JP4634044B2 - 光学媒体及び発光体 - Google Patents

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Description

本発明は、白熱球、小型放電管(有極放電ランプ)、無電極放電ランプ、半導体発光素子等の小型光源の応用技術に係り、特にこの小型光源用の光学媒体、この光学媒体を用いた発光体に関する。
白熱球からの光は、基本的には全立体角4πの方向に発散する。従って、従来技術において、レンズを用いて、この白熱球からの光を平行光線とする場合、最も集光効率を良くしようとすれば無限大の直径のレンズが必要ということになる。無限大の直径のレンズは、現実的ではないので、通常はある寸法に限定せざるを得ない。しかし、この事実は、現実の光学系においては、かなりの割合で光エネルギを損失していることになる。
ところで、日本における交通事故は、年々増加する傾向にある。そのうち自転車に関係する事故件数は約3%を占めている。自転車事故の中で特に目立つのが夜間での「無点灯走行」による事故で、自転車用ランプの装着率は、100%近いのにかかわらず、その点灯率は20%と大変低い。これは自転車に装着されているランプはそのほとんどが発電機(ダイナモ式)であるため、(イ)ランプをつけるとペダルが重くなり、脚に負担がかかる。(ロ)発電機と車輪が接触する時に不快音が出る。(ハ)道路に水たまりやぬかるみがあると、発電機が水や泥を飛散し、衣服を汚す。(ニ)発電機は、自転車のスピードが落ちるとライトが暗くなる等の理由で、無灯火のまま走行する人が多い。夜間無点灯の自転車と自動車(若しくは対歩行者)の事故の場合、自転車側に責任があるケースが多く見られ、自転車運転者の責任が問われる。この様な状況からは電池式の小型・軽量で且つ明るい照明器具が待望されている。
また、アウトドア用の照明器具として、小型で電池寿命の長く、且つ明るい携帯用照明器具が待望されている。
本発明は上記課題を解決するためになされたものである。従って、本発明の目的は、光学系のサイズを大きくせず、白熱球等の光源からの出力光をより効率良く集光出来る光学媒体を提供することである。
本発明の他の目的は、安価で十分な照度と長期間に渡る安定性と信頼性を有した小型・軽量の発光体を提供することである。
本発明の第1の特徴は、複数の光源の主発光部のすべてを、空気を介してそれぞれ収納する複数の独立した井戸型の凹部を有し、光源からの複数の光を出射する単一の湾曲面からなる出射面を頂部とする蒲鉾型の照明用光学媒体に関する。ここで、井戸型の凹部のそれぞれは、複数の光源のそれぞれの光軸方向の光を入射する入射面として機能する底部と、それぞれの光軸方向の光以外の複数の光源からのそれぞれの迷光成分の入射部として機能する円筒形状の凹部側壁とからなる。具体的には、入射面及び出射面は光伝送部の端面として存在し得る。白熱球等の発光に際して発熱を伴う光源を用いる場合は、「透明の固体」としては、耐熱性光学材料を用いれば良い。耐熱性光学材料としては、耐熱ガラス、耐熱性樹脂、或いは半導体等の結晶性材料が使用可能である。
本発明の第1の特徴に係る光学媒体は、集光効率が高いので、小型な構造で所望の照度を簡単に得ることができる。この照度は従来公知のレンズ等の光学系を同一の幾何学的寸法とした場合では達成不可能な照度である。即ち、従来の技術常識では予測出来ない照度を、小さな寸法で実現出来るものである。
本発明の第2の特徴は、複数の光源と、この複数の光源の主発光部を、空気を介してそれぞれ収納する複数の独立した井戸型の凹部を有し、光源からの複数の光を出射する単一の湾曲面からなる出射面を頂部とする蒲鉾型の光学媒体とを備える照明用の発光体に関する。ここで、井戸型の凹部のそれぞれは、複数の光源のそれぞれの光軸方向の光を入射する入射面として機能する底部と、それぞれの光軸方向の光以外の複数の光源からのそれぞれの迷光成分の入射部として機能する円筒形状の凹部側壁とからなる。ここで、「光源」としては、白熱球、小型放電管、無電極放電ランプ、半導体発光素子等が採用可能である。白熱球には、沃素(I)タングステンランプ等のハロゲンランプ、ピリケン球とも称せられるキセノン(Xe)タングステンランプ(クセノンランプ)やクリプトン(Kr)タングステンランプ(クリプトンランプ)、ニップル球若しくはスポット球とも称せされる真空若しくはアルゴンガス封入の豆球等が含まれる。更にハロゲンミニチュアランプ等のミニチュアランプも白熱球に含まれる。小型放電管としては、蛍光放電管の他、小型キセノンランプ、小型メタルハライドランプ、小型高圧ナトリウムランプ、小型水銀灯が使用可能である。無電極放電ランプとしては、石英ガラス等から構成された管球中にアルゴン(Ar)、ネオン(Ne)、キセノン(Xe)、クリプトン(Kr)等の希ガス及びガリウム(Ga)、インジウム(In)、タリウム(Tl)等の金属ハロゲン化物、水銀(Hg)、亜鉛(Zn)、硫黄(S)、セレン(Se)、テルル(Te)等の放電媒体を封入した構造を用いることが可能である。そして、例えば、100MHz乃至2.45GHz、若しくは更に高周波のマイクロ波をこの管球に印加すれば、放電媒体が放電して発光する。小型化のためには、マイクロ波はトランジスタ発振回路で構成すれば良い。更に、無電極放電ランプの管球そのものを、本発明の光学媒体が兼用する構造とすることが好ましい。この様にすれば、本発明の凹部に、所定の放電媒体を封入することにより、極めて小型の無電極放電ランプを光源とする発光体が完成する。半導体発光素子としては、発光ダイオード(LED)や半導体レーザが使用可能である。
本発明の第2の特徴に係る発光体によれば、光学系を大型化せず、所望の照度とビームの平行性を簡単に得ることができる。この照度は、同一幾何学的寸法の従来公知の光学系では達成不可能な照度で、従来の技術常識では予測出来ない十分な明るさである。 特に、LED等のハロゲンランプ等に比して、一般に照度が足りない光源を用いた場合でも、十分な明るさとビームの平行性が得られる。LEDは、電力消費量が少ないため、電池の寿命が極めて長い照明器具を構成出来る。また、この照明器具は、長期間に渡る安定性と信頼性に優れている。
複数の光源(従って、対応する複数の独立した井戸型凹部)は、同一平面レベルに、2次元配置しても良く、多層構造とし、それぞれの層に複数の光源を配置した3次元配置でもかまわない。
本発明によれば、光学系のサイズを大きくせず、白熱球等の光源からの出力光をより効率良く集光出来る光学媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、安価で十分な照度と長期間に渡る安定性と信頼性を有した発光体を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第10の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る発光体は、所定の波長の光を発する光源1と、この光源1の主発光部をほぼ完全に覆う光学媒体20とから少なくとも構成されている。そして、この光学媒体20は、入射面2と、この入射面2を底部とし、底部に連続して形成された凹部側壁5とから構成された井戸型の凹部6と、入射面2から入射した光を出射する出射面3と、入射面2と出射面3とを接続し、光源から発せられた光の波長に対して透明の固体からなる光伝送部4とを有する。
光源1は、例えば、最大部の直径(外径)2〜3mmφの沃素(I)タングステンランプ(ハロゲンランプ)、即ち豆ランプ形状の白熱球である。光学媒体20は、断面が図1に示すような弾丸型の形状である。光学媒体20の凹部6の凹部側壁5は、光源(白熱球)1の主発光部を収納出来るように、直径(内径)2.5〜4mmφの円筒形状(井戸型形状)となっている。図示を省略しているが、光源1と光学媒体20とを固定するために、光源1のソケット部と光学媒体20の凹部6との間には、厚さ1〜2.5mm程度のスペーサが挿入されている(「ソケット部」とは図1において、光源1の電極リード側(左側)の部位を意味する。)。スペーサには、空気が出入り出来る換気孔が設けられ、光源1を冷却出来るようになっている。なお、井戸型の凹部6には、光源(白熱球)1の主発光部が収納されれば良く、光源1のソケット部は凹部6の外部でもかまわない。この場合は、光源1のソケット部に設けられた取り付けジグが井戸型の凹部6に対して固定される。弾丸型の光学媒体20の円柱形状部の直径(外径)は、本発明の第1の実施の形態に係る発光体の使用目的に応じて選択出来る。従って、10mmφ以下でも、30mmφ以上でもかまわない。本発明の第1の実施の形態に係る光学媒体20は、空気の屈折率nとは異なる屈折率n有する。入射面2と出射面3との間の距離、即ち光伝送部4の厚さは、井戸型の凹部6の深さと同程度以上が好ましい。例えば、光伝送部4の厚さを、井戸型の凹部6の深さの2乃至3倍とすることが好ましい。
図1において、入射面2(底部)以外の凹部6の凹部側壁5も、有効な光の入射部として機能し得る。光源1と光学媒体20の凹部6との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっている。従来公知のレンズ等の光学系では、これらの迷光成分は、照明に寄与出来るように取り出すことはできない。しかし、これらの迷光成分も、本発明の第1の実施の形態においては、井戸型の凹部6の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与出来る成分となり得る。この様に、本発明の第1の実施の形態においては、光源1が光学媒体20の凹部6にほぼ完全に閉じこめられているので、光源1から発せられる迷光成分も含めて、すべての出力光が有効に照明に寄与出来るようになる。
この様にして、本発明の第1の実施の形態に係る発光体によれば、照明に寄与する光ビームとして所望の平行性と照射面積の光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることができる。この照度は従来公知のレンズ等の光学系では達成不可能な照度である。この様に、本発明の第1の実施の形態に係る発光体によれば、従来の技術常識では全く予測出来ない照度を、図1に示すような小型且つ簡単な構造で、実現出来る。参考までに、本発明と同程度の集光特性を得るためには、従来の凸レンズを用いた場合は、その直径が、本発明の光学媒体20の円柱部直径の3倍程度必要である。従って、1/3の小型化が達成されたことになる。
本発明の第1の実施の形態に係る発光体に用いる光学媒体20としては、光源(白熱球)1の発熱を考慮すると、耐熱性光学材料が好ましい。耐熱性光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、メタクリル樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料でも良い。なお、光源1として、LED等の半導体発光素子を用いる場合は、発熱作用を伴わないので、アクリル樹脂等の、耐熱性が弱い樹脂を使用することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る発光体は、小型な構造で、所望の平行性と照度を簡単に得ることができるので、カメラ内蔵のストロボとして使用出来る。この場合、キセノンランプやハロゲンランプを光源として用いれば良い。また、第1の実施の形態に係る発光体を複数個配列して照明器具等を構成出来る。この場合は、1次元的、2次元的、或いは3次元的な配列が可能である。例えば、10個程度の第1の実施の形態に係る発光体を束にして、写真撮影の際のフラッシュを構成出来る。
[第1の実施の形態の変形例1]
本発明の第1の実施の形態に係る発光体において、図2に示すように、第1の光学媒体22の外側に第2の光学媒体23を配置し、更に、第2の光学媒体23の外側に第3の光学媒体24を配置すれば、光源1の光のビーム径を更に広い照射面積となるように拡大することが可能である。第2の光学媒体23は、第1の光学媒体22と同様に、光の波長に対して透明の固体からなり、第2の入射面を底部に有し、第1の光学媒体22を収納するための第2の凹部と、第2の入射面に対向した第2の出射面とを具備している。また、第3の光学媒体24は、第3の入射面を底部に有し、第2の光学媒体3を収納するための第3の凹部と、第3の入射面に対向した第3の出射面とを具備している。
そして、屈折率nを有する第1の光学媒体22は、屈折率nを有する空気を介して光源1を収納している。更に、屈折率nを有する第2の光学媒体23は、屈折率nを有する空気を介して第1の光学媒体22を収納している。そして、屈折率nを有する第3の光学媒体4は、空気を介して第2の光学媒体23を収納している。空気以外の流体若しくは流動体を介して光源1、第1の光学媒体22及び第2の光学媒体23を、それぞれの凹部に収納しても良い。また、屈折率n、屈折率n若しくは、屈折率nを次第に大きく、或いは、次第に小さくするようにして光路設計をしても良い。
本発明の第1の実施の形態の変形例1のように、ビーム径をあまり広げすぎると照度が減少するので、懐中電灯のような目的には不適となるが、均一な照明を必要とするバックライト(間接照明系)には好適となる。
[第1の実施の形態の変形例2]
図1において、光学媒体2は、凹形状の入射面2、及び凸形状の出射面3を有していた。しかし、図1は例示であり、入射面2や出射面3は、目的に応じて、種々の形状が採用可能である。
図3は、本発明の第1の実施の形態の変形例2として、凹形状の出射面3を有す光学媒体21を示す。図3に示すような凹形状の出射面3を用いると、光は分散する傾向になるので、バックライト(間接照明系)には好適な均一性を得ることができる。また、図3に示す構造はアウトドア用のランタンとしても好適である。
(第2の実施の形態)
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る発光体は、発光面となる出射面3と、出射面3に対向した後面と、出射面3と後面とを接続する光伝送部と、後面の一部から出射面3方向に沿って光伝送部の内部に形成された井戸型の凹部6とを少なくとも有する光学媒体25と、井戸型の凹部6に収納された光源1と、光学媒体25の後面に配置された背面鏡55とからなる。背面鏡55は、光学媒体25の側面の一部にまで延長されて形成されている。図4では、背面鏡55は、光学媒体25の側面の一部を被覆しているが、光学媒体25の側面のほぼ全面を被覆するように形成してもかまわない。背面鏡55は、Al、真鍮、ステンレス等の金属を図4に示す形状に旋盤・フライス盤等を用いて研削加工、若しくはプレス加工機等により成型加工し、その後、その表面を研磨して構成すれば良い。更に、これらの表面にニッケル(Ni)鍍金や金(Au)鍍金を施せば反射率が向上するので好ましい。安価、且つ簡便な方法としては、Al薄膜等の反射率の高い金属薄膜を接着した構造でもかまわない。或いは、熱可塑性樹脂を押出成形若しくは射出成形により図4に示す形状に加工し、この表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や誘電体多層膜を真空蒸着やスパッタリングで堆積した構造、若しくは高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でもかまわない。更に、光学媒体25の後面に反射率の高い金属薄膜や誘電体多層膜を真空蒸着やスパッタリングで直接堆積した構造や、反射率の高い金属薄膜を鍍金により形成した構造やこれらの複合膜でもかまわない。
背面鏡55には、第1のピン27及び第2のピン28を絶縁体93,94を介して貫通させる穴があいている。絶縁体93,94により、導電性の背面鏡55により第1のピン27と第2のピン28とを電気的に短絡しないようにしている。第1のピン27に接続されたリード91、及び第2のピン28に接続されたリード92を介して光源1に電力が供給される。光源1から左方向(表方向)に出力する光は、所定の発散角で指向性を有して出射面3から出力される。一方、光源1から右方向(裏方向)に出力する光は、背面鏡55で反射され、光源1の表面から左方向に出力される。結局、光源1の右方向(裏方向)に出力する光も、頂部近傍が凸形状の出射面3により所定の発散角が与えられる。
光学媒体25の凹部6の凹部側壁5は、光源1を収納出来るように、直径(内径)2.5〜4mmφの円筒形状(井戸型形状)となっている。この光学媒体25は両端面が球面で中央部が円柱形状をなしている。円柱形状部分の直径(外径)は、10〜30mmφである。光学媒体25の直径(外径)は、本発明の第2の実施の形態に係る発光体の使用目的に応じて選択出来る。従って、10mmφ以下でも、30mmφ以上でもかまわない。
光源1として白熱球を用いる場合は、光学媒体25としては、透明で耐熱性に優れたプラスチック材料、耐熱ガラス材料等が好ましい。有色の耐熱性樹脂や蛍光材料を含んだ耐熱樹脂等も使用可能である。光源1としてLED等の半導体発光素子を用いる場合は、発熱量がはるかに少ないので、アクリル樹脂等の耐熱性の劣る材料が使用可能である。アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂は、光学媒体25を大量生産するのに好適な材料である。即ち、一度金型を作り、この金型により押出成形若しくは射出成形すれば光学媒体25が簡単に大量生産出来る。ガラス材料としては、耐熱性が必要ならば石英ガラスが好ましい。その他、光源1の特性に応じて、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料を選定可能である。或いは、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料を用いてもかまわない。
本発明の第2の実施の形態においては、光源1が光学媒体25の凹部6にほぼ完全に閉じこめられ、光学媒体25の後面には、背面鏡55が配置されている。井戸型の凹部6に着目すれば、底部の入射面2以外の凹部6の凹部側壁5も、有効な光の入射部として機能し、凹部側壁5を透過した迷光成分は、背面鏡55で反射され、最終的には出射面3側から出力可能である。また、光源1と光学媒体25の凹部6との間にはそれぞれの界面で反射し、種々の方向に多重反射した迷光成分も存在する。これらの迷光成分も、本発明の第2の実施の形態においては、井戸型の凹部6の内部に閉じこめられ、背面鏡55により内部で反射し、出射面3側に導かれる。この結果、これらの迷光成分がすべて最終的には出射面3から出力される。
この様にして、本発明の第2の実施の形態に係る発光体によれば、レンズとしての光学媒体25の大型化を伴うことなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることができる。この照度は従来公知のレンズ等の光学系では達成不可能な照度である。この様に、本発明の第2の実施の形態に係る発光体によれば、従来の技術常識では全く予測出来ない照度を、図4に示すような小型且つ簡単な構造で、実現出来る。
なお、本発明の第2の実施の形態に係る発光体に用いる光源1としては、白熱球や小型放電管、無極放電ランプの他、半導体発光素子が使用可能である。無極放電ランプの場合、背面鏡55をマイクロ波の給電手段に用いることができる。従って、マイクロ波の波長を考えて、共振波長となるように背面鏡55の寸法を選べば良い。無極放電ランプの寸法は、マイクロ波の周波数が高くなればなるほど小さくなり、放電効率が上昇する。従って、ミリ波帯以上の高周波のマイクロ波が好ましい。半導体発光素子としては、種々の色(波長)の両面発光LEDが使用可能である。但し、懐中電灯のような照明目的のためには、白色LEDが人間の目には自然であるので好ましい。白色LEDは種々の構造のものが使用出来る。例えば、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3枚の両面発光型LEDチップを透明基板上に縦に積層、若しくは点光源と見なせる距離に互いに近接配置して構成しても良い。そして、この白色LEDを、図4に示す光源1として用い、本発明の第2の実施の形態に係る発光体を構成し、白色光源1に対して所定電圧が印加できるように電池ケースとこの電池ケースの中の電池(例えば単3電池)を収納すれば、ペンタイプの細身の懐中電灯(携帯用照明器具)が完成する。この電池の陽極及び陰極にそれぞれ、白色光源1の電極を接続する構造とすれば良いのである。この結果、簡単な構造で、製造単価の低い懐中電灯(携帯用照明器具)が提供出来る。この懐中電灯(携帯用照明器具)は、長期間に渡る安定性と信頼性に優れ、特に、電力消費量が少ないため、電池の寿命が長いという従来予測出来なかった優れた特性を有する。なお、RGBの3枚のLEDチップを集積化した場合には、RGBのそれぞれの発光強度を調整し、混合することにより、可視光帯スペクトルのすべての色が発生出来る。この場合、実際には、製造工程上のばらつきにより、色むらが発生する場合があるが、背面鏡55で、RGBのLEDチップからの光をそれぞれ反射し、混合することにより、各色のバランスを取り、色むらを解消出来る利点を有する。
本発明の第2の実施の形態に係る発光体は、小型な構造で、所望の平行性と照度を簡単に得ることができるので、カメラ内蔵のストロボとして使用出来る。この場合、キセノンランプやハロゲンランプを光源として用いれば良い。また、第2の実施の形態に係る発光体を複数個配列して照明器具等を構成出来る。この場合は、1次元的、2次元的、或いは3次元的な配列が可能である。例えば、10個程度の発光体を束にして、写真撮影の際のフラッシュを構成出来る。
更に、図2と同様に、光学媒体(第1の光学媒体)25の外側に第2の光学媒体を配置し、更に、第2の光学媒体の外側に第3の光学媒体,・・・・・を配置すれば、光源1の光のビーム径を更に広い照射面積となるように拡大することが可能である。第2の光学媒体は、第1の光学媒体25と同様に、光の波長に対して透明の固体からなり、第1の光学媒体25を収納するための凹部と、出射面とを具備している。また、第3の光学媒体は、第2の光学媒体を収納するための凹部を有するようにしておけば良い。図4において、光学媒体25の出射面3は、凸形状の出射面3を有している。しかし、図4は例示であり、湾曲面は、目的に応じて、種々の形状が採用可能であり、図3と同様な凹形状の出射面3を有す光学媒体でも良い。凹形状の湾曲面を出射面3(発光面)に用いると、光は分散する傾向になるので、種々のバックライト(間接照明系)に好適な均一性を得ることができる。
(第3の実施の形態)
自転車用ランプとしてはダイナモ式よりも電池方式の方が好ましいことは冒頭で述べた。自転車用ランプとして要求されるのは、十分な明るさと、電池の寿命が長いことである。電池の寿命を長くするために、消費電力が少ない光源が好ましい。この点ではLEDを用いれば良い。しかし、LEDは一般に照度が足りない。本発明の第3の実施の形態では、LEDを使って且つ十分な明るさが得られる発光体について説明する。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。図5に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る発光体は、所定の波長の光を発する複数の光源(第1乃至第4光源)1a〜1dと、この第1乃至第4光源1a〜1dを、それぞれ独立に収納し、それぞれの主発光部をほぼ完全に覆う光学媒体26とから少なくとも構成されている。第1乃至第4光源1a〜1dを、それぞれ独立に収納するために、光学媒体26には複数の独立した井戸型の凹部(第1乃至第4凹部)6a〜6dが設けられている。
井戸型の第1乃至第4凹部6a〜6dは、それぞれ独立した第1乃至第4入射面2a〜2dと、この第1乃至第4入射面2a〜2dを底部とし、底部に連続して形成され、互いに独立した第1乃至第4凹部側壁5a〜5dとから構成されている。複数の入射面2a〜2dから入射した複数の光を出射する出射面3は、単一の湾曲面から構成されている。光伝送部4は、第1乃至第4入射面2a〜2dと出射面3とを接続し、光源から発せられた光の波長に対して透明の固体からなる光伝送部4とを有する。
第1乃至第4光源1a〜1dは、例えば、最大部の直径(外径)2〜3mmφの弾丸型LEDである。光学媒体26は、断面が図5に示すような蒲鉾型の形状である。光学媒体26中に設けられた第1乃至第4凹部6a〜6dのそれぞれの第1乃至第4凹部側壁5a〜5dは、第1乃至第4光源(弾丸型LED)1a〜1dの主発光部を収納出来るように、直径(内径)2.5〜4mmφの円筒形状(井戸型形状)となっている。図示を省略しているが、第1乃至第4光源1a〜1dと光学媒体26とを固定するために、第1乃至第4光源1a〜1dと第1乃至第4凹部6a〜6dとの間には、それぞれ厚さ0.2〜0.5mm程度のスペーサが挿入されている。蒲鉾型の光学媒体26の幅は、本発明の第3の実施の形態に係る発光体の使用目的に応じて選択出来る。従って、30mmφ以下でも、100mmφ以上でもかまわない。また、図1では、4つの光源1a〜1dが示されているが、光源の数は、5つ以上であっても、3つ以下でもかまわない。しかし、自転車用であれば3乃至5程度で十分である。また、図5では同一平面レベルに、4つの光源1a〜1dを2次元配置した構造であるが、2層構造とし、上層に第1及び第2光源1a,1b、下層に第3及び第4光源1c,1dを配置した3次元配置でもかまわない。更に、第2の実施の形態と同様に、第1乃至第4光源1a〜1dに対し、それぞれ第1乃至第4背面鏡を設けても良い。
自転車用ランプや懐中電灯のような照明目的のためには、第2の実施の形態において説明したように、白色LEDが人間の目には自然であるので好ましい。白色LEDは、第2の実施の形態において説明したような、RGBの3枚のLEDチップが一つのパッケージ内に、縦に積層、若しくは互いに近接配置した構造を採用すれば良い。即ち、弾丸型の樹脂封止体の内部に、それぞれRGBの3枚のLEDチップを実装した第1乃至第4の白色LEDを用意すれば良い。そして、第1乃至第4白色LEDに対して、それぞれ所定電圧が印加できるように電池ケースとこの電池ケースの中の電池(例えば単3電池)を収納すれば、自転車用ランプが完成する。この自転車用ランプは、自転車のハンドル等に取り付けるためのアタッチメントを設けておけば良いことは勿論である。この電池の陽極及び陰極にそれぞれ、第1乃至第4光源1a〜1dとしての第1乃至第4白色LEDの電極を接続する構造とすれば良いのである。この結果、簡単な構造で、製造単価の低い自転車用ランプや懐中電灯が提供出来る。この自転車用ランプや懐中電灯は、長期間に渡る安定性と信頼性に優れ、特に、電力消費量が少ないため、電池の寿命が極めて長い。
本発明の第3の実施の形態に係る光学媒体26は、空気の屈折率nとは異なる屈折率n有する。光学媒体26の第1乃至第4凹部6a〜6dの第1乃至第4凹部側壁5a〜5dも、第1乃至第4光源1a〜1dに対する有効な光の入射部として機能し得る。第1乃至第4光源1a〜1dと光学媒体26の第1乃至第4凹部6a〜6dとの間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっている。従来公知のレンズ等の光学系では、これらの迷光成分は、照明に寄与出来るように取り出すことはできない。しかし、これらの迷光成分も、本発明の第3の実施の形態においては、第1乃至第4凹部6a〜6dの内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与出来る成分となり得る。この様に、本発明の第3の実施の形態においては、第1乃至第4光源1a〜1dが光学媒体26の第1乃至第4凹部6a〜6dにほぼ完全に閉じこめられているので、第1乃至第4光源1a〜1dから発せられる迷光成分も含めて、すべての出力光が有効に照明に寄与出来るようになる。
この様にして、本発明の第3の実施の形態に係る発光体によれば、自転車用ランプとしての使用可能な所望の平行性を有した光束を確保し、且つ所望の照度を簡単に得ることができる。この照度は従来公知のレンズ等の光学系では達成不可能な照度である。この様に、本発明の第3の実施の形態に係る発光体によれば、従来の技術常識では全く予測出来ない照度を、図5に示すような簡単な構造で、実現出来る。
本発明の第3の実施の形態に係る発光体に用いる光学媒体26としては、透明プラスチック材料、ガラス材料等が使用可能で、有色の樹脂や蛍光材料を含んだ樹脂等も使用可能である。この内、アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂は、光学媒体26を大量生産するのに好適な材料である。即ち、一度金型を作り、この金型により押出成形若しくは射出成形すれば光学媒体26が簡単に大量生産出来る。ガラス材料としては、石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、鉛ガラス等の種々のガラス材料が使用可能である。或いは、ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料を用いてもかまわない。第1乃至第4光源1a〜1dとして、LEDの他に、ハロゲンランプ等の白熱球、或いは小型放電管、無極放電ランプ等の他の光源も使用可能である。ハロゲンランプ等の発熱を考慮すると、発熱を伴う光源の場合は、光学媒体26は、耐熱性光学材料が好ましい。耐熱性光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリカーボネイト樹脂等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。ZnO、ZnS、SiC等の結晶性材料でも良い。
冒頭で述べたような無点灯走行による交通事故を防止するためには、明度センサを設け、暗くなったら自動的に点灯するようにすれば良い。LEDは消費電力が少ないので無人の状態で点灯していてもかまわない。しかし、より電池の寿命を長くするためには、サドル及び(又は)ペダルに加重センサを設け、運転時のみ点灯するようにすれば良い。即ち、明度センサの信号と加重センサの信号の論理積(AND)回路を設け、暗く、且つ運転時のみの場合に自動点灯し、加重センサの信号が消えたら自動消灯するようにすれば良い。
(第4の実施の形態:棒状発光体)
図6(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る棒状発光体を示すための軸方向に沿った模式的な断面図で、図6(b)は図6(a)のA−A方向から見た断面図である。図6に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る発光体は、互いに対向配置され、所定の波長の光を発する第1の光源41及び第2の光源42と、これらの第1の光源41及び第2の光源42を、それぞれの主発光部をほぼ完全に覆うような第1及び第2の井戸型の凹部を具備した第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52とから少なくとも構成されている。
即ち、第1の光学媒体51は、第1の入射面を底部とし、この底部に連続して形成された凹部側壁とから構成された第1の井戸型の凹部と、第1の入射面から入射した光を出射する第1の出射面と、第1の入射面と第1の出射面とを接続し、第1の光源41から発せられた光を伝送する第1の光伝送部とを少なくとも有する。一方、第2の光学媒体52は、第2の入射面を底部とし、この底部に連続して形成された凹部側壁とから構成された第2の井戸型の凹部と、第2の入射面から入射した光を出射する第2の出射面と、第2の入射面と第2の出射面とを接続し、第2の光源42の発する光を伝送する第2の光伝送部とを少なくとも有する。
図6(a)に示すように、第1の光学媒体51の第1の出射面は、4つの傾斜面と3つ平坦面からなる連続段差形状部からなる湾曲面を有している。同様に、第2の光学媒体52の第2の出射面は、4つの傾斜面と3つ平坦面からなる連続段差形状部からなる第2の出射面を有している。そして、第1及び第2の出射面とが互いに対向配置することにより、出力光がそれぞれの傾斜面を介して、図6(a)の上方に出射するように構成されている。但し、連続段差形状部を構成する傾斜面及び平坦面の個数は、設計上任意に選択可能である。また、第1及び第2の出射面を構成する第2及び第2の出射面は所定の曲率半径を有したなだらかな湾曲面でも良い。光を特定方向(図6(a)の上方に)に発するためには、第1及び第2の出射面からの出力光の方向の反対側に反射板72を配置することが好ましいことは勿論である。図6(a)において、反射板72は第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52を搭載する支持基板の役割をも果たしている。更に、図6に示すように、これらの反射板72、第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52等は円筒形状の外側カバー71の内部に収納されている。また、第1の光源41及び第2の光源42は、第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52のそれぞれの凹部に接続された第1の終端部34及び第2の終端部35により固定されている。
なお、第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52とは、薄い透明材料で互いに連続するように構成しても良い。即ち、第1の光学媒体51、第2の光学媒体52、及び接続部の薄い透明材料を同一材料とすることにより、一体で構成することも可能である。
本発明の第4の実施の形態に係る棒状発光体は、丁度、第1の実施の形態に係る発光体を2つ用意し、互いに対向配置した構造と解釈することも可能である。
即ち、第1の光源41及び第2の光源42は、白熱球、小型放電管、無極放電ランプ、半導体発光素子のいずれでもかまわない。半導体発光素子としては、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。但し、照明目的のためには、白色LEDが人間の目には自然であるので好ましいであろう。この様に、互いに対向した第1の光源41及び第2の光源42を配置することにより、照明装置に適した棒状(1次元形状)の発光体を形成出来る。本発明の第4の実施の形態に係る第1の光学媒体51及び第2の光学媒体52としては、光源1の発熱を考慮すると、耐熱性光学材料が好ましい。耐熱性光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、メタクリル樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料でも良い。なお、光源1として、LED等の半導体発光素子を用いる場合は、発熱作用を伴わないので、アクリル樹脂等の、耐熱性が弱い樹脂を使用することが可能である。
本発明の第4の実施の形態においては、第1の光源41及び第2の光源42が、それぞれ、第1及び第2の凹部にほぼ完全に閉じこめられているので、これらの光源41,42からの迷光成分が有効に照明に寄与出来るようになる。また、第1の光源41と第1の光学媒体51の第1の凹部との間、及び第2の光源42と第1の光学媒体52の第2の凹部との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっているが、これらの迷光成分も、凹部の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与出来る成分となり得る。
(第5の実施の形態:面状発光体)
図7(b)は、本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体の模式的な上面図で、図7(a)は図7(b)のB−B方向から見た模式的な断面図である。
図7に示すように、本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体は、互いに対向配置された複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・と、これら複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・の周囲を、それぞれの主発光部をほぼ完全に覆う、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62とから構成されている。
第1の光学媒体61は、第1の入射面と、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・から発せられる光の波長に対して透明の固体からなる第1の光伝送部と、入射面を底部に有し、第1の光源41の主発光部を収納するための複数個の第1の凹部と、入射面から入射した光を第1の光伝送部を介して出射する第1の出射面とを具備している。 一方、第2の光学媒体62は、第2の入射面からなる第2の入射面と、複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・から発せられる光の波長に対して透明の固体からなる第2の光伝送部と、第2の入射面を底部に有し、第2の光源42の主発光部を収納するための複数個の第2の凹部と、第2の入射面から入射した光を第2の光伝送部を介して出射する第2の出射面からなる第2の出射面とを具備している。第1及び第2の凹部は井戸型形状をなしている。
図7(a)に示すように、第1の光学媒体61の第1の出射面は、4つの傾斜面と3つ平坦面からなる連続段差形状部からなる湾曲面を有している。同様に、第2の光学媒体62の第2の出射面は、4つの傾斜面と3つ平坦面からなる連続段差形状部からなる第2の出射面を有している。そして、第1及び第2の出射面とが互いに対向配置することにより、出力光がそれぞれの傾斜面を介して、図7(a)の上方に出射するように構成されている。但し、第1及び第2の出射面を構成する第2及び第2の出射面は所定の曲率半径を有したなだらかな湾曲面でも良い。光を特定方向(図7(a)の上方に)に発するためには、第1及び第2の出射面からの出力光の方向の反対側に反射板72を配置することが好ましいことは勿論である。図7(a)において、反射板72は第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62を搭載する支持基板の役割をも果たしている。更に、図7に示すように、これらの反射板72の下には底板37が配置され、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62の上方には、外側カバー38が設置されている。また、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・は、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62のそれぞれの凹部に接続された外周部36と底板37とにより固定されている。図示を省略しているが、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・と外周部36若しくは底板37と間には所定のスペーサが挿入されている。同様に、複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・と外周部36若しくは底板37と間には所定のスペーサが挿入され、固定されている。
なお、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62とは、薄い透明材料で互いに連続するように構成しても良い。即ち、第1の光学媒体61、第2の光学媒体62、及び接続部の薄い透明材料を同一材料とすることにより、一体で構成することも可能である。
本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体は、丁度、第4の実施の形態に係る棒状発光体を並列配置した構造と解釈することも可能である。複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・は、白熱球、小型放電管、無極放電ランプ、半導体発光素子のいずれでもかまわない。同様に、複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・は、白熱球、小型放電管、無極放電ランプ、半導体発光素子等の光源である。半導体発光素子としては、種々の色(波長)のLEDが使用可能である。但し、照明目的のためには、白色LEDが好ましい。これらの光源41a,41b,41c,・・・・・,及び42g,42h,42i,・・・・・のそれぞれの主発光部の頂部は、図7(a)に示すように、凸形状の湾曲面を有している。光源からの光は、所定の発散角で図7(a)において、それぞれ対向して左右方向に出力する。この様に、互いに対向した複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・を配置することにより、照明装置に適した板状(2次元形状)の発光体を形成出来る。本発明の第5の実施の形態に係る第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62としては、光源1の発熱を考慮すると、耐熱性光学材料が好ましい。耐熱性光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、メタクリル樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料でも良い。なお、光源1として、LED等の半導体発光素子を用いる場合は、発熱作用を伴わないので、アクリル樹脂等の、耐熱性が弱い樹脂を使用することが可能である。
本発明の第5の実施の形態においては、第1の実施の形態において既に説明したように、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・が、それぞれ、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62の凹部にほぼ完全に閉じこめられているので、これらの光源からの迷光成分が有効に照明に寄与出来るようになる。また、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・と第1の光学媒体61の凹部との間、及び複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・と第1の光学媒体62の凹部との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっているが、これらの迷光成分も、凹部の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与出来る成分となり得る。
この様にして、本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体によれば、少ない個数の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・,42g,42h,42i,・・・・・を用いて、室内照明やパーソナルコンピュータ等の液晶表示装置のバックライト照明に使用可能な、所望の照度を簡単に得ることができる。
なお、図7においては、複数個の第1の光源41a,41b,41c,・・・・・を左側に、複数個の第2の光源42g,42h,42i,・・・・・を右側に配置し対向配置しているが、更に同様な複数個の第3の光源を図7に示す矩形の上辺に沿って配置し、数個の第4の光源を図7に示す矩形の下辺に沿って配置し、4辺を光源の配列で囲むような構成でもかまわない。
また、図7においては、第1の光学媒体61及び第2の光学媒体62とが、第1及び第2の出射面とを互いに対向するようにして平行配置されているが、4辺を光源の配列で囲むような構成では、同心四角形若しくは同心円上に段差部や曲面部を配列しても良い。例えば、円錐や半球状の斜面からほぼ均一に内側方向に光路を形成するように、幾何学的形状を設計しても良い。即ち、4辺のそれぞれに配列された複数の光源から発せられた光が、互いに中心線方向の傾斜の光路を維持しながら、図7(a)の上方に出射するような光学系を構成しても良い。同心四角形若しくは同心円上に段差部や曲面部を配列する場合は、光学媒体は一体で形成出来る。
(第6の実施の形態:面状発光体)
既に、第1及び第2の実施の形態において、本発明の発光体を複数個配列して照明器具等を構成出来ることを説明した。本発明の第6の実施の形態では、発光体の複数個配列の応用例について述べる。
図8に示すように、本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体は、所定の波長の光を発する複数の光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236と、光源の主発光部を収納し、光源の光を一定の指向性で出射する複数の光学媒体111,112,113,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136と、複数の光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12と、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。そして、本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。複数の光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、後板15により互いに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板)及び後板15により3角柱状の空洞が形成されている。図示を省略しているが、複数の光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236は、光源ソケットに接続され、所定の電圧が印加される。この複数の光学媒体111,112,113,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136の束は、これを単独で用いても、種々の照明器具や信号灯として採用出来る。
本発明の第6の実施の形態に係る光学媒体116は、第1の実施の形態において図1を用いて示したと同様の構造をしている。他の複数の光学媒体112,113,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136についても図1と同様の構造である。本発明の第6の実施の形態に係る複数の光学媒体111,112,113,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136としては、光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236の発熱を考慮すると、耐熱性光学材料が好ましい。耐熱性光学材料としては、石英ガラス、サファイアガラス等の耐熱ガラスが好ましい。或いは、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリエーテルエステルアミド樹脂、メタクリル樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂、パーフルオロアルキル基を有する高分子材料等の耐熱性樹脂等の耐熱性光学材料が使用可能である。酸化亜鉛(ZnO)、硫化亜鉛(ZnS)、炭化珪素(SiC)等の結晶性材料でも良い。なお、光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236として、LED等の半導体発光素子を用いる場合は、発熱作用を伴わないので、アクリル樹脂等の、耐熱性が弱い樹脂を使用することが可能である。
主反射板12、第1及び第2の側面反射板は、アルミニウム(Al)、真鍮、ステンレス等の金属の表面を研磨したものでも、更に、これらの表面にニッケル(Ni)鍍金や金(Au)鍍金を施したものでも良い。或いは、樹脂基板の表面にAl箔等の反射率の高い金属薄膜や高反射性ポリエステル白色フィルム等を接着した構造でもかまわない。半透明板11としては、高屈折率の白色微粉体例えばTiO,CaCO,BaSOを樹脂等に分散させた樹脂板状体などの乳半板を用いれば良い(より具体的にはメタクリル樹脂乳半板等を用いれば良い。)。また半透明板11は、乳半板或いは透明板の表面を粗面加工したもの、透明成形材料に他の光散乱粒子を混練し成形した樹脂板であっても良い。或いは、片面或いは両面に艶消しなどの粗面加工が施された樹脂フィルムを表面に貼りつけて半透明板11を構成しても良い。更に、半透明板11は光源の発光色に応じて、有色若しくは透明材料を採用可能である。
本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体によれば、光源の数を多数必要とすることなく、広い面積に渡り均一且つ所望の照度を得ることが可能である。
なお、図8においては、複数の光学媒体111,・・・・・,116,121,・・・・・,126,131,・・・・・,136は、3×6マトリクス状に配置されているが、この様にマトリクス状配置に限定する必要はない。例えば、1層目の複数の光学媒体131,・・・・・,136と2層目の複数の光学媒体121,・・・・・,126とが互いに1/2ピッチずれ、2層目の複数の光学媒体121,・・・・・,126と3層目の複数の光学媒体111,・・・・・,116とが同様に互いに1/2ピッチずれた最稠密配置でも良いことは勿論である。
(第7の実施の形態:面状発光体)
図9(a)に示すように、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体は、複数の井戸型の凹部とこの凹部に対向した複数の凸部を有する一体型光学媒体31と、複数の井戸型の凹部に収納された所定の波長の光を発する複数の光源211,212,213,・・・・・,216,221,・・・・・,226,231,・・・・・,236と、複数の凸部からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12(但し図9(a)の鳥瞰図においては裏面側になるので主反射板は明示されていない。)と、主反射板12と一定の角度をなして配置され、主反射板12で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。そして、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図9(a)の鳥瞰図において裏面側になるので図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。一体型光学媒体31は、後板15によりに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板)及び後板15により3角柱状の空洞が形成されているのは第6の実施の形態と同様である。他は、第6の実施の形態での記載と重複するので、その説明を省略する。
この様に、一体型光学媒体31を用意することにより、面状発光体の組立が容易になる。従って、第6の実施の形態において、多数の光学媒体を個別に製造する場合に比し、生産性が向上する。この一体型光学媒体31は、これを単独で(裸で)用いても、十分な明るさとビームの平行性を有するので、種々の照明器具や信号灯として採用出来る。
図9(b)は本発明の第7の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。図9(a)に示す一体型光学媒体31の外周面は複数の円柱面からなる波形形状であるが、図9(b)に示す一体型光学媒体32の外周面は平坦な面から構成されている点が異なる。他は、図9(a)に示すは本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。
図10は本発明の第7の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図で、図9(b)に示す一体型光学媒体32をユニットとして、2つのユニットを集合して大面積の面状発光体を構成した例である。即ち、図10においては、第1の一体型光学媒体32aと第2の一体型光学媒体32bとが隣接して配置されている。そして、第1の一体型光学媒体32aの複数の凹部には18個の光源211a,212a,213a,・・・・・,216a,221a,・・・・・,226a,231a,・・・・・,236aが、第2の一体型光学媒体32bの複数の凹部には他の18個の光源211b,212b,213b,・・・・・,216b,221b,・・・・・,226b,231b,・・・・・,236bがそれぞれ収納されている。そして、図10に示す本発明の第7の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体は、更に平面鏡からなる主反射板8と、主反射板8と一定の角度をなして配置され、主反射板8で反射した光を透過する半透明板16とを少なくとも有する。主反射板8及び半透明板16は、図9(b)に示す主反射板12及び半透明板11の2倍の面積である。
図11は本発明の第7の実施の形態の更に他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図で、図9(b)に示す一体型光学媒体32をユニットとして、4つのユニットを集合し、図10よりも更に大面積の面状発光体を構成した例である。即ち、図11においては、第1の一体型光学媒体32aと第2の一体型光学媒体32bとの隣接構造の下に、第3の一体型光学媒体32c及び第4の一体型光学媒体32dとの隣接構造が配置された積層構造が形成されている。そして、図11に示す面状発光体は、更に平面鏡からなる主反射板9と、主反射板9と一定の角度をなして配置され、主反射板9で反射した光を透過する半透明板18とを少なくとも有する。主反射板9及び半透明板18は、図9(b)に示す主反射板12及び半透明板11の4倍の面積にすることも可能である。また、角度を選べば4倍の面積にしなくても良い。
(第8の実施の形態:面状発光体)
図12に示すように、本発明の第8の実施の形態に係る面状発光体は、複数の光源211,・・・・・と、光源の主発光部を収納し、光源の光を一定の指向性で出射する複数の光学媒体311,312,313,321,322,331,332,333と、複数の光学媒体からの光を反射する平面鏡からなる主反射板12と、主反射板と一定の角度をなして配置され、主反射板で反射した光を透過する半透明板11とを少なくとも有する。複数の光学媒体311,312,313,321,322,323,331,332,333は、本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体の光学媒体とは異なり、横方向に拡がった扁平な構造である。複数の光学媒体311,312,313と複数の光学媒体321,322とは互いに1/2ピッチずれて積層されている。更に、複数の光学媒体321,322と複数の光学媒体331,332,333とは、同様に互いに1/2ピッチずれて積層されている(但し、本発明の第6の実施の形態と同様な3×3マトリクス状に配置しても良いことは勿論である。)。そして、本発明の第8の実施の形態に係る面状発光体は、更に主反射板12と半透明板11との間に側面反射板(第1の側面反射板)13が設けられている。図示を省略しているが、側面反射板13に対向してもう一枚別の側面反射板(第2の側面反射板)が設けられている。複数の光源211・・・・・は、後板15により互いに固定されている。主反射板12、半透明板11、側面反射板(第1の側面反射板)13、別の側面反射板(第2の側面反射板及び)後板15により3角柱状の空洞が形成されている。
図12(b)に示すように、本発明の第8の実施の形態に係る扁平な光学媒体311は長軸W及び短軸Hを有している。そしてこの扁平な光学媒体311は、光源211の主発光部をほぼ完全に覆うように構成されている。他の複数の扁平な光学媒体312,313,321,322,323,331,332,333についても同様である。扁平な光学媒体311の中心軸には、光源211の主発光部を収納するための井戸型の凹部が設けられ、この凹部は、入射面として機能する底部と入射面に対向して配置され、光を出射する出射面を有する。光源211が扁平な光学媒体311の凹部にほぼ完全に閉じこめられているので、これらの迷光成分が有効に照明に寄与出来るようになる。即ち、入射面(底部)以外の凹部側壁も、有効な光の入射部として機能し得るのである。また、光源211と扁平な光学媒体311の凹部との間にはそれぞれの界面で反射した光の成分が多重反射し、迷光成分となっている。これらの迷光成分も、本発明の第8の実施の形態においては、凹部の内部に閉じこめられているので、最終的には、照明に寄与出来る成分となり得る。この様にして、本発明の第8の実施の形態に係る扁平な光学媒体311によれば、光源211の数を多数必要とすることなく、照明に寄与する光ビームとして所望の照射面積の光束を確保し、広い面積に渡り均一且つ所望の照度を簡単に得ることができる。
他は、第6の実施の形態での記載と重複するので、その説明を省略する。
(第9の実施の形態:面状発光体)
本発明の第6乃至第8の実施の形態においては、一方向に光が出射する片面型の面状発光体について説明した。互に反対方向となる二方向に光が出射する両面型の面状発光体は、単純には片面型の面状発光体を互いに背中合わせに貼り合わせせれば良い。
図13は、本発明の第9の実施の形態として、他の両面型の面状発光体を示す図である。即ち、図13においては、第1の一体型光学媒体33aと第2の一体型光学媒体33bとが平面鏡からなる主反射板43を介して、互いに対向配置されている。主反射板43は両面ミラーであり、第1の一体型光学媒体33aと第2の一体型光学媒体33bとの間に斜めに配置されている。そして、第1の一体型光学媒体33aには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には図示を省略した18個の光源が挿入されている。同様に、第2の一体型光学媒体33bには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には他の18個の光源211b,212b,213b,・・・・・,216b,221b,・・・・・,226b,231b,・・・・・,236bがそれぞれ収納されている。そして、図13に示す本発明の第9の実施の形態に係る両面型の面状発光体は、更に主反射板43と一定の角度をなして配置され、主反射板43で反射した光を透過する第1の半透明板73と、この第1の半透明板73と平行方向で、且つ主反射板43に関して反対方向に配置された第2の半透明板74を少なくとも有する。図13において、主反射板43の表面で反射された光は上方に、主反射板43の裏面で反射された光は下方に出射する。他は、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。
本発明の第9の実施の形態によれば、光源の数を多数必要とすることなく、均一且つ所望の照度の両面型の面状発光体を簡単に提供出来る。
(第10の実施の形態:面状発光体)
図14は、本発明の第10の実施の形態として、他の片面型の面状発光体を示す図である。即ち、図14においては、第1の一体型光学媒体34aと第2の一体型光学媒体34bとが、Λ型の主反射板を介して、互いに対向配置されている。Λ型の主反射板は、平面鏡からなる第1の主反射板85と第2の主反射板86とから構成されている。第1の主反射板85は、主に第1の一体型光学媒体34aからの光を反射する平面鏡であり、第2の主反射板86は、主に第2の一体型光学媒体34bからの光を反射する平面鏡である。そして、第1の一体型光学媒体34aには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には図示を省略した18個の光源が挿入されている。同様に、第2の一体型光学媒体34bには18個の凹部が設けられ、この18個の凹部には他の18個の光源511b,・・・・・,516b,521b,・・・・・,526b,531b,・・・・・,536bがそれぞれ収納されている。そして、図14に示す本発明の第10の実施の形態に係る面状発光体は、更に第1の主反射板85と第2の主反射板86と一定の角度をなして配置され、第1の主反射板85と第2の主反射板86で反射した光を透過する半透明板53を有している。この半透明板53と平行方向で、且つ第1の主反射板85と第2の主反射板86に関して反対方向には、底板54が配置されている。図14に示すように、第1の主反射板85と第2の主反射板86との接続部、即ちΛ型の頂部は、一定の距離dをなして、半透明板53から離間している。半透明板53から一定の距離d離間させることにより、Λ型の頂部の陰が半透明板53の表面から観察されないようにできる。他は、本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。
本発明の第10の実施の形態に係る面状発光体によれば、光源の数を多数必要とすることなく、長手方向に長い寸法を有した広い面積を均一に照明出来る。
図15は、本発明の第10の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。図15においては、中央部に平面鏡からなる第1の主反射板81、第2の主反射板82、第3の主反射板83及び第4の主反射板84とからなるピラミッド(四角錐)が配置され、この四角錐の4つの底辺に沿って、それぞれ12個の光学媒体が3層積層された3×12=36個の光学媒体の集合からなる壁が設けられている。即ち、第1の主反射板81を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、光学媒体622d,621d,620d,・・・・・,722d,・・・・,822dが積層され、第2の主反射板82を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、光学媒体611c,612c,613c,・・・・・,622c,711c,・・・・・,811c,・・・・が積層されている。更に、第3の主反射板83を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、光学媒体611b,・・・・・,622b,711b,・・・・・722b,811b,・・・・,822bが積層され、第4の主反射板84を構成する2等辺三角形の底辺に沿って、光学媒体611a,・・・・・,622a,711a,・・・・・,722a,811a,・・・・,822aが積層されている。光学媒体611b,・・・・・,622b,711b,・・・・・722b,811b,・・・・,822b及び光学媒体611a,・・・・・,622a,711a,・・・・・,722a,811a,・・・・,822aの内部には、それぞれ光源631b,・・・・・,642b,731b,・・・・・742b,831b,・・・・,842b及び光源631a,・・・・・,642a,731a,・・・・・,742a,831a,・・・・,842aが収納されている。図示を省略しているが、光学媒体622d,621d,620d,・・・・・,722d,・・・・,822d及び光学媒体611c,612c,613c,・・・・・,622c,711c,・・・・・,811c,・・・・についてもそれぞれ光源が収納されていることは勿論である。この様にして、四角錐の周りを、3×12×4=144個の光学媒体の集合からなる壁が取り囲み、3×12×4=144個の光源が配置されている。そして、図15に示すように、更に第1の主反射板81、第2の主反射板82、第3の主反射板83及び第4の主反射板84と一定の角度をなして配置され、第1の主反射板81、第2の主反射板82、第3の主反射板83及び第4の主反射板84で反射した光を透過する半透明板79を有している。この半透明板79と平行方向で、且つ第1の主反射板81、第2の主反射板82、第3の主反射板83及び第4の主反射板84に関して反対方向には、底板65が配置されている。図示を省略しているが、図14と同様に、四角錐の頂部は、一定の距離dをなして、半透明板79から離間している。半透明板79から一定の距離d離間させることにより、四角錐の頂部の陰が半透明板79の表面から観察されないようにできる。他は、本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体と同様であるから、重複した説明を省略する。また、図14と同様に一体型光学媒体を用いて、四角錐の周り取り囲むような構成も可能である。
図15に示す本発明の第10の実施の形態の変形例に係る面状発光体によれば、比較的薄型で大面積の面状発光体が提供出来る。このような大面積の面状発光体になればなるほど、光源の個数の削減効果が顕著になる。即ち、本発明の第10の実施の形態の変形例に係る面状発光体では、光学媒体を使わない場合に比して1/4乃至1/10程度以下の個数の光源を用いるのみで良いので、数百個レベルの光源の個数の削減が可能になり、面積当たりの単価が安くなる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1乃至第10の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、光学媒体2,21,24等の外側形状は、必ずしも光学的に平坦である必要はなく、クリスタルグラスのように、細かい凹凸を設けたものでもかまわない。細かい凹凸を設ければ、出力光は四方八方に発散するので、バックライト照明や間接照明の場合には、好都合である。
また、図16に示すように入射面2と出射面3との間に異なる色の光伝送部4R,4G,4Bを形成しても良い。ここでは、光伝送部4Rは赤色の、光伝送部4Gは緑色の、光伝送部4Bは青色の光伝送部であるが、他の色でもかまわない。また、3つの異なる色に限られず、4つ以上若しくは2つ以下でもかまわない。2つ以下というのは、光伝送部のみが着色ガラスで、残余の光学媒体25の部分は透明ガラスの場合や、残余の光学媒体25の部分が、光伝送部とは異なる色の着色ガラスの場合等を含む意である。逆に、光伝送部のみが透明ガラスで、残余の光学媒体25の部分が着色ガラスでも良い。
或いは、図17に示すように出射面3の表面に、表示溝66を設け、文字や模様を表示しても良い。或いは、出射面3の表面に、微細な凹凸を設け、文字や画像を表示しても良い。
本発明の第2の実施の形態においては、図4に示すように、光学媒体25の後面に湾曲面からなる背面鏡55を構成した構造を示した。背面鏡55は特定の位置に焦点を結びたければ回転楕円体が好ましく、平行ビームとしたければ回転放物面が好ましい。しかし、目的によっては、背面鏡57として、図18に示すような円錐面等の他の幾何学形状が採用可能である。
第6乃至第10の実施の形態の説明においては、半透明板11,16,18,41,42,53,79,97のある構造について説明したが、半透明板の代わりに透明板を用いても良く、一定の目的のためには、半透明板や透明板を省略してもかまわない。また、これらの半透明板11,16,18,41,42,53,79,97や光学媒体111〜116,121〜126,131〜136,611a〜622a,711a〜722a,811a〜822a,・・・・・或いは一体型光学媒体31,32等は蛍光材を含んだものや有色材でもかまわない。
更に、光学媒体111〜116,121〜126,131〜136,611a〜622a,711a〜722a,811a〜822a,・・・・・の光軸は必ずしも半透明板若しくは透明板と平行方向である必要はない。更に、複数の光学媒体111〜116,121〜126,131〜136の光軸がすべて平行である必要はない。
更に、図13若しくは図14の構造において、一体型光学媒体33a,33b,34a,34bの代わりに第1乃至第2の実施の形態で説明した光学媒体を用いて構成しても良いことは勿論である。逆に、図15の構造に用いた光学媒体の代わりに一体型光学媒体を用いて構成しても良い。
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例(変形例1)に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例(変形例2)に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。 図6(a)は、本発明の第4の実施の形態に係る棒状発光体を示すための軸方向に沿った模式的な断面図で、図6(b)は図6(a)のA−A方向から見た断面図である。 図7(b)は、本発明の第5の実施の形態に係る面状発光体の模式的な上面図で、図7(a)は図7(b)のB−B方向から見た模式的な断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 図9(a)は本発明の第7の実施の形態に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図で、図9(b)は本発明の第7の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第7の実施の形態の他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第7の実施の形態の更に他の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第8の実施の形態に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第9の実施の形態に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第10の実施の形態に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の第10の実施の形態の変形例に係る面状発光体を示す模式的な鳥瞰図である。 本発明の他の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の更に他の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。 本発明の更に他の実施の形態に係る発光体を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1,1a〜1d 光源
2,2a〜2d 入射面
3 出射面
4,4R,4G,4B 光伝送部
5,5a〜5d 凹部側壁
6,6a〜6d 凹部
8,9,12,43,76,96 主反射板
11,16,18,53,79,97 半透明板
13,19,44,56,77,98、99 側面反射板
15,17 後板
20,21,25,26 光学媒体
22 第1の光学媒体
23 第2の光学媒体
24 第3の光学媒体
27 第1のピン
28 第2のピン
31,32 一体型光学媒体
32a,33a,34a 第1の一体型光学媒体
32b,33b,34b 第2の一体型光学媒体
32c 第3の一体型光学媒体
32d 第4の一体型光学媒体
34 第1の終端部
35 第2の終端部
36 外周部
37 底板
38,71 外側カバー
41,41a,41b,41c,・・・・・ 第1の光源
42,42g,42h,42i,・・・・・ 第2の光源
51,61 第1の光学媒体
52,62 第2の光学媒体
54,65 底板
55,57 背面鏡
66 表示溝
72 反射板
73 第1の半透明板
74 第2の半透明板
81,85 第1の主反射板
82,86 第2の主反射板
83 第3の主反射板
84 第4の主反射板
91,92 リード
93,94 絶縁体
111〜116,121〜126,131〜136,611a〜622a,711a〜722a,811a〜822a,・・・・・ 光学媒体
86,211〜216,221〜226,231〜236,631b〜642b,731b〜742b,831b〜842b,・・・・光源
311〜312,321、322,331〜332 他の光学媒体

Claims (2)

  1. 複数の光源の主発光部のすべてを、空気を介してそれぞれ収納する複数の独立した井戸型の凹部を板付き面側の内部に有し、前記光源からの複数の光を出射する単一の湾曲面からなる出射面を頂部とする穴あき蒲鉾型の照明用光学媒体であって、
    前記井戸型の凹部のそれぞれは、前記複数の光源のそれぞれの光軸方向の光を入射する入射面として機能する底部と、該底部に連続し、前記それぞれの光軸方向の光以外の前記複数の光源からのそれぞれの迷光成分が入射する、前記光軸方向と平行方向の面からなる円筒面形状の凹部側壁とからなることを特徴とする光学媒体。
  2. 複数の光源と、
    該複数の光源の主発光部を、空気を介してそれぞれ収納する複数の独立した井戸型の凹部を板付き面側の内部に有し、前記光源からの複数の光を出射する単一の湾曲面からなる出射面を頂部とする穴あき蒲鉾型の光学媒体
    とを備える照明用の発光体であって、前記井戸型の凹部のそれぞれは、前記複数の光源のそれぞれの光軸方向の光を入射する入射面として機能する底部と、該底部に連続し、前記それぞれの光軸方向の光以外の前記複数の光源からのそれぞれの迷光成分が入射する、前記光軸方向と平行方向の面からなる円筒面形状の凹部側壁とからなることを特徴とする発光体。
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