JP4629750B2 - 組み込み制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御対象機器に対する制御信号を生成する制御装置に関し、特に、浮動小数点数演算を行うプロセッサを備えた組込み制御装置に関する。
近年、自動車における排気・燃費規制が強化され、要求される操安性・安全性レベルが向上している。そこで、自動車の組込み制御装置においても、制御精度の向上が求められ、浮動小数点数演算を行うプロセッサ(FPU)又はマイクロコンピュータを備えた制御コントロールユニットが採用され始めた。
自動車の組込み制御装置にて、マップ/テーブル/軸のデータからテーブル/マップの補間演算を行う。マップ/テーブル/軸のデータは、マップ/軸のデータ又はテーブル/軸のデータの意味である。マップ/軸のデータとは、軸と呼ばれるパラメータをX軸、被制御量をそれぞれY軸及びZ軸とする3次元マップである。テーブル/軸のデータとは、軸と呼ばれるパラメータをX軸、被制御量をY軸とする2次元テーブルである。
これらのデータは離散値であり、参照値とも呼ばれる。そこで、このような離散値データから、より精度が高いデータを得る処理が補間演算である。補間演算によって得られたデータを用いて、制御対象に対して制御を行う。
マップ/テーブル/軸のデータは、固定小数点数によって表される。しかしながら、浮動小数点数演算用プロセッサ(FPU)又はマイクロコンピュータを用いる場合には、マップ/テーブル/軸のデータを浮動小数点数によって表す必要がある。
固定小数点数のデータサイズは、1バイト、2バイト、又は、4バイトである。一方、浮動小数点数のデータサイズは、単精度浮動小数点数の場合に4バイト、倍精度浮動小数点数の場合に8バイトである。そのため、浮動小数点数演算に用いるデータ量は、従来の固定小数点数演算に用いるデータ量と比較すると、おおよそ倍程度になり、プロセッサ(FPU)又はマイクロコンピュータの記憶領域が不足し始めている。
特許文献1に開示された技術にて、マップ/テーブル/軸のデータを、記憶装置に格納する場合には、データ容量が小さい固定小数点数によって定義する。マップ/テーブル/軸のデータからテーブル/マップの補間演算を行う場合には、固定小数点数形式のデータを浮動小数点数形式のデータに変換する。こうして、記憶装置の記憶容量の不足を回避し、同時に、演算精度を確保することができる。
特開2004-225668号公報
従来の技術にて、マップ/テーブル/軸のデータを変換するとき、物理値換算データ(LSBデータとオフセットデータ)を用いる。即ち、補間演算を行うとき、固定小数点数のマップ/テーブル/軸のデータを浮動小数点数形式のデータに変換し、物理値換算データであるLSBデータを乗算し、さらにオフセットデータを加算する。また、マップ/テーブル/軸のデータをバックアップメモリへ保存するとき、浮動小数点数のマップ/テーブル/軸のデータを一時的に読み書き可能な記憶装置から取り出す。次に、それを、固定小数点数の最大値及び最小値で制限する。次に、オフセットデータを減算し、LSBデータで除算する。こうして得たマップ/テーブル/軸のデータを、バックアップメモリへ保存する。そのため、演算負荷が増加する可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、浮動小数点数形式のデータによる演算精度を確保し、且つ、記憶装置の記憶領域の不足を回避することができる組み込み制御装置を提供することにある。
本発明による組込み制御装置によると、浮動小数点数形式の離散的データを読み取り専用記憶装置に格納するとき、浮動小数点数形式の離散的データを、仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データに変換してから格納する。ここに、仮数部短縮型浮動小数点数とは、浮動小数点数の仮数部のうち下位ビットを削除したものである。
更に、離散的データから補間演算を行うとき、読み取り専用記憶装置に格納された仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに戻してから、補間演算を行う。
本発明によると、浮動小数点数形式のデータによる演算精度を確保し、且つ、記憶装置の記憶領域の不足を回避することができる組み込み制御装置を提供する。
以下、発明の実施の形態を説明する。本発明の実施例を図面を用いて説明する。図1を参照して、発明の組み込み制御装置の第1の例を説明する。本例の組み込み制御装置は、マイクロコンピュータを備えた制御コントロールユニット(C/U)1を有する。制御コントロールユニット(C/U)1は、中央演算処理装置(CPU)2、読み取り専用記憶装置(ROM)3、メモリ(RAM)、及び、入出力装置(I/O)7を有する。読み取り専用記憶装置3には、マップ/テーブル/軸のデータ8が格納されている。
制御対象機器4は、センサ5とアクチュエータ6を有する。制御対象機器4に設けられたセンサ5からの信号は、制御コントロールユニット1に送られる。センサ5からの信号は、制御コントロールユニット1の入出力装置7を経由して、中央演算処理装置2に送られる。中央演算処理装置2は、センサ5からの信号と、読み取り専用記憶装置3に格納されたマップ/テーブル/軸のデータ8を用いて、補間演算を行い、制御信号を生成する。制御信号は、入出力装置7を経由して制御対象機器4のアクチュエータ6に送られる。
制御コントロールユニット1は車載エンジン制御コントロールユニット、制御対象機器4はガソリン噴射式内燃機関、センサ5は吸入空気量センサ及びエンジン回転数センサ、アクチュエータ6は燃料噴射弁であってよい。この場合、マップ/テーブル/軸のデータ8は、X軸を吸入空気量軸、Y軸をエンジン回転数軸、Z軸を燃料噴射量とする3次元マップであってよい。
吸入空気量センサから中央演算処理装置2へ、吸入空気量の計測値が供給され、エンジン回転数から中央演算処理装置2へ、エンジン回転数の計測値が供給される。中央演算処理装置2は、燃料噴射量マップ上にて、補間演算によって燃料噴射量を算出する。即ち、燃料噴射量マップ上の離散値から、吸入空気量及びエンジン回転数の計測値に対応する燃料噴射量を演算する。中央演算処理装置2における補間演算には、浮動小数点数形式のデータを用いる。
中央演算処理装置2は、補間演算によって得られた燃料噴射量に基づいて、燃料噴射弁の開弁時間を制御する信号を生成する。この信号は、ガソリン噴射式内燃機関に供給され、燃料噴射制御を行う。
本発明によると、制御対象機器4はガソリン噴射式内燃機関であってもよいが、他の機器、例えば、エアコンであってもよい。制御対象機器4がエアコンの場合、制御コントロールユニット1はエアコンの制御コントローラである。いずれにしても、本発明は、ハードウエアにソフトウエアが予め組み込まれた組み込み制御装置であれば、どのような制御装置にも適用できる。
図2を参照して、従来技術による浮動小数点数形式のデータと、本発明による仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの例を説明する。先ず、従来技術による浮動小数点数形式のデータ9を説明する。浮動小数点数形式のデータ9は、IEEE754規格による浮動小数点数形式のデータを示す。この浮動小数点数形式のデータ9は、符号部(1ビット)+指数部(8ビット)+仮数部(23ビット)からなる合計4バイトのデータである。
次に、本発明において定義された仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10の例を説明する。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は、符号部(1ビット)+指数部(8ビット)+仮数部(16ビット)からなる合計2バイトのデータである。
本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を、IEEE754規格による浮動小数点数形式のデータ9と比較すると、本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10では、仮数部の下位ビットが削除されている。ここでは、仮数部の下位16ビットを削除した場合を示す。
本発明によって定義される2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9から、仮数部の下位16ビットを削除することによって得られる。
ここで、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いて、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9の代わりに、8バイトの倍精度浮動小数点数形式のデータを用いてもよい。2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10の代わりに、2バイト以外の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を生成してもよい。以下にて、図2に示すように、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いて仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成する場合を説明する。
図3を参照して、単精度浮動小数点数形式のデータ9を仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に変更して、それを記憶装置へ格納する処理を説明する。この処理は中央演算処理装置(CPU)2が行う。ステップA1にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9の仮数部下位16ビットを削除する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10が生成される。ステップA2にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10によって定義されたマップ/テーブル/軸のデータ8を記憶装置3に格納する。
本例では、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を用いるため、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いる場合と比較して、50%のデータ量が削減される。例えば、記憶装置3に格納されている単精度浮動小数点数のマップ/テーブル/軸のデータが500バイトであると仮定する。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を用いることにより、250バイトの記憶容量の削減可能となる。
図4を参照して、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻して、テーブル/マップの補間演算を行う処理を説明する。この処理は中央演算処理装置(CPU)2が行う。ステップB1にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に、仮数部下位16ビットの所定値12を付加する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻る。所定値12はあらかじめ定めた任意の定数値である。この所定値12は0であってよい。
ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9のデータを用いて、テーブル/マップの補間演算を行う。
図5は、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に、仮数部下位16ビットの所定値12を付加することによって、単精度浮動小数点数形式のデータ9が生成された状態を示す。図示のように、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を生成するとき、仮数部の下位ビットを削除した。従って、単精度浮動小数点数形式のデータ9のデータを生成するとき、仮数部の下位16ビットの所定値12を付加する。所定値12については後に説明する。こうして、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9に変換する。
図6を参照して、従来技術により、固定小数点数形式のデータを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明する。従来の技術では、マップ/テーブル/軸のデータ8は固定小数点数形式のデータで定義されて記憶装置に格納されている。従って、テーブル/マップの補間演算を行うには、固定小数点数形式のデータを単精度浮動小数点数形式のデータ9に変換する必要があり、そのための物理値換算データ(LSBデータとオフセットデータ)を定義する必要がある。
ステップC1にて、固定小数点数形式のデータを単精度浮動小数点数形式のデータに変換する。ステップC2にて、単精度浮動小数点数形式のデータにLSB(最下位ビット、least significant bit)データを乗算する。ステップC3にて、単精度浮動小数点数形式のデータにオフセットデータを加算する。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
このように従来方式では、ステップB2のテーブル/マップの補間演算を行うまでにステップC1、ステップC2、ステップC3の3ステップを要する。一方、本発明によると、図4に示すように、ステップB2のテーブル/マップの補間演算を行うまでにステップB1の1ステップのみが必要である。従って、演算負荷を低減することが可能となる。
図7は、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に、所定値12として0を付加することによって、単精度浮動小数点数形式のデータ13を得た場合を示す。
図8を参照して、図7に示した単精度浮動小数点数形式のデータ13を得る処理を説明する。ステップD1にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に仮数部下位16ビット分の0を付加する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は単精度浮動小数点数形式のデータ9に変換される。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ13を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
なお、所定値12の0を付加する代わりに、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10の仮数部下位16ビットを0と見なし、それによって、テーブル/マップの補間演算を行ってもよい。このように、所定値12を0と見なすことによって、ステップD1を削除することが可能となる。従って、演算負荷をさらに低減することが可能となる。所定値12に0を付加すると、それによって復元された単精度浮動小数点数形式のデータ9に含まれる誤差が大きくなる場合がある。そこで、所定値12に0以外の値を採用することにより、復元された単精度浮動小数点数形式のデータ9に含まれる誤差を小さくすることができる。
図9を参照して、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10の仮数部下位16ビットに付加する所定値12の例を説明する。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ14、15では、所定値12を、所定値12が取り得る最大値の半分に相当する値とする。例えば、所定値12が取り得る最大値を65535とすると、その半分は32767と32768の2つが可能である。図9の上側の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ14では、所定値12は32767である。これを2進法で表すと、1の後に0が15個並んだ数となり、16進法で表すと、0x8000となる。図9の下側の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ15では、所定値12は32768である。これを2進法で表すと、0の後に1が15個並んだ数となり、16進法で表すと、0x7FFFとなる。
先ず図10を参照して説明する。ステップE1にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に、最上位ビットが1、その他のビットが0の仮数部下位16ビットを付加する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は、図9の単精度浮動小数点数形式のデータ14に変換される。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ14を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
次に図11を参照して説明する。ステップF1にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に、最上位ビットが0、その他ビットが1の仮数部下位16ビットを付加する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は、図9の単精度浮動小数点数形式のデータ15に変換される。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ15を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
このように仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10の仮数部下位16ビットに付加する所定値を、所定値が取り得る最大値のおおよそ半分の値にすると、復元された単精度浮動小数点数形式のデータ9に含まれる誤差が小さくなる。従って、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10を記憶装置3に格納する際に発生する丸め誤差を正規化することが可能となる。
図12を参照して、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成する方法の他の例を説明する。本例にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成するとき、仮数部の下位16ビットを削除するが、そのとき、仮数部の下位ビット(16ビット)の最上位ビット18(1ビット)の値を用いて、仮数部上位ビット17(7ビット)の値を変化させる。このときのフローチャートが図13である。
図13を参照して説明する。ステップ19にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9の仮数部の下位ビット(16ビット)の最上位ビット18(1ビット)のビット値をXとする。次にステップ20にて、Xが1であるか否かを判定する。X=1の場合、ステップ21へ進む。ステップ21にて、仮数部上位ビット17に1を加算する。
これは、X=1の場合、削除する仮数部の下位16ビットの値が比較的大きいと考えられる。一方、単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻すとき、所定値12として0を付加する。このとき、復元した単精度浮動小数点数形式のデータ9と元の単精度浮動小数点数形式のデータ9の間の誤差が大きくなる可能性がある。そこで、予め、仮数部上位ビット17に1を加算して、誤差を抑制する。
ステップ20にて、X≠1(X=0)の場合は、仮数部上位ビット16は変化させずに、この処理は終了となる。X=0の場合、削除する仮数部の下位16ビットの値は比較的小さいと考えられる。この場合、単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻すとき、所定値12として0を付加しても、復元した単精度浮動小数点数形式のデータ9と元の単精度浮動小数点数形式のデータ9の間の誤差は小さいと考えられる。そこで、仮数部上位ビット16は変化させる必要はない。
図14を参照して、発明の組み込み制御装置の第2の例を説明する。本例の組み込み制御装置は、マイクロコンピュータを備えた制御コントロールユニット(C/U)1を有する。制御コントロールユニット(C/U)1は、中央演算処理装置(CPU)2、読み取り専用記憶装置(ROM)3、読み書き可能な記憶装置(RAM)26、バックアップメモリ24、及び、入出力装置(I/O)7を有する。読み取り専用記憶装置3には、マップ/テーブル/軸のデータ8が格納されている。読み書き可能な記憶装置(RAM)26には、入力信号又は演算の過程で算出したデータ27が一時的に保存される。しかしながら、データ27は電源OFFによって消去される。そこで、データ27と同一の保存データ25が、常に、バックアップメモリ24に保存される。次回電源投入時には、バックアップメモリ24に保存された保存データ25が利用される。
尚、バックアップメモリ24は、電源によって常時通電されたRAMでもよいし、電気的に書き換え可能なEPROMやフラッシュメモリでもよい。
読み書き可能な記憶装置(RAM)26に保存されるデータ27は、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9である。そこで、それを2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10に変換して保存データ25とする。こうして、バックアップメモリ24には、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10が保存される。バックアップメモリ24に保存された保存データ25を読み出して、それを演算する場合には、4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻す。4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9に戻す方法は、既に説明した。即ち、仮数部下位16ビットに所定値12を代入する。このときのフローチャートが図15である。
以下図15について説明する。ステップG1にて、読み書き可能な記憶装置26に保存されている単精度浮動小数点数形式の算出データ27の仮数部下位ビットを削除する。それによって、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータが得られる。ステップG2にて、仮数部短縮型浮動小数点数形式の保存データ28をバックアップメモリ24へ格納する。ステップG3にて、バックアップメモリ24に格納されている保存データ28の仮数部下位ビットに所定値を付加する。それによって、単精度浮動小数点数形式のデータ9が復元される。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
単精度浮動小数点数形式の保存データ25が100バイトの場合、バックアップメモリ24に格納される仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ10は50バイトとなり、50バイトの記憶容量の削減が可能となる。
図16を参照して、従来技術である固定小数点数形式のデータを用いる場合を説明する。ステップH1にて、読み書き可能な記憶装置26に保持されている単精度浮動小数点数形式の算出データ27からオフセットデータを減算する。ステップH2にて、減算後の算出データ27をLSBで除算する。ステップH3にて、減算及び除算後の算出データ27を固定小数点数形式のデータへ変換する。ステップG2にて、固定小数点数形式の保存データ25をバックアップメモリ24へ格納する。ステップC1にて、バックアップメモリ24に格納された保存データ28を単精度浮動小数点数形式のデータへ変換する。ステップC2にて、単精度浮動小数点数形式のデータにLSBデータを乗算する。ステップC3にて、乗算後のデータにオフセットデータを加算する。ステップB2にて、単精度浮動小数点数形式のデータ9を用いてテーブル/マップの補間演算を行う。
図16に示した従来の技術では、バックアップメモリ24へ格納するまでに、ステップH1、ステップH2、ステップH3の3ステップが必要である。一方、図15に示した本発明によると、ステップG1の1ステップのみが必要である。そのため、演算負荷を低減することが可能となる。また、図16に示した従来の技術では、バックアップメモリ24へ格納した保存データを用いてテーブル/マップの補間演算を行うまでに、ステップC1、ステップC2、ステップC3の3ステップが必要である。一方、本発明では、ステップG3の1ステップのみが必要である。従って、演算負荷を低減することが可能となる。
ある。
図17を参照して本発明による仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの他の例を説明する。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28は、識別ビット(1ビット)+符号部(1ビット)+指数部(8ビット)+仮数部上位ビット(6ビット)からなる合計2バイトのデータである。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28は、図2に示した4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9の先頭に識別ビット(1ビット)を付加し、仮数部の下位16ビットを削除することによって得られる。
本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29は、識別ビット(1ビット)+符号部(1ビット)+指数部(8ビット)+仮数部上位ビット(14ビット)からなる合計3バイトのデータである。本例の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29は、図2に示した4バイトの単精度浮動小数点数形式のデータ9の先頭に識別ビット(1ビット)を付加し、仮数部の下位8ビットを削除することによって得られる。
識別ビット(1ビット)は、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの種類、即ち、バイト数を示す。例えば識別ビット30の値が「0」のときは2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28であることを示し、識別ビット30の値が「1」のときは3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29であることを示す。中央演算処理装置2は、先頭の識別ビット30の値を読み取ることによって、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータであるか、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータであるかを知ることができる。
マップ/テーブル/軸のデータ8は、図17に示す2種類の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28、29が含まれる。
2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28は、データ量が比較的少ないから、読み取り専用記憶装置3の記憶容量を低減することができる。しかしながら、これを用いた演算精度は、比較的低い。一方、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29は、データ量が比較的大きいから、読み取り専用記憶装置3の記憶容量を低減することはできない。しかしながら、これを用いた演算精度は、比較的高い。
従って、読み取り専用記憶装置3の記憶容量の低減を優先する場合には、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28を用い、演算精度を優先する場合には、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29を用いる。
図18を参照して、読み取り専用記憶装置3に格納されたデータをシーケンシャルアクセス方法で読み出す方法を説明する。図示のように、読み取り専用記憶装置3には、2種類の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28、29を含むマップ/テーブル/軸のデータ8が格納されている。このデータ配列31によると、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28と、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29がランダムに配列されている。中央演算処理装置2は、このデータ配列31の先頭から3バイトずつ読み出す。第1回の読み出しで、中央演算処理装置2は、3バイトのデータを読み出す。中央演算処理装置2は、3バイトのデータの先頭の識別ビットを読み出し、読み出したデータが、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29であると判定する。これが、1回目の使用データ33となる。この使用データ33は、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29からなる。この3バイトの使用データに、下位8ビットの所定値を付加する。この4バイト変換34によって、4バイトのデータが得られる。
2回目の読み出しでは、中央演算処理装置2は、3バイトのデータを読み出す。中央演算処理装置2は、3バイトのデータの先頭の識別ビットを読み出し、読み出したデータが、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28であると判定する。従って、読み出した3バイトのデータには、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28以外に1バイトの不要データが含まれていると判定する。そこで、読み出した3バイトのデータの後部の1バイトのデータを削除する。これが、2回目の使用データ33となる。この使用データ33は、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28からなる。この2バイトの使用データに、下位16ビットの所定値を付加する。この4バイト変換34によって、4バイトのデータが得られる。
図19を参照して、読み取り専用記憶装置3に格納されたデータをシーケンシャルアクセス方法で読み出す方法を詳細に説明する。ステップ35にて、初期化処理を行う。即ち、データアドレスAに、マップ/テーブル/軸のデータの先頭アドレスを代入する。ステップ36にて、データアドレスAが示すアドレスから3バイト分データを読み出し、それを一時変数Xに代入する。これが図18の読み出しデータ32に該当する。
ステップ37にて、一時変数Xに含まれるデータから識別ビット30を読み出す。識別ビット30が「0」の場合はステップ38へ進む。即ち、読み出したデータが、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28である。識別ビット30が「1」の場合はステップ42へ進む。即ち、読み出したデータが、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29である。
ステップ38〜40は、読み出したデータが、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28の場合の処理である。ステップ38にて、次回の読み出し処理のためにデータアドレスAに2を加算する。ステップ39にて、このサブルーチンが返すデータYに、3バイトのデータXの先頭2バイトを代入する。これが図18の2回目の使用データ33に該当する。ステップ40にて、データYに、下位16ビットの所定値を付加する。それによって、データYは、4バイトのデータとなる。これが図18の2回目の4バイト変換34に該当する。
ステップ42〜44は、読み出したデータが、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29の場合の処理である。ステップ42にて、次回の読み出し処理のためにデータアドレスAに3を加算する。ステップ43にて、データYに、3バイトのデータXを代入する。これが図18の1回目の使用データ33に該当する。ステップ44にてデータYに下位8ビットの所定値を付加する。この処理によりデータYは、4バイトのデータとなる。これが図18の1回目の4バイト変換34に該当する。
ステップ41にて、ループカウンタを参照し、現在のデータが目的のデータかどうかを判定する。目的のデータである場合にはステップ45に進み、データYを戻り値としてこのサブルーチンを終了する。ステップ41にて、目的のデータにまだ到達していないと判定した場合にはステップ36に戻り、以降を繰り返す。
図17に示したように、マップ/テーブル/軸のデータ8を2種類の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータによって表すことによって、2種類の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを使い分けることが可能となる。読み取り専用記憶装置3の記憶容量を削減することを優先する場合には、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28だけを用い、又は、主として、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28を用いる。計算精度を優先する場合には、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29だけを用い、又は、主として、3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29を用いる。
ここでは、2バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ28と3バイトの仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータ29の2種類のデータを用いる例を説明した。しかしながら、3種類以上の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを用いてもよい。その場合には識別ビット30は少なくとも2ビットとなる。
図17の例では、識別ビット30を、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの先頭ビットに付加した。しかしながら、識別ビット30を、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータのどこに付加してもよい。図18の例では、中央演算処理装置2は、データ配列31の先頭から3バイトずつ読み出す。従って、識別ビット30は、先頭から3バイトの中に含まれていればよい。しかしながら、図17の例のように、識別ビット30を、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの先頭に付加するのが好ましい。この場合、先頭の1バイトを読み込むだけで、データの種類を識別することが可能となる。それによって、処理を高速化することができる。
以上本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者によって容易に理解されよう。
本発明による組み込み制御装置の第1の例の構成を示すブロック図である。 従来の浮動小数点数形式のデータと本発明による仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを示す図である。 本発明による組み込み制御装置において、浮動小数点数形式のデータから仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成し、それを記憶装置へ格納する処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置において、浮動小数点数形式のデータから仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに所定値を代入することによって得られた浮動小数点数形式のデータを示す図である。 従来技術において、固定小数点数形式のデータから浮動小数点数形式のデータを生成し、それによってテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに0を代入することによって得られた浮動小数点数形式のデータを示す図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに0を代入することによって浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに、所定値が取り得る最大値の略半分の値を代入することによって得た仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの例を示す図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに、所定値が取り得る最大値の略半分の値を代入することによって仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置において、仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部下位ビットに、所定値が取り得る最大値の略半分の値を代入することによって仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行うフローチャート図である。 本発明による仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの他の例を示す図である。 本発明による組み込み制御装置において、図12の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを生成する処理を説明するフローチャート図である。 本発明による組み込み制御装置の第2の例の構成を示すブロック図である。 本発明による組み込み制御装置の第2の例において、バックアップメモリに格納された仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータより、単精度浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 従来技術において、バックアップメモリに格納された固定小数点数形式のデータより、単精度浮動小数点数形式のデータを生成し、それを用いてテーブル/マップの補間演算を行う処理を説明するフローチャート図である。 本発明による仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの更に他の例を示す図である。 本発明による組み込み制御装置において、バイト数が異なる複数の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを、シーケンシャルアクセス方法で読み出す方法を説明する図である。 本発明による組み込み制御装置において、バイト数が異なる複数の仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータを、シーケンシャルアクセス方法で読み出す方法を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1…制御コントロールユニット(C/U)、2…中央演算処理装置(CPU)、3…読み取り専用記憶装置(ROM)、4…制御対象機器、5…センサ、6…アクチュエータ、7…入出力装置(I/O)、24…バックアップメモリ、26…読み書き可能な記憶装置(RAM)

Claims (11)

  1. 浮動小数点数形式のデータを格納する読み取り専用記憶装置と、浮動小数点数形式のデータの演算を行う中央演算処理装置と、を有するマイクロコンピュータを備えた組込み制御装置において、
    前記中央演算処理装置は、浮動小数点数形式の離散的データを前記読み取り専用記憶装置に格納するとき、浮動小数点数形式の離散的データを、浮動小数点数形式のデータの仮数部のうち下位ビットを削除した仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換してから格納し、
    前記中央演算処理装置は、
    前記読み取り専用記憶装置に格納された前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データにより補間演算を行うとき、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに変換してから補間演算を行い、
    前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに変換するとき、前記削除した仮数部の下位ビットに所定値を付加し、
    前記所定値は、該所定値の取り得る最大値の略半分の値である
    ことを特徴とする組込み制御装置。
  2. 浮動小数点数形式のデータを格納する読み取り専用記憶装置と、浮動小数点数形式のデータの演算を行う中央演算処理装置と、を有するマイクロコンピュータを備えた組込み制御装置において、
    前記中央演算処理装置は、浮動小数点数形式の離散的データを前記読み取り専用記憶装置に格納するとき、浮動小数点数形式の離散的データを、浮動小数点数形式のデータの仮数部のうち下位ビットを削除した仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換してから格納し、
    前記中央演算処理装置は、
    前記読み取り専用記憶装置に格納された前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データにより補間演算を行うとき、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに変換してから補間演算を行い、
    前記浮動小数点数形式の離散的データを、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換するとき、前記浮動小数点数形式のデータの前記削除する下位ビットのうち最上位ビットが「1」であれば、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部上位ビットに1を加算する
    ことを特徴とする組み込み制御装置。
  3. 浮動小数点数形式のデータを格納する読み取り専用記憶装置と、浮動小数点数形式のデータの演算を行う中央演算処理装置と、を有するマイクロコンピュータを備えた組込み制御装置において、
    前記中央演算処理装置は、浮動小数点数形式の離散的データを前記読み取り専用記憶装置に格納するとき、浮動小数点数形式の離散的データを、浮動小数点数形式のデータの仮数部のうち下位ビットを削除した仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換してから格納し、
    前記中央演算処理装置は、
    前記読み取り専用記憶装置に格納された前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データにより補間演算を行うとき、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに変換してから補間演算を行い、
    前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データは、該仮数部短縮型浮動小数点数のバイト数を指示する識別ビットを含む
    ことを特徴とする組み込み制御装置。
  4. 請求項3記載の組込み制御装置において、前記識別ビットは、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データの先頭に配置されていることを特徴とする組み込み制御装置。
  5. 請求項2から4のいずれか1項記載の組込み制御装置において、前記中央演算処理装置は、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データを浮動小数点数形式の離散的データに変換するとき、前記削除した仮数部の下位ビットに所定値を付加することを特徴とする組込み制御装置。
  6. 請求項記載の組込み制御装置において、前記所定値は0であることを特徴とする組み込み制御装置。
  7. 請求項3または4記載の組込み制御装置において、前記中央演算処理装置は、前記浮動小数点数形式の離散的データを、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換するとき、前記浮動小数点数形式のデータの前記削除する下位ビットのうち最上位ビットが「1」であれば、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータの仮数部上位ビットに1を加算することを特徴とする組み込み制御装置。
  8. 請求項1または2記載の組込み制御装置において、前記浮動小数点数形式の離散的データは、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、23ビットの仮数部を含む4バイトのデータであり、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データは、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、16ビットの仮数部を含む2バイトのデータであり、前記浮動小数点数形式のデータの仮数部の下位16ビットが削除されたものであることを特徴とする組み込み制御装置。
  9. 請求項1から4のいずれか1項記載の組込み制御装置において、前記浮動小数点数形式の離散的データは、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、23ビットの仮数部を含む4バイトのデータであり、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データは、前記仮数部短縮型浮動小数点数のバイト数を指示する1ビットの識別ビットと、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、6ビットの仮数部を含む2バイトのデータであり、前記浮動小数点数形式のデータの仮数部の下位16ビットが削除されたものであることを特徴とする組み込み制御装置。
  10. 請求項1から4のいずれか1項記載の組込み制御装置において、前記浮動小数点数形式の離散的データは、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、23ビットの仮数部を含む4バイトのデータであり、前記仮数部短縮型浮動小数点数形式の離散的データは、前記仮数部短縮型浮動小数点数のバイト数を指示する1ビットの識別ビットと、1ビットの符号部と、8ビットの指数部と、14ビットの仮数部を含む3バイトのデータであり、前記浮動小数点数形式のデータの仮数部の下位8ビットが削除されたものであることを特徴とする組み込み制御装置。
  11. 請求項1から4のいずれか1項記載の組込み制御装置において、
    更に、浮動小数点数形式のデータを一時的に保存する読み書き可能な記憶装置と、前記読み書き可能な記憶装置に一時的に保存されたデータと同一の保存データを格納するバックアップメモリと、を備え、
    前記中央演算処理装置は、前記読み書き可能な記憶装置に格納された浮動小数点数形式のデータを前記バックアップメモリに保存するとき、前記浮動小数点数形式のデータを前記仮数部短縮型浮動小数点数形式のデータに変換して保存することを特徴とする組み込み制御装置。
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