JP4635280B2 - 移動車両へのマルチメディア情報提供システムと方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動車両へのマルチメディア情報提供システムと方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動車両と非接触に情報交換をするシステムとして、有料道路における料金収受を目的とした種々のシステムが提案されている。例えば図5は、特開平05217041号に開示された配置図であり、2は車線、1は車線を進入してくる車両、3は車両に搭載した車載機、4は車種判別装置、5は路上アンテナ、6は路上アンテナと車載機との信号の送受を制御する制御装置、7は通行券自動発行機、8は発進検知装置、6bは制御装置からのデータを処理するデータ処理装置、6cはセントラルコンピュータである。
【0003】
かかる構成の料金収受システムにおいて、車両1が進入してくると、その車種が車種判別装置4で検知判別され、路上アンテナ5と車載機3間の無線通信により車載機3のメモリに記載された ID情報等を読み取り、通行の自動発行等を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の有料道路における自動料金収受システム(ETC)、或いは渋滞、交通規制、駐車場情報などを提供する道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication systems)では、車載機とのデータ通信のために、ビーコンやアンテナを用いた狭域通信が適用されている。これは、料金所や街中で局所的な情報を送受信するためのものである。
【0005】
しかし、アンテナやビーコンによる狭域通信では照射範囲(通信範囲)が非常に狭く(例えば、車両1〜2台相当程度)、そのため通信時間が短く、走行車両に対して通信できるのは、通行料金情報や記号化した渋滞情報などの小サイズのデータに限られる問題点があった。そのため、従来のシステムでは、特定の狭域通信箇所(例えばゲート付近)を通過した後は、例えば走行車両に対して、走行中のエリアの局所的なマルチメディア情報(前方の道路状況の画像や、近隣店舗の画像や音声によるサービス情報、駐車場内での誘導情報等)をリアルタイムに送信することができない問題点があった。
【0006】
一方、携帯電話等による広域通信では、通信範囲は広く画像等の大量データを送受信できるが、車載機の詳細な位置特定が不可能であるため、局所的な情報を提供することができない。更に、GPSを用いたカーナビゲーションシステムでは、車両の位置特定はできるが、それに応じてCD-ROM等に記憶した地図情報等を表示できるにすぎず、走行エリアの最新の情報をリアルタイムに受信できない問題点がある。
【0007】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、特定の狭域通信箇所(例えばゲート付近)を通過した後でも、特定の走行車両に対して、その車両が必要とする走行エリアの局所的なマルチメディア情報を、データサイズに大きく制限されることなく送信することができる移動車両へのマルチメディア情報提供システムと方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
参考例によれば、移動車両に搭載され狭域通信及び広域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報を送信する狭域通信装置(12)と、移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する広域通信装置(14)と、を備え、前記車載機(10)は、通信可能範囲が所定箇所に限られた前記狭域通信により、当該通信可能範囲を前記移動車両が通過する時に前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDを送信し、これにより、該識別IDに基づいたマルチメディア情報が、前記狭域通信よりも通信可能範囲が広い広域通信により前記車載機に対して送信され、該マルチメディア情報は、前方の道路状況の画像である、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供システムが提供される。
また、参考例によれば、移動車両に搭載され狭域通信及び広域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報を送信する狭域通信装置(12)と、移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する広域通信装置(14)と、を設け、前記車載機(10)は、通信可能範囲が所定箇所に限られた前記狭域通信により、当該通信可能範囲を前記移動車両が通過する時に前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDを送信し、これにより、該識別IDに基づいたマルチメディア情報が、前記狭域通信よりも通信可能範囲が広い広域通信により前記車載機に対して送信され、該マルチメディア情報は、前方の道路状況の画像である、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供方法が提供される。
【0009】
上記参考例によれば、狭域通信及び広域通信の両方が可能な「ハイブリッド方式」により、照射範囲が限られた情報提供アンテナ下等の特定の位置を移動車両が通過する際に、移動車両に搭載された車載機(10)と狭域通信装置(12)との間で狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信し、かつ/または位置に応じた情報を送信する。次いで、移動車両の要求に応じて、対応する画像データなどのマルチメディア情報を広域通信装置(14)により送信する。移動車両側では、受信した前記位置に応じた情報に対応するマルチメディア情報を広域通信により車載機(10)が受信し、これをディスプレイ装置やスピーカにより出力することができる。
【0010】
従って狭域通信による通信データは、車両固有の識別情報等であるため、データサイズが小さく、短時間に確実に通信できる。また、画像データなどのマルチメディア情報は、データサイズが比較的大きいが、広域通信を用いるのでゲート等の特定位置を通過後も継続してデータを受信することができる。更に、車載機で位置に応じた情報を送信し、移動車両の要求に応じたマルチメディア情報を受信するので、特定の走行車両に対して、その車両が必要とする走行エリアの局所的なマルチメディア情報を送信することができる。
【0011】
参考例の好ましい実施形態によれば、前記車載機(10)は、狭域通信用のアンテナ(11a)と広域通信用の携帯電話(11b)が接続でき、かつ受信したマルチメディア情報を出力する出力装置(16)を備える。この構成により、狭域通信用のアンテナ(11a)を介して狭域通信し、携帯電話(11b)を介して広域通信ができる。
【0012】
また前記車載機(10)は、更に、リムーバブル記憶メディアを読み出しできる外部記憶装置(18a)、及び/又は、受信したマルチメディア情報を記憶する一時記憶装置(18b)を備える、ことが好ましい。
この構成により、外部記憶装置(18a)によりCD-ROM等のリムーバブル記憶メディアに予め記憶させた画像データ等を利用し、或いは受信したマルチメディア情報を一時記憶装置(20)に内部記憶(キャッシュ)して用いることができ、画像データなど転送に時間のかかる情報を効率よく伝送しディスプレイ装置等に出力させることができる。
【0013】
また本発明によれば、移動車両に搭載され狭域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する狭域通信装置(12)と、を備え、前記車載機(10)は、駐車場の入場ゲートの前において、通信可能範囲が所定箇所に限られた狭域通信により、前記マルチメディア情報として複数の誘導パターンの画像または音声データを受信して当該車載機に設けられた記憶装置に保存し、前記駐車場内の誘導ポイントで前記狭域通信により前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDに応じた前記画像または前記音声データを前記記憶装置から検索し、これにより、当該画像または当該音声データによる誘導が行われる、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供システムが提供される。
さらに、本発明によれば、移動車両に搭載され狭域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する狭域通信装置(12)と、を備え、前記車載機(10)は、駐車場の入場ゲートの前において、通信可能範囲が所定箇所に限られた狭域通信により、前記マルチメディア情報として複数の誘導パターンの画像または音声データを受信して当該車載機に設けられた記憶装置に保存し、前記駐車場内の誘導ポイントで前記狭域通信により前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDに応じた前記画像または前記音声データを前記記憶装置から検索し、これにより、当該画像または当該音声データによる誘導が行われる、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供方法が提供される。
【0014】
この構成は、狭域通信と事前受信を組合わせた「キャッシュ方式」であり、狭域通信により該当する走行エリアの局所的なマルチメディア情報を受信して、記憶装置に記憶することにより、狭域通信でも通信時間を比較的長く保てる場合に、広域通信を行うことなく、上述した「ハイブリッド方式」と同様の効果が得られ、設備コストを低減することができる。
【0015】
さらに、参考例によれば、移動車両に搭載され狭域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する狭域通信装置(12)と、を備え、前記車載機(10)は、更に、リムーバブル記憶メディアを読み出しできる外部記憶装置(18a)を備え、前記車載機(10)が、通信可能範囲が所定箇所に限られた狭域通信により、当該通信可能範囲を前記移動車両が通過する時に前記位置に応じた情報として検索情報を受信し、かつ、該検索情報に基づいてマルチメディア情報を当該車載機に設けられた外部記憶装置から読み込む、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供設備が提供される。
【0016】
この構成は、狭域通信とリムーバブル記憶メディアを組合わせた「固定記憶方式」であり、狭域通信により該当する走行エリアの局所的なマルチメディア情報を検索する検索情報のみを受信して、外部記憶装置(18a)によりそのマルチメディア情報を読み込むことにより、狭域通信で通信時間が短い場合でも、広域通信を行うことなく、上述した「ハイブリッド方式」又は「キャッシュ方式」と同様の効果が得られ、設備コストを更に低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
【0018】
図1乃至図4は、参考例1を示している。この参考例1のシステムは、狭域通信及び広域通信の両方が可能な「ハイブリッド方式」の例である。
【0019】
図1は、参考例1による移動車両へのマルチメディア情報提供システムの模式図である。この図に示すように、参考例1のシステムでは、走行車両1が走行中に特定の位置で狭域通信装置12で移動車両1と狭域通信を行って車両固有の識別情報を受信し、広域通信装置14により、受信した識別情報の応じて該当する走行エリアの局所的なマルチメディア情報を送信し、これを走行車両1の備えた車載機10により搭載された車両固有の識別情報に対応するマルチメディア情報のみを受信する。
【0020】
図2は、参考例1による車載機のシステムブロック図である。この図に示すように、車載機10は、狭域通信機13a、公衆回線通信機13b、演算器15、出力装置16、外部記憶装置18a、一時記憶装置18bを備える。狭域通信機13aには狭域通信用のアンテナ11aが接続され、公衆回線通信機13bには広域通信用の携帯電話11bが接続される。出力装置16は、表示出力部16a、表示器16b、音声出力部16c、スピーカ16dからなり、受信したマルチメディア情報を画像及び音声で出力する。
【0021】
図3は、参考例1による車載機の模式図である。この図に示すように、車載機10は、アンテナ11aと携帯電話11bが接続できる一体型であるのがよく、例えば車内にカーナビ装置のように固定する。また、ノートパソコンの形態にして、必要により取り外して形態できるようにしてもよい。
【0022】
上述した、ハイブリット方式のシステムでは、狭域通信でその場所において送信したい画像データの識別情報(ID等)のみ送信する。車載機側では携帯電話を用いて地上側サーバと接続して、受信した識別情報のデータを要求し、指定データを受信する。これにより、車両が走行して狭域通信の照射範囲外に出ても、携帯電話により継続的に地上側サーバと接続し、局所的な画像等の大量データを受信することができる。すなわち、2種類の通信媒体をハイブリッドに用いて、それぞれの特徴を生かした通信を利用することができる。
【0023】
図4は、参考例1の車載機側の処理フロー図である。このフロー図において、S1では、街中を走行中の車両1に対して、狭域通信により識別IDを送信する。次いでS2で、車載機10で携帯電話11bを用いて情報センタへ接続し、受信した識別IDを送信する。次にS3で情報センタでは識別IDから判定し進行方向の交差点画像などのデータを車載機へ送信する。S4では、車載機10で受信した画像データを表示する。
【0024】
上記参考例1の構成によれば、狭域通信及び広域通信の両方が可能な「ハイブリッド方式」により、照射範囲が限られた情報提供アンテナ下等の特定の位置を移動車両が通過する際に、移動車両に搭載された車載機10と狭域通信装置12との間で狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信し、かつ/または位置に応じた情報を送信する。次いで、移動車両の要求に応じて、対応する前方の道路状況の画像であるマルチメディア情報を広域通信装置14により送信する。移動車両側では、受信した前記位置に応じた情報に対応するマルチメディア情報を広域通信により車載機10が受信し、これをディスプレイ装置やスピーカにより出力することができる。
【0025】
従って狭域通信による通信データは、車両固有の識別情報等であるため、データサイズが小さく、短時間に確実に通信できる。また、前方の道路状況の画像であるマルチメディア情報は、データサイズが比較的大きいが、広域通信を用いるのでゲート等の特定位置を通過後も継続してデータを受信することができる。更に、車載機で位置に応じた情報を送信し、移動車両の要求に応じたマルチメディア情報を受信するので、特定の走行車両に対して、その車両が必要とする走行エリアの局所的なマルチメディア情報を送信することができる。
【0026】
また車載機10に、外部記憶装置18a及び/又は一時記憶装置18bを備えることにより、外部記憶装置18aによりCD-ROM等のリムーバブル記憶メディアに予め記憶させた画像データ等を利用し、或いは受信したマルチメディア情報を一時記憶装置20に内部記憶(キャッシュ)して用いることができ、画像データなど転送に時間のかかる情報を効率よく伝送しディスプレイ装置等に出力させることができる。
【0027】
すなわち、ハイブリッド方式とキャッシュ方式を組み合わせた方式では、狭域通信にて受信した識別IDを、まずCD−ROM等の固定記憶領域を検索する。識別IDで指定のデータが見つからなかった場合、次に随時書込可能な自記憶領域場(キャッシュ)を検索する。それでも見つからなかった場合に、携帯電話により識別IDのデータ伝送を要求する。また、携帯電話等により受信したデータを自記憶領域上に保存しておき、次回以降は再利用するようにすることもできる。
【0028】
本発明の実施形態のシステムは、狭域通信と事前受信を組合わせた「キャッシュ方式」である。この構成は特に図示しないが、参考例1における広域通信設備が省略され、その代わりに、狭域通信装置12が特定の位置で移動車両1と狭域通信を行って車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信するようになっている。また、このシステムでは、受信した前記位置に応じた情報に対応するマルチメディア情報を記憶する一時記憶装置18bを内蔵している。
【0029】
このキャッシュ方式のシステムでは、走行中の車両1が物理的に一旦停止し、狭域通信でも通信時間を長く保てる箇所(例、信号のある交差点、駐車場の入場ゲート前等)において、狭域通信により画像等データをあらかじめ車載機10へ送り込んでおく。車載機側ではこのデータを記憶領域(メモリやディスク上)に保持(キャッシュ)する。走行中の車両に対しては、第1実施形態の方式と同様に車載機で位置に応じた情報を狭域通信により送信し、車載機では自記憶領域を検索してその情報と一致するデータが存在した場合、それを表示、出力する。
【0030】
例えば、以下のステップで画像及び音声を出力する。
(1)駐車場の入場ゲート前において、一旦停止した入場車両に対して、狭域通信により複数の誘導パターン(直進、左折、右折などを指示)の画像、音声データを送信する。
(2)車載機では受信したデータをメモリ、ハードディスク等の記憶装置に保存する。この時、識別IDをファイル名とするなどして、記憶データの識別IDがわかるようにする。
(3)送信が完了した時点で入場ゲートを開く。
(4)駐車場内の誘導ポイントでは狭域通信により誘導用の識別IDを送信する。
(5)車載機では識別IDに応じたデータを記憶装置から検索する。
(6)保存していた画像データを車載機へ表示、音声データは通報し、誘導を行う。
【0031】
本実施形態の構成により、狭域通信により該当する走行エリアの局所的なマルチメディア情報を受信して、一時記憶装置18bに記憶することにより、狭域通信でも通信時間を比較的長く保てる場合に、広域通信を行うことなく、上述した「ハイブリッド方式」と同様の効果が得られ、設備コストを低減することができる。
【0032】
参考例2のシステムは、狭域通信とリムーバブル記憶メディアを組合わせた「固定記憶方式」である。この構成も特に図示しないが、本発明の実施形態における一時記憶装置18bも省略され、その代わりに、外部記憶装置18aを備え、CD−ROMやDVD等の固定記憶媒体を読み込めるようになっている。この構成により、狭域通信により該当する走行エリアの局所的なマルチメディア情報を検索する検索情報のみを受信し、外部記憶装置18aによりそのマルチメディア情報を読み込むことにより、狭域通信で通信時間が短い場合でも、広域通信を行うことなく、上述した「ハイブリッド方式」又は「キャッシュ方式」と同様の効果が得られ、設備コストを更に低減することができるようになっている。
【0033】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】
上述したシステムは、以下の効果を有する。
(1)走行車両の車載機で、その場所固有な局所的な情報であり、なおかつ画像等の伝送に時間のかかるデータを受信し、表示、出力することが可能となる。
(2)システムに必要な機器は、狭域通信用アンテナ(ビーコン)と、広域通信媒体(携帯電話等)や記憶装置(CD−ROM等)の既存の設備で実現できるため、新たに専用の通信機器を開発したり、既存設備を改造する必要がない。
(3)狭域通信の適用分野を広げる効果がある。
【0035】
すなわち、上述したマルチメディア情報提供システムは、特定の狭域通信箇所(例えばゲート付近)を通過した後でも、特定の走行車両に対して、その車両が必要とする走行エリアの局所的なマルチメディア情報を、データサイズに大きく制限されることなく送信することができ、これにより、例えば走行車両に対して、走行中のエリアの局所的なマルチメディア情報を送信し、車載機へ表示、出力することが可能となる等の優れた効果を有する。本発明において、マルチメディア情報は、駐車場内での誘導情報である。なお、本発明ではない参考例においては、マルチメディア情報は、前方の道路状況の画像や近隣店舗の画像や音声によるサービス情報等である。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1による移動車両へのマルチメディア情報提供システムの模式図である。
【図2】参考例1による車載機のシステムブロック図である。
【図3】参考例1による車載機の模式図である。
【図4】参考例1の車載機側の処理フロー図である。
【図5】有料道路における従来の自動料金収受システムの模式図である。
【符号の説明】
1 車両
2 車線
3 車載機
4 車種判別装置
5 路上アンテナ
6 制御装置
6b 制御装置
6c セントラルコンピュータ
7 通行券自動発行機
8 発進検知装置
10 車載機
11a狭域通信用のアンテナ
11b 携帯電話
12 狭域通信装置
14 広域通信装置
16 出力装置
18a 外部記憶装置
18b 一時記憶装置
Claims (2)
- 移動車両に搭載され狭域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する狭域通信装置(12)と、を備え、
前記車載機(10)は、駐車場の入場ゲートの前において、通信可能範囲が所定箇所に限られた狭域通信により、前記マルチメディア情報として複数の誘導パターンの画像または音声データを受信して当該車載機に設けられた記憶装置に保存し、前記駐車場内の誘導ポイントで前記狭域通信により前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDに応じた前記画像または前記音声データを前記記憶装置から検索し、これにより、当該画像または当該音声データによる誘導が行われる、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供システム。 - 移動車両に搭載され狭域通信可能な車載機(10)と、特定の位置で移動車両と狭域通信を行い車両固有の識別情報を受信しかつ/または位置に応じた情報と移動車両の要求に応じてマルチメディア情報を送信する狭域通信装置(12)と、を備え、
前記車載機(10)は、駐車場の入場ゲートの前において、通信可能範囲が所定箇所に限られた狭域通信により、前記マルチメディア情報として複数の誘導パターンの画像または音声データを受信して当該車載機に設けられた記憶装置に保存し、前記駐車場内の誘導ポイントで前記狭域通信により前記位置に応じた情報として識別IDを受信し、かつ、受信した該識別IDに応じた前記画像または前記音声データを前記記憶装置から検索し、これにより、当該画像または当該音声データによる誘導が行われる、ことを特徴とする移動車両へのマルチメディア情報提供方法。
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