JP4632435B2 - シャッタユニット - Google Patents

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Description

本発明は、開口を塞ぐシャッタプレートを移動させることにより開口を開閉するシャッタユニットに関する。
壁や容器に形成された開口を塞ぐシャッタプレートを移動させることにより開口を開閉するシャッタユニットが種々の産業分野で使用されている。このようなシャッタユニットの一例として、容器本体の開口やパッキンとの接触を防止して気密封止を確実にしたシャッタユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このシャッタユニットは、特許文献1の図3等に示されているように、パッキン溝8からパッキン部材7を押し出す作動液ラインを用いてパッキン部材7を密閉扉4に圧接することにより、容器本体3と密閉扉4との間の気密を保つように構成されている。また、このシャッタユニットは、ガイドレール12、被ガイド部材13、圧縮ばねなどの付勢手段15、規制部材16などの種々の部材で構成されている。
特開平11−056978号公報
上記のように従来のシャッタユニットは、パッキン溝8からパッキン部材7を出し入れするなど複雑な構成であり、しかも、圧縮ばねなどの付勢手段15を備えた複雑な構成になっている。
本発明は、上記事情に鑑み、簡易な構造で開口を確実に塞ぐことのできるシャッタユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のシャッタユニットは、開口を塞ぐシャッタプレートを移動させて前記開口を開閉するシャッタユニットにおいて、
(1)前記シャッタプレートのうち前記開口とは反対側の面に固定された、傾斜面が形成された傾斜ブロックと、
(2)該傾斜ブロックの前記傾斜面を摺動する楔状部材とを備え、
(3)所定の差込方向に前記楔状部材を移動させながら前記傾斜面を摺動させることにより前記シャッタプレートを前記開口に押し付ける一方、前記差込方向とは反対の抜出方向に前記楔状部材を移動させることにより前記シャッタプレートを前記開口から離して前記開口を開閉することを特徴とするものである。
ここで、
(4)前記傾斜ブロックの前記傾斜面は、前記差込方向の下流に向かうほど前記シャッタプレートから遠ざかるものであり、
(5)前記楔状部材は、前記差込方向の下流に向かうほど細くなるものであってもよい。
また、
(6)前記シャッタプレート及び前記楔状部材双方を連結するリンクを備え、
(7)該リンクと前記シャッタプレートは、前記リンクの一端部に形成された長孔に移動自在に嵌め込まれた連結部材を介して連結されたものであり、
(8)前記リンクと前記楔状部材は、前記リンクの他端部が回動自在に連結されたものであってもよい。
さらに、
(9)前記楔状部材を前記差込方向及び前記抜出方向に選択的に移動させるシリンダを備えてもよい。
さらにまた、
(10)前記開口は、互いに向き合って形成された一対のものであり、
(11)前記シャッタプレートは、前記一対の開口を塞ぐ一対のものであり、
(12)前記リンクは、前記楔状部材とは同じ位置で連結されると共に前記一対のシャッタプレートとは互いに対向する位置で連結された一対のものであってもよい。
さらにまた、
(13)前記シャッタプレートを前記差込方向の下流側の所定位置で停止させる停止部材を備えてもよい。
本発明のシャッタユニットによれば、差込方向と抜出方向に楔状部材を移動させることにより開口を開閉できるので簡易な構造のシャッタユニットが得られる。また、楔状部材を差込方向に移動させることによりシャッタプレートが開口に押し付けられるので、開口を確実に塞ぐことができる。
本発明は、熱処理装置の開口(ワークの出し入れ口)を開閉するシャッタユニットに実現された。
図1から図8までを参照して、本発明のシャッタユニットの実施例1を説明する。
図1は、2つの開口を同時に塞いだシャッタプレートを有するシャッタユニットを示す側面図である。図2は、図1のシャッタユニットのシャッタプレートが2つの開口から離れた状態を示す側面図である。図3は、図1のシャッタユニットのシャッタプレートが2つの開口の上方に移動した状態を示す側面図である。図4は、図1のシャッタプレートの一つを示す背面図である。図5は、図1のシャッタユニットを示す上面図である。図6(a)は、傾斜ブロックを示す正面図であり、(b)は、傾斜ブロックを示す側面図である。図7(a)は、リンクを示す側面図であり、(b)は、リンクを示す正面図である。図8(a)は、アームと楔状部材を示す正面図であり、(b)は、アームと楔状部材を示す側面図である。なお、シャッタユニットの内部構造をわかり易くするためにシャッタユニットの一部は省略されている。
シャッタユニット10は、例えば図5に示すように隣接した2つの部屋2,4それぞれの側壁6,8(又は、側壁に相当する板状部材6,8)に形成された開口(出入口)2a,4aを同時に開閉するものである。2つの部屋2,4としては、例えば、部屋4が真空室であり、部屋2が待機室などである。また、開口2a,4aは互いに向き合って形成された一対のものである。シャッタユニット10には一対のシャッタプレート20,40が備えられており、シャッタプレート20は開口2aを塞ぎ、シャッタプレート40は開口4aを塞ぐ。シャッタプレート20はリンク22,24、アーム60、楔状部材62等を介してシリンダ12に連結されており、シャッタプレート40はリンク42,44、アーム60、楔状部材62等を介してシリンダ12に連結されている。4つのリンク22,24,42,44は同一形状の板状のものであり、図7に示すように、リンク22の長手方向一端部には長孔(小判状の孔)22aが形成されており、その長手方向他端部には円孔(円形の孔)22bが形成されている。この長孔22aと円孔22bは、他のリンク24,42,44にも同様に形成されている。
シリンダ12が駆動することによりシャッタプレート20,40は上下動して(矢印A,B方向に移動して)開口2a,4aを同時に開閉する。シリンダ12の軸14がシリンダ12から最も押し出されたときは、図1に示すように、一対の開口2a,4aが一対のシャッタプレート20,40で塞がれる。シリンダ12の軸14が最も押し出された状態からやや短くなった(戻った、引っ込んだ)ときは、図2に示すように、一対のシャッタプレート20,40が一対の開口2a,4aから、矢印A,B方向に直交する方向(開口2a,4aの垂線方向)に離れる。シリンダ12の軸14が最も短くなったときは、図3に示すように、一対のシャッタプレート20,40は一対の開口2a,4aの上方(矢印A方向)に移動してこれらの開口2a,4aが完全に開かれる。
シャッタプレート20のうち開口2aとは反対側の面には傾斜ブロック26が固定されている。同様にシャッタプレート40のうち開口4aとは反対側の面には傾斜ブロック46が固定されている。2つの傾斜ブロック26,46は、シャッタプレート20,40のうち、矢印A,B方向に直交する矢印C方向(図4に示し、シャッタプレート20,40の幅方向であり、図1の紙面に垂直な方向)の中央部に固定されている。傾斜ブロック26には、図6等に示すように、矢印B方向(差込方向)の下流に向かうほどシャッタプレート20から離れる(遠ざかる)傾斜面26aが形成されている。同様に傾斜ブロック46にも、図6等に示すように、矢印B方向(差込方向)の下流に向かうほどシャッタプレート40から離れる(遠ざかる)傾斜面46aが形成されている。2つの傾斜ブロック26,46は、図1等に示すように、それぞれの傾斜面26a,46aを向き合わせて配置されている。このため、2つの傾斜面26a,46aに挟まれた空間は、矢印B方向の下流側(矢印A方向の上流側)に行くほど狭くなり、矢印B方向の上流側(矢印A方向の下流側)に行くほど広くなる。
上記した2つの傾斜面26a,46aに挟まれた空間には、図8に示すように、矢印B方向(差込方向)の下流に向かうほど細くなった楔状部材62が抜き差しされる。この楔状部材62は、矢印A,B方向に延びるアーム60の下端部(矢印B方向下流側端部)に固定されている。アーム60の上端部(矢印B方向上流側端部)は、シリンダ12の軸14に固定されている。従って、シリンダ12を駆動させて軸14を矢印A方向に移動させた場合、アーム60と楔状部材62は矢印A方向(抜出方向)に移動する。この逆に、軸14を矢印B方向に移動させた場合、アーム60と楔状部材62は矢印B方向(差込方向)に移動する。
楔状部材62には、傾斜ブロック26の傾斜面26aを摺動する傾斜面62aと、傾斜ブロック46の傾斜面46aを摺動する傾斜面62bが形成されている。楔状部材62の傾斜面62aが傾斜ブロック26の傾斜面26aを摺動すると共に楔状部材62の傾斜面62bが傾斜ブロック46の傾斜面46aを摺動しながら楔状部材62が矢印B方向に移動することにより、傾斜ブロック26とシャッタプレート20は開口2aに接近し、傾斜ブロック46とシャッタプレート40は開口4aに接近する。楔状部材62の傾斜面62a,62bがそれぞれ傾斜面26a,46aを摺動しながら矢印B方向の下流端まで移動したときに、シャッタプレート20が開口2aを塞ぐと共にシャッタプレート40が開口4aを塞ぐ。
図9から図11までを参照して、シャッタプレート20,40の動きを説明する。
図9は、シャッタプレートが開口の上方に位置している状態を拡大して示す側面図である。図10は、シャッタプレートが2つの開口から離れた状態を示す側面図である。図11は、シャッタプレートが開口を塞いだ状態を示す側面図である。これらの図では、図1から図8までに示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
図9から図11まではシャッタプレート20,40及びその近傍の部材を拡大して示しているので、楔状部材62とシャッタプレート20,40の連結構造について説明する。
楔状部材62の下端部(矢印B方向下流側端部)には、段付きねじ70(本発明にいう、連結部材の一例である。)をねじ込む孔62c(図8参照)が形成されている。段付きねじ70をリンク24,44の円孔24b,44bに貫通させて孔62cにねじ込むことにより、リンク24,44の上端部(他端部)は楔状部材62の下端部に回動自在に固定される。即ち、リンク24,44は段付きねじ70を中心軸にして矢印D方向に回動できることとなる。また、アーム60の長手方向(矢印A方向)中央部には、段付きねじ72(本発明にいう、連結部材の一例である。)をねじ込む孔60c(図8参照)が形成されている。段付きねじ72をリンク22,42の円孔22b,42bに貫通させて孔60cにねじ込むことにより、リンク22,42の上端部(他端部)はアーム60の長手方向中央部に回動自在に固定される。即ち、リンク22,42は段付きねじ72を中心軸にして矢印D方向に回動できることとなる。
4つのリンク22,24,42,44の長孔22a,24a,42a,44aにはそれぞれ段付きねじ82,86,84,88が差し込まれている。段付きねじ82は、シャッタプレート20の背面に固定されたブロック92にねじ込まれて固定されており、段付きねじ86は、シャッタプレート20の背面に固定されたブロック96にねじ込まれて固定されている。同様に、段付きねじ84は、シャッタプレート40の背面に固定されたブロック94にねじ込まれて固定されており、段付きねじ88は、シャッタプレート40の背面に固定されたブロック98にねじ込まれて固定されている。従って、アーム60及び楔状部材62が矢印A,B方向に移動するに伴って、4つのリンク22,24,42,44と共にシャッタプレート20,40が移動する。この移動を説明する。
シリンダ12を駆動させて軸14を一番上まで(矢印A方向の最上の位置まで)上昇させた場合、図9に示すように、シャッタプレート20は開口2aの上方に位置して側壁6から隙間Lだけ離れており、同様に、シャッタプレート40は開口4aの上方に位置して側壁8から隙間Lだけ離れている。この状態では、4つのリンク22,24,42,44の長孔22a,24a,42a,44aの下端に段付きねじ82,86,84,88が位置しており、シャッタプレート20の自重はリンク22,24に作用し、シャッタプレート40の自重はリンク42,44に作用している。従って、シャッタプレート20,40はアーム60と楔状部材62に(即ち、軸14に)吊り下げられていることとなる。また、本実施例では、この吊り下げられている状態において、楔状部材62の一部(上端部)は、傾斜ブロック26,46の傾斜面26a,46aに挟まれた空間から抜き出ている。隙間Lは楔状部材62の差し込み位置、リンクの取り付け位置・長さに基づいて決定される。
上記のようにシャッタプレート20,40が開口2a,4aの上方に位置している状態からシリンダ12を駆動させて軸14を下降させる(矢印B方向に移動させる)ことにより、図10に示すように、シャッタプレート20,40の下端部20a,40aはガイドプレート100に案内されて停止部材102,103に突き当たる。これにより、シャッタプレート20,40の下降(矢印B方向への移動)は停止する。
上記の停止した状態では、4つのリンク22,24,42,44の長孔22a,24a,42a,44aの下端に段付きねじ82,86,84,88が位置している。このように停止している状態から、さらにシリンダ12を駆動させて軸14を下降させることにより、リンク22,42が下がり、段付きねじ72を中心軸にして矢印D方向(広がる方向)に回動する(2つのリンク22,42の下端部が離れる方向に回動する)と共に、リンク24,44が下がり、段付きねじ70を中心軸にして矢印D方向に回動する(2つのリンク24,44の下端部が離れる方向に回動する)。この下降と回動に伴って、4つのリンク22,24,42,44の長孔22a,24a,42a,44aの下端に位置していた段付きねじ82,86,84,88が、図11に示すように各長孔22a,24a,42a,44aの中央部にみかけ上移動する。また、同時に下降によって楔状部材62の傾斜面62a,62bが傾斜面26a,46aを摺動して楔状部材62が、傾斜ブロック26,46の傾斜面26a,46aに挟まれた空間に差し込まれる。これにより傾斜ブロック26は水平に移動してシャッタプレート20は開口2aに押し付けられると共に、傾斜ブロック46も同様に水平移動してシャッタプレート40は開口4aに押し付けられる。この結果、開口2aはシャッタプレート20で塞がれると共に開口4aはシャッタプレート40で塞がれる。
なお、軸14の下降によってリンク22,24,42,44が下がって段付きねじ82,86,84,88が長孔22a,24a,42a,44a内を中心部側に見かけ上移動することと、シャッタプレート20,40が開口2a,4a側(中心部側とは反対の側)に実際に移動することとが同時に起こり、開口2a,4aを塞いだ状態で段付きねじ82,84,86,88が長孔22a,24a,42a,44aの中心部よりもやや上方に位置する。
このように、シャッタプレート20,40が開口2a,4aを塞ぐ際に、シャッタプレート20,40は、開口2a,4aに直交する方向(開口2a,4aの垂線方向)から接近して接触するので、シャッタプレート40がOリング104上を摺動せずこれらを損傷させない。なお、開口2a,4aを塞いだシャッタプレート20,40が開口2a,4aから離れる際は、上記とは逆の動作であり、シャッタプレート20,40は、開口2a,4aに直交する方向に移動してこれらから離れる。
以上説明したように、実施例1のシャッタユニット10によれば、傾斜ブロック26,46の傾斜面26a,46aに挟まれた空間に楔状部材62を抜き差しすることにより開口2a,4aを開閉できるので簡易な構造のシャッタユニット10を得られる。また、上記の空間に楔状部材62を差し込むことによりシャッタプレート20,40が開口2a,4aに押し付けられるので、開口2a,4aを確実に塞ぐことができる。
図12から図16までを参照して本発明の実施例2を説明する。
図12は、1つの開口を塞いだシャッタプレートを有するシャッタユニットを示す側面図である。図13は、図12のシャッタユニットのシャッタプレートが開口から離れた状態を示す側面図である。図14は、図12のシャッタユニットのシャッタプレートが開口の上方に移動した状態を示す側面図である。図15は、図12のシャッタプレートを示す背面図である。図16は、図15のE―E断面図である。これらの図では、図1から図11までに示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
シャッタユニット200は、部屋202の側壁204(又は、側壁に相当する板状部材204)に形成された開口(出入口)204aを開閉するものである。部屋202としては、例えば真空室が一例として挙げられる。シャッタユニット200にはシャッタプレート210が備えられており、シャッタプレート210が開口204aを塞ぐ。シャッタプレート210はリンク212,214、楔状部材216、サポート208、軸14等を介してシリンダ12に連結されている。2つのリンク212,214は、実施例1のリンク22等と同一形状であり、図7に示すような長孔や円孔が形成されている。なお、2つのリンク212,214は、図15に示すように、シャッタプレート210の、矢印A,B方向に直交する矢印C方向(シャッタプレート210の幅方向)の両端部にそれぞれ配置されている。
シリンダ12が駆動することによりシャッタプレート210は上下動して(矢印A,B方向に移動して)開口204aを開閉する。シリンダ12の軸14がシリンダ12から最も押し出されたときは、図12に示すように、開口204aがシャッタプレート210,40で塞がれる。シリンダ12の軸14が最も押し出された状態からやや短くなった(引っ込んだ)ときは、図13に示すように、シャッタプレート210が開口204aから、矢印A,B方向に直交する方向(開口の垂線方向)に離れる。シリンダ12の軸14が最も短くなったときは、図14に示すように、シャッタプレート210は開口204aの上方(矢印A方向)に移動してこの開口204aが完全に開かれる。
シャッタプレート210のうち開口204aとは反対側の面には傾斜ブロック226が固定されている。傾斜ブロック226は、リンク212,214と同様に、シャッタプレート210の、矢印A,B方向に直交する矢印C方向(幅方向)の両端部にそれぞれ固定されている。即ち、シャッタプレート210には2つの(一対の)傾斜ブロック226が固定されている。傾斜ブロック226には、図12に示すように、矢印B方向(差込方向)の下流に向かうほどシャッタプレート210から離れる(遠ざかる)傾斜面226aが形成されている。
傾斜ブロック226の傾斜面226aには、図12等に示すように、矢印B方向(差込方向)の下流に向かうほど細くなった楔状部材216が摺動する。この摺動の際は、楔状部材216の傾斜面216aが傾斜ブロック226の傾斜面226aに接触しながら移動する。楔状部材216の傾斜面216aは、その下端(矢印B方向下流端)に向かうほどシャッタプレート210から離れるように形成されている。また、楔状部材216のうち傾斜面216aとは反対側の面は矢印B方向に平行な面であり、この面は、楔状部材216が移動する際に側壁206に摺動する。この面と側壁206との摩擦を低減させるためにローラを使用したり摩擦の少ない材料を用いたりする。
楔状部材216は、矢印A,B方向に延びるアーム218と一体的に形成されており、アーム218の下端部(矢印B方向下流側端部)に位置している。アーム218の上端部(矢印B方向上流側端部)は、サポート208を介してシリンダ12の軸14に固定されている。従って、シリンダ12を駆動させて軸14を矢印A方向に移動させた場合、アーム218と楔状部材216は矢印A方向(抜出方向)に移動する。この逆に、軸14を矢印B方向に移動させた場合、アーム218と楔状部材216は矢印B方向(差込方向)に移動する。楔状部材216の傾斜面216aが傾斜ブロック226の傾斜面226aを摺動しながら楔状部材216が矢印B方向に移動することにより、傾斜ブロック226とシャッタプレート210は開口204aに接近する。楔状部材216の傾斜面216aが傾斜面226aを摺動しながら矢印B方向の下流端まで移動したときに、シャッタプレート210が開口204aを塞ぐ。
楔状部材216の下端部(矢印B方向下流側端部)には、段付きねじ270(本発明にいう、連結部材の一例である。)をねじ込む孔(図示せず)が形成されている。図16に示すように段付きねじ270をリンク214の円孔(図7参照)と高さ調整用カラー220に貫通させてその孔にねじ込むことにより、リンク214の上端部(他端部)は楔状部材216の下端部に回動自在に固定される。即ち、リンク214は段付きねじ270を中心軸にして矢印D方向に回動できることとなる。また、アーム218の長手方向(矢印A方向)中央部には、段付きねじ272(本発明にいう、連結部材の一例である。)をねじ込む孔(図示せず)が形成されている。段付きねじ272をリンク212の円孔(図7参照)に貫通させて孔にねじ込むことにより、リンク212の上端部(他端部)はアーム218の長手方向中央部に回動自在に固定される。即ち、リンク212は段付きねじ272を中心軸にして矢印D方向に回動できることとなる。
2つのリンク212,214の長孔(図7参照)にはそれぞれ段付きねじ276,274が差し込まれている。段付きねじ274は、シャッタプレート210の背面の下部に固定されたブロック284にねじ込まれて固定されており、段付きねじ276は、シャッタプレート210の背面の上部に固定されたブロック286にねじ込まれて固定されている。従って、アーム218及び楔状部材216が矢印A,B方向に移動するに伴って、2つのリンク212,214と共にシャッタプレート210が移動する。この移動を説明する。
シリンダ12を駆動させて軸14を一番上まで(矢印A方向の最上の位置まで)上昇させた場合、図14に示すように、シャッタプレート210は開口204aの上方に位置して側壁204から隙間Lだけ離れている。この状態では、2つのリンク212,214の長孔の下端に段付きねじ274,276が位置しており、シャッタプレート210の自重はリンク212,214に作用している。従って、シャッタプレート210はアーム218と楔状部材216に(即ち、軸14に)吊り下げられていることとなる。また、本実施例では、この吊り下げられている状態において、楔状部材216の一部(上端部)は、傾斜ブロック226の傾斜面226aから抜き出ている。
上記のようにシャッタプレート210が開口204aの上方に位置している状態からシリンダ12を駆動させて軸14を下降させる(矢印B方向に移動させる)ことにより、図13に示すように、シャッタプレート210の下端部210aはガイドプレート230に案内されて停止部材232に突き当たる。これにより、シャッタプレート210の下降(矢印B方向への移動)は停止する。
上記の停止した状態では、2つのリンク212,214の長孔の下端に段付きねじ274,276が位置している。このように停止している状態から、シリンダ12を駆動させて軸14をさらに下降させることにより、リンク212が下がる(下降する)と共に矢印D方向に段付きねじ272を中心軸にして回動する。同様に、リンク214が下がると共に矢印D方向に段付きねじ270を中心軸にして回動する。このリンク212,214の下降と回動に伴って、2つのリンク212,214の長孔の下端に位置していた段付きねじ274,276が、図12に示すように各長孔の中央部に見かけ上移動する。また、下降により楔状部材216の傾斜面216aが傾斜ブロック226の傾斜面226aを摺動して楔状部材216が矢印B方向に移動する。楔状部材216の平面側は側壁206で規制されているので、傾斜ブロック216は水平に移動してシャッタプレート210は開口204aに向けて押し付けられる。この結果、開口204aはシャッタプレート210で塞がれる。このように、シャッタプレート210が開口204aを塞ぐ際に、シャッタプレート210は、開口204aに直交する方向(開口204aの垂線方向)から接近して接触するので、シャッタプレート210がOリング104上を摺動せずこれらを損傷させない。なお、開口204aを塞いだシャッタプレート210が開口204aから離れる際は、上記とは逆の動作であり、シャッタプレート210は、開口204aに直交する方向に移動してこれらから離れる。
なお、軸14の下降によってリンク212,214が下がって段付きねじ276,274が長孔内を中心に中心部側に見かけ上移動することと、シャッタプレート210が開口204a側(中心部側とは反対の側)に実際に移動することとが同時に起こり、開口204aを塞いだ状態で段付きねじ276,274が長孔の中心部やや上方に位置する。
以上説明したように、実施例2のシャッタユニット200によれば、傾斜ブロック226の傾斜面226aに楔状部材216の傾斜面216aを摺動させることにより開口204aを開閉できるので簡易な構造のシャッタユニット200を得られる。また、楔状部材216を移動させることによりシャッタプレート210が開口204aに押し付けられるので、開口204aを確実に塞ぐことができる。
2つの開口を同時に塞いだシャッタプレートを有するシャッタユニットを示す側面図である。 図1のシャッタユニットのシャッタプレートが2つの開口から離れた状態を示す側面図である。 図1のシャッタユニットのシャッタプレートが2つの開口の上方に移動した状態を示す側面図である。 図1のシャッタプレートの一つを示す背面図である。 図1のシャッタユニットを示す上面図である。 (a)は、傾斜ブロックを示す正面図であり、(b)は、傾斜ブロックを示す側面図である。 (a)は、リンクを示す側面図であり、(b)は、リンクを示す正面図である。 (a)は、アームと楔状部材を示す正面図であり、(b)は、アームと楔状部材を示す側面図である。 シャッタプレートが開口の上方に位置している状態を拡大して示す側面図である。 シャッタプレートが2つの開口から離れた状態を示す側面図である。 シャッタプレートが開口を塞いだ状態を示す側面図である。 1つの開口を塞いだシャッタプレートを有するシャッタユニットを示す側面図である。 図12のシャッタユニットのシャッタプレートが開口から離れた状態を示す側面図である。 図12のシャッタユニットのシャッタプレートが開口の上方に移動した状態を示す側面図である。 図12のシャッタプレートを示す背面図である。 図15のE―E断面図である。
符号の説明
2a,4a,204a 開口
10,200 シャッタユニット
12 シリンダ
20,40,210 シャッタプレート
22,24,42,44,212,214 リンク
26,46,226 傾斜ブロック
26a,46a,226a 傾斜面
62,216 楔状部材

Claims (3)

  1. 一対の開口を塞ぐ一対の板状のシャッタプレートを上下動させて前記開口を開閉するシャッタユニットにおいて、
    前記一対のシャッタプレートを同時に上下動させる1台のシリンダと、
    前記シャッタプレートのうち前記開口とは反対側の面に固定された、傾斜面が形成された傾斜ブロックと、
    該傾斜ブロックの前記傾斜面を摺動する楔状部材と、
    前記シャッタプレート及び前記楔状部材双方を連結するリンクとを備え、
    該リンクと前記シャッタプレートは、前記リンクの一端部に形成された長孔に移動自在に嵌め込まれた連結部材を介して連結されたものであり、
    前記リンクと前記楔状部材は、前記リンクの他端部が回動自在に連結されたものであり、さらに、
    前記シャッタプレートを前記下方に移動させる差込方向の下流側の所定位置で前記シャッタプレートを停止させる停止部材とを備え、
    前記差込方向に前記楔状部材を移動させながら前記傾斜面を摺動させることにより前記シャッタプレートを前記停止部材で停止させて前記シャッタプレートを前記開口に押し付ける一方、前記差込方向とは反対の抜出方向に前記楔状部材を移動させることにより前記シャッタプレートを前記開口から離して前記開口を開閉することを特徴とするシャッタユニット。
  2. 前記傾斜ブロックの前記傾斜面は、前記差込方向の下流に向かうほど前記シャッタプレートから遠ざかるものであり、
    前記楔状部材は、前記差込方向の下流に向かうほど細くなるものであることを特徴とする請求項1に記載のシャッタユニット。
  3. 前記開口は、互いに向き合って形成されたものであり、
    前記シャッタプレートは、前記一対の開口を塞ぐものであり、
    前記リンクは、前記楔状部材とは同じ位置で連結されると共に前記一対のシャッタプレートとは互いに対向する位置で連結された一対のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッタユニット。
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