11)。緊急データ通信設
定ルーチンにおいてCPU20は、図12に示すように
緊急通信が指令されたか否かを判別する(ステップS5
1)。操作部26の緊急通報ボタン26gが操作された
ことにより緊急通信が指令されたり、緊急データが記憶
装置28に格納された場合には、移動電話通信経路を用
いるための緊急データ送信要求フラグをセットする(ス
テップS52)。緊急データ送信要求フラグは優先的な
データ通信を要求するフラグである。
【0037】CPU20は、ステップS11の実行後、
緊急データ送信フラグがセットされたか否かを判別する
(ステップS12)。緊急データ送信要求フラグがセッ
トされた場合には、記憶装置28から緊急データを読み
出してそれを移動電話装置22によってASPサーバ4
に送信させる(ステップS13)。送信先はASPサー
バ4に限らず、緊急通報センタ装置10等の他の装置を
含んでも良い。なお、移動電話装置22を用いた移動電
話通信経路での通信が不可能な領域、すなわち移動電話
用アクセスポイントから遠く離れた領域に車両が存在す
る場合が考えられるが、その場合には、ステップS13
は移動電話通信経路での通信が可能となるまで繰り返し
実行される。
【0038】CPU20は、ステップS13の実行後
は、実際の走行経路がステップS2で設定した走行経路
通りであるか否かを判別する(ステップS14)。ステ
ップS14はステップS12において緊急データ送信フ
ラグがセットされていないと判別した場合には直ちに実
行される。ステップS14では車両の現在位置がステッ
プS2の走行経路上に位置しているか否かを判別するこ
とが行われる。
【0039】実際の走行経路が設定通りではない場合に
は、目的地までの走行経路を再設定し(ステップS1
5)、その再設定の走行経路におけるアクセスポイント
のうちの車両14の現在位置から最も近いアクセスポイ
ントを抽出する(ステップS16)。これは、上記のス
テップS2及びS3と同様の動作である。実際の走行経
路が設定通りである場合には、ステップS17に進んで
各種通信設定ルーチンが直ちに実行される。また、ステ
ップS15及びS16を実行した場合にはその後、ステ
ップS76に進む。
【0040】CPU20は、図9に示すように、車両デ
ータ通信設定ルーチン(ステップS17)、運転者デー
タ通信設定ルーチン(ステップS18)、音楽データ通
信設定ルーチン(ステップS19)、地図データ通信設
定ルーチン(ステップS20)、運行データ通信設定ル
ーチン(ステップS21)及び住所録データ通信設定ル
ーチン(ステップS22)を順に実行する。
【0041】車両データ通信設定ルーチンにおいてCP
U20は、図13に示すように、先ず、定期的な車両デ
ータ送信要求が発生したか否かを判別する(ステップS
71)。車両データの更新サイクルは、図14に示すよ
うに1週間に1回であり、ステップS71では前回の更
新日時から1週間が経過したか否かが判別される。な
お、車両データ、運転者データ、音楽データ、地図デー
タ、運行データ、住所録データ及び緊急データ各々につ
いて更新サイクルと共に前回の更新日時が図14に示し
た如き更新テーブルとして記憶装置28には形成されて
いる。更新テーブルの更新日時の欄には対応するデータ
がASPサーバ4に送信されたときの日時が書き込まれ
る。
【0042】前回の更新日時から1週間が経過したこと
により定期的な送信要求が発生した場合には、ブルート
ゥース通信経路を用いるための車両データ定期送信要求
フラグをセットする(ステップS72)。定期的な送信
要求が発生していない場合には、イベント送信要求が発
生したか否かを判別する(ステップS73)。ステップ
S73の判別はステップS72の実行後も直ちに行われ
る。イベント送信要求とは、車両データに応じて車両に
不具合が生じた場合に発生される。例えば、エンジンの
燃焼異常、オイル量の閾値以下への減少、ガソリン量の
閾値以下への減少、タイヤの空気圧の閾値以下への減少
等の車両の異常時やバッテリーやタイヤの交換時にも発
生される。
【0043】イベント送信要求が発生した場合には、移
動電話通信経路を用いるための車両データイベント送信
要求フラグをセットする(ステップS74)。車両デー
タイベント送信要求フラグは車両データ定期送信要求フ
ラグよりも優先的なデータ通信を要求するフラグであ
る。ステップS74の実行後、車両データ操作送信要求
が発生したか否かを判別する(ステップS75)。ステ
ップS75ではユーザの操作に応じて任意のサーバ等の
所望の送り先への車両データの送信要求が発生したか否
かが判別される。車両データ操作送信要求が発生した場
合には、ブルートゥース通信経路での通信が可能か否か
を判別する(ステップS76)。すなわち、設定されて
いるブルートゥース用のアクセスポイントに対するアク
セス範囲内にあるか否かが判別される。例えば、ブルー
トゥース中継装置11からの送信信号をブルートゥース
送受信装置21で受信できるならば、ブルートゥース通
信経路での通信が可能となる。ブルートゥース通信経路
での通信が可能ならば、車両データ操作送信要求フラグ
Aをセットする(ステップS77)。一方、ブルートゥ
ース通信経路での通信が不可能ならば、移動電話通信経
路を用いるための車両データ操作送信要求フラグBをセ
ットする(ステップS78)。車両データ操作送信要求
は優先的にデータ通信を要求して発生されたので、ブル
ートゥース通信経路での通信が可能ならば、車両データ
操作送信要求フラグAのセットによってブルートゥース
通信経路を用いた車両データ通信が行われることにな
り、ブルートゥース通信経路での通信が不可能ならば、
車両データ操作送信要求フラグBのセットによって移動
電話通信経路を用いた車両データ通信が行われることに
なる。
【0044】音楽データ通信設定ルーチンにおいてCP
U20は、図15に示すように先ず、音声データの定期
送信時刻が到来したか否かを判別する(ステップS8
1)。音楽データの1日に2回(例えば、12時及び1
8時)の定期的なアップロードの時刻が到来した場合に
は、記憶装置28にASPサーバ4に対して送信すべき
音楽データが保存されているか否かを判別する(ステッ
プS82)。記憶装置28に送信すべき音楽データが保
存されている場合には、音楽データ定期送信要求フラグ
をセットする(ステップS83)。なお、ステップS8
2ではASPサーバ4に送信すべき音楽データに限定し
ているが、ASPサーバ4以外の装置やサーバに送信す
べき音楽データが保存されている場合にはその音楽デー
タについて音楽データ定期送信要求フラグをセットして
も良い。
【0045】一方、音声データ定期送信時刻ではない場
合には、音楽データ予約通信要求が発生した否かを判別
する(ステップS84)。音楽データを所定のサーバに
対してダウンロード又はアップロードする予約が設定さ
れている場合には、その予約時刻になると音楽データ予
約通信要求が発生される。音楽データ予約通信要求が発
生した場合には、音楽データ通信要求フラグをセットす
る(ステップS85)。音楽データ定期送信要求フラグ
及び音楽データ通信要求フラグ共にブルートゥース通信
経路での通信を行うことを前提にしているフラグであ
る。
【0046】ステップS85の実行後、音楽データ操作
通信要求が発生したか否かを判別する(ステップS8
6)。ステップS86ではユーザの操作に応じて任意の
サーバ等の所望の送り先への音楽データのアップロード
又は所望の送り先からのダウンロートの要求が発生した
か否かが判別される。操作通信要求が発生した場合に
は、ブルートゥース通信経路での通信が可能か否かを判
別する(ステップS87)。すなわち、設定されている
ブルートゥース用のアクセスポイントに対するアクセス
範囲内にあるか否かが判別される。例えば、ブルートゥ
ース中継装置11からの送信信号をブルートゥース送受
信装置21で受信できるならば、ブルートゥース通信経
路での通信が可能となる。ブルートゥース通信経路での
通信が可能ならば、音楽データ操作通信要求フラグAを
セットする(ステップS88)。一方、ブルートゥース
通信経路での通信が不可能ならば、移動電話通信経路を
用いるための音楽データ操作通信要求フラグBをセット
する(ステップS89)。音楽データ操作通信要求は優
先的に通信を要求して発生されたので、ブルートゥース
通信経路での通信が可能ならば、音楽データ操作通信要
求フラグAのセットによってブルートゥース通信経路を
用いた通信が行われることになり、ブルートゥース通信
経路での通信が不可能ならば、音楽データ操作通信要求
フラグBのセットによって移動電話通信経路を用いた通
信が行われることになる。
【0047】運転者データ通信設定ルーチンにおいてC
PU20は、図16に示すように先ず、運転者が変更し
たか否かを判別する(ステップS91)。運転者の変更
はCPU20において運転者検出部33の出力信号に応
じて判別される。運転者の変更があった場合には、ブル
ートゥース通信経路を用いるために運転者データ送信要
求フラグAをセットする(ステップS92)。
【0048】運転者は登録された運転者であるか否かを
判別する(ステップS93)。上記したように、登録運
転者は氏名、性別、住所、運転者特定パラメータ等の運
転者データを予め入力しており、その運転データは記憶
装置28に記憶されているので、運転者検出部33の出
力信号に応じて判別された運転者に対応した運転者デー
タが記憶装置28に記憶されているか否かを判別するこ
とが行われる。運転者は登録運転者ではない場合には車
両が盗難された可能性があり、直ちにその情報を通知す
る必要があるので、移動電話通信経路を用いるために運
転者データ送信要求フラグBをセットする(ステップS
94)。運転者データ送信要求フラグBは運転者データ
送信要求フラグAよりも優先的なデータ通信を要求する
フラグである。なお、ステップS94が実行された場合
には、運転者データ送信要求フラグAをリセットしても
良い。
【0049】地図データ通信設定ルーチンにおいてCP
U20は、図17に示すように先ず、定期的な地図デー
タ送信要求が発生したか否かを判別する(ステップS1
01)。地図データの更新サイクルは、図14に示すよ
うに1ヶ月に1回であり、ステップS101では前回の
更新日時から1ヶ月が経過したか否かが判別される。前
回の更新日時から1ヶ月が経過したことにより定期的な
地図データ送信要求が発生した場合には、ブルートゥー
ス通信経路を用いるための地図データ定期送信要求フラ
グをセットする(ステップS102)。地図データは容
量的に大きいので、ブルートゥース通信経路を用いたデ
ータ通信が行われるのである。
【0050】運行データ通信設定ルーチンにおいてCP
U20は、図18に示すように先ず、定期的な運行デー
タ送信要求が発生したか否かを判別する(ステップS1
11)。運行データの更新サイクルは、図14に示すよ
うに10分に1回であり、ステップS111では前回の
更新日時から10分が経過したか否かが判別される。前
回の更新日時から10分が経過したことにより定期的な
運行データ送信要求が発生した場合には、ブルートゥー
ス通信経路を用いるために運行データ定期送信要求フラ
グをセットする(ステップS112)。運行データは車
両運行検出部25によって検出された車両の速度及びエ
ンジン回転数等の車両の運行パラメータの他に、GPS
装置24によって検出された車両の現在位置である。
【0051】ステップS112の実行後、運行データの
前回の送信から所定時間(例えば、更新サイクルの10
分より若干長い時間)以上の時間が経過したか否かを判
別する(ステップS113)。運行データの前回の送信
から所定時間以上の時間が経過した場合には、移動電話
通信経路を用いるための運行データ臨時送信要求フラグ
をセットする(ステップS114)。運行データの前回
の送信から所定時間以上の時間が経過していない場合に
は、ブルートゥース通信経路を用いた通信のためにステ
ップS112でセットした定期運行データ送信要求フラ
グがそのまま有効となる。運行データは本来、ブルート
ゥース通信経路によってASPサーバ4に伝送するよう
に設定されるが、ステップS4又はS15で設定された
ブルートゥース用のアクセスポイントに対するアクセス
範囲内に到達するまでには更なる時間が必要な場合に、
運行データ定期送信要求フラグよりも優先的なデータ通
信を要求する運行データ臨時送信要求フラグをセット
し、後述するように移動電話通信経路を用いて運行デー
タを直ちに送信することが行われる。
【0052】住所録データ通信設定ルーチンにおいてC
PU20は、図19に示すように先ず、住所録データの
記録内容に変更があるか否かを判別する(ステップS1
21)。記憶装置28には住所録データが記憶されてお
り、その住所録データの記憶内容に変更があった場合に
は、ブルートゥース通信経路を用いるために住所録デー
タ送信要求フラグをセットする(ステップS122)。
なお、住所録データの記憶内容の変更は、例えば、住所
録データの変更時に住所録データ変更フラグがセットさ
れ、その住所録データ変更フラグの内容から判断され
る。住所録データ変更フラグは住所録データが送信され
るとリセットされる。
【0053】住所録データに含まれる対象者としては、
例えば、車両の所有者、家族、友人、保険会社、警察、
消防署、及び修理工場がある。なお、ステップS11及
びステップS17〜S22の各通信設定ルーチンにおけ
るフラグ各々は通信制御ルーチンが実行される毎にリセ
ットされる。ステップS17〜S22の各通信設定ルー
チンが上記したように終了すると、CPU20は図10
に示すように、ブルートゥース通信経路での通信が可能
か否かを判別する(ステップS17)。すなわち、設定
されているブルートゥース用のアクセスポイントに対す
るアクセス範囲内にあるか否かが判別される。ブルート
ゥース通信経路での通信が可能ならば、ステップS72
で車両データ定期送信要求フラグがセットされたか否か
を判別する(ステップS18)。車両データ定期送信要
求フラグがセットされた場合には、記憶装置28から車
両データを読み出してそれをブルートゥース送受信装置
21によってASPサーバ4に送信させる(ステップS
19)。車両データ定期送信要求フラグがセットされて
いない場合には、ステップS77で車両データ操作送信
要求フラグAがセットされたか否かを判別する(ステッ
プS20)。車両データ操作送信要求フラグAがセット
された場合には、ステップS19に進んで記憶装置28
から車両データを読み出してそれをブルートゥース送受
信装置21によってASPサーバ4に送信させる。な
お、車両データ定期送信要求フラグ及び車両データ操作
送信要求フラグAの両方がセットされていることも考え
られるので、ステップS19は個別に実行していも良
い。
【0054】ステップS19の実行後、ステップS83
で音楽データ定期送信要求フラグがセットされたか否か
を判別する(ステップS21)。音楽データ定期送信要
求フラグがセットされた場合には、記憶装置28から送
信すべき音楽データを読み出してそれをブルートゥース
送受信装置21によってASPサーバ4に送信させる
(ステップS22)。
【0055】ステップS22の実行後、ステップS88
で音楽データ操作通信要求フラグAがセットされたか否
かを判別する(ステップS23)。音楽データ操作通信
要求フラグAがセットされた場合には、記憶装置28か
ら送信すべき音楽データを読み出してそれをブルートゥ
ース送受信装置21によって所望の送り先にアップロー
ドの送信を行い、或いは所望の送り元から音楽データの
ダウンロードの受信をブルートゥース送受信装置21を
介して行う(ステップS24)。ダウンロードによって
得られた音楽データは記憶装置28に保存される。
【0056】ステップS24の実行後、ステップS92
で運転者データ送信要求フラグAがセットされたか否か
を判別する(ステップS25)。運転者データ送信要求
フラグAがセットされた場合には、記憶装置28から運
転者データを読み出してそれをブルートゥース送受信装
置21によってASPサーバ4に送信させる(ステップ
S26)。
【0057】ステップS26の実行後、ステップS10
2で地図データ定期送信要求フラグがセットされたか否
かを判別する(ステップS27)。地図データ定期送信
要求フラグがセットされた場合には、記憶装置28から
送信すべき地図データを読み出してそれをブルートゥー
ス送受信装置21によってASPサーバ4に送信させる
(ステップS28)。
【0058】ステップS29の実行後、ステップS11
2で運行データ定期送信要求フラグがセットされたか否
かを判別する(ステップS29)。運行データ定期送信
要求フラグがセットされた場合には、記憶装置28から
運行データを読み出してそれをブルートゥース送受信装
置21によってASPサーバ4に送信させる(ステップ
S30)。
【0059】ステップS30の実行後、ステップS12
2で住所録データ送信要求フラグがセットされたか否か
を判別する(ステップS31)。住所録データ定期送信
要求フラグがセットされた場合には、記憶装置28から
変更された住所録データを読み出してブルートゥース送
受信装置21によってASPサーバ4に送信させる(ス
テップS32)。
【0060】ステップS17においてブルートゥース通
信経路での通信が不可能と判別した場合には、図11に
示すように移動電話通信経路での通信が可能か否かを判
別する(ステップS33)。ステップS32の実行後も
ステップS33が実行される。移動電話通信用のアクセ
スポイントが設定されて移動電話通信経路での通信が可
能である場合には、ステップS74で車両データイベン
ト送信要求フラグがセットされたか否かを判別する(ス
テップS34)。ステップS34において車両データイ
ベント送信要求フラグがセットされたと判別された場合
には、記憶装置28から車両データを読み出してそれを
移動電話装置22によってASPサーバ4に送信させる
(ステップS35)。車両データイベント送信要求フラ
グがセットされていない場合には、ステップS78で車
両データ操作送信要求フラグBがセットされたか否かを
判別する(ステップS36)。車両データ操作送信要求
フラグBがセットされた場合には、ステップS35に進
んで記憶装置28から車両データを読み出してそれを移
動電話装置22によってASPサーバ4に送信させる。
なお、車両データイベント送信要求フラグ及び車両デー
タ操作送信要求フラグBの両方がセットされていること
も考えられるので、ステップS35は個別に実行してい
も良い。
【0061】ステップS35の実行後、ステップS85
で音楽データ通信要求フラグがセットされたか否かを判
別する(ステップS37)。音楽データ通信要求フラグ
がセットされた場合には、記憶装置28から送信すべき
音楽データを読み出してそれを移動電話装置22によっ
て所望の送り先にアップロードの送信を行い、或いは所
望の送り元から音楽データのダウンロードの受信を移動
電話装置22を介して行う(ステップS38)。ダウン
ロードによって得られた音楽データは記憶装置28に保
存される。
【0062】音楽データ通信要求フラグがセットされて
いない場合には、ステップS89で音楽データ操作通信
要求フラグBがセットされたか否かを判別する(ステッ
プS39)。音楽データ操作通信要求フラグBがセット
された場合には、ステップS38に進んで記憶装置28
から送信すべき音楽データを読み出してそれを移動電話
装置22によって所望の送り先にアップロードの送信を
行い、或いは所望の送り元から音楽データのダウンロー
ドの受信を移動電話装置22を介して行う。なお、音楽
データ通信要求フラグ及び音楽データ操作送信要求フラ
グBの両方がセットされていることも考えられるので、
ステップS38は個別に実行していも良い。
【0063】ステップS38の実行後、ステップS94
で運転者データ送信要求フラグBがセットされたか否か
を判別する(ステップS40)。運転者データ送信要求
フラグBがセットされた場合には、記憶装置28から運
転者データを読み出してそれを移動電話装置22によっ
てASPサーバ4に送信させる(ステップS41)。ス
テップS41の実行後、ステップS114で運行データ
臨時送信要求フラグがセットされたか否かを判別する
(ステップS42)。運行データ臨時送信要求フラグが
セットされた場合には、記憶装置28から運行データを
読み出してそれを移動電話装置22によってASPサー
バ4に送信させる(ステップS43)。
【0064】ASPサーバ4は車載端末装置1からのア
クセスに応じて車載端末装置1と通信し、車両毎に上記
した如き緊急データ、車両データ、音楽データ、運転者
データ、地図データ、運行データ、住所録データ等から
なる車両関連データを記憶装置4aに記憶させるために
動作する。よって、車載端末装置1の記憶装置28に形
成されたデータベースと同様のデータベースをASPサ
ーバ4の記憶装置4aに形成させることができる。
【0065】車載端末装置1から車両関連データの保存
のためにASPサーバ4に対してアクセスがあると、A
SPサーバ4はユーザ識別コード及びパスワードを要求
し、車載端末装置1から送られてきたユーザ識別コード
及びパスワードを用いてユーザ認証を行った後、データ
の送信を車載端末装置1に許可し、送られてきたデータ
を受け付けて記憶装置4aに記憶させ、データベースの
更新を行う。
【0066】なお、上記の実施例においては、ブルート
ゥース通信経路及び移動電話通信経路の2つの異なる技
術規格の通信経路のうちのからいずれか一方を選択的に
使用しているが、3以上の互いに異なる技術規格の通信
経路のうちのからいずれか一方を選択的に使用しても良
い。複数の異なる技術規格の通信経路のいずれを用いる
かの判断は、送信又は受信すべきデータの種類に応じて
決定される。音楽データのように容量が大きいデータの
場合には通信速度がブルートゥース通信経路のような高
速の通信経路が用いられる。また、この判断には経済性
も考慮される。一般に、移動電話通信経路の使用はコス
ト高であるので、長時間の使用には向かないので、コス
トの高い通信経路は容量が大きいデータの場合にのみの
使用となる。
【0067】また、運転者等のユーザの操作によるデー
タ送信要求の場合には、即応性が要求されるので、コス
トとは無関係にアクセスポイントが多く直ちに送信する
ことができる移動電話通信経路の如き通信経路が優先的
に選択される。このことは、緊急データのように緊急性
があるデータの場合には移動電話通信経路の如き通信経
路が選択されることも同様である。
【0068】更に、上記の運行データのように定期的に
データ送信するような場合には、ブルートゥース通信経
路のような低コストで高速の通信経路を優先的に使用す
るが、アクセスポイントが少ない地域では定期送信時刻
をかなり経過してしまっても送信することができないこ
とが考えられる。そこで、このような場合には、移動電
話通信経路の如き比較的常時通信可能な通信経路に切り
換えてデータ送信することが行われる。
【0069】ところで、ASPサーバ4は記憶装置4a
に形成されたデータベースへのアクセスに対してアクセ
ス権を設定している。アクセス権は、アクセスして来る
装置毎に設定されると共にデータの種類毎に設定され
る。図20は各装置に対応してアクセスが許可されるデ
ータの種類を示している。すなわち、車両管理センタ装
置5、運行管理センタ装置6、ホームサーバ7、事務所
サーバ8、音楽配信センタ装置9及び緊急通報センタ装
置10に対してアクセスが許可されるデータと禁止され
るデータとが予め設定されている。図20において○印
が許可されるデータであり、×印は禁止されるデータで
ある。
【0070】ASPサーバ4を利用するユーザは、ユー
ザ名、ユーザグループ、ユーザ識別コードID、パスワ
ード、電話番号、Eメールアドレス及び住所からなるユ
ーザ登録情報を予め設定登録しており、記憶装置4aに
記憶されている。ASPサーバ4はデータベースの読出
要求が合った場合に、これらのユーザ登録情報を記憶装
置4aから読み出してユーザ登録された正規ユーザであ
ることを判別してからデータベースへのアクセス許可を
与える。
【0071】次に、ASPサーバ4において実行される
データベースへのアクセス許可動作について説明する。
ここでは、車両管理センタ装置5、運行管理センタ装置
6、ホームサーバ7、事務所サーバ8、音楽配信センタ
装置9及び緊急通報センタ装置10からのアクセス許可
について図21及び図22を参照して説明する。ASP
サーバ4はデータベースのデータ読出要求を受信する
と、図21に示すようにユーザ識別コード及びパスワー
ドを要求し(ステップS201)、ユーザ識別コード及
びパスワードを受信したか否かを判別する(ステップS
202)。ユーザ識別コード及びパスワードを受信した
ならば、そのユーザ識別コード及びパスワードを含むユ
ーザ登録情報が記憶装置4aにあるか否かを判別する
(ステップS203)。受信したユーザ識別コード及び
パスワードを含むユーザ登録情報が記憶装置4aにある
場合には、ユーザ識別コード及びパスワードを含むユー
ザ登録情報からアクセス元の装置又はサーバを識別する
(ステップS204)、データ読出要求のデータの種類
は車両関連データのうちのいずれのデータであるかを要
求し(ステップS205)、その後、読出要求のデータ
種類を受信したか否かを判別する(ステップS20
6)。
【0072】受信したデータ種類が車両データならば
(ステップ207)、アクセス権テーブルを用いて車両
データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステップ
S208)。記憶装置4aには図20に示したようにデ
ータの種類毎に装置及びサーバについてのアクセス許可
/禁止を示すアクセス権テーブルが予め記憶されてい
る。図20において○印が許可されるデータであり、×
印は禁止されるデータである。よって、そのアクセス権
テーブルから分かるように、音楽配信センタ装置9だけ
がアクセス禁止であるので、データ読出要求が音楽配信
センタ装置9以外の装置5,6,10又はサーバ7,8
からの要求であれば、車両データへのアクセス許可を通
知する(ステップS209)。一方、データ読出要求が
音楽配信センタ装置9を含むその他の装置又はサーバか
らの要求であれば、データへのアクセス禁止を通知する
(ステップS210)。
【0073】受信したデータ種類が運転者データならば
(ステップS211)、アクセス権テーブルを用いて運
転者データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステ
ップS212)。図20に示したアクセス権テーブルか
ら分かるように、装置5,6,9,10及びサーバ7,
8に対してはアクセス許可であるので、装置5,6,
9,10,サーバ7又は8からのデータ読出要求であれ
ば、運転者データへのアクセス許可を通知する(ステッ
プS213)。一方、装置5,6,9,10及びサーバ
7,8以外の装置又はサーバからのデータ読出要求であ
れば、データへのアクセス禁止を通知する(ステップS
210)。
【0074】受信したデータ種類が音楽データならば
(ステップ214)、アクセス権テーブルを用いて音楽
データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステップ
S215)。図20に示したアクセス権テーブルから分
かるように、装置9及びサーバ7,8に対してはアクセ
ス許可であるので、装置9,サーバ7又は8からのデー
タ読出要求であれば、音楽データへのアクセス許可を通
知する(ステップS216)。一方、装置9及びサーバ
7,8以外の装置5,6,10を含む他の装置又はサー
バからのデータ読出要求であれば、データへのアクセス
禁止を通知する(ステップS210)。
【0075】受信したデータ種類が地図データならば
(ステップ217)、アクセス権テーブルを用いて地図
データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステップ
S218)。図20に示したアクセス権テーブルから分
かるように、装置6,9,10及びサーバ7に対しては
アクセス許可であるので、装置6,9,10又はサーバ
7からのデータ読出要求であれば、地図データへのアク
セス許可を通知する(ステップS219)。一方、装置
6,9,10及びサーバ7以外の装置5及びサーバ8を
含む他の装置又はサーバからのデータ読出要求であれ
ば、データへのアクセス禁止を通知する(ステップS2
10)。
【0076】図22に示すように、受信したデータ種類
が運行データならば(ステップ220)、アクセス権テ
ーブルを用いて運行データへのアクセスが可能か否かを
判別する(ステップS221)。図20に示したアクセ
ス権テーブルから分かるように、装置5,6,10及び
サーバ7に対してはアクセス許可であるので、装置5,
6,10及びサーバ7のいずれかからのデータ読出要求
であれば、運行データへのアクセス許可を通知する(ス
テップS222)。一方、装置5,6,10及びサーバ
7以外の装置9及びサーバ8を含む他の装置又はサーバ
からのデータ読出要求であれば、データへのアクセス禁
止を通知する(ステップS210)。
【0077】受信したデータ種類が住所録データならば
(ステップ223)、アクセス権テーブルを用いて住所
録データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステッ
プS224)。図20に示したアクセス権テーブルから
分かるように、サーバ7,8に対してはアクセス許可で
あるので、サーバ7,8のいずれかからのデータ読出要
求であれば、住所録データへのアクセス許可を通知する
(ステップS225)。一方、サーバ7,8以外の装置
5,6,9,10を含む他の装置又はサーバからのデー
タ読出要求であれば、データへのアクセス禁止を通知す
る(ステップS210)。
【0078】受信したデータ種類が緊急データならば
(ステップ226)、アクセス権テーブルを用いて緊急
データへのアクセスが可能か否かを判別する(ステップ
S227)。図20に示したアクセス権テーブルから分
かるように、サーバ7及び装置10に対してはアクセス
許可であるので、サーバ7又は装置10からのデータ読
出要求であれば、緊急データへのアクセス許可を通知す
る(ステップS228)。一方、サーバ7及び装置10
以外のサーバ8及び装置5,6,9を含む他の装置又は
サーバからのデータ読出要求であれば、データへのアク
セス禁止を通知する(ステップS210)。
【0079】ASPサーバ4はデータへのアクセスを許
可する場合には、許可した装置又はサーバからの記憶装
置4aに形成されたデータベースの許可した種類のデー
タへのアクセスを受け入れる(ステップS229)。ま
た、アクセス権については、装置やサーバ単位で設定す
るのではなく、ユーザグループ単位で設定しても良い。
図23は、車両の事故の際にユーザグループに対応して
アクセスが許可されるデータの種類を示すアクセス権テ
ーブルの内容である。すなわち、所有者、家族、友人、
保険会社、警察、消防署及び修理工場からなるユーザグ
ループに対してアクセスが許可されるデータと禁止され
るデータとが予め設定されている。図23において○印
が許可されるデータであり、×印は禁止されるデータで
ある。
【0080】ASPサーバ4を利用するユーザは、ユー
ザ名、ユーザグループ、ユーザ識別コードID、パスワ
ード、電話番号、Eメールアドレス及び住所からなるユ
ーザ登録情報を予め設定登録しており、記憶装置4aに
記憶されている。ASPサーバ4はデータベースの読出
要求が合った場合に、これらのユーザ登録情報を記憶装
置4aから読み出してユーザ登録された正規ユーザであ
ることを判別してからデータベースへのアクセス許可を
与える。
【0081】ASPサーバ4はデータベースのデータ読
出要求を受信すると、図24及び図25に示すように、
ユーザ識別コード及びパスワードを要求し(ステップS
151)、ユーザ識別コード及びパスワードを受信した
か否かを判別する(ステップS152)。ユーザ識別コ
ード及びパスワードを受信したならば、そのユーザ識別
コード及びパスワードを含むユーザ登録情報が記憶装置
4aにあるか否かを判別する(ステップS153)。受
信したユーザ識別コード及びパスワードを含むユーザ登
録情報が記憶装置4aにある場合には、読出要求のデー
タの種類は車両関連データのうちのいずれのデータであ
るかを要求し(ステップS154)、その後、読出要求
のデータ種類を受信したか否かを判別する(ステップS
155)。
【0082】受信したデータ種類が車両データならば
(ステップ156)、車両データへのアクセス許可を通
知する(ステップS157)。受信したデータ種類が運
転者データならば(ステップS158)、ユーザグルー
プは警察又は修理工場か否かを判別する(ステップS1
59)。ユーザグループはステップS153で用いたユ
ーザ登録情報から得る。運転者データは図23に示した
ように、ユーザグループが警察及び修理工場を除くユー
ザグループであればアクセスを許可される。ユーザグル
ープは警察及び修理工場のいずれでもない場合には、運
転者データへのアクセス許可を通知する(ステップS1
60)。受信したデータ種類が音楽データならば(ステ
ップ161)、ユーザグループは所有者又は友人か否か
を判別する(ステップS162)。音楽データは図23
に示したように、ユーザグループが所有者又は友人であ
ればアクセスを許可される。ユーザグループは所有者及
び友人のいずれかである場合には、音楽データへのアク
セス許可を通知する(ステップS163)。
【0083】受信したデータ種類が地図データならば
(ステップ164)、ユーザグループは消防署又は修理
工場か否かを判別する(ステップS165)。地図デー
タは図23に示したように、ユーザグループが消防署及
び修理工場を除くユーザグループであればアクセスを許
可される。ユーザグループは消防署及び修理工場のいず
れでもない場合には、地図データへのアクセス許可を通
知する(ステップS166)。受信したデータ種類が運
行データならば(ステップ167)、ユーザグループは
所有者、家族又は修理工場か否かを判別する(ステップ
S168)。運行データは図23に示したように、ユー
ザグループが所有者、家族又は修理工場であればアクセ
スを許可される。ユーザグループは所有者、家族及び修
理工場のいずれかである場合には、運行データへのアク
セス許可を通知する(ステップS169)。受信したデ
ータ種類が住所録データならば(ステップ170)、ユ
ーザグループは所有者か否かを判別する(ステップS1
71)。住所録データは図23に示したように、ユーザ
グループが所有者であればアクセスを許可される。ユー
ザグループが所有者である場合には、住所録データへの
アクセス許可を通知する(ステップS172)。
【0084】ASPサーバ4はデータベースへのアクセ
スを許可した場合には、許可した装置又はサーバからの
記憶装置4aに形成されたデータベースの許可した種類
のデータへのアクセスを受け入れる(ステップS17
3)。また、データベースへのアクセスを許可した場合
には、その履歴を履歴データとして記憶装置4a又は図
示しない履歴サーバに保存することが行われる。
【0085】車載端末装置1の記憶装置28に形成され
たデータベースと同様のデータベースをASPサーバ4
の記憶装置4aに形成されているので、ASPサーバ4
の記憶装置4aにアクセスすることにより、車両14内
の車載端末装置1のデータベースにアクセスことと同様
のデータを得ることができる。また、ASPサーバ4の
記憶装置4aに記憶されたデータにはデータの種類毎に
アクセス権が予め設定されているので、端末装置やサー
バを備えた施設やユーザグループに対して特定の種類の
データだけを与えることができる。更に、ASPサーバ
4への不特定のアクセスユーザに対するデータの漏洩を
防止することができる。
【0086】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、移動体の
移動位置やデータの種類に応じて効率よく移動体からイ
ンターネット等の所定のネットワーク回線を介してデー
タ通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】車載端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】車載端末装置の前面パネルを示す図である。
【図4】車載端末装置のディスプレイ画面の表示例を示
す図である。
【図5】車載端末装置のディスプレイ画面の表示例を示
す図である。
【図6】車載端末装置のディスプレイ画面の表示例を示
す図である。
【図7】車載端末装置のディスプレイ画面の表示例を示
す図である。
【図8】アクセスポイント設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図9】通信制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の通信制御ルーチンの続き部分を示すフ
ローチャートである。
【図11】図10の通信制御ルーチンの続き部分を示す
フローチャートである。
【図12】緊急データ通信設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図13】車両データ通信設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図14】更新テーブルを示す図である。
【図15】音楽データ通信設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図16】運転者データ通信設定ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図17】地図データ通信設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図18】運行データ通信設定ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図19】住所録データ通信設定ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図20】アクセス権テーブルの内容を示す図である。
【図21】アクセス許可動作を示すフローチャートであ
る。
【図22】図21のアクセス許可動作の続き部分を示す
フローチャートである。
【図23】アクセス権テーブルの内容を示す図である。
【図24】アクセス許可動作を示すフローチャートであ
る。
【図25】図24のアクセス許可動作の続き部分を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 車載端末装置 2 インターネット 4 ASPサーバ 5 車両管理センタ装置 6 運行管理センタ装置 7 ホームサーバ 8 事務所サーバ 9 音楽配信センタ装置 10 緊急通報センタ装置 11 ブルートゥース中継装置 20 CPU 21 ブルートゥース送受信装置 22 移動電話装置 24 GPS装置 26 操作部 28 記憶装置 30 DVD−ROMドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA25 HA10 HA13 HA14 KA04 KC23 KG05 5K030 GA08 GA10 GA17 HB21 HC01 HC02 HC09 JL01 JT02 JT06 KA01 KA02 LC01 5K067 AA13 BB03 BB04 DD17 DD30 DD51 DD57 EE02 EE04 EE10 EE16 EE23 EE33 EE35 FF05 FF07 FF23 GG06 HH07 HH23 HH24 JJ52 JJ56 JJ72

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のネットワーク回線を介してデータ
    通信を行う移動体通信装置であって、 少なくともデータ通信速度が互いに異なる複数の無線送
    受信手段と、 送信又は受信すべきデータの種類に応じて前記複数の無
    線送受信手段のうちのいずれか1を選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された1の無線送受信手段に
    よるデータ通信を制御する手段と、を備えたことを特徴
    とする移動体通信装置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段は、前記送信又は受信すべ
    きデータが比較的大なる容量のデータの場合には、前記
    複数の無線送受信手段のうちの高データ通信速度の無線
    送受信手段を前記1の無線送受信手段として選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記送信又は受信すべ
    きデータが緊急性を要する緊急データの場合には、前記
    複数の無線送受信手段のうちの比較的常時通信可能な無
    線送受信手段を前記1の無線送受信手段として選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  4. 【請求項4】 移動体の現在位置に応じて前記複数の無
    線送受信手段各々に対するアクセスポイントを設定する
    設定手段を含み、 前記選択手段は、前記送信すべきデータが定期送信のデ
    ータである場合には、前記複数の無線送受信手段のうち
    の高データ通信速度の無線送受信手段を前記1の無線送
    受信手段として選択し、 前記制御手段は、前記設定手段によって設定されたアク
    セスポイントを介した前記1の無線送受信手段による通
    信が可能であると判別したときその前記1の無線送受信
    手段によるデータ通信を制御することを特徴とする請求
    項1記載の移動体通信装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記定期送信のデータ
    を予め定められた時間に亘って送信することができない
    場合には、前記複数の無線送受信手段のうちの高データ
    通信速度の無線送受信手段に代えて比較的常時通信可能
    な無線送受信手段を前記1の無線送受信手段として選択
    することを特徴とする請求項4記載の移動通信装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、前記移動体の現在位置
    から目的地までの移動経路を設定し、その移動経路にお
    ける前記移動体の現在位置から最短距離のアクセスポイ
    ントを前記複数の無線送受信手段各々に対して設定する
    ことを特徴とする請求項4記載の移動体通信装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、操作に応じてデータの
    送信又は受信が要求されたときには前記複数の無線送受
    信手段のうちの高データ通信速度の無線送受信手段が通
    信可能ならば、前記高データ通信速度の無線送受信手段
    を前記1の無線送受信手段として選択し、前記高データ
    通信速度の無線送受信手段が通信不可能ならば、前記複
    数の無線送受信手段のうちの比較的常時通信可能な無線
    送受信手段を前記1の無線送受信手段として選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  8. 【請求項8】 前記所定のネットワーク回線はインター
    ネットであることを特徴とする請求項1記載の移動体通
    信装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の無線送受信手段のうちの高デ
    ータ通信速度の無線送受信手段は、ブルートゥース送受
    信装置であることを特徴とする請求項2記載の移動体通
    信装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の無線送受信手段のうちの比
    較的常時通信可能な無線送受信手段は移動電話装置であ
    ることを特徴とする請求項3記載の移動体通信装置。
  11. 【請求項11】 所定のネットワーク回線を介してデー
    タ通信を行う移動体通信方法であって、 送信又は受信すべきデータの種類に応じて少なくともデ
    ータ通信速度が互いに異なる複数の無線送受信手段のう
    ちのいずれか1を選択し、 その選択した1の無線送受信手段によるデータ通信を制
    御することを特徴とする移動体通信方法。
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