JP4631194B2 - 避難誘導システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、迅速・正確・安全な避難誘導を実現し、また、避難誘導装置と連動して照明を制御する避難誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の避難誘導システムの構成図、図11はこの避難誘導システムの配置図、図12はこの避難誘導システムの誘導主装置の内部構成図である。
【0003】
図において、1は天井11に設けられた煙探知器、2は煙探知器1からの煙検知信号を受信する自動火災報知設備、26は天井11に設けられた誘導主装置であり、避難誘導灯5、非常時に誘導音を発生する誘導音装置6、閃光を放つ点滅装置7を備え、非常時にはこれらの装置により避難誘導を行う。なお、図では点滅形誘導音付加誘導灯を示している。ここで、誘導灯5、誘導音装置6、点滅装置7は消防法に基づき規格化された誘導装置である。
【0004】
27は天井11に設けられた明るさセンサ、28は自動火災報知設備2からの火災信号および明るさセンサ27からの照度信号を受信し、誘導主装置26へ制御信号を送信する誘導灯用信号装置である。31は通路、32は会議室などの部屋、33、34、35は、それぞれは誘導灯5、誘導音装置6、点滅装置7を駆動させる調光/点消灯回路、音声発生回路、点滅回路である。
【0005】
なお、煙探知器1と自動火災報知設備2により火災報知システムを構成し、それ以外の構成により避難誘導システムを構成する。
また、図11において、A〜Fはフロア内での誘導主装置26の設置場所を示し、通路31上にはA、B、G、会議室などの部屋32内にはC、D、E、Fの場所に設置され、誘導主装置26はフロア内のどこにいる人からも視認しやすい位置に設置される。
【0006】
次に、動作について説明する。
煙探知器1が火災による煙を探知した場合には、自動火災報知設備2へ煙検知信号を送信し、自動火災報知設備2は煙検知信号を受信し、誘導灯用信号装置28へ火災信号を送信する。誘導灯用信号装置28は火災信号を受信し、誘導主装置26へ制御信号を送信し、誘導主装置26では制御信号に基づいて調光/点消灯回路33、音声発生回路34、点滅回路35を駆動させ、誘導灯5の調光/点消灯、誘導音装置6による誘導音の発生、点滅装置7の点滅を行い、避難誘導を行う。
【0007】
なお、昼光を利用できる窓側等の空間では、明るさセンサ27により検知された照度に基づいて誘導灯5を減光してもよい。また、人の不在場所では、防火管理者が手動スイッチで消灯してもよい。さらに、施錠スイッチのオン/オフに連動して自動的に消灯/点灯してもよい。
【0008】
図13は例えば特開平6−111172号公報に示された別の従来の避難誘導システムの原理ブロック図である。図において、36は災害情報を受信し災害種類と発生場所とを認識する防災受信盤、37は複数の人を検出する人位置検出器、38はこれら防災受信盤36と人位置検出器37の出力を受けて、災害の拡大方向と避難ルートを推論するホストコンピュータ、39は該ホストコンピュータ38で推論した結果を表示する少なくとも1個の表示装置である。
【0009】
次に、動作について説明する。
ホストコンピュータ38は、防災受信盤36から受信した災害の種類及び発生場所と、人位置検出器37から受信した人の位置する情報とを基に、災害の拡大方向と人の情報とを加味して最適な避難誘導ルートを決定し、各所に配置された表示装置39に表示する。これにより、例えば災害が発生したビル内にいる人に対して、災害発生時の避難誘導を自動的にかつ確実に行うことができる。避難誘導係りではなく、ホストコンピュータ38が判断するので、人のように災害発生によりパニツクに陥って適切な避難誘導ができなくなるということはなく、冷静に避難誘導ルートを決められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の避難誘導システムでは、それを構成する複数の装置の制御内容を誘導灯用信号装置28やホストコンピュータ38(以下、誘導灯用信号装置28とホストコンピュータ38をあわせて集中制御装置という)により決定するという集中制御システムであるため、集中制御装置がシステムを構成する全誘導装置の制御内容を管理する必要があり、システム規模が大きくなるにつれて制御構造が複雑になってしまうという設計、管理上の問題点があった。
さらに、制御構造が複雑化した場合に、システムトラブルが生じると、その要因の特定と修復が容易ではなく、また、建物改修等に伴い装置追加を行う場合にも導入、設定が困難であるという保守面での問題点があった。
【0011】
また、明るさセンサなどと連動させる場合は、その信号線を集中制御装置に結線する必要があるため、信号線の引き回しと結線作業の手間がかかるという問題点があった。
さらに、特開平6−111172号公報の避難誘導システムでは、人位置検知器を特定していないが、その導入時には制御に利用するのに十分な情報検出を行うための有効設置空間の確保が必要であり、さらには上記と同様の検出信号送信線の引きまわしと結線作業の手間がかかるという問題点があった。
【0012】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、従来の誘導システムの基本機能を備えつつも制御構造が複雑化せず、かつシステム管理が比較的容易な保守性の良く、また、明るさセンサや人位置検知器を必要とせず、周囲明るさ状態や人の行動状況などの情報を把握し、それに基づいて各誘導装置を制御でき、設置性のよい避難誘導システムを得るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る避難誘導システムにおいては、誘導装置を有する複数の誘導主装置と、報知設備からの報知信号を受信し、誘導主装置へ制御信号を送信する誘導灯用信号装置とを備え、誘導主装置は、誘導主装置の周囲の画像を検知する画像センサと、この画像センサからの画像信号に応じた制御内容を予め記憶しておく記憶手段と、他の誘導主装置と信号の送受信を行うとともに、画像センサからの画像信号に応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置または他の誘導主装置へ制御信号を出力し、誘導灯用信号装置または誘導装置を制御する自律制御部とを備えたものである。
【0014】
また、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の明るさを出力し、この明るさに応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、誘導装置を制御するものである。
【0015】
さらに、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の人の在不在を検出し、この検出結果に応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、誘導装置を制御するものである。
【0016】
また、避難誘導システムの設置場所を管理する制御監視室を備え、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の人情報を検出し、この検出結果に応じて記憶手段の制御内容を選択し、制御監視室へ人情報を送信するものである。
【0017】
また、照明器具と、この照明器具を自律制御する照明器具自律制御部とを備え、前記誘導主装置の自律制御部は、他の誘導主装置または前記照明器具自律制御部と信号の送受信を行うとともに、前記画像センサからの画像信号に応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記誘導灯用信号装置または他の誘導主装置または前記照明器具自律制御部へ制御信号を出力し、前記誘導灯用信号装置または前記誘導装置を制御し、前記照明器具自律制御部は、前記自律制御部からの制御信号に応じて前記照明器具を制御し、照明器具と連動したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの構成図、図2はこの避難誘導システムの自律制御型誘導主装置の内部構成図であり、処理の流れを示す。図3はこの避難誘導システムの自律制御型誘導主装置の内部構成図、図4はこの避難誘導システムの配置図、図5はこの避難誘導システムの配置図である。
【0019】
図において、従来例と同一または相当部分には、同一符号を付け、説明を省略する。3は自動火災報知設備2からの火災信号を受信し、自律制御型誘導主装置4(後述)へ制御信号を送信する誘導灯用信号装置である。4は天井11に設けられた自律制御型誘導主装置(以下、誘導主装置という。図では点滅形誘導音付加誘導灯の場合を示す)であり、被制御装置として誘導灯5、誘導音装置6、点滅装置7、自律制御部8、画像センサ9を備え、画像センサ9は誘導主装置4の周囲の画像を検出する。
【0020】
自律制御部8はCPU81、EEPROM(書き込みROM)82、RAM83、装置制御インターフェース84、通信インターフェース85を備え、画像センサ9による画像情報を処理し、その結果に応じて自己の誘導主装置4を制御し、また制御信号を前記各被制御装置へ送信する。13は画像センサ9による画像センシング範囲(画像検知範囲)、14は人である。
【0021】
また、誘導主装置4は、誘導灯信号装置3と結線し、さらに必要に応じ誘導主装置間連結線10により他の誘導主装置4と結線し、各誘導主装置間で制御信号の通信を行えるように構成する。
さらに、誘導灯用信号装置3は、誘導主装置4と同様に、自律制御部を有するものであってもよい。
なお、煙探知器1と、煙探知器1からの煙検知信号を受信する自動火災報知設備3により火災報知システムを構成し、それ以外の構成により避難誘導システムを構成している。
【0022】
次に、動作について説明する。
図2を用いて誘導主装置4内の処理の流れについて説明する。
例えば火災が生じた場合には、画像センサ9により炎の画像信号が自律制御部8へ入力される。自律制御部8では画像信号を処理し、処理結果に基づいて周囲の状況(火災発生)を判断し、この判断に基づいて誘導灯5、誘導音装置6、点滅装置7、誘導灯用信号装置3、他の誘導主装置4への制御内容を決定し、調光/点消灯回路33、点滅回路34、音声発生回路各装置35、誘導灯用信号装置3、他の誘導主装置4へ制御信号を送信する。
【0023】
この制御信号により調光/点消灯回路33、音声発生回路34、点滅回路35を駆動させ、誘導灯5の調光/点消灯、誘導音装置6による誘導音の発生、点滅装置7の点滅を行い、避難誘導を行う。ここで、制御信号はシステムを構成する他の複数の誘導主装置、また誘導灯用信号装置3へ、装置を指定して送受信できるように構成される。
【0024】
図3を用いて誘導主装置4内の各装置の動作について説明する。
画像センサ9からの画像信号が自律制御部8へ入力される。自律制御部8では、CPU81があらかじめEEPROM82などの記憶装置に書かれた制御プログラムに基づいてその時の処理を決定する。すなわち、画像処理は画像センサ9内あるいはEEPROM82上のプログラムに基づいて行われる(図2中の画像処理に相当)。その後、EEPROM82に書かれた状態判定パタ−ンに基づき周囲状況の判断を行い(図2中の周囲状況判断に相当)、各制御装置の動作内容を決定する(図2中の制御内容決定部分に相当)。
【0025】
その決定に応じた誘導灯5、誘導音装置6、点滅装置7の誘導装置への制御信号は装置制御インターフェース84を介して調光/点消灯回路33、点滅回路34、音声発生回路各装置35の各装置へ送信し図2中の制御信号出力に相当)、各装置を駆動させ、指定動作を実現する。さらに上記制御信号は必要に応じて通信インターフェース85を介して送信を必要とする他の誘導主装置4及び誘導灯用信号装置3へ送信される(図2中の制御信号出力に相当)。
【0026】
以上のような構成により、各制御内容を各誘導主装置内の自律制御部8で管理することができ、従来のように各装置の制御内容を誘導灯用信号装置28内で集中的に管理する必要がなくなる。よって、制御構造の複雑化を避けることができ、トラブル時の原因特定や補修作業、また誘導主装置の追加作業の際も手間無く行うことができ、システムの保守性を向上することができる。さらに、誘導灯用信号装置3は必然的にそれ自身のシステム負荷が少なくなり、またその内部配線を少なくできるため装置寸法を小さくでき、設置面積が少なくて済むという利点もある。
【0027】
次に、誘導主装置4の昼光を利用した省エネ運用について、図4を用いて説明する。
フロア内での誘導主装置4は、通路31上にはA、B、G、会議室などの部屋32内にはC、D、E、Fの場所に設置され、誘導主装置4はフロア内のどこにいる人からも視認しやすい位置に設置される。また、各誘導主装置4は誘導主装置間連結線10で結線されている。さらに、画像センサ9により常時画像センシング範囲13の画像を監視する。
【0028】
そこで、ある部屋13内において、窓12から入射する昼光を利用でき、誘導灯5を点灯せずともその誘導表示板を視認できる場合には、画像情報に基づきCやEの誘導主装置4の誘導灯を消灯することが可能である。これは例えば画像情報をもとに空間平均輝度値を常時算出し、所定レベル以下になる場合には誘導灯5を消灯するような処理内容を予め誘導主装置4内の記憶装置のEEPROM82やRAM83に記述することにより実現できる。さらに、輝度レベルに応じ調光を行うような処理内容を記述してもよい。
【0029】
以上のように、自律制御部8内の処理を定めておくことにより、昼光を利用した省エネ運用を行うことができ、また、従来のように明るさセンサ27をシステム連動させる必要がないために、明るさセンサ27からの信号線を誘導灯用信号装置28に接続するような作業も省けるため、設置性も向上する。
【0030】
次に、誘導主装置4の人の在不在に応じた省エネ運用について、図5を用いて説明する。
画像センサ9によるセンシング範囲13内で人14の在不在を検知し、誘導灯5の点灯制御を行う。例えば誘導主装置4内記憶装置のEEPROM82やRAM83に、フレーム間の画像の動き情報を利用した画像処理を行い、人14の在不在を判断するような内容の処理を記述する。これにより、部屋32内の無人空間を検知し、この無人空間では誘導機能が不要となるため、例えばC、D、Eの誘導主装置4の誘導灯を消灯するように制御する。
さらに、例えば人通りのまばらな通路上で人の不在を検知した場合には、調光/点消灯回路33により誘導灯5の光源調光率を25%にするなどの低照度値に設定するように記憶装置へ記述し、この動作を実現してもよい。
【0031】
以上のように、画像センサ9による画像センシング範囲内で人の検知を行い、無人空間では誘導機能を行わないようにすることにより、人の在不在に応じた避難誘導システムの省エネ運用を行うことができる。
なお、この実施の形態1では、各装置間の制御線を単に有線としたものを示したが、他の通信媒体として無線や電力線を利用してもよい。
【0032】
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2を示す避難誘導システムの構成図、図7はこの避難誘導システムの配置図である。図において、従来例、上記実施の形態と同一または相当部分には同一符号を付け、説明を省略する。15は天井11に設けられ、ディスプレイやスピーカ等からなる補助誘導部17を備えた自律制御形補助誘導装置、18は画像センサ9による画像情報を出力する画像出力部、19は画像出力部18からの画像情報が制御信号線29を介して入力される制御監視室である。
なお、補助誘導装置自律制御部16には、図示していないが記憶装置のEEPROMやRAMを備えている。
【0033】
次に、動作について説明する。
まず、自律制御部8において、常時、誘導主装置4の設置位置周囲の人の混雑度・行動量・行動方向(以下、人の混雑度・行動量・行動方向を人情報という)を画像センサ9からの画像の動き情報、輝度情報に基づいて検出するように記憶装置に画像処理内容を記述する。
【0034】
この画像処理後、得られた人情報は、情報量の多い画像情報ではなく、情報量を少なくした簡単なフォーマットデータに加工し、制御信号線29を介した制御監視室19へ送信したり、誘導主装置間連結線10を介した他の各誘導主装置4へ送信する。避難誘導システムの各誘導主装置4内の自律制御部8では予め上記データ内容を解釈できるように記憶装置に記述しておくことにより、情報量の少ないデータの送受信により画像センサ9周辺の人情報を把握する。
【0035】
そこで、上記のように構成した画像センサ組込みの誘導主装置4をフロア内で人情報を要求する空間を網羅するように配置する。これにより、常時、対象空間での人情報を収集でき避難誘導以外の目的にも活用できる。
例えば、避難誘導システムが店舗内に設置される場合には、平常時は、人情報を制御監視室19へ送信へ送信することにより、店舗内の運営情報として活用し、また、送信される人情報のデータは少ない情報量であるため、室内32のEEPROM82などの記憶装置の記憶容量に負担をかけることなく、さらに、必要に応じて人情報のデータを参照するなどの使い方もできる。
【0036】
また、避難誘導目的として、画像センサ9による画像情報を映像(画像データ)として画像出力部18から制御信号線29を介して制御監視室19に伝送するように記憶装置に記述することにより、制御監視室19において、常時、各誘導主装置4の周辺の情報を把握することができる。例えば、図7に示すように建物内で火災20が発生し、火災報知設備で火災報知された場合にも、制御監視室19では、G、Fの誘導主装置4により通路31や部屋32内での火災状況やその空間の人情報をリアルタイムで把握でき、映像を見ながら例えばスピーカを通して誘導路を伝えるなど緊急事態発生時にいち早く対応できる。
【0037】
さらに、避難誘導において、誘導主装置4の他に補助誘導装置15を併用してもよく、火災などの非常事態発生時に、自律制御部8からの火災発生を示す制御信号が補助誘導装置自律制御部16へ入力される。補助誘導装置自律制御部16では、記憶装置に予め記憶された制御プログラムに沿って、この制御信号に基づいて補助誘導部17への制御内容を決定し、補助誘導部17へ制御信号を送信する。補助誘導部17では、この制御信号に基づきディスプレイの表示内容やスピーカの音声情報を避難誘導用に切り換えて動作させる。
【0038】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3を示す避難誘導システムの構成図、図9はこの避難誘導システムの配置図である。図において、従来例、上記実施の形態と同一または相当部分には、同一符号を付け、説明を省略する。21は照明器具、22は照明器具自律制御部、23は点灯装置、24は光源ランプ、25は反射板である。誘導主装置4と照明器具21とは誘導装置自律制御部8と照明器具自律制御部22との間で制御信号の送受信を行うように構成する。
なお、照明器具自律制御部22には、図示していないが記憶装置のEEPROMやRAMを備えている。
【0039】
次に、動作について説明する。
誘導主装置4と照明器具21は両者間で取り交わされる制御信号の内容を共通して把握できるように誘導主装置内自律制御部8と照明器具自律制御部22に記憶させておく。さらに、照明器具自律制御部22には、誘導主装置内自律制御部8から画像情報などに基づき処理され出力された制御信号に基づいて行う調光レベルを記憶装置に記述しておく。これにより、誘導主装置4周囲の明るさ状態や人情報に基づいて、照明器具21を調光、点消灯制御することができる。
【0040】
図9には実際にフロアに避難誘導システムを取り付け、照明器具21を連動させた例を示す。フロア内での誘導主装置4は、通路31上にはA、B、G、会議室などの部屋32内にはC、D、E、Fの場所に設置され、各場所において、誘導主装置4の画像センサ9による画像センシング機能に基づいて、誘導主装置4と照明器具21との間で制御信号の送受信を行い、照明器具21が制御されることにより、例えば従来必要であった照明器具専用制御用の明るさセンサや人感センサを用いる必要がなく、自律制御型誘導誘導装置4の周囲の照明状態を制御することが可能となる。
【0041】
よって、避難誘導システム及び照明システムの両者をあわせた導入コストを下げることができ、両システムの省エネ運用が可能となる。また、照明器具にも自律制御部を持たせることで避難誘導システムに加え、それに連動した照明システムを構築する際にも制御構造が複雑化せず、システム設計、システム保守の面で効果的である。
【0042】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0043】
誘導装置を有する複数の誘導主装置と、報知設備からの報知信号を受信し、誘導主装置へ制御信号を送信する誘導灯用信号装置とを備え備えた避難誘導システムであって、誘導主装置は、誘導主装置の周囲の画像を検知する画像センサと、この画像センサからの画像信号に応じた制御内容を予め記憶しておく記憶手段と、他の誘導主装置と信号の送受信を行うとともに、画像センサからの画像信号に応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置または他の誘導主装置へ制御信号を出力し、誘導灯用信号装置または誘導装置を制御する自律制御部とを備えたので、各誘導装置制御内容を誘導灯用信号装置内で集中管理する必要がなく、制御構造の複雑化を避けることができ、トラブル時の原因特定や補修作業、また誘導主装置追加作業の際も手間無く行うことができシステムの保守性を向上することができる。
【0044】
また、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の明るさを出力し、この明るさに応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、誘導装置を制御するので、昼光を利用した省エネ運用を行うことができ、さらに従来明るさセンサをシステム連動させる場合のように信号線を誘導灯用信号装置に接続するような作業も省け設置性も向上する。
【0045】
さらに、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の人の在不在を検出し、この検出結果に応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、誘導装置を制御するので、人の在不在に応じた避難誘導システムの省エネ運用に効果を与えることができる。
【0046】
また、避難誘導システムの設置場所を管理する制御監視室を備え、誘導主装置の自律制御部は、画像センサによる画像信号に基づき誘導主装置の周囲の人情報を検出し、この検出結果に応じて記憶手段の制御内容を選択し、制御監視室へ人情報を送信するので、避難誘導以外の機能を備えたシステム運用が可能となり、例えばシステムが店舗内に設置される場合には、それら人情報を店舗内の運営情報として活用できる。
【0047】
また、照明器具と、この照明器具を自律制御する照明器具自律制御部とを備え、誘導主装置の自律制御部は、他の誘導主装置または照明器具自律制御部と信号の送受信を行うとともに、画像センサからの画像信号に応じて記憶手段の制御内容を選択し、誘導灯用信号装置または他の誘導主装置または照明器具自律制御部へ制御信号を出力し、誘導灯用信号装置または誘導装置を制御し、照明器具自律制御部は、自律制御部からの制御信号に応じて照明器具を制御し、照明器具と連動したので、従来必要であった照明器具専用の光センサ類を用いる必要がなく、制御構造が複雑化しない、システム設計、システム保守の面で効果的な低コストの省エネシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの自律制御型誘導主装置の内部構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの自律制御型誘導主装置の内部構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの配置図である。
【図5】 この発明の実施の形態1を示す避難誘導システムの配置図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す避難誘導システムの構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す避難誘導システムの配置図である。
【図8】 この発明の実施の形態3を示す避難誘導システムの構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3示す避難誘導システムの配置図である。
【図10】 従来の避難誘導システムの構成図である。
【図11】 従来の避難誘導システムの配置図である。
【図12】 従来の避難誘導システムの誘導主装置の内部構成図である。
【図13】 従来の避難誘導システムの原理ブロック図である。
【符号の説明】
2 自動火災報知設備、 3 誘導灯用信号装置、 4 自律制御型誘導主装置、 5 誘導灯、 6 誘導音装置、 7 点滅装置、 8 自律制御部、 9 画像センサ、 10 誘導主装置間連結線、 13 画像センシング範囲、14 人、 15 自律制御形補助誘導装置、 16 補助誘導装置自律制御部、 17 補助誘導部、 18 画像出力部、 19 制御監視室、 20 火災、 21 照明器具、 22 照明器具自律制御部、 33 調光/点消灯回路、 34 音声発生回路、 35 点滅回路、 81 CPU、 82 EEPROM、 83 RAM、 84 装置制御インターフェース、 85 通信インターフェース。

Claims (5)

  1. 誘導装置を有する複数の誘導主装置と、
    報知設備からの報知信号を受信し、前記誘導主装置へ制御信号を送信する誘導灯用信号装置とを備えた避難誘導システムであって、
    前記誘導主装置は、
    前記誘導主装置の周囲の画像を検知する画像センサと、
    この画像センサからの画像信号に応じた制御内容を予め記憶しておく記憶手段と、
    他の誘導主装置と信号の送受信を行うとともに、前記画像センサからの画像信号に応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記誘導灯用信号装置または他の誘導主装置へ制御信号を出力し、前記誘導灯用信号装置または前記誘導装置を制御する自律制御部とを備えたことを特徴とする避難誘導システム。
  2. 前記誘導主装置の自律制御部は、前記画像センサによる画像信号に基づき前記誘導主装置の周囲の明るさを出力し、この明るさに応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、前記誘導装置を制御することを特徴とする請求項1記載の避難誘導システム。
  3. 前記誘導主装置の自律制御部は、前記画像センサによる画像信号に基づき前記誘導主装置の周囲の人の在不在を検出し、この検出結果に応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記誘導灯用信号装置へ制御信号を出力し、前記誘導装置を制御することを特徴とする請求項1または2記載の避難誘導システム。
  4. 避難誘導システムの設置場所を管理する制御監視室を備え、
    前記誘導主装置の自律制御部は、前記画像センサによる画像信号に基づき前記誘導主装置の周囲の人情報を検出し、この検出結果に応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記制御監視室へ人情報を送信することを特徴とする請求項1または2または3記載の避難誘導システム。
  5. 照明器具と、
    この照明器具を自律制御する照明器具自律制御部とを備え、
    前記誘導主装置の自律制御部は、他の誘導主装置または前記照明器具自律制御部と信号の送受信を行うとともに、前記画像センサからの画像信号に応じて前記記憶手段の制御内容を選択し、前記誘導灯用信号装置または他の誘導主装置または前記照明器具自律制御部へ制御信号を出力し、前記誘導灯用信号装置または前記誘導装置を制御し、
    前記照明器具自律制御部は、前記自律制御部からの制御信号に応じて前記照明器具を制御することを特徴とする照明器具と連動した請求項1または2または3または4記載の避難誘導システム。
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