JP4633353B2 - 空気調和機 - Google Patents
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持でき、カビ防止運転中の暖房運転においても、室内機表面に結露を生じることなく、更には、比較的短時間にカビ防止運転を終了する空気調和機を提供することを目的とする。
この構成をなすことにより、室内機内部を比較的短時間、高温にすることでカビの成長を抑制するので、室内機内部を完全に乾かすことで生じていたカビ防止運転が長時間かかるという問題が解決される。さらに、暖房運転のみでは暖房運転後、室内機内部が高湿度状態を維持することとなり、このとき前記暖房運転では完全にカビを死滅させるのではなく、カビの成長を抑制する運転であるので、暖房運転後、空気調和機を放置すれば、室内機内部を高温にしてカビを抑制したものの、カビが成長しやすい環境を長時間維持することとなる。そこで暖房運転後、除湿運転をおこなうことで、暖房運転において上昇した室内機内部湿度を減少させ、更にカビの成長を抑制することができる。
特に、カビ防止運転の一部として暖房運転をおこなう場合、室内熱交換器温度を、暖房運転をおこなう直前の室温に所定の温度を足した温度を目標に室内熱交換器温度を制御するので、暖房運転をおこなう直前の室内機の状態及び室内環境を考慮しつつ、つまり室内機表面における結露を減少、あるいは防止、また高温高湿度の空気が、吹き出されることによって生じる霧吹きなどを減少、あるいは防止することができ、かつ、カビを抑制する為には熱交換器温度ができるだけ高温であることが望ましいが、前記制御方式を採用することで室内機の状態及び室内環境を考慮しつつ、室内熱交換器温度をできるだけ高温の状態にすることができる。
第2の発明は、特に第2の発明の室内熱交換器温度の目標値として、さらに暖房運転をおこなう直前の室内湿度を考慮するので、より詳細に暖房運転をおこなう直前の室内機の状
態及び室内環境を考慮できるので、さらに室内機表面における結露を減少、あるいは防止、または霧吹きを減少、あるいは防止することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、換気ファンのファン回転数を変更可能としたものであるので、換気ファンを動作させることによって生じる騒音について、ユーザーがそれを嫌う場合、低回転数とすることができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第3の発明において、換気ファンを連動させるか連動させないかを選択できるものであるので、例えば、換気される空気の排出先が、室外空間ではなく、室内と室外の壁の間であった場合に、高湿度の空気を排出してしまった場合、そこにカビが発生する恐れがあるが、換気ファンを連動させるかさせないか選択することを可能としたことで、それを防止することができる。
第6の発明は、特に、第1〜5の発明のいずれかにおいて、カビ防止運転をおこなうかおこなわないか選択できるものであるので、ユーザーがカビ防止運転を好まない場合、カビ防止運転をおこなわないことを選択でき、ユーザーの利便性を向上させることができる。
り、室外機と室内機が冷凍サイクルを形成するように接続され、四方弁5を切り替えることによって冷房と暖房をおこなわれるようになっている。また、換気ファン14においては、ダクトで室内と室外が連結されており、室内の空気を室外に排出できるようになっている。
温度)−2[℃])に一致するように吸い込みセンサ18を用い室内ファン回転数を制御す
るものであるので、室内機全体を高温状態にすることができる。
、吹き出し口から吹き出す空気は少ないので、室内空間に排出する空気も少なくなり、冷房運転もしくは除湿運転終了後の室内環境を著しく損ねることを緩和、あるいは防ぐことができる。また、このとき、上下羽根を閉じることによって、室内空間に排出する空気の量をさらに減らすことができ、かつ室内機内部温度をすばやく昇温させることが可能となる。
運転を選択することができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
とができる。
おこない、おこなわれていたのであればSP5に進み、おこなわれていなければ空気調和機を停止させる。SP5において前回のカビ防止運転から、tc時間(例えば24時間)経過しているかどうかの判定をおこない、もし経過していればSP6に進み、おこなわれていなければ空気調和機を停止させる。
2 室外機
3 室内機
4 圧縮機
5 四方弁
6 膨張弁
7 室外熱交換器
8 室外ファン
9 吐出温センサ
10 室外配管温センサ
11 外気温センサ
12 室内熱交換器
12a 後側熱交換器
12b 前側熱交換器
13 室内ファン
14 換気ファン
15 ドライ二方弁
16 キャピラリチューブ
17 室内配管温センサ
18 吸い込みセンサ
19 湿度センサ
20 室外制御部
21 室内制御部
22 受信部
23 リモコン
Claims (9)
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、カビ防止運転として所定時間、圧縮機を停止し室内ファンだけを運転する送風運転、暖房運転、前記送風運転、除湿運転、前記送風運転の順に運転をおこない、前記カビ防止運転の一部としての暖房運転は、室内熱交換器温度を暖房運転をおこなう直前の室温に所定の温度を足した温度に略一致するように保つことを特徴とする空気調和機。
- カビ防止運転の一部としての暖房運転は、室内熱交換器温度を暖房運転をおこなう直前の室温に所定の温度を足し、そこから暖房運転をおこなう直前の室内湿度によって別に定める所定の温度を引いた温度に略一致するように室内熱交換器温度を保つことを特徴とする、請求項1記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、カビ防止運転をおこなうときは、換気ファンを連動させることを特徴とする、請求項1または2に記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、カビ防止運転をおこなうときは、換気ファンのファン回転数を変更可能とすることを特徴とする、請求項3記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、カビ防止運転をおこなうとき、換気ファンを連動させるか連動させないかを選択できることを特徴とする、請求項4記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、カビ防止運転をおこなうかおこなわないか選択可能であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転をおこなった後、切りタイマー設定時において、カビ防止運転をおこなうかおこなわないか選択可能であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和機。
- 冷房運転もしくは除湿運転終了後においても、冷房運転もしくは除湿運転が所定の時間おこなわれていなければ、カビ防止運転をおこなわないことを特徴とする、請求項1〜7の
いずれかに記載の空気調和機。 - 一度カビ防止運転をおこなった場合、所定の時間が経過するまでは、冷房運転もしくは除湿運転終了後においても、カビ防止運転をおこなわないことを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の空気調和機。
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