JP4633038B2 - 通信システム、adslモデム、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信システム、adslモデム、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ADSLモデムの通信技術に関し、特に、局側のADSLモデムと加入者側のADSLモデム装置との間の通信で使用する使用周波数帯域を拡張して通信する通信技術に関する。
従来、電話回線を用いて通信を行う技術として特許文献1のような技術がある。この従来技術は、隣接する電話回線のノイズを検知して、予め記憶されている漏話雑音パターンとの比較結果に応じて送信スペクトルを調整して他回線に影響を与えない範囲で高速に通信できるようにする技術である。
特開2006-014040号公報
上記特許文献1の技術では、他回線に影響を与えないように制御している為、高速に通信しようとしても通信速度の上げ幅に限度がある。
また、一般に、電話回線を用いたADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)通信では、図2に示すように、上り帯域は26kHzから最大483kHzまで、下り帯域は26KHzから3.75MHzが使用されている。そして、上りと下りとの帯域が重なる帯域はEC(エコーキャンセラ:以下ECと示す)機能で通信されている。また、1km以下での近距離では、線路損失が少ないため3.75MHz以上の高周波帯域にもビット割付も可能であるが、VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)での使用帯域ということで使用されないままとなっていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記問題点を解決することにあり、ADSLを用いた通信の通信速度の向上を図ることにある。
上記課題を解決するための第1の発明は、通信システムであって、
VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第の発明は、ADSLモデムであって、
VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第の発明は、局側のADSLモデムであって、
VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出した結果、所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合に送信される、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域を含めた周波数帯域で通信することを示すトレーニング信号を受信すると、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する通信手段を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第の発明は、通信方法であって、
VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出ステップと、
前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知ステップと、
前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信ステップと、
前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する通信ステップと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第の発明は、
ADSLモデムのプログラムであって、前記プログラムは、前記ADSLモデムを、
VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
して機能させることを特徴とする。
本発明は、WANインタフェースとしてADSL回線を使用するADSL装置において、特に1km前後の近距離の場合、使用する電話回線の近くにVDSL通信の周波数帯域に信号がないかを予め確認し、VDSL信号がない場合にVDSLで使用する高周波帯域をADSLの使用周波数帯域として割り当てることによってADSL通信の使用帯域を拡張し、ADSL通信の速度向上を図る。
本発明によると、VDSL通信の周波数帯域における信号の有無を、ADSL通信で使用している電話回線上に重畳されるVDSLからのノイズによって検出して帯域拡張が可能かどうかを判断し、可能な場合にADSL通信にてVDSL帯域を割り当てているので、VDSL通信への干渉を抑え、且つADSL通信の速度向上が実現できる。
本発明の特徴を説明するために、以下において、図面を参照して具体的に述べる。
図1は、本発明の通信システムを説明するためのブロック図である。
本発明の通信システムは、図1に示すように、局内ADSLモデム部1と、宅内ADSLモデム部7とを有する。局内ADSLモデム部1と、宅内ADSLモデム部7とは、電話回線を介して接続されている。
宅内ADSLモデム部7は、加入者側に設置されているADSLモデムである。宅内ADSLモデム部7には、宅内ADSL変復調部8、Training選択部9、通常Training部10、下り拡張Training部11、帯域拡張設定部12、VDSL信号検出部13、帯域制御部14、通常帯域受信部15、拡張帯域受信部16、及び受信選択部17を有する。
帯域拡張設定部12は、ユーザが帯域拡張するか否かを設定するものである。
VDSL信号検出部13は、受信信号に基づいて3.75MHz以上のVDSL使用周波数帯域においてVDSL信号があるか否かを、ADSLで使用している電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する。
一般に、VDSL回線がADSL回線の使用電話回線近くにあると、干渉はノイズとしてADSL回線で使用する電話回線にVDSLノイズが重畳される。VDSL信号検出部13は、受信信号を監視し、VDSLノイズが重畳されているかを検出する。
尚、本発明では、ADSLで使用している電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する場合を用いて説明するが、VDSL通信でのみ使用される3.75MHzから12MHzまでの周波数帯域おいてVDSL信号があるか否かを検出できれば良い。3.75MHzから12MHzまでの周波数帯域おいてVDSL信号があるか否かを検出する理由を下記する。
通常のADSL通信では、図2に示すように、上り帯域は26kHzから最大483kHzまで、下り帯域は26KHzから3.75MHzまで割り当てられてデータを伝送しており、一方のVDSL通信では、図3に示すように、0.9NHzから12MHzまでが使用され、この帯域を0.9MHzから3.75MHzまでを下り、3.75MHzから5.2MHzまで上り、5.2MHzから8.5MHzまでを下り、8.5MHzから12MHzまでを上りというように割り当てられてデータを伝送している。ADSL通信とVDSL通信とは、どちらも0.9MHzから3.75MHzまでの帯域を使用するが、この帯域以外は、それぞれの通信でのみ使用される帯域である。従って、VDSL通信でのみ使用される3.75MHzから12MHzまでの周波数帯域おいてVDSL信号があるか否かを検出する。
帯域制御部14は、帯域拡張設定部12にて帯域拡張が選択されており、尚且つ、VDSL信号検出部13がVDSL信号を検出しなかった場合に、下りの帯域を拡張するように、Training選択部9と受信選択部17とに通知する。
Training選択部9は、通常は通常training部10がtraining信号を送出するように設定し、下りの帯域を拡張する旨の通知を帯域制御部14から受けると、下り拡張training部11がtraining信号を送出するように設定する。
通常training部10は、加入者側(宅内)に設置されている一般のADSL装置と同様に、局内ADSLモデム部1と宅内ADSLモデム部7との間で設定の等化を行い、プロトコルや伝送速度等を決定するためのtraining信号を送出する。
下り拡張training部11は、下りの帯域を拡張する為に、ADSL通信のlinkup前でのtraining信号で帯域拡張の要求を示して送出する。
受信選択部17は、通常は通常帯域受信部15がデータ(信号)を受信するように設定し、下りの帯域を拡張する旨の通知を帯域制御部14から受けると、拡張帯域受信部16がデータを受信するように設定する。
通常帯域受信部15は、加入者側(宅内)に設置されている一般のADSL装置と同様に、ADSLで使用されている周波数帯域(26KHz〜3.75MHz)のデータを受信する。
拡張帯域受信部16は、拡張された下りの帯域(26KHz〜12MHz)の信号を受信する。
宅内ADSL変復調部8は、加入者側(宅内)に設置されている一般のADSL装置と同様に、送信データを変調したり、受信データを変調したりする。
局内ADSLモデム部1は、下り拡張要求検出部2、局側ADSL変復調部3、通常帯域送信部4、拡張帯域送信部5、及び送信選択部6を有する。
下り拡張要求検出部2は、宅内ADSLモデムからのtraining信号に帯域拡張の要求が含まれているかを検出する。
送信選択部6は、通常は通常帯域送信部4がデータを送出するように設定し、下り拡張要求検出部2が帯域拡張の要求を検出した場合、拡張帯域送信部5がデータを送出するように設定する。
通常帯域送信部4は、局側に一般に設置されているADSL装置と同様に、ADSLで使用されている周波数帯域(26KHz〜3.75MHz)でデータを送信する。
拡張帯域送信部5は、拡張された下りの帯域(26KHz〜12MHz)でデータを送信する。
局側ADSL変復調部3は、局側に設置されている一般のADSL装置と同様に、送信データを変調したり、受信データを変調したりする。
続いて、本発明における通信システムの動作について、図4を用いて説明する。
図4は、本発明の通信システムにおけるADSL通信の帯域拡張を実現するための動作のフロー図である。
まず、帯域拡張設定部12は、ユーザによって帯域拡張が選択されているかを確認する(ステップS401)。
帯域拡張が選択されていない場合、帯域制御部14は通常の通信であることをTraining選択部9と受信選択部17とに通知し、この通知を受けてTraining選択部9は通常training部10が送出するtraining信号を送出するように制御し、受信選択部17は通常帯域受信部15が受信信号を受信するように制御する(ステップS404)。
局内ADSLモデム部1の下り拡張要求検出部2は、通常training部10が送出したtraining信号を受けて、送信選択部6に通常の通信であることを通知し、この通知を受けて、送信選択部6は通常送信帯域部4が信号を送出するように設定して、帯域の拡張は実行せずに通常trainigシーケンスにて従来の周波数帯域を使用したADSL通信を行うようにする(ステップS405)。
一方、ステップS401で、帯域拡張が選択されている場合、VDSL信号検出部13は、受信信号に基づいてVDSL信号の検出開始し(ステップS402)、VDSL信号の有無を検出する(ステップS403)。
VDSL信号が検出された場合、ステップS404に進む。
一方、ステップS403でVDSL信号が検出されなかった場合、帯域制御部14は、帯域を拡張しての通信であることをTraining選択部9と受信選択部17とに通知する(ステップS406)。
この通知を受けてTraining選択部9は下り拡張training部11がtraining信号を送出するように制御し、受信選択部17は拡張帯域受信部16が受信信号を受信するように制御する(ステップS407)。
局内ADSLモデム部1の下り拡張要求検出部2は、下り拡張training部11が送出したtraining信号を受けると、送信選択部6に拡張した周波数帯域で信号を送出することを通知し、この通知を受けて送信選択部6は拡張帯域送信部5が信号を送出するように設定して、帯域を拡張したADSL通信を行うようにする(ステップS408)。
上述したように、干渉波ノイズとしてADSL回線で使用する電話回線に重畳されるVDSLノイズを宅内ADSLモデム部7でVDSL信号検出部13にて監視し、VDSL信号が検出されない場合拡張した周波数帯域で下り信号を送信することで、ADSL通信の速度向上を実現する。
尚、上記説明では、周波数帯域を12MHzまで拡張する場合を用いて説明したが、図5に示すように、5.2MHzまで拡張することが望ましい。これは、VDSLでは、上りが3.75MHzから5.2MHzまでと8.5MHzから12MHzまで、下りが0.9MHzから3.75MHzまでと5.2MHzから8.5MHzまでというように、上りと下りとでそれぞれ2つの帯域が割り付けられており、その内の5.2MHzから8.5MHzまでの下りと、8.5MHzから12MHzまでの上りとをVDSL専用に残した方が、VDSL回線への影響が少ないからである。
また、上記説明では、下り回線の周波数帯域のみを拡張していたが、上り回線の周波数帯域のみ、上り回線及び下り回線の少なくとも一方の周波数帯域を拡張させても良い。
以下に、上記通信システムの他の実施の形態の代表として、拡張する帯域をユーザの設定により上り下りのどちらでも選択できる例を図6及び図7を用いて説明する。尚、上記と同様の構成については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
図6は、拡張する帯域を上り下りのどちらでも選択できる通信システムのブロック図である。
帯域拡張設定部12は、ユーザが上り回線及び下り回線の少なくとも一方の帯域を拡張するか否かを設定するものである。
帯域制御部14は、帯域拡張設定部12にて帯域拡張が選択されており、尚且つ、VDSL信号検出部13がVDSL信号を検出しなかった場合に、設定されている回線の帯域を拡張するように、Training選択部9と送受信選択部171とに通知する。
Training選択部9は、通常は通常training部10がtraining信号を送出するように設定し、帯域を拡張する旨の通知を帯域制御部14から受けると、上り/下り拡張training部111がtraining信号を送出するように設定する。
上り/下り拡張training部111は、選択されている回線の帯域を拡張する為に、ADSL通信のlinkup前でのtraining信号で選択されている帯域の拡張の要求を示して送出する。
送受信選択部171は、通常は通常帯域送受信部151がデータ(信号)を送受信するように設定し、帯域を拡張する旨の通知を帯域制御部14から受けると、拡張帯域受信部16がデータを送受信するように設定する。
通常帯域送受信部151は、加入者側(宅内)に設置されている一般のADSL装置と同様に、ADSLで使用されている周波数帯域(26KHz〜3.75MHz)の信号を送受信する。
拡張帯域送受信部161は、拡張された帯域(26KHz〜12MHz)で信号を送受信する。このとき、拡張を要求されている回線のみを拡張する。
上り/下り拡張要求検出部21は、宅内ADSLモデムからのtraining信号に帯域拡張の要求が含まれているかを検出する。
送受信選択部6は、通常は通常帯域送受信部41が信号を送受信するように設定し、上り/下り拡張要求検出部21が帯域拡張の要求を検出した場合、拡張帯域送受信部51がデータを送受信するように設定する。
通常帯域送受信部41は、局側に一般に設置されているADSL装置と同様に、ADSLで使用されている周波数帯域(26KHz〜3.75MHz)で信号を送受信する。
拡張帯域送受信部51は、拡張された帯域(26KHz〜12MHz)で信号を送信する。このとき、拡張を要求されている回線のみを拡張する。
続いて、本発明における通信システムの動作について、図7を用いて説明する。
図7は、拡張する帯域を上り下りのどちらでも選択できる通信システムの動作を説明するためのフロー図である。
まず、帯域拡張設定部12は、ユーザによって上り/下りの帯域拡張が選択されているかを確認する(ステップS701)。
帯域拡張が選択されていない場合、帯域制御部14は通常の通信であることをTraining選択部9と送受信選択部171とに通知し、この通知を受けてTraining選択部9は通常training部10が送出するtraining信号を送出するように制御し、送受信選択部171は通常帯域送受信部15が信号を送受信するように制御する(ステップS704)。
局内ADSLモデム部1の上り/下り拡張要求検出部21は、通常training部10が送出したtraining信号を受けて、送受信選択部61に通常の通信であることを通知し、この通知を受けて、送受信選択部61は通常送受信帯域部41が信号を送出するように設定して、帯域の拡張は実行せずに通常trainigシーケンスにて従来の周波数帯域を使用したADSL通信を行うようにする(ステップS705)。
一方、ステップS701で、帯域拡張が選択されている場合、VDSL信号検出部13は、受信信号に基づいてVDSL信号の検出開始し(ステップS702)、VDSL信号の有無を検出する(ステップS703)。
ステップS703で、VDSL信号が検出されなかった場合、帯域制御部14は、上りの拡張又は下りの拡張が選択されているかを判断する(ステップS706)。
上りの拡張が選択されている場合、帯域制御部14は上り回線の帯域を拡張しての通信であることをTraining選択部9と送受信選択部171とに通知する(ステップS707)。
この通知を受けてTraining選択部9は上り/下り拡張training部111がtraining信号を送出するように制御し、送受信選択部171は拡張帯域送受信部161が信号を送信するように制御する(ステップS708)。
局内ADSLモデム部1の上り/下り拡張要求検出部21は、上り/下り拡張training部111が送出したtraining信号を受けると、送受信選択部6に拡張した周波数帯域で信号を受信することを通知し、この通知を受けて送受信選択部61は拡張帯域送受信部51が信号を受信するように設定して、帯域を拡張したADSL通信を行うようにする(ステップS709)。
一方、ステップS706で下りの拡張が選択されている場合、帯域制御部14は下り回線の帯域を拡張しての通信であることをTraining選択部9と送受信選択部171とに通知する(ステップS710)。
この通知を受けてTraining選択部9は上り/下り拡張training部111がtraining信号を送出するように制御し、送受信選択部171は拡張帯域送受信部161が信号を受信するように制御する(ステップS711)。
局内ADSLモデム部1の上り/下り拡張要求検出部21は、上り/下り拡張training部111が送出したtraining信号を受けると、送受信選択部6に拡張した周波数帯域で信号を送信することを通知し、この通知を受けて送受信選択部61は拡張帯域送受信部51が信号を送信するように設定して、帯域を拡張したADSL通信を行うようにする(ステップS712)。
上記のような構成をとると、図8に示すように、拡張する帯域をユーザの希望で上りに割り当てたり、下りに割り当てたりとよりニーズにあった使用方法が実現可能となる。
尚、上述した本発明の局内ADSLモデム部1及び宅内ADSLモデム部7は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。
この場合、モデム部のプログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。尚、上述した実施の形態の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
図1は、本発明の通信システムを説明するためのブロック図である。 図2は、ADSLで使用している周波数帯域を説明するための図である。 図3は、VDSLで使用している周波数帯域を説明するための図である。 図4は、本発明の動作を説明するための図である。 図5は、本発明の通信システムがADSLで使用する周波数帯域を説明するための図である。 図6は、本発明の通信システムを説明するためのブロック図である。 図7は、本発明の動作を説明するための図である。 図8は、本発明の通信システムがADSLで使用する周波数帯域を説明するための図である。
符号の説明
1 局内モデム部
2 下り拡張要求検出部
3 局側ADSL変復調部
4 通常帯域送信部
5 拡張帯域送信部
6 送信選択部
7 宅内ADSLモデム部
8 宅内ADSLモデム部
9 Training選択部
10 通常Training部
11 下り拡張Training部
12 帯域拡張設定部
13 VDSL信号検出部
14 帯域制御部
15 通常帯域受信部
16 拡張帯域受信部
17 受信選択部

Claims (5)

  1. VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
    前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
    前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
    を有することを特徴とするADSLモデム。
  3. VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出した結果、所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合に送信される、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を前記所定の周波数帯域を含めた周波数帯域で通信することを示すトレーニング信号を受信すると、前記受信したトレーニング信号の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する通信手段を有することを特徴とする局側のADSLモデム。
  4. VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出ステップと、
    前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知ステップと、
    前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信ステップと、
    前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する通信ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  5. ADSLモデムのプログラムであって、前記プログラムは、前記ADSLモデムを、
    VDSLで用いられている周波数帯域中の所定の周波数帯域における信号の有無をADSLの電話回線に重畳されるノイズに基づいて検出する検出手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号が無いと検出された場合、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信することを、トレーニング信号を用いて局側のモデムに通知する通知手段と、
    前記所定の周波数帯域に信号があると検出された場合、ADSLで用いられている周波数帯域で通信する通常帯域通信手段と、
    前記通知後に、前記通知の内容に応じて、上り回線及び下り回線の少なくとも一方を、前記VDSLで用いられている周波数帯域において、上り回線及び下り回線の各々に複数割り付けられている帯域のうち、前記VDSL用の上り回線及び下り回線の帯域分を残した周波数帯域と、前記所定の周波数帯域とADSLで用いられている周波数帯域とを合わせた周波数帯域で通信する拡張帯域通信手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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