JP4635813B2 - リモコン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家庭内で使用され、家電製品を遠隔から制御するリモコン装置に係わり、より詳細には、リモコン装置の筐体形状や構造に関する。
従来、家庭内で使用されるリモコン装置は、例えば空気調和機用のリモコン送信機と、ホルダーとで構成され、図6の斜視図に示す形状のものがあった。このリモコン送信機90は前面に、液晶の表示部90aを備えた縦長の矩形体であり、手元に置いて使用しない場合は、図6に示すように図示しない壁などに固定されたホルダー91に立てかけて保持できるようになっている。
このホルダー91は、壁に固定される背面部91aと、リモコン送信機90の下部を受ける受皿部91bと、リモコン送信機90の上下方向中間を左右から保持する保持部91cとから構成されており、リモコン送信機90をホルダー91の上部から取り出したり、装着したりすることができる。
このようなリモコン送信機(以下リモコンと呼称)において、近年では液晶の表示部の表示内容を見易くするため、液晶の表示素子が配置された表示部面と、操作キーが配置された操作部面とに角度を持たせた構造、所謂「くの字型リモコン」の形状が提案されている。
図7はこのような構造を備えたリモコンとホルダーとの断面図であり、図7において、71は略箱状でポリスチレンやABS等の絶縁樹脂製の下ケースで、背面に孔状の係合部71aが設けられると共に、表示部80がリモコンの略中間部から約15度前後、図7の右方へ折曲された構造になっている。
また、72と73は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、各々上下面に銅等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、配線基板72と配線基板73とは下ケース71の底面に各々平行に配置され、この配線基板72と73はリード線等によって電気的に接続されている。
そして、74は液晶表示素子であり、75はシリコンゴム等の操作体で、上面にはドーム状の複数の操作キー75aが形成されると共に、この操作キー75a下面にはカーボン等の可動接点75bが形成され、この可動接点75bが配線基板73上面の複数の固定接点73aと所定の間隙を空けて対向して、複数のスイッチ接点が形成されている。
そして、配線基板72や73の上下面には、発光ダイオード76やマイコン79等の電子部品が実装されて、リモコン信号を送信するように形成されている。さらに、77はポリスチレンやABS等の絶縁樹脂製の上ケースで、下ケース71と同様に、略中間部から約15度前後折曲すると共に、上面には液晶表示素子74の表示面が露出する開口部が設けられ、この開口部を光透過性のパネルが覆っている。
また、上ケース77上面の複数の貫通孔から複数の操作キー75aが上方へ突出すると共に、上ケース77が配線基板72や73、操作体75等を収納した下ケース71の上面開口部を覆ってリモコン70が構成されている。なお、複数の操作キー75aが配置された部分が操作部82である。
そして、このようなリモコン70は、エアコンや給湯機器等の遠隔操作に用いられる場合、図7に示すように、室内の壁や柱等の側壁に取付けられたホルダー81に、背面の係合部71aがフック状の係止部81aに係止されて着脱可能に装着され、リモコン70を単体で、もしくはホルダー81にリモコン70を装着したまま使用できる構造になっている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、くの字型リモコンの別の形状としては、図8に示すものも提案されている。図8はリモコンと、壁に固定されたホルダーを示す断面図である。このリモコンは液晶表示素子74が配置された表示部80の面と、操作キー75aが配置された操作部82の面とが180度より小さい角度に形成、つまり、表示部80が折曲され、操作部82の面から起き上がった形状に形成され、表示内容を見易くした構造になっている。
図8のリモコンの主要な部品は、図7の部品とほぼ同じため、同じ機能の部品には同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
図8のリモコン70は、上ケース77と下ケース71で筐体を構成し、この中に液晶表示素子74と発光ダイオード76とを装着した配線基板72と、操作キー75aを備えた複数の操作体75を装着した配線基板73と、各配線基板に電源を供給する乾電池78とが配置されている。
一般的にエアコンなどを制御するリモコンは、映像機器を操作するリモコンなどと比較して操作キーの数が少ない。従って、リモコンを正面から見た時の左右の幅は、映像機器を操作するリモコンの幅より狭く、このため、乾電池78を縦置き(リモコンの長手方向に乾電池の長手方向を配置)にする場合が多い。図8の例も乾電池78を縦置きに配置している。
一方、下ケース71の背面には孔状の係合部71aが設けられており、また、壁に固定されたホルダー81の上部には係合部71aと係合するフック状の係止部81aが設けられており、リモコン70をホルダー81に着脱可能に装着することができる。
このように、くの字型リモコンをホルダーに着脱自在とした構造は、図6の板状のリモコン構造と異なり、くの字型の筐体のため図7や図8に示すように、壁から突出した寸法Lが大きくなり、これを少しでも改善するため、筐体を薄く、つまり、リモコンの厚みをできるだけ薄くする構造が採用されていた。
図9は図8のリモコン70を手に持って、片手で操作する時の様子を示す説明図である。前述のように、リモコンの厚みが薄く、さらに手に持ったリモコンの手前側に重量のある乾電池が配置されている。そして、親指以外の指でリモコンを保持しながら、親指を使って操作キー75aを押下して遠隔操作を行なう。
しかしながら、図7の構造では、ホルダーに装着した時に壁から突出した寸法Lが大きく、また、操作部の部分が全て突出しているために人がリモコンのそばを通過するときに邪魔であり、また、デザイン的にも圧迫感があった。
一方、図8の構造(薄型)では、ホルダーに装着した時に壁から突出した寸法Lをある程度小さくすることができるが、リモコン内部に空間の余裕がないため、ホルダーに備えられたフック状の係止部81aを大きくすることができず、係止が不安定になるという問題があった。さらに、係合部71aと係止部81aと同じ係止構造をリモコンの操作部の背面に設けようとしても、リモコン内部に空間の余裕がなくて設けることができないという問題もあった。
また、この薄型構造のリモコンは図9に示すように、親指以外の指と手の親指の付け根とでリモコンを挟むことになるため、安定してリモコンを保持することが難しく、また、重量のある乾電池が手前(リモコンを立てた場合の下方)に配置されているために重心が手前にあり、図9の点線で示すように、操作キーを押下する度にリモコンが前後に揺れてしまい、操作しづらいという問題もあった。
特開2005−244554号公報(第4−5頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、くの字型リモコンを壁掛けホルダーに着脱自在とした構造であっても、壁から突出した寸法を小さくし、かつ、リモコン単体での操作性を向上させたリモコンの筐体構造を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、家電製品を遠隔操作し、乾電池で駆動されるリモコン送信機と、同リモコン送信機が着脱自在に装着され、壁に固定されるホルダーとを備えてなり、
前記リモコン送信機は、上部に表示素子を備え、前記ホルダーに装着された時に前記壁と平行になるように配置された表示部と、下部に操作キーを備え、内部に操作基板ユニットを備えた操作部とが断面く字状に角度をつけて配置されてなるリモコン装置において、
前記乾電池を前記操作基板ユニットの背面側に配置すると共に、前記乾電池の長手方向を前記リモコン送信機の長手方向と平行に配置する。
また、前記断面く字状の角度をθ、前記乾電池の直径をd、前記乾電池の長さをl、前記操作基板ユニットの厚みをtとそれぞれ定義した時、t<dの場合に前記角度θは、t・cosθ<l・sinθが成り立つ範囲にし、t=d、もしくは、t>dの場合に前記角度θは、d・cosθ<l・sinθが成り立つ範囲に設定する。
さらに、前記操作部の端部に、前記リモコン送信機の下部に向かうに従って、前記リモコン送信機の厚みを減ずる傾斜面からなる傾斜部を設け、前記操作部の面と前記傾斜部の面との角度を少なくとも前記角度θにする。
以上の手段を用いることにより、本発明によるリモコン装置によれば、
請求項1に係わる発明は、表示が見易い「くの字型リモコン」において、リモコンの全長が短くなり、かつ、手でリモコンを握る部分が乾電池の配置により太くなり、さらに、リモコンの重心が重量のある乾電池のために操作部付近となるため、操作キーの押下によるリモコンの揺れが低減され、片手持ちの場合に操作性が向上する。
また、薄型リモコン(図8)の構造に比較して、乾電池の直径の寸法だけ厚みが増加しているため、表示部の下方や操作部の下方に空間が存在する。このため、ホルダーとリモコンと係止構造、例えばフックやこれと対応する孔を大きくすることができ、リモコンをホルダーへ確実に載置することができる。
請求項2に係わる発明は、リモコンを壁に固定したホルダーに載置した時に、壁からの突出距離を低減させることができ、人の通行の邪魔にならず、また見た目の圧迫感も低減させることができる。
請求項3に係わる発明は、リモコンを壁に固定したホルダーに載置した時に、壁からの突出距離を請求項2の場合よりもさらに低減させることができる。また、リモコンを卓上置きで使用するときに、傾斜部を設けたことにより、操作部の下端が手のひらに当たらないため、楽な姿勢で操作することができる。
さらに、リモコンを片手持ちで使用するときに、傾斜部を設けたことにより、手のひらに直接リモコンの角や辺が当たらないため、操作性を向上させることができる。
また、傾斜部により、リモコンを薄く認識させることができ、見た目の圧迫感も低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお、背景技術で説明したものと同じ機能の部品は同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
本発明の特徴は、くの字型リモコンを壁掛けホルダーに着脱自在とした構造において、乾電池を操作部の背面に、かつ、リモコンの長手方向に配置し、さらに、リモコンの表示面が操作部の面に対して所定角度以上起き上がった角度に形成されていることである。
図1は本発明によるリモコン10の側断面図である。このリモコン10の筐体は、合成樹脂からなる下ケース1と上ケース2とが互いの開放口を合わせて形成されており、上ケース2の操作部82には操作キー蓋2aが配置されている。一方、下ケース1には、電池蓋1aが配置されている。また、下ケース1の背面には、矩形の孔を備えた凹部からなる、第一係合部1cと第二係合部1dとが設けられている。
リモコン10の筐体の内部には、液晶表示素子74と発光ダイオード76とが接続された配線基板72と、操作キー75aが形成された操作体75を備えた配線基板73とが配置され、同配線基板73の下方には乾電池78を格納する収納部1bが設けられている。なお、この収納部1b開放口には電池蓋1aが配置されている。なお、この配線基板73で規定される面積において、この配線基板73の背面から、このリモコン10の外殻を構成する上ケース2(ただし、ここでは操作キー蓋2a)の内面までを操作基板ユニット7と呼称し、その厚みをtと規定する。
そして、リモコン10の筐体は、液晶表示素子74が配置された表示部80と操作キー75aが配置された操作部82とが160度の角度で折曲された形状になっている。つまり、操作部82の面に対して表示部80の面が角度θ=20°だけ起き上がった形状になっており、操作部82の操作キー75aを人が操作する場合に、表示部80の表示内容が見易いようになっている、所謂「くの字型リモコン」の形状になっている。なお、表示部80の面と、図2で示す壁30の面とはほぼ平行になるように構成されている。
一方、図1に示すように、上ケース2の操作キー蓋2aは、上方へ取り外せる構造となっており、操作キー蓋2aを取り外すと、普段は使用しない小さな操作キー75aが現れるようになっている。また、操作キー蓋2aの表面は、図1の右に向かうに従って下方に傾斜した構造になっており、傾斜部2bが形成されている。なお、操作部82の平面を基準として、この傾斜の角度θは、表示部80の面の傾斜角度θと同じ20°に形成されている。
次に図2の断面図を用いて図1で説明したリモコン10をホルダー20を用いて、所謂「壁掛けリモコン」に設置した構造を説明する。
壁30に固定されたホルダー20は合成樹脂で形成され、下ケース1の背面に対応した載置部21と、同載置部21の下方から壁30に向かって延出した補強部22とから構成されている。
載置部21の表面上方には下ケース1の第一係合部1cの孔と対応するフック状の係止部21aと、また、載置部21の表面中央には下ケース1の第二係合部1dの孔と対応するフック状の係止部21bとが設けられており、それぞれの、係止部がそれぞれの係合部へ差し込まれることにより、リモコン10をホルダー20に着脱自在に装着するようになっている。
次に図2を用いて「壁掛けリモコン」として設置した本発明の構造が、図8の薄型リモコンの構造よりも、壁からの突出した寸法Lが小さくなる理由について説明する。
構造の違いによる寸法Lの変動要素は主として乾電池78で決定されるため、比較を単純にするため、乾電池78の収納位置と、その収納位置での乾電池78による壁30に対して垂直方向(図2における左方向)の突出寸法を比較することにする。
本発明の構造の場合、乾電池78が配線基板73の下に配置されているため、図8と比較して操作基板ユニット7の厚みtの寸法だけ厚さが厚くなっている。一方、図8構造の場合、乾電池78が配線基板73の端を基端として配置されているため、図2の構造と比較して、リモコンの厚みの増加はないが、乾電池78の長さlだけ長さが長くなっている。従って、もしリモコンが図6のような板状の構造であれば、本発明の構造では乾電池78の直径dの寸法だけ厚さが厚くなり、配線基板73の下に乾電池78を配置する意味はない。
ところが、本発明は「くの字型リモコン」の形状であるため、配線基板73の下に乾電池78を配置することによるリモコンの厚みの増加は、一般的に角度θと乾電池78の直径dとで決定される。つまり、リモコンの厚みの増加である距離L1は次の式で決定される。
L1=d・cosθ ・・・・・式1
一方、図8の構造の場合は、乾電池78の長さlだけ図2の構造より長くなるため、この構造による距離L2の増加は角度θと乾電池78の長さlとで決定される。つまり、次の式で決定される。
L2=l・sinθ ・・・・・式2
ただし、式1のL1は単純に乾電池78の直径dがそのまま増加した場合、つまり、操作基板ユニット7の厚みtが、t=d、または、t>dの場合を算出している。この場合の本発明が効果を有する範囲を式で表すと以下のようになる。
d・cosθ<l・sinθ ・・・・・式3
一方、図8で示すように乾電池78の直径dの寸法の中に本実施例で説明する操作基板ユニットの厚みtが含まれている場合は、tの寸法が本実施例における実際の乾電池78による厚みの増加分である。従って、t<dの場合に本発明が効果を有する範囲を式で表すと以下のようになる。
t・cosθ<l・sinθ ・・・・・式4
また、t=d、または、t>dの場合に、本発明の効果の有無が分かれる分岐点は以下の式で決定される。
d・cosθ=l・sinθ ・・・・・式5
また、t<dの場合に、本発明の効果の有無が分かれる分岐点は以下の式で決定される。
t・cosθ=l・sinθ ・・・・・式6
ここで、t>dの場合、つまり、操作基板ユニット7の厚みが乾電池78の直径寸法より大きい場合で、乾電池78が単四型乾電池であるとすると、d=10.5mm、l=44.5mmであるため、式5に代入して効果の有無の分岐点である角度θを算出すると、θ=13.2°となる。同様に乾電池78が単三型乾電池であるとすると、d=14.5mm、l=50.5mmであるため、式5に代入して角度θを算出すると、θ=16.1°となる。従って、それぞれのサイズの乾電池において、算出したθの角度よりも大きい角度の場合に効果があることがわかる。
本実施例の場合、θ=20°であるため、仮に操作基板ユニット7の厚みが乾電池78の直径寸法より大きい場合で、かつ、単三型や単四型の乾電池を用いても、図8の薄型リモコンよりも壁から突出した寸法Lが小さくなる。また、θを大きくすればさらに寸法Lを小さくすることができる。
また、図8の薄型リモコンの構造のように、乾電池78の直径dの寸法の中に本実施例で説明する操作基板ユニット7の厚みtが含まれている場合、つまり、t<dの場合を説明する。
例えば角度θがデザイン的に決定されてθ=9°、また、単四型乾電池を用いることになったとすると、角度θを式6に代入して本発明の効果が有効な操作基板ユニットの厚みtの分岐点を算出する。この結果、操作基板ユニット7の厚みが約t=7.1mmの場合が効果の分岐点となり、tが7.1mmより小さくなるように設計することにより、図8の構造よりも壁から突出した寸法Lを小さくすることができる。
なお、乾電池78が縦置きでなく横置きの場合は、乾電池の長さlを以下の式で代替するとよい。但し、Nは乾電池の個数を表す。
l=N・d ・・・・・式7
当然のことながらN=1の場合は、本発明の効果を得られない。これ以外の個数であれば効果を得ることができるが、乾電池78が縦置きの場合と比較してその効果は少ない。
このように、乾電池を縦置きにして操作部82の下に配置することにより、「壁掛けリモコン」として設置した場合に壁から突出した寸法Lを小さくすることができ、人がリモコンのそばを通過するときに邪魔にならず、また、デザイン的にも圧迫感を低減させることができる。また、リモコンの操作部82の手前の辺を角度θだけカットした傾斜部2bが設けられているため、さらに寸法Lを小さくすることができる。
さらに、本発明では図8の構造に比較して、操作基板ユニット7の厚み、または、乾電池の直径の寸法だけ厚みが増加しているため、表示部80の下方や操作部82の下方の一部に空間が存在する。このため、図8の構造に比較してホルダー20のフック状の係止部21aやフック状の係止部21bを大きくすることができ、リモコン10をホルダー20へ確実に載置することができる。
次に図3、図4を用いてリモコンの上ケース2に設けられた傾斜部2bの他の効果について説明する。図3(A)はリモコンをテーブルの上に置いて操作する様子を示す説明図であり、図3(B)はリモコンを片手で握った状態で操作する様子を示す説明図である。
図3(A)のように卓上で操作する場合は、表示部が起き上がっているため表示内容が見易くなる。この場合は親指をリモコンの側面に軽く当て、人指し指で操作キーを押下する操作形態となる。この時、傾斜部2bに親指の付け根が当たらないため、快適にリモコンを操作することができる。
また、図3(B)のようにリモコンを片手で握った状態で操作する場合は、親指以外の4本の指と親指の付け根でリモコンを握りしめ、親指で操作キーを押下する。本発明の場合は乾電池78が操作部82の下に縦置きに配置されているため、リモコン全体に厚みがあり、非常に握り易い。また、比較的重量のある乾電池78が手の中心付近に配置されることになり、このため重心も手の中心付近になる。従って、親指で操作キーを押下した場合でも図9で説明したように上下に揺れることもないため、操作性を向上させることができる。
図4は人間の目による視覚を説明する図である、図4(A)は傾斜部2bがない場合、図4(B)は傾斜部2bを設けた場合を示している。
図4(A)の傾斜部2bがない場合は、人間の目にリモコンの手前の端部の辺が明確に見えるため、リモコンの厚みがそのまま認識されてしまう。ところが、図4(B)のように傾斜部2bを設けた場合は、人間の目にリモコンの傾斜部2bの端部の辺を意識的に見ることになり、リモコンの厚みが薄く感じられ、圧迫感を低減できる。
次に図5のリモコンとホルダーとの斜視図を用いて本発明の他の実施例を説明する。なお、実施例1と同じ機能の部品には同じ番号を付与し、詳細な説明を省略する。
このリモコン40は実施例1のリモコンとほぼ同じ構造であるが、下ケースに第一係合部と第二係合部とを備えておらず、また、ホルダー50にもフック状の係止部とフック状の係止部とが設けられていない。代わりに表示部80の左右の側面に縦長の溝40aと、下ケースの手前に横長の溝40bとを備えている。
一方、ホルダー50には、下ケースに対応する載置部50aが備えられており、リモコン40の表示部80と対応する載置部50aの左右にはガイド板50bが設けられており、このガイド板50bの内面にはリモコン40の溝40aと対応する縦長の爪50cが設けられている。また、載置部50aの下方にはリモコン40の溝40bと対応する横長の爪50dが設けられている。
リモコン40を載置部50aに載置すると、リモコン40の溝40aとホルダー50の爪50cとが嵌合し、また、リモコン40の溝40bとホルダー50の爪50dとが嵌合し、リモコン40をホルダー50に確実に保持することができる。
また、このリモコン40の傾斜部40cはなだらかな曲線で形成されているため、リモコンの視覚的な厚みを低減させ、薄く見せることができる。さらにリモコンを手で操作する場合に、傾斜部40cに角がないため手にフィットし、操作感を向上させることができる。
本発明によるリモコンの実施例を示す側部断面図である。 本発明によるリモコンとホルダーとを示す側部断面図である。 本発明によるリモコンの操作を説明する説明図であり、(A)は卓上での、(B)は手持ちでの、それぞれの取り扱いを示す図である。 本発明によるリモコンの目視状態を示す説明図であり、(A)は傾斜部がない場合を、(B)は傾斜部を備えた図である。 本発明によるリモコンとホルダーとの他の実施例を示す斜視図である。 従来の板状リモコンをホルダーに装着した斜視図である。 従来のくの字型リモコンとホルダーを示す側断面図である。 他の従来のくの字型リモコンとホルダーを示す側断面図である。 従来のくの字型リモコンを操作する時の説明図である。
符号の説明
1 下ケース
1a 電池蓋
1b 収納部
1c 第一係合部
1d 第二係合部
2 上ケース
2a 操作キー蓋
2b 傾斜部
7 操作基板ユニット
10 リモコン
20 ホルダー
21 載置部
21a 係止部
21b 係止部
22 補強部
30 壁
40 リモコン
40a 溝
40b 溝
40c 傾斜部
50 ホルダー
50a 載置部
50b ガイド板
50c 爪
50d 爪
70 リモコン
71 下ケース
71a 係合部
72 配線基板
73 配線基板
73a 固定接点
74 液晶表示素子
75 操作体
75a 操作キー
75b 可動接点
76 発光ダイオード
77 上ケース
78 乾電池
79 マイコン
80 表示部
81 ホルダー
81a 係止部
81b 補強部
82 操作部
L、L1、L2 距離
d 直径
l 長さ

Claims (3)

  1. 家電製品を遠隔操作し、乾電池で駆動されるリモコン送信機と、同リモコン送信機が着脱自在に装着され、壁に固定されるホルダーとを備えてなり、
    前記リモコン送信機は、上部に表示素子を備え、前記ホルダーに装着された時に前記壁と平行になるように配置された表示部と、下部に操作キーを備え、内部に操作基板ユニットを備えた操作部とが断面く字状に角度をつけて配置されてなるリモコン装置において、
    前記乾電池を前記操作基板ユニットの背面側に配置すると共に、前記乾電池の長手方向を前記リモコン送信機の長手方向と平行に配置してなることを特徴とするリモコン装置。
  2. 前記断面く字状の角度をθ、前記乾電池の直径をd、前記乾電池の長さをl、前記操作基板ユニットの厚みをtとそれぞれ定義した時、t<dの場合に前記角度θは、t・cosθ<l・sinθが成り立つ範囲にし、t=d、もしくは、t>dの場合に前記角度θは、d・cosθ<l・sinθが成り立つ範囲にしてなることを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
  3. 前記操作部の端部に、前記リモコン送信機の下部に向かうに従って、前記リモコン送信機の厚みを減ずる傾斜面からなる傾斜部を設け、前記操作部の面と前記傾斜部の面との角度を少なくとも前記角度θとしてなることを特徴とする請求項2記載のリモコン装置。
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JPH11261251A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Mitsumi Electric Co Ltd リモートコントローラにおけるカバーの装着装置
JP2000011791A (ja) * 1998-06-25 2000-01-14 Mitsumi Electric Co Ltd リモコン装置
JP2005244554A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd リモコン装置及びリモコン送信機

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