JPH10154277A - 避難誘導システム - Google Patents

避難誘導システム

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JPH10154277A
JPH10154277A JP31238196A JP31238196A JPH10154277A JP H10154277 A JPH10154277 A JP H10154277A JP 31238196 A JP31238196 A JP 31238196A JP 31238196 A JP31238196 A JP 31238196A JP H10154277 A JPH10154277 A JP H10154277A
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JP
Japan
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unit
light
address
light emitting
setting
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Application number
JP31238196A
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English (en)
Inventor
Masayuki Morita
正之 森田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の設定器を使用することなく、密閉構造の
ままでアドレス設定が容易であり、しかも非常時以外の
通常時にもシステムを有効に活用することができる避難
誘導システムを提供すること。 【解決手段】主装置3内のモード切換部35をアドレス
設定モードにした後、設定部34にて設定予定の発光ユ
ニット5のアドレス番号(例えば1)を設定する。その
後、設定予定の発光ユニット5の受光部に対して懐中電
灯などで光を当てると、発光ユニット5内のID番号が
主装置3内に送信され、そのとき主装置3の設定部34
に設定されているアドレスが、送信されてきた前記ID
番号の発光ユニット5に送られて、発光ユニット5内の
記憶部に記憶・設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、伝送線を介して主装置
と接続された複数の発光ユニットからなり、非常時は主
装置が火災報知器などからの発報信号を受けると、予め
各発光ユニットに設定された点灯順を示すアドレスの順
に、複数の発光ユニットを点滅走行させるようにした光
走行式避難誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物内には、火災などの非常時
に備えて、避難者を安全な場所へと避難するための非常
口が複数設けられている。非常口は、例えば建物外側に
設置された非常階段、あるいは建物内の階段へと通じる
ものであり、非常時には避難者は非常口より非常階段等
の避難経路を介して移動することにより、外部の安全な
場所への避難を可能にする。
【0003】一方、建物内の通路には、火災などの非常
時に、避難者を上記の非常口へ避難誘導するために、通
路の床面などに複数の発光ユニットが一定間隔で設置さ
れており、これらを点滅走行させて避難者を避難すべき
方向に誘導するシステムが構成されているものがある。
ここでは、このようなシステムを光走行式避難誘導シス
テムと呼ぶことにする。
【0004】このような光走行式避難誘導システムで
は、各発光ユニットが点灯順を示すアドレスを持ち、各
発光ユニットは非常時などに主装置から伝送線を通して
送られてくる点灯制御信号(クロック)を数えて自己の
アドレスと一致したとき自己の発光源を点灯する。
【0005】光走行式避難誘導システムには、(1)点灯
制御信号にはアドレスを含み自己アドレス宛の時のみ発
光源を点灯する方式、(2)発光ユニット毎に同期信号タ
イミングからの消灯時間,点灯時間を記憶し、同期信号
を受けた時点からそれぞれの時間をカウントして点滅動
作する方式、などがある。いずれの場合も、アドレス設
定が必要である。
【0006】アドレス設定には、ディップスイッチを用
いる方式が一般的であるが、床埋め込みのような発光ユ
ニットでは、防水性が要求されるので密閉構造とし、デ
ィップスイッチのような外部からの機械的操作がない方
が好ましい。
【0007】そこで、特開平6−295391号公報に
記載されているように、赤外線などの光信号により専用
の設定器(光ワイヤレス送信機)から発光ユニット単位
にアドレスを送り込む方式も提案されている。
【0008】しかしながら、上記提案のものでは、専用
の設定器が必要であった。
【0009】一方、前述した光走行式避難誘導システム
は、火災などの非常事態には有用なものであるが、この
ような非常事態はほとんどの場合発生しないため、通常
時はは該システムの有効な利用が図られていないという
問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のシ
ステムでは、アドレス設定に機械的操作を要しないもの
が提案されているが、専用の設定器を必要とするという
欠点があった。
【0011】また、非常時以外の通常時は避難誘導シス
テムがほとんど利用されていないという問題があった。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題に鑑
み、専用の設定器を使用することなく、しかも密閉構造
のままでアドレス設定が容易に可能な避難誘導システム
を提供するものである。
【0013】また、本発明の他の目的は、非常時以外の
通常時にもシステムを有効に活用することができる避難
誘導システムを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
火災報知器からの火災信号を受け、避難経路を示す誘導
パターンに対応した点滅信号を発生する主装置と、この
主装置に伝送線によって接続され、主装置からの点滅信
号を受信し、誘導パターンに対応した光の流れが形成さ
れるように、前記点滅信号に含まれる点灯順を示すアド
レスを参照し自己アドレスとの一致をみて自身の発光源
を点滅させる複数の発光ユニットとを有する光走行式の
避難誘導システムにおいて、前記発光ユニットは、固有
のID番号及びアドレスを記憶する記憶部と;一定以上
の明るさの光を受光する受光部と;この受光部で光を検
出すると前記ID番号を前記伝送線上に送出する伝送部
と;前記記憶部へのアドレス記憶,前記受光部からの受
光信号に基づく前記記憶部からのID番号の読み出し,
及び非常時の前記点滅信号に基づく発光源の点滅を、制
御する第1の制御部と;を具備し、前記主装置は、通常
モードとアドレス設定モードを切り換える第1のモード
切換部と;この第1のモード切換部にてアドレス設定モ
ードにした状態で、これからアドレス設定する予定の複
数の発光ユニットのID番号に対応してアドレスの設定
操作を行う第1の設定部と;この第1の設定部による設
定状態を表示する表示部と;前記第1のモード切換部に
てアドレス設定モードにした状態で、前記発光ユニット
の伝送部からのID番号を受信すると前記第1の設定部
で設定されたアドレスを発光ユニットの前記記憶部に記
憶させるために、該ID番号の発光ユニットに送信する
第2の制御部と;を具備したことを特徴とする。
【0015】上記の構成で、前記発光源としては、冷陰
極ランプ,熱陰極ランプ等が用いられる。
【0016】前記ID番号は、個々の発光ユニットに固
有の識別番号であって、予め工場出荷前に発光ユニット
内のメモリに記憶しておく。このID番号は、通常、例
えば01375のように多数桁によって表される。
【0017】これに対して、前記アドレスは、複数の発
光ユニットを建物内に配置した状態で、前記ID番号と
は別に、通常、例えば1,2,3,……のように配置順
に番号(アドレス)を付することによって、誘導パター
ン即ち非常時における光の点滅走行順を、配置順に即し
たアドレスを用いてプログラムし易くするためのもので
ある。
【0018】前記通常モードは、アドレス設定モード以
外の非常時に備えて待機している動作モードである。
【0019】前記第1,第2の制御部はそれぞれ、マイ
クロコンピュータで構成することができる。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の避
難誘導システムにおいて、前記第1の制御部が、前記受
光部で光を検出した時、若しくは前記記憶部へのアドレ
ス記憶が完了した時に、一定時間自身の発光源を点灯す
る制御を行うことを特徴とする。
【0021】請求項3記載の発明は、火災報知器からの
火災信号を受け、避難経路を示す誘導パターンに対応し
た点滅信号を発生する主装置と、この主装置に伝送線に
よって接続され、主装置からの点滅信号を受信し、誘導
パターンに対応した光の流れが形成されるように、前記
点滅信号に含まれる点灯順を示すアドレスを参照し自己
アドレスとの一致をみて自身の発光源を点滅させる複数
の発光ユニットとを有する光走行式の避難誘導システム
において、前記発光ユニットは、アドレスを記憶する記
憶部と;一定以上の明るさの光を受光する受光部と;こ
の受光部で光を連続して検出する時間に応じてアドレス
を判断し、該アドレスを前記記憶部に記憶する制御、及
び非常時の前記点滅信号に基づく発光源の点滅制御を行
う制御部と;を具備したことを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明は、火災報知器からの
火災信号を受け、避難経路を示す誘導パターンに対応し
た点滅信号を発生する主装置と、この主装置に伝送線に
よって接続され、主装置からの点滅信号を受信し、誘導
パターンに対応した光の流れが形成されるように、前記
点滅信号に含まれる点灯順を示すアドレスを参照し自己
アドレスとの一致をみて自身の発光源を点滅させる複数
の発光ユニットとを有する光走行式の避難誘導システム
において、前記主装置は、非常時の誘導パターン以外に
通常時に案内を行う案内パターンを複数の発光ユニット
に供給可能とするために、複数の発光ユニットのそれぞ
れのアドレスに対応して点灯色の設定を行う第2の設定
部と;設定された案内パターン表示への切り換えを行う
第2のモード切換部と;この第2のモード切換部にて案
内パターン表示としたときに、前記第2の設定部に設定
された案内パターンを送出する第3の制御部と;を具備
し、前記発光ユニットは、点灯色を切り換えることが可
能な発光源と;アドレスを記憶する記憶部と;前記第2
のモード切換部にて案内パターン表示としたときに、伝
送線を介して案内パターンを受信すると発光源の点灯色
を切り換える制御を行う一方、その案内パターンに対応
して発光源を点滅制御する第4の制御部と;を具備した
ことを特徴とする。
【0023】請求項5記載の発明は、火災報知器からの
火災信号を受け、避難経路を示す誘導パターンに対応し
た点滅信号を発生する主装置と、この主装置に伝送線に
よって接続され、主装置からの点滅信号を受信し、誘導
パターンに対応した光の流れが形成されるように、前記
点滅信号に含まれる点灯順を示すアドレスを参照し自己
アドレスとの一致をみて自身の発光源を点滅させる複数
の発光ユニットとを有する光走行式の避難誘導システム
において、前記主装置は、非常時の誘導パターン以外に
通常時に案内を行う案内パターンを複数の発光ユニット
に供給可能とするために、複数の発光ユニットのそれぞ
れのアドレスに対応して案内用画像の設定を行う第2の
設定部と;設定された案内パターン表示への切り換えを
行う第2のモード切換部と;この第2のモード切換部に
て案内パターン表示としたときに、前記第2の設定部に
設定された案内パターンを送出する第3の制御部と;を
具備し、前記発光ユニットは、発光色の切り換えが可能
で、かつ案内パターンを画像で表示することが可能な発
光源としてのカラー表示部と;アドレスを記憶する記憶
部と;前記第2のモード切換部にて案内パターン表示と
したときに、伝送線を介して案内パターンを受信する
と、前記カラー表示部に案内パターンをグラフィック表
示させる第4の制御部と;を具備したことを特徴とす
る。
【0024】上記の構成で、前記カラー表示部として
は、発光素子として複数の発光ダイオード(LED)を
用いて表示面を構成したもの、液晶ディスプレイ(LC
D)、或いはエレクトロルミネッセンス(EL)などを
用いる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1又は3に
記載のアドレス設定のためのシステムと;請求項4又は
5に記載の案内パターン表示のためのシステムと;を具
備したことを特徴とするものである。
【0026】請求項1記載の発明においては、主装置内
の第1のモード切換部をアドレス設定モードにした後、
第1の設定部にて設定予定の発光ユニットのアドレス番
号(例えば1)を設定する。その後、設定予定の発光ユ
ニットの受光部に対して懐中電灯などで光を当てると、
発光ユニット内のID番号が主装置内に送信され、その
とき主装置の第1の設定部に設定されているアドレス
が、送信されてきた前記ID番号の発光ユニットに送ら
れて、発光ユニット内の記憶部に記憶・設定される。
【0027】請求項2記載の発明においては、アドレス
設定モードで、前記発光ユニットの受光部で光を検出し
た時、若しくは前記発光ユニットの記憶部へのアドレス
記憶が完了した時に、一定時間自身の発光源を点灯する
ことにより、アドレス設定動作が行われていること、或
いはアドレス設定が完了したことを知ることができる。
【0028】請求項3記載の発明においては、予め発光
ユニットの制御部に光検出信号の入力時間(例えば5
秒,10秒,……)に対応したアドレス番号をプログラ
ムしておき、発光ユニットの受光部に照射する光の照射
時間を制御部で測定(カウント)することによってその
光検出時間に対応してアドレスを判断し、発光ユニット
の記憶部にアドレスを記憶・設定することができる。発
光ユニット側の制御のみで、発光ユニットにアドレスを
記憶・設定することができるので、主装置側における設
定部やモード切換部は不要とすることができる。
【0029】請求項4記載の発明においては、第2のモ
ード切換部にて案内パターン表示に切り換えると、複数
の発光ユニットの点灯色が非常時の点灯色(例えば緑
色)とは異なった色(例えば赤色)に切り換えられて案
内用の点滅表示がされる。通常時において行き先などの
案内表示などをするのに利用することができる。
【0030】請求項5記載の発明においては、発光ユニ
ットはLCDなどのカラー表示部を備えており、この表
示部を非常時には特定の色(例えば緑色)で点滅表示さ
せる一方、通常の案内時には表示部を案内用の画像でグ
ラフィック表示するようにする。
【0031】請求項6記載の発明においては、請求項1
又は3の光照射によるアドレス設定のシステムを用いて
発光ユニットにアドレス設定した後に、請求項4又は5
のシステムによって通常時は案内パターン表示を行わせ
ることができ、避難誘導システムにおける発光ユニット
のアドレス設定が容易になると共に、非常時以外には使
用されない避難誘導システムを通常時にも有効に活用す
ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の
避難誘導システムのブロック図である。光走行式の避難
誘導システムについて説明する。
【0033】図1に示す避難誘導システムは、図示しな
い火災検知器及び火災報知器に接続している。火災検知
器は、建物内の所定の位置(例えば天井)に複数個分散
して取り付けられている。火災報知器は、それらの火災
検知器と接続され各火災検知器から移報に基づき火災信
号を出力するもので、火災検知器の数(例えばn個)に
対応してn個の火災信号をn本の伝送線上に出力するこ
とが可能となっている。
【0034】n個の端子からなる入力端子1には、前記
火災報知器からのn個の火災信号が入力され、主装置3
の入力端31に供給される。また、入力端子2には、図
示しない商用交流電源から交流電圧(AC100V)が
入力し、主装置3の入力端32に供給される。
【0035】主装置3は、複数の発光ユニット5に対し
てアドレス設定を行う機能と火災信号を受けたときに前
記複数の発光ユニット5を点滅制御する機能とを有する
コンピュータ部分と、前記AC100Vに基づき複数の
発光ユニット5に対して電源を供給可能とする電源部分
とで構成されている。
【0036】コンピュータ部分は、外部入力部32と、
表示部33と、設定部34と、モード切換部35と、C
PUで構成される制御部36と、記憶部としてのメモリ
37と、伝送部38と、32〜38の各回路部が共通に
接続するバスライン39とで構成されている。
【0037】n個の火災報知器(図示せず)に接続した
n本の伝送線のいずれかを通して入力端31に供給され
た火災信号は、外部入力部32に入力される。外部入力
部32はn本の伝送線に対応したn個のスイッチを有し
ており、火災信号が入力されると該当するスイッチがオ
ンし、これによって建物内におけるどこの火災検知器が
発報したかをバスライン39を通して制御部36に伝え
る。
【0038】設定部34は、複数の発光ユニット5のそ
れぞれに予め記憶した(即ち予め工場内で記憶した)I
D番号と、光走行に必要な点灯順を示すための番号(ア
ドレスという)とを対応づける設定を行い、その対応関
係はメモリ37に記憶される。表示部33は、その設定
状況を表示する。
【0039】モード切換部35は、通常モードとアドレ
ス設定モードなどの動作モードを切り換える。
【0040】メモリ37は、複数の発光ユニット5の各
ID番号に対応して設定されたアドレスを記憶すると共
に、建物内に分散配置された各火災検知器からの移報に
対応して複数の発光ユニット5の点灯順(即ち光走行方
向)を記憶している。
【0041】伝送部38は、バスライン39と伝送線4
とのパラレル・シリアル,シリアル・パラレルの各信号
変換を行うインターフェース機能を有すると共に、アド
レス設定時には、発光ユニットの受光部に対して懐中電
灯などで光を当てたとき、発光ユニット5に予め記憶さ
れているID番号を伝送線4を通して受信しバスライン
39上に導き、またID番号をメモリ37に記憶しアド
レス設定した後はそのアドレスを伝送線4を通して該当
する発光ユニット5に伝送し、非常時には、火災検知器
から火災報知器を通して火災信号が送られてきたとき、
制御部の動作によりメモリから読み出された点灯順を示
すアドレスデータを伝送線4を介して複数の発光ユニッ
ト5に送出する。
【0042】伝送部38の出力端44は、伝送線4を介
して複数の発光ユニット5の信号入力端に接続してい
る。
【0043】主装置3の電源部分は、リレーコイル40
aとリレースイッチ40bからなるリレーと、AC−D
C変換する電源部41と、非常時用の蓄電池42と、充
電器43とから構成されている。
【0044】リレーコイル40aは停電検出器としての
機能を有しており、AC100Vに基づいて2つの電線
間に接続したコイルには常時は励磁電流が流れており、
停電時には励磁電流が断することによって停電を検出で
きる。
【0045】電源部41は、AC100Vを所定の直流
電圧(例えば直流24V)に変換して出力する。
【0046】リレースイッチ40bは、2つの接点T
1,T2 を有し、前記リレーコイル40aの励磁電流の
有無に基づいて、常時は接点T1 に接続し、非常時は接
点T2に切り換わる。
【0047】蓄電池42は、一端がリレースイッチ40
bの非常時側の接点T2 に接続している。充電器43
は、一端がAC100V電源ラインに接続し他端が前記
蓄電池42の一端に接続していて、常時はAC100V
によって蓄電池42を充電するためのものである。
【0048】リレースイッチ40bの出力端45は、電
源線6を介して複数の発光ユニット5の電源入力端に接
続している。
【0049】図2は、複数の発光ユニット5の、建物内
における配置を示したものである。ここでは、複数の発
光ユニット5を、建物内の通路即ち廊下の床面に一定間
隔で埋め込んで設置してある場合を示している。
【0050】図2において、通路のほぼ中央には、一列
に並ぶように発光ユニットが配設されている。これらの
発光ユニットには、非常時に光を点滅走行させるための
点灯順に対応したアドレス1,2,3,4,……,2
2,……が記憶・設定されている。図2では、アドレス
1,2,3,4,……,22,……を表すのに符号とし
てN1,N2,N3,N4,……,N22,……を付し
て示している。建物内には通路を挟んで区域I,II,II
I,IV,Vがあり、各区域には火災報知器が配置されて
いる。例えば、区域Iには火災報知器11が配設され、
区域IIには火災報知器12が配置されている。
【0051】光の流れの誘導パターンは、火災発生場所
に対応して複数の誘導パターンを使い分けるようになっ
ており、例えば、区域Iで火災が発生した場合は、火災
報知器11からの移報によって、発光ユニットはそれぞ
れ区域Iから離れる方向(図中F1 方向)に光が流れ
る。通常は5灯一巡なので、N1とN11とN17が同
時に点灯し、次にN2とN12とN18が同時に点灯
し、さらに次にN3とN13とN19が同時に点灯し、
……、光が点滅走行して避難者を非常口に導く。
【0052】また、区域IIで火災が発生した場合は、火
災報知器12からの移報によって、発光ユニットはそれ
ぞれ区域IIから離れる方向(図中F2 方向)に光が流れ
る。N5とN10とN22が同時に点灯し、次にN4と
N9とN23が同時に点灯し、さらに次にN3とN8と
N24が同時に点灯し、……、光が点滅走行して避難者
を非常口に導くと共に、避難者を安全な方向へ導く。
【0053】図3は、上記発光ユニット5の構成の一実
施の形態を示す回路図である。図3において、端子44
−1,44−2には、図1における伝送線4からのシリ
アル信号が供給され、また伝送部51からのシリアル信
号が図1における伝送線4に送出されるようになってい
る。伝送部51では、前記伝送線4とマイコン52間の
インターフェース(RS−485)の機能を有してお
り、シリアル・パラレル変換,パラレル・シリアル変換
及びマイコン52からの送信信号の許可・不許可の機能
を備えている。
【0054】マイコン52は、制御部を構成しており、
クロック生成用発振子としての水晶振動子53及び記憶
部としてのEEPROM54が外付けされ、電源入力端
VDDには+5Vの直流電圧が供給され、出力端D1 から
は点灯制御信号が出力され、入力端K1 には受光信号が
入力され、送信出力端TDからはアドレス設定時にID
番号が出力され、受信信号入力端RDにはアドレス設定
時に主装置3からのアドレスが入力される一方、非常時
には主装置3からの点灯順を示すアドレスデータが入力
されるようになっている。ただし、送信端TDからの出
力される送信信号の伝送線4への出力は、イネーブル信
号出力端ENからのハイ又はローレベルの信号に基づき
伝送部51にて出力禁止或いは出力許可されるようにな
っている。
【0055】端子45−1,45−2には、図1におけ
る電源線5からの直流電圧(直流24V)が供給され、
ダイオードブリッジ整流回路58を通して出力され、そ
の全波整流出力(直流24V)は平滑コンデンサ59及
び平滑コンデンサ62の両端に加えられるようになって
いる。ここで、ダイオードブリッジ整流回路58は、主
装置3の電源部41で直流化した電圧を入力し同様の直
流電圧を出力するものであるが、この回路58が存在す
ることによって、発光ユニット5の端子45−1,45
−2を主装置3からの電源線6(2本線)に配線すると
きに、万が一、配線が逆極性で接続されても回路58の
出力端両端には正しい極性で直流電圧が出力できる。
【0056】平滑コンデンサ59には三端子レギュレー
タ60が接続し、その出力端に接続した平滑コンデンサ
61の両端には、電圧変換された定電圧(例えば直流5
V)が出力され、マイコン52の電源端VDDやコンパレ
ータ57の電源端子に供給される。
【0057】マイコン52の信号入力端K1 には、アド
レス設定時に、受光素子56及びコンパレータ57から
なる受光部から受光信号が供給されるようになってい
る。受光素子56は、例えばフォトダイオードが使用さ
れ、懐中電灯などの光が当たると、その両端に起電力を
生じて光の強さに応じた電圧を生じる。その電圧は、オ
ペアンプOPの−端子に入力し、オペアンプOPの+端
子には直流電圧+5Vを抵抗分圧した基準電圧が入力
し、−端子の受光電圧が+端子の基準値を越えると、オ
ペアンプOPの出力端の電位はローレベルに降下し、こ
れにより信号入力端K1 にはアドレス設定時におけるI
D番号送出のタイミングが与えられる。コンパレータ5
7は、上述のように基準値を越えなければ、比較信号を
出力しない構成であるので、受光素子56及びコンパレ
ータ57からなる受光部は、明るさが一定レベル以上の
光でなければ受け付けないようになっている。アドレス
設定モードで、信号入力端K1 にコンパレータ57から
の比較出力(ローレベル信号)が入力すると、マイコン
52は、EEPROM54に予め記憶してある発光ユニ
ット固有のID番号を読み出し、送信端TDから伝送部
51を通して主装置側に送出する。
【0058】マイコン52の信号出力端D1 には、非常
時に主装置3から送られてくるアドレスデータに基づい
て点灯制御信号が出力されるようになっており、その点
灯制御信号は抵抗分圧回路をへてスイッチ用トランジス
タ55のベースに供給されるようになっている。トラン
ジスタ55のベースに、ハイレベルの点灯制御信号が入
力すると、トランジスタ55がオンし、これによって後
述のインバータ回路64が高周波発振してランプ66を
点灯できるようになっている。
【0059】平滑コンデンサ62の両端に得られる直流
電圧(直流24V)は、チョークコイル63を介して点
灯回路としてのインバータ回路64に供給される。
【0060】インバータ回路64は、起動用トランジス
タQ0 と、2つのスイッチング用トランジスタQ1 ,Q
2 と、電圧変換トランスCTと、共振用コンデンサC1
とを備え、二石の自励式インバータを構成している。ト
ランスCTには、一次巻線L1 と、二次巻線L2 と、フ
ィードバック用の三次巻線L3 とを有し、一次巻線の両
端に共振用コンデンサC1 が接続し、一次巻線L1 の中
点が平滑コンデンサ62の+出力端に接続し、一次巻線
L1 の一端がスイッチング用トランジスタQ1を介して
平滑コンデンサ62の−出力端に接続し、一次巻線L1
のもう一方の端部もスイッチング用トランジスタQ2 を
介して平滑コンデンサ62の−出力端に接続し、スイッ
チング用トランジスタQ1 ,Q2 の各ベースはそれぞれ
フィードバック用三次巻線L3 の両端に接続してベース
電圧を得るようになっている。
【0061】非常時に、火災報知器からの火災信号に基
づき主装置3より複数の発光ユニットに対する点灯順を
示すアドレスデータが送信されると、そのアドレスデー
タは伝送線4及び伝送部51を通してマイコン52の受
信端RDに入力され、マイコン52はメモリ54の自己
アドレスとの一致を確認した時点で信号出力端D1 にハ
イレベルの点灯制御信号を出力し、スイッチ用トランジ
スタ55をオンにする。トランジスタ55のオンによっ
て、トランジスタQ0 がオンし、トランジスタQ0 に電
流が流れ、トランジスタQ1 ,Q2 のいずれかのトラン
ジスタがオンし始め、トランスCTの一次巻線L1 に電
流が流れ、三次巻線L3 の両端にフィードバック電圧が
生じることによって、トランジスタQ1 ,Q2 は交互に
オンする。このトランジスタのスイッチング周波数(オ
ン,オフ周波数)は、トランスCTのコイルとコンデン
サC1 によって決まる。
【0062】トランスCTの二次巻線L2 の両端に得ら
れる高周波電圧は、コンデンサ65を介してランプ66
に供給され、ランプ66には高周波電流が流れて点灯す
る。マイコン52の信号出力端D1 からの点灯制御信号
がローレベルになると、トランジスタQ0 がオフし、イ
ンバータ回路64は動作停止(点滅している場合は一時
停止)する。
【0063】図4は、発光ユニット5の構造を示す図で
ある。ここでは、床埋め込み型の発光ユニットについて
説明する。図4において、(a) は平面図、(b) は(a) の
X−X線断面図である。
【0064】図4(a) ,(b) において、床面に埋め込ま
れるケース70内には、図3の回路を搭載した回路基板
71が配設され、さらにその上に断面が凹形状の反射板
72を配置しており、この反射板72内に発光源として
のランプ46が配置されている。ランプ46は例えばU
字形状を有したランプである。反射板72のほぼ中央に
は、受光素子56としてのフォトダイオードがその受光
面を上方に向けた状態で配設され、その受光素子56の
リード線が前記回路基板71に半田付け固定されてい
る。そして、受光素子56の受光面の上部を覆うように
遮蔽板77が配設してあり、通常の照明光や外光が前記
受光面に入りにくい構造としてある。遮蔽板77は略上
方からの光を遮蔽できるように構成し、図5に示すよう
に受光素子56が懐中電灯80などからの光を斜め方向
からは受光できるようにしてある。
【0065】図4(b) に示すようにケース70の上端周
辺部分は鍔状に形成され、その鍔状部分に防水用パッキ
ン73,74が配設され、さらにその上に上面化粧板7
6を配設し、上面化粧板76の中央部分に開けた開口に
略透明な強化ガラス75を配設してある。上面化粧板7
6及び放水用パッキン74,73はケース72に対して
複数のねじ78を用いて固定され、さらに図示しない床
部分に固定されるようになっている。
【0066】次に、発光ユニットに対するアドレス設定
の手順について説明する。
【0067】(1)主装置3にてアドレス設定モードにす
る。
【0068】(2)設定したい発光ユニットのアドレス
(点灯順)をセットする。例えば、4灯消灯、1灯点灯
で、5灯循環する場合、1から5までの順番が設定され
ればよい。
【0069】(3)主装置3でセットしたアドレスに設定
したい発光ユニットの受光部に懐中電灯などで光を当て
る。
【0070】(4)発光ユニットからID番号が主装置3
に送信され、主装置3はこのID番号の発光ユニットを
送信先にしてアドレス(点灯順)データをその発光ユニ
ットに送る。発光ユニットはこのデータをEEPROM
で構成されるアドレス記憶部54に記憶する。
【0071】発光ユニット5の受光部は、アドレス設定
時のみ受け付けると共に一定レベル以上の明るさがない
と受け付けないようにスレッショールドレベルを高く設
定している。また、前述したように通常の照明や外光が
入りにくいように遮蔽板77を設けて斜め方向から光を
受けるようにしている。
【0072】以上の実施の形態では、主装置3内のモー
ド切換部35をアドレス設定モードにした後、設定部3
4にて設定予定の発光ユニットのアドレス番号(例えば
1)を設定する。その後、設定予定の発光ユニット5の
受光部(56,57)に対して懐中電灯などで光を当て
ると、発光ユニット5の記憶部54内のID番号が主装
置3内に送信され、そのとき主装置3の設定部34に設
定されているアドレスが、送信されてきた前記ID番号
の発光ユニット5に送られて、発光ユニット5内の記憶
部54に記憶・設定される。従って、記憶部54には、
ID番号とアドレスが記憶されていることになる。
【0073】本実施の形態では、アドレス設定に可視光
を使用しており、しかもこの光はデータを伝送するもの
ではないので、赤外線リモコンのような専用の設定器が
不要である。つまり、入手が容易で安価な懐中電灯など
が使用できる。勿論、光照射に基づくアドレス設定なの
で、発光ユニットにはディップスイッチのような機械操
作機構がないので容易に密閉構造に構成することができ
る。しかも、発光ユニットを床面に埋め込み設置した後
でのアドレス設定が可能になるので、施工性を向上させ
ることができる。
【0074】なお、主装置3でアドレス設定モードにさ
れているときに、図3の発光ユニットにおける制御部5
2が、受光部(56,57)で光を検出した時、若しく
は記憶部54へのアドレス記憶が完了した時に、一定時
間自身の発光源であるランプ66を点灯する制御を行う
ように構成することで、アドレス設定動作が行われてい
ること、或いはアドレス設定が完了したことをユーザー
に対して容易に認識さまた、前記記憶部54を、EEP
ROMで構成することにより、発光ユニット5に設定さ
れるアドレスを電気的に消去して再びアドレスを記憶・
設定し直すのに容易である。
【0075】さらに、本発明に係る避難誘導システムの
第2の実施の形態として、一定以上の明るさの光を受光
する受光部(56,57)を備えた発光ユニット5のブ
ロック構成は、図3と同様であるが、制御部52を、受
光部(56,57)で光を連続して検出する時間に応じ
てアドレスを判断し、該アドレスを前記記憶部54に記
憶する制御を行わせるように構成する。即ち、予め発光
ユニット5の制御部52に光検出信号の入力時間(例え
ば5秒,10秒,……)に対応したアドレス番号をプロ
グラムしておき、発光ユニット5の受光部(56,5
7)に照射する光の照射時間を制御部52で測定(カウ
ント)することによってその光検出時間に対応してアド
レスを判断し、発光ユニット5の記憶部54にアドレス
を記憶・設定することにより、発光ユニット5側の制御
のみで、発光ユニット5にアドレスを記憶・設定するこ
とができ、主装置3側における設定部34やモード切換
部35を不要とすることが可能となる。なお、この場合
も、制御部52は、非常時において主装置3からの点滅
信号に基づいて発光源としてのランプ66を点滅制御す
ることは勿論である。
【0076】次に、避難誘導システムを非常時以外の通
常時にも有効活用するための実施の形態について説明す
る。
【0077】図6は本発明の第3の実施の形態の避難誘
導システムにおける発光ユニットの構成を示すブロック
図である。
【0078】図6に示す避難誘導システムでは、複数の
発光ユニット5の各々については予め工場などでID番
号が記憶され、かつこれらの発光ユニット5がすでに建
物内に配置され各発光ユニットごとに点灯順を示す点灯
順を示すアドレスが設定済みであるとして説明する。従
って、各発光ユニットに対するアドレス設定は、図1の
実施の形態を用いて行っても良いし、従来通りにディッ
プスイッチを用いる方法で行っても良い。図1と同一機
能を有する部分には同一符号を付して説明する。
【0079】n個の端子からなる入力端子1には、火災
報知器からのn個の火災信号が入力され、主装置3の入
力端31に供給される。また、入力端子2には、図示し
ない商用交流電源から交流電圧(AC100V)が入力
し、主装置3の入力端32に供給される。
【0080】主装置3は、複数の発光ユニット5に対し
て通常時の案内を行う案内用パターンを設定する機能と
設定された案内パターン点灯への切り換えを行う機能と
火災信号を受けたときに前記複数の発光ユニット5を非
常用の点灯色にて点滅制御する機能とを有するコンピュ
ータ部分と、前記AC100Vに基づき複数の発光ユニ
ット5に対して電源を供給可能とする電源部分とで構成
されている。
【0081】コンピュータ部分は、外部入力部32と、
表示部33と、設定部340と、モード切換部350
と、CPUで構成される制御部36と、記憶部としての
メモリ37と、伝送部38と、32,33,340,3
50,36〜38の各回路部が共通に接続するバスライ
ン39とで構成されている。
【0082】n個の火災報知器(図示せず)に接続した
n本の伝送線のいずれかを通して入力端31に供給され
た火災信号は、外部入力部32に入力される。外部入力
部32はn本の伝送線に対応したn個のスイッチを有し
ており、火災信号が入力されると該当するスイッチがオ
ンし、これによって建物内におけるどこの火災検知器が
発報したかをバスライン39を通して制御部36に伝え
る。
【0083】設定部340は、複数の発光ユニット5に
対して予め設定されている各アドレスに対応して通常時
の案内を行う案内用パターンを設定(つまりどの発光ユ
ニットにどの点灯色を割り当てるかを設定)し、その対
応関係はメモリ37に記憶される。表示部33は、その
設定状況を表示する。なお、メモリ37には、複数の発
光ユニット5の各ID番号(予め工場にて設定されてい
る)と点灯順を示す番号(アドレス)との対応関係が記
憶されていることは勿論である。
【0084】モード切換部350は、設定された案内パ
ターン点灯への切り換え(つまり点灯色切り換え)を行
う。ただし、モード切換部350で案内パターン点灯を
選択していても火災など非常時には制御部36はこの案
内パターン点灯を優先して(つまり中止して)避難誘導
パターンを点滅走行させることになる。
【0085】メモリ37は、複数の発光ユニット5の各
ID番号に対応して設定されたアドレスを記憶すると共
に、建物内に分散配置された各火災検知器からの移報に
対応して複数の発光ユニット5の点灯パターン(即ち光
走行方向)を記憶しており、かつ上述したように複数の
発光ユニット5に対して予め設定されている前記の各ア
ドレスに対応して通常時の案内を行う案内用パターンを
記憶している。
【0086】伝送部37は、バスライン39と伝送線4
とのパラレル・シリアル,シリアル・パラレルの各信号
変換を行うインターフェース機能を有すると共に、案内
パターン点灯への切り換え時には、各発光ユニット毎に
点灯色を切り換えるためのデータ及びどのようなアドレ
ス順で点灯させるかのアドレスデータを伝送線4を通し
て該当する発光ユニット5に伝送し、非常時には、火災
検知器から火災報知器を通して火災信号が送られてきた
とき、制御部の動作によりメモリから読み出された避難
誘導用の点灯順を示すアドレスデータを伝送線4を介し
て複数の発光ユニット5に送出する。
【0087】伝送部38の出力端44は、伝送線4を介
して複数の発光ユニット5のそれぞれの信号入力端に接
続している。
【0088】主装置3の電源部分は、リレーコイル40
aとリレースイッチ40bからなるリレーと、AC−D
C変換する電源部41と、非常時用の蓄電池42と、充
電器43とから構成されている。
【0089】リレーコイル40aは停電検出器としての
機能を有しており、AC100Vに基づいて2つの電線
間に接続したコイルには常時は励磁電流が流れており、
停電時には励磁電流が断することによって停電を検出で
きる。
【0090】電源部41は、AC100Vを所定の直流
電圧(例えば直流24V)に変換して出力する。
【0091】リレースイッチ40bは、2つの接点T
1,T2 を有し、前記リレーコイル40aの励磁電流の
有無に基づいて、常時は接点T1 に接続し、非常時は接
点T2に切り換わる。
【0092】蓄電池42は、一端がリレースイッチ40
bの非常時側の接点T2 に接続している。充電器43
は、一端がAC100V電源ラインに接続し他端が前記
蓄電池42の一端に接続していて、常時はAC100V
によって蓄電池42を充電する。
【0093】リレースイッチ40bの出力端45は、電
源線6を介して複数の発光ユニット5のそれぞれの電源
入力端に接続している。
【0094】図7は、図6における発光ユニット5の構
成の一実施の形態を示す回路図である。図7において、
端子44−1,44−2には、図6における伝送線4か
らのシリアル信号が供給され、また伝送部51からのシ
リアル信号が図6における伝送線4に送出されるように
なっている。伝送部51では、前記伝送線4とマイコン
52間のインターフェース(RS−485)の機能を有
しており、シリアル・パラレル変換,パラレル・シリア
ル変換及びマイコン52からの送信信号の許可・不許可
の機能を備えている。
【0095】マイコン52は、制御部を構成しており、
クロック生成用発振子としての水晶振動子53及び記憶
部としてのEEPROM54が外付けされ、電源入力端
VDDには例えば+5Vの直流電圧が供給され、出力端D
1 からは点灯制御信号が出力され、出力端D2 からは案
内パターン点灯への切換制御信号が出力され、送信出力
端TDからはアドレス設定時にID番号が出力され、受
信信号入力端RDには案内パターン切り換え時に点灯色
切換のアドレスデータが入力される一方、非常時には主
装置3からの避難誘導用の点灯順を示すアドレスデータ
が入力されるようになっている。ただし、送信端TDか
らの出力される送信信号の伝送線4への出力は、イネー
ブル信号出力端ENからのハイ又はローレベルの信号に
基づき伝送部51にて出力禁止或いは出力許可されるよ
うになっている。
【0096】端子45−1,45−2には、図1におけ
る電源線5からの直流電圧(直流24V)が供給され、
ダイオードブリッジ整流回路58を通して出力され、そ
の全波整流出力(直流24V)は平滑コンデンサ59及
び平滑コンデンサ62の両端に加えられるようになって
いる。ここで、ダイオードブリッジ整流回路58は、主
装置3の電源部41で直流化した電圧を入力し同様の直
流電圧を出力するものであるが、この回路58が存在す
ることによって、発光ユニット5の端子45−1,45
−2を主装置3からの電源線6(2本線)に配線すると
きに、万が一、配線が逆極性で接続されても回路58の
出力端両端には正しい極性で直流電圧が出力できる効果
を有している。
【0097】平滑コンデンサ59には三端子レギュレー
タ60が接続し、その出力端に接続した平滑コンデンサ
61の両端には、電圧変換された定電圧(例えば直流5
V)が出力され、マイコン52の電源端VDDやコンパレ
ータ57の電源端子に供給される。
【0098】マイコン52の信号出力端D2 には、案内
パターンへの切り換え時に、点灯切換制御信号が出力さ
れるようになっており、その点灯切換制御信号は抵抗分
圧回路をへてスイッチ用トランジスタ68のベースに供
給されるようになっている。トランジスタ68のベース
に、ハイレベルの点灯切換制御信号が入力すると、トラ
ンジスタ68がオンし、コレクタに接続したリレーコイ
ル69aに励磁電流が流れることにより、リレースイッ
チ69bが接点T3 から接点T4 へと切り換わり、ラン
プ66から点灯色の異なるランプ67に切り換わるよう
になっている。ここで、ランプ66は例えば非常用の緑
色ランプであり、ランプ67は例えば案内用に使用する
赤色ランプである。
【0099】マイコン52の信号出力端D1 には、非常
時或いは案内点灯時に主装置3から送られてくるアドレ
スデータに基づいて点灯制御信号が出力されるようにな
っており、その点灯制御信号は抵抗分圧回路をへてスイ
ッチ用トランジスタ55のベースに供給されるようにな
っている。トランジスタ55のベースに、ハイレベルの
点灯制御信号が入力すると、トランジスタ55がオン
し、これによって後述のインバータ回路64が高周波発
振してランプ66或いは67を点灯できるようになって
いる。
【0100】平滑コンデンサ62の両端に得られる直流
電圧(直流24V)は、チョークコイル63を介して点
灯回路としてのインバータ回路64に供給される。
【0101】インバータ回路64は、起動用トランジス
タQ0 と、2つのスイッチング用トランジスタQ1 ,Q
2 と、電圧変換トランスCTと、共振用コンデンサC1
とを備え、二石の自励式インバータを構成している。ト
ランスCTには、一次巻線L1 と、二次巻線L2 と、フ
ィードバック用の三次巻線L3 とを有し、一次巻線の両
端に共振用コンデンサC1 が接続し、一次巻線L1 の中
点が平滑コンデンサ62の+出力端に接続し、一次巻線
L1 の一端がスイッチング用トランジスタQ1を介して
平滑コンデンサ62の−出力端に接続し、一次巻線L1
のもう一方の端部もスイッチング用トランジスタQ2 を
介して平滑コンデンサ62の−出力端に接続し、スイッ
チング用トランジスタQ1 ,Q2 の各ベースはそれぞれ
フィードバック用三次巻線L3 の両端に接続してベース
電圧を得るようになっている。
【0102】非常時或いは案内点灯時に、主装置3より
複数の発光ユニットに対する点灯順を示すアドレスデー
タが送信されると、そのアドレスデータは伝送線4及び
伝送部51を通してマイコン52の受信端RDに入力さ
れ、マイコン52はメモリ54の自己アドレスとの一致
を確認した時点で信号出力端D1 にハイレベルの点灯制
御信号を出力し、スイッチ用トランジスタ55をオンに
する。トランジスタ55のオンによって、トランジスタ
Q0 がオンし、トランジスタQ0 に電流が流れ、トラン
ジスタQ1 ,Q2 のいずれかのトランジスタがオンし始
め、トランスCTの一次巻線L1 に電流が流れ、三次巻
線L3 の両端にフィードバック電圧が生じることによっ
て、トランジスタQ1 ,Q2 は交互にオンする。このト
ランジスタのスイッチング周波数(オン,オフ周波数)
は、トランスCTのコイルとコンデンサC1 によって決
まる。
【0103】トランスCTの二次巻線L2 の両端に得ら
れる高周波電圧は、コンデンサ65を介してランプ66
或いは67に供給され、ランプ66或いは67には高周
波電流が流れて点灯する。マイコン52の信号出力端D
1 からの点灯制御信号がローレベルになると、トランジ
スタQ0 がオフし、インバータ回路64は動作停止(点
滅している場合は一時停止)する。
【0104】上記の実施の形態では、主装置3のモード
切換部350にて案内パターン表示に切り換えると、複
数の発光ユニットの点灯色が非常時の点灯色(例えば緑
色)とは異なった色(例えば赤色)に切り換えられて案
内用の点滅表示がされる。非常時以外はほとんど使用さ
れない光走行式の避難誘導システムを、通常時にも有効
に活用することができる。特に、地下街や大規模店舗に
おいて、行き先などの案内やイベント情報を表示するの
に利用することができる。
【0105】なお、主装置3で案内パターンのモードに
なっているとき、主装置3が火災信号を受けると、その
制御部36は、案内パターンに変えて誘導パターンを送
出するように構成することにより、非常時には、発光ユ
ニット5において、案内情報に優先して避難誘導パター
ンを点滅表示することができる。
【0106】図8は、本発明の第4の実施の形態の避難
誘導システムにおける発光ユニットの構成を示すブロッ
ク図である。図6における発光ユニット5の構成の他の
実施の形態を示している。
【0107】図8において、図6における伝送線4に接
続される端子44−1,44−2には、インターフェー
スとしての伝送部51が接続し、この伝送部51を介し
てマイクロコンピュータ52と伝送線4間の信号のやり
取りが行われるようになっている。図6における電源線
6に接続される端子45−1,45−2には、主装置3
から供給される直流電圧を必要な直流電圧に変換して出
力するための電源部80が配設されている。発光ユニッ
ト5は、必要な直流電圧を得るための電源部80と、イ
ンターフェース機能を有する伝送部51と、マイコンで
構成される制御部52と、EEPROMで構成される記
憶部54と、液晶ディスプレイ(LCD)などで構成さ
れるカラー表示部81と、カラー表示部81を駆動する
表示駆動部82と、表示時にカラー表示部81の背面か
ら照明光をを照射するためのバックライト83と、この
バックライト83を点灯させるインバータ回路などの点
灯回路84とで構成されている。
【0108】図8の発光ユニットでは、図7の発光ユニ
ットと異なり、発光源としてランプの代わりにグラフィ
ック表示が可能なカラーLCDなどで構成されるカラー
表示部81を用いている点が特徴である。主装置3の構
成は、図6とほぼ同様であるが、主装置3では、設定部
340は、非常時の誘導パターン以外に通常時に案内を
行う案内パターンを複数の発光ユニット5に供給可能と
するために、複数の発光ユニット5のそれぞれのアドレ
スに対応して案内用画像の設定を行い、モード切換部3
50は、設定部340で設定された案内パターン表示へ
の切り換えを行い、制御部36は、このモード切換部3
50にて案内パターン表示としたときに、前記設定部3
40に設定された案内パターンを送出する。
【0109】発光ユニット5では、カラー表示部81
は、制御部52の制御により非常時と通常時(案内時)
とで発光色の切り換えが可能で、かつ案内時には案内パ
ターンを画像で表示することが可能であり、制御部52
は、主装置3のモード切換部350にて案内パターン表
示としたときに、主装置3から伝送線4を介して案内パ
ターンを受信すると、表示駆動部82を駆動してカラー
表示部81に案内パターンをグラフィック表示させる。
【0110】なお、主装置3で案内パターンのモードに
なっているとき、主装置3が火災信号を受けると、制御
部36は、案内パターンに変えて誘導パターンを送出し
て発光ユニット5へ送信し、発光ユニット5の制御部5
2は、誘導パターンを受信すると、表示駆動部82及び
点灯回路84を制御して、誘導パターンに対応してカラ
ー表示部81を特定色で表示しかつ点滅させる。
【0111】図9(a) 〜(c) に、カラー表示部81に表
示される案内パターン表示の例を示す。案内などの文字
や絵をグラフィカルに表示できる利点がある。
【0112】図8の実施の形態では、発光ユニット5は
LCDなどのカラー表示装置81を備えており、この表
示装置81を非常時には特定の色(例えば緑色)で点滅
表示させる一方、通常の案内時には表示装置81を案内
用の画像でグラフィック表示する。また、非常時には、
案内情報に優先して避難誘導パターンを点滅表示でき
る。
【0113】尚、第3,第4の実施の形態で、図6に示
した案内パターンの設定部340は、主装置3内に設け
られているが、パーソナルコンピュータなどの外部装置
にて設定し、主装置3に送信しても良い。
【0114】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、設定予定
の発光ユニットの受光部に対して懐中電灯などで光を当
てると、発光ユニット内のID番号が主装置内に送信さ
れ、そのとき主装置の設定部に設定されているアドレス
が、送信されてきた前記ID番号の発光ユニットに送ら
れて、発光ユニット内の記憶部に記憶・設定されるの
で、光信号を照射する特別な送信機(設定器)が不要で
ある。アドレス設定のために機械的なディップスイッチ
を用いないので、発光ユニットを床面や壁面に埋め込ん
だ後のアドレス設定が可能になり、施工性を工場するこ
とができる。
【0115】請求項2記載の発明によれば、アドレス設
定モードで、前記発光ユニットの受光部で光を検出した
時、若しくは前記発光ユニットの記憶部へのアドレス記
憶が完了した時に、一定時間自身の発光源を点灯するこ
とにより、アドレス設定動作が行われていること、或い
はアドレス設定が完了したことを設置者に容易に知らせ
ることができる。
【0116】請求項3記載の発明によれば、予め発光ユ
ニットの制御部に光検出信号の入力時間(例えば5秒,
10秒,……)に対応したアドレス番号をプログラムし
ておき、発光ユニットの受光部に照射する光の照射時間
を制御部で測定(カウント)することによってその光検
出時間に対応してアドレスを判断し、発光ユニットの記
憶部にアドレスを記憶・設定することができる。発光ユ
ニット側の制御のみで、発光ユニットにアドレスを記憶
・設定することができるので、主装置側における設定部
やモード切換部は不要とすることができ、避難誘導シス
テムの回路構成を簡略化することができる。
【0117】請求項4記載の発明によれば、第2のモー
ド切換部にて案内パターン表示に切り換えると、複数の
発光ユニットの点灯色が非常時の点灯色(例えば緑色)
とは異なった色(例えば赤色)に切り換えられて案内用
の点滅表示がされる。通常時において行き先などの案内
表示やイベント表示などをするのに有用である。
【0118】請求項5記載の発明によれば、発光ユニッ
トはLCDなどのカラー表示部を備えており、この表示
部を非常時には特定の色(例えば緑色)で点滅表示させ
る一方、通常の案内時には表示部を案内用の画像でグラ
フィック表示でき、非常時以外における避難誘導システ
ムの活用範囲を広げることができる。
【0119】請求項6記載の発明によれば、請求項1又
は3の光照射によるアドレス設定のシステムを用いて発
光ユニットにアドレス設定した後に、請求項4又は5の
システムによって通常時は案内パターン表示を行わせる
ことができ、避難誘導システムにおける発光ユニットの
アドレス設定を容易にする機能と共に、非常時以外の通
常時には使用されない避難誘導システムを有効に活用す
る機能を備えた使い勝手の良い優れたシステムを構築す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の避難誘導システム
を示すブロック図。
【図2】複数の発光ユニットのアドレス設定に伴う非常
時の誘導パターンの例を説明する図。
【図3】第1の実施の形態における発光ユニットの一形
態を示す回路図。
【図4】発光ユニットの構造を示す平面図及び断面図。
【図5】図4の要部を拡大して示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の避難誘導システム
を示すブロック図。
【図7】第2の実施の形態における発光ユニットの一形
態を示す回路図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の避難誘導システム
における発光ユニットを示すブロック図。
【図9】図8のカラー表示部に表示される案内パターン
表示の例を示す図。
【符号の説明】 3…主装置 4…伝送線 5…発光ユニット 6…電源線 33…表示部 34…設定部 35…モード切換部 36…制御部(CPU) 51…伝送部 52…制御部(マイコン) 54…記憶部(EEPROM) 56と57…受光部 64…インバータ回路 66,67…ランプ 81…カラー表示部 82…表示駆動部 83…パックライト 84…点灯回路 340…設定部 350…モード切換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災報知器からの火災信号を受け、避難経
    路を示す誘導パターンに対応した点滅信号を発生する主
    装置と、この主装置に伝送線によって接続され、主装置
    からの点滅信号を受信し、誘導パターンに対応した光の
    流れが形成されるように、前記点滅信号に含まれる点灯
    順を示すアドレスを参照し自己アドレスとの一致をみて
    自身の発光源を点滅させる複数の発光ユニットとを有す
    る光走行式の避難誘導システムにおいて、 前記発光ユニットは、 固有のID番号及びアドレスを記憶する記憶部と;一定
    以上の明るさの光を受光する受光部と;この受光部で光
    を検出すると前記ID番号を前記伝送線上に送出する伝
    送部と;前記記憶部へのアドレス記憶,前記受光部から
    の受光信号に基づく前記記憶部からのID番号の読み出
    し,及び非常時の前記点滅信号に基づく発光源の点滅
    を、制御する第1の制御部と;を具備し、 前記主装置は、 通常モードとアドレス設定モードを切り換える第1のモ
    ード切換部と;この第1のモード切換部にてアドレス設
    定モードにした状態で、これからアドレス設定する予定
    の複数の発光ユニットのID番号に対応してアドレスの
    設定操作を行う第1の設定部と;この第1の設定部によ
    る設定状態を表示する表示部と;前記モード切換部にて
    アドレス設定モードにした状態で、前記発光ユニットの
    伝送部からのID番号を受信すると前記設定部で設定さ
    れたアドレスを発光ユニットの前記記憶部に記憶させる
    ために、該ID番号の発光ユニットに送信する第2の制
    御部と;を具備したことを特徴とする避難誘導システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記第1の制御部は、前記受光部で光を検
    出した時、若しくは前記記憶部へのアドレス記憶が完了
    した時に、一定時間自身の発光源を点灯する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の避難誘導システム。
  3. 【請求項3】火災報知器からの火災信号を受け、避難経
    路を示す誘導パターンに対応した点滅信号を発生する主
    装置と、この主装置に伝送線によって接続され、主装置
    からの点滅信号を受信し、誘導パターンに対応した光の
    流れが形成されるように、前記点滅信号に含まれる点灯
    順を示すアドレスを参照し自己アドレスとの一致をみて
    自身の発光源を点滅させる複数の発光ユニットとを有す
    る光走行式の避難誘導システムにおいて、 前記発光ユニットは、 アドレスを記憶する記憶部と;一定以上の明るさの光を
    受光する受光部と;この受光部で光を連続して検出する
    時間に応じてアドレスを判断し、該アドレスを前記記憶
    部に記憶する制御、及び非常時の前記点滅信号に基づく
    発光源の点滅制御を行う制御部と;を具備したことを特
    徴とする避難誘導システム。
  4. 【請求項4】火災報知器からの火災信号を受け、避難経
    路を示す誘導パターンに対応した点滅信号を発生する主
    装置と、この主装置に伝送線によって接続され、主装置
    からの点滅信号を受信し、誘導パターンに対応した光の
    流れが形成されるように、前記点滅信号に含まれる点灯
    順を示すアドレスを参照し自己アドレスとの一致をみて
    自身の発光源を点滅させる複数の発光ユニットとを有す
    る光走行式の避難誘導システムにおいて、 前記主装置は、 非常時の誘導パターン以外に通常時に案内を行う案内パ
    ターンを複数の発光ユニットに供給可能とするために、
    複数の発光ユニットのそれぞれのアドレスに対応して点
    灯色の設定を行う第2の設定部と;設定された案内パタ
    ーン表示への切り換えを行う第2のモード切換部と;こ
    の第2のモード切換部にて案内パターン表示としたとき
    に、前記第2の設定部に設定された案内パターンを送出
    する第3の制御部と;を具備し、 前記発光ユニットは、 点灯色を切り換えることが可能な発光源と;アドレスを
    記憶する記憶部と;前記モード切換部にて案内パターン
    表示としたときに、伝送線を介して案内パターンを受信
    すると発光源の点灯色を切り換える制御を行う一方、そ
    の案内パターンに対応して発光源を点滅制御する第4の
    制御部と;を具備したことを特徴とする避難誘導システ
    ム。
  5. 【請求項5】火災報知器からの火災信号を受け、避難経
    路を示す誘導パターンに対応した点滅信号を発生する主
    装置と、この主装置に伝送線によって接続され、主装置
    からの点滅信号を受信し、誘導パターンに対応した光の
    流れが形成されるように、前記点滅信号に含まれる点灯
    順を示すアドレスを参照し自己アドレスとの一致をみて
    自身の発光源を点滅させる複数の発光ユニットとを有す
    る光走行式の避難誘導システムにおいて、 前記主装置は、 非常時の誘導パターン以外に通常時に案内を行う案内パ
    ターンを複数の発光ユニットに供給可能とするために、
    複数の発光ユニットのそれぞれのアドレスに対応して案
    内用画像の設定を行う第2の設定部と;設定された案内
    パターン表示への切り換えを行う第2のモード切換部
    と;この第2のモード切換部にて案内パターン表示とし
    たときに、前記第2の設定部に設定された案内パターン
    を送出する第3の制御部と;を具備し、 前記発光ユニットは、 発光色の切り換えが可能で、かつ案内パターンを画像で
    表示することが可能な発光源としてのカラー表示部と;
    アドレスを記憶する記憶部と;前記第2のモード切換部
    にて案内パターン表示としたときに、伝送線を介して案
    内パターンを受信すると、前記カラー表示部に案内パタ
    ーンをグラフィック表示させる第4の制御部と;を具備
    したことを特徴とする避難誘導システム。
  6. 【請求項6】請求項1又は3に記載のアドレス設定のた
    めのシステムと;請求項4又は5に記載の案内パターン
    表示のためのシステムと;を具備したことを特徴とする
    避難誘導システム。
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