JP4629910B2 - 光スペクトル検出方法、及び、それを用いた光スペクトル検出プログラム、光スペクトル検出装置、分光装置、レーザ装置 - Google Patents

光スペクトル検出方法、及び、それを用いた光スペクトル検出プログラム、光スペクトル検出装置、分光装置、レーザ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に、光スペクトル検出方法に関し、特に、エキシマレーザやF2(フッ素分子)レーザの出力光のスペクトル(波長やスペクトル幅を含む)を検出するために用いられる光スペクトル検出方法に関する。さらに、本発明は、そのような光スペクトル検出方法を用いた光スペクトル検出プログラム、光スペクトル検出装置、分光装置、レーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の集積度の向上に伴い、露光装置の光源として、短波長のレーザ光を出力するエキシマレーザやF2(フッ素分子:molecular fluorine)レーザが注目されている。これらのレーザ装置は、露光装置の光学系における色収差を小さくするため、狭帯域なスペクトル幅を有するレーザ光を出力することが可能である。これらのレーザ装置から出力されるレーザ光の波長やスペクトル幅を所定の値に維持するために、紫外光のスペクトルを検出できる光スペクトル検出装置が使用されている。
【0003】
このような光スペクトル検出装置として、日本国特許第2997956号公報には、エタロンのような分光素子を通過した被測定光が干渉縞(フリンジ)を形成する面の近傍に配置され、入射光をその強度に応じた電気信号に変換するための複数のチャンネルを有する波長検出装置が開示されている。この波長検出装置には、例えばCCD(電荷結合素子:charge coupled device)のような撮像素子が光検出器として含まれており、この光検出器の各チャンネルの出力値に基づいてレーザ光のスペクトルの検出を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、半導体装置の集積度がさらに上昇する傾向にあり、露光装置用のエキシマレーザやF2レーザの出力光の波長やスペクトル幅をより高精度に調整する必要が生じている。このため、これらのレーザの出力光のスペクトルを検出する光スペクトル検出装置において、検出精度をさらに向上させることが求められている。
【0005】
ところで、光スペクトル検出装置に含まれている光検出器の複数のチャンネル間には検出感度やリニアリティ(直線性)のバラツキが存在するので、同じ光強度に対する各チャンネルの出力値は一致しないことが多い。しかしながら、先に述べた様な従来の光スペクトル検出装置においては、各チャンネルの出力値をそのまま用いて被測定光のスペクトル検出を行っていたので、複数のチャンネル間の検出感度やリニアリティのバラツキによる検出誤差が、レーザ光の波長やスペクトル幅の測定誤差となっていた。
【0006】
また、露光装置によっては、レーザの発振波長を一定の値に維持するように制御する場合があり、このような場合には、分光装置において干渉縞が形成される位置がほぼ一定となる。例えば、KrFエキシマレーザでは約248nm、ArFエキシマレーザでは約193nm、フッ素分子レーザでは約157nmの波長の光が、光検出器の同一の位置に照射され続けることになる。その結果、当該位置の光検出素子(光検出器の特定のチャンネル)が劣化して、その検出感度が劣化するという現象が生じる。光検出器の特定のチャンネルの検出感度が劣化すると、そのチャンネルへの入射光の強度が実際の強度よりも低く検知されるため、被検出光のスペクトル幅が実際の値Δλrよりも大きい値(Δλr+Δλw)として検知されてしまう。このため、レーザ装置がスペックを満たすスペクトル幅の光を出力していても、分光装置における検出結果がスペックアウトしてしまうという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、光検出器の特定のチャンネルの検出感度が劣化しても、被測定光のスペクトルを高い精度で検出できる光スペクトル検出方法を提供することを目的とする。また、本発明は、そのような光スペクトル検出方法を用いた光スペクトル検出プログラム、光スペクトル検出装置、分光装置、レーザ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る光スペクトル検出方法は、分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置され入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する光検出器を用いて被測定光のスペクトルを検出する方法であって、被測定光を分光素子に入射させ、光検出器の第1群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光の波長を求めるステップと、被測定光の波長を所定量変化させて分光素子に入射させ、光検出器の第2群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光のスペクトル幅を求めるステップとを具備する。
【0010】
また、本発明の1つの観点に係る光スペクトル検出プログラムは、分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置され入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する光検出器を用いて被測定光のスペクトルを検出するためのプログラムであって、被測定光を分光素子に入射させ、光検出器の第1群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光の波長を求める手順と、被測定光の波長を所定量変化させて分光素子に入射させ、光検出器の第2群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光のスペクトル幅を求める手順とをCPUに実行させる。
【0012】
さらに、本発明の1つの観点に係る光スペクトル検出装置は、分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置される光検出器であって入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する光検出器と、光検出器から出力される検出信号に基づいて検出データを出力するA/D変換手段と、被測定光が分光素子に入射される際にA/D変換手段から出力される検出データに基づいて被測定光の波長を求めると共に、被測定光の波長が所定量変化されて分光素子に入射される際にA/D変換手段から出力される検出データに基づいて被測定光のスペクトル幅を求める信号処理手段とを具備する。
【0014】
また、本発明の1つの観点に係る分光装置は、入射光をその波長に応じた角度で出射する分光素子と、分光素子の出射光を結像させる結像手段と、分光素子の出射光の結像位置の近傍に配置され、分光素子に入射される光の波長又はスペクトル幅を検出するための本発明に係る光スペクトル検出装置とを具備する。
【0015】
さらに、本発明の1つの観点に係るレーザ装置は、所定の波長とスペクトル幅とを有するレーザ光を発生するレーザ発振器と、レーザ発振器から入射される入射光をその波長に応じた角度で出射する分光素子と、分光素子の出射光を結像させる結像手段と、分光素子の出射光の結像位置の近傍に配置され、レーザ発振器が発生するレーザ光の波長又はスペクトル幅を検出するための本発明に係る光スペクトル検出装置とを具備する。
【0016】
本発明の1つの観点によれば、光検出器の第1群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光の波長を求めると共に、被測定光の波長を所定量変化させて分光素子に入射させ、光検出器の第2群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光のスペクトル幅を求めるので、光検出器の第1群のチャンネルの検出感度が劣化しても被測定光のスペクトル幅を高い精度で求めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素については同一の参照番号を付して、これらの説明を省略する。また、以下の諸数値は、本発明の実施形態の説明を簡単にするために用いられており、別の数値に変更されても良い。
【0019】
図1に、本発明の一実施形態に係る光スペクトル検出装置の構成を示す。この光スペクトル検出装置は、エキシマレーザ光やF2(フッ素分子:molecular fluorine)レーザ光のような紫外光のスペクトルを検出するのに適している。
光スペクトル検出装置100は、エタロンのような分光素子を通過した被測定光が干渉縞(フリンジ)を形成する面の近傍に配置されるイメージセンサ(光検出器)1を含んでいる。イメージセンサ1としては、例えば、CCD(電荷結合素子:charge coupled device)のような撮像素子が用いられる。
【0020】
イメージセンサ1は、入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数(本実施形態においては256個)のチャンネルCH0〜CH255を有している。これらのチャンネルは、被測定光の干渉縞の形成面に平行な1つの方向に沿って1列に配列するように設けられている。イメージセンサ1は、電源回路2から電源が供給され、駆動回路3によって駆動されると、複数のチャンネルCH0〜CH255においてそれぞれ生成された複数の検出信号を順次出力する。
【0021】
イメージセンサ1から出力された検出信号は、増幅回路4によって所定の増幅率で増幅され、A/D変換器5に入力される。A/D変換器5は、増幅回路4から入力された検出信号を、例えば12ビットの分解能(0〜4095)を有するデジタル信号に変換し、検出データとして信号処理部6に順次出力する。
【0022】
信号処理部6は、被測定光を測定した際にA/D変換器5から出力される検出データを、イメージセンサ1の各チャンネルにおける検出感度の劣化を補正した補正データに変換して出力回路10に供給する。出力回路10は、補正データを外部に出力する。
【0023】
次に、信号処理部6において用いられる補正方法について説明する。
測定対象となるレーザ装置の目標となる発振波長が一定値λtである場合に、実際の発振波長は(λt±Δλ)となるので(±Δλは不感帯)、イメージセンサ1におけるフリンジパターンの形成位置も、波長(λt±Δλ)に相当する位置となる。従って、図2に示すように、フリンジが形成されるチャンネルにおけるイメージセンサの検出感度が、紫外線連続照射の影響により劣化してしまう。その結果、スペクトル幅の計測誤差Δλwが発生し、実際のスペクトル幅がΔλrであっても、計測されたスペクトル幅は(Δλr+Δλw)となって値が増加してしまう。図3に、劣化したイメージセンサを用いた場合における線幅(スペクトル幅)計測値の波長による変化を示す。
【0024】
第1の補正方法においては、この計測誤差を補正するために、目標波長λtに近い波長λdでレーザ装置を発振させてその出力光を光スペクトル検出装置に入射し、そのとき計測されるスペクトル幅を目標波長λtにおけるスペクトル幅として用いる。ここで、波長λdのレーザ光のフリンジパターンが、イメージセンサにおいて検出感度の劣化が小さいチャンネルに形成されるように、レーザ光の波長λdが選択される。
【0025】
第2の補正方法においては、所定の時期に、光スペクトル検出装置の校正のために用いるテストデータを測定する。このテストデータに基づいて、検出データを補正データに変換するための変換パラメータ、又は、補正データそのものを作成して記憶しておく。被測定光を測定する際には、変換パラメータ又は補正データを用いて、イメージセンサの複数のチャンネルについて検出感度を補正する。
【0026】
以下、第2の補正方法について詳細に説明する。イメージセンサの複数のチャンネルについて検出感度の補正に用いるテストデータを得るためには、レーザ装置の発振波長をスキャンさせてイメージセンサの各チャンネルの出力のピーク値を測定するか、参照光として広帯域光をイメージセンサに入射してイメージセンサの各チャンネルの出力値を測定する。
【0027】
レーザ装置の発振波長をスキャンさせる場合には、レーザ装置に追加部品を設けなくても、ソフトウエアで対応できる。また、イメージセンサの各チャンネルに入射する光の強度が高いので、検出信号のSN比が良好となる。ただし、発振波長をスキャンさせる際のパルスごとの出力光のエネルギレベルにバラツキがあるので、イメージセンサのチャンネルごとに複数のパルスを測定し、それらの検出レベルの平均値を求める必要がある。
【0028】
一方、広帯域光を用いる場合には、広帯域光を得るための追加部品が必要となる。広帯域光としては、多くの波長成分を含む白色光や、紫外領域(例えば波長300nm以下)のブロードバンド光のように、レーザ装置のFSR(フリースペクトラルレンジ)よりも広いスペクトルの半値幅(FWHM)を有する光を用いることができる。あるいは、広帯域光として、フリーランの発振光や、ASEASE(Amplified Spontaneous Emission:増幅された自然放出)光を用いることもできる。ただし、白色光やブロードバンド光を用いる場合には、イメージセンサの各チャンネルに入射する光の強度が低いので、検出信号のSN比も低くなる。
【0029】
このように、いずれの場合にも一長一短があるが、以下においては、レーザ装置の発振波長をスキャンさせることによる補正方法の例について説明する。
まず、図1及び図4を参照しながら、この補正方法の概要について説明する。図4は、この補正方法を示すフローチャートである。
【0030】
ステップS1において、光スペクトル検出器の校正命令を受け付けたか否か、又は、前回の校正以降に所定のショット数を越えたか否かについて判断される。校正命令を受け付けたか、又は、所定のショット数を越えた場合には、ステップS2に移行して光スペクトル検出器の校正を開始する。いずれにも該当しない場合には、ステップS5に移行して被測定光の測定を開始する。
【0031】
光スペクトル検出器を校正するために、ステップS2において、レーザ装置による露光を停止する。さらに、ステップS3において、レーザ装置を調整発振モードに移行し、発振波長をスキャンさせる。光スペクトル検出器は、レーザ装置のスキャン出力光を測定する。
【0032】
そして、ステップS4において、補正データの更新処理を行う。光スペクトル検出器において、信号処理部6が、レーザ装置のスキャン出力光を測定して得られた検出データを、テストデータとして出力回路10に出力する。出力回路10には、CPU(中央演算処理装置:central processing unit)20が接続される。CPU20は、テストデータに基づいて、イメージセンサのチャンネルごとに補正データを作成し、信号処理部6に記憶されている補正データを更新する。補正データの更新処理が完了したら、ステップS5に移行して、被測定光の測定を開始する。
【0033】
ステップS5においては、被測定光を測定するために、被測定光による露光を開始する。さらに、ステップS6において、被測定光のフリンジを測定する。次に、ステップS7において、フリンジ強度を補正する。ここで、信号処理部6が、被測定光を測定して得られる検出データを補正データに変換することにより、イメージセンサ1の各チャンネルにおける検出感度の劣化を補正する。ステップS8において、このようにして得られた補正データに基づいて、被測定光の波長や線幅(スペクトル幅)を算出する。
【0034】
次に、図5及び図6を参照しながら、本実施形態に係る光スペクトル検出装置の校正の際における補正データの具体的な取得方法について説明する。
ここで、レーザ装置の発振エネルギは、1つのスキャン期間において一定とする。イメージセンサの出力値としては、出力バラツキを考慮して、数パルスの測定によって得られた出力値の平均値を用いる。また、この例においては、レーザ装置から出力されるエネルギレベルを変えて複数回のスキャンを行う。
【0035】
図5に示すステップS11において、エネルギレベル係数jを0にリセットする。さらに、ステップS12において、エネルギレベルEを、E=E1+jΔEとして、レーザ装置から出力されるエネルギレベルを初期値E1に設定する。
【0036】
ステップS13において、レーザ装置を目標波長λtで発振させ、フリンジのピークを検出して出力値がピークとなるチャンネルCH(t)を求め、そのチャンネルの検出データF(t)を測定して記憶する。
【0037】
ステップS14において、チャンネル係数kを1にセットする。さらに、ステップS15において、チャンネルCH(t+k)の出力値がピークとなるように、レーザ装置の発振波長をλ(t+k)に変化させる。その状態で、チャンネルCH(t+k)の検出データF(t+k)を測定して記憶する。
【0038】
ステップS16において、レーザ装置の発振波長の変化の絶対値|λ(t+k)−λt|がエタロンのFSRに相当する値を超えたか否かを判断する。発振波長の変化の絶対値がFSRを越えていない場合には、ステップS17に移行する。ステップS17においては、チャンネル係数kを1つインクリメントして、その後ステップS15に戻り、次のチャンネルの測定を行う。一方、発振波長の変化の絶対値がFSRを越えた場合には、ステップS18に移行する。
【0039】
ステップS18において、エネルギレベル係数jが所定の値LimNを超えたか否かを判断する。エネルギレベル係数jが所定の値LimNを超えていない場合には、ステップS19に移行する。ステップS19においては、エネルギレベル係数jを1つインクリメントして、その後ステップS12に戻り、次のエネルギレベルによる測定を行う。エネルギレベル係数jが所定の値LimNを超えた場合には、テストデータの取得を完了する。
【0040】
次に、図6に示すステップS21において、測定した各チャンネルについて、テストデータに基づき、レーザ光のエネルギレベルとこれに対する検出レベルとの間の関係を一本の曲線で近似する。ここでは、例として、直線で近似する場合について説明する。この近似直線を、次式(1)で表す。
Yi=Ai・Ej+Bi ・・・(1)
ここで、各記号は以下の値を表す。
Ej:それぞれのエネルギレベル
Yi:番号iのチャンネルの検出レベルの近似値
Ai:番号iのチャンネルの近似直線の傾き
Bi:番号iのチャンネルの近似直線の切片
式(1)における定数Ai及びBiの値を求めるには、例えば、最小自乗法を用いれば良い。
【0041】
ステップS22において、1つのチャンネルの近似直線を基準として選ぶ。ここでは、例として、チャンネルCH128の検出レベルを基準とする。次に、ステップS23において、チャンネルCH128を基準として、他のチャンネルにおいて、それぞれの検出レベルに対応する補正レベルを求める。チャンネルCH128は、照射される光強度がフリンジのピークとなるチャンネルと比較して非常に弱いため、検出感度が劣化していないチャンネルとして扱う。また、検出レベルは、12ビットで表示されるものとする。
【0042】
式(1)により、チャンネルCH128については、次式(2)が成立している。
Y128=A128・Ej+B128 ・・・(2)
一方、式(1)を変形すると、各チャンネルについて、次式(3)が成立している。
Ej=(Yi−Bi)/Ai ・・・(3)
従って、各チャンネルの検出レベルをチャンネルCH128の検出レベルと同一となるように補正するためには、式(3)を式(2)に代入してEjを消去すれば良い。即ち、各チャンネルにおける補正後の検出レベルをYciとすると、次式が成立する。
Yci=A128・(Yi−Bi)/Ai+B128 ・・・(4)
【0043】
検出データとして0、1、2、・・・、4095を式(4)のYiに代入して、これらの検出データYiに対応する補正データYciを求め、ステップS24において、これを補正テーブルとしてメモリに記憶する。これにより、補正データの更新が完了する。
【0044】
このようにして得られた補正データは、チャンネルごとに異なる検出感度の劣化を、基準となるチャンネルCH128と等しくなるように統一したのと等価である。なお、特定のチャンネルを基準とするかわりに、理想的な入出力特性を表す曲線(例えば、原点を通る直線)を基準として用いても良い。
【0045】
以上述べたような各種の補正方法は、コンピュータとソフトウエア(光スペクトル検出プログラム)によって実現することができる。コンピュータとしては、本実施形態においては図1に示すCPU20を用いているが、信号処理部6に内蔵するようにしても良い。ソフトウエアは、ハードディスク、ROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体に記録して保存される。
【0046】
図7に、補正テーブルを用いる場合における、図1の信号処理部6の具体的な構成例を示す。信号処理部6は、補正テーブルに補正データを記憶するためのフラッシュメモリ7と、フラッシュメモリ7に補正データを書込む補正データ書込み回路8と、A/D変換器5から出力される検出データをアドレスとして用いて、補正データを読み出すためにフラッシュメモリ7にアクセスするアドレス回路9とを含んでいる。
【0047】
フラッシュメモリ7に補正データを書き込む際には、補正データ書込み回路8にCPU20が接続され、イメージセンサのチャンネルごとの補正データが供給される。補正データ書込み回路8は、これらの補正データを、イメージセンサのチャンネルごとに定められたフラッシュメモリ7の所定のアドレスに書き込む。
【0048】
本実施形態においては、フラッシュメモリのアドレスの一部が、イメージセンサのチャンネル番号に相当し、フラッシュメモリのアドレスの他の一部が、記憶すべき補正データに対応する検出データに相当している。従って、イメージセンサのチャンネル番号とそのチャンネルから得られた検出データとによってフラッシュメモリのアドレスが定まると、そのアドレスに記憶されている補正データを読み出すことにより、即座に補正データが求められる。
【0049】
ここで、フラッシュメモリに対する補正データの書込み及び読出し動作の一例について、詳細に説明する。
図8に、フラッシュメモリにおけるアドレスの設定例を示す。例えば、イメージセンサのチャンネルCH0については、検出データ(0000〜4095)にそれぞれ対応するアドレス(0000000〜0004095)が設定されている。同様に、イメージセンサのチャンネルCH255については、検出データ(0000〜4095)にそれぞれ対応するアドレス(2550000〜2554095)が設定されている。ここで、アドレスの7桁の数値において、上位3桁の数値は、その検出データが得られたチャンネルの番号を表し、下位4桁の数値は、検出データそのものを表している。
【0050】
光スペクトル検出装置の校正を行う際には、レーザ装置のスキャン出力光又は白色光等の測定に基づいて求められた補正データが、フラッシュメモリのそれぞれのアドレスに書き込まれる。図9に、フラッシュメモリに記憶される補正テーブルの構成例を示す。図9に示すように、チャンネルごとの複数の検出データ(0〜4095)にそれぞれ対応する複数の補正データが、フラッシュメモリにおいてチャンネル番号と検出データとの組合せで決定されるアドレスに対応して記憶され、補正テーブルを構成する。
【0051】
被測定光を測定する際には、測定により求められた検出データに基づいて、フラッシュメモリのそれぞれのアドレスに記憶されている補正データが読み出される。
再び図7を参照すると、アドレス回路9は、イメージセンサのチャンネル番号とA/D変換器5から出力される検出データそのものとの組合せをアドレス情報として用いて、フラッシュメモリ7にアクセスする。これにより、フラッシュメモリ7の当該アドレスに記憶されている補正データが、出力回路10に供給される。なお、アドレス回路9において、A/D変換器5から出力される検出データをデコードすることによりアドレス情報を得るようにしても良い。
【0052】
以上述べた補正方法の例においては、レーザ装置から出力されるエネルギレベルを変えて複数回のスキャンを行ったが、1つのエネルギレベルについてスキャンを行い、その結果得られたテストデータに基づいて各チャンネルの検出レベルを補正することも可能である。この補正方法について、以下に説明する。
【0053】
イメージセンサのあるチャンネルにおける検出感度の低下率(基準となるチャンネルにおける検出感度に対する低下率、又は、理想検出感度に対する低下率)をD%とし、そのチャンネルの測定上の出力値をFmとすると、そのチャンネルの真の出力値Frは、Fr=Fm/(1−0.01×D)で表される。従って、テストデータに基づいて検出感度の低下率Dを求め、これを用いて測定上の出力値Fmを真の出力値Frに補正して、被測定光の波長やスペクトル幅を求めれば良い。
【0054】
具体的には、レーザ装置を目標波長λtで発振させ、フリンジのピークを検出して出力値がピークとなるチャンネルCH(t)を求め、そのチャンネルの検出レベルF(t)を測定して記憶する。次に、チャンネルCH(t+k)の出力値が最大となるように、レーザ装置の発振波長をλ(t+k)に順次変化させ(k=1、2、・・・、n)、チャンネルCH(t+k)の検出レベルF(t+k)を測定して記憶する。ここで、検出レベルF(t+k)が検出レベルF(t+k−1)と同等の値になるまで、チャンネル係数kをインクリメントする。
【0055】
検出レベルF(t+k)が検出レベルF(t+k−1)と同等の値になったチャンネルをCH(t+n)、また、その検出レベルをF(t+n)とする。このチャンネルCH(t+n)は、照射される光強度がフリンジのピークとなるチャンネルと比較して非常に弱いため、検出感度が劣化していないチャンネルとして扱う。この検出感度が劣化していないチャンネルCH(t+n)の検出レベルF(t+n)が、チャンネルCH(t)〜CH(t+n−1)においても本来検出されるべきだった値である。
【0056】
このことから、各チャンネルにおける感度低下率Di(%)は、次式で与えられる。
Di=100×(1−F(i)/F(t+n)) ・・・(5)
(i=t、t+1、t+2、・・・、t+n)
この感度低下率Diを用いて、検出感度が劣化したチャンネルの検出レベルYiを補正して、補正された検出レベルYciを求めることができる。
Yci=Yi/(1−0.01×Di) ・・・(6)
そのためには、各チャンネルにおける感度低下率Diを変換パラメータとして記憶しておき、被測定光の測定時に、式(6)により検出データを補正データに変換すれば良い。
【0057】
あるいは、測定された検出レベルF(i)とF(t+n)をそのまま記憶しておき、被測定光の測定時に、次式(7)により検出データを補正データに変換することもできる。
Yci=Yi・F(t+n)/F(i) ・・・(7)
このようにして求められた補正データに基づいて、被測定光の波長やスペクトル幅が算出される。
【0058】
以上述べた光スペクトル検出装置によれば、イメージセンサの複数のチャンネルにおける検出感度の劣化を補正した補正データを使用して、フリンジの解析計算を実施することができる。これにより、被測定光の波長やスペクトル幅を高い精度で検出することが可能である。
【0059】
次に、図10を参照しながら、本発明の一実施形態に係る分光装置について説明する。なお、この分光装置が真空紫外光(例えば、ArF(アルゴン・フッ素:argon fluoride)エキシマレーザ光、F2レーザ光)用である場合には、動作前にその内部を真空引きするか、又は、乾いた窒素ガスを用いてパージすることが望ましい。
【0060】
図10に示す分光装置は、入射光を散乱させるための磨り硝子40を有する。磨り硝子40を通過した光は、入射光の中から目標の波長を有する光を取り出すのに用いられるエタロン41に入射する。
【0061】
エタロン41は、互いに対面するように配置されたエタロン板42、43を有する。エタロン板42、43の間には、これらの間に空隙を形成するためのスペーサ44、45が設けられている。なお、この分光装置が真空紫外光用である場合には、エタロン板の材料として、螢石(CaF2)や、フッ素がドープされた合成石英等が用いられ、スペーサの材料として、フッ素がドープされた合成石英や、熱膨張係数の小さいセラミックガラス等が用いられる。
【0062】
エタロン41及び集光レンズ46を順に通過した光が干渉縞(フリンジ)IFを形成する面の近傍には、先に述べた様な構成を有する光スペクトル検出装置47が配置されている。光スペクトル検出装置47は、検出した光のスペクトルに関するデータを、CPU等で構成されるデータ処理装置50に出力する。データ処理装置50は、入力されたデータに基づいて、入射光の波長やスペクトル幅を求めて表示する。
【0063】
次に、図11を参照しながら、本発明の一実施形態に係るレーザ装置について説明する。なお、このレーザ装置がArFエキシマレーザ装置又はF2レーザ装置である場合には、動作前にその内部を真空引きするか、又は、乾いた窒素ガスを用いてパージするのが望ましい。
【0064】
図11に示すレーザ装置は、放電により励起して真空紫外光を発生させるレーザ媒質を収容するレーザチャンバ60を有する。このレーザ装置がArFエキシマレーザ装置又はF2レーザ装置である場合には、フッ素分子を含む混合ガスがレーザ媒質として用いられる。レーザチャンバ60内で発生した光は、窓61又は62を通してレーザチャンバ60の外に出る。窓61及び62は、レーザチャンバ60を貫く光軸と所定のブリュスタ角を為すように、レーザチャンバ60に設けられている。このようにして、レーザチャンバ60内で発生した光が窓61又は62から反射されることによる損失を防いでいる。
【0065】
レーザチャンバ60から窓61を通して出射された光は、コントローラ70からドライバ71を介して設定される波長を有する入射光のスペクトル幅を目標値まで狭めるための狭帯域モジュール63に入射する。窓61及び狭帯域モジュール63を順に通過した光は、全反射鏡64により狭帯域モジュール63に向けて反射される。一方、レーザチャンバ60から窓62を介して出射された光の一部は、部分反射鏡65によりレーザチャンバ60に向けて反射され、残りは部分反射鏡65を通過する。
【0066】
全反射鏡64及び部分反射鏡65は、目標の波長を有する光を共振させるための構造がそれらの間に形成されるように配置されている。レーザチャンバ60内で発生した光の一部は、全反射鏡64と部分反射鏡65との間を往復しながら、レーザチャンバ60を通過するごとに増幅され、狭帯域モジュール63においてそのスペクトル幅を目標値にまで狭められる。
【0067】
部分反射鏡65を通過した光は、波長及び位相の揃ったレーザ光L1としてビームスプリッタ66に入射する。ビームスプリッタ66に入射したレーザ光L1の一部は、ビームスプリッタ66を通過して出力され、残りは、ビームスプリッタ66によって反射され、さらに、ビームスプリッタ67に入射する。ビームスプリッタ67は、コントローラ70によって制御される参照光源68から入射する参照光L2を、ビームスプリッタ66によって反射されたレーザ光L1の進行方向と平行な方向に向けて反射する。参照光源68から出力される参照光L2は、既に知られたスペクトル分布を有しており、レーザ光L1の波長を求める際の基準となる。
【0068】
ビームスプリッタ67を通過したレーザ光L1と、ビームスプリッタ67から反射された参照光L2とは、先に述べた様な構成を有する分光装置69に入力される。分光装置69に含まれる光スペクトル検出装置の出力データは、コントローラ70に入力される。コントローラ70は、レーザ光L1を測定した際の出力データと参照光L2を測定した際の出力データとを比較することにより、レーザ光L1の波長やスペクトル幅を求め、これに基づいてドライバ71を介して狭帯域モジュール63を制御する。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光スペクトルの測定において、光検出器の特定のチャンネルの検出感度が劣化しても、被測定光のスペクトルを高い精度で求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光スペクトル検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】紫外線連続照射の影響によるイメージセンサの検出感度の劣化を示す図である。
【図3】劣化したイメージセンサを用いた場合における線幅計測値の波長による変化を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る光スペクトル検出装置における補正方法の例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る光スペクトル検出装置の校正の際における補正データの具体的な取得方法の例を示すフローチャート(前半)である。
【図6】本発明の一実施形態に係る光スペクトル検出装置の校正の際における補正データの具体的な取得方法の例を示すフローチャート(後半)である。
【図7】図1の信号処理部の具体的な構成例を示すブロック図である。
【図8】図7のフラッシュメモリにおけるアドレスの設定例を示す図である。
【図9】図7のフラッシュメモリに記憶される補正テーブルの構成例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る分光装置の構成を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態に係るレーザ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 イメージセンサ
2 電源回路
3 駆動回路
4 増幅回路
5 A/D変換器
6 信号処理部
7 フラッシュメモリ
8 補正データ書込み回路
9 アドレス回路
10 出力回路
20 CPU
40 磨り硝子
41 エタロン
42、43 エタロン板
44、45 スペーサ
46 集光レンズ
47 光スペクトル検出装置
50 データ処理装置
60 レーザチャンバ
61、62 窓
63 狭帯域モジュール
64 全反射鏡
65 部分反射鏡
66、67 ビームスプリッタ
68 参照光源
69 分光装置
70 コントローラ
71 ドライバ
100 光スペクトル検出装置

Claims (9)

  1. 分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置され入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する光検出器を用いて被測定光のスペクトルを検出する方法であって、
    被測定光を前記分光素子に入射させ、前記光検出器の第1群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光の波長を求めるステップと、
    被測定光の波長を所定量変化させて前記分光素子に入射させ、前記光検出器の第2群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光のスペクトル幅を求めるステップと、
    を具備する光スペクトル検出方法。
  2. 分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置され入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する光検出器を用いて被測定光のスペクトルを検出するためのプログラムであって、
    被測定光を前記分光素子に入射させ、前記光検出器の第1群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光の波長を求める手順と、
    被測定光の波長を所定量変化させて前記分光素子に入射させ、前記光検出器の第2群のチャンネルから出力される検出信号に基づいて被測定光のスペクトル幅を求める手順と、
    をCPUに実行させるためのプログラム。
  3. 分光素子を通過した被測定光の結像位置の近傍に配置される光検出器であって、入射光をその強度に応じた電気信号に変換することにより検出信号を出力する複数のチャンネルを有する前記光検出器と、
    前記光検出器から出力される検出信号に基づいて検出データを出力するA/D変換手段と、
    被測定光が前記分光素子に入射される際に前記A/D変換手段から出力される検出データに基づいて被測定光の波長を求めると共に、被測定光の波長が所定量変化されて前記分光素子に入射される際に前記A/D変換手段から出力される検出データに基づいて被測定光のスペクトル幅を求める信号処理手段と、
    を具備する光スペクトル検出装置。
  4. 入射光をその波長に応じた角度で出射する分光素子と、
    前記分光素子の出射光を結像させる結像手段と、
    前記分光素子の出射光の結像位置の近傍に配置され、前記分光素子に入射される光の波長又はスペクトル幅を検出するための請求項記載の光スペクトル検出装置と、
    を具備する分光装置。
  5. 前記分光素子がエタロンを含む、請求項記載の分光装置。
  6. 所定の波長とスペクトル幅とを有するレーザ光を発生するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から入射される入射光をその波長に応じた角度で出射する分光素子と、
    前記分光素子の出射光を結像させる結像手段と、
    前記分光素子の出射光の結像位置の近傍に配置され、前記レーザ発振器が発生するレーザ光の波長又はスペクトル幅を検出するための請求項記載の光スペクトル検出装置と、
    を具備するレーザ装置。
  7. 前記光検出器の検出感度を校正するために、レーザ光の目標波長を含む所定の波長領域においてレーザ光の波長をスキャンさせるように前記レーザ発振器を制御する制御手段をさらに具備する請求項記載のレーザ装置。
  8. 前記光検出器の検出感度を校正するために、前記レーザ発振器が発生するレーザ光の波長を含む所定の波長領域に渡る波長成分を有する参照光を発生するための参照光源をさらに具備する請求項記載のレーザ装置。
  9. 前記レーザ発振器が、エキシマレーザ発振器又はF(フッ素分子)レーザ発振器を含む、請求項6〜8のいずれか1項記載のレーザ装置。
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