JP4634133B2 - コンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション管理装置 - Google Patents

コンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション管理装置 Download PDF

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Description

この発明は、製品に関するコンタミネーション情報を管理するコンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション管理装置に関し、特に個々の製品に含まれる固有のアレルギー原料の情報を消費者に正確に通知可能なコンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション管理装置に関するものである。
近年、アレルギー物質を含む食品に起因する健康危害を防止するために、食品に対するコンタミネーション情報の表示が義務づけられている。ここで、コンタミネーションとは、アレルギー症状を誘発する小麦、そば、卵などの原料(以下、アレルギー原料)が微量に食品に混入してしまうことをいい、コンタミネーション情報とは、食品にごく微量ながら混入している可能性のあるアレルギー原料に関する情報である。
そのため、例えば、アレルギー原料を含んだ食品Aを製造していたラインを利用して、新たに食品Bを製造する場合に、たとえ、食品Bにアレルギー原料が含まれていなくとも、以前製造していた食品Aのアレルギー原料が微量ながら食品Bに混入する可能性があるため、食品Bを販売する際にコンタミネーション情報として、食品Bの原料に本来含まれていないアレルギー原料を食品Bのコンタミネーション情報として表示している。
なお、特許文献1では、消費者のアレルギー情報を基にして、消費者がアレルギー症状を誘発しない食材を検索し、該検索した食材を用いた献立の情報を消費者に提供可能とする技術が公開されている。
特開2003−16191号公報
しかしながら、かかる従来の技術では、個々の食品に含まれる固有のアレルギー原料を消費者が正確に把握することができないという問題があった。
なぜなら、食品Bを製造する際、アレルギー原料が混入する恐れのないラインと、アレルギー原料が混入する恐れのあるライン(以前、アレルギー原料を含んだ食品Aを製造していたライン)との2種類のラインを利用した場合には、一律に食品Bのコンタミネーション情報として食品Aに含まれるアレルギー原料を表示していた。すなわち、アレルギー原料が混入する恐れのないラインを利用して製造された食品Bにもコンタミネーション情報として実際には混入していないアレルギー原料を表示してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、個々の製品に含まれる固有のアレルギー原料の情報を消費者に正確に通知可能なコンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るコンタミネーション管理プログラムは、製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各製品工程のロットを判定し、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出手順と、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する出力手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、コンタミネーション管理プログラムは、製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各製品工程のロットを判定し、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出し、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する。
また、請求項2の発明に係るコンタミネーション管理プログラムは、請求項1の発明において、消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連づけて記憶されたアレルギー許容量情報記憶部を参照し、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定する判定手順とを更にコンピュータに実行させ、前記出力手順は、前記判定手順の判定結果を更に出力することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、コンタミネーション管理プログラムは、消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連づけて記憶されたアレルギー許容量情報記憶部を参照し、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定し、前記出判定結果を更に出力する。
また、請求項3の発明に係るコンタミネーション管理プログラムは、請求項1または2の発明において、製品識別情報と該製品に関するコンタミネーション情報とを関連づけて記憶するコンタミネーション情報記憶部を参照し、前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記コンタミネーション情報記憶部から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、製品識別情報と該製品に関するコンタミネーション情報とを関連づけて記憶するコンタミネーション情報記憶部を参照し、前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記コンタミネーション情報記憶部から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む。
また、請求項4の発明に係るコンタミネーション管理プログラムは、請求項3の発明において、前記消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記アレルギー許容量情報記憶部から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定する製品特定手順を更にコンピュータに実行させ、前記出力手順は、前記製品特定手順で特定された消費者の摂取可能な製品の情報を更に出力することを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、前記消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記アレルギー許容量情報記憶部から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定し、特定した消費者の摂取可能な製品の情報を更に出力する。
また、請求項5の発明に係るコンタミネーション装置は、製品識別情報と、当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとを対応づけて記憶するロット管理情報記憶部と、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとを対応づけ、アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報を記憶する生産実績情報記憶部と、製品識別情報の入力に基づき、前記ロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各生産工程のロットを判定するロット判定部と、前記アレルギー原料を含む製品のロットから前記ロット判定部が判定したロットまでのロット数と前記定義情報とを基にして、前記入力された製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出部と、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する出力部とを有することを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各製品工程のロットを判定し、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出し、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する。
請求項1の発明によれば、コンタミネーション管理プログラムは、製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各製品工程のロットを判定し、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出し、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する。このため、消費者は製品固有のコンタミネーション情報を正確に把握することができる。また、予め、製品識別情報に対応するコンタミネーション情報が存在しなくとも、消費者に製品固有のコンタミネーション情報を通知することができる。
また、請求項2の発明によれば、コンタミネーション管理プログラムは、消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連づけて記憶されたアレルギー許容量情報記憶部を参照し、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定し、前記出判定結果を更に出力する。このため、消費者は該当製品を摂取可能か否かを効率よく把握することができる。
また、請求項3の発明によれば、製品識別情報と該製品に関するコンタミネーション情報とを関連づけて記憶するコンタミネーション情報記憶部を参照し、前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記コンタミネーション情報記憶部から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む。このため、各製品の記憶媒体に製品固有のコンタミネーション情報を効率よく記憶させることができる。
また、請求項4の発明によれば、前記消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記アレルギー許容量情報記憶部から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定し、特定した消費者の摂取可能な製品の情報を更に出力する。このため、消費者は容易に摂取可能な製品を選ぶことができる。
また、請求項5の発明によれば、製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各製品工程のロットを判定し、所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出し、前記コンタミネーション情報の理論値を出力する。このため、消費者は製品固有のコンタミネーション情報を正確に把握することができる。また、予め、製品識別情報に対応するコンタミネーション情報が存在しなくとも、消費者に製品固有のコンタミネーション情報を通知することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るコンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例1に係るコンタミネーション管理の概念について説明する。本実施例1では、商品毎のコンタミネーション情報を管理するサーバに消費者などが端末装置を利用して商品のシリアルナンバーなどを送信すると、サーバは商品固有のコンタミネーション情報をデータベースから検索し、検索した情報を端末装置に通知する。
ここで、コンタミネーションとは、アレルギー症状を誘発する原料(以下、アレルギー原料)が微量に商品に混入してしまうことをいい、コンタミネーション情報とは、商品にごく微量ながら混入している可能性のあるアレルギー原料に関する情報である。なお、アレルギー原料としては、小麦、そば、卵、乳、落花生、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチンなどが含まれる。
次に、本実施例1に係るコンタミネーション管理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例1に係るコンタミネーション管理システムのシステム構成を示すブロック図である。
同図に示すように、このコンタミネーション管理システムは、消費者端末20、アレルギー調査管理サーバ30および製品ロット管理サーバ100から構成され、消費者端末20および製品ロット管理サーバ100は無線通信によってデータを送受信し、アレルギー調査管理サーバ30および製品ロット管理サーバ100はLAN(Local Area Network)などによって相互に接続されている。なお、ここでは一例として、消費者端末20と製品ロット管理サーバ100とが無線通信を行う場合を示すが、これに限定されるものではない。
消費者端末20は、商品10のシリアルナンバー(以下、商品SNと略記する)を商品10に添付されたIC(Integrated Circuit)タグから読み取り、読み取った商品SNを製品ロット管理サーバ100に送信する装置である。また、消費者端末20は、製品ロット管理サーバ100からのレスポンスを取得し、商品10固有のコンタミネーション情報を表示装置(図示しない)に表示させる。
なお、商品SNは、製品種別番号と、製品シリアルナンバー(以下、製品SNと略記する)とを有する。製品種別番号は、商品の種別(牛乳、スナック菓子など)を特定するための番号であり、製品SNは、各商品そのものを特定するための番号である。
アレルギー調査管理サーバ30は、各商品のサンプルに含まれるアレルギー原料の種類および種類毎の含有量の情報(以下、アレルギー原料情報と表記する)を管理すると共に、該アレルギー原料情報と、商品SNとを関連付けて製品ロット管理サーバ100に送信する装置である。
製品ロット管理サーバ100は、商品に対するコンタミネーション情報を管理し、消費者端末20から商品SNを受信した場合には、該商品SNに該当するコンタミネーション情報を検索し、検索したコンタミネーション情報を消費者端末20に通知する装置である。
次に、図1に示した製品ロット管理サーバ100の構成について説明する。図2は、図1に示した製品ロット管理サーバ100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この製品ロット管理サーバ100は、無線通信部110と、ネットワークインターフェース部120と、アレルギー情報管理部130と、記憶部140と、入力受付部150と、理論コンタミテーブル作成部160と、理論コンタミ値算出処理部170とを有する。
無線通信部110は、所定の通信プロトコルを利用して消費者端末20と無線通信を行う処理部であり、ネットワークインターフェース部120は、所定の通信プロトコルを利用して、アレルギー調査管理サーバ30と通信をおこなう処理部である。
アレルギー情報管理部130は、無線通信部110を介して、商品SNを受信した場合に、記憶部140に記憶された実コンタミテーブル140aを基にして、商品SNに該当するアレルギー原料情報を検索し、検索したアレルギー原料情報(コンタミネーション情報)を、無線通信部110を介して消費者端末20に送信する処理部である。また、アレルギー情報管理部130は、受信した商品SNに該当するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに登録されてない場合には、商品SNに該当する理論的なコンタミネーション情報を理論コンタミ値算出処理部170に要求する。
ここに、記憶部140は、実コンタミテーブル140a、理論コンタミテーブル140b、生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140d、配合テーブル140eおよび理論コンタミ曲線情報140fを記憶する記憶部である。
図3は、実コンタミテーブル140aの一例を示す図である。アレルギー情報管理部130は、アレルギー調査管理サーバ30から取得するアレルギー原料情報と商品SNとを基にして、実コンタミテーブル140aを生成する。同図に示すように、この実コンタミテーブル140aは、「製品種別」と、「製品SN」と、「調査結果」と、「アレルギー原料と含有量」とからなる。
ここで、製品種別は、製品種別番号を示し、製品SNは、製品シリアルナンバーを示し、調査結果は、商品SNに該当する商品のアレルギー原料情報をアレルギー調査管理サーバ30から取得済みか否か(商品のアレルギー原料を調査済みか否か)を示す情報であり、アレルギー原料と含有量は、アレルギー原料情報にかかる情報を示す。
例えば、図3に示すように、製品種別「001」、製品SN「001」によって判別される商品は、調査結果「済(調査済み)」であり、アレルギー原料と含有量に関しては、原料01を「2.0g」含み、原料02を「0.01g」含み、原料03を「0g」含んでいることを示している。
また、製品種別「001」、製品SN「003」によって判別される商品は、調査結果「未(調査が行われていない)」であることを示す。アレルギー情報管理部130は、商品SNに該当する調査結果が「未」である場合に、商品SNに該当する理論的なコンタミネーション情報を理論コンタミ値算出処理部170に要求することになる。なお、その他の実コンタミテーブルに関する説明は省略する。
図2の説明に戻ると、入力受付部150は、理論コンタミネーションテーブルを作成するための情報(生産実績テーブル140cの情報、ロット管理テーブル140dの情報、配合テーブル140eの情報および理論コンタミ曲線情報140f)を受け付け、受け付けた情報を理論コンタミテーブル作成部160に渡す処理部である。
理論コンタミテーブル作成部160は、入力受付部150から受け付けた各情報140c〜140fを記憶部140に記憶させると共に、生産実績テーブル140cと、ロット管理テーブル140bと、配合テーブル140eと、理論コンタミ曲線情報140fとを基にして、理論コンタミテーブル140bを作成する処理部である。
図4は、生産実績テーブル140cの一例を示す図である。同図に示すように、この生産実績テーブル140cは、各ラインで実際に製造したロットとのその順番との関係を記憶したものであり、左から右に時系列で並んでいる。ここで、ロットとは、仕込み、生産、出荷等の単位(牛乳を例としてあげるならば、計量、仕込み、貯蔵、混合、充填、殺菌、検査、箱詰め、パレタイズなどの各工程)として、ほぼ同じ条件でひとくくりにしたものの集まりのことである。なお、生産実績テーブル140cの各数字は、ロットを識別するための情報である。
図4の例では、あるラインにおいて、ロットがロット101、102、103、201、202、203、104、105、106の順番に製造されたことを示す。この場合、製品種別001(ロット103)から製品種別002(ロット201)に切り替わるときと、製品種別002(ロット203)から製品種別001(ロット104)に切り替わるときにコンタミネーションが発生する可能性がある。
図5は、ロット管理テーブル140dの一例を示す図である。同図に示すように、このロット管理テーブル140dは、商品SNに該当する商品がどの工程のどのロットで製造されたかを管理するテーブルである。
同図に示すように、商品SN「001−001」に該当する商品は、工程1において「ロット101」を利用し、工程2において「ロット201」を利用し、工程3において「ロット301」を利用したことを示し、商品SN「001−002」に該当する商品は、工程1において「ロット101」を利用し、工程2において「ロット201」を利用し、工程3において「ロット302」を利用したことを示す。なお、その他のロット管理テーブル140dに関する説明は省略する。
図6は、配合テーブル140eの一例を示す図である。同図に示すように、この配合テーブル140eは、商品が各工程で必要とする原料を示したテーブルである。この配合テーブルは、製品種別毎に存在する。図6では一例として、製品種別「001」に対応する配合テーブルのみを示す。
図6に示すように、製品種別「001」では、工程1において原料1を「10g」原料2を「30g」利用し、工程2において原料3を「100ml」利用し、工程3において原料1を「5g」利用する旨を示している。
図7は、理論コンタミ曲線情報140fを説明するための説明図である。図7の左のグラフは、製造する商品を(例えば)チョコレート菓子からアーモンド菓子に切り替えた場合のコンタミ値と製造数の関係を示している。ここで、コンタミ値とは、コンタミネーションによって混入するアレルギー原料の値を示す(この場合はチョコレート)。
図7の右のグラフは、製造する商品を(例えば)アーモンド菓子からチョコレート菓子に切り替えた場合のコンタミ値と製造数の関係を示している。図7に示すように、同じ工程であっても製造順番がチョコレート菓子からアーモンド菓子に切り替わる場合と、アーモンド菓子からチョコレート菓子に切り替わる場合とではコンタミ曲線(コンタミ値と製造数との関係を示した曲線)が異なる。これらの曲線は、各製造種別毎で各工程毎に理論コンタミ曲線情報140fとして予め作成され、記憶部140に記憶される。
図8は、理論コンタミテーブル140bの一例を示す図である。この理論コンタミテーブル140bは、生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140d、配合テーブル140eおよび理論コンタミ曲線情報140fを基にして、理論コンタミテーブル作成部160によって作成される。
図8に示すように、この理論コンタミテーブル140bは、「対象商品」、「前の商品」、「アレルゲン」および「理論コンタミ値」からなる。例えば、対象商品が製品種別番号「001」の工程1で、前の商品が製品種別番号「002」で工程1の場合には、アレルゲンが「チョコレート」で、理論コンタミ値がロット1に対して「100ppm」、ロット2に対して「30ppm」、ロット3に対して「2ppm」である旨を示している。なお、その他の理論コンタミテーブル140bに関する説明は省略する。この理論コンタミテーブル140bは、製品種別の各工程の組み合わせ数だけ存在する。
図2の説明に戻ると、理論コンタミ値算出処理部170は、消費者端末20から受信した商品SNに対応するアレルギー原料情報が実コンタミネーションテーブル140aに存在しない場合に、理論コンタミテーブル140b、生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140dを基にして、理論的なアレルギー原料情報を算出する処理部である。
次に、本実施例1に係る製品ロット管理サーバ100の処理について説明する。図9は、本実施例1にかかる製品ロット管理サーバ100の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、製品ロット管理サーバ100は、アレルギー情報管理部130が無線通信部110を介して商品シリアルナンバーを受信し(ステップS101)、商品シリアルナンバーに該当する製品ロットレコードを実コンタミテーブル140aから読み出す(ステップS102)。
そして、アレルギー情報管理部130が対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されているか否かを判定し(ステップS103)、対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されている場合には(ステップS103,Yes)、アレルギー原料情報を消費者端末20に送信する(ステップS104)。
一方、対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されていない場合には(ステップS103,No)、理論コンタミ値算出処理部170が理論コンタミ値算出処理を行い(ステップS105)、理論コンタミ値を算出できた場合には(ステップS106,Yes)、ステップS104に移行する。
一方、理論コンタミ値算出処理部170が理論コンタミ値を算出できない場合には(ステップS106,No)、アレルギー物質混入の可能性がある旨の情報を消費者端末20に送信する(ステップS107)。
図10は、図9のステップS104において、アレルギー情報管理部130が、アレルギー原料情報を消費者端末20に送信した際に、消費者端末20に表示される画面の一例を示す図である。
図11は、図9のステップS107において、アレルギー情報管理部130が、アレルギー物質混入の可能性がある旨の情報を消費者端末20に送信した際に、消費者端末20に表示される画面の一例を示す図である。
次に、図9のステップS105で示した理論コンタミ値算出処理について説明する。図12は、図9のステップS105の理論コンタミ値算出処理を示すフローチャートである。同図に示すように、理論コンタミ値算出処理部170が、ロット管理テーブル140dを検索し、商品シリアルナンバーに該当する各工程のロット番号を検索する(ステップS201)。
そして、理論コンタミ値算出処理部170が、生産実績テーブル140cを参照し、各工程のロット毎の直前のロットを特定し(ステップS202)、ロット管理テーブル140dを参照し、直前のロットに対する工程を検索し(ステップS203)、生産実績テーブル140cに位置する現ロットと、理論コンタミテーブル140dに基づいて、各ロットのコンタミ値を導出する(ステップS204)。アレルギー情報管理部130は、理論コンタミ値算出処理部が算出したコンタミ値をアレルギー原料情報として、消費者端末20に送信することになる。
このように、アレルギー情報管理部130が、商品SNを受信した場合に、商品SNに該当するアレルギー原料情報を消費者端末20に送信するので、消費者は商品固有のコンタミネーション情報を正確に知ることが出来る。
なお、図9のステップS105の理論コンタミ値算出処理は、図12に示したフローチャートに限定されるものではなく、例えば、コンタミ減少直線を利用して、算出してもよい。図13−1および図13−2は、コンタミ減少直線を説明するための説明図である。
図13−1に示すように、各アレルゲンごとにコンタミ減少直線の傾きを予め求めておき、各アレルゲンの傾きを基にして、コンタミ減少直線を作成する。例えば、ラインにおける前の製品種別に含まれるアレルゲンがチョコレートだった場合には、図13−2に示すコンタミ減少直線となる。なお、このコンタミ減少直線にかかる情報は理論コンタミ値算出処理部170が保持することになる。
図14は、図9のステップS105の理論コンタミ値算出処理(コンタミ減少直線を利用)を示すフローチャートである。同図に示すように、理論コンタミ値算出処理部170が、ロット管理テーブル140dを検索し、商品シリアルナンバーに該当する各工程のロット番号を検索する(ステップS301)。
そして、理論コンタミ値算出処理部170が生産実績テーブルを参照し、各工程のロット毎の直前のロットを特定し(ステップS302)、ロット管理テーブル140dを参照し、直前のロットに対する工程を検索し(ステップS303)、コンタミ減少係数と、生産実績テーブル140cに位置する現ロットと、理論コンタミテーブル140bに基づいて、各ロットのコンタミ値を導出する(ステップS304)。アレルギー情報管理部130は、理論コンタミ値算出処理部が算出したコンタミ値をアレルギー原料情報として、消費者端末20に送信することになる。
上述してきたように、本実施例1に係る製品ロット管理サーバ100は、アレルギー情報管理部130が消費者端末20から無線通信部110を介して商品SNを受信した場合に、商品SNに該当するアレルギー原料情報を実コンタミテーブル140aから検索し、検索したアレルギー原料情報を、無線通信部110を介して消費者端末20に送信する。また、商品SNに該当するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに存在しない場合には、理論コンタミ値算出処理部170が、理論コンタミ値を算出し、算出した理論コンタミ値をアレルギー原料情報として消費者端末20に送信するので、消費者は商品固有のコンタミネーション情報を正確に知ることが出来る。
次に、本実施例2について説明する。本実施例2では、コンタミネーション情報と消費者のアレルギー許容量にかかる情報とを管理するサーバが、消費者端末から商品SNと消費者を識別する消費者ID(Identification)とを受信し、商品SNに該当する商品を消費者が摂取可能か否かを判定し、判定結果を消費者端末に判定結果を通知する。なお、本実施例2に係るシステム構成は、実施例1に係るシステム構成と同様であるため説明を省略する。
図15は、本実施例2に係る製品ロット管理サーバ200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この製品ロット管理サーバ200は、許容量判定部210と記憶部220とを有する。その他の構成および動作は、実施例1に示した製品ロット管理サーバ100と同様であるので同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
許容量判定部210は、記憶部220に記憶された消費者テーブル220aと消費者IDとを基にして、消費者IDに該当する消費者のアレルギー原料に対する許容量を特定し、アレルギー情報管理部130から取得するアレルギー原料情報と、許容量とを基にして、商品SNに該当する商品を消費者IDに該当する消費者が摂取可能か否かを判定する処理部である。
記憶部220は、実コンタミテーブル140a、消費者テーブル220a、理論コンタミテーブル140b、生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140d、配合テーブル140e、理論コンタミ曲線情報140fを記憶する記憶部である。なお、実コンタミテーブル140a、理論コンタミテーブル140b、生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140d、配合テーブル140e、理論コンタミ曲線情報140fに関する説明は、実施例1において行った説明と同様であるため説明を省略する。
図16は、消費者テーブル220aの一例を示す図である。同図に示すように、この消費者テーブル220aは、「消費者ID」および「アレルギー原料と許容量」からなる。消費者IDは、消費者を識別するための情報であり、アレルギー原料と許容量は、消費者IDに該当する消費者のアレルギー原料に対する許容量の情報(以下、許容量情報と表記する)である。
具体的には、消費者ID「001」の消費者のアレルギー原料に対する許容量は、原料01に対して「0.5g」、原料02に対して「0.1g」であり、消費者ID「002」の消費者のアレルギー原料に対する許容量は、原料01に対して「2.0g」、原料03に対して「0.05g」であり、消費者ID「003」の消費者のアレルギー原料に対する許容量は、原料01に対して「1.5g」、原料02に対して「3.0g」である。
次に、本実施例2に係る製品ロット管理サーバ200の処理について説明する。図17は、本実施例2にかかる製品ロット管理サーバ200の処理手順を示すフローチャートである。
図17に示すように、製品ロット管理サーバ200は、アレルギー情報管理部130が商品シリアルナンバーおよび消費者IDを受信し(ステップS401)、商品シリアルナンバーに該当する製品ロットレコードを実コンタミテーブル140aから読み出す(ステップS402)。
そして、許容量判定部210が消費者IDに該当する許容量情報を消費者テーブル220aから読み出し(ステップS403)、アレルギー情報管理部130が商品SNに対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されているか否かを判定する(ステップS404)。
商品SNに対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されている場合には(ステップS404,Yes)、許容量判定部210がアレルギー原料情報と許容量情報とを比較し(ステップS405)、アレルギー原料の量が、消費者の許容範囲内の場合には(ステップS406,Yes)、摂取OKである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末20に送信し(ステップS407)、消費者の許容範囲外である場合には(ステップS406,No)、摂取NGである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末20に送信する(ステップS408)。
一方、商品SNに対応するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに入力されていない場合には(ステップS404,No)、理論コンタミ値算出処理部170が理論コンタミ値算出処理を行い(ステップS409)、理論コンタミ値を算出できた場合には(ステップS410,Yes)、ステップS405に移行し、理論コンタミ値を算出できない場合には(ステップS410,No)、アレルギー物質混入の可能性がある旨の情報を消費者端末20に送信する(ステップS411)。
図18は、図17のステップS407において、アレルギー情報管理部130が、摂取OKである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末20に送信した際に、消費者端末20に表示される画面の一例を示す図である。
図19は、図17のステップS408において、アレルギー情報管理部130が、摂取NGである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末20に送信した際に、消費者端末20に表示される画面の一例を示す図である。
なお、図17のステップS409に示した理論コンタミ値算出処理は、実施例1で示した図12および図14のフローチャートと同様であるため説明を省略する。
このように、許容量測定部210が、消費者の許容量情報とアレルギー原料情報とを基にして、消費者が商品SNに該当する商品を摂取可能か否かを判定し、消費者端末に通知するので、消費者は商品固有の情報を正確に知ることができ、安心して商品を購入することができる。
上述してきたように、本実施例2に係る製品ロット管理サーバ200は、アレルギー情報管理部130が消費者端末20から商品SNおよび消費者IDを受信した場合に、許容量判定部210が商品SNに該当するアレルギー原料情報と許容量情報とを基にして、消費者IDに該当する消費者が商品を摂取可能か否かを判定し、判定結果とアレルギー原料情報とを消費者端末20に通知するので、消費者は、商品に対する固有のコンタミ情報と消費者が商品を摂取可能か否かの情報とを正確に知ることが出来る。
ところで、本実施例1および2では、消費者端末が商品に添付されたICタグから商品SNを読み取り製品ロット管理サーバに通知していたが、これに限定されるものではなく、例えば、商品のバーコードを読み取って製品ロット管理サーバに通知してもよいし、商品の箱に記入されたシリアル番号を消費者が消費者端末に入力して製品ロット管理サーバに通知してもよい。
次に、本実施例3について説明する。本実施例3では、商品に添付されたICタグに商品固有のアレルギー原料情報を書き込むと共に、入力装置を介して消費者IDを受け付けた場合に、消費者IDに該当する消費者の摂取可能な商品を検索し、検索した商品の情報を表示装置に表示させる。
図20は、本実施例3に係るコンタミネーション管理システムのシステム構成を示すブロック図である。同図に示すように、このコンタミネーション管理システムは、リーダライタ40a、表示装置40b、入力装置40c、アレルギー調査管理サーバ30および製品ロット管理サーバ300から構成され、各装置はそれぞれLANなどによって相互に接続されている。
なお、本実施例3では一例として、リーダライタ40a、表示装置40bおよび入力装置40cは商品を陳列する棚40に設置されているものとする。また、アレルギー調査管理サーバ30は、実施例1に示したアレルギー管理サーバと同様であるため説明を省略する。
リーダライタ40aは、商品15に添付されたICタグにデータの書き込み/読み込みを行う装置であり、表示装置40bはディスプレイなどのように所定の情報を表示する装置であり、入力装置40cはキーボードなどのように所定の情報を入力する装置である。
製品ロット管理サーバ300は、各商品に添付されたICタグのデータを定期的に読み出し、アレルギー原料情報が含まれていない場合には、ICタグに予め書き込まれた商品SNを基にして、該当するアレルギー原料情報を書き込み装置である。
また、製品ロット管理サーバ300は、入力装置40cを介して消費者IDを受信した場合には、棚に陳列された各商品15のICタグに書き込まれたアレルギー原料情報を読み取り、消費者IDに該当する消費者の摂取可能な商品を判定し、判定した商品の情報を表示装置40bに表示させる。
次に、図20に示した製品ロット管理サーバ300の構成について説明する。図21は、図20に示した製品ロット管理サーバ300の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この製品ロット管理サーバ300は、インターフェース部310と、書き込み判定処理部320と、アレルギー情報管理部330と、摂取可能商品判定処理部340とを有する。その他の構成および動作は、実施例2に示した製品ロット管理サーバ200と同様であるので同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
インターフェース部310は、所定の通信プロトコルを利用して、リーダライタ40a、表示装置40b、入力装置40cと通信をおこなう処理部である。
書き込み判定処理部320は、各商品に添付されたICタグの情報を定期的に取得し、ICタグに書き込まれた商品SNに該当するアレルギー原料情報が書き込まれているか否かを判定する処理部である。また、書き込み判定処理部320は、商品SNに該当するアレルギー原料情報がICタグに書き込まれて否か場合には、その旨をアレルギー情報管理部330に通知する。
アレルギー情報管理部330は、書き込み判定処理部320から、商品SNに該当するアレルギー原料情報がICタグに書き込まれていない旨の情報を取得した場合に、商品SNに該当するアレルギー原料情報を実コンタミテーブル140aから検索し、検索したアレルギー原料情報を対応する商品のICタグに書き込む処理部である。
また、アレルギー情報管理部330は、商品SNに該当するアレルギー原料情報が実コンタミテーブル140aに登録されていない場合には、理論的なコンタミ値を理論コンタミ値算出処理部170に対して要求し、理論コンタミ値算出処理部170から取得した理論コンタミ値をアレルギー原料情報としてICタグに書き込む。なお、アレルギー情報管理部330は、実施例1と同様に、アレルギー調査管理サーバ30からアレルギー原料情報と商品SNとを受信した場合には、実コンタミテーブル140aに、受信した情報を登録する。
摂取可能商品判定処理部340は、入力装置40cから消費者IDを受信した場合に、各商品のICタグに書き込まれたアレルギー原料情報を読み取ると共に、読み取ったアレルギー原料情報と、消費者テーブル220aに登録された消費者IDに該当する許容量情報とを基にして、消費者が摂取可能な商品を判定し、消費者が摂取可能な商品の情報を表示装置40bに表示させる処理部である。
次に、製品ロット管理サーバ300が商品に添付されたICタグにアレルギー原料情報を書き込む場合の処理について説明する。図22は、製品ロット管理サーバ300が商品に添付されたICタグにアレルギー原料情報を書き込む処理手順を示すフローチャートである。
図22に示すように、書き込み判定処理部320が商品に添付されたICタグのデータを取得し(ステップS501)、アレルギー原料情報が含まれているか否かを判定し(ステップS502)、アレルギー原料情報が含まれている場合には(ステップS502,Yes)、処理を終了する。
一方、アレルギー原料が含まれていない場合には(ステップS502,No)、アレルギー情報管理部330が、商品SNに対応するアレルギー原料情報を実コンタミテーブル140aから検索し(ステップS503)、検索したアレルギー原料情報を商品に添付されたICタグに書き込む(ステップS504)。
このように、書き込み判定処理部320が、商品に添付されたICタグの情報を読み取り、アレルギー原料情報がICタグに書き込まれていない場合に、該当するアレルギー原料情報を書き込むので、効率よく商品のICタグに商品固有のアレルギー原料情報を書き込むことができる。なお、図22に示したフローチャートは製品ロット管理サーバ300によって定期的に実施される。
次に、摂取可能商品判定処理部340の処理について説明する。図23は、摂取可能商品判定処理部340の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、摂取可能商品判定処理部340が、消費者IDを取得し(ステップS601)、各商品に添付されたICタグからアレルギー原料情報を取得する(ステップS602)。
そして、消費者IDに該当する許容量情報を消費者テーブル220aから読み出し(ステップS603)、各商品のアレルギー原料情報と許容量情報とを基にして、消費者が食べられる商品を判定し(ステップS604)、消費者が食べられる商品の情報を表示装置40bに送信する(ステップS605)。
このように、摂取可能商品判定処理部340が、消費者の摂取可能な商品を判定し、判定した結果を表示装置40bに表示させるので、消費者は効率よく摂取可能な商品を選択することができる。
上述してきたように、本実施例3に係る製品ロット管理サーバ300は、書き込み判定処理部320が、商品15に添付されたICタグのデータを読み取り、商品SNに該当するアレルギー原料情報が含まれているか否かを判定し、アレルギー原料情報が含まれていない場合には、アレルギー情報管理部330が該当するアレルギー原料情報をICタグに書き込む。
また、製品ロット管理サーバ300は、摂取可能商品判定処理部340が、消費者IDを受信した場合に、各商品のICタグからアレルギー原料情報を取得し、取得したアレルギー原料情報と消費者の許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な商品を判別し、判別した商品を表示装置40bに表示させるので、消費者は、正確に商品のコンタミ情報を知ることが出来ると共に、効率よく消費者の摂取可能な商品を選択できる。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図24を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するコンタミネーション管理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図24は、コンタミネーション管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンタミネーション管理装置としてのコンピュータ50は、入力装置51、無線通信装置52、インターフェース装置53、RAM54、HDD55、ROM56およびCPU57をバス58で接続して構成される。ここで、入力装置51は、キーボードなどのように所定の情報を入力する装置であり、無線通信装置52およびインターフェース装置53は図2に示した無線通信部110およびネットワークインターフェース部120にそれぞれ対応する。
そして、ROM56には、上記の実施例と同様の機能を発揮するコンタミネーション管理プログラム、つまり、図24に示すように、アレルギー情報管理プログラム56a、理論コンタミ値算出プログラム56b、理論コンタミテーブル作成プログラム56cが予め記憶されている。
そして、CPU57が、これらのプログラム56a〜56cをROM56から読み出して実行することで、図24に示すように、各プログラム56a〜56bは、アレルギー情報管理プロセス57a、理論コンタミ値算出プロセス57b、理論コンタミテーブル作成プロセス57cとして機能するようになる。アレルギー情報管理プロセス57aは図2のアレルギー情報管理部130に対応し、理論コンタミ値算出プロセス57bは図2の理論コンタミ値算出処理部170に対応し、理論コンタミテーブル作成プロセス57cは図2の理論コンタミテーブル作成部160に対応する。
また、RAM54には、図24に示すように、実コンタミテーブル54a、理論コンタミテーブル54b、理論コンタミテーブル作成元データ54cが記録される。実コンタミテーブル54aは、図2の実コンタミテーブル140aに対応し、理論コンタミテーブル54bは、図2の理論コンタミテーブル140bに対応し、理論コンタミテーブル作成元データは、図2の生産実績テーブル140c、ロット管理テーブル140d、配合テーブル140e、理論コンタミ曲線情報140fに対応する。そして、CPU57は、実コンタミテーブル54a、理論コンタミテーブル54b、理論コンタミ作成元データ54cを利用して、商品SNに該当するアレルギー原料情報を消費者端末に送信する。
ところで、上記したプログラム56a〜56cについては、必ずしも最初からROM56に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ50の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ50に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ50がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)製品に関するコンタミネーション情報を管理するコンタミネーション管理プログラムであって、
製品を識別するための製品識別情報と、該製品に関するコンタミネーション情報とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶手順と、
端末装置から前記製品識別情報を受信した際に、該製品識別情報に対応するコンタミネーション情報を前記記憶装置から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記端末装置に通知する通知処理手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンタミネーション管理プログラム。
(付記2)前記端末装置から前記製品識別情報を受信した際、該製品識別情報に対応するコンタミネーション情報が存在しない場合に、前記製品識別情報に対応する製品の製造工程、原料、生産実績を含んだ情報を基にして前記製品のコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出手順を更にコンピュータに実行させ、前記通知処理手順は、前記コンタミネーション情報の理論値を前記端末装置に通知することを特徴とする付記1に記載のコンタミネーション管理プログラム。
(付記3)前記記憶手順は、消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連付けて更に前記記憶装置に記憶させ、前記端末装置から前記製品識別情報および前記消費者識別情報を受信した際に、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定する判定手順を更にコンピュータに実行させ、前記通知処理手順は、前記判定手順の判定結果を更に前記端末装置に通知することを特徴とする付記1または2に記載のコンタミネーション管理プログラム。
(付記4)前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記記憶装置から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする付記1、2または3に記載のコンタミネーション管理プログラム。
(付記5)前記端末装置から前記消費者識別情報を取得した場合に、該消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記記憶装置から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定する製品特定手順をさらにコンピュータに実行させ、前記通知処理手順は、前記製品特定手順で特定された消費者の摂取可能な製品の情報を前記端末装置に通知することを特徴とする付記4に記載のコンタミネーション管理プログラム。
(付記6)製品に関するコンタミネーション情報を管理するコンタミネーション管理方法であって、
製品を識別するための製品識別情報と、該製品に関するコンタミネーション情報とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶工程と、
端末装置から前記製品識別情報を受信した際に、該製品識別情報に対応するコンタミネーション情報を前記記憶装置から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記端末装置に通知する通知処理工程と、
を含んだことを特徴とするコンタミネーション管理方法。
(付記7)前記端末装置から前記製品識別情報を受信した際、該製品識別情報に対応するコンタミネーション情報が存在しない場合に、前記製品識別情報に対応する製品の製造工程、原料、生産実績を含んだ情報を基にして前記製品のコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出工程を更に含み、前記通知処理工程は、前記コンタミネーション情報の理論値を前記端末装置に通知することを特徴とする付記6に記載のコンタミネーション管理方法。
(付記8)前記記憶工程は、消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連付けて更に前記記憶装置に記憶させ、前記端末装置から前記製品識別情報および前記消費者識別情報を受信した際に、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定する判定工程を更に含み、前記通知処理工程は、前記判定工程の判定結果を更に前記端末装置に通知することを特徴とする付記6または7に記載のコンタミネーション管理方法。
(付記9)前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記記憶装置から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み工程を更に含んだことを特徴とする付記6、7または8に記載のコンタミネーション管理方法。
(付記10)前記端末装置から前記消費者識別情報を取得した場合に、該消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記記憶装置から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定する製品特定工程を更に含み、前記通知処理工程は、前記製品特定工程で特定された消費者の摂取可能な製品の情報を前記端末装置に通知することを特徴とする付記9に記載のコンタミネーション管理方法。
以上のように、本発明にかかるコンタミネーション管理プログラムおよびコンタミネーション装置は、個々の商品に対して正確にコンタミネーション情報を消費者に通知する必要のあるコンタミネーション管理システムなどに対して有用である。
本実施例1に係るコンタミネーション管理システムのシステム構成を示すブロック図である。 図1に示した製品ロット管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 実コンタミテーブルの一例を示す図である。 生産実績テーブルの一例を示す図である。 ロット管理テーブルの一例を示す図である。 配合テーブルの一例を示す図である。 理論コンタミ曲線情報を説明するための説明図である。 理論コンタミテーブルの一例を示す図である。 本実施例1に係る製品ロット管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。 図9のステップS104において、アレルギー情報管理部が、アレルギー原料情報を消費者端末に送信した際に、消費者端末に表示される画面の一例を示す図である。 図9のステップS107において、アレルギー情報管理部が、アレルギー物質混入の可能性がある旨の情報を消費者端末に送信した際に、消費者端末に表示される画面の一例を示す図である。 図9のステップS105の理論コンタミ値算出処理を示すフローチャートである。 コンタミ減少直線を説明するための説明図(1)である。 コンタミ減少直線を説明するための説明図(2)である。 図9のステップS105の理論コンタミ値算出処理(コンタミ減少直線を利用)を示すフローチャートである。 本実施例2に係る製品ロット管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 消費者テーブルの一例を示す図である。 本実施例2に係る製品ロット管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。 図17のステップS407において、アレルギー情報管理部が、摂取OKである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末に送信した際に、消費者端末に表示される画面の一例を示す図である。 図17のステップS408において、アレルギー情報管理部が、摂取NGである旨およびアレルギー原料情報を消費者端末に送信した際に、消費者端末に表示される画面の一例を示す図である。 本実施例3に係るコンタミネーション管理システムのシステム構成を示すブロック図である。 図20に示した製品ロット管理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 製品ロット管理サーバが商品に添付されたICタグにアレルギー原料情報を書き込む処理手順を示すフローチャートである。 摂取可能商品判定処理部の処理手順を示すフローチャートである。 コンタミネーション管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
10,15 商品
20 消費者端末
30 アレルギー調査管理サーバ
50 コンタミネーション管理装置(コンピュータ)
51 入力装置
52 無線通信装置
53 インターフェース装置
54 RAM
54a 実コンタミテーブル
54b 理論コンタミテーブル
54c,55a 理論コンタミ作成元データ
55 HDD
56 ROM
56a アレルギー情報管理プログラム
56b 理論コンタミ値算出プログラム
56c 理論コンタミテーブル作成プログラム
57a アレルギー情報プロセス
57b 理論コンタミ値算出プロセス
57c 理論コンタミテーブル作成プロセス
58 バス
100,200,300 製品ロット管理サーバ
110 無線通信部
120 ネットワークインターフェース部
130,330 アレルギー情報管理部
140,220 記憶部
140a 実コンタミテーブル
140b 理論コンタミテーブル
140c 生産実績テーブル
140d ロット管理テーブル
140e 配合テーブル
140f 理論コンタミ曲線情報
150 入力受付部
160 理論コンタミテーブル作成部
170 理論コンタミ値算出処理部
210 許容量判定部210
220a 消費者テーブル220a
310 インターフェース部
320 書き込み判定処理部
340 摂取可能商品判定処理部

Claims (8)

  1. 製品識別情報の入力に基づき、製品識別情報と当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとが対応づけられて記憶されたロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各生産工程のロットを判定するロット判定手順と、
    所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとが対応づけられて記憶された生産実績情報記憶部に含まれる、アレルギー原料を含む製品のロットから前記ロット判定手順で判定したロットまでのロット数と、前記アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報とを基にして、前記入力した製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出手順と、
    前記コンタミネーション情報の理論値を出力する出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンタミネーション管理プログラム。
  2. 費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連づけて記憶されたアレルギー許容量情報記憶部を参照し、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定する判定手順を更にコンピュータに実行させ、前記出力手順は、前記判定手順の判定結果を更に出力することを特徴とする請求項1に記載のコンタミネーション管理プログラム。
  3. 製品識別情報と該製品に関するコンタミネーション情報とを関連づけて記憶するコンタミネーション情報記憶部を参照し、前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記コンタミネーション情報記憶部から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンタミネーション管理プログラム。
  4. 前記消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記アレルギー許容量情報記憶部から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定する製品特定手順をさらにコンピュータに実行させ、前記出力手順は、前記製品特定手順で特定された消費者の摂取可能な製品の情報を更に出力することを特徴とする請求項に記載のコンタミネーション管理プログラム。
  5. 製品識別情報と、当該製品識別情報に対応する製品の各生産工程と、前記生産工程毎のロットとを対応づけて記憶するロット管理情報記憶部と、
    所定のラインで生産された製品の順序と該製品のロットとを対応づけ、アレルギー原料を含む製品からロット数に応じたアレルギー原料の減少割合の定義情報を記憶する生産実績情報記憶部と、
    製品識別情報の入力に基づき、前記ロット管理情報記憶部を参照して、前記入力された製品識別情報に対応する各生産工程のロットを判定するロット判定部と、
    前記アレルギー原料を含む製品のロットから前記ロット判定部が判定したロットまでのロット数と前記定義情報とを基にして、前記入力された製品識別情報に対応するコンタミネーション情報の理論値を算出する理論値算出部と、
    前記コンタミネーション情報の理論値を出力する出力部と
    を有することを特徴とするコンタミネーション管理装置。
  6. 消費者を識別するための消費者識別情報と、該消費者のアレルギー物質に対する許容量の情報であるアレルギー許容量情報とを関連づけて記憶するアレルギー許容量情報記憶部と、前記アレルギー許容量情報記憶部を参照し、前記製品識別情報に対応するコンタミネーション情報と前記消費者識別情報に対応するアレルギー許容量情報とを基にして、前記消費者が前記製品を摂取可能か否かを判定する判定部を更に有し、前記出力部は、前記判定部の判定結果を更に出力することを特徴とする請求項5に記載のコンタミネーション管理装置。
  7. 製品識別情報と該製品に関するコンタミネーション情報とを関連づけて記憶するコンタミネーション情報記憶部と、前記コンタミネーション情報記憶部を参照し、前記製品に添付された記憶媒体に記憶された製品識別情報を基にして、該製品のコンタミネーション情報を前記コンタミネーション情報記憶部から検索すると共に、該検索したコンタミネーション情報を前記記憶媒体に書き込む書き込み部を更に有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のコンタミネーション管理装置。
  8. 前記消費者識別情報に該当するアレルギー許容量情報を前記アレルギー許容量情報記憶部から検索すると共に、複数の製品に添付された記憶媒体からコンタミネーション情報を読み取り、該読み取った複数のコンタミネーション情報とアレルギー許容量情報とを基にして、消費者の摂取可能な製品を特定する製品特定部を更に有し、前記出力部は、前記製品特定部で特定された消費者の摂取可能な製品の情報を更に出力することを特徴とする請求項7に記載のコンタミネーション管理装置。
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