JP2004213372A - 商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の流通過程に係る各種情報を一元管理することで、商品に係る情報の照会や閲覧を容易に実行することができ、かつ商品に係る不正を抑制することができる商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムを提供する。
【解決手段】商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を流通DBに記憶する。流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、流通DBから該検索条件に該当する前記流通情報を検索する。この検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含んでいる。
【選択図】 図1
【解決手段】商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を流通DBに記憶する。流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、流通DBから該検索条件に該当する前記流通情報を検索する。この検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含んでいる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバ、通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在の食品等の商品の製造会社→(流通)→卸し(商社)→(流通)→スーパー・小売店→消費者の流通システムにおいて、販売伝票や出荷指示書等でどの商品がどこに流れていったか等の流通状況を把握するものがある。この流通システムでは、発注(意思表示)→物(商品)と伝票の移動→請求書送付→支払い(金の移動)によって1サイクルの取引が完了する。
【0003】
例えば、加工食品では、製造会社等の流通経路の上流部から商品の大箱が出荷され、卸し等の下流部で小箱に分散して商品が流通している。例えば、牛や豚等の肉類では、農家から牛や豚等が出荷され屠殺場で屠殺され、市場で半身肉等に加工され、小売店でさらに細かく加工されて箱詰め、パック詰めされ、消費者に販売されている。
【0004】
また、スーパー・小売店においては、商品を購入する毎にその購入金額に応じたポイントが累積されるポイントカードが発行されると共に、売場における商品管理を行なうためのPOSレジも相当普及している。
【0005】
このような環境において、製造・流通した食品に異物混入等の事故があった場合には、製造会社(上流)から、順次下流に連絡が行き返品を行い、あるいはマスメディア等で事故を知った消費者が製造会社に直接返品するなどして対処している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、流通した商品に事故があった場合、その事故の事実が流通過程の上流から下流に連絡されることが多いため、連絡・回収に時間がかかり、商品の事故による健康被害が拡大してしまうという問題がある。
【0007】
また、新聞等による事故の告知も新聞の発行頻度は1日2回程度であることや、新聞の読者が新聞の全ての記事を読むわけではないことから、必ずしも有効とは言えない。
【0008】
また、どのロットの製品がどの卸しや小売店・スーパーに流通したかを正確に把握できないので、一旦事故が発生した場合には商品の回収個数が膨大なものとなる。そのため、製造会社に多額の損失をもたらし、これが事故の発表の遅れやひいては事故の隠蔽工作の一因となりかねないという問題がある。
【0009】
更に、良品と事故品を峻別し難いため、大量の回収を行うのは、資源の無駄であるし回収した商品が大量のゴミになり環境への負荷も無視できない。
【0010】
加えて、肉類や魚類等の商品は一見しただけでは、生産者や産地を識別し難いため、生産者や産地や食品の品質を偽って表示し本来の価格よりも高値で販売するといった問題も生じている。一部の業者によって起こされるこのような事件が消費者の信頼を低下させ、生産者や産地のみならず流通・販売業界にとっても不利益になっている。
【0011】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、商品の流通過程に係る各種情報を一元管理することで、商品に係る情報の照会や閲覧を容易に実行することができ、かつ商品に係る不正を抑制することができる商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理サーバは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶する記憶手段と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶手段から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索手段とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0013】
また、好ましくは、前記流通情報は、前記流通拠点端末を特定する端末情報を含む。
【0014】
また、好ましくは、前記流通拠点端末は、ICタグ端末及びバーコード端末の少なくとも一方を含む商品管理用端末であり、
前記流通情報は、前記商品管理用端末で生成された商品情報と、該商品管理用端末を特定する端末情報を含む。
【0015】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理用端末は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信手段と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信手段と、
前記タグ情報を記憶する記憶手段と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信手段と
を備える。
【0016】
また、好ましくは、前記ICタグで管理する商品を小分けにする場合の小分け数を指定する指定手段と
を更に備える。
【0017】
また、好ましくは、前記小分け数と同数のICタグそれぞれに前記タグ情報を書き込む書込手段と
を更に備える。
【0018】
また、好ましくは、前記小分け数と同数のバーコードを印刷するバーコード印刷手段と
を更に備える。
【0019】
また、好ましくは、画像撮影装置から送信された商品画像を受信する商品画像受信手段と、
前記商品画像から認識される商品数と前記小分け数とを照合する照合手段と
を更に備える。
【0020】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理サーバの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバの制御方法であって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0021】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理用端末の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末の制御方法であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程と、
前記タグ情報を記憶する記憶媒体に記憶工程と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程と
を備える。
【0022】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバを制御するためのプログラムであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程のプログラムコードとを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0023】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末を制御するためのプログラムであって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程のプログラムコードと、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程のプログラムコードと、
前記タグ情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程のプログラムコードと
を備える。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0025】
尚、以下の説明において、「サーバ」とは、WWWシステムにおいてHTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアからの要求を受けてインターネットなどのネットワークを通じて情報送信を行うWebサーバや、通信回線を通じてユーザからの要求を受けて、データベースシステムなどの処理に橋渡しを行う機能を備えたアプリケーションサーバ(または、Webアプリケーションサーバ)を意味するものである。
【0026】
また、「クライアント」とは、通信回線においてサーバの提供する機能やデータを利用するコンピュータ、およびソフトウェアを意味するものである。このクライアントとしては、例えば、通信回線に接続されたコンピュータ、家庭用のパーソナルコンピュータ、およびコンピュータ上で動作するWebブラウザ、ビューワ等が該当する。
【0027】
また、以下に説明する本発明の実施形態では、インターネットを介してWeb環境下で、商品の流通過程で関わる業者間で実現される商品管理に係る各種処理を実現する例を挙げて説明するが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。つまり、サーバが提供する商品管理に係る処理を実行するための各種操作画面がクライアントのブラウザ(ビューワ)上で表示可能な形態を提供できるようなコンピュータネットワーク環境であれば、本発明を適用することができる。
【0028】
更に、本実施形態で説明する商品管理とは、例えば、食品、化粧品、薬品等の、原材料から小分けにされて販売される商品管理に対して、特に、有効であるが、これ以外の商品に対しても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0029】
図1は本発明の実施形態の商品管理システムの構成を示す図である。
【0030】
商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140は、通信回線150を介して互いに接続されている。
【0031】
通信回線150は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
【0032】
図1において、商品管理サーバ100は、いわゆる汎用のPCサーバやUnixサーバやメインフレーム等であり、それに搭載されるオペレーティングシステムの種類を問わない。特に、本実施形態の商品管理サーバ100は、流通DB(データベース)と、流通DBから所望の流通情報を検索する検索プログラムを備える。この検索プログラムは、商品管理サーバ100に対するクライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)から必要に応じて検索条件を受け付け、その検索条件に該当する流通情報を流通DBから取得し、検索条件を入力したクライアントへ送信する。
【0033】
検索条件としては、例えば、商品を特定するための商品コード及び製造管理番号(ロット番号)が挙げられるが、これ以外にも、商品名や日時、流通拠点端末情報等の流通情報で管理される情報を検索条件とすることができる。
【0034】
また、流通DBで管理される流通情報は、商品が製造され、消費者の手に渡るまでの流通過程の各流通拠点の流通拠点(商品の製造会社、卸し会社、スーパー・小売店、消費者)端末で生成された各種情報から構成されるものである。
【0035】
携帯端末110は、製造会社や流通会社の社員に利用される端末であり、例えば、ノートPC(パーソナルコンピュータ)やいわゆるPDAやインターネット対応の携帯電話で構成される。この携帯端末110は、画像や文字を表示する表示部とキーボードやボタン等の入力部と通信回線150に接続するための送受信部を備えている。また、携帯端末110は、製造会社や流通会社の社員が商品コードとロット番号を入力して、商品管理サーバ100の流通DBから所望の流通情報を検索することができる。これにより、例えば、特定の商品が回収の対象となっているか、どの流通拠点に存在しているか等の情報を確認することができる。
【0036】
ユーザ端末120は、製造会社や流通拠点の社員に利用される端末であり、例えば、デスクトップPCやノートPCで構成される。このユーザ端末120は、画像や文字を表示する表示部とキーボードやボタン等の入力部と通信回線150に接続するための送受信部を備えている。また、ユーザ端末120は、商品を購入した顧客がその商品コードとロット番号を入力して、商品管理サーバ100の流通DBから所望の流通情報を検索することができる。これにより、例えば、自分が購入した商品が回収の対象となっているか等の情報を確認することができる。加えて、各流通過程での流通情報の矛盾の有無や、商品ラベルの張り替え等の疑いの有無も確認することができる。
【0037】
POSレジ端末130は、販売店やスーパーに設置される端末であり、販売店やスーパーの開梱時に商品に貼り付けられている商品コードとロット番号を含むバーコードを読み込んで得られるバーコード情報を記憶する。また、販売店が発行している購入毎にその金額に応じてポイントが累積され、そのポイントに応じて特典が受けられるポイントカードを消費者が使用した場合は、購入した客の個人情報(会員ID、氏名、連絡先、性別等)を記憶する。そして、これらのPOSレジ端末130で生成された各種情報(販売情報)は、商品管理サーバ100に送信され、流通DBに流通情報の一部として登録される。
【0038】
ICタグ端末/バーコード端末140(商品管理用端末)は、流通過程の流通拠点(市場、卸し、物流センター、小売店、スーパー)に設置されている端末であり、商品を箱や大箱(大型ダンボール箱や保冷箱)から小箱に小分けする場合、その小分け数を入力すると対応する数のICタグの記録やバーコードの印刷を実行する。ICタグ端末/バーコード端末140が実行する処理によって得られる商品情報は、商品管理サーバ100に送信されて、流通DBに流通情報の一部として登録される。
【0039】
また、ICタグ端末/バーコード端末140は、市場や商品メーカで、ICタグに最初に商品の商品コードとロット番号を入力する場合にも用いられる。
【0040】
尚、商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140で実現される後述する処理を含む各種機能は、各端末やサーバ内部のROMや外部記憶装置に記憶されるプログラムがCPUによって実行されることによって実現されても良いし、専用のハードウェアで実現されても良い。
【0041】
また、図1では、説明を簡単にするために、商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140の各機器はそれぞれ1台で構成されているが、各機器が任意数台で構成されていても本発明が実現できることは言うまでもない。
【0042】
更に、上記説明では、商品用管理端末をICタグ端末/バーコード端末140として示しているが、図1のICタグ端末/バーコード端末140以外の各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130)も、商品管理を行うという観点からは、商品管理用端末として捉えることもできる。そのため、本発明において、商品管理用端末がICタグ端末/バーコード端末140だけを意味するものではなく、他の端末も意味する場合もあることが理解されたい。
次に、本実施形態の商品管理システムを構成する各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)、商品管理サーバ100のハードウェア構成について、図2、図3を用いて説明する。
【0043】
図2は本発明の実施形態の商品管理システムを構成する商品管理サーバのハードウェア構成を示す図である。
【0044】
図2において、CPU21、RAM22、ROM23、LANアダプタ24、ビデオアダプタ25、キーボード26、マウス27、ハードディスク28、CD−ROMドライブ29はそれぞれシステムバス20を介して互いに接続されている。
【0045】
システムバス20は、例えば、PCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味する。また、図2では、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略されている。
【0046】
CPU21は、オペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムに基づいて四則演算や比較演算等の各種の演算や、ハードウェアの制御を行う。RAM22には、ハードディスク28やCD−ROMドライブ29に装着されたCD−ROMやCD−R等の記憶媒体から読み出されたオペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらはCPU21の制御の元に実行される。
【0047】
ROM23には、オペレーションシステムと協働してハードディスク等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。LANアダプタ24は、CPUによって制御されるオペレーションシステムの通信プログラムと協働してネットワークを介した外部との通信を行う。ビデオアダプタ25は、ディスプレイ装置に出力する画像信号を生成し、キーボード26やマウス27はWebサーバへの指示を入力するために用いられる。
【0048】
ハードディスク28は、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムや各種クライアントから受信したタイミング情報や画像データ、アプリケーションプログラム実行時に用いられる一時ファイルやクライアント用のアプリケーションプログラム等の各種データを記憶している。
【0049】
CD−ROMドライブ29は、CD−ROMやCD−RやCD−R/W等の記憶媒体を装着してアプリケーションプログラムをハードディスク28にインストールするのに用いる。
【0050】
尚、CD−ROMドライブの代わりにCD−RドライブやCD−R/WドライブやDVD−RAMドライブ、DVD−RWドライブ、MOドライブ等を用いても良いのは言うまでもない。
【0051】
図3は本発明の実施形態の各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)のハードウェア構成を示す図である。
【0052】
各種クライアントには、いわゆるブラウザプログラムがインストールされている。図3は、商品管理サーバ100との区別のために符号が異なるだけ(例えば、図2のCPU21は、図3ではCPU31に対応する)なので、詳細な説明は省略する。
【0053】
次に、ICタグ端末/バーコード端末140を使用する環境について、図4を用いて説明する。
【0054】
図4は本発明の実施形態のICタグ端末/バーコード端末を使用する環境を示す図である。
【0055】
ICタグ端末/バーコード端末140は、専用端末又はPC+ICタグライタ又はバーコードプリンタから構成され、ICタグ450のタグ情報を読み取って小分け用に所定数のICタグを作成する、あるいは所定数のバーコードを印刷する。特に、ICタグ端末140として機能する場合には、ICタグ450のタグ情報に、自己の端末IDや日時を付加して、内部のハードディスク38に記憶する。また、商品管理サーバ100との通信機能を有し、生成した情報を送信したり、所望の流通情報を検索することができる。
【0056】
400は、肉等の商品となる原材料を小分けにする作業台である。420は、画像撮影装置であるところのカメラ(ビデオカメラ又はデジタルカメラ)であり、作業台400上に置かれている商品を撮影する。その撮影された商品の画像は、無線回線(IrDA、ブルートゥース等)430を介して、ICタグ端末/バーコード端末140へ送信される。440は、物流センターや卸等で使用されている通函である。この通函440は、プラスチック製等の丈夫な箱で何度も再利用される函であり、特定拠点間を往復する。また、本実施形態の通函440には、その通函440に収容されている商品情報を記憶するICタグ450(商品コードとロット番号)が取付けられている。
【0057】
このICタグ450には、メモリが内蔵されており、このメモリにはタグ情報として、ICタグ450を特定するための固有IDや商品情報(商品コードやロット番号、日時)が記憶されている。このメモリに記憶される各種情報は、ICタグ端末140によって電気的に自由に読み書き可能である。
【0058】
次に、ユーザ端末120と商品管理サーバ100間で行なう、商品情報を登録する登録処理について、図5を用いて説明する。
【0059】
図5は本発明の実施形態の商品管理システムの商品情報の登録処理を示すフローチャートである。
【0060】
尚、図5のフローチャートにおいて、ステップS401乃至ステップS407は、ユーザ端末120のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS421乃至ステップS428は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0061】
まず、ステップS401で、ユーザ端末120は、商品管理サーバ100とのセッションを確立するための認証情報(ユーザID、パスワード等)を商品管理サーバ100へ送信する。
【0062】
ステップS421で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120から認証情報を受信して、認証を行なう。
【0063】
そして、認証が完了すると、ユーザ端末120の表示画面には、商品管理サーバ100が提供する各種サービスを選択するためのメニュー選択画面が表示されることになる。
【0064】
ステップS402で、ユーザ端末120は、メニュー選択画面から商品情報登録画面を表示するためのメニュー選択情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0065】
ステップS422で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120からメニュー選択情報を受信する。次に、ステップS424で、そのメニュー選択情報に対応する表示情報(商品登録画面)を生成して、ユーザ端末120へ送信する。
【0066】
ステップS403で、ユーザ端末120が商品管理サーバ100から表示情報を受信すると、ユーザ端末120の表示画面には、商品登録画面が表示される。
【0067】
ステップS404で、ユーザ端末120は、商品登録画面に基づいて、商品管理サーバ100に登録する商品情報として、例えば、商品名、商品コード、ロット番号、製造日時等を入力する。そして、登録ボタンが押下されると、この商品登録画面で入力された商品情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0068】
尚、商品登録画面には、各種情報を入力したり、処理を実行するための各種コントロールとして、プルダウンメニュー、テキストフィールド、ラジオボタン、チェックボックス等の汎用のGUIで使用される各種コントロールで構成されており、上記の商品情報を入力したり、商品管理サーバ100へ送信する等の指示が実行できる構成であれば、どのようなものでも良い。
【0069】
また、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0070】
ステップS425で、商品管理サーバ100は、商品情報を受信してRAM22に一旦記憶する。ステップS426で、その商品情報を流通情報の一部として、ハードディスク28上に構築される流通DBに登録する。ステップS427で、商品情報の流通DBへの登録が完了したら、その旨をユーザ端末120へ通知するための登録完了メッセージを生成する。ステップS428で、その登録完了メッセージをユーザ端末120へ送信する。
【0071】
ステップS407で、ユーザ端末120が商品管理サーバ100から登録完了メッセージを受信すると、ユーザ端末120の表示画面には、その内容が表示される。
【0072】
次に、ICタグ端末140で行なうICタグ複製処理について、図6を用いて説明する。
【0073】
図6は本発明の実施形態の商品管理システムのICタグ複製処理を示すフローチャートである。
【0074】
尚、図6のフローチャートにおいて、ステップS521乃至ステップS532は、ICタグ端末140のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS541及びステップS542は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0075】
まず、ステップS521で、ICタグ端末140は、ICタグ450に記憶されている情報を照会するための照会情報を通函440に取付けられたICタグ450へ送信する。
【0076】
ステップS501で、ICタグ450は、ICタグ端末140から照会情報を受信する。ステップS502で、その照会情報に対する回答情報(タグ情報)をICタグ端末140へ送信する。
【0077】
ステップS522で、ICタグ端末140は、回答情報をICタグ450から受信する。ステップS523で、通函440に収容されている商品を小分けにし、その小分けした商品それぞれに同一のタグ情報を付与するために、ICタグ450のタグ情報の複製数(小分け数)の入力待ちを行う。
【0078】
尚、商品を小分けする数とは、大箱→小箱の場合は小箱の数、大箱→大パックの場合は大パックの数である。
【0079】
また、ここでの複製数の入力は、例えば、複製数入力画面(図10)に基づいて、タグ情報の複製数、ICタグ端末140の端末情報(端末ID)の付加の有無をタグ情報として入力する。そして、複製ボタンが押下されると、そのタグ情報が複製対象のICタグ450それぞれにタグ情報が書き込まれることになる。詳しくは、複製数と同数のICタグ450に元のICタグ450のタグ情報と、当該ICタグ端末の端末IDと日時のデータが書き込まれることになる。
【0080】
ステップS524で、複製数が入力されたか否かを判定する。複製数が入力されていない場合(ステップS524でNO)、ステップS523に戻る。一方、複製数が入力された場合(ステップS524でYES)、ステップS525に進み、複製数を読み込む。
【0081】
ステップS526で、ICタグ端末140は、複製数分と同数のICタグ450の内、未処理のICタグ450へタグ情報を書き込む。ステップS527で、ICタグ450へのタグ情報の書込が指定数分完了したか否かを判定する。指定数分完了していない場合(ステップS527でNO)、ステップS526に戻り、未処理のICタグ450へタグ情報を書き込む。一方、指定数分完了している場合(ステップS527でYES)、ステップS528へ進む。
【0082】
一方、ステップS510で、カメラ420は、作業台400上の商品の画像を撮影する。ステップS511で、撮影した商品画像をICタグ端末140へ送信する。
【0083】
ステップS528で、ICタグ端末140は、カメラ420から商品画像を受信し、ハードディスク28に蓄積する。ステップS529で、撮影された商品画像から得られる商品数と複製数を照合する。ステップS530で、照合結果をハードディスク38に記録する。
【0084】
尚、この商品画像から商品数を特定する方法としては、例えば、画像認識プログラム等を用いて特定しても良いし、ユーザの目視によって得られる商品数をICタグ端末140へ入力するようにしても良い。
【0085】
また、ステップS529での照合結果としては、複製数(小分け数)と、その複製数との一致・不一致フラグを含む複製記録情報が生成され、これがハードディスク38に記録されることになる。
【0086】
ステップS531で、ICタグ端末140は、タグ情報を初期化するための初期化情報をICタグ450へ送信する。これにより、ステップS503で、ICタグ450内部のメモリが初期化される。また、この初期化によって、ICタグ450の再利用が可能になる。
【0087】
ステップS532で、ICタグ端末140は、複製記録情報を含む商品情報(ここでは、商品コードとロット番号、端末ID、日時、複製数、一致/不一致フラグ)を商品管理サーバ100へ送信する。
【0088】
尚、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0089】
ステップS541で、商品管理サーバ100は、ICタグ端末140から商品情報を受信する。ステップS542で、受信した商品情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0090】
次に、バーコード端末140で行なうバーコード複製処理について、図7を用いて説明する。
【0091】
図7は本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード複製処理を示すフローチャートである。
【0092】
尚、図7のフローチャートにおいて、ステップS721乃至ステップS731は、バーコード端末140のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS741及びステップS742は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0093】
また、図7の処理の目的は、図6の処理の目的と実質的に同じである。この場合、商品には、ICタグ450の代わりにバーコードがラベルとして貼り付けられていることになる。そのため、図7では、バーコード端末140からバーコードを読み込み、バーコード情報(商品コードとロット番号)を取得し(ステップS721)、バーコード端末140の端末IDをバーコード情報に付加することになる(ステップS722)。以降の処理は、図6の処理と同様にして、但し、処理対象をバーコードに対して行う。
【0094】
尚、バーコードの形態としては、二次元バーコードや通常のバーコードを利用することができる。そして、バーコードによる商品の管理の場合は、流通途中で、バーコード端末140が使用される度に、商品に貼り付けられている既存のバーコードに新たなバーコードが追加されていくことになる。つまり、流通経路の下流に行くほど、バーコードのサイズは大きくなる。
【0095】
次に、ユーザ端末120で行なうバーコード印刷処理について、図8を用いて説明する。
【0096】
図8は本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード印刷処理を示すフローチャートである。
【0097】
尚、図8のフローチャートにおいて、ステップS821乃至ステップS830は、ユーザ端末120のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS841及びステップS842は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0098】
この図8の処理は、商品管理がICタグ450で管理されている場合、販売店やスーパー等での拠点では、納入した商品を管理するために、ICタグ450から得られる商品情報に基づいて、商品に貼り付けるためのバーコード印刷を行うものである。
【0099】
まず、ステップS821で、ユーザ端末120は、照会情報をICタグ450へ送信する。
【0100】
ステップS801で、ICタグ450は、ユーザ端末120から照会情報を受信する。ステップS802で、その照会情報に対応する商品情報を送信する。
【0101】
ステップS822で、ユーザ端末120は、商品情報をICタグ450から受信する。ステップS823で、商品に貼り付けるためのバーコードの印刷数の入力待ちを行う。ステップS824で、印刷数が入力された否かを判定する。印刷数が入力されていない場合(ステップS824でNO)、ステップS823に戻る。一方、印刷数が入力された場合(ステップS824でYES)、ステップS825に進み、印刷数を読み込む。
【0102】
ステップS826で、ユーザ端末120は、バーコードを印刷する。ステップS827で、バーコードの印刷が指定数分完了したか否かを判定する。指定数分完了していない場合(ステップS827でNO)、ステップS826に戻る。指定数分完了している場合(ステップS827でYES)、ステップS828へ進む。
【0103】
ステップS828で、ユーザ端末120は、印刷数や印刷日時等の印刷に関する印刷情報をハードディスク38に記録する。ステップS829で、印刷情報を含む商品情報を商品管理サーバ100へ送信する。一方で、ステップS830で、初期化情報をICタグ450へ送信する。これにより、ステップS803で、ICタグ450内部のメモリが初期化される。
【0104】
尚、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0105】
ステップS841で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120から商品情報を受信する。ステップS842で、受信した商品情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0106】
次に、POSレジ端末130で行なう販売情報の記録処理について、図9を用いて説明する。
【0107】
図9は本発明の実施形態の商品管理システムの販売情報の記録処理を示すフローチャートである。
【0108】
尚、図9のフローチャートにおいて、ステップS921乃至ステップS924は、POSレジ端末130のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS941及びステップS942は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0109】
この図9の処理は、消費者が商品購入時に、その商品に貼り付けられたバーコード(商品コードとロット番号、端末ID、日時等)をPOSレジ端末130で読み取り、その商品情報を販売情報として利用するものである。また、消費者が、ポイントカードを使用している場合には、販売情報に会員IDが追加される。この会員IDが追加されることで、商品に問題があった場合等に、その商品の購入者の照会や、連絡が容易になる。
【0110】
まず、ステップS921で、POSレジ端末130は、商品に貼り付けられているバーコードを読み取る。ステップS922で、バーコードから得られるバーコード情報を販売情報(商品コードやロット番号、日時、個数、金額等)としてハードディスク38に記録する。ステップS923で、ポイントカードの利用の有無を判定する。ポイントカードの利用がない場合(ステップS923でNO)、ステップS925に進む。一方、ポイントカードの利用がある場合(ステップS923でYES)、ステップS924に進み、会員IDを記録する。
【0111】
ステップS925で、POSレジ端末130は、販売情報を更新する。ステップS926で、販売情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0112】
ステップS941で、商品管理サーバ100は、POSレジ端末130から販売情報を受信する。ステップS942で、受信した販売情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0113】
以上説明したように、本実施形態によれば、ローコストかつ手間を掛けずに商品の流通過程の各流通拠点で生成される各種情報を流通情報として管理しておくことで、商品に係る事故がおきた場合にも、その流通情報を参照して、事故品の流通範囲を短時間で正確に特定可能な商品管理システムを提供することができる。
【0114】
また、流通過程で商品に係る各種情報は、その情報の生成元がわかるように記録されゆくので、食品の詰替えや偽造ラベル等による商品の生産者・産地や品質等の偽称を抑制することができる商品管理システムを提供することができる。
【0115】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0116】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0117】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0118】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0119】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0120】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0121】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0122】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0123】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商品の流通過程に係る各種情報を一元管理することで、商品に係る情報の照会や閲覧を容易に実行することができ、かつ商品に係る不正を抑制することができる商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の商品管理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の商品管理システムを構成する商品管理サーバのハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の各種クライアントのハードウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態のICタグ端末/バーコード端末を使用する環境を示す図である。
【図5】本発明の実施形態の商品管理システムの商品情報の登録処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態の商品管理システムのICタグ複製処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード複製処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード印刷処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態の商品管理システムの販売情報の記録処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態の商品管理システムの指定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 商品管理サーバ
110 携帯端末
120 ユーザ端末
130 POSレジ端末
140 ICタグ/バーコード端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバ、通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在の食品等の商品の製造会社→(流通)→卸し(商社)→(流通)→スーパー・小売店→消費者の流通システムにおいて、販売伝票や出荷指示書等でどの商品がどこに流れていったか等の流通状況を把握するものがある。この流通システムでは、発注(意思表示)→物(商品)と伝票の移動→請求書送付→支払い(金の移動)によって1サイクルの取引が完了する。
【0003】
例えば、加工食品では、製造会社等の流通経路の上流部から商品の大箱が出荷され、卸し等の下流部で小箱に分散して商品が流通している。例えば、牛や豚等の肉類では、農家から牛や豚等が出荷され屠殺場で屠殺され、市場で半身肉等に加工され、小売店でさらに細かく加工されて箱詰め、パック詰めされ、消費者に販売されている。
【0004】
また、スーパー・小売店においては、商品を購入する毎にその購入金額に応じたポイントが累積されるポイントカードが発行されると共に、売場における商品管理を行なうためのPOSレジも相当普及している。
【0005】
このような環境において、製造・流通した食品に異物混入等の事故があった場合には、製造会社(上流)から、順次下流に連絡が行き返品を行い、あるいはマスメディア等で事故を知った消費者が製造会社に直接返品するなどして対処している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、流通した商品に事故があった場合、その事故の事実が流通過程の上流から下流に連絡されることが多いため、連絡・回収に時間がかかり、商品の事故による健康被害が拡大してしまうという問題がある。
【0007】
また、新聞等による事故の告知も新聞の発行頻度は1日2回程度であることや、新聞の読者が新聞の全ての記事を読むわけではないことから、必ずしも有効とは言えない。
【0008】
また、どのロットの製品がどの卸しや小売店・スーパーに流通したかを正確に把握できないので、一旦事故が発生した場合には商品の回収個数が膨大なものとなる。そのため、製造会社に多額の損失をもたらし、これが事故の発表の遅れやひいては事故の隠蔽工作の一因となりかねないという問題がある。
【0009】
更に、良品と事故品を峻別し難いため、大量の回収を行うのは、資源の無駄であるし回収した商品が大量のゴミになり環境への負荷も無視できない。
【0010】
加えて、肉類や魚類等の商品は一見しただけでは、生産者や産地を識別し難いため、生産者や産地や食品の品質を偽って表示し本来の価格よりも高値で販売するといった問題も生じている。一部の業者によって起こされるこのような事件が消費者の信頼を低下させ、生産者や産地のみならず流通・販売業界にとっても不利益になっている。
【0011】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、商品の流通過程に係る各種情報を一元管理することで、商品に係る情報の照会や閲覧を容易に実行することができ、かつ商品に係る不正を抑制することができる商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理サーバは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶する記憶手段と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶手段から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索手段とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0013】
また、好ましくは、前記流通情報は、前記流通拠点端末を特定する端末情報を含む。
【0014】
また、好ましくは、前記流通拠点端末は、ICタグ端末及びバーコード端末の少なくとも一方を含む商品管理用端末であり、
前記流通情報は、前記商品管理用端末で生成された商品情報と、該商品管理用端末を特定する端末情報を含む。
【0015】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理用端末は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信手段と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信手段と、
前記タグ情報を記憶する記憶手段と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信手段と
を備える。
【0016】
また、好ましくは、前記ICタグで管理する商品を小分けにする場合の小分け数を指定する指定手段と
を更に備える。
【0017】
また、好ましくは、前記小分け数と同数のICタグそれぞれに前記タグ情報を書き込む書込手段と
を更に備える。
【0018】
また、好ましくは、前記小分け数と同数のバーコードを印刷するバーコード印刷手段と
を更に備える。
【0019】
また、好ましくは、画像撮影装置から送信された商品画像を受信する商品画像受信手段と、
前記商品画像から認識される商品数と前記小分け数とを照合する照合手段と
を更に備える。
【0020】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理サーバの制御方法は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバの制御方法であって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0021】
上記の目的を達成するための本発明による商品管理用端末の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末の制御方法であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程と、
前記タグ情報を記憶する記憶媒体に記憶工程と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程と
を備える。
【0022】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバを制御するためのプログラムであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程のプログラムコードとを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む。
【0023】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末を制御するためのプログラムであって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程のプログラムコードと、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程のプログラムコードと、
前記タグ情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程のプログラムコードと
を備える。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0025】
尚、以下の説明において、「サーバ」とは、WWWシステムにおいてHTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアからの要求を受けてインターネットなどのネットワークを通じて情報送信を行うWebサーバや、通信回線を通じてユーザからの要求を受けて、データベースシステムなどの処理に橋渡しを行う機能を備えたアプリケーションサーバ(または、Webアプリケーションサーバ)を意味するものである。
【0026】
また、「クライアント」とは、通信回線においてサーバの提供する機能やデータを利用するコンピュータ、およびソフトウェアを意味するものである。このクライアントとしては、例えば、通信回線に接続されたコンピュータ、家庭用のパーソナルコンピュータ、およびコンピュータ上で動作するWebブラウザ、ビューワ等が該当する。
【0027】
また、以下に説明する本発明の実施形態では、インターネットを介してWeb環境下で、商品の流通過程で関わる業者間で実現される商品管理に係る各種処理を実現する例を挙げて説明するが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。つまり、サーバが提供する商品管理に係る処理を実行するための各種操作画面がクライアントのブラウザ(ビューワ)上で表示可能な形態を提供できるようなコンピュータネットワーク環境であれば、本発明を適用することができる。
【0028】
更に、本実施形態で説明する商品管理とは、例えば、食品、化粧品、薬品等の、原材料から小分けにされて販売される商品管理に対して、特に、有効であるが、これ以外の商品に対しても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0029】
図1は本発明の実施形態の商品管理システムの構成を示す図である。
【0030】
商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140は、通信回線150を介して互いに接続されている。
【0031】
通信回線150は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
【0032】
図1において、商品管理サーバ100は、いわゆる汎用のPCサーバやUnixサーバやメインフレーム等であり、それに搭載されるオペレーティングシステムの種類を問わない。特に、本実施形態の商品管理サーバ100は、流通DB(データベース)と、流通DBから所望の流通情報を検索する検索プログラムを備える。この検索プログラムは、商品管理サーバ100に対するクライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)から必要に応じて検索条件を受け付け、その検索条件に該当する流通情報を流通DBから取得し、検索条件を入力したクライアントへ送信する。
【0033】
検索条件としては、例えば、商品を特定するための商品コード及び製造管理番号(ロット番号)が挙げられるが、これ以外にも、商品名や日時、流通拠点端末情報等の流通情報で管理される情報を検索条件とすることができる。
【0034】
また、流通DBで管理される流通情報は、商品が製造され、消費者の手に渡るまでの流通過程の各流通拠点の流通拠点(商品の製造会社、卸し会社、スーパー・小売店、消費者)端末で生成された各種情報から構成されるものである。
【0035】
携帯端末110は、製造会社や流通会社の社員に利用される端末であり、例えば、ノートPC(パーソナルコンピュータ)やいわゆるPDAやインターネット対応の携帯電話で構成される。この携帯端末110は、画像や文字を表示する表示部とキーボードやボタン等の入力部と通信回線150に接続するための送受信部を備えている。また、携帯端末110は、製造会社や流通会社の社員が商品コードとロット番号を入力して、商品管理サーバ100の流通DBから所望の流通情報を検索することができる。これにより、例えば、特定の商品が回収の対象となっているか、どの流通拠点に存在しているか等の情報を確認することができる。
【0036】
ユーザ端末120は、製造会社や流通拠点の社員に利用される端末であり、例えば、デスクトップPCやノートPCで構成される。このユーザ端末120は、画像や文字を表示する表示部とキーボードやボタン等の入力部と通信回線150に接続するための送受信部を備えている。また、ユーザ端末120は、商品を購入した顧客がその商品コードとロット番号を入力して、商品管理サーバ100の流通DBから所望の流通情報を検索することができる。これにより、例えば、自分が購入した商品が回収の対象となっているか等の情報を確認することができる。加えて、各流通過程での流通情報の矛盾の有無や、商品ラベルの張り替え等の疑いの有無も確認することができる。
【0037】
POSレジ端末130は、販売店やスーパーに設置される端末であり、販売店やスーパーの開梱時に商品に貼り付けられている商品コードとロット番号を含むバーコードを読み込んで得られるバーコード情報を記憶する。また、販売店が発行している購入毎にその金額に応じてポイントが累積され、そのポイントに応じて特典が受けられるポイントカードを消費者が使用した場合は、購入した客の個人情報(会員ID、氏名、連絡先、性別等)を記憶する。そして、これらのPOSレジ端末130で生成された各種情報(販売情報)は、商品管理サーバ100に送信され、流通DBに流通情報の一部として登録される。
【0038】
ICタグ端末/バーコード端末140(商品管理用端末)は、流通過程の流通拠点(市場、卸し、物流センター、小売店、スーパー)に設置されている端末であり、商品を箱や大箱(大型ダンボール箱や保冷箱)から小箱に小分けする場合、その小分け数を入力すると対応する数のICタグの記録やバーコードの印刷を実行する。ICタグ端末/バーコード端末140が実行する処理によって得られる商品情報は、商品管理サーバ100に送信されて、流通DBに流通情報の一部として登録される。
【0039】
また、ICタグ端末/バーコード端末140は、市場や商品メーカで、ICタグに最初に商品の商品コードとロット番号を入力する場合にも用いられる。
【0040】
尚、商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140で実現される後述する処理を含む各種機能は、各端末やサーバ内部のROMや外部記憶装置に記憶されるプログラムがCPUによって実行されることによって実現されても良いし、専用のハードウェアで実現されても良い。
【0041】
また、図1では、説明を簡単にするために、商品管理サーバ100、携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140の各機器はそれぞれ1台で構成されているが、各機器が任意数台で構成されていても本発明が実現できることは言うまでもない。
【0042】
更に、上記説明では、商品用管理端末をICタグ端末/バーコード端末140として示しているが、図1のICタグ端末/バーコード端末140以外の各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130)も、商品管理を行うという観点からは、商品管理用端末として捉えることもできる。そのため、本発明において、商品管理用端末がICタグ端末/バーコード端末140だけを意味するものではなく、他の端末も意味する場合もあることが理解されたい。
次に、本実施形態の商品管理システムを構成する各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)、商品管理サーバ100のハードウェア構成について、図2、図3を用いて説明する。
【0043】
図2は本発明の実施形態の商品管理システムを構成する商品管理サーバのハードウェア構成を示す図である。
【0044】
図2において、CPU21、RAM22、ROM23、LANアダプタ24、ビデオアダプタ25、キーボード26、マウス27、ハードディスク28、CD−ROMドライブ29はそれぞれシステムバス20を介して互いに接続されている。
【0045】
システムバス20は、例えば、PCIバス、AGPバス、メモリバス等を意味する。また、図2では、各バス間の接続用チップやキーボードインタフェースやいわゆるSCSIやATAPIのような入出力用インタフェースは省略されている。
【0046】
CPU21は、オペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラムに基づいて四則演算や比較演算等の各種の演算や、ハードウェアの制御を行う。RAM22には、ハードディスク28やCD−ROMドライブ29に装着されたCD−ROMやCD−R等の記憶媒体から読み出されたオペレーションシステムのプログラムやアプリケーションプログラム等が記憶され、これらはCPU21の制御の元に実行される。
【0047】
ROM23には、オペレーションシステムと協働してハードディスク等への入出力を司るいわゆるBIOS等が記憶される。LANアダプタ24は、CPUによって制御されるオペレーションシステムの通信プログラムと協働してネットワークを介した外部との通信を行う。ビデオアダプタ25は、ディスプレイ装置に出力する画像信号を生成し、キーボード26やマウス27はWebサーバへの指示を入力するために用いられる。
【0048】
ハードディスク28は、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムや各種クライアントから受信したタイミング情報や画像データ、アプリケーションプログラム実行時に用いられる一時ファイルやクライアント用のアプリケーションプログラム等の各種データを記憶している。
【0049】
CD−ROMドライブ29は、CD−ROMやCD−RやCD−R/W等の記憶媒体を装着してアプリケーションプログラムをハードディスク28にインストールするのに用いる。
【0050】
尚、CD−ROMドライブの代わりにCD−RドライブやCD−R/WドライブやDVD−RAMドライブ、DVD−RWドライブ、MOドライブ等を用いても良いのは言うまでもない。
【0051】
図3は本発明の実施形態の各種クライアント(携帯端末110、ユーザ端末120、POSレジ端末130、ICタグ端末/バーコード端末140)のハードウェア構成を示す図である。
【0052】
各種クライアントには、いわゆるブラウザプログラムがインストールされている。図3は、商品管理サーバ100との区別のために符号が異なるだけ(例えば、図2のCPU21は、図3ではCPU31に対応する)なので、詳細な説明は省略する。
【0053】
次に、ICタグ端末/バーコード端末140を使用する環境について、図4を用いて説明する。
【0054】
図4は本発明の実施形態のICタグ端末/バーコード端末を使用する環境を示す図である。
【0055】
ICタグ端末/バーコード端末140は、専用端末又はPC+ICタグライタ又はバーコードプリンタから構成され、ICタグ450のタグ情報を読み取って小分け用に所定数のICタグを作成する、あるいは所定数のバーコードを印刷する。特に、ICタグ端末140として機能する場合には、ICタグ450のタグ情報に、自己の端末IDや日時を付加して、内部のハードディスク38に記憶する。また、商品管理サーバ100との通信機能を有し、生成した情報を送信したり、所望の流通情報を検索することができる。
【0056】
400は、肉等の商品となる原材料を小分けにする作業台である。420は、画像撮影装置であるところのカメラ(ビデオカメラ又はデジタルカメラ)であり、作業台400上に置かれている商品を撮影する。その撮影された商品の画像は、無線回線(IrDA、ブルートゥース等)430を介して、ICタグ端末/バーコード端末140へ送信される。440は、物流センターや卸等で使用されている通函である。この通函440は、プラスチック製等の丈夫な箱で何度も再利用される函であり、特定拠点間を往復する。また、本実施形態の通函440には、その通函440に収容されている商品情報を記憶するICタグ450(商品コードとロット番号)が取付けられている。
【0057】
このICタグ450には、メモリが内蔵されており、このメモリにはタグ情報として、ICタグ450を特定するための固有IDや商品情報(商品コードやロット番号、日時)が記憶されている。このメモリに記憶される各種情報は、ICタグ端末140によって電気的に自由に読み書き可能である。
【0058】
次に、ユーザ端末120と商品管理サーバ100間で行なう、商品情報を登録する登録処理について、図5を用いて説明する。
【0059】
図5は本発明の実施形態の商品管理システムの商品情報の登録処理を示すフローチャートである。
【0060】
尚、図5のフローチャートにおいて、ステップS401乃至ステップS407は、ユーザ端末120のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS421乃至ステップS428は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0061】
まず、ステップS401で、ユーザ端末120は、商品管理サーバ100とのセッションを確立するための認証情報(ユーザID、パスワード等)を商品管理サーバ100へ送信する。
【0062】
ステップS421で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120から認証情報を受信して、認証を行なう。
【0063】
そして、認証が完了すると、ユーザ端末120の表示画面には、商品管理サーバ100が提供する各種サービスを選択するためのメニュー選択画面が表示されることになる。
【0064】
ステップS402で、ユーザ端末120は、メニュー選択画面から商品情報登録画面を表示するためのメニュー選択情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0065】
ステップS422で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120からメニュー選択情報を受信する。次に、ステップS424で、そのメニュー選択情報に対応する表示情報(商品登録画面)を生成して、ユーザ端末120へ送信する。
【0066】
ステップS403で、ユーザ端末120が商品管理サーバ100から表示情報を受信すると、ユーザ端末120の表示画面には、商品登録画面が表示される。
【0067】
ステップS404で、ユーザ端末120は、商品登録画面に基づいて、商品管理サーバ100に登録する商品情報として、例えば、商品名、商品コード、ロット番号、製造日時等を入力する。そして、登録ボタンが押下されると、この商品登録画面で入力された商品情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0068】
尚、商品登録画面には、各種情報を入力したり、処理を実行するための各種コントロールとして、プルダウンメニュー、テキストフィールド、ラジオボタン、チェックボックス等の汎用のGUIで使用される各種コントロールで構成されており、上記の商品情報を入力したり、商品管理サーバ100へ送信する等の指示が実行できる構成であれば、どのようなものでも良い。
【0069】
また、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0070】
ステップS425で、商品管理サーバ100は、商品情報を受信してRAM22に一旦記憶する。ステップS426で、その商品情報を流通情報の一部として、ハードディスク28上に構築される流通DBに登録する。ステップS427で、商品情報の流通DBへの登録が完了したら、その旨をユーザ端末120へ通知するための登録完了メッセージを生成する。ステップS428で、その登録完了メッセージをユーザ端末120へ送信する。
【0071】
ステップS407で、ユーザ端末120が商品管理サーバ100から登録完了メッセージを受信すると、ユーザ端末120の表示画面には、その内容が表示される。
【0072】
次に、ICタグ端末140で行なうICタグ複製処理について、図6を用いて説明する。
【0073】
図6は本発明の実施形態の商品管理システムのICタグ複製処理を示すフローチャートである。
【0074】
尚、図6のフローチャートにおいて、ステップS521乃至ステップS532は、ICタグ端末140のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS541及びステップS542は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0075】
まず、ステップS521で、ICタグ端末140は、ICタグ450に記憶されている情報を照会するための照会情報を通函440に取付けられたICタグ450へ送信する。
【0076】
ステップS501で、ICタグ450は、ICタグ端末140から照会情報を受信する。ステップS502で、その照会情報に対する回答情報(タグ情報)をICタグ端末140へ送信する。
【0077】
ステップS522で、ICタグ端末140は、回答情報をICタグ450から受信する。ステップS523で、通函440に収容されている商品を小分けにし、その小分けした商品それぞれに同一のタグ情報を付与するために、ICタグ450のタグ情報の複製数(小分け数)の入力待ちを行う。
【0078】
尚、商品を小分けする数とは、大箱→小箱の場合は小箱の数、大箱→大パックの場合は大パックの数である。
【0079】
また、ここでの複製数の入力は、例えば、複製数入力画面(図10)に基づいて、タグ情報の複製数、ICタグ端末140の端末情報(端末ID)の付加の有無をタグ情報として入力する。そして、複製ボタンが押下されると、そのタグ情報が複製対象のICタグ450それぞれにタグ情報が書き込まれることになる。詳しくは、複製数と同数のICタグ450に元のICタグ450のタグ情報と、当該ICタグ端末の端末IDと日時のデータが書き込まれることになる。
【0080】
ステップS524で、複製数が入力されたか否かを判定する。複製数が入力されていない場合(ステップS524でNO)、ステップS523に戻る。一方、複製数が入力された場合(ステップS524でYES)、ステップS525に進み、複製数を読み込む。
【0081】
ステップS526で、ICタグ端末140は、複製数分と同数のICタグ450の内、未処理のICタグ450へタグ情報を書き込む。ステップS527で、ICタグ450へのタグ情報の書込が指定数分完了したか否かを判定する。指定数分完了していない場合(ステップS527でNO)、ステップS526に戻り、未処理のICタグ450へタグ情報を書き込む。一方、指定数分完了している場合(ステップS527でYES)、ステップS528へ進む。
【0082】
一方、ステップS510で、カメラ420は、作業台400上の商品の画像を撮影する。ステップS511で、撮影した商品画像をICタグ端末140へ送信する。
【0083】
ステップS528で、ICタグ端末140は、カメラ420から商品画像を受信し、ハードディスク28に蓄積する。ステップS529で、撮影された商品画像から得られる商品数と複製数を照合する。ステップS530で、照合結果をハードディスク38に記録する。
【0084】
尚、この商品画像から商品数を特定する方法としては、例えば、画像認識プログラム等を用いて特定しても良いし、ユーザの目視によって得られる商品数をICタグ端末140へ入力するようにしても良い。
【0085】
また、ステップS529での照合結果としては、複製数(小分け数)と、その複製数との一致・不一致フラグを含む複製記録情報が生成され、これがハードディスク38に記録されることになる。
【0086】
ステップS531で、ICタグ端末140は、タグ情報を初期化するための初期化情報をICタグ450へ送信する。これにより、ステップS503で、ICタグ450内部のメモリが初期化される。また、この初期化によって、ICタグ450の再利用が可能になる。
【0087】
ステップS532で、ICタグ端末140は、複製記録情報を含む商品情報(ここでは、商品コードとロット番号、端末ID、日時、複製数、一致/不一致フラグ)を商品管理サーバ100へ送信する。
【0088】
尚、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0089】
ステップS541で、商品管理サーバ100は、ICタグ端末140から商品情報を受信する。ステップS542で、受信した商品情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0090】
次に、バーコード端末140で行なうバーコード複製処理について、図7を用いて説明する。
【0091】
図7は本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード複製処理を示すフローチャートである。
【0092】
尚、図7のフローチャートにおいて、ステップS721乃至ステップS731は、バーコード端末140のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS741及びステップS742は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0093】
また、図7の処理の目的は、図6の処理の目的と実質的に同じである。この場合、商品には、ICタグ450の代わりにバーコードがラベルとして貼り付けられていることになる。そのため、図7では、バーコード端末140からバーコードを読み込み、バーコード情報(商品コードとロット番号)を取得し(ステップS721)、バーコード端末140の端末IDをバーコード情報に付加することになる(ステップS722)。以降の処理は、図6の処理と同様にして、但し、処理対象をバーコードに対して行う。
【0094】
尚、バーコードの形態としては、二次元バーコードや通常のバーコードを利用することができる。そして、バーコードによる商品の管理の場合は、流通途中で、バーコード端末140が使用される度に、商品に貼り付けられている既存のバーコードに新たなバーコードが追加されていくことになる。つまり、流通経路の下流に行くほど、バーコードのサイズは大きくなる。
【0095】
次に、ユーザ端末120で行なうバーコード印刷処理について、図8を用いて説明する。
【0096】
図8は本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード印刷処理を示すフローチャートである。
【0097】
尚、図8のフローチャートにおいて、ステップS821乃至ステップS830は、ユーザ端末120のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS841及びステップS842は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0098】
この図8の処理は、商品管理がICタグ450で管理されている場合、販売店やスーパー等での拠点では、納入した商品を管理するために、ICタグ450から得られる商品情報に基づいて、商品に貼り付けるためのバーコード印刷を行うものである。
【0099】
まず、ステップS821で、ユーザ端末120は、照会情報をICタグ450へ送信する。
【0100】
ステップS801で、ICタグ450は、ユーザ端末120から照会情報を受信する。ステップS802で、その照会情報に対応する商品情報を送信する。
【0101】
ステップS822で、ユーザ端末120は、商品情報をICタグ450から受信する。ステップS823で、商品に貼り付けるためのバーコードの印刷数の入力待ちを行う。ステップS824で、印刷数が入力された否かを判定する。印刷数が入力されていない場合(ステップS824でNO)、ステップS823に戻る。一方、印刷数が入力された場合(ステップS824でYES)、ステップS825に進み、印刷数を読み込む。
【0102】
ステップS826で、ユーザ端末120は、バーコードを印刷する。ステップS827で、バーコードの印刷が指定数分完了したか否かを判定する。指定数分完了していない場合(ステップS827でNO)、ステップS826に戻る。指定数分完了している場合(ステップS827でYES)、ステップS828へ進む。
【0103】
ステップS828で、ユーザ端末120は、印刷数や印刷日時等の印刷に関する印刷情報をハードディスク38に記録する。ステップS829で、印刷情報を含む商品情報を商品管理サーバ100へ送信する。一方で、ステップS830で、初期化情報をICタグ450へ送信する。これにより、ステップS803で、ICタグ450内部のメモリが初期化される。
【0104】
尚、商品情報の送信は、商品情報が生成される度に商品管理サーバ100へ送信する必要はない。例えば、所定時間期間(時間、日等)分の商品情報をユーザ端末120に蓄積しておき、例えば、夜間のバッチ処理で、商品管理サーバ100へ一括送信しても良い。
【0105】
ステップS841で、商品管理サーバ100は、ユーザ端末120から商品情報を受信する。ステップS842で、受信した商品情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0106】
次に、POSレジ端末130で行なう販売情報の記録処理について、図9を用いて説明する。
【0107】
図9は本発明の実施形態の商品管理システムの販売情報の記録処理を示すフローチャートである。
【0108】
尚、図9のフローチャートにおいて、ステップS921乃至ステップS924は、POSレジ端末130のCPU31の制御の下で実行される。また、ステップS941及びステップS942は、商品管理サーバ100のCPU21の制御の下で実行される。
【0109】
この図9の処理は、消費者が商品購入時に、その商品に貼り付けられたバーコード(商品コードとロット番号、端末ID、日時等)をPOSレジ端末130で読み取り、その商品情報を販売情報として利用するものである。また、消費者が、ポイントカードを使用している場合には、販売情報に会員IDが追加される。この会員IDが追加されることで、商品に問題があった場合等に、その商品の購入者の照会や、連絡が容易になる。
【0110】
まず、ステップS921で、POSレジ端末130は、商品に貼り付けられているバーコードを読み取る。ステップS922で、バーコードから得られるバーコード情報を販売情報(商品コードやロット番号、日時、個数、金額等)としてハードディスク38に記録する。ステップS923で、ポイントカードの利用の有無を判定する。ポイントカードの利用がない場合(ステップS923でNO)、ステップS925に進む。一方、ポイントカードの利用がある場合(ステップS923でYES)、ステップS924に進み、会員IDを記録する。
【0111】
ステップS925で、POSレジ端末130は、販売情報を更新する。ステップS926で、販売情報を商品管理サーバ100へ送信する。
【0112】
ステップS941で、商品管理サーバ100は、POSレジ端末130から販売情報を受信する。ステップS942で、受信した販売情報を流通情報の一部として流通DBに登録して更新する。
【0113】
以上説明したように、本実施形態によれば、ローコストかつ手間を掛けずに商品の流通過程の各流通拠点で生成される各種情報を流通情報として管理しておくことで、商品に係る事故がおきた場合にも、その流通情報を参照して、事故品の流通範囲を短時間で正確に特定可能な商品管理システムを提供することができる。
【0114】
また、流通過程で商品に係る各種情報は、その情報の生成元がわかるように記録されゆくので、食品の詰替えや偽造ラベル等による商品の生産者・産地や品質等の偽称を抑制することができる商品管理システムを提供することができる。
【0115】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0116】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0117】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0118】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0119】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0120】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0121】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0122】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0123】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商品の流通過程に係る各種情報を一元管理することで、商品に係る情報の照会や閲覧を容易に実行することができ、かつ商品に係る不正を抑制することができる商品管理サーバ、商品管理用端末及びそれらの制御方法、プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の商品管理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の商品管理システムを構成する商品管理サーバのハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の各種クライアントのハードウェア構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態のICタグ端末/バーコード端末を使用する環境を示す図である。
【図5】本発明の実施形態の商品管理システムの商品情報の登録処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態の商品管理システムのICタグ複製処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード複製処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態の商品管理システムのバーコード印刷処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態の商品管理システムの販売情報の記録処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態の商品管理システムの指定画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 商品管理サーバ
110 携帯端末
120 ユーザ端末
130 POSレジ端末
140 ICタグ/バーコード端末
Claims (12)
- 通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶する記憶手段と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶手段から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索手段とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む
ことを特徴とする商品管理サーバ。 - 前記流通情報は、前記流通拠点端末を特定する端末情報を含む
ことを特徴とする請求項1記載の商品管理サーバ。 - 前記流通拠点端末は、ICタグ端末及びバーコード端末の少なくとも一方を含む商品管理用端末であり、
前記流通情報は、前記商品管理用端末で生成された商品情報と、該商品管理用端末を特定する端末情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の商品管理サーバ。 - 通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信手段と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信手段と、
前記タグ情報を記憶する記憶手段と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信手段と
を備えることを特徴とする商品管理用端末。 - 前記ICタグで管理する商品を小分けにする場合の小分け数を指定する指定手段と
を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の商品管理用端末。 - 前記小分け数と同数のICタグそれぞれに前記タグ情報を書き込む書込手段と
を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の商品管理用端末。 - 前記小分け数と同数のバーコードを印刷するバーコード印刷手段と
を更に備えることを特徴とする請求項5に記載の商品管理用端末。 - 画像撮影装置から送信された商品画像を受信する商品画像受信手段と、
前記商品画像から認識される商品数と前記小分け数とを照合する照合手段と
を更に備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の商品管理用端末。 - 通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバの制御方法であって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程と、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程とを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む
ことを特徴とする商品管理サーバの制御方法。 - 通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末の制御方法であって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程と、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程と、
前記タグ情報を記憶する記憶媒体に記憶工程と、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程と
を備えることを特徴とする商品管理用端末の制御方法。 - 通信回線を介して、商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末と接続される商品管理サーバを制御するためのプログラムであって、
前記商品の流通過程の各流通拠点の流通拠点端末で生成された各種情報からなる流通情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記流通拠点端末から受信した検索条件に基づいて、前記記憶媒体から該検索条件に該当する前記流通情報を検索する検索工程のプログラムコードとを備え、
前記検索条件は、商品を特定するための商品コードを少なくとも含む
ことを特徴とするプログラム。 - 通信回線を介して商品管理サーバと接続される商品管理用端末を制御するためのプログラムであって、
商品を管理するためのICタグの内容を照会する照会情報を前記ICタグへ発信する発信工程のプログラムコードと、
前記照会情報に基づいて前記ICタグより発信されたタグ情報を受信する受信工程のプログラムコードと、
前記タグ情報を記憶媒体に記憶する記憶工程のプログラムコードと、
前記商品管理サーバに、前記タグ情報と当該商品管理用端末を特定する端末情報を含む商品情報を送信する送信工程のプログラムコードと
を備えることを特徴とするプログラム。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |