JP4634648B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングに対して、水平又は略水平方向に挿脱自在に構成され、その洗浄槽における上部の開口部を開閉する蓋体が、前記洗浄槽が前記本体ケーシング内に収納されると前記開口部を閉じ、且つ、前記洗浄槽が前記本体ケーシングから引き出されたきには前記開口部を開くように開閉操作される状態で、前記本体ケーシングの上部に設けられた食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる食器洗浄機は、洗浄槽を本体ケーシングから引き出して、食器等の洗浄対象物を洗浄槽に入れたり洗浄槽から出したりし、洗浄対象物を収納した洗浄槽を本体ケーシングに収納して、洗浄槽内に洗浄液を噴出させて、洗浄対象物を洗浄するものである。また、本体ケーシング内の底面部は、本体ケーシング内の空間に対して露出するようになっている。
そして、例えば特開2001−46303号公報に記載されているように、洗浄槽上部を開閉する蓋体が、リンク機構によって上下方向に水平姿勢を維持しながら移動するように構成され、開き方向へ付勢されるような付勢手段が備えられ、洗浄槽を引き出すと付勢力によって蓋体が開き、本体ケーシング内上部に略水平な状態で保持されるようになっている。また、洗浄槽を収納すると、蓋体が水平姿勢で洗浄槽の上部を閉じるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
食器洗浄機においては、洗浄運転中には、図14(イ)に示すように、洗浄運転中に蓋体10の内面に洗浄液が付着し、洗浄運転の途中で、洗浄対象物の出し入れを行うと、図14(ロ)に示すように、蓋体の内面に多量に付着水が付着している状態で、洗浄槽が本体ケーシングから引き出されることとなり、蓋体は本体ケーシング内の上部に水平な状態で残り、蓋体の内面においても水平な状態となるので、内面に付着した多量の付着水が流動されず、蓋体の内面全体から本体ケーシング内に流下することになる。
そして、このように付着水が本体ケーシング内の底面部に多量に落ちる状態が繰り返されると、時間経過に伴って、例えば本体ケーシングが鋼材等の金属で形成されているときは腐食し、樹脂等で形成されているときはカビが発生するなど、本体ケーシングが早期に汚損されてしまうおそれがある。
因みに、本体ケーシングが鋼材等の金属、又は、樹脂等で形成され、本体ケーシングに流下する洗浄液が水の場合でも、汚損されるものであり、また、洗浄条件により、洗浄液として酸性、アルカリ性を有するものなど種々のものが用いられると、酸性、アルカリ性の洗浄液は、一層汚損作用を促進させるものであり、これらの洗浄液が本体ケーシングに流下した場合は、汚損が一層早期に発生するものとなる。
また、特開2000−166850号公報に記載されているように、食器洗浄槽の奥側の上部に水滴除去手段としてのワイパーブレードを設けて、洗浄槽が引き出されるに伴って、蓋体の内面に付着した付着水を掻き取り除去する手段が提案されているが、掻き取りミスにより掻き取り残しが生じて、残った付着水が流下する問題もあった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓋体の内面全体に付着している付着水が、本体ケーシング内に流下することを抑制し、本体ケーシングが早期に汚損されることを回避できる食器洗浄機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の発明は、上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングに対して、水平又は略水平方向に挿脱自在に構成され、その洗浄槽における上部の開口部を開閉する蓋体が、前記洗浄槽が前記本体ケーシング内に収納されると前記開口部を閉じ、且つ、前記洗浄槽が前記本体ケーシングから引き出されたきには前記開口部を開くように開閉操作される状態で、前記本体ケーシングの上部に設けられた食器洗浄機であって、前記蓋体が、前記開き状態において、その内面が一側方ほど下位となる傾斜姿勢になるように構成されて、その内面に付着した付着水を、傾斜姿勢の下位側に流動させて前記洗浄槽内に流下させるように構成され
前記開き状態における蓋体の内面が、前記傾斜姿勢として、前方側ほど下位となる傾斜姿勢になるように構成され、
前記蓋体が、前記開き状態において、その内面の前端部が引き出された洗浄槽の上部に重複位置するように構成されて、前記傾斜姿勢の内面の下位側に流動される付着水を、自重落下により前記洗浄槽内に流下させるように構成されている点を特徴とする。
【0005】
すなわち、洗浄槽における上部の開口部を開閉する蓋体が、洗浄槽を本体ケーシングから引き出し、洗浄槽の上部開口部を開くように操作された開き状態では、その内面が一側方ほど下位となるように構成されているので、開き状態において、蓋体の内面全体に付着した付着水が、傾斜姿勢の下位側へ内面を伝って流下して集約され、その集約された位置から洗浄槽に流下されることとなる。
【0006】
従って、洗浄運転の途中で洗浄槽を本体ケーシングから引き出し、洗浄液が蓋体の内面に多量に付着している状態であっても、蓋体の内面に付着した多量の付着水が蓋体の内面全体から本体ケーシング内に流下することを抑制できることとなり、本体ケーシングが早期に汚損されることを回避することができるようになる。
【0008】
また、洗浄槽が本体ケーシングから引き出され、洗浄槽の前後移動方向において許容されている範囲の最前方に位置し、蓋体が開口部を開くようになった開き状態において、蓋体の内面が、前方側ほど下位となる傾斜姿勢になり、その内面の前端部が洗浄槽の上部に重複位置するように構成されているので、開き状態においては、蓋体の内面に付着した付着水が蓋体の内面の前方側に流動され、内面前端部から洗浄槽内へ自重落下によって流下することになる。
【0009】
従って、蓋体の内面に付着した付着水を洗浄槽内へ流下させるのに、食器洗浄機を構成するために本来的に備えさせている部品を利用して、付着水を流動させているので、新たな部品を付加することなく、簡素な構成で実施できる。
【0010】
〔請求項記載の発明〕
請求項に記載の発明は、前記蓋体が、前記洗浄槽の前記開口部に対して上下方向に移動されて開閉されるように構成され、且つ、前記閉じ状態から前記開き状態に操作されるときに、その一側方ほど下位となる傾斜姿勢に操作されて、その内面が前記傾斜姿勢になるように構成されている点を特徴とする。
【0011】
すなわち、蓋体が、閉じ状態から開き状態に操作されるときに、蓋体が上下方向に移動されながら一側方ほど下位となる傾斜姿勢になるように構成されていることによって、蓋体の内面が、開き状態において、傾斜姿勢になるので、開き状態において、蓋体の内面に付着した付着水が、蓋体の内面の下位側に流動されることになる。
【0012】
従って、食器洗浄機に備えられている蓋体を上下方向に移動させる構成を利用して、本体ケーシングへの付着水の流下を抑制することができるようになるので、実施製作が容易なものである。
【0013】
〔請求項記載の発明〕
請求項に記載の発明は、前記蓋体が、前記洗浄槽の前記開口部に対して上下方向に平行又は略平行する状態で移動されて開閉されるように構成され、その蓋体の内面が前記開き状態及び前記閉じ状態のいずれにおいても前記傾斜姿勢となるように構成されている点を特徴とする。
【0014】
すなわち、蓋体の内面が、開き状態及び閉じ状態のいずれにおいても、傾斜姿勢となることによって、常に蓋体の内面に付着した付着水を傾斜姿勢の下位側に流動させ、洗浄槽内に流下させることになるので、閉じ状態における、蓋体の内面に付着する付着水の量を少なくするものとなる。
【0015】
従って、内面に付着水が多量に付着するのを抑制できるものとなり、付着水が本体ケーシングへ流下することを抑制する効果が一層高くなるとともに、洗浄運転後に乾燥運転を行うときにも、食器に付着水が流下して乾燥が不十分になることも抑制できるものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の食器洗浄機の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
本発明の食器洗浄機は、図1、2に示すように、金属製の板材などで形成されて、前面が開口する箱状の本体ケーシング1を備え、かつ、本体ケーシング1の内側の収納空間内に水平又は略水平方向に挿脱自在な上部が開口された洗浄槽2を備えている。
洗浄槽2の下方には、洗浄ポンプ3などが、洗浄槽2の内部には、洗浄ノズル4やヒータ5などが配置されて、それぞれ洗浄槽2に一体的に組み付けられ、かつ、洗浄槽2の内部には、食器などを収納載置する洗浄かご6が取り出し自在に収納されている。
【0023】
食器洗浄機の正面視において、本体ケーシング1の内側には、レールなどで構成された左右一対のスライド機構7が設けられ、その左右一対のスライド機構7を介して、前記洗浄槽2が、本体ケーシング1の収納空間に対して、矢印Aで示す収納移動方向へのスライド移動と、矢印Bで示す引き出し移動方向へのスライド移動が水平又は略水平方向に挿脱自在なように構成されている。
そして、洗浄槽2の前面には、把手8などを備えた本体蓋9が取り付けられていて、引き出し移動方向Bへスライド移動させることで、図1に示すように、洗浄槽2が前面側に引き出されて、食器や洗浄かご6を取り出したり収納したりできるように構成され、また、収納移動方向Aへスライド移動させることで、図2に示すように、本体ケーシング1内に洗浄槽2を収納して、食器を洗浄したり乾燥したりできるように構成され、その食器洗浄時などにおいて、洗浄槽2からの洗浄水の飛散を防止するための蓋体10が、本体ケーシング1内側の上部に配設されている。
【0024】
また、蓋体10においては、図9、10に示すように、内面を概ね波板状になるように形成して、蓋体10の内面に、複数(本実施形態では4本)の突条部22が並設されるように構成してある。この略波板状に形成するに当たっては、谷部に相当する部分を略V字状になるようにして、突条部22の下端が尖るように構成されている。
【0025】
そして、前記突条部22を並設するに当たっては、突条部22の長手方向が、本体ケーシング1に対する洗浄槽2の移動方向に沿うと共に、突条部22の並び方向両端の突条部22夫々は、洗浄槽2の開口部を閉じたときに洗浄槽2の開口部の口縁部に対向する部分と間隔が開き、且つ、各突条部22の長手方向の前端部は、洗浄槽2が開き状態において、引き出された洗浄槽2の上部に重複位置するように構成されている。
【0026】
前記蓋体10は、合成樹脂製で、図3、4、5に詳しく示すように、その後端には、下方へ突出する突出部11が一体的に設けられ、その左右の両縁部には、金属製の縁部材12が取り付けられていて、その左右の縁部材12の前部及び後部には、後に詳しく説明するように、被案内体であるカムフォロアとして機能する前後のピン13A、13Bが、左右外側に突出するように2本ずつ設けられている。更に、縁部材12の上方には、係止部14がそれぞれ設けられて、左右一対の係止部14と本体ケーシング1との間に、蓋体10を前面上方側に付勢するためのコイルスプリングからなる蓋用スプリング15が介装され、蓋体10の内面には、外周に沿って弾性材からなるシール部材16が取り付けられている。
また、本体ケーシング1の左右内側には、本体ケーシング1を形成する板材を切り出して形成された前後一対の保持舌片17A、17Bが、蓋体10側のピン13A、13Bに対応するように4対設けられ、各対の保持舌片17A、17Bによって、ピン13A、13Bと協働する案内体としての前後のクランプ部材18A、18Bが、矢印Cで示す洗浄槽2の上部開口部に対する蓋体10の開閉方向に移動自在に保持されている。
【0027】
前記前後のクランプ部材18A、18Bは、合成樹脂や金属製の成形品で構成され、図6に示すように、その上部には、蓋体10側のピン13A、13Bが嵌入するカム部材として機能するカム溝19A、19Bが設けられ、カム溝19A、19Bの下方には、一対の保持舌片17A、17Bの上縁に接当して保持される保持片20A、20Bが設けられている。
【0028】
前記カム溝19A、19Bは、図7に示すように、洗浄槽2が本体ケーシング1内に収納されたときにピン13A、13Bが位置する最下方位置aと、洗浄槽2が本体ケーシング1から引き出されたときに位置する最上方位置bとにわたって傾斜状に設けられ、かつ、クランプ部材18A、18Bの上下方向の中心線L上に前記最下方位置aが位置する状態で、互いに連続して左右に一対すつ設けられるとともに、クランプ部材18A、18Bそのものも中心線Lを中心として左右対称形に構成されている。
そして、このようなクランプ部材18A、18Bが、本体ケーシング1の左右内側に設けられた4対の保持舌片17A、17Bによって、それぞれカム溝19A、19Bなどを内側に向けた状態で、開閉方向Cに移動自在に保持されるとともに、各クランプ部材18A、18Bのカム溝19A、19Bにピン13A、13Bが嵌入されている。
【0029】
このような構成によって、洗浄槽2を本体ケーシング1内の収納空間に収納されると、図7(イ)に示すように、洗浄槽2の押圧部材21が、蓋体10の突出部11に接当して収納移動方向A側に押圧しているので、蓋体10から突出する合計4本のピン13A、13Bが、各クランプ部材18A、18Bのカム溝19A、19B内における最下方位置aに位置して、蓋体10が洗浄槽2の上部開口部を閉じる。
【0030】
この収納状態から洗浄槽2を引き出し移動方向B側へ引き出すと、図7(ロ)に示すように、押圧部材21の移動に伴って、蓋用スプリング15の付勢力により蓋体10が引き出し方向B側に移動されるとともに、4本のピン13A、13Bが、各カム溝19A、19B内において引き出し方向B側に移動される。
そして、図7(ハ)に示すように、4本のピン13A、13Bが、各カム溝19A、19B内における最上方位置bにまで移動するとともに、蓋体10による洗浄槽2の上部開口部を開くように操作され、図1に示すように、洗浄槽2が本体ケーシング1から引き出される。
【0031】
図8に示すように、保持舌片17A、17Bの上縁に保持片20A、20Bが接当してクランプ部材18A、18Bが保持されているときは、ピン13A、13Bが移動する最下方位置aの位置は同じ高さになり、洗浄槽2が引き出されて、ピン13A、13Bが最上方位置bの位置に移動したときは、13Bの方が13Aよりも高くなるように、前後の保持舌片17A、17B、及び、前後のクランプ材18A、18Bのカム溝19A,19Bが形成されている。
【0032】
つまり、洗浄槽2の上部開口部を閉じるように操作された閉じ状態においては、図11(イ)に示すように、蓋体10が略水平な姿勢で洗浄槽2の上部開口部を閉じることとなり、洗浄槽2の上部開口部を開くように操作された開き状態においては、図11(ロ)に示すように、蓋体10が閉じ状態の位置から洗浄槽2の開口部に対して上方に移動され、前方が下位となるような傾斜姿勢で、本体ケーシングの上部に保持されて、洗浄槽2の開口部を開くこととなり、蓋体10が傾斜姿勢であることによって内面も傾斜姿勢となり、この内面の傾斜によって、蓋体10の内面に付着した付着水23は、突条部22に向かって流動するとともに、突条部22に沿って傾斜姿勢の下位側へ流れ、突条部22の前端部から自重落下により洗浄槽2へ流下させるようになる。
【0033】
従って、第1実施形態は、洗浄槽2を引き出して開き状態にして、蓋体10の内面全体に多量に付着水23が付着した場合に、蓋体10の内面全体に付着した付着水23を前方側へ誘導し、洗浄槽2へ流下させるようにして、付着水が本体ケーシング1への流下を抑制し、本体ケーシング1が早期に汚損されることを回避できるものである。
【0034】
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、蓋体10を開き状態において傾斜姿勢にすることによって、蓋体内面が傾斜姿勢となるようにしたのに対して、第2実施形態にかかる食器洗浄機は、蓋体10が、開口部に対して上下方向に平行又は略平行する状態で移動されて開閉され、蓋体の内面は常に傾斜姿勢となるように構成されているものである。
【0035】
すなわち、図12に示すように、保持舌片17A、17B、及び、前後のクランプ材18A、18Bのカム溝19A,19Bを同一仕様のものとし、閉じ状態における4本のピン13A、13Bの最下方位置aの高さが同じ高さとなるように構成し、開き状態における4本のピン13A、13Bの最上方位置bが同じ高さとなるように構成されることによって、洗浄槽2の開口部に対して上下方向に平行又は略平行する状態で移動されて開閉されるように構成されている。
また、蓋体10が水平な状態でも、内面が前方側ほど下位となる傾斜姿勢となるように、蓋体10の内面は傾きを持たせて形成されている。
【0036】
つまり、洗浄槽2の上部開口部を閉じるように操作された閉じ状態においては、図13(イ)に示すように、蓋体10は略水平な姿勢で洗浄槽2の上部開口部を閉じているものの、蓋体10の内面は、前方側ほど下位となる傾斜姿勢になっており、内面の傾斜によって突条部22に向かって流動するとともに、突条部22に沿って傾斜姿勢の下位側へ流れ、突条部22の前端部から自重落下により洗浄槽2へ流下させるようになる。
洗浄槽2の上部開口部を開くように操作された開き状態においては、図13(ロ)に示すように、蓋体10が前記閉じ状態のときの位置から洗浄槽2の開口部に対して上方に移動され、略水平な姿勢で、本体ケーシングの上部に保持されて、洗浄槽2の開口部を開くこととなり、蓋体10の内面に付着した付着水23は、内面の傾斜によって突条部22に向かって流動するとともに、突条部22に沿って傾斜姿勢の下位側へ流れ、突条部22の前端部から自重落下により洗浄槽2へ流下させるようになる。
【0037】
従って、第2実施形態は、閉じ状態であっても内面に付着した付着水23を、洗浄槽内に流下させるので、内面に付着する付着水23の量を軽減することになり、洗浄運転中に開き状態にしても、内面に付着する付着水23量を抑制することができ、本体ケーシング1への付着水の流下を抑制するために大きな効果を得るものとなり、本体ケーシング1が早期に汚損することを回避するとともに、洗浄運転後に乾燥運転を行うときにも、食器に付着水23が流下して乾燥が不十分になることも抑制できるものである。
【0038】
〔別実施形態〕
(1)本発明を実施するに、実施形態1の構成と、実勢形態2の構成を組み合わせて、蓋体の内面が閉じ状態において傾斜姿勢となるようにし、さらに、開き状態において、蓋体が傾斜姿勢になるように構成してもよい。
【0039】
(2)蓋体の内面に圧接して移動するワイパーブレードを、洗浄槽に設け、洗浄槽を引き出すことによりワイパーブレードで内面に付着した付着水を除去する構成を、先の実施形態に組み合わせて実施することもできる。
【0040】
(3)先の実施形態では、内面の形状を略波板状になるように形成し、その突条部においては、突条部を直線状に備え、谷部に相当する部分を略V字状になるようにして、突条部の下端が尖るように構成したが、これに限定されるものではない。
例えば、突条部の下端が円弧状の曲面にて構成させても良い。あるいは、突条部を備えない平らな平面状にて形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】食器洗浄機の全体斜視図
【図2】食器洗浄機の縦断側面図
【図3】食器洗浄機の要部の縦断側面図
【図4】食器洗浄機の開き状態の要部の縦断側面図
【図5】食器洗浄機の要部の横断側面図
【図6】クランプ部材と保持舌片の斜視図
【図7】クランプ部材の動作を示す側面図
【図8】前後クランプ部材の斜視図
【図9】蓋体の内面図
【図10】蓋体の横断側面図
【図11】第1実施形態の食器洗浄機の縦断側面図
【図12】第2実施形態の食器洗浄機の要部の縦断側面図
【図13】第2実施形態の食器洗浄機の縦断側面図
【図14】従来技術における食器洗浄機の縦断側面図
【符号の説明】
1 本体ケーシング
2 洗浄槽
10 蓋
3 付着水

Claims (3)

  1. 上部が開口された洗浄槽が、本体ケーシングに対して、水平又は略水平方向に挿脱自在に構成され、
    その洗浄槽における上部の開口部を開閉する蓋体が、前記洗浄槽が前記本体ケーシング内に収納されると前記開口部を閉じ、且つ、前記洗浄槽が前記本体ケーシングから引き出されたきには前記開口部を開くように開閉操作される状態で、前記本体ケーシングの上部に設けられた食器洗浄機であって、
    前記蓋体が、前記開き状態において、その内面が一側方ほど下位となる傾斜姿勢になるように構成されて、その内面に付着した付着水を、傾斜姿勢の下位側に流動させて前記洗浄槽内に流下させるように構成され
    前記開き状態における蓋体の内面が、前記傾斜姿勢として、前方側ほど下位となる傾斜姿勢になるように構成され、
    前記蓋体が、前記開き状態において、その内面の前端部が引き出された洗浄槽の上部に重複位置するように構成されて、前記傾斜姿勢の内面の下位側に流動される付着水を、自重落下により前記洗浄槽内に流下させるように構成されている食器洗浄機。
  2. 前記蓋体が、前記洗浄槽の前記開口部に対して上下方向に移動されて開閉されるように構成され、且つ、前記閉じ状態から前記開き状態に操作されるときに、その一側方ほど下位となる傾斜姿勢に操作されて、その内面が前記傾斜姿勢になるように構成されている請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記蓋体が、前記洗浄槽の前記開口部に対して上下方向に平行又は略平行する状態で移動されて開閉されるように構成され、
    その蓋体の内面が前記開き状態及び前記閉じ状態のいずれにおいても前記傾斜姿勢となるように構成されている請求項記載の食器洗浄機。
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