JP2014033346A - 端末装置および端末装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置の通信状況を考慮して効率的に欠損データの補完処理を行うことが可能な端末装置を提供する。
【解決手段】端末装置は、通信状況が異なる外部環境において、ユーザが所持可能な端末装置であって、放送波またはデータ通信網経由で配信されたコンテンツを受信する受信手段と、受信手段で受信されたコンテンツを蓄積する記憶手段と、ユーザ操作をうけて、記憶手段から取り出されたコンテンツを再生する再生手段と、記憶手段に蓄積されたコンテンツのうち配信時に受信できなかった欠陥データをデータ通信網経由で補完サーバから取得する補完制御手段とを備える。補完制御手段は、コンテンツに対応して欠損データの配信が可能な時間として割り当てられた配信可能時間帯から、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定する通信時間帯設定手段と、通信時間帯内に補完サーバとの通信を開始する補完通信実行手段とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯電話等の端末装置に係り、蓄積型放送サービスにおける放送コンテンツを受信する端末装置および端末装置の制御方法に関する。
近年、モバイルマルチメディア放送(MM放送とも称する)は、地上アナログ放送終了後の電波の空き周波数を利用して各種コンテンツを配信する携帯端末向けの新しい放送として注目されている。
モバイルマルチメディア放送は、ワンセグ放送と同様のリアルタイム型放送サービスの他に、電波の受信が可能なときにさまざまなコンテンツを端末装置が受信し、端末装置のメモリに蓄積する蓄積型放送サービスである。
視聴者は電波の受信の可否にかかわらず、蓄積されているコンテンツによりサービスを利用したいときに利用することが可能となる。
一方、端末装置が放送波を受信し蓄積したデータから欠損や誤りの検出を行い、正常に受信できていない部分の欠損データをデータ通信により補完サーバから補完する蓄積コンテンツ補完処理という方式がある。
しかしながら、携帯通信網を経由して欠損データを取得する場合、補完サーバに対するアクセスが多数の端末装置から集中すると、補完サーバの負荷が増大するばかりでなく、携帯通信網を圧迫して他の携帯サービスに影響を及ぼす可能性がある。
この点で、特開2011−124619号公報においては、欠損データの補完処理を行う際、コンテンツの種別、キャリアとの契約種別、欠損データのサイズに基づいて、補完を行うタイミングの優先度を決定する方式が提案されている。
特開2011−124619号公報
しかしながら、端末装置が受信する電波の受信状況は場所により変動するため、上記方式により優先度が決定された場合であっても電波の受信状況が悪いタイミングでの補完処理であれば欠損データの取得が困難となる。
本発明は、上記の問題を考慮してなされたもので、端末装置の通信状況を考慮して効率的に欠損データの補完処理を行うことが可能な端末装置および端末装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従う端末装置は、通信状況が異なる外部環境において、ユーザが所持可能な端末装置であって、放送波またはデータ通信網経由で配信されたコンテンツを受信する受信手段と、受信手段で受信されたコンテンツを蓄積する記憶手段と、ユーザ操作をうけて、記憶手段から取り出されたコンテンツを再生する再生手段と、記憶手段に蓄積されたコンテンツのうち配信時に受信できなかった欠陥データをデータ通信網経由で補完サーバから取得する補完制御手段とを備える。補完制御手段は、コンテンツに対応して欠損データの配信が可能な時間として割り当てられた配信可能時間帯から、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定する通信時間帯設定手段と、通信時間帯内に補完サーバとの通信を開始する補完通信実行手段とを含む。
好ましくは、通信時間帯設定手段は、配信可能時間帯と、通信状況の予測情報としてユーザの行動パターンに起因するデータ通信網を利用可能な期間とに基づいて、通信時間帯を設定する。
好ましくは、データ通信網は少なくとも2種類の互いに異なるデータ通信の速度のデータ通信網を有し、補完制御手段は、通信時間帯のうちのデータ通信の速度に応じた評価値、および配信可能時間帯の時間に応じた重み係数に基づく効率値を計算する効率値計算処理部と、効率値計算処理部の効率値の計算結果に基づいて通信条件を設定する通信条件設定手段とをさらに含む。
特に、通信条件設定手段は、効率値の計算結果に基づいて補完サーバとの通信を再開する間隔および回数を設定する。
本発明のある局面に従う端末装置の制御方法は、通信状況が異なる外部環境において、ユーザが所持可能な端末装置の制御方法であって、放送波またはデータ通信網経由で配信されたコンテンツを受信するステップと、受信されたコンテンツを蓄積するステップと、ユーザ操作をうけて、蓄積されたコンテンツを再生するステップと、蓄積されたコンテンツのうち配信時に受信できなかった欠陥コンテンツをデータ通信網経由で補完サーバから取得するステップとを備える。補完サーバから取得するステップは、コンテンツに対応して欠損データの配信が可能な時間として割り当てられた配信可能時間帯から、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定するステップと、通信時間帯内に補完サーバとの通信を開始するステップとを含む。
端末装置の通信状況を考慮して効率的に欠損データの補完処理を行うことができる。
本発明の実施の形態に従うモバイルマルチメディア放送システムの概略を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置100の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に従うMM放送の蓄積コンテンツ補完処理のスケジュールを説明する図である。 本発明の実施の形態に従うユーザの行動パターンに従う端末装置の通信状態を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う補完期間における端末装置100の通信時間帯を決定する方式を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う端末装置の補完処理のフローを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う補完処理のスケジューリング処理について説明するフロー図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
本発明を適用する端末装置は、モバイルマルチメディア放送の蓄積型放送サービスに対応可能に構成された携帯型の端末装置であり、蓄積コンテンツ補完処理を実行する機能を備える。なお、本例においては、携帯型の端末装置として携帯電話について説明するが、特に携帯電話に限られず他の端末装置にも同様に適用可能である。
蓄積コンテンツ補完処理(単に補完処理とも称する)とは、蓄積型放送において、放送波でコンテンツを完全に受信できなかった場合に、データ通信網経由による通信により補完サーバから欠損データを補完し、コンテンツを完成する処理である。
図1は、本発明の実施の形態に従うモバイルマルチメディア放送システムの概略を説明する図である。
図1を参照して、モバイルマルチメディア放送システムは、放送コンテンツを蓄積する放送コンテンツサーバ2と、放送コンテンツサーバ2に蓄積された放送コンテンツを放送波として配信する基地局4と、基地局4から配信された放送コンテンツを受信して蓄積し、蓄積された放送コンテンツをディスプレイに表示する端末装置100と、必要に応じて放送コンテンツの欠損データをデータ通信網経由で配信する補完サーバ6とを備える。
端末装置100は、放送波で放送コンテンツを完全に受信できなかった場合に、放送コンテンツを完成するために、データ通信網経由による通信波により補完サーバ6にアクセスして、補完サーバ6からの欠損データを受信して放送コンテンツを補完する。
図2は、本発明の実施の形態に従う端末装置100の機能ブロック図である。
図2を参照して、端末装置100は、端末の主制御を行う主制御部101と、データ通信網の一種であるキャリア網による通信制御を行う通信制御部102と、キャリア網通信用のアンテナ103と、音声を出力するためのスピーカ104と、音声入力のためのマイク105と、放送コンテンツを表示するための表示部106と、ユーザが端末操作するためのキーを制御するキー制御部107と、各種の端末装置で用いられるプログラムを格納するROM(Read Only Memory)108と、各種演算処理するためのワーク領域として用いられるRAM(Random Access Memory)109と、データ通信網の一種であるWiFiによるデータ通信を実行するデータ通信制御部110と、WiFi通信用のアンテナ111と、モバイルマルチメディア放送用のアンテナ120と、モバイルマルチメディア放送のチューナ制御を行う放送チューナ制御部122と、モバイルマルチメディア放送の主制御を行う放送主制御部124と、補完サーバ6との間で欠損データの補完処理を実行する補完処理制御部126と、端末の通信状態を監視する通信状態監視部128と、通信状態監視部128で監視した通信状態のデータを格納する通信状態データ格納部130と、効率値を算出する効率値算出部132とを含む。
図3は、本発明の実施の形態に従うMM放送の蓄積コンテンツ補完処理のスケジュールを説明する図である。
図3を参照して、基地局4からの放送コンテンツの配信開始後、蓄積コンテンツ補完処理を端末装置が自動的に開始する期間が予め定められている。
具体的には、放送コンテンツの最終放送の開始日時からオフセットタイム(オフセット期間)経過後に、自動放送補完開始日時に設定される。そして、自動放送補完終了日時までのランダムタイムピリオド中(補完期間とも称する)に補完処理を実行する。なお、自動放送補完終了日時以降は、手動での補完処理が可能である。
当該補完期間に関する情報は、放送コンテンツとともに配信され、端末装置100は、当該情報を受けて欠陥データを補完処理を開始するタイミングを決定する。
本実施の形態においては、ユーザの行動パターンに従う端末装置の通信状態を考慮して、効率的に補完処理が可能な期間に補完処理を実行する。
図4は、本発明の実施の形態に従うユーザの行動パターンに従う端末装置の通信状態を説明する図である。
図4を参照して、ここでは、ユーザの一日(0時〜24時)の行動パターンに従って変動した端末装置の通信状態が示されている。
具体的には、通信状態データ格納部130で格納されている端末装置100の通信状態監視部128で監視していた通信状態のデータが示されている。
ここでは、WiFi通信圏内およびキャリア電波圏内であった時間帯がハッチングで示されている。
なお、本例においては、ユーザの一日の行動パターンに従う端末装置100の通信状態が示されているが、曜日毎の端末装置100の通信状態のデータを通信状態データ格納部130に格納するようにしても良い。あるいは、一定期間における通信状態の平均のデータを通信状態データ格納部130に格納するようにしても良い。
図5は、本発明の実施の形態に従う補完期間における端末装置100の通信時間帯を決定する方式を説明する図である。
本例においては、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定する。すなわち、通信が可能と予測される期間において補完処理を順番に開始する。
図5を参照して、図4で説明した通信状態データ格納部130に格納されているWiFi圏内の時間帯およびキャリア電波圏内の時間帯が示されている。
また、本例においては、補完期間が複数の期間に分割されている場合が示されている。 ここでは、一例として10分割した場合が示されており、時間帯に応じた重み係数が設定されている。本例においては、一例として、期間の初めの重み係数が「10」であり、以降、順番に重み係数が減少するように設定されている。
また、WiFi圏内の時間帯およびキャリア電波圏内の時間帯にそれぞれ評価値が設定されている。具体的には、通信速度に応じて、高速のデータ通信が可能なWiFi圏内の時間帯の評価値は「4」、WiFi圏内よりも低速のデータ通信が可能なキャリア電波圏内の時間帯の評価値は「1」に設定されている。
なお、当該評価値は一例であり、他の値にすることも可能である。また、本例においては、2種類のデータ通信が可能な場合について説明しているが、特に1つでもよく、また、さらに複数種類のデータ通信が可能な構成であっても良い。複数種類のデータ通信が可能な場合には、通信速度に応じた評価値をそれぞれ割り当てれば良い。例えば、ユーザのキャリア契約種別により、キャリア電波圏内にいる場合でも、高速通信圏内、通常通信圏内等が分かれる場合には、その種別毎に評価値を分けて、高速通信圏内の時間帯の効率値を通常通信圏内の時間帯の効率値よりも高くすることが可能である。
そして、本例においては、評価値と重み係数とを乗算した効率値が算出されている。
本例においては、効率値として「40」、「36」、「8」、「6」、「5」、「8」、「4」が算出された場合が示されている。
本実施の形態においては、通信状況の予測情報に従って効率値が算出されている通信が可能と予測される期間において順番に補完処理のための通信を開始するとともに、その際の通信条件について効率値に応じた設定とする。
図6は、本発明の実施の形態に従う端末装置の補完処理のフローを説明する図である。当該処理は、主制御部101および他の各部が協働して実行する処理である。
図6を参照して、まず、通信時間帯を設定する補完処理のスケジューリング処理を実行する(ステップS2)。補完処理のスケジューリング処理については後述する。
本例においては、補完処理のスケジューリング処理については主制御部101で実行する。
次に、通信が可能と予測される時間帯となったかどうかを判断する(ステップS4)。具体的には、効率値が算出された期間であるかどうかを判断する。
ステップS4において、通信が可能と予測される時間帯となったと判断した場合(ステップS4においてYES)には、補完処理を開始する(ステップS6)。具体的には、主制御部101は、通信が可能と予測される時間帯となった場合に、補完処理制御部126に指示し補完処理を開始するように指示する。補完処理制御部126は、当該指示に従い放送コンテンツの欠損データを補完するためにデータ通信網により補完サーバ6にアクセスし、欠損データの配信を要求する。当該要求に対して補完サーバ6は、欠損データをデータ通信網を介して端末装置100に配信する。本例においては、データ通信網としてキャリア通信あるいはWiFi通信が可能であり、少なくとも一方を用いて補完サーバ6との間でデータ通信を実行する。あるいは、通信状態データ格納部130に格納されている通信状態のデータに従って通信接続の可能性が高いデータ通信を利用するようにしても良い。
次に、補完処理が成功したかどうかを判断する(ステップS8)。具体的には、補完処理制御部126は、補完サーバ6に対する欠損データの配信要求に対して、当該欠損データを受信できたかどうかを判断する。
ステップS8において、補完処理が成功したと判断した場合(ステップS8においてYES)には、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS8において、補完処理が成功していない、すなわち失敗したと判断した場合(ステップS8においてNO)には、当該時間帯が終了したかどうかを判断する(ステップS9)。具体的には、補完処理に失敗した場合には、補完処理制御部126は、主制御部101に通知し、主制御部101は、通信が可能と予測される時間帯が終了したかどうかを判断する。
ステップS9において、当該時間帯が終了していないと判断した場合(ステップS9においてNO)には、次に、リトライ回数が満了したかどうかを判断する(ステップS10)。主制御部101は、当該時間帯が終了していないと判断した場合には、カウントしているリトライ回数を確認し、設定されているリトライ回数が満了したかどうかを判断する。
ステップS10において、リトライ回数が満了したと判断した場合には、次の時間帯の通信条件を設定する(ステップS12)。主制御部101は、リトライ回数が満了したと判断した場合には、次の通信が可能と予測される時間帯の通信条件を設定する。具体的には、補完処理のスケジューリング処理に従って次の通信が可能と予測される時間帯に対応する効率値に基づいて設定されたリトライ間隔およびリトライ回数を設定する。
そして、再び、ステップS4に戻り、通信が可能と予測される次の順番の時間帯となったかどうかを判断する。
一方、ステップS9において、当該時間帯が終了したと判断した場合(ステップS9においてYES)には、ステップS12に進み、次の順番の時間帯の通信条件を設定する。そして、再び、ステップS4に戻る。
ステップS10において、リトライ回数が満了していないと判断した場合(ステップS10においてNO)には、設定されているリトライ間隔分、待機するとともに、リトライ回数をカウントアップする(ステップS14)。主制御部101は、設定されているリトライ間隔、待機してリトライ回数をカウントアップしてから再び、補完処理制御部126に対して補完処理を開始するように指示する。
次に、ステップS6に戻り、補完処理を再び開始する(ステップS6)。以降の処理については同様であり、補完処理が成功するまで繰り返される。
当該処理により、通信状況の予測情報に従って通信が可能と予測される期間において補完処理のための通信が開始されるため、例えば、電波の受信状況が悪いタイミングで補完処理することを抑制し、効率的な補完処理を実行することが可能である。
図7は、本発明の実施の形態に従う補完処理のスケジューリング処理について説明するフロー図である。当該処理は、主制御部101および効率値算出部132で実行される処理である。
図7を参照して、まず、補完期間を取得する(ステップS20)。具体的には、主制御部101は、放送コンテンツとともに配信される補完期間に関する情報を取得する。
次に、通信状態データを取得する(ステップS22)。主制御部101は、通信状態データ格納部130に格納されている通信状態データを取得する。
次に、効率値を算出する(ステップS24)。具体的には、主制御部101は、効率値算出部132に対して効率値を算出するように指示する。効率値算出部132は、主制御部101からの指示に従って図5で説明した方式に従って通信状態データに従う効率値を算出する。
次に、効率値に基づいてリトライ間隔およびリトライ回数を設定する(ステップS26)。主制御部101は、算出された効率値に基づいて補完処理の再開を規定するリトライ間隔およびリトライ回数を設定する。具体的には、効率値が大きいほど、リトライ間隔を短くし、また、リトライ回数を多く設定する。
そして、処理を終了する(リターン)。
当該処理により、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報である効率値に従って通信条件が設定される。すなわち、データ通信網による通信接続の可能性が高い期間にはリトライ間隔が短く設定され、かつ、リトライ回数も多くなる。したがって、補完処理の頻度が多くなるため成功する確率が高くなり、効率的な補完処理が可能となる。結果的にデータ通信時間が短縮され、バッテリー消費量を節約することも可能である。
一方で、効率値が小さい場合には、効率値が大きい場合と比べてリトライ間隔が長く設定され、また、リトライ回数も少なく設定される。効率値が大きい場合と比べて補完処理が成功する可能性が低い場合には、補完処理の頻度を抑えることにより効率的な補完処理が可能である。
また、上記の例においては、補完期間の時間帯に応じた重み係数を乗算した効率値を算出する方式について説明したが、重み係数は用いずにデータ通信の通信速度に応じた評価値を効率値として通信条件を設定することも可能である。
また、上記の例においては、補完期間の時間帯に応じた重み係数として、期間の初めの重み係数が「10」であり、以降、順番に重み係数が減少する場合について説明したが、前半の時間帯の重み係数を重くすることにより、補完期間の後半よりも補完期間の前半の方が補完処理のリトライが増える傾向が高くなり、補完処理が完了しないまま補完期間が終了することを抑制することが可能となり、効率的な補完処理となる。
なお、上記においては、主制御部101とは別に補完処理制御部126を設けた構成について説明したが、補完処理制御部126および効率値算出部132の機能を主制御部101に含めて、主制御部101が補完処理および効率値の算出処理を実行する構成とすることも可能である。
また、通信状態データ格納部130についてもRAM109の一部の領域を用いて当該データを格納するようにしても良い。
なお、本例においては、効率値に基づいて補完処理の通信条件(リトライ間隔およびリトライ回数)を設定する場合について主に説明したが、補完処理のために、欠損データを取得する必要がある複数のコンテンツが有る場合は、そのコンテンツの重要度に従って、効率値の高い順にコンテンツの補完処理のスケジューリング処理をするようにしても良い。コンテンツの重要度としては、コンテンツのジャンルからユーザの好みのコンテンツ(良く選択するジャンル)を判断することが可能である。
例えば、コンテンツAと、コンテンツBとについて欠損データを取得する必要がある場合に、コンテンツAがコンテンツBよりも優先度が高い場合には、補完処理のスケジューリング処理として、効率値の高い「40」、「36」、「8」の期間にコンテンツAの補完処理を実行し、効率値の低い「6」、「5」、「4」の期間にコンテンツBの補完処理を実行するようにしても良い。
当該スケジューリング処理により、優先度の高いコンテンツについて、補完処理の成功の確率を上げて確実に欠損データの補完処理が可能なように設定することが可能である。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 放送コンテンツサーバ、4 基地局、6 補完サーバ、100 端末装置、101 主制御部、102 通信制御部、104 スピーカ、105 マイク、106 表示部、107 キー制御部、110 データ通信制御部、122 放送チューナ制御部、124 放送主制御部、126 補完処理制御部、128 通信状態監視部、130 通信状態データ格納部、132 効率値算出部。

Claims (5)

  1. 通信状況が異なる外部環境において、ユーザが所持可能な端末装置であって、
    放送波またはデータ通信網経由で配信されたコンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信されたコンテンツを蓄積する記憶手段と、
    ユーザ操作をうけて、前記記憶手段から取り出されたコンテンツを再生する再生手段と、
    前記記憶手段に蓄積されたコンテンツのうち配信時に受信できなかった欠陥データをデータ通信網経由で補完サーバから取得する補完制御手段とを備え、
    前記補完制御手段は、
    前記コンテンツに対応して欠損データの配信が可能な時間として割り当てられた配信可能時間帯から、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定する通信時間帯設定手段と、
    通信時間帯内に前記補完サーバとの通信を開始する補完通信実行手段とを含む、端末装置。
  2. 前記通信時間帯設定手段は、前記配信可能時間帯と、前記通信状況の予測情報として前記ユーザの行動パターンに起因するデータ通信網を利用可能な期間とに基づいて、前記通信時間帯を設定する、請求項1記載の端末装置。
  3. 前記データ通信網は少なくとも2種類の互いに異なるデータ通信の速度のデータ通信網を有し、
    前記補完制御手段は、
    前記通信時間帯のうちのデータ通信の速度に応じた評価値、および前記配信可能時間帯の時間に応じた重み係数に基づく効率値を計算する効率値計算処理部と、
    前記効率値計算処理部の効率値の計算結果に基づいて通信条件を設定する通信条件設定手段とをさらに含む、請求項1記載の端末装置。
  4. 前記通信条件設定手段は、効率値の計算結果に基づいて前記補完サーバとの通信を再開する間隔および回数を設定する、請求項3記載の端末装置。
  5. 通信状況が異なる外部環境において、ユーザが所持可能な端末装置の制御方法であって、
    放送波またはデータ通信網経由で配信されたコンテンツを受信するステップと、
    受信されたコンテンツを蓄積するステップと、
    ユーザ操作をうけて、蓄積されたコンテンツを再生するステップと、
    蓄積されたコンテンツのうち配信時に受信できなかった欠陥コンテンツをデータ通信網経由で補完サーバから取得するステップとを備え、
    前記補完サーバから取得するステップは、
    前記コンテンツに対応して欠損データの配信が可能な時間として割り当てられた配信可能時間帯から、ユーザの行動パターンに起因する通信状況の予測情報に従って通信時間帯を設定するステップと、
    通信時間帯内に前記補完サーバとの通信を開始するステップとを含む、端末装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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