JP2007235764A - xDSLモデム装置及び回線速度変更プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 xDSL回線上に発生するエラーを検出し、動的に変化するエラー発生頻度に応じたビット割付を行うことにより、最適な回線速度を設定するとともに、リセット等を行うことなく、その回線速度の設定の有効化を可能とする。
【解決手段】 局側のxDSLモデム装置と端末側のxDSLモデム装置とによる回線速度変更システムであって、少なくとも一方のxDSLモデム装置は、xDSL回線上における回線エラーの発生を検出する手段と、検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出する手段と、エラー発生頻度に応じてxDSL回線へのビット割付値を設定する手段と、設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知する手段とを備え、少なくとも他方のxDSLモデム装置は、通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行う手段を備えた構成としてある。
【選択図】 図1
【解決手段】 局側のxDSLモデム装置と端末側のxDSLモデム装置とによる回線速度変更システムであって、少なくとも一方のxDSLモデム装置は、xDSL回線上における回線エラーの発生を検出する手段と、検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出する手段と、エラー発生頻度に応じてxDSL回線へのビット割付値を設定する手段と、設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知する手段とを備え、少なくとも他方のxDSLモデム装置は、通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行う手段を備えた構成としてある。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ADSLに代表されるxDSL(x Digital Subscriber Line)回線を介して相互に通信を行うxDSLモデム装置に関し、より詳しくは、動的に変化するxDSL回線の状況に応じて最適な回線速度を確保するxDSLモデム装置に関する。
一般的に、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)に代表されるxDSL回線におけるデータ通信方法は、4.3125kHz毎に決められた搬送波(bin)にビットが割り付けられて通信を行うDMT(Discrete Multitone)方式を採用している。DMT方式では、通信開始前に所定の信号の送受信を行うことにより、回線の線路減衰量及びノイズを測定し、測定結果に基づいて各搬送波に割り付けるビット数を決定するトレーニングと呼ばれる方法がとられている。
しかし、トレーニングを行った際に確認されたノイズ以外の非定常のノイズが、xDSL回線の同期が確立した後に印加された場合、その非定常のノイズによってxDSL回線上に回線エラーが発生する場合がある。この場合、発生した回線エラーによってデータ通信における再送制御が行われるため、回線のパフォーマンスは低下する。
一方、トレーニングを行った際に確認されたノイズが、xDSL回線の同期が確立した後に消滅した場合、回線速度を速くすることができるにも関わらず一定としているため、この場合も回線パフォーマンスは低下することとなる。
一方、トレーニングを行った際に確認されたノイズが、xDSL回線の同期が確立した後に消滅した場合、回線速度を速くすることができるにも関わらず一定としているため、この場合も回線パフォーマンスは低下することとなる。
そこで、ADSL回線の接続前に、事後的に発生するノイズに対応できるよう所定の余裕度を持たせてビット割付を行い、予めビットレートを低く設定することによってエラー発生の抑制が可能なADSLモデムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ADSL回線の状態を調査し、サブキャリア単位での使用を制御することにより回線速度を調整する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、xDSL回線の実際の接続状況に応じてノイズマージンを変更することにより、通信の安定化を図るとともに、最適な回線速度を設定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、xDSL回線の実際の接続状況に応じてノイズマージンを変更することにより、通信の安定化を図るとともに、最適な回線速度を設定する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された装置においては、ノイズによる回線エラーの発生頻度を減少させ、安定化させることはできても、発生するノイズ量を余分に想定しビットレートを低く設定しているため、通信速度は遅くなる。特に、ADSL回線におけるエラーの発生は動的であり、回線エラーの発生頻度が少ない状況にある場合等、本来もつ回線容量を十分に活用できず極めて非効率である。
また、特許文献2に記載された方法においては、サブキャリア単位で回線状態の調査を行い、サブキャリア単位で使用の有無を判定し、さらにサブキャリア単位でビット割付の設定を行うため、係る処理数が膨大なものとなる。
特に、回線速度が高くなるほどサブキャリアの数は増え、相当の処理時間を要することとなるため、回線のパフォーマンスにも悪影響を及ぼすおそれがある。
現実には、この様な不具合を回避するために、処理機能の高いCPUやメモリなどが必要となり、コストの増加につながることとなる。
特に、回線速度が高くなるほどサブキャリアの数は増え、相当の処理時間を要することとなるため、回線のパフォーマンスにも悪影響を及ぼすおそれがある。
現実には、この様な不具合を回避するために、処理機能の高いCPUやメモリなどが必要となり、コストの増加につながることとなる。
さらに、特許文献3に記載された方法においては、変更したノイズマージン等の設定を有効にするため、リセット処理が必要となっている。
このため、設定変更のたびにサービスの中断が伴い、利用者にとっては極めて不便な方法となっている。
このため、設定変更のたびにサービスの中断が伴い、利用者にとっては極めて不便な方法となっている。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、xDSL回線上に発生する回線エラーを検出し、動的に変化する回線エラーの発生頻度に応じたビット割付を行うことにより、常に最適な回線速度を設定するとともに、対向する装置との同期制御を行うことにより、装置のリセットや回線の切断を行うことなく、その回線速度の設定を有効化するxDSLモデム装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の回線速度変更システムは、請求項1に記載するように、xDSL回線の一端を交換局側にて終端した局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線の他端を端末側にて終端したxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度変更システムであって、前記局側又は端末側の少なくとも一方のxDSLモデム装置は、前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段と、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段と、前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段とを備え、前記一方のxDSLモデム装置と異なる他方のxDSLモデム装置は、前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行うビット割付実行手段を備えた構成としてある。
特に、本発明の回線速度変更システムでは、請求項2に記載するように、前記一方のxDSLモデム装置が、ADSL回線を端末側にて終端する端末側のADSLモデム装置からなり、前記他方のxDSLモデム装置が、ADSL回線を交換局側にて終端する局側のADSLモデム装置からなる構成としてある。
そして、本発明の回線速度変更システムでは、請求項3に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値を超えている場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を減じて設定する構成としてある。
さらに、請求項4に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加して設定する構成としてある。
さらに、請求項4に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加して設定する構成としてある。
このような構成からなる本発明の回線速度変更システムによれば、xDSL回線において発生する回線エラーを検出するとともに、検出されたエラー結果に基づいて、動的に変化するエラー発生頻度に応じて最適なビット割付値を自動的に更新するようにしている。
具体的には、システムを構成するxDSLモデム装置は、xDSL回線の状態監視を行っており、回線エラーの発生頻度が多くなれば、ノイズが増加しているとみなして取り扱うデータ量(ビット割付値)を低く設定し、反対に、回線エラーの発生頻度が少なくなれば、ノイズが減少しているとみなして取り扱うデータ量(ビット割付値)を多く設定するようにしている。
したがって、xDSL回線の状況に応じた最適なスループットが得られ、また、エラー発生の少ない安定した通信が可能となっている。
具体的には、システムを構成するxDSLモデム装置は、xDSL回線の状態監視を行っており、回線エラーの発生頻度が多くなれば、ノイズが増加しているとみなして取り扱うデータ量(ビット割付値)を低く設定し、反対に、回線エラーの発生頻度が少なくなれば、ノイズが減少しているとみなして取り扱うデータ量(ビット割付値)を多く設定するようにしている。
したがって、xDSL回線の状況に応じた最適なスループットが得られ、また、エラー発生の少ない安定した通信が可能となっている。
また、本発明の回線速度変更システムによれば、上述のように設定されたデータ割付値を対向する他方のxDSLモデム装置に通知し、これに応じて他方のxDSLモデム装置がデータ割付を設定するようにしている。
このため、上述のようにデータ割付値の設定を変更する際には、互いの装置間では自動的に同期をとるようにしているため、リセットや回線切断を行うことなく、上記設定を有効化できるようになっている。
このように、エラー発生やサービス停止を伴うことなく、最適なネットワーク環境を自動的に設定できるため、利便性及び信頼性に優れた回線速度変更システムを実現し、提供することができる。
このため、上述のようにデータ割付値の設定を変更する際には、互いの装置間では自動的に同期をとるようにしているため、リセットや回線切断を行うことなく、上記設定を有効化できるようになっている。
このように、エラー発生やサービス停止を伴うことなく、最適なネットワーク環境を自動的に設定できるため、利便性及び信頼性に優れた回線速度変更システムを実現し、提供することができる。
また、本発明のxDSLモデム装置は、請求項5に記載するように、xDSL回線の一端を交換局側又は端末側にて終端する局側のxDSLモデム装置であって、前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段と、前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段と、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段と、前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向する他方のxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段とを備え、前記ビット割付通知手段から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付が行われる構成としてある。
特に、本発明のxDSLモデム装置は、請求項6に記載するように、ADSL回線を端末側にて終端する端末側のADSLモデム装置からなる構成としてある。
そして、請求項7に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値を超えている場合に、前記xDSL回線へのビット割付値を削減するよう設定を行う構成としてある。
また、請求項8に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加するよう設定を行う構成としてある。
そして、請求項7に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値を超えている場合に、前記xDSL回線へのビット割付値を削減するよう設定を行う構成としてある。
また、請求項8に記載するように、前記ビット割付変更手段は、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加するよう設定を行う構成としてある。
また、本発明の回線速度変更方法は、請求項9に記載するように、xDSL回線の一端を交換局側にて終端した局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線の他端を端末側にて終端したxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度を動的に変更するための回線速度変更方法であって、前記局側又は端末側の一方のxDSLモデム装置において、前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するとともに、検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出し、算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定し、設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知し、前記局側又は端末側の他方のxDSLモデム装置において、前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行う方法としてある。
このように、本発明は、上述したシステム発明としてだけでなく、モデム装置発明や方法発明としても実現化することができる。
これによって、具体的なシステムの構成に限定されることなく、所定の構成を備えた装置、または、所定のステップを備えた方法によって本発明を実施することができるため、汎用性及び拡張性に優れた回線速度変更技術を提供することが可能となる。
これによって、具体的なシステムの構成に限定されることなく、所定の構成を備えた装置、または、所定のステップを備えた方法によって本発明を実施することができるため、汎用性及び拡張性に優れた回線速度変更技術を提供することが可能となる。
さらに、本発明は、請求項10に記載するように、xDSL回線を交換局側にて終端された局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線を端末側にて終端されたxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度変更システムにおいて、前記局側又は端末側の一方のxDSLモデム装置を構成するコンピュータを、前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段、前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段、前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段、前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段、として機能させるとともに、前記局側又は端末側の他方のxDSLモデム装置を構成するコンピュータを、前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行うビット割付実行手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
このように本発明はプログラムとしても実現化することができる。
これにより、回線速度変更システムやxDSLモデム装置のみならず、他の伝送装置等にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することが可能となり、汎用性,拡張性に優れた回線速度変更プログラムとして提供することができる。
これにより、回線速度変更システムやxDSLモデム装置のみならず、他の伝送装置等にプログラムをインストールすることによって本発明を実現することが可能となり、汎用性,拡張性に優れた回線速度変更プログラムとして提供することができる。
本発明によれば、xDSL回線を監視し、回線状況に応じた最適なビット割付を行うことができ、ネットワークの高速化及び安定化が可能となる。
また、システムを構成するADSLモデム装置は、同期をとるよう制御されることにより、装置のリセット(再起動)や回線の切断を行うことなく、ビット割付の変更を有効化することができる。
このように、本発明によれば、信頼性及び利便性に優れたxDSL技術を実現でき、快適なネットワーク環境を提供することができる。
また、システムを構成するADSLモデム装置は、同期をとるよう制御されることにより、装置のリセット(再起動)や回線の切断を行うことなく、ビット割付の変更を有効化することができる。
このように、本発明によれば、信頼性及び利便性に優れたxDSL技術を実現でき、快適なネットワーク環境を提供することができる。
以下、本発明の回線速度変更システム及びxDSLモデム装置の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、以下に示す本発明の回線速度変更システム及びxDSLモデム装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の回線速度変更システム及びxDSLモデム装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
ここで、以下に示す本発明の回線速度変更システム及びxDSLモデム装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本実施形態の回線速度変更システム及びxDSLモデム装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る回線速度変更システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態の回線速度変更システム1は、ADSL回線を使用するためのシステムであって、ADSLモデム装置(端末側ADSLモデム装置)2、DSLAM装置(局側ADSLモデム装置)3、及び電話回線4によって構成され、音声通信では使用されない高周波帯にデータ信号を重畳する仕組みを通して、PC等からなる情報処理端末5がADSL回線を使用して、インターネットにアクセスし利用できるようになっている。
以下、本実施形態の主な構成について、各々詳細な説明を行う。
本実施形態の回線速度変更システム1は、ADSL回線を使用するためのシステムであって、ADSLモデム装置(端末側ADSLモデム装置)2、DSLAM装置(局側ADSLモデム装置)3、及び電話回線4によって構成され、音声通信では使用されない高周波帯にデータ信号を重畳する仕組みを通して、PC等からなる情報処理端末5がADSL回線を使用して、インターネットにアクセスし利用できるようになっている。
以下、本実施形態の主な構成について、各々詳細な説明を行う。
[ADSLモデム装置]
ADSLモデム装置2は、交換局に配置されたDSLAM装置3と電話回線によって接続されており、電話回線4(ADSL回線)を介して送られてくるADSL信号を所定のデータにプロトコル変換して、情報処理装置5に渡し、また、その逆を行うものである。
ADSLモデム装置2は、下りbin設定部21、端末側ADSL処理部22、端末側データ制御部23及びLANインターフェース24を備えている。
ADSLモデム装置2は、交換局に配置されたDSLAM装置3と電話回線によって接続されており、電話回線4(ADSL回線)を介して送られてくるADSL信号を所定のデータにプロトコル変換して、情報処理装置5に渡し、また、その逆を行うものである。
ADSLモデム装置2は、下りbin設定部21、端末側ADSL処理部22、端末側データ制御部23及びLANインターフェース24を備えている。
下りbin設定部21は、回線のエラー発生状況を監視し、回線状態に最適な回線速度を算出するものであり、エラー検出部201、タイマ部202、エラー換算部203及びビット割付算出部204によって構成されている。
具体的には、エラー検出部201(エラー検出手段)は、端末側ADSL処理部22を介して回線状態の監視を行い、回線エラーが検出されるとエラー換算部203に通知する。
エラー換算部203(エラー発生頻度算出手段)は、エラー検出部201及びタイマ部202との連携によって、所定の単位時間において発生するエラーの回数(エラー発生頻度)を算出するものである。
なお、タイマ部202は、上述の通り、エラー換算部203でもとめるエラー発生頻度を算出するために必要な周期(単位時間)を測定するものである。
具体的には、エラー検出部201(エラー検出手段)は、端末側ADSL処理部22を介して回線状態の監視を行い、回線エラーが検出されるとエラー換算部203に通知する。
エラー換算部203(エラー発生頻度算出手段)は、エラー検出部201及びタイマ部202との連携によって、所定の単位時間において発生するエラーの回数(エラー発生頻度)を算出するものである。
なお、タイマ部202は、上述の通り、エラー換算部203でもとめるエラー発生頻度を算出するために必要な周期(単位時間)を測定するものである。
ビット割付算出部204(ビット割付変更手段)では、エラー換算部203で算出されたエラー発生頻度が、所定の閾値の範囲に入っていない場合に、端末側データ制御部23に通知するとともに、変更すべきビット割付値を設定し、そのビット割付値を端末側ADSL処理部22に通知するものである。
端末側ADSL処理部22は、端末側データ制御部23の指示にしたがって、DSLAM装置との間で送受信するデータ信号の変復調や、同期確立を行うだけでなく、DSLAM装置3に対し、変更すべきビット割付値を送信する(ビット割付通知手段)。
なお、端末側データ制御部23は、各部に対し各種制御を行うほか、端末側ADSL処理部22におけるデータとLANインターフェース24におけるデータとの間にてプロトコル変換を行うものであり、LANインターフェース24は、情報処理装置5との間にてデータの送受信をおこなうものである。
端末側ADSL処理部22は、端末側データ制御部23の指示にしたがって、DSLAM装置との間で送受信するデータ信号の変復調や、同期確立を行うだけでなく、DSLAM装置3に対し、変更すべきビット割付値を送信する(ビット割付通知手段)。
なお、端末側データ制御部23は、各部に対し各種制御を行うほか、端末側ADSL処理部22におけるデータとLANインターフェース24におけるデータとの間にてプロトコル変換を行うものであり、LANインターフェース24は、情報処理装置5との間にてデータの送受信をおこなうものである。
[DSLAM装置]
DSLAM装置3は、端末側のADSLモデム装置2と対向して配置されるモデム装置である。通常は交換局に集中的に配置され、図示しないインターネットに接続されることによって、多数の通信確立を可能としている。
本実施形態におけるDSLAM装置3は、局側ADSL処理部32と局側データ制御部33によって構成されている。
DSLAM装置3は、端末側のADSLモデム装置2と対向して配置されるモデム装置である。通常は交換局に集中的に配置され、図示しないインターネットに接続されることによって、多数の通信確立を可能としている。
本実施形態におけるDSLAM装置3は、局側ADSL処理部32と局側データ制御部33によって構成されている。
局側ADSL処理部32は、ADSLモデム装置2から所定のビット割付値を受信すると、局側データ制御部33は、そのビット割付値によって回線設定を変更するよう局側ADSL処理部32に指示を行う。
そして、局側ADSL処理部32によってビット割付値の変更が行われることによって、DSLAM装置3からADSLモデム装置2へ送信されるデータ(下りデータ)の速度が変更されることとなる(ビット割付実行手段)。
そして、局側ADSL処理部32によってビット割付値の変更が行われることによって、DSLAM装置3からADSLモデム装置2へ送信されるデータ(下りデータ)の速度が変更されることとなる(ビット割付実行手段)。
次に、図1に示す回線速度変更システムの処理動作について図2を参照して説明する。図2は、図1に示す回線速度変更システムの処理を説明するフローチャートである。
同図に示すように、まず、DSLAM装置3から電話回線4(ADSL回線)を介して送信されたADSLデータが端末側ADSL処理部22にて受信される(ステップS1)。
ADSLデータが受信されると、端末側ADSL処理部22にて受信されたADSLデータにエラーが発生しているか否かが監視される(ステップS2)。
具体的には、エラー検出部201によりCRC演算処理が行われ、ADSL回線上のデータのCRCエラーの検出を試みる方法等がとられる。
同図に示すように、まず、DSLAM装置3から電話回線4(ADSL回線)を介して送信されたADSLデータが端末側ADSL処理部22にて受信される(ステップS1)。
ADSLデータが受信されると、端末側ADSL処理部22にて受信されたADSLデータにエラーが発生しているか否かが監視される(ステップS2)。
具体的には、エラー検出部201によりCRC演算処理が行われ、ADSL回線上のデータのCRCエラーの検出を試みる方法等がとられる。
エラー検出部201によって回線エラーの発生が検出されない場合(ステップS2のNO)は、回線速度を増加させるための設定を行う(ステップS3)。
具体的には、現在回線に設定されている値よりも多いビット割付値xをビット割付算出部204が設定し、端末側ADSL処理部22に出力する。
そして、端末側ADSL処理部22は、このビット割付値をDSLAM装置3に通知する(ステップ4)。
具体的には、現在回線に設定されている値よりも多いビット割付値xをビット割付算出部204が設定し、端末側ADSL処理部22に出力する。
そして、端末側ADSL処理部22は、このビット割付値をDSLAM装置3に通知する(ステップ4)。
一方、エラー検出部201によって回線エラーの発生が検出された場合(ステップS2のYES)は、そのエラー発生頻度が所定の閾値X未満かどうかを判定する(ステップS5)。
なお、閾値Xは、装置立ち上げ時に測定されたエラー発生頻度よりも小さい値とすることが望ましい。
なお、閾値Xは、装置立ち上げ時に測定されたエラー発生頻度よりも小さい値とすることが望ましい。
この結果、エラー発生頻度が所定の閾値X未満であった場合(ステップS5のYES)には、エラーが発生しなかった場合と同様、ビット割付値xを設定し、DSLAM装置3に通知を行う(ステップS3〜S4)。
一方、エラー発生頻度が閾値X以上である場合(ステップS5のNO)には、次に、閾値Yを超過していないかどうかを判定する(ステップS6)。
なお、閾値Yは、装置立ち上げ時に測定されたエラー発生頻度よりも大きい値とすることが望ましい。
一方、エラー発生頻度が閾値X以上である場合(ステップS5のNO)には、次に、閾値Yを超過していないかどうかを判定する(ステップS6)。
なお、閾値Yは、装置立ち上げ時に測定されたエラー発生頻度よりも大きい値とすることが望ましい。
ステップS6において、エラー発生頻度が、閾値Yを超過している場合(ステップS6のYES)には、回線速度を減ずるための設定を行う(ステップS7)。具体的には、ビット割付算出部204が現在設定されている値よりも少ないビット割付値yを設定し、端末側ADSL処理部22に出力する。
そして、端末側ADSL処理部22は、このビット割付値yをDSLAM装置3に通知する(ステップ8)。
そして、端末側ADSL処理部22は、このビット割付値yをDSLAM装置3に通知する(ステップ8)。
一方、エラー発生頻度が、閾値Y以下の場合(ステップS6のNO)には、回線エラー監視状態に戻る。
そして、DSLAM装置3では、ADSLモデム装置2から通知されたビット割付値にしたがって、回線設定を行うことにより、回線速度の変更が有効になる(ステップS9)。
そして、DSLAM装置3では、ADSLモデム装置2から通知されたビット割付値にしたがって、回線設定を行うことにより、回線速度の変更が有効になる(ステップS9)。
図3は、図1に示す回線速度変更システムにて変更されたビット割付値のイメージを示す図である。
図3に示すように、ビット割付値の変更前において、各サブチャネル番号ごとに所定のビットが割り付けられている。
その後、エラー検出部201によって回線エラーが検出され、検出された回線エラーの頻度が予め設定された所定の閾値を超過していると判断されると、サブチャネル番号32〜512(下り帯域)においてビット割付値を減少させる設定が行われる。
図3に示すように、ビット割付値の変更前において、各サブチャネル番号ごとに所定のビットが割り付けられている。
その後、エラー検出部201によって回線エラーが検出され、検出された回線エラーの頻度が予め設定された所定の閾値を超過していると判断されると、サブチャネル番号32〜512(下り帯域)においてビット割付値を減少させる設定が行われる。
例えば、サブチャネル番号33の搬送波(bin)においては、当初ビット割付値が「7」であったのに対し、変更後は「6」に減少させる等、各サブチャネルのビット割付値を一律に(又は個別に)減少させることにより、全体としての回線速度が下げられることとなる。
なお、本実施形態の回線速度変更システム1は、下りbin設定部21により、下り方向のデータ、すなわち、DSLAM装置3からADSLモデム装置2に対して送信されるデータに設定されるので、上り帯域(サブチャネル番号6〜31)におけるビット割付値は変更されず、一定である。
なお、本実施形態の回線速度変更システム1は、下りbin設定部21により、下り方向のデータ、すなわち、DSLAM装置3からADSLモデム装置2に対して送信されるデータに設定されるので、上り帯域(サブチャネル番号6〜31)におけるビット割付値は変更されず、一定である。
以上説明したように、本実施形態の回線速度変更システム1によれば、ADSL回線の監視を行い、回線上に発生するエラーを検出するだけでなく、そのエラーの発生頻度を算出し、動的に変化するエラー発生頻度に応じたビット割付値を自動的に設定するようにしている。
このため、エラーがあまり発生しないときには回線速度を増加させ、また、エラーが頻繁に発生するときには回線速度を落とすというように、状況に応じた動的な制御を自動的に行うことができる。
これにより、常に、最適なスループットを実現しつつ、エラー発生に伴う回線断が少ない安定したネットワークを実現することができる。
このため、エラーがあまり発生しないときには回線速度を増加させ、また、エラーが頻繁に発生するときには回線速度を落とすというように、状況に応じた動的な制御を自動的に行うことができる。
これにより、常に、最適なスループットを実現しつつ、エラー発生に伴う回線断が少ない安定したネットワークを実現することができる。
しかも、ビット割付の変更時には、システムを構成する装置同士で同期をとるようにしているため、リセットや回線切断を行うことなく、ビット割付の変更を有効化できるようになっている。
このように、本発明の回線速度変更システム1によれば、時々刻々と変化する回線状況に対応して高速化及び安定化を図ることにより、信頼性及び利便性に優れたxDSLネットワークを実現し、快適なネットワーク環境を提供することが可能になる。
このように、本発明の回線速度変更システム1によれば、時々刻々と変化する回線状況に対応して高速化及び安定化を図ることにより、信頼性及び利便性に優れたxDSLネットワークを実現し、快適なネットワーク環境を提供することが可能になる。
[第二実施形態]
次に、本発明の他の実施形態に係る回線速度変更システムについて図4〜図6を参照しつつ説明する。
図4及び図5は、本発明の他の実施形態に係る回線速度変更システムのブロック図である。
次に、本発明の他の実施形態に係る回線速度変更システムについて図4〜図6を参照しつつ説明する。
図4及び図5は、本発明の他の実施形態に係る回線速度変更システムのブロック図である。
図4に示す回線速度変更システム1は、上りbin設定部31を有しており、下りbin設定部21を有していない点で、また、図5に示す回線速度変更システム1は、上りbin設定部31と下りbin設定部21の両方を有している点で、上述の実施形態とは異なる。
従って、これらの回線速度変更システム1は、上り方向のデータ、すなわち、ADSLモデム装置2からDSLAM装置3に対して送信されるデータの速度を変更する手段を備えたものである。
なお、各システムの構成やその機能、ならびに処理手順については上述した第一実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
従って、これらの回線速度変更システム1は、上り方向のデータ、すなわち、ADSLモデム装置2からDSLAM装置3に対して送信されるデータの速度を変更する手段を備えたものである。
なお、各システムの構成やその機能、ならびに処理手順については上述した第一実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図6は、図4に示す回線速度変更システムにて変更されたビット割付値のイメージを示す図である。
図6に示すように、ビット割付値の変更前において、各サブチャネル番号ごとに一定のビット割付値が割り付けられている。
そして、エラー検出部201(図1参照)によって回線エラーが検出され、検出された回線エラーの頻度が予め設定された所定の閾値以下であると判断されると、サブチャネル番号6〜31(上り帯域)のビット割付値を増加する設定が行われる。
図6に示すように、ビット割付値の変更前において、各サブチャネル番号ごとに一定のビット割付値が割り付けられている。
そして、エラー検出部201(図1参照)によって回線エラーが検出され、検出された回線エラーの頻度が予め設定された所定の閾値以下であると判断されると、サブチャネル番号6〜31(上り帯域)のビット割付値を増加する設定が行われる。
具体的には、サブチャネル番号6〜31の各搬送波においては、当初ビット割付値が「5」であったのに対し、変更後は「6」に増加されている。このように、各サブチャネルのビット割付値を増加させることにより、全体としての回線速度が上げられることとなる。
なお、ここで説明した回線速度変更システム1は、上りbin設定部31により、上り方向、すなわち、ADSLモデム装置2からDSLAM装置3に対して送信されるデータに設定されるので、下り帯域(サブチャネル番号32〜512)におけるビット割付値は変更されず、一定である。
なお、ここで説明した回線速度変更システム1は、上りbin設定部31により、上り方向、すなわち、ADSLモデム装置2からDSLAM装置3に対して送信されるデータに設定されるので、下り帯域(サブチャネル番号32〜512)におけるビット割付値は変更されず、一定である。
以上説明したように、本実施形態の回線速度変更システム1によれば、上りbin設定部31を備えているので、前述の実施形態と同様の効果を、上り方向又は双方向に送信されるデータに発揮させることができるようになっている。
このため、下り方向のデータ通信速度が高いADSLネットワークのみならず、HDSL(High-bit-rate Digital Subscriber Line)やSDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)などの双方向に高速化されたネットワークに活用することができる。
このため、下り方向のデータ通信速度が高いADSLネットワークのみならず、HDSL(High-bit-rate Digital Subscriber Line)やSDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)などの双方向に高速化されたネットワークに活用することができる。
以上、本発明の回線速度変更システムについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかる回線速度変更システムは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明のシステムはADSLのみならず、HDSL、RADSL(Rate adaptive Asymmetric Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high-bit-rate
Digital Subscriber Line)等、他のDSL装置やDSLネットワークにおいて実現することが可能である。
また、本発明において速度変更の基準となる閾値は、段階的に多数設定することも可能で、これによって、よりきめの細かい速度調整を行うことができる。
例えば、本発明のシステムはADSLのみならず、HDSL、RADSL(Rate adaptive Asymmetric Digital Subscriber Line)、VDSL(Very high-bit-rate
Digital Subscriber Line)等、他のDSL装置やDSLネットワークにおいて実現することが可能である。
また、本発明において速度変更の基準となる閾値は、段階的に多数設定することも可能で、これによって、よりきめの細かい速度調整を行うことができる。
本発明は、ADSLモデム装置及びADSLモデム装置からなるネットワークに好適に利用することができる。
1 回線速度変更システム
2 ADSLモデム装置(端末側ADSLモデム装置)
21 下りbin設定部
3 DSLAM装置(局側ADSLモデム装置)
31 上りbin設定部
4 電話回線(ADSL回線)
5 情報処理端末
2 ADSLモデム装置(端末側ADSLモデム装置)
21 下りbin設定部
3 DSLAM装置(局側ADSLモデム装置)
31 上りbin設定部
4 電話回線(ADSL回線)
5 情報処理端末
Claims (10)
- xDSL回線の一端を交換局側にて終端する局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線の他端を端末側にて終端する端末側のxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度変更システムであって、
前記局側又は端末側の少なくとも一方のxDSLモデム装置が、
前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段と、
前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段と、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段と、
前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段と、を備え、
前記一方のxDSLモデム装置と異なる他方のxDSLモデム装置が、
前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行うビット割付実行手段を備える
ことを特徴とする回線速度変更システム。 - 前記一方のxDSLモデム装置が、ADSL回線を端末側にて終端する端末側のADSLモデム装置からなり、
前記他方のxDSLモデム装置が、ADSL回線を交換局側にて終端する局側のADSLモデム装置からなる請求項1記載の回線速度変更システム。 - 前記ビット割付変更手段は、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値を超えている場合に、前記xDSL回線へのビット割付値を削減するよう設定を行う請求項1又は2記載の回線速度変更システム。 - 前記ビット割付変更手段は、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加するよう設定を行う請求項1乃至3のいずれかに記載の回線速度変更システム。 - xDSL回線の一端を交換局側又は端末側にて終端するxDSLモデム装置であって、
前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段と、
前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段と、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段と、
前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向する他のxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段と、を備え、
前記ビット割付通知手段から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付が行われることを特徴とするxDSLモデム装置。 - 前記xDSLモデム装置が、ADSL回線を端末側にて終端する端末側のADSLモデム装置からなる請求項5記載のxDSLモデム装置。
- 前記ビット割付変更手段は、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値を超えている場合に、前記xDSL回線へのビット割付値を削減するよう設定を行う請求項5又は6記載のxDSLモデム装置。 - 前記ビット割付変更手段は、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度が、所定の閾値未満である場合には、前記xDSL回線へのビット割付値を増加するよう設定を行う請求項5乃至7のいずれかに記載のxDSLモデム装置。 - xDSL回線の一端を交換局側にて終端する局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線の他端を端末側にて終端するxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度を動的に変更するための回線速度変更方法であって、
前記局側又は端末側の一方のxDSLモデム装置において、
前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するとともに、
検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出し、
算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定し、
設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向する他方のxDSLモデム装置に通知し、
前記局側又は端末側の他方のxDSLモデム装置において、
前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行うことを特徴とする回線速度変更方法。 - xDSL回線を交換局側にて終端された局側のxDSLモデム装置と、当該xDSL回線を端末側にて終端されたxDSLモデム装置とを備えたxDSLネットワークにおける回線速度変更システムにおいて、
前記局側又は端末側の一方のxDSLモデム装置を構成するコンピュータを、
前記xDSL回線上における回線エラーの発生を検出するエラー検出手段、
前記エラー検出手段にて検出された回線エラーの単位時間当たりの発生回数を算出するエラー発生頻度算出手段、
前記エラー発生頻度算出手段にて算出された回線エラーの発生頻度に応じて前記xDSL回線へのビット割付値を設定するビット割付変更手段、
前記ビット割付変更手段により設定されたxDSL回線へのビット割付値を対向するxDSLモデム装置に通知するビット割付通知手段、
として機能させるとともに、
前記局側又は端末側の他方のxDSLモデム装置を構成するコンピュータを、
前記一方のxDSLモデム装置から通知されたビット割付値に応じて、xDSL回線へのビット割付を行うビット割付実行手段
として機能させることを特徴とする回線速度変更プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006056986A JP2007235764A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | xDSLモデム装置及び回線速度変更プログラム |
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Publications (1)
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JP2007235764A true JP2007235764A (ja) | 2007-09-13 |
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ID=38555854
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JP2006056986A Pending JP2007235764A (ja) | 2006-03-02 | 2006-03-02 | xDSLモデム装置及び回線速度変更プログラム |
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JP (1) | JP2007235764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010233111A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Nippon Telegraph & Telephone West Corp | 通信制御装置および通信制御方法 |
JP2012090066A (ja) * | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Fujitsu Ltd | リンク速度制御方法及びdslモデム装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003110642A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-11 | Ando Electric Co Ltd | xDSL装置における最適通信速度の選択方法 |
-
2006
- 2006-03-02 JP JP2006056986A patent/JP2007235764A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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