JP6879502B2 - 建物の統合制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、建物の統合制御システムに関し、特に建物に設置された複数の設備機器を総合的に制御する統合制御システムに関する。
従来から、建物における照明装置を、インターネットを介して遠隔制御する制御システムが知られている(例えば特許文献1)。従来の制御システムは、建物内に設けられたネットワークシステムと、建物外に設けられた管理サーバと、ネットワークシステム及び管理サーバを通信可能に接続するインターネットとを備える。ネットワークシステムは、照明装置と、照明装置と通信可能に接続された制御装置と、制御装置と通信可能に接続され且つインターネットを介して管理サーバと通信可能に接続されたゲートウェイ装置と、ゲートウェイ装置と通信可能に接続されたユーザ端末とを備える。
従来の制御システムにおいて、制御装置は、照明装置の稼働情報を収集し、この稼働情報を管理サーバへ送信する。また、管理サーバは、受信した稼働情報に基づき、照明装置の動作の制御指示を制御装置に送信する。制御装置は、管理サーバから受信した制御指示に応じて、照明装置及びユーザ端末の動作の制御を行っている。
具体的には、管理サーバが制御装置から各照明装置の故障に関する情報を受信した場合、管理サーバは、故障した照明装置を停止させるための制御指示を制御装置に送信し、且つ当該照明装置が停止されるという情報をユーザ端末に送信する。また、管理サーバが制御装置から各照明装置の寿命に関する情報、交換時期に関する情報、又は省エネルギー推奨に関する情報を受信した場合、管理サーバは、当該照明装置に関する当該情報をユーザ端末に送信する。
特開2016−63519号公報
近年、建物の省エネルギー性、安全性、及び利便性を総合的に高める需要が高まってきている。上記特許文献1にあっては、例えばユーザ端末によって受信された照明装置の省エネルギー推奨に関する情報を使用者自身が認識することで、使用者に当該照明装置を消灯する等の行為を促し、これにより建物の省エネルギーを図ることができると考えられる。
しかしながら、上記特許文献1では、各照明装置の稼働情報に基づいて、制御対象である当該照明装置の制御を行っている。このため、一の照明装置の稼働情報に基づいて他の照明装置を制御することができず、建物の省エネルギー性を高めるのに十分とは言えない。特に、オフィスビル等の建物では、様々な種類の照明装置が数多く設置されると共に、空調機や換気設備等の大規模設備が複数設置されるため、このような設備機器が設置された建物の省エネルギー性を更に高め、加えて安全性や利便性を高めるためには新たな統合制御システムを構築する必要がある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであり、建物に設置された複数の設備機器を統合的に制御して、建物における省エネルギー性、安全性、利便性を十分に高めることができる建物の統合制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物の統合制御システムは、建物内に設置された少なくとも1つの第1設備機器と、前記建物内に設置され、且つ前記第1設備機器とは異なる少なくとも1つの第2設備機器と、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御する制御装置と、インターネットを介して前記制御装置に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作情報を取得するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記少なくとも1つの第1設備機器の動作情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御することを示す指示情報を前記制御装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記少なくとも1つの第1設備機器は、複数のタスク照明装置であり、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御することを示す指示情報を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記指示情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御する。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記少なくとも1つの第2設備機器は、複数のアンビエント照明装置であり、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記複数のアンビエント照明装置の動作を制御することを示す照明指示情報を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記照明指示情報に基づいて、前記複数のアンビエント照明装置の動作を制御する。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記制御装置に接続され、前記複数のタスク照明装置が設置された空間の空気を調整する複数の空調機を更に備え、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記複数の空調機の動作を制御することを示す空調指示情報を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記空調指示情報に基づいて、前記空調機の動作を制御する。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記制御装置に接続され、前記複数のタスク照明装置が設置された空間を換気する換気装置を更に備え、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記換気装置の動作を制御することを示す換気指示情報を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記換気指示情報に基づいて、前記換気装置の動作を制御する。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物の統合制御システムは、建物内の異常を検知する少なくとも1つの異常検知部と、前記建物内に設置される少なくとも1つの設備機器と、前記少なくとも1つの異常検知部に接続され、前記少なくとも1つの異常検知部からの検知信号に基づいて発報を行う第1制御装置と、前記少なくとも1つの設備機器に接続され、前記少なくとも1つの設備機器の動作を制御する第2制御装置と、インターネットを介して前記第1制御装置及び前記第2制御装置に接続され、前記第1制御装置の発報情報を取得するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、前記第1制御装置から取得した前記発報情報に基づいて、前記少なくとも1つの設備機器の動作を制御することを示す指示情報を前記第2制御装置に送信することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記少なくとも1つの異常検知部は、前記建物内の火災を検知する火災検知部であり、前記第1制御装置は、前記火災検知部からの検知信号に基づいて火災発生を発報する自動火災報知器であり、前記少なくとも1つの設備機器は、前記建物内の居室及び/又は廊下に設置された複数の照明装置であり、前記サーバ装置は、前記自動火災報知器から取得した前記火災発生の発報情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作により前記建物の使用者を避難誘導することを示す避難誘導用指示情報を前記第2制御装置に送信し、前記第2制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記避難誘導用指示情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作を制御する。
また、本発明の一態様に係る建物の統合制御システムにおいて、前記少なくとも1つの異常検知部は、前記建物内への第三者の侵入を検知する侵入検知部であり、前記第1制御装置は、前記侵入検知部からの検知信号に基づいて第三者の侵入を警報する警報器であり、前記少なくとも1つの設備機器は、前記建物内の居室及び/又は廊下に設置された複数の照明装置であり、前記サーバ装置は、前記警報器から取得した前記侵入の警報情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作により前記第三者を威嚇することを示す威嚇用指示情報を前記第2制御装置に送信し、前記第2制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記威嚇用指示情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作を制御する。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物の統合制御システムは、建物内に設置され、前記建物内の設備機器の異常を検知する少なくとも1つの異常検知部と、前記少なくとも1つの異常検知部に接続され、前記少なくとも1つの異常検知部からの検知信号に基づいて発報を行う制御装置と、インターネットを介して前記制御装置に接続され、前記制御装置の発報情報を取得するサーバ装置と、インターネットを介して前記サーバ装置に接続された端末装置とを備え、前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記発報情報を前記端末装置に送信し、前記端末装置は、前記サーバ装置から送信された前記発報情報に基づいて、前記設備機器の異常の発生をユーザに通知することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る建物の統合制御システムは、前記建物内の会議室を予約するための予約情報を入力する入力装置と、前記建物内の前記会議室に設置された少なくとも1つの照明装置と、前記建物内の会議室の温度を調整する空調機と、前記少なくとも1つの照明装置及び空調機に接続され、前記少なくとも1つの照明装置及び空調機の動作を制御する制御装置と、インターネットを介して前記入力装置及び前記制御装置に接続され、前記入力装置の予約情報を取得するサーバ装置とを備え、前記サーバ装置は、前記入力装置に入力された予約情報に基づいて、前記照明装置の動作を制御することを示す照明指示情報及び前記空調機の動作を制御することを示す空調指示情報の少なくとも一方を前記制御装置に送信し、前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記照明指示情報及び/又は前記空調指示情報に基づいて、前記少なくとも1つの照明装置及び前記空調機の少なくとも一方の動作を制御することを特徴とする。
本発明によれば、建物に設置された複数の設備機器を統合的に制御して、建物における省エネルギー性、安全性、利便性を十分に高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る建物の統合制御システムの構成を示す概略図である。 図1の建物の統合制御システムによる照明装置の制御方法を説明するための平面図であり、(a)はタスク照明装置が全て点灯している場合のアンビエント照明装置の動作を示し、(b)はタスク照明装置の一部が消灯している場合のアンビエント照明装置の動作を示す。 図1の建物の統合制御システムの変形例を説明するための平面図であり、(a)はタスク照明装置が全て点灯している場合の空調機及び換気装置の動作を示し、(b)はタスク照明装置の一部が消灯している場合の空調機及び換気装置の動作を示す。 本発明の第2実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図である。 図4の建物の統合制御システムの変形例を説明するための概略図である。 本発明の第3実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図であり、(a)は設備機器の異常が検知された場合の、当該設備機器と同一建物に設けられた端末装置の動作を示し、(b)は設備機器の異常が検知された場合の、当該設備機器が設置された建物とは別の建物内に設けられた端末装置の動作を示す。 本発明の第4実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
(建物の統合制御システムの構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る建物の統合制御システムの構成を示す概略図である。図1に示すように、建物の統合制御システム1は、建物110内に設置された第1設備機器としての複数のタスク照明装置12a〜12s(図2参照)と、建物110内に設置された第2設備機器としての複数のアンビエント照明装置13a〜13dと、タスク照明装置12a〜12s及びアンビエント照明装置13a〜13dと通信可能に接続された制御装置16と、インターネット17を介して制御装置16と通信可能に接続されたサーバ装置18とを備える。なお、図1において、タスク照明装置12a〜12s、アンビエント照明装置13a〜13dの構成は基本的に同じであるため、2階居室112及び3階居室113において同一符号が付されている。
建物110は、様々な種類の照明装置が数多く設置されたビルや商業施設等であり、他例えば1階廊下111、2階居室112、及び3階居室113を有するオフィスビルである。この建物110は、1階居室及び1階廊下111の天井111aと2階居室112及び2階廊下の床112bとの間に設けられた第1天井空間114と、2階居室112及び2階廊下の天井112aと3階居室113及び3階廊下の床113bとの間に設けられた第2天井空間115と、3階居室113及び3階廊下の天井113aと建物110の最上部110aとの間に設けられた第3天井空間116とを有する。なお、図1においては、1階廊下111、2階居室112、及び3階居室113のみが示されているが、建物110は、1階居室、2階廊下、及び3階廊下も有している。
タスク照明装置12a〜12sは、それぞれ建物110内のユーザ301〜318(図2参照)の手元や作業対象物を照光するスポット照明であり、ユーザ301〜318に対応するデスク201〜218(図2参照)に1つずつ設けられている。タスク照明装置12a〜12sには電力ケーブル(図示せず)が接続されており、タスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯は、タスク照明装置12a〜12sに設けられたタスク照明用スイッチ(図示せず)へのユーザの入力動作により行われる。また、タスク照明装置12a〜12sは、タスク照明用通信ケーブル12−1に接続されており、該タスク照明用通信ケーブル12−1を介して制御装置16に接続されている。制御装置16とタスク照明装置12a〜12sとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
アンビエント照明装置13a〜13dは、2階居室112及び3階居室113内の全体を均一に照光する長尺状の照明であり、各居室112、113の天井112a、113aに等間隔で並べて取り付けられている。なお、アンビエント照明装置13a〜13dは、各居室112、113の天井112a、113a内或いは建物110の壁に取り付けられてもよい。アンビエント照明装置13a〜13dには電力ケーブル(図示せず)が接続されており、アンビエント照明装置13a〜13dの点灯/消灯は、後述するように制御装置16により行われ、また、各居室112、113に設けられたアンビエント照明用スイッチ(図示せず)へのユーザ301〜318の入力動作により行うこともできる。アンビエント照明装置13a〜13dは、アンビエント照明用通信ケーブル13−1に接続されており、該アンビエント照明用通信ケーブル13−1を介して制御装置16に接続されている。制御装置16とアンビエント照明装置13a〜13dとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
制御装置16は、建物110全体を集中管理するための管理室等に設置されている。制御装置16は、タスク照明用通信ケーブル12−1を介してタスク照明装置12a〜12sと通信可能であり、且つアンビエント照明用通信ケーブル13−1を介してアンビエント照明装置13a〜13dと通信可能である。また、制御装置16は、タスク照明装置12a〜12s及びアンビエント照明装置13a〜13dと通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、制御装置16は、上記ゲートウェイを介してインターネット17と接続されている。
この制御装置16は、建物110のタスク照明装置12a〜12s及びアンビエント照明装置13a〜13dのうちのいずれか又は双方の点灯/消灯情報(動作情報)を取得し、該点灯/消灯情報をサーバ装置18に送信する。また、制御装置16は、後述するサーバ装置18から送信された所定の指示情報に基づいて、タスク照明装置12a〜12s及び/又はアンビエント照明装置13a〜13dの点灯/消灯動作を制御する。アンビエント照明装置13a〜13dの制御方法の詳細については後述する。
サーバ装置18は、建物110外部のデータ管理施設等に設けられている、いわゆるクラウドサーバ装置である。サーバ装置18は、インターネット17を介して制御装置16のゲートウェイに接続されており、各種アプリケーションを記録媒体(図示せず)から読み出して実行することにより各種制御を実行可能に構成されている。サーバ装置18は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro-Processing Unit)のプロセッサによって構成された制御部(図示せず)と、該制御部が処理を実行するのに必要なプログラム及びデータを記憶する記憶部(図示せず)とを有している。記憶部は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体で構成されている。なお、本発明の統合制御システムの制御方法は、サーバ装置及び又は制御装置のコンピュータにより実行される。
サーバ装置18は、制御装置16から送信されたタスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dの点灯/消灯動作を制御することを示す照明指示情報を制御装置16に送信する。具体的には、サーバ装置18は、インターネット17を介してタスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯情報に対応する信号を取得する。また、サーバ装置18は、上記点灯/消灯情報に基づいてデスク201〜218での在席の有無を判定し、該判定結果に基づいて上記照明指示情報に対応する信号を制御装置16に送信する。
(建物の統合制御システムの照明制御)
図2は、図1の建物の統合制御システムによる照明装置の制御方法を説明するための平面図であり、(a)はタスク照明装置が全て点灯している場合のアンビエント照明の動作を示し、(b)はタスク照明装置の一部が消灯されている場合のアンビエント照明の動作を示す。図2では、建物110の3階居室113における照明の制御方法を説明するが、当該照明制御は、2階居室112などの他の居室においても同様に適用することができる。
図2(a)に示すように、3階居室113には、ユーザ301〜318に対応するデスク201〜218と、デスク201〜218に一対一対応で設置されたタスク照明装置12a〜12sとが設けられている。デスク群Aの後方(図2(a)における左端)に位置する天井113aの部分には、アンビエント照明装置13aが設けられている。また、デスク群Aとデスク群Bとの間に位置する天井113aの部分には、アンビエント照明装置13bが設けられ、デスク群Bとデスク群Cとの間に位置する天井113aの部分には、アンビエント照明装置13cが設けられている。更に、デスク群Cの後方(図2(a)における右端)に位置する天井113aの部分には、アンビエント照明装置13dが設けられている。
図2(a)において、タスク照明装置12a〜12sは、ユーザ301〜318がタスク照明用スイッチをONすることにより、全て点灯している。この場合、制御装置16は、タスク照明用通信ケーブル12−1を介してタスク照明装置12a〜12sの点灯情報を取得すると共に、インターネット17を介して当該点灯情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、制御装置16から送信された点灯情報を取得し、当該点灯情報に基づいて、全てのユーザ301〜318がデスク201〜218に在席していると判定する。また、サーバ装置18は、タスク照明12a〜12sの点灯情報と、予め取得したタスク照明12a〜12sの位置情報とを紐付けることにより、3階居室113に配置された全てのデスク201〜218での在席の有無を判定することができる。そして、サーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、全てのアンビエント照明装置13a〜13dを点灯させることを示す照明指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、全てのアンビエント照明装置13a〜13dを点灯させることを示す照明指示情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dを点灯させる。この結果、図2(a)に示すように、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられたアンビエント照明用スイッチをON操作すること無く、3階居室113のアンビエント照明装置13a〜13dは全て点灯する。
図2(b)は、タスク照明装置12a〜12sの一部が消灯されている場合のアンビエント照明装置の動作を示す。同図において、ユーザ302、307、309、312〜314が在席しており、それぞれのユーザ(デスク)に対応するタスク照明装置12b、12g、12i、12l〜12nが点灯し、他のタスク照明装置12a、12c〜12f、12h、12j、12k、12p〜12sが消灯している。
この場合、制御装置16は、タスク照明用通信ケーブル12−1を介して、タスク照明装置12b、12g、12i、12l〜12nの点灯情報及び/又は残りのタスク照明装置の消灯情報を取得すると共に、インターネット17を介して当該点灯/消灯情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、制御装置16から送信された点灯/消灯情報を取得し、当該点灯/消灯情報に基づいて、ユーザ302、307、309、312〜314がデスク202、207、209、212〜214に在席していると判定する。そしてサーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、アンビエント照明装置13a、13b、13dを点灯させ且つアンビエント照明装置13cを消灯させることを示す照明指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、アンビエント照明装置13a、13b、13dを点灯させ且つアンビエント照明装置13cを消灯させることを示す照明指示情報に基づいて、アンビエント照明装置13a、13b、13dを点灯させ、アンビエント照明装置13cを消灯させる。この結果、図2(b)に示すように、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられたアンビエント照明用スイッチをOFF操作すること無く、3階居室113のアンビエント照明装置13cが消灯する。これにより照明による消費電力が低減されると共に、3階居室113内での必要な照度或いは輝度が確保される。
(建物の統合制御システムの照明制御の変形例)
上記照明制御においては、タスク照明装置12a〜12sの点灯情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dのON/OFFを制御したが、本発明における照明制御はこれに限られるものではない。例えば、図2(b)に示すように、デスク群Cにユーザ312のみが在席している場合、サーバ装置18は、当該アンビエント照明装置13dの照度或いは輝度を低下させる照明指示情報を制御装置16に送信することも可能である。
また、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられたアンビエント照明用スイッチをOFF操作することにより全てのアンビエント照明装置13a〜13dを消灯させたものの、タスク照明装置12a〜12sを消し忘れた場合であっても、サーバ装置18は、アンビエント照明装置13a〜13dの消灯情報に基づいて、タスク照明装置12a〜12sを消灯させることを示す照明指示情報を、制御装置16に送信することも可能である。
また、デスク201〜218に、制御装置16に接続された人感センサやカメラ等(以下、単に「人感センサ等」という。)を設置することも可能である。これにより、ユーザ301〜318がタスク照明装置12a〜12sを消し忘れた場合であっても、サーバ装置18は、ユーザ301〜318の在席状況を判定することができる。このとき、サーバ装置18は制御装置16から送信された検知情報を取得し、当該検知情報に基づいてユーザ301〜318の在席の有無を判定し、該判定結果に基づいて、所定のアンビエント照明装置13a〜13dを消灯し且つその他のアンビエント照明装置13a〜13dの点灯を維持することを示す照明指示情報を、制御装置16に送信することができる。
(建物の統合制御システムの空調制御及び換気制御)
図3は、建物の統合制御システムの変形例を説明するための平面図であり、(a)はタスク照明装置が全て点灯している場合の空調機及び換気装置の動作を示し、(b)はタスク照明装置の一部が消灯している場合の空調機及び換気装置の動作を示す。図3においては、建物110の3階居室113における空調機及び換気装置の制御方法を説明する。また、図3において図2と対応する部分については同一符号を付し、主として上記図2における照明制御との相違点について説明する。
図3(a)に示すように、建物の統合制御システム1は、タスク照明装置12a〜12sが設置された3階居室113の空気を調整する複数の空調機14a、14bと、タスク照明装置12a〜12sが設置された3階居室113を換気する換気装置15とを備えている。
空調機14a、14bは、例えば第3天井空間116(図1)に設置される室内機であり、3階居室113内の温度を調整するものである。具体的には、空調機14a、14bは、建物110の外部に設置された室外機(図示せず)と、冷媒の循環流路をなす配管(図示せず)により接続されている。空調機14a、14bには電力ケーブル(図示せず)が接続されており、空調機14a、14bのON/OFFは、後述するように制御装置16により行われ、また、3階居室113に設けられた空調機用リモコン(図示せず)へのユーザ301〜318の入力動作により行うこともできる。空調機14a、14bは、空調機用通信ケーブル14−1に接続されており、該空調機用通信ケーブル14−1を介して制御装置16に接続されている。制御装置16と空調機14a、14bとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
換気装置15は、例えば建物110内に設置されて、3階居室113内の換気を行うものである。具体的には、換気装置15は、建物110の外部から外気を導入する外気導入ダクト152と、3階居室113内の空気を還流させる還気ダクト153と、外気導入ダクト152及び還気ダクト153を通過した空気が合流すると共に、後述する外気処理部155の上流側に接続された合流ダクト154と、合流ダクト154を介して流入した建物110の外部からの外気及び3階居室113内の空気を処理する外気処理部155と、外気処理部155の下流側に接続された給気ダクト156と、外気導入ダクト152に配置された第1風量調整ダンパ157と、還気ダクト153に配置された第2風量調整ダンパ158とを有する。
この建物110では、換気装置15により3階居室113内に外気が導入され、3階居室113の天井113aに設けられた排気装置117を介して建物110外部に排出される。換気装置15には電力ケーブル(図示せず)が接続されており、換気装置15による外気導入量の調整は、後述するように制御装置16により行われ、また、建物110の管理室等に設けられた機器への管理者の入力動作により行うこともできる。換気装置15に設けられた第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158は、換気装置用通信ケーブル15−1に接続されており、該換気装置用通信ケーブル15−1を介して制御装置16に接続されている。制御装置16と第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158との通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。また、本実施形態ではタスク照明装置12a〜12s、アンビエント照明装置13a〜13d、空調機14a、14b及び換気装置15に共通する1つの制御装置16が設けられているが、これに限らず、照明装置、空調機及び換気装置にそれぞれ対応する複数の制御装置が設けられてもよい。
図3(a)においては、図2(a)と同様、タスク照明装置12a〜12sは、ユーザ301〜318がタスク照明用スイッチをONすることにより、全て点灯している。この場合、制御装置16は、タスク照明用通信ケーブル12−1を介してタスク照明装置12a〜12sの点灯情報を取得すると共に、インターネット17を介して当該点灯情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、制御装置16から送信された点灯情報を取得し、当該点灯情報に基づいて、全てのユーザ301〜318がデスク201〜218に在席していると判定する。そしてサーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、全ての空調機14a、14bを運転させることを示す空調指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、全ての空調装置14a、14bを運転させることを示す空調指示情報に基づいて、空調装置14a、14bを稼働させる。この結果、図3(a)に示すように、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられた空調機用リモコン(図示せず)をON操作すること無く、3階居室113の全ての空調機14a、14bが稼働する。
また、サーバ装置18は、上記判定結果に基づいて、第1風量調整ダンパ157の開度を100%とし且つ第2風量調整ダンパ158の開度を0%にすることを示す換気指示情報を制御装置16に送信する。この結果、外気処理部155を通過して給気ダクト156の吹出口156aから3階居室113内に導入された外気は、還気ダクト153の吸込口153aを介して還気ダクト153に戻ること無く、全て排気装置117から外部に排出される。
図3(b)は、タスク照明装置の一部が消灯している場合の空調機及び換気装置の動作を示す。同図では、図2(b)と同様、ユーザ302、307、309、312〜314が在席しており、それぞれのユーザ(デスク)に対応するタスク照明装置12b、12g、12i、12l〜12nのみが点灯し、残りのタスク照明装置が消灯している。
この場合、制御装置16は、タスク照明用通信ケーブル12−1を介して、タスク照明装置12b、12g、12i、12l〜12nの点灯情報及び/又はタスク照明装置12a、12c〜12f、12h、12j、12k、12p〜12sの消灯情報を取得すると共に、インターネット17を介して、当該点灯/消灯情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、制御装置16から送信された当該点灯/消灯情報を取得し、当該点灯/消灯情報に基づいて、ユーザ302、307、309、312〜314がデスク202、207、209、212〜214に在席していると判定する。そしてサーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、一方の空調機14bの運転を停止し且つ他方の空調機14aの運転を維持することを示す空調指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、一方の空調機14bの運転を停止し且つ他方の空調機14aの運転を維持することを示す空調指示情報に基づいて、空調機14bの運転を停止し且つ空調機14aの運転を維持する。この結果、図3(b)に示すように、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられた空調機用リモコン(図示せず)をOFF操作すること無く、3階居室113の空調機14bの稼働が停止する。これにより、空調による消費電力が低減されると共に、3階居室113の適正な室内温度が確保される。
また、サーバ装置18は、上記判定結果に基づいて、第1風量調整ダンパ157の開度を50%とし且つ第2風量調整ダンパ158の開度を50%にすることを示す換気指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、第1風量調整ダンパ157の開度を50%とし且つ第2風量調整ダンパ158の開度を50%にすることを示す換気指示情報に基づいて、第1風量調整ダンパ157の開度を50%とし且つ第2風量調整ダンパ158の開度を50%にする。この結果、外気処理部155を通過して給気ダクト156の吹出口156aから3階居室113内に導入された外気は、その50%分が吸込口153aを介して還気ダクト153に戻る。還気ダクト153に戻された外気は、外気導入ダクト152を介して導入された外気の50%分と合流し、3階居室113内に再導入されることになる。この場合、3階居室113内に導入された外気は、その50%分が排気装置117から外部に排出される。これにより、外気処理及び換気による消費電力が低減されると共に、3階居室113での必要換気量が確保される。
(建物の統合制御システムの空調制御の変形例)
上記空調制御においては、タスク照明装置12a〜12sの点灯情報に基づいて、空調機14a、14bの運転維持/停止を制御したが、本発明における空調制御はこれに限られるものではない。例えば、図3(b)に示すように、デスク群Cにユーザ312のみが在席している場合、サーバ装置18は、空調機14bの運転を完全に停止させるのではなく、空調機14bを省エネモードで稼働することを示す空調指示情報を制御装置16に送信することも可能である。
また、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられたアンビエント照明用スイッチをOFF操作することにより全てのアンビエント照明装置13a〜13dが消灯されたものの、タスク照明装置12a〜12sの消灯を忘れた場合、サーバ装置18は、アンビエント照明装置13a〜13dの消灯情報に基づいて、空調機14a、14bの運転を停止させることを示す空調指示情報を制御装置16に送信することも可能である。
また、上述のように人感センサ等を設置した場合、サーバ装置18は、制御装置16から送信された検知情報を取得し、当該検知情報に基づいてユーザの在席の有無を判定し、該判定結果に基づいて、一方の空調機14bの運転を停止し且つ他方の空調機14aの運転を維持することを示す空調指示情報を、制御装置16に送信することができる。
(建物の統合制御システムの換気制御の変形例)
上記換気制御においては、タスク照明装置12a〜12sの点灯情報に基づいて、換気装置15における第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158の開度を制御したが、本発明における換気制御はこれに限られるものではない。例えば、ユーザ301〜318が3階居室113の出入り口付近に設けられたアンビエント照明用スイッチをOFF操作することにより全てのアンビエント照明装置13a〜13dを消灯させたものの、タスク照明装置12a〜12sの消灯を忘れた場合、サーバ装置18は、アンビエント照明装置13a〜13dの消灯情報に基づいて、第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158の開度を変更することを示す換気指示情報を、制御装置16に送信することも可能である。
また、上述のように人感センサ等を設置した場合、サーバ装置18は、制御装置16から送信された検知情報を取得し、当該検知情報に基づいてユーザの在席の有無を判定し、該判定結果に基づいて、第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158の開度を変更することを示す換気指示情報を、制御装置16に送信することも可能である。
上述したように、第1実施形態によれば、サーバ装置18は、制御装置16から送信されたタスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯情報、すなわちユーザ301〜318のデスク201〜218における在席状況に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dの動作を制御することを示す照明指示情報を制御装置16に送信する。そして、制御装置16は、サーバ装置18から送信された照明指示情報に基づいて、在席しているユーザに対応する天井113aの部分に配置されたアンビエント照明装置を消灯又は点灯するように制御する。これによりアンビエント照明装置による無駄な消費電力が低減されると共に、3階居室113内での必要な照度或いは輝度が確保される。このように、建物110に設置されたタスク照明装置12a〜12s及びアンビエント照明装置13a〜13dを統合的に制御することにより、建物110における省エネルギー性を十分に高めることができる。
また、サーバ装置18は、制御装置16から送信されたタスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯情報に基づいて、空調機14a、14bの動作を制御することを示す空調指示情報を制御装置16に送信する。そして、制御装置16は、サーバ装置18から送信された空調指示情報に基づいて、在席しているユーザが少ない場所に対応する居室空間を空調する空調機の運転を停止し、或いは在席しているユーザが多い場所に対応する居室空間を空調する空調機の運転を再開するように制御する。これにより空調による無駄な消費電力が低減されると共に、3階居室113の適正な室内温度が確保される。このように、建物110に設置された空調機14a、14bを統合的に制御することにより、建物110における省エネルギー性を十分に高めることができる。
また、サーバ装置18は、制御装置16から送信されたタスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯情報に基づいて、換気装置15の動作を制御することを示す換気指示情報を制御装置16に送信する。そして、制御装置16は、サーバ装置18から送信された換気指示情報に基づいて、3階居室113に在席しているユーザの数が少ない場合に第1風量調整ダンパ157の開度を減少し且つ第2風量調整ダンパ158の開度を増大するように制御し、或いは3階居室113に在席しているユーザの数が多い場合に第1風量調整ダンパ157の開度を増大し且つ第2風量調整ダンパ158の開度を減少するように制御する。これにより、外気処理による無駄な消費電力が低減されると共に、3階居室113での必要換気量が確保される。このように、建物110に設置された換気装置15を制御することにより、建物110における省エネルギー性を十分に高めることができる。
更に、制御装置16は、タスク照明装置12a〜12sの点灯/消灯状況或いはアンビエント照明装置13a〜13dの点灯/消灯状況に応じ、アンビエント照明装置13a〜13dの点灯/消灯、空調機14a、14bの運転維持/停止、並びに換気装置15における第1風量調整ダンパ157及び第2風量調整ダンパ158の開度のうちの少なくとも2つを統合的に制御することができるので、建物110における省エネルギー性を格段に高めることができる。
<第2実施形態>
(建物の統合制御システムの構成)
図4は、本発明の第2実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図である。なお、図4において、図1と対応する部分については同一符号を付し、主として上記図1における建物の統合制御システムとの相違点について説明する。
図4に示すように、建物の統合制御システム2は、建物110に設置された火災検知部19a〜19d(異常検知部)と、建物110内に設置されたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20f(設備機器)と、火災検知部19a〜19dと通信可能に接続された自動火災報知器21(第1制御装置)と、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fと通信可能に接続された照明制御装置22(第2制御装置)と、インターネット17を介して自動火災報知器21及び照明制御装置22と通信可能に接続されたサーバ装置18とを備える。
建物110は、例えば1階居室(図示せず)及び1階廊下111、2階居室112及び2階廊下(図示せず)、並びに3階居室113及び3階廊下(図示せず)を有するオフィスビルである。この建物110は、1階廊下111に、該1階廊下111から外部に繋がる出入口118を有する。また、建物110は、1階廊下111と2階廊下及び3階廊下とをそれぞれ接続する非常階段を有している。
火災検知部19a〜19dは、火災Fにより発生する熱、煙及び/又は炎等を自動的に検知するセンサであり、建物110の2階居室112の天井112aに設置されている。図4においては、2階居室112の天井112aに設置された火災検知部19a〜19dが示されているが、該火災検知部19a〜19dはその他必要な警戒区域(例えば1階居室及び1階廊下111、2階廊下、並びに3階居室113及び3階廊下等)にも設置されている。火災検知部19a〜19dは、火災用通信ケーブル19−1に接続されており、該火災用通信ケーブル19−1を介して自動火災報知器21に接続されている。自動火災報知器21と火災検知部19a〜19dとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
アンビエント照明装置13a〜13dは、図1と同様、3階居室113の天井113aに等間隔で並べて取り付けられており、該アンビエント照明装置13a〜13dの点滅(調光)は、後述するように照明制御装置22により行われる。アンビエント照明装置13a〜13dは、アンビエント照明用通信ケーブル13−1に接続されており、該アンビエント照明用通信ケーブル13−1を介して照明制御装置22に接続されている。照明制御装置22とアンビエント照明装置13a〜13dとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。なお、図4では3階居室113の天井113aに設置されたアンビエント照明装置13a〜13dが示されているが、該アンビエント照明装置13a〜13dは1階居室の天井111a及び2階居室112の天井112aにも同様に設置されている。
廊下照明装置20a〜20fは、1階廊下111内の全体を照光する照明であり、1階廊下111の天井111aに等間隔で並べて取り付けられている。廊下照明装置20a〜20fは電力ケーブル(図示せず)に接続されており、廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)は、後述するように照明制御装置22により行われる。廊下照明装置20a〜20fは、廊下照明用通信ケーブル20−1に接続されており、該廊下照明用通信ケーブル20−1を介して照明制御装置22に接続されている。照明制御装置22と廊下照明装置20a〜20fとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。なお、図4では1階廊下111の天井111aに取り付けられた廊下照明装置20a〜20fが示されているが、該廊下照明装置20a〜20fは、2階廊下の天井112a及び3階廊下の天井113aにも同様に取り付けられている。
自動火災報知器21は、例えば建物110全体を集中管理するための管理室等に設置されている。自動火災報知器21は、火災用通信ケーブル19−1を介して火災検知部19a〜19dと通信可能である。また、自動火災報知器21は、火災検知部19a〜19dと通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、自動火災報知器21は、ゲートウェイ(図示せず)を介してインターネット17と接続されている。
この自動火災報知器21は、建物110の火災検知部19a〜19dからの検知信号を取得し、該検知信号に基づいて火災発生の発報情報をサーバ装置18に送信する。
照明制御装置22は、例えば建物110全体を集中管理するための管理室等に設置されている。照明制御装置22は、アンビエント照明用通信ケーブル13−1を介してアンビエント照明装置13a〜13dと通信可能であり、且つ廊下照明用通信ケーブル20−1を介して廊下照明装置20a〜20fと通信可能である。また、照明制御装置22は、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fと通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、照明制御装置22は、上記ゲートウェイを介してインターネット17と接続されている。
この照明制御装置22は、後述するサーバ装置18から送信された所定の指示情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dの点滅(調光)動作及び/又は廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)動作を制御する。アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fの制御方法の詳細については後述する。
サーバ装置18は、インターネット17を介して自動火災報知器21及び照明制御装置22のゲートウェイに接続されており、各種アプリケーションを記録媒体(図示せず)から読み出して実行することにより各種制御を実行可能に構成されている。
サーバ装置18は、自動火災報知器21から送信された火災発生の発報情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dの点滅(調光)動作及び/又は廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)動作により建物110のユーザ319(避難者ともいう)を避難誘導することを示す避難誘導用指示情報を照明制御装置22に送信する。具体的には、サーバ装置18は、インターネット17を介して自動火災報知器21から送信された火災発生の発報情報に対応する信号を取得する。また、サーバ装置18は、上記発報情報に基づいて、建物110のユーザ319が火災Fの被害を受けずに避難するために最適な避難誘導経路を判定し、該判定結果に基づいて上記避難誘導用指示情報に対応する信号を照明制御装置22に送信する。
(建物の統合制御システムの避難誘導用調光制御)
図4では、建物110の2階居室112において火災Fが発生した場合の、3階居室113のアンビエント照明装置13a〜13d及び1階廊下111の廊下照明装置20a〜20fの調光制御方法を説明するが、当該調光制御は、他の居室及び廊下においても同様に適用することができる。
図4に示すように、2階居室112内において火災Fが発生した場合、自動火災報知器21は、火災用通信ケーブル19−1を介して火災検知部19a〜19dの検知信号を取得すると共に、インターネット17を介して当該検知信号に基づく火災の発報情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、自動火災報知器21から送信された発報情報を取得し、当該発報情報に基づいて、建物110において火災Fが発生していると判定する。更に、サーバ装置18は、当該判定結果及び予め取得した建物110の避難経路マップに基づいて、建物110のユーザ319が火災Fに因る被害を受けずに避難するための最適な避難誘導経路を決定する。そして、サーバ装置18は、上記で決定された当該最適な避難誘導経路に沿ってアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す避難誘導用指示情報を照明制御装置22に送信する。
照明制御装置22は、サーバ装置18から送信された、避難誘導経路に沿ってアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す避難誘導用指示情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させる。例えば、照明制御装置22は、廊下照明装置20a〜20fを出入口118に向かう方向に沿って時間差で順次点滅させ、廊下照明装置20a〜20fの光が出入口118に向かって流れるように照明させる。また、照明制御装置22は、避難誘導経路を示す方向、例えば3階居室113からの避難者が非常階段(図示せず)を通って最短で出入口118に到達することが可能な方向に沿って、アンビエント照明装置13a〜13dを時間差で順次点滅させ、アンビエント照明装置13a〜13fの光が上記避難誘導経路を示す方向に流れるように照明させる。この結果、3階居室113から1階廊下111を経由して出入口118に至る最適な避難誘導経路に沿って、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fが点滅し、建物110内の避難者のための最適な避難誘導経路が確保される。
(建物の統合制御システムの避難誘導用調光制御の変形例)
上記避難誘導用調光制御においては、自動火災報知器21による火災の発報情報に基づいて、同一の建物110内におけるアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fの点滅制御をしたが、本発明における避難誘導用調光制御はこれに限られるものではない。例えば、建物110に設置された照明制御装置22を、増幅器を介して少なくとも1つの他の建物(図示せず)に設置された照明制御装置と有線又は無線により接続することも可能である。例えば、建物110が上記少なくとも1つの他の建物と渡り廊下等により連結されている場合、サーバ装置18は、火災Fが発生した建物110から他の建物を経由して外部へ避難させるための避難誘導経路に沿って、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す避難誘導用指示情報を照明制御装置22に送信することができる。これにより、複数の建物が隣接するオフィスビル群や複合施設等で災害が発生した場合に、多くの避難者を速やかに且つ安全に避難所に誘導することが可能となる。
(建物の統合制御システムの威嚇用調光制御)
図5は、図4の建物の統合制御システムの変形例を説明するための概略図である。図5において、図4と対応する部分については同一符号を付し、主として上記図4における建物の統合制御システムとの相違点について説明する。
図5に示すように、建物の統合制御システム2aは、建物110に設置された侵入検知部30(異常検知部)と、建物110内に設置されたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20f(設備機器)と、侵入検知部30と通信可能に接続された警報器23(第1制御装置)と、アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fと通信可能に接続された照明制御装置22(第2制御装置)と、インターネット17を介して警報器23及び照明制御装置22と通信可能に接続されたサーバ装置18とを備える。
侵入検知部30は、例えば人の動きを自動的に検知するセンサ(例えば赤外線センサや監視カメラ等)である。侵入検知部30は、建物110の1階廊下111における出入口118近傍に設置されている。侵入検知部30は、侵入検知用通信ケーブル30−1に接続されており、該侵入検知用通信ケーブル30−1を介して警報器23に接続されている。警報器23と侵入検知部30との通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。なお、図5では建物110の出入口118近傍に設置された侵入検知部30が示されているが、該侵入検知部30はその他必要な警戒区域(例えば1階廊下111の窓(図示せず)等)に設置されていてもよい。また、侵入検知部30は、出入口118の開閉を検知するセンサであってもよいし、1つだけ設けられてもよい。
警報器23は、建物110全体を集中管理するための管理室等に設置されている。警報器23は、侵入検知用通信ケーブル30−1を介して侵入検知部30と通信可能である。また、警報器23は、侵入検知部30と通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、警報器23は、ゲートウェイ(図示せず)を介してインターネット17と接続されている。
この警報器23は、建物110の侵入検知部30からの検知信号を取得し、該検知信号に基づいて第三者320の侵入の警報情報をサーバ装置18に送信する。
サーバ装置18は、インターネット17を介して警報器23及び照明制御装置22のゲートウェイに接続されており、各種アプリケーションを記録媒体(図示せず)から読み出して実行することにより各種制御を実行可能に構成されている。
サーバ装置18は、警報器23から送信された第三者320の侵入の警報情報に基づいて、アンビエント照明装置13a〜13dの点滅(調光)動作及び廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)動作により第三者320を威嚇することを示す威嚇用指示情報を照明制御装置22に送信する。具体的には、サーバ装置18は、インターネット17を介して警報器23から送信された第三者320の侵入の警報情報に対応する信号を取得する。また、サーバ装置18は、上記警報情報に基づいて、建物110内に第三者320が侵入したと判定し、該判定結果に基づいて、上記威嚇用指示情報に対応する信号を照明制御装置22に送信する。
この建物の統合制御システム2aでは、図5に示すように、1階廊下111に設けられた出入口118から第三者320が侵入した場合、警報器23は、侵入検知用通信ケーブル30−1を介して侵入検知部30の検知信号を取得すると共に、インターネット17を介して当該検知信号に基づく侵入の警報情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、警報器23から送信された警報情報を取得し、当該警報情報に基づいて、建物110内に第三者320が侵入したと判定する。そしてサーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、建物110に設置された全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す威嚇用指示情報を照明制御装置22に送信する。
照明制御装置22は、サーバ装置18から送信された、建物110に設置された全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す威嚇用指示情報に基づいて、全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させる。具体的には、照明制御装置22は、全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fを、同時に一斉に第三者320が眩しさを感じる照度或いは輝度をもって点滅させる。これにより、建物110内に侵入した第三者320に対する効果的な威嚇が行われる。
なお、図5では、建物110の1階廊下111に設けられた出入口118から第三者320が侵入した場合の、2階居室112及び3階居室113のアンビエント照明装置13a〜13d、並びに1階廊下111の廊下照明装置20a〜20fの調光制御方法を説明したが、当該調光制御は、他の居室及び廊下においても同様に適用することができる。
(建物の統合制御システムの威嚇用調光制御の変形例)
上記威嚇用調光制御においては、警報器23の警報情報に基づいて、建物110内に設けられた全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)制御をしたが、本発明における威嚇用調光制御はこれに限られるものではない。例えば、建物110内に設けられたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fに人感センサ等を内蔵することも可能である。これにより、サーバ装置18は、照明制御装置22を介して第三者320を検知した人感センサ等の検知情報を取得し、この検知情報に基づいて、第三者320が移動した居室や廊下に設置されたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅(調光)させることを示す威嚇用指示情報を、照明制御装置22に送信することも可能である。これにより、第三者320を追尾するように当該第三者の移動に応じて当該アンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させることが可能となる。なお、サーバ装置18は、全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す威嚇用指示情報を照明制御装置22に送信するが、これに限らず、アンビエント照明装置及び廊下照明装置のいずれかを点滅させることを示す威嚇用指示情報を照明制御装置22に送信してもよい。
上述したように、第2実施形態によれば、サーバ装置18は、自動火災報知器21から送信された発報情報に基づいて、建物110において火災Fが発生していると判定すると共に、建物110のユーザ319を避難誘導するための最適な避難誘導経路を決定する。そして、サーバ装置18は、上記で決定された当該最適な避難誘導経路に沿ってアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを点滅させることによりユーザ320を避難誘導するための避難誘導用指示情報を照明制御装置22に送信する。そして、照明制御装置22は、自動火災報知器21による火災の発報情報に応じ、最適な避難誘導経路に沿ってアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)制御をすることができる。これにより、建物110のユーザ319のための最適な避難誘導経路が確保される。このようにして、建物110に設置されたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを統合的に制御して、建物110における安全性を十分に高めることができる。
また、サーバ装置18は、警報器23から送信された警報情報に基づいて、建物110内に第三者320が侵入したと判定し、当該判定結果に基づいて、建物110に設置された全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び全ての廊下照明装置20a〜20fを点滅させることを示す威嚇用指示情報を照明制御装置22に送信する。そして、照明制御装置22は、警報器23による第三者の侵入の警報情報に応じ、建物110内の全てのアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fの点滅(調光)制御をすることができる。これにより、建物110内に侵入した第三者320に対する効果的な威嚇を行うことができる。このようにして、建物110に設置されたアンビエント照明装置13a〜13d及び廊下照明装置20a〜20fを統合的に制御して、建物110における安全性を十分に高めることができる。
<第3実施形態>
(建物の統合制御システムの構成)
図6は、本発明の第3実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図であり、(a)は設備機器の異常が検知された場合の、当該設備機器と同一建物に設けられた端末装置の動作を示し、(b)は設備機器の異常が検知された場合の、当該設備機器が設置された建物とは別の建物内に設けられた端末装置の動作を示す。なお、図6において、図1と対応する部分については同一符号を付し、主として上記図1における建物の統合制御システムとの相違点について説明する。
図6(a)及び(b)に示すように、建物の統合制御システム3は、建物110に設置され、建物110内の設備機器119の異常を検知する異常検知部40と、異常検知部40と通信可能に接続された制御装置24と、インターネット17を介して制御装置24と通信可能に接続されたサーバ装置18と、インターネット17を介してサーバ装置18と通信可能に接続された端末装置50、50−1とを備える。
建物110には設備機器の一例であるポンプ119が設置されている。本実施形態では設備機器としてのポンプが1つである例を示すが、複数の設備機器が設置されていてもよい。
異常検知部40は、ポンプ119の異常により発生する音、振動、圧力及び/又は熱等の変化を自動的に検知するセンサであり、ポンプ119が設置される建物110内の設備室等に設けられている。異常検知部40は、異常検知用通信ケーブル40−1を介してポンプ119に接続され、異常通知用通信ケーブル40−2を介して制御装置24に接続されている。異常検知部40とポンプ119との通信、及び異常検知部40と制御装置24との通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
端末装置50は、ポンプ119が設置された建物110全体を集中管理するための管理室等に設置されたコンピュータである(図6(a))。また、端末装置50−1は、ポンプ119が設置された建物110とは別の建物110−1の管理室等に設置されたコンピュータである(図6(b))。端末装置50、50−1には電力ケーブル(図示せず)が接続されており、端末装置50、50−1によるポンプ119の異常の通知は、後述するようにインターネット17を介してサーバ装置18により行われる。
制御装置24は、建物110全体を集中管理するための管理室110b等に設置されている。図6(a)及び(b)では、管理室110bは建物110の外部に設けられているが、建物110の内部に設けられてもよい。また、制御装置24は、異常検知部40と通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、制御装置24は、上記ゲートウェイを介してインターネット17と接続されている。
この制御装置24は、異常検知部40からの検知信号に基づいて、ポンプ119の異常の発報を行うと共に、該検知信号に基づいて、ポンプ119の異常の発報情報をサーバ装置18に送信する。
サーバ装置18は、インターネット17を介して制御装置24のゲートウェイに接続されており、各種アプリケーションを記録媒体(図示せず)から読み出して実行することにより各種制御を実行可能に構成されている。
サーバ装置18は、制御装置24から送信されたポンプ119の異常の発報情報を端末装置50に送信する。具体的には、サーバ装置18は、インターネット17を介して制御装置24から送信されたポンプ119の異常の発報情報に対応する信号を取得する。そして、サーバ装置18は、上記発報情報に対応する信号を、建物110内に設置された端末装置50(図6(a))に送信する。また、サーバ装置18は、上記発報情報に対応する信号を、ポンプ119が設置された建物110以外の別の建物110−1内に設置された端末装置50−1に送信する(図6(b))。
(建物の統合制御システムの異常通知制御)
図6(a)及び(b)に示すように、異常検知部40が異常検知用通信ケーブル40−1を介してポンプ119の異常を検知した場合、制御装置24は、異常通知用通信ケーブル40−2を介して異常検知部40の検知信号を取得すると共に、インターネット17を介して当該検知信号に基づく異常の発報情報をサーバ装置18へ送信する。サーバ装置18は、制御装置24から送信された発報情報に基づいて、ポンプ119において異常が発生していると判定する。このとき、サーバ装置18は、制御装置24の発報情報に含まれる異常が発生したポンプ119の位置情報と、予め取得したポンプ119の位置情報とを紐付けることにより、異常が発生したポンプ119の位置を判定することもできる。そしてサーバ装置18は、上記発報情報に基づいて、ポンプ119の異常の発生を示す通知情報を、建物110内に居所を有する管理者321の端末装置50(図6(a))及び/又は建物110とは別の建物110−1に居所を有する管理者321−1の端末装置50−1(図6(b))に送信する。
端末装置50、50−1は、サーバ装置18から送信された上記発報情報に基づいて、ポンプ119の異常及び異常が発生したポンプ119の位置を管理者321、321−1に通知する。これにより、建物110の管理者321及び/又は別の建物110−1の管理者321−1に、ポンプ119の異常の通知が行われる。
(建物の統合制御システムの異常通知制御の変形例)
上記異常通知制御においては、制御装置24によるポンプ119の異常の発報情報に基づいて、当該ポンプ119が設置された建物110内の端末装置50及び/又は別の建物110−1内に設置された端末装置50−1への異常通知制御をしたが、本発明における異常通知制御はこれに限られるものではない。例えば、建物110の管理者321及び/又は別の建物110−1の管理者321−1が持ち運ぶモバイル端末(図示せず)を、インターネット17を介してサーバ装置18と接続することも可能である。これにより、端末装置50、50−1が設置された管理室等に管理者321、321−1がいない場合であっても、サーバ装置18は、ポンプ119の異常の発生を示す通知情報を、管理者321、321−1のモバイル端末に送信することも可能である。
上述したように、第3実施形態によれば、サーバ装置18は、制御装置24によるポンプ119の異常の発報情報に応じ、当該発報情報を端末装置50、50−1に送信する。そして端末装置50、50−1は、サーバ装置18から送信された上記発報情報に基づいて、ポンプ119の異常を管理者321、321−1に通知する。これにより、建物110に設置されたポンプ119の異常を、当該建物内の管理者321や別の建物110−1の管理者321−1に通知することができ、建物110における安全性を十分に高めることができる。
<第4実施形態>
図7は、本発明の第4実施形態に係る建物の統合制御システムの構成及び動作を示す概略図である。なお、図7において、図1及び図3と対応する部分については同一符号を付し、主として上記図1及び図3における建物の統合制御システムとの相違点について説明する。
図7に示すように、建物の統合制御システム4は、建物110内の会議室120を予約するための予約情報を入力する入力装置60と、会議室120内に設置されたアンビエント照明装置13e〜13hと、会議室120の空気を調整する空調機14cと、アンビエント照明装置13e〜13h及び空調機14cと通信可能に接続された制御装置16と、インターネット17を介して制御装置16及び入力装置60と通信可能に接続されたサーバ装置18とを備える。
建物110は、1階居室121の天井121aと会議室120の床120bとの間に設けられた第1天井空間122と、会議室120の天井120aと建物110の最上部110aとの間に設けられた第2天井空間123とを有する。
入力装置60は、例えば建物110のユーザ個人に割り当てられたコンピュータであるが、建物110のユーザにより共有されるコンピュータでもよい。入力装置60への会議室の予約情報の入力は、当該入力装置60へのユーザの入力動作により行われる。入力装置60は、インターネット17を介してサーバ装置18に接続されている。
アンビエント照明装置13e〜13hは、会議室120内の全体を均一に照光する照明である。なお、アンビエント照明装置13e〜13hは、会議室120の天井120a内或いは建物110の壁に取り付けられてもよい。アンビエント照明装置13g〜13hの点灯/消灯は、後述するように制御装置16により行われ、また、会議室120に設けられたアンビエント照明用スイッチ(図示せず)へのユーザの入力動作により行うこともできる。
空調機14cは、例えば第2天井空間123に設置される室内機であり、会議室120内の温度を調整するものである。空調機14cのON/OFFは、後述するように制御装置16により行われ、また、会議室120に設けられた空調機用リモコン(図示せず)へのユーザの入力動作により行うこともできる。空調機14cは、空調機用通信ケーブル14−1に接続されており、該空調機用通信ケーブル14−1を介して制御装置16に接続されている。制御装置16と空調機14cとの通信は、上述のように有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。
制御装置16は、アンビエント照明用通信ケーブル13−1を介してアンビエント照明装置13e〜13hと通信可能であり、空調機用通信ケーブル14−1を介して空調機14cと通信可能である。また、制御装置16は、アンビエント照明装置13e〜13h及び空調機14cと通信可能なゲートウェイ(図示せず)を有している。また、制御装置16は、上記ゲートウェイを介してインターネット17と接続されている。
制御装置16は、後述するサーバ装置18から送信された照明指示情報及び/又は空調指示情報に基づいて、アンビエント照明装置13e〜13hの点灯/消灯動作、及び空調機14cの運転開始/停止の少なくとも一方を制御する。アンビエント照明装置13e〜13h及び空調機14cの制御方法の詳細については後述する。
サーバ装置18は、インターネット17を介して入力装置60に接続されており、各種アプリケーションを記録媒体(図示せず)から読み出して実行することにより各種制御を実行可能に構成されている。
サーバ装置18は、入力装置60から送信された会議室120の予約情報に基づいて、アンビエント照明装置13e〜13hの点灯/消灯動作を制御することを示す照明指示情報、及び空調機14cの運転開始/停止を制御することを示す空調指示情報の少なくとも一方を制御装置16に送信する。具体的には、サーバ装置18は、インターネット17を介して入力装置60に入力された会議室120の予約情報(予約日及び予約時間)に対応する信号を取得する。また、サーバ装置18は、上記予約情報に基づいて、上記照明指示情報に対応する信号を制御装置16に送信すると共に、上記空調指示情報に対応する信号を制御装置16に送信する。
(建物の統合制御システムの照明空調制御)
図7では、建物110内に設置された入力装置60に会議室の予約情報が入力された場合の、建物110内の会議室120のアンビエント照明装置13a〜13dの照明制御方法及び空調機14cの空調制御方法を説明する。
図7に示すように、入力装置60に会議室120の予約情報が入力された場合、サーバ装置18は、インターネット17を介して当該予約情報を取得する。例えば、サーバ装置18は、上記予約情報に含まれる会議室120の場所、予約日、及び予約時間に関する情報と、予め取得した会議室120の場所に関する情報とを紐付けることにより、複数の会議室の中から特定の会議室120が予約されていると判定することができる。そして、サーバ装置18は、入力装置60に入力された予約情報に基づいて、アンビエント照明装置13e〜13hの動作を制御することを示す照明指示情報、及び空調機14cの動作を制御することを示す空調指示情報を制御装置16に送信する。
制御装置16は、サーバ装置18から送信された、アンビエント照明装置13e〜13hの動作を制御することを示す照明指示情報、及び空調機14cの動作を制御することを示す空調指示情報に基づいて、会議室120の予約日及び予約時間に合わせてアンビエント照明装置13e〜13hを点灯させると共に、空調機14cを稼働させる。例えば、制御装置16は、会議室120の予約時間の開始前に予めアンビエント照明装置13e〜13hを点灯し且つ空調機14cを稼働し、会議室120の予約時間の終了後にアンビエント照明装置13e〜13hを消灯し且つ空調機14cを停止することができる。この結果、会議室120のユーザが会議室120に設けられたアンビエント照明用スイッチ及び空調機用リモコンをON/OFF操作すること無く、会議室120のアンビエント照明装置13e〜13hが点灯/消灯し、且つ空調機14cが運転/停止する。これにより、会議室120を利用するユーザの利便性が確保されると共に、照明及び空調による消費電力が低減される。
(建物の統合制御システムの照明空調制御の変形例)
上記照明空調制御においては、建物110内に設置された入力装置60によって入力された会議室の予約情報に基づいて、会議室120のアンビエント照明装置13e〜13hのON/OFF制御、会議室120の空調機14cの運転/停止制御を行ったが、本発明における照明空調制御はこれに限られるものではない。例えば、建物110の外部にある入力装置(例えばモバイル端末)によって入力された会議室120の予約情報をサーバ装置18に送信することも可能である。
また、会議室120内に制御装置16に接続された人感センサ等を設置した場合、サーバ装置18は、制御装置16から送信された検知情報を取得し、当該検知情報に基づいてユーザの在席の有無を判定することができる。そしてサーバ装置18は、当該判定結果に基づいて、会議室120の予約時間終了前であっても、会議が終了してユーザが不在になった場合には、アンビエント照明装置13e〜13hを消灯させることを示す照明指示情報、及び空調機14cを停止させることを示す空調指示情報を、制御装置16に送信することができる。
上述したように、第4実施形態によれば、サーバ装置18は、入力装置60によって入力された会議室120の予約情報に基づいて、会議室120のアンビエント照明装置13e〜13hの点灯/消灯、及び/又は空調機14cの運転/停止を制御する。このため、サーバ装置18は、会議室120のユーザが会議室120に設けられたアンビエント照明用スイッチ及び空調機用リモコンをON/OFF操作すること無く、会議室120のアンビエント照明装置13e〜13hを点灯/消灯し、空調機14cを運転/停止することができる。これにより、会議室120を利用するユーザの利便性が確保されると共に、照明及び空調による無駄な消費電力が低減される。このように建物110内の会議室120に設置されたアンビエント照明装置13e〜13h及び空調機14cを統合的に制御して、建物110における省エネルギー性及び利便性を十分に高めることができる。
1、2、2a、3、4 統合制御システム
12a〜12s タスク照明装置
12−1 タスク照明用通信ケーブル
13a〜13h アンビエント照明装置
13−1 アンビエント照明用通信ケーブル
14a、14b、14c 空調機
14−1 空調機用通信ケーブル
15 換気装置
15−1 換気装置用通信ケーブル
16、24 制御装置
17 インターネット
18 サーバ装置
19a〜19d 火災検知部
19−1 火災用通信ケーブル
20a〜20f 廊下照明装置
20−1 廊下照明用通信ケーブル
21 自動火災報知器
22 照明制御装置
23 警報器
30 侵入検知部
30−1 侵入検知用通信ケーブル
40 異常検知部
40−1 異常検知用通信ケーブル
40−2 異常通知用通信ケーブル
50 端末装置
50−1 端末装置
60 入力装置
110 建物
110−1 別の建物
110a 最上部
110b 管理室
111 1階廊下
112 2階居室
113 3階居室
111a、112a、113a、120a、121a 天井
112b、113b、120b 床
114、122 第1天井空間
115、123 第2天井空間
116 第3天井空間
117 排気装置
118 出入口
119 ポンプ
120 会議室
121 1階居室
152 外気導入ダクト
153 還気ダクト
153a 吸込口
154 合流ダクト
155 外気処理部
156 給気ダクト
156a 吹出口
157 第1風量調整ダンパ
158 第2風量調整ダンパ
201〜218 デスク
301〜319 ユーザ
320 第三者
321 管理者
321−1 管理者
A、B、C デスク群
F 火災

Claims (8)

  1. 建物内に設置された少なくとも1つの第1設備機器と、
    前記建物内に設置され、且つ前記第1設備機器とは異なる少なくとも1つの第2設備機器と、
    前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御する制御装置と、
    インターネットを介して前記制御装置に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作情報を取得するサーバ装置とを備え、
    前記少なくとも1つの第1設備機器は、複数のタスク照明装置であり、
    前記制御装置に接続され、前記複数のタスク照明装置が設置された空間の空気を調整する複数の空調機を更に備え、
    前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御することを示す指示情報を前記制御装置に送信するとともに、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記複数の空調機の動作を制御することを示す空調指示情報を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記指示情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御するとともに、前記サーバ装置から送信された前記空調指示情報に基づいて、前記空調機の動作を制御することを特徴とする、建物の統合制御システム。
  2. 建物内に設置された少なくとも1つの第1設備機器と、
    前記建物内に設置され、且つ前記第1設備機器とは異なる少なくとも1つの第2設備機
    器と、
    前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御する制御装置と、
    インターネットを介して前記制御装置に接続され、前記少なくとも1つの第1設備機器及び前記少なくとも1つの第2設備機器の動作情報を取得するサーバ装置とを備え、
    前記少なくとも1つの第1設備機器は、複数のタスク照明装置であり、
    前記制御装置に接続され、前記複数のタスク照明装置が設置された空間を換気する換気装置を更に備え、
    前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御することを示す指示情報を前記制御装置に送信するとともに、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記換気装置の動作を制御することを示す換気指示情報を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記指示情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2設備機器の動作を制御するとともに、前記サーバ装置から送信された前記換気指示情報に基づいて、前記換気装置の動作を制御することを特徴とする、建物の統合制御システム。
  3. 前記少なくとも1つの第2設備機器は、複数のアンビエント照明装置であり、
    前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記複数のタスク照明装置の動作情報に基づいて、前記複数のアンビエント照明装置の動作を制御することを示す照明指示情報を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記照明指示情報に基づいて、前記複数のアンビエント照明装置の動作を制御することを特徴とする、請求項1又は2記載の建物の統合制御システム。
  4. 前記複数のアンビエント照明装置の各々に対して2以上のタスク照明装置が対応付けられており、
    前記サーバ装置は、前記制御装置から送信された前記2以上のタスク照明装置の動作情報に基づいて、当該2以上のタスク照明装置に対応付けられたアンビエント照明装置の動作を制御することを特徴とする、請求項3記載の建物の統合制御システム。
  5. 前記制御装置が第2制御装置であり、
    建物内の異常を検知する少なくとも1つの異常検知部と、
    前記建物内の居室及び/又は廊下に設置された複数の照明装置と、
    前記少なくとも1つの異常検知部に接続され、前記少なくとも1つの異常検知部からの検知信号に基づいて発報を行う第1制御装置と、を備え、
    前記第2制御装置は、前記複数の照明装置に接続され、前記複数の照明装置の動作を制御し、
    前記サーバ装置は、インターネットを介して前記第1制御装置及び前記第2制御装置に接続され、前記第1制御装置の発報情報を取得し、前記第1制御装置から取得した前記発報情報に基づいて、前記複数の照明装置の動作を制御することを示す指示情報を前記第2制御装置に送信することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物の統合制御システム。
  6. 前記少なくとも1つの異常検知部は、前記建物内の火災を検知する火災検知部であり、
    前記第1制御装置は、前記火災検知部からの検知信号に基づいて火災発生を発報する自動火災報知器であり
    前記サーバ装置は、前記自動火災報知器から取得した前記火災発生の発報情報に基づい
    て、前記複数の照明装置の調光動作により前記建物の使用者を避難誘導することを示す避難誘導用指示情報を前記第2制御装置に送信し、
    前記第2制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記避難誘導用指示情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作を制御することを特徴とする、請求項記載の建物の統合制御システム。
  7. 前記少なくとも1つの異常検知部は、前記建物内への第三者の侵入を検知する侵入検知部であり、
    前記第1制御装置は、前記侵入検知部からの検知信号に基づいて第三者の侵入を警報する警報器であり
    前記サーバ装置は、前記警報器から取得した前記侵入の警報情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作により前記第三者を威嚇することを示す威嚇用指示情報を前記第2制御装置に送信し、
    前記第2制御装置は、前記サーバ装置から送信された前記威嚇用指示情報に基づいて、前記複数の照明装置の調光動作を制御することを特徴とする、請求項記載の建物の統合制御システム。
  8. 建物内に設置された第3設備機器の異常を検知する異常検知部と、
    前記制御装置とは異なる制御装置であって、前記異常検知部に接続され、前記異常検知部からの検知信号に基づいて発報を行う前記異なる制御装置と、
    インターネットを介して前記サーバ装置に接続された端末装置と、を備え、
    前記サーバ装置は、インターネットを介して前記異なる制御装置に接続されており、前記異なる制御装置の発報情報を取得し、前記取得した発報情報を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置は、前記サーバ装置から送信された前記発報情報に基づいて、前記第3設備機器の異常の発生をユーザに通知することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物の統合制御システム。
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