JP4629735B2 - 複数のコンポーネントを有する製品の平均余命の予報方法、装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

複数のコンポーネントを有する製品の平均余命の予報方法、装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも2つのコンポーネントを有する製品の平均余命の予報方法と装置に関する。平均余命は、製品の予め設定可能な負荷に従って算出される。
本発明は、さらに、データ処理設備の計算装置上、特にマイクロプロセッサ上で遂行可能な、コンピュータプログラムに関する。
種々の技術的領域において、その駆動の間にさらされる負荷に従って所定の寿命を有する製品が使用または利用される。製品は、複数のコンポーネントを有している。この製品がパーソナルコンピュータ(PC)である場合、コンポーネントはPCの電気的構成部品(網電流供給装置、メインボード、ハードディスク、ディスクドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブなど)である。また、例えば、メインボードを製品とみなすことも考えられ、その場合にはボード上の種々の構成部品、半田箇所などがコンポーネントである。さらに、任意の自動車コンポーネント、特に自動車制御装置が製品であってもよく、この場合のコンポーネントは、種々の電気的構成部品(例えば、抵抗、コンデンサ、コイル、演算増幅器)、半田箇所、導体路などである。
製品の寿命は、製品がその生涯の間にさらされる負荷に著しく依存する。例えば、車両の内燃機関の近傍に配置されている自動車制御装置は、車両の客室内に配置されている制御装置よりもはるかに高い熱的負荷にさらされる。熱的負荷は、絶対的な温度であってもよく、または温度変動であってもよい。したがって同一の制御装置であっても、エンジンの領域内に配置されたものの方が、客室内に配置されたものよりも寿命が短い。同様のことが、機械的および化学的負荷についても、他の形式の負荷についても言える。
従来技術より、所定の予め設定可能な期間の間または予め設定可能なインターバルの後に、製品を所定の予め設定可能な絶対的またはサイクリック(周期的)な負荷にさらすことによって、その製品の信頼性を証明することが知られている。したがって信頼性を証明するために、製品あるいは製品のコンポーネントが、予め設定可能な期間の間予め設定可能な負荷に耐えることができるかが求められる。
このような信頼性の証明は、メーカー固有または顧客固有の規格に従って、あるいは法律的な規格に従って行われる。製品の信頼性を証明するために、理想的にはその製品を、その規定通りの使用または投入の枠内でもたらされるであろう負荷に、要求される最小寿命の期間にわたってさらすべきである。製品がこれらの負荷のもとで最小寿命を越えて生き残った場合には、この製品の信頼性が証明され、最小寿命に達する前に製品が破損した場合には、その証明を行うことができない。証明を行うための試験は、構造の等しい多数の製品において実施することができるので、証明の結果はより代表的になる。
しかし、時間的理由から、通常は、製品に要求される全最小寿命(例えば自動車制御装置においては15から20年)を実時間で、その規定通りの使用または投入の枠内でもたらされるであろう負荷のもとで全うさせることは不可能である。このような理由から、負荷を確率的にもたらされるであろう負荷よりも大きくすることによって試験期間を短縮させることが知られている。これに関して、早められた信頼性証明についても話題にされている。
しかし、負荷の増大と試験期間の短縮との間の正確な関係は知られておらず、様々な負荷について、かつ種々の製品について、全く異なるように振舞う可能性がある。さらに、このやり方は、負荷が増大された結果であり、かつ製品の規定通りの駆動または使用の間実際には発生しない、エラーの堆積をもたらす。このようなエラーは、フィールドで重要でないエラーとも称される。他方で、短縮された試験期間に基づいて、実際には期間が長いまたは量的に小さい負荷により発生する所定のエラーが、短縮された試験期間の間には発生しないことが起こり得る。換言すると、試験期間が短縮されるほど、証明の結果は実際の結果から遠く、あるいはフィールドから遠くなる。したがって試験期間の短縮と試験の結果のフィールド近さとの間に目標衝突が生じる。
既知の方法は、多数の構造の等しい製品の試験に従って、例えば、「この製品は、90℃を越える絶対的な駆動温度において97%の確率で5000駆動時間の最小寿命に達する」というように明言を供給する。しかし、それを越える明言は、既知の方法は供給することはできない。このような明言は、例えば、予め設定された負荷において製品の平均余命はどのくらいの長さか、負荷が低くなるあるいは高くなると製品はどのくらい保つか、および製品がより高い最小寿命に達するためにはどのコンポーネントをどのように寸法設計しなければならないか(どのコンポーネントをより安定的に設計しなければならないか)、あるいはより安価に形成可能とするためにはどうしたらよいか(どのコンポーネントをより低い安定性で形成することができるか?)、というような問題に関係する。
このような従来技術に基づいて、本発明の課題は、上述した種類の方法および装置を、できるだけ短い時間内に、かつできるだけフィールドに近く、特に説得力のある製品の信頼性の証明を行い、あるいは製品の寿命を求めることができるように、形成かつ展開することにある。
この課題を解決するために、上述した種類の方法に基づいて、以下の処理ステップが提案される:
−製品のコンポーネントに、種々の負荷が供給され;
−種々の負荷において、コンポーネントがそれぞれ故障するまで駆動され;
−得られた故障時間が、それぞれのコンポーネントについて負荷に従って記憶され;
−コンポーネントの負荷に依存する故障時間に従って、コンポーネントのエンドオブライフ(Eol)カーブが記録され;
−種々の負荷において、コンポーネントのEolカーブの該当する負荷においてそれぞれ最短の故障時間を有するものを含んだ、製品のEolカーブが求められ;
−その場合に製品の予測される寿命が、製品の予め設定された負荷に従って製品のEolカーブの機能値として求められる。
発明の利点
したがって本発明によれば、まず、製品のコンポーネントが個々に考察される。個々のコンポーネントについて記録されたEolカーブを用いて、製品全体のEolカーブが求められる。これは、種々の負荷において、いわば常に最悪のコンポーネント、すなわち所定の負荷において最短の寿命を有するコンポーネントのEolカーブに相当する。これは、コンポーネントの1つでも故障した場合には製品が全体として故障する、という考えに基づくものである。
個々のコンポーネントの考察は、製品の構造が変化した場合(あるコンポーネントを他のコンポーネントに交換、コンポーネントの除去、新しいコンポーネントの追加)に、製品全体について新しく、製品が予め設定された期間の間予め設定された負荷に耐えることができるか否かを求める必要がない、という利点を有している。新しいコンポーネントまたは変更されたコンポーネントのEolカーブが記録されて、製品全体のEolカーブを求める際に考慮されれば十分である。コンポーネントを除去する場合には、製品についてのEolカーブを求める場合、単純に、除去されたコンポーネントのEolカーブはもはや考慮されない。
製品のコンポーネントの1つについてEolカーブを記録する場合に、コンポーネントのEolカーブを、このコンポーネントのために負荷に依存する故障時間について求められた値を用いて調整し、またはこれらの値に近似させることができる。コンポーネントの負荷に依存する故障時間について求められた値の間のコンポーネントのEolカーブの点は、既知の任意の方法に従って補間することができる。端部、すなわち初めと終わりにおいては、Eolカーブを補外することができる。
本発明に基づく方法は、特に、個々のコンポーネントのためのEolカーブが検査の前段階においてすでに記録されてデータバンクに格納され、必要に応じて呼び出せばすむ状態であるときに、製品の保持力の特に迅速な検査を可能にする。さらに、本発明に基づく方法によって、信頼性の証明のための負荷が高すぎることによる、フィールドで重要でないエラーを阻止することができる。個々のコンポーネントに供給される種々の負荷は、圧倒的な部分が仮定されるフィールド負荷の領域内にあって、それを超えるものはわずかである。したがって製品の保持力の検査、すなわち製品が予め設定された期間の間予め設定された負荷に耐えることができるかは、製品の駆動の間にフィールドで実際にも発生することがある負荷による。
本発明によれば、コンポーネントあるいは製品全体に仮定されたフィールド負荷を供給することは、製品の寿命を求めることおよび保持力を検査することから、ある程度分離される。コンポーネントに仮定されたフィールド負荷を供給することは、製品の寿命および/または信頼性の本来の探求の前段階において行われ、製品の寿命の本来の探求は、本発明に基づく方法の遂行時間の間に、前段階で求められたEolカーブを基に行われる。
個々のコンポーネントの考察により、個々のコンポーネントのためのEolカーブを用いて、コンポーネントが仮定されたフィールド負荷に耐えるのに適しているかを検査することができる、という利点もある。コンポーネントがフィールド負荷に耐えることができない場合には、コンポーネントのEolカーブを用いてこれが即座に認識されて、その場合にコンポーネントはより安定したものと所望に交換することができる。他方で、製品が仮定されるフィールド負荷にもはや耐えなくなる危険をおかすことなしに、明らかに本来必要とされるよりもより安定したコンポーネント(つまり、このコンポーネントのEolカーブが仮定されるフィールド負荷のずっと上にある)を、もっと安定性の低い、安価なコンポーネントに替えることも可能である。
そして、本発明によれば、製品のEolカーブを用いて、テスト長さとフィールドで重要でないエラーを最小限に抑える観点から、製品の信頼性を最適な検査を可能にする、仮定されるフィールド負荷(負荷の大きさと応力の発生する期間に従って)を求めることができる。そのために、仮定されるフィールド負荷は、応力の発生する期間が代表的な値を有する(これは、約50〜3000時間の相当する)ように選択される。この場合、フィールド負荷のための値は、応力の選択された期間がまだ製品のEolカーブの下方にある負荷として選択される。したがって、最適なテストのための期間と応力が定められる。安全上の理由から、テストを、それを越える高い負荷において実施し、または求められた期間よりも長い期間の実施は必要はない。
本発明に基づく方法は、製品の寿命を求めるのに適しているだけでなく(製品が予め設定された負荷にどのくらいの期間耐えるか?)、製品の信頼性を証明するためにも使用することができる(製品は予め設定された期間の間予め設定された負荷に耐えるか?)。したがって、本発明の好ましい展開によれば、本方法が製品の信頼性を証明するために用いられ、かつ製品のEolカーブが予め設定可能な時間の間予め設定可能な負荷の上方にあるかが検査されることが提案される。製品の信頼性証明は、製品のEolカーブが信頼性証明における負荷の上方にある場合に証明されたとみなされる。したがってこの場合においては、予め設定された負荷において、コンポーネントの故障は、コンポーネントがこの負荷における証明の設定に従って耐えなければならない期間を経過した、ずっと遅い時点で生じる。
本発明の好ましい実施形態によれば、コンポーネントのEolカーブが、より小さい負荷の方向へ補外されることが提案される。特に負荷が小さい場合には、コンポーネントが故障するまで極めて長い駆動期間が生じることがあり、これによりテスト期間は非常に長くなることがある。この展開によれば、より高い負荷においてコンポーネントの故障長さが記録されて、より小さい負荷とより長いテスト期間の方向に補外されることにより、テスト期間を短縮させ、証明を早めることができる。補外するための方法は、既知の多数の方法がある。例えば、近似関数が種々の負荷において記録された故障期間を用いて調整されて、それが記録された故障時間を超えて、より小さい負荷とより長いテスト期間の方へ案内されることが考えられる。近似関数として、例えば任意の指数関数(e^(A+B*x);A(1−e^(−B*x))+C;A*e^(B/x))あるいはx次の平衡多項式が考えられる。
本発明の他の好ましい実施形態によれば、コンポーネントのためのEolカーブが、Eolカーブが記録された、所定の負荷における故障時間のためのディスクリートな値の間で補間されることが提案される。この実施形態によって、コンポーネントの故障時間が幾つかの少ないディスクリートな負荷においてのみ記録され、Eolカーブがその間で補間されることによって、実施すべきコンポーネントテストの数(コンポーネントが故障するまでコンポーネントを所定の負荷で駆動)を減少させることができる。補間するための方法は、既知の多数の方法がある。例えば、種々の負荷において記録された故障期間を用いて近似関数を調整することが考えられ、その近似関数は例えば任意の指数関数、スプライン関数またはx次の平衡多項式である。
コンポーネントの負荷は、各任意の種類の負荷、例えば機械的、熱的、化学的、電気的、磁気的または電気磁気的負荷とすることができる。負荷の各種類は、考察されるコンポーネントに、寿命を変化させるように、通常は寿命を短縮するように作用する。しかし、負荷は、コンポーネントの絶対的な駆動温度および/または所定の期間内の所定の大きさの温度変動であることが好ましい。これは、自動車分野において使用される製品にとって、機械的な負荷と並んで最も頻度の高い最大の負荷である。
製品のコンポーネントの故障時間は、種々のディスクリートな負荷において記録される。記録された故障時間内でEolカーブを補間し、記録された故障時間の外部で補外することができる。また、コンポーネントの故障時間が検出される、種々の負荷クラスについても話題にされる。製品のメーカーは、その顧客から、製品がどの負荷クラスにおいてどのくらいの期間耐えなければならないか、という具体的な設定を得る。例えば、負荷がコンポーネントの駆動温度である場合には、コンポーネントの故障時間は、種々のディスクリートな温度クラス内にあり得る。第1の温度クラスは、例えば100℃〜120℃の温度領域を有し、第2の温度クラスは120℃〜140℃の領域を有している。顧客の設定に従って、製品は、例えば、第1の温度クラスにおいて120時間、かつ第2の温度クラスにおいて20時間持ち堪えなければならないとする。例えば、テストされた製品が第1の温度クラスにおいて故障までに150時間持ち堪えたが、第2の温度クラスにおいては故障まで10時間しか駆動できなかった場合には、製品あるいは製品のコンポーネントは顧客の設定を満足しない。少なくとも低すぎる寸法設計されたコンポーネントは、より安定したコンポーネントに替えられなければならない。製品が第2の温度クラスにおいて故障するまでに25時間、すなわち顧客が設定したよりも長く駆動できる場合でも、合計して製品の許容する負荷を上回るときには、この製品はまだ、顧客により要請された、例えば180時間の最小限の寿命に達する前に故障する。
これを検出することができるようにするために、本発明の好ましい実施形態によれば、各負荷クラスにおいて、コンポーネントのEolカーブ上の該当する値、すなわちコンポーネントの該当する故障時間に対する、コンポーネントの予め設定された負荷(例えば仮定されるフィールド負荷)の長さの間隔が設定されて、Palmgren-Minerに従って加算されることが提案される。Palmgren-Minerに基づく、損傷蓄積のためのいわゆる仮説に従って、すべての負荷クラスについて、コンポーネントの予め設定された負荷の長さの値とそれに応じた故障時間の商が加算される。コンポーネントは、合計が1より小さい場合にのみ要請を満足させる。合計が1より大きいか、あるいはそれに等しい場合には、コンポーネントの早期の故障を考慮しなければならない。
製品のメーカーの顧客から信頼性証明として、製品が同様に予め設定された期間の間耐えなければならない所定の負荷(いわゆる信頼性証明における負荷)が予め設定された場合に、本発明に基づく方法によって簡単な方法で製品の信頼性証明をもたらすことができることを証明できる。まず、製品のEolカーブが求められる。その後、Palmgren-Minerに従って損傷蓄積が実施される。製品のEolカーブを用いて、顧客によって予め設定された負荷とは異なる(通常もっと高い)他の負荷を求めることができるが、要請された信頼性証明を満たすためには、より短い期間の間に製品にその負荷を供給しなければならない。このようにして、証明の明言力の欠点なしで、信頼性証明をもたらすために必要な期間を短縮することができる。
完成した製品は、その寿命全体に渡り所定の負荷パターンにさらされる。すなわち製品には、それぞれ所定の期間の間種々の負荷クラスを供給される。信頼性を証明する際、実際の負荷パターンは時間的理由から全うすることはできない。このような理由から、短縮されたテストが利用され、この場合、負荷の増大に応じてテストの期間が短縮される。短縮されたテストにおいても、製品のライフサイクルにわたってその熱的負荷ができる限り実際に近いシミュレーションを行うことができるようにするために、製品の予め設定可能なフィールド負荷の上方に位置する所定の温度において、フィールド負荷の期間の下方にある所定の期間の間、短縮された信頼性証明が実施される。この場合、所定の温度と所定の期間が、製品の機械的負荷と製品の熱機械的負荷とがほぼ等しい係数だけ加速されるように互いに調整されることが提案される。
好ましくは、コンポーネントのEolカーブは、種々の負荷におけるコンポーネントの故障時間から生じる少なくとも2つの点を有している。したがって、負荷が例えばコンポーネントの駆動温度である場合には、コンポーネントの故障時間は少なくとも2つの異なるディスクリートな温度において、あるいは少なくとも2つの異なる温度クラスにおいて、例えば100℃と175℃において、記録される。
本発明の課題の他の解決として、上述した種類の装置に基づいて、装置が:
−少なくとも1つのコンポーネントのためのエンドオブライフ(Eol)カーブをロードする手段であって、その場合にEolカーブは前段階において、コンポーネントの求められた負荷に依存する故障時間に従って記録されている手段と;
−製品のEolカーブが、種々の負荷において、コンポーネントのEolカーブの該当する負荷においてそれぞれ最短の故障時間を有するものを有するように、製品のEolカーブを求める手段と;
−製品の予測される寿命を、製品の予め設定された負荷に従って製品のEolカーブの機能値として求める手段と、
を備えることが提案される。
製品のコンポーネントのEolカーブは、製品の寿命を求める前段階において記録される。コンポーネントのEolカーブを記録するために、各コンポーネントには個々に種々の負荷が供給されて、それぞれそれが故障するまで駆動される。コンポーネントが、種々の負荷クラスにおいて故障まで駆動されると言うこともできる。それに基づいて、各コンポーネントに負荷に依存する故障時間が生じ、それがコンポーネントのEolカーブのサンプリング点を形成する。これらのサンプリング点が格納される。製品の寿命を求めるために、格納されている製品のコンポーネントのEolカーブのサンプリング点が単純に呼び出され、補間あるいは補外によってEolカーブが求められ、製品の平均余命を求めるために利用される。
しかしまた、サンプリング点がまだ前段階において補間あるいは補外され、コンポーネントの完全なEolカーブが格納されることも考えられる。その場合には、製品の寿命自体を求めるために、直接製品のコンポーネントのための完全なEolカーブが提供される。このときまず、まだ遂行時間である間にサンプリング点の間で補間され、あるいはサンプリング点の外側で補外される必要はない。
本発明の好ましい展開によれば、コンポーネントのための少なくとも1つのEolカーブが、前段階においてコンポーネントのメーカーによって求められたコンポーネントの負荷に依存する故障時間に従って記録されていることが提案される。その場合にコンポーネントのEolカーブを、製品全体のメーカーに、例えばデータシート上またはオンラインにより提供することができる。このとき製品のメーカーは、場合によっては異なるメーカーから得た、種々のコンポーネントのEolカーブを用いて、製品全体のEolカーブを求めて、製品全体がその顧客から課された要請を満たすか否かを検査することができる。
さらに、本発明に基づく装置は、製品の信頼性証明をもたらすために用いられ、かつ製品のEolカーブが予め設定可能な期間の間予め設定可能な負荷の上方にあるか否かを検査する手段を有することができる。この場合、製品の信頼性証明がなされたと見なされることが提案される。
本発明に基づく方法は、計算装置上、例えばマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ上で遂行可能なコンピュータプログラムの形式で実現することができる。コンピュータプログラムは計算装置上で遂行され、本発明に基づく方法を全自動で実施する。したがってこの場合、本発明はコンピュータプログラムによって実現されるので、このコンピュータプログラムはプログラムが実施するのに適した方法と同様に本発明を表す。厳密に考えると、本発明に基づく方法は2つの部分に分割される。第1の部分は、製品の個々のコンポーネントのEolカーブを記録する責任を有している。これは、例えばコンポーネントのメーカーにおいて行うことができる。本発明に基づく方法の第2の部分は、製品全体のEolカーブを求め、かつ製品の平均余命を求める責任を有している。これは、例えば製品のメーカーによって行うことができ、そのメーカーは、コンポーネントのメーカーから得られたコンポーネントのためのEolカーブに基づいて計算する。
将来、標準的にそれぞれ形成されたコンポーネントについてEolカーブが記録され、顧客に提供されると仮定した場合に、方法のうち特に第2の部分がより重要視される。したがって、将来において、任意の製品について迅速、簡単かつ特別に信頼できるように信頼性証明をもたらし、かつ平均余命を見積もることが可能になる。製品の変更または適合は、迅速かつ簡単に、信頼性および平均余命計算に取り入れることができる。
以下、図を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
実施例の説明
製品の試験または製品の信頼性証明は、従来技術によれば、顧客または規格委員会によって提案される、規格および標準化された方法を用いて実施される。これらの規格内で、製品の信頼性を証明するために、所定の駆動期間tまたは所定のサイクル数Nを経過するまで製品に対して実施しなければならない加速されたテストが行われる。このときテストは、フィールドで生じる負荷よりも高い負荷の下で行う一方で、より少ない時間tあるいはサイクル数Nのみで実施された場合に加速されたという。信頼性テストの評価判断基準は、通常、テストの終了後製品が正常に機能していることの証明にある。これにより、製品が要求された負荷に要求された期間にわたって耐えるか否かを明言することができる。しかし、任意の負荷の下での製品の寿命に関する明言は、このようにして行うことはできない。
テストは、テストすべき製品に作用する負荷がより高く、特に製品に対して仮定されるフィールド負荷よりもはるかに高く選択されることによって加速される。しかし、信頼性証明における負荷を上昇させるに伴って、フィールドで重要でないエラーを多く生じさせる。すなわち、製品の規定通りの駆動の間に実際には発生することのないエラーが発生する。換言すると、信頼性証明における負荷が仮定されるフィールド負荷を越えて増大するにつれて、実際の製品についての明言力が低下する。それが、信頼性証明を各場合において、さらに増大された負荷の下でも可能とするために、すなわち信頼性証明の間に製品のフィールドで重要でないエラーの発生も回避するために、製品または製品のコンポーネントがより安定的かつ維持されるように設計される。しかし、これはコンポーネントの付加的な重量、付加的な組込み空間および特に付加的なコストと結びついている。
他方で、テストの間にフィールドで重要でないエラーの発生を減少させるために信頼性証明における負荷を減少させることは、必要なテスト期間の著しい延長をもたらす。したがって、従来実際は、できるだけ短いテスト期間とできるだけ少ないフィールドで重要でないエラーの数との間の適切な妥協を見いだすことが試みられてきた。
最近では、製品のより高い品質要請、要求される長寿命化および実際の駆動の間に製品がさらされるより高い負荷に基づいて、顧客からのより厳しい要請が信頼性証明に課されている。このため、テストコストおよびテスト時間の増大と、フィールドで重要でないエラーに基づく証明テストによる故障が生じる。その結果、製品をシリーズ導入の直前に再改良しなければならなくなることが多い。というのは、要請された信頼性が証明できないため、顧客が製品の許可を拒否するからである。再改良によって必然的に煩雑な再帰(製品全体の新規設計)が行われるため、製品の品質は、時間が切迫していることによりしばしば価値が減少する。
図1に、現在の信頼性証明の技術の例を示す。顧客は、信頼性テスト、あるいはテストが実施されるべき条件(負荷と負荷の長さ)を明確に定める。図1において、参照符号1は仮定されるフィールド負荷(AFB)を、参照符号2は顧客によって予め設定された、信頼性証明における負荷(BZN)を示す。x軸上には、負荷を駆動温度Tまたは駆動温度ストロークΔTにより、y軸上には、負荷の長さを時間tまたはサイクル数Nにより表している。
仮定されるフィールド負荷1は、規定通りの駆動の間の製品の見積もられた、あるいは実験によって経験的に求められた負荷に相当する。信頼性証明における負荷2は、仮定されるフィールド負荷1よりも大きく見積もられた負荷である。信頼性証明における負荷2は、製品が示された期間の間の信頼性証明における負荷2による試験駆動の後に、まだ機能することができ、製品が仮定されたフィールド負荷1による所定の期間の間の実際の使用にも耐えうると推定できるように選択される。
図示する実施例において、負荷は絶対的な駆動温度Tとして、あるいは温度ストロークΔTとして示している。もちろん、任意の他の種類の負荷も考えられる。駆動温度Tについて、負荷の長さは時間tに相当する。温度ストロークΔTについては、負荷の長さは、どのくらいの頻度で所定の温度ストロークΔTが通過するかを表すサイクル数Nに相当する。
仮定されるフィールド負荷1が、例えば品質要請の上昇に基づいて上昇された場合に、図1に示す方法に問題が生じる。図2には、仮定されるフィールド負荷1が種々の負荷値において付加的な期間3だけ延長された場合が示されている。この増大された仮定されるフィールド負荷1を考慮するために、信頼性証明における負荷2は付加的な期間4だけ増大され、すなわち製品は信頼性証明における負荷2によってより長い期間駆動されなければならない。しかし、それはテスト期間の不当な延長をもたらし、実際には受け容れられない。
図3に示す第2の実施例においては、付加的に増大されたフィールド負荷1、3は、信頼性証明の期間を延長するのではなく、負荷T、ΔTを増大することによって考慮される。これは、図3において、信頼性証明内の新しい負荷5によって示されている。しかしその場合、信頼性証明における負荷5に基づいて、製品の試験相の間にフィールド条件1、3のずっと上方で著しくフィールドで重要でないエラーが発生するという欠点がある。フィールドで重要でないエラーメカニズムは、それが実際駆動においては発生しないにもかかわらず、製品の許可を阻止する可能性がある。通常、製品の手直しまたは再構築を意味する、フィールドで重要でないエラーの除去は、製品コストの増大をもたらす。図2に記載された既知の方法においてはテスト期間が延長され(理論的に1年まで)、図3に示す既知の方法においては、極端に高い負荷によって多くのフィールドで重要でないエラーが発生する。
さらに、テスト時間または負荷の単純な増大は、フィールド負荷1、3との所望の相関をもたらさない。というのは、これらは初期状態から分析できないからである。したがって、従来技術から知られている方法では寿命診断も不可能である。負荷は、差別的に設計できない。
したがって本発明によれば、製品の寿命を求める方法が提案され、その処理ステップを以下で図5を用いて詳細に説明する。本発明の重要なアスペクトは、製品の複数のコンポーネント、好ましくはすべてのコンポーネントを、まず個々に考察することにある。製品のコンポーネントは、予め設定可能な負荷を供給される。製品のすべてのコンポーネントに負荷を供給する必要はないが、製品の少なくとも製品の寿命に作用するコンポーネントを本発明に基づく方法へ取り入れる、すなわち予め設定可能な負荷を供給する。コンポーネントは、種々の負荷(いわゆる負荷クラス)においてそれぞれそれが故障するまで駆動される。種々のコンポーネントについて、負荷に応じた故障時間が現れる。
この測定の結果を、図5に所定のコンポーネントについて示す。コンポーネントが故障するまで駆動され、かつ故障時間の測定が行われたフィールド負荷1のブロックを、図5にハッチングで示し、符号6で表す。これは、負荷値110℃、120℃、140℃、160℃および180℃であり、110℃、125℃、145℃および175℃あるいは任意の温度領域の他の等間隔または非等間隔の分割である(例えば175℃、200℃あるいは233℃まで)。故障時間の測定は、各負荷クラスにおいて、好ましくはそれに応じた最高の負荷において行われ、それが図5に点19で示されている。もちろん測定は、それぞれの負荷クラスの平均的な負荷において、あるいは負荷クラス内の低い負荷において行うこともできる。コンポーネントの故障時間について測定された値は、点7で示されている。このようにして測定され、検出されたすべての故障時間7が、コンポーネントのいわゆるエンドオブライフ(Eol)カーブ8上にある。
測定された故障時間7の間のEolカーブ8の値は、補間によって求められる。補間された値の幾つかを図5に参照符号9で示す。それぞれ負荷が小さくなるほど、本来、コンポーネントはその故障までそれだけ長く駆動しなければならない。長いテスト時間を回避するために、故障時間は、最小限の負荷(図示の例においては100°Kあるいは100℃)までだけ検出される。この負荷の下方においてもEolカーブ8の値を得るために、Eolカーブ8が測定された故障時間を超えて負荷の低い方向へ補外される。Eolカーブ8の補外された値を図5に参照符号10で示す。
コンポーネントは、種々の負荷においてフィールド近傍から著しい加速まで、すなわちより高い負荷において(これによりテスト期間が短縮される)、それが故障するまで駆動される。このとき、エラーイメージが分析されて要約されるので、コンポーネントについてエラー固有のEolカーブ8が生じ、それが、例えばコンポーネントを実際に使用するためにフィールドとの相関を可能にする。エラーイメージの例は、半田における亀裂形成とクリープ、境界層の拡散(例えばボンドワイヤにおけるカーケンドール)、いわゆるモールドコンパウンドの層剥離、ボンド疲労、過渡的熱抵抗Z_thの上昇、電解コンデンサにおける容量抜けなどである。
種々のエラーイメージは、図6から明らかなように、コンポーネントの様々なEolカーブ8に現れる。そこでは、例として4つのコンポーネントK1、K2、K3およびK4について種々のEolカーブが示されている。もちろん、本発明に基づく方法は、4つよりも少ないコンポーネントについて、あるいは任意の数のコンポーネントK1、K2、K3からKnまでに使用することができる。図6から明白であるように、第4のコンポーネントK4のEolカーブ8は、ほぼ平均的な負荷領域内にある負荷に、要請される期間を越えて耐えることができない。したがってコンポーネントK4は、フィールド内で計画されている使用には不適である。フィールドで製品を使用する前に、コンポーネントK4はもっと安定した、あるいはもっと耐久性のあるものに替える必要がある。図7には、4つのコンポーネントK1、K2、…、K4についてエンドオブライフカーブ8の例が示されており、コンポーネントK4は、図7に示す推移においては図6に示す推移に比較してより安定した、あるいはより耐久性のあるコンポーネントK4に替えられている。このようにして、大きな手間なしで図6に示す信頼性のない製品から信頼性のある製品が得られる(図7を参照)。詳細なエラー分析と製品の完全な新規構築は、−従来技術とは異なり−本発明においては必要とされない。
図6を一見してわかるように、コンポーネントK4はそれに課された要請を満たさない。というのは、コンポーネントK4のEolカーブ8は、仮定されたフィールド負荷1あるいは付加的なフィールド負荷3を横切っているからである。製品の、要請を満たさないコンポーネント(図6において、例えばコンポーネントK4)を、簡単により安定したおよび/または耐久性のあるものに替えられるので(図7を参照)、全コンポーネントK1からK4(あるいはK1からKn)についてすべてのEolカーブ8が、付加的なフィールド負荷3を含めて、仮定されたフィールド負荷1の上方に位置している。
種々のコンポーネントK1からK4のEolカーブ8を用いて、製品のEolカーブ11が求められる。製品のEolカーブ11は、常に、種々の負荷クラスにおいてそれぞれ最短の故障時間を有するコンポーネントK1、K2、…、K4のEolカーブ8を含んでいる。図6に示す実施例においては、第4のコンポーネントK4のためのEolカーブ8が、すべての負荷クラスにおいて最短の故障時間を有している。この理由から、製品のEolカーブ11は、第4のコンポーネントK4のEolカーブ8のみを含んでいる。したがって、製品のEolカーブ11も、仮定されるフィールド負荷1あるいは付加的なフィールド負荷3と交わり、その製品に課された信頼性要請を満たさない。
図7に示す実施例において、製品のEolカーブ11は、低い負荷クラスにおいて第4のコンポーネントK4のEolカーブ8、中くらいの負荷クラスについて第1のコンポーネントK1のEolカーブ8、そして高い負荷クラスについて第2のコンポーネントK2のEolカーブ8も含んでいる。すべてのコンポーネントK1、K2、…、K4のEolカーブ8と製品のEolカーブ11は、すべて、仮定されたフィールド負荷1あるいは付加的なフィールド負荷3に対して距離をもって上方に延びているので、第1の近似において、コンポーネントK1、K2…K4と製品は信頼性要請を満たしていると推定することができる。したがって信頼性証明は、すべてのコンポーネントK1、K2、…K4(あるいはK1、K2、…Kn)について、それに伴い製品全体についてももたらされる。
しかし、そのEolカーブ8が仮定されるフィールド負荷1に対して、あるいは付加的なフィールド負荷3に対して間隔をもって上方に延びるコンポーネントが、要請に実際に耐えることができる最新の安全性を得るために、Palmgren-Minerに従って損傷蓄積を実施することができる。これを、以下で図8を参照して詳細に説明する。各負荷クラス(例えば60−70℃、70−80℃、…180−190℃)において、コンポーネントのEolカーブ8上の該当する値(故障時間)Niに対するコンポーネントの仮定されるフィールド負荷の長さ(時間tまたはサイクルの数N)の間隔13が定められて、Palmgren-Minerに従って加算される。コンポーネントのEolカーブ8の該当する値は、測定され(故障時間の検出)、測定された値の間で補間され(点9)、あるいは測定された値を超えて補外される(点10)。商の合計Siが1より小さい場合には(数式1)、それは信頼できるコンポーネントである。しかし、合計Siが1より大きいか、あるいは1と等しい場合には(数式2)、コンポーネントは要請を満たさない。コンポーネントK1、K2、…Knはその予め設定された最小寿命に達する前に早期に壊れる危険がある。したがって、コンポーネントは、もっと安定した、あるいは耐久性のあるものに替える必要がある。
Figure 0004629735
本発明にかかる方法の利点は、故障判断基準を製品固有に定めて、アプリケーションに適合させることができることにある。故障判断基準は、はじめからわかっている必要はく、特にコンポーネントと製品について故障時間とEolカーブ8、11を求めることが終了した後でも、まだ設定することができる。
結合技術の領域における遷移抵抗Riについて、図9に例示する。仮定されるフィールド負荷は、ここでも参照符号2で示されている。様々な規模の遷移抵抗Riについて、種々のEolカーブ8.1から8.3が示されている。種々のEolカーブ8.1から8.3は、仮定されるフィールド負荷1に対して様々な安全距離にある。したがって、例えば、その遷移抵抗Ri(コンポーネント)が図9に種々のEolカーブ8.1から8.3で示されている制御装置(製品)が、最初に計画されたよりも熱い環境で使用され、あるいは内燃機関の近傍で使用されると考えた場合に、遷移抵抗Riは好ましくはR=20mΩを有する判断基準Krit3に従って設計されるので、仮定されるフィールド負荷1に対するEolカーブ8.3の安全間隔は、十分に大きく定められている。
しかし、コンポーネントが予め設定可能な環境内でのみ使用されることを保証することができるので、実際のフィールド負荷が仮定されるフィールド負荷1をほとんど上回らない場合には、遷移抵抗Riを問題なくR1=5mΩを有する判断基準Krit1に従って設計することができる。すなわち、本発明によれば、計画された使用に従って、あるいは変化する使用条件に従って、それぞれ最適なコンポーネントを選択し、それに従って製品をまとめることができる。
本発明によれば、顧客固有の負荷プロフィールをそれに応じた製品の寿命に換算することが可能であって、予防的な寿命明言が可能である。
本発明を用いて、製品を信頼性について検査することができるだけでなく、信頼性証明のための最適な負荷12を求めることもできる。従来技術において大きな問題であったこと、すなわち信頼性証明における負荷12を求めること(図2を参照:比較的低い負荷2、4、すなわち時間がかかりすぎる、図3を参照:比較的高い負荷5、すなわちフィールドで重要でないエラーの出力)は、本発明によれば問題なく実施することができる。信頼性証明内の負荷12は、それが製品のEolカーブ11の下方にあるように選択されなければならない。さらに、テスト期間が、テスト結果が代表的であるような長さ(例えば50〜3000時間あるいはサイクル数Nの間)に選択されるように注意しなければならない。このようにして求められた信頼性証明における負荷12によって、この製品を将来的に検査することができる。この場合、検査ができる限り短く、フィールドで重要でないエラーの発生はできる限り阻止されることが保証される。
図10に、その全体の寿命にわたって完成した製品がさらされる所定の負荷プロフィールを、参照符号14で示す。負荷プロフィール14は、見積もられ、あるいはシミュレートされ、あるいは実際的な条件の下、仮定したものである。負荷プロフィール14は、ここに図示されている簡略化された実施例においては、比較的小さい負荷Tが印加される比較的短い期間Δtを有している。さらに、負荷プロフィール14は、より高い負荷Tが印加されるより長い期間Δtを有している。したがって、負荷プロフィール14は、所定の周期(1/(Δt+Δt))で周期的に繰り返される負荷ストロークΔTを有している。製品に負荷プロフィール14を加えることは、製品の熱負荷も熱機械的負荷ももたらし、その場合に熱負荷と熱機械的負荷は互いに所定の比率にある。熱負荷は、例えば、製品における再結晶化または拡散の形式で生じる。熱機械的負荷の原因は、主として製品の材料と成分の異なる熱膨張係数にある(いわゆるTCEミスマッチ)。
参照符号15は、加速された負荷プロフィールを示しており、その負荷プロフィールは、ここに示す簡略化された実施例において、比較的小さい負荷Tが印加される比較的短い期間Δtを有している。さらに負荷プロフィール15は、第1の負荷プロフィール14の負荷Tよりも大きい、より高い負荷Tが印加されるより長い期間Δtを有している。このようにして、第1の負荷プロフィール14と比較して負荷変動の周波数は等しいままであるが、第1の負荷プロフィール14の場合よりも大きい負荷ストロークΔTが生じる(ΔT>ΔT)。したがって、負荷プロフィール15は、所定の周波数(1/(Δt+Δt))で周期的に繰り返される、より大きい負荷ストロークΔTを有している。加速された負荷プロフィール15により、熱負荷が熱機械的負荷に比較して過度に強調される。結果としてもたらされる、負荷プロフィール15の熱負荷の加速係数あるいは熱負荷に基づく故障確率の上昇の程度は、アレニウス規則に従って計算される。
図10において、参照符号16は他の加速された負荷プロフィールを示しており、この負荷プロフィールは、ここに示す簡略化された実施例において、比較的小さい負荷Tが印加される比較的短い期間Δtを有している。期間Δtは、負荷プロフィール14、15の期間Δtよりも短い。さらに、負荷プロフィール16は、より高い負荷Tが印加される、より長い期間Δtを有している。期間Δtは、負荷プロフィール14、15の期間Δtよりも短い。このようにして負荷変動ΔTは、負荷プロフィール14と比較して変化しないが、テストは時間的に加速されるので、負荷プロフィール16は、より高い周波数(1/(Δt+Δt))で周期的に繰り返される負荷ストロークΔTを有する。加速された負荷プロフィール16により、熱機械的負荷が熱負荷に比較して過度に強調される。結果としてもたらされる、負荷プロフィール16の熱機械的負荷の加速係数あるいは熱機械的負荷に基づく故障確率の上昇の程度は、コフィン−マンソン規則に従って計算される。
信頼性証明を行うとき、実際の負荷プロフィール14は、時間的理由から完全に全うすることはできない。この理由から、加速されたテスト(負荷プロフィール15と16を参照)が利用され、それにおいては負荷が増大され、それに応じてテストの期間が短縮される。加速されたテストにおいても、製品の実際の負荷の、そのライフサイクルにわたってできるだけ実際に近いシミュレーションを得るために、本発明によれば、製品の予め設定可能なフィールド負荷Tの上方にある所定の温度Tにおいて、フィールド負荷Tの期間Δtの下方にある所定の期間Δtの間、加速された信頼性証明を実施することが提案される。ここで、上昇された温度Tと短縮された時間Δtは、製品の機械的負荷と製品の熱機械的負荷がほぼ等しい係数だけ加速されるように互いに調整されている。
この方法は、絶対的な負荷(例えば温度T)についてだけでなく、負荷サイクルあるいは負荷ストローク(例えば温度ストロークΔT)についても適用することができる。この場合においては、製品の予め設定可能なフィールド負荷ΔTより大きい所定の温度ストロークΔTにおいて、フィールド負荷ΔTの周波数1/(Δt+Δt)よりも大きい所定の周波数1/(Δt+Δt)で、加速された信頼性証明が実施される。ここで、増大された温度ストロークΔTとより大きい周波数1/(Δt+Δt)は、製品の機械的負荷と熱機械的負荷がほぼ等しい係数だけ加速されるように互いに調整されている。
上昇された温度Tまたは増大された温度ストロークΔTのために、まず、アレニウスに従って、熱負荷についてもたらされる加速係数が求められる。その後、コフィン−マンソンに従って、熱負荷について求められた加速係数を用いて、結果としてもたらされるテストのための短縮された期間Δt、Δtが、熱機械的負荷のための加速係数と熱負荷のための加速係数とがほぼ等しくなるように求められる。
本発明に基づく方法によって、テスト時間を短縮し、製品コストを低下することができる。さらに、信頼性を向上させることができる。さらに、コンポーネントあるいは製品全体の平均余命の正確な明言を行うことができる。テスト条件は、製品に対する相関をリアルに表示することができるようにするために、できるだけフィールドに近く選択される。フィールドでは発生し得ないエラーイメージの発生は、できる限り阻止される。
種々の温度Tと温度ストロークΔTにおいてコンポーネントあるいは構成部材が故障するまで駆動され、故障メカニズムが分析されて、予め設定されたカーブ推移および機能と相関させることによるフィールドテストの実施は、本発明の主要な利点である。テスト判断基準は、フィールドにおける実際の負荷(リアルな使用)に対する相関を保証するために、フィールドに近く選択される。
このとき、打切り判断基準は、テスト終了後に動的にそれぞれの使用場所に適合させて定めることができ、はじめからわかっている必要はない。したがって、安価で、製品固有の設計が可能であって、同時に十分な平均余命により信頼性が高められる。いわゆるオーバーエンジニアリングまたはアンダーエンジニアリングを防止することができる。再帰を回避することと同時に、製品の引渡し品質を改良することができる。
高くされたフィールド負荷において、本発明に基づく方法によって製品の不十分な設計を確実に回避することができる。信頼性証明は、スケーリング可能であることにより(前もって行われる測定とテスト条件のリストアップ)、適切に短時間内に実施することができ、テストを新しい製品自体で実施する必要はない。プロトタイプによる上述した著しく簡略化されたテストで十分である。
本発明に基づいて、納入者と顧客との間で基礎のしっかりとした通信を実施することができる。通信シーケンスを図4に例示する。製品の規定通りの駆動の間に、この製品は実際のフィールド負荷(TFB)にさらされる。それは客観的に確認可能な変量であり、納入者の視点からと顧客の視点から同一である。もちろん、実際のフィールド負荷TFBは、製品の使用前には、すなわち製品の開発の時点ではまだわかっていない。予測される実際のフィールド負荷TFBに基づいて、納入者は仮定されるフィールド負荷AFBを求めるが、それは場合によっては、顧客によって求められた仮定されるフィールド負荷1とは異なる。これは特に、納入者と顧客が通常異なる目標設定を追求することに関連する。顧客(例えば自動車メーカー)はできる限り高い品質を望むため、比較的高い仮定されるフィールド負荷AFBから出発するが、納入者においては品質要請の他にコストの低減も全面に出てくるので、納入者は通常、より低い仮定されるフィールド負荷AFBから出発する。納入者の視点と顧客の視点との、仮定されるフィールド負荷AFBが異なる原因は、特に製品開発においてはフィールドにおける製品の実際のフィールド負荷はまだわかっていないという事実にある。
納入者の仮定されるフィールド条件AFBを用いて、あるいはそれを考慮して、信頼性証明BNZにおいて負荷12が求められる。本発明に基づく方法を用いて、この負荷12を求めることは、図6に示し、かつ上述した方法で最適化することができるので、信頼性証明BZNにおける最適な負荷12を求めることができる。
顧客は、仮定されるフィールド負荷AFBから、顧客が要求する、顧客の視点から製品が予め設定可能な品質基準を確保するために耐えなければならない、試験負荷EBを求める。通常、顧客によって要請される試験負荷EBは、信頼性証明BZNにおいて納入者によって求められた負荷よりも大きい。従来、納入者には、納入者が求めた信頼性証明BZNにおける負荷12が完全に十分であり、製品が顧客から要請される品質要請を満たしている、という論拠が欠けていた;製品がさらに、顧客によって予め設定された試験負荷EBを満足した場合には、場合によっては製品は過剰寸法設計されているといえる。
本発明を用いることにより、納入者は、納入者が顧客に対して、図6に示す方法に従って求められた信頼性証明BZNの負荷12が信頼性証明をもたらすために完全に十分である、という十分に理解できる再構築可能な論拠を示すことができる。
構成部材またはコンポーネントの寿命の決定は、オブザーバブル(観察可能な変量)の測定と観察によって行われる。これは、例えば、アクティブな構成部材において、モールドコンパウンド層剥離あるいはボンド疲労であることができる。他の例を以下のリストにまとめる。もちろん、他のオブザーバブルも可能である。
次に、幾つかのエラーイメージをそのオブザーバブル(観察可能な変量)を用いて説明する。これは、例えば、アクティブな構成部材(例えば集積回路IC、演算増幅器OP、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、MOSFETなど)においては、いわゆるモールドコンパウンドの層剥離であって、それは超音波を用いて検出することができる。さらに、それは、ボンド疲労または熱抵抗Zthの上昇、電流Isubthresholdの上昇または内部抵抗Ronの上昇であることができる。
パッシブな構成部材(例えばオーム抵抗、コイルまたはキャパシタなど)においては、例えば容量、損失係数tan αまたは電気的シリアル抵抗ESRが観察可能な変量である;同様に、摂氏−40、+25、+125および+150または他の自由に選択可能な温度における絶縁抵抗Risoも観察可能な変量である。同様に、エラーイメージを光学的コントロールによって、あるいは特性曲線のドリフト評価によって認識することができる。
導体基板においては、例えば絶縁抵抗Risoの抵抗測定を実施することができる。同様に、観察可能な変量として、層剥離、絶縁ラッカーにおける亀裂またはグラスファイバー構造における亀裂を光学的な方法で認識することができる。
構造結合技術AVTにおいて(例えば半田づけにおいて)典型的なエラーイメージを求めるために、抵抗測定、剪断力測定またはX線検査を実施することができる。さらに、結合箇所を削り落として、この方法でエラーイメージを検出することが可能である。
信頼性テストは、フィールドで発生する負荷種類に向けられなければならず、その場合にパッシブな加熱、アクティブな加熱およびパルス負荷が生じる可能性がある。以下、これらの負荷種類を説明し、どのようなテストプロシージャを用いてこれらの負荷をシミュレートすることができるかを示す。
パッシブな加熱:
これは、例えば、自動車内で走行駆動の間の温度変化によってもたらされる。シングルチャンバ−温度変化システム(例えば+5K/minを有する)において、この負荷をシミュレートすることができる。
アクティブな加熱:
これは、走行駆動の間に、例えば半導体の、平均的な損失出力によってもたらされる。経験的なシミュレーションは、コンポーネントを0.1から0.001Hz(周期長さ10から1000時間)と5から10Wの損失出力でアクティブに加熱することによって行われる。アクティブな加熱はパッシブな加熱に重畳される。
パルス負荷:
これは、短期間に発生する数100Wまでの損失出力を有する切替えプロセスの結果として、1から50Hzの間の周波数(20msから1秒の周期長さ)を有する温度変化をもたらす。経験的なシミュレーションは、構成部材のパルス駆動によって行われる。パルス駆動は、パッシブな加熱とアクティブな加熱に重畳することができる。
信頼性証明を簡略化して、より再現しやすくするために、証明の間のコンポーネントの駆動は、周期的プロセスと固定のコーナー温度に限定される。もちろん、変化する温度と温度ストロークを互いに入れ子にすることもできる。この目的のために、フィールドに近い2つのコーナー温度TuntenとTobenが選択される。下方のコーナー温度Tuntenは、高い自動車割合を有する人口の多い地域における冬季の平均的な最低温度が平均され、摂氏−15℃が得られる。種々のEol試験のための上方のコーナー温度Tobenとして、例えば摂氏100、125、150、175および200℃が選択される。
種々の標準テスト方法とは異なり、これらの実験は、低速の温度変化を用いて実施される。というのは、それが主としてパッシブな加熱によってもたらされるからである。下方のコーナー温度Tuntenにおける保持時間は、低温においてエラーイメージが存在しない限りミニマムに制限される。上述したコーナー温度Tobenにおいては、既知のエラーメカニズム(例えば半田のクリープ、拡散する材料トランスポートなど)が、保持時間の設計において原則的に考慮されなければならない。このため、種々のエラーメカニズムのために異なる保持時間が必要になることがある。例えば、上方のコーナー温度Tobenが15分または60分の間印加されることが考えられる。
コンポーネントのEolカーブ8から、次の結果を得ることができた:
−フィールドで重要なメカニズムのみが検出される、
−故障分布、
−故障時点(N63%)。
コンポーネントのEolカーブ8の評価がもたらすのは以下のことである:
−能動化エネルギを求めること、
−コフィン−マンソン係数を得ること、
−フィールドに近い試験と標準試験との間の相関を定めること、
−可変の故障判断基準による製品固有の設計。
本発明は、以下の利点を有している:
−製品の開発期間の短縮、
−製品を開発する際の再帰(recursion)を回避
−オーバーエンジニアリングなし:それぞれ最も好ましいコンポーネント、テクノロジーおよび構成部品を選択することができる、
−所定の製品は、そのコンポーネントが十分に安定的かつ保持されるように設計されている場合には、より高い技術的使用プロフィールのためにも提供できる、
−フィールドで重要なエラーメカニズムのみが検出される。
従来技術によれば、所定の製品について信頼性を証明するのに1年かかることもあるが、本発明によれば、同じ信頼性の証明をわずか数時間後に行うことが可能である。本発明は、さらに、より良い顧客関係を構築することを可能にする。というのは、コンポーネントと製品の寿命に関する中心的質問と問題およびその設計に迅速に応答できるからである。さらに、エンドオブライフ試験によって、製品とコンポーネントのテクノロジー限界を明確に表示することができる。試験の加速が可能であって、その場合に加速係数が(フィールドと実験室から)正確に設定される。寿命の見積りも同様に実施することができ、その場合にコンポーネントの寿命はエンドオブライフカーブ8から直接与えられており、製品全体の寿命を製品のEolカーブ11を用いて求めることができる。
得られた結果は、納入者の開発部門または顧客において、
−コンポーネントと製品のより良い使用と査定;
−コンポーネントと製品のアプリケーション固有の設計;
−将来の開発を最適に特徴づける、
ために使用することができる。
さらに、所定の製品とコンポーネントについて、危機的な場合および特別許可における基礎のしっかりとしたリスク評価が可能である。製品の所定の寿命モデルを構築することができるので、シミュレーションのために、改良された、より信頼できる寿命モデルが提供される。
本発明は、高温適用の枠内で詳細に説明された。しかし、本発明は、「ノーマルな」温度、機械的負荷、湿度および/または化学薬品による負荷における、他のすべての信頼性証明においても適用可能である。
図11に、本発明に基づく装置を参照符号20で示す。装置20内で、データバンク21から多数の異なるコンポーネントについてEolカーブ8が提供される。データバンク21は、装置20に直接、あるいはクライアント−サーバ−ネットワーク、例えばインターネットを介して接続可能である。装置20は、データバンク21内の所望のEolカーブ8へアクセスして、所望のEolカーブ8を全部または一部ロードすることができる。
装置20の入力22に、所定のコンポーネントまたは所定の製品のための予め設定可能な負荷コレクティブまたは負荷プロフィールが印加される。印加される負荷プロフィールは、例えば、フィールド負荷AFBと、場合によっては図2および図3の主旨における付加的な負荷3である。装置20の出力23には、所定のコンポーネントまたは製品全体の信頼性および/または寿命についての明言を供給する出力信号が出力される。信頼性証明は、単に「イエス」または「ノー」の明言のみを、すなわちコンポーネントまたは製品が証明できるか否かを供給し、寿命はコンポーネントまたは製品の耐久性についての正確な明言を供給する。寿命については、例えば、コンポーネントまたは製品が予め設定された負荷を供給された場合に、確率的にそれを過ぎるとコンポーネントまたは製品が故障する時間またはサイクル数が供給される。
種々のコンポーネントのためのEolカーブ8を、コンポーネントのメーカーと納入者によって記録し、製品と共に、例えばデータシート上の付加的な情報として、あるいはインターネットを介して呼び出し可能な情報として、顧客に供給することが考えられる。この場合、顧客は、本発明に基づく装置20を用いて、提供されるコンポーネントから任意の製品をまとめて、これらのコンポーネントについてコンポーネントのEolカーブ8から製品の該当するEolカーブ11を設定することができる。提供される、あるいは自ら求めた仮定されるフィールド負荷1(AFB)と付加的な負荷3を用いて、信頼性証明における予め設定された負荷2を用いて、あるいはその前に求められた信頼性証明における最適な負荷12を用いて、製品が要請に合致しているか否かを検査することができる。
装置20内にはメモリ素子24が設けられており、このメモリ素子は例えばフラッシュメモリとして形成される。メモリ素子24にはコンピュータプログラム25が格納されており、そのコンピュータプログラムは装置20の計算装置26上で遂行可能である。計算装置26は、例えば、マイクロコントローラとして、あるいはマイクロプロセッサとして形成される。計算装置26上でコンピュータプログラム25を処理するために、コンピュータプログラムがデータ接続27を介して指令単位で、あるいは全体として、計算装置26へ伝送される。コンピュータプログラム25の処理の枠内で求められたデータは、データ接続27を介して逆方向に計算装置26からメモリ素子24へ伝送されて格納される。
コンピュータプログラム25が計算装置26上で処理される場合に、コンピュータプログラムは本発明に基づく方法を実施する。図示の実施例においては、コンピュータプログラムは特に以下のステップを実施する:
−データバンク21のEolカーブ8を用いて所定の製品のEolカーブ11が求められるので、Eolカーブ11は種々の負荷T、ΔTにおいて、装置へロードされたコンポーネントのEolカーブ8の該当する負荷T、ΔTにおいてそれぞれ最短の故障時間t、Nを有するものを含んでおり;
−製品の予測される寿命が、製品のEolカーブ11の機能値として、入力22における製品の予め設定された負荷1、3に従って求められる。
付加的に、製品のEolカーブ11が、予め設定可能な期間t;Nの間、入力において予め設定された負荷2;12の上にあるかが検査される。そうである場合には製品についての信頼性が証明されたと見なすことにより、製品の信頼性証明を行うことができる。
計算装置26上でのコンピュータプログラム25の処理の前段階において、コンポーネントK1からKnのためのEolカーブ8を求めるために、さらに以下の処理ステップを実施することができる:
−製品のコンポーネントK1からKnに、予め設定可能な負荷T、ΔTが供給され;
−コンポーネントK1からKnが、種々の負荷T、ΔTにおいてそれぞれそれが故障するまで駆動され;
−得られた故障時間t、Nが、それぞれのコンポーネントK1からKnについて負荷T、ΔTに従って記憶され;
−コンポーネントK1からKnの負荷に依存する故障時間t、Nに従って、コンポーネントK1からKnのそれに属するエンドオブライフ(Eol)カーブ11が記録されて、データバンク21に格納される。
Eolカーブ8のサンプリング箇所間の上述した補間およびサンプリング箇所を越える補外も、同様に可能である。
所定の仮定されるフィールド負荷において製品の信頼性を証明するための、従来技術の方法を示す。 図1に基づく実施例と比較して増大された仮定のフィールド負荷において、信頼性を証明するための、従来技術の方法の第1の実施形態を示す。 図1に基づく実施例と比較して増大された仮定のフィールド負荷において、信頼性を証明するための、従来技術の方法の第2の実施形態を示す。 本発明による、納入者と顧客との間の可能な通信を示す。 製品のコンポーネントのエンドオブライフカーブを示す。 4つのコンポーネント、および信頼できない製品のエンドオブライフカーブを示す。 4つのコンポーネント、および信頼できる製品のエンドオブライフカーブを示す。 Palmgren-Minerに従ってコンポーネントの寿命診断を形成するために、所定の負荷クラスに記入されたフィールド負荷の予め設定可能な期間とコンポーネントの対応する故障時間との間の間隔を有する、図5に基づく製品のコンポーネントのエンドオブライフカーブを示す。 故障判断基準を定義し、かつ製品のコンポーネントを設計するための可能性を示す。 熱的負荷と熱機械的負荷との同一の加速ファクターを有する製品に対する試験の、実際に近い加速を示す。 本発明に基づく方法を実施するための、本発明に基づく装置を示す。

Claims (13)

  1. 少なくとも2つのコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)を有する製品の平均余命の予報方法であって、平均余命が製品の予め設定可能な負荷(1、3)に従って求められる前記方法において:
    コンポーネントに予め設定可能な負荷を供給して、前記コンポーネントを故障するまで駆動して前記各コンポーネントの故障時間を測定し、Eolカーブ作成手段、製品のコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)に供給された種々の負荷(T、ΔT)に基づいてそれぞれそれが故障するまで駆動させることにより取得された各コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)の故障時間(t、N)に従って、コンポーネントのそれに属する、前記負荷と前記故障時間との関係を表すエンドオブライフ(Eol)カーブ(8)を作成して、記憶手段に記録し;
    −前段階において前記記憶手段に記録されたエンドオブライフ(Eol)カーブ(8)のうち、少なくとも2つのコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)を、ロード手段ロードし;
    −前記ロード手段によりロードされたEolカーブ(8)に基づいて、種々の負荷(T、ΔT)におけるコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)の、該当する負荷(T、ΔT)においてそれぞれ最短の故障時間(t、N)を有するものを有するように、Eolカーブ算出手段製品のEolカーブ(11)を算出し;
    −前記Eolカーブ算出手段により算出された製品のEolカーブ(11)に基づいて、寿命算出手段、製品の予め設定された負荷(1、3)に従って、製品のEolカーブ(11)の機能値として製品の予測される寿命を求める、
    ことを特徴とする、製品の平均余命の予報方法。
  2. 製品の信頼性を証明するために用いられる検査手段
    製品のEolカーブ(11)が予め設定可能な期間(t;N)の間予め設定可能な負荷(2;5;12)の上にあるか否かを判定し、
    製品のEolカーブ(11)が予め設定可能な期間(t;N)の間予め設定可能な負荷(2;5;12)の上にあると判定した場合に、製品の信頼性証明がなされたとみなことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. Eolカーブ作成手段、コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)が、より小さい負荷(T、ΔT)へ向かって補外さる(10)ことを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. Eolカーブ作成手段、コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)が、Eolカーブ(8)が記録された(7)、所定の負荷(T、ΔT)における所定の故障時間(t、N)のためのディスクリートな値の間で補間さる(9)ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 負荷は、コンポーネント(K1、K2、K3…Kn)の所定の絶対的な駆動温度(T)および/または所定の期間内の所定の振幅の温度変動(ΔT)であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. Eolカーブ作成手、各負荷クラスにおいて、コンポーネントのEolカーブ上の該当する値に対する、コンポーネントの予め設定された負荷の長さの間隔を定め、Palmgren-Minerに従って加算ることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 製品の信頼性を証明するために用いられる検査手段、製品の熱負荷の枠内で、製品の予め設定可能なフィールド負荷の上方にある所定の温度において、フィールド負荷の期間内にある所定の期間の間、製品の機械的負荷と製品の熱機械的負荷がほぼ等しい係数だけ加速されるように互いに調整する、加速された信頼性証明実施することを特徴とする、請求項5または6に記載の方法。
  8. コンポーネントのEolカーブは、種々の負荷におけるコンポーネントの故障時間から得られる、少なくとも2つの点を有することを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 少なくとも2つのコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)を有する製品の平均余命の予報装置であって、装置(20)が製品の予め設定可能な負荷(1、3)に従って平均余命を求める前記装置において、
    −コンポーネントに予め設定可能な負荷を供給して、前記コンポーネントを故障するまで駆動して前記各コンポーネントの故障時間を測定する測定手段と、
    −前段階においてコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)の求められた負荷に依存する故障時間(t、N)に従って記憶手段に記録された、前記負荷と前記故障時間との関係を表すエンドオブライフ(Eol)カーブ(8)のうち、少なくとも2つのコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)をロードするロード手段と;
    −前記ロード手段によりロードされたEolカーブ(8)に基づいて、種々の負荷(T、ΔT)においてコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のEolカーブ(8)の該当する負荷(T、ΔT)においてそれぞれ最短の故障時間(t、N)を有するものを有するように製品のEolカーブ(11)を求めるEolカーブ算出手段と;
    −前記Eolカーブ算出手段により算出された製品のEolカーブ(11)に基づいて、製品の予め設定可能な負荷(1、3)に従って、製品のEolカーブ(11)の機能値として製品の予測される寿命を求める寿命算出手段と、
    を備えることを特徴とする、製品の平均余命の予報装置。
  10. コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のための少なくとも2つのEolカーブ(8)は、前段階においてコンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)の求められた負荷に依存する故障時間(t、N)に従って記録されていることを特徴とする、請求項9に記載の装置(20)。
  11. コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のための少なくとも2つのEolカーブ(8)は、コンポーネント(K1、K2、K3、…Kn)のメーカーによって記録されていることを特徴とする、請求項10に記載の装置(20)。
  12. 製品の信頼性を証明するために用いられ、製品のEolカーブ(11)が予め設定可能な期間(t;N)の間予め設定可能な負荷(2;5;12)の上にあるかを検査する検査手段を有しており、
    前記検査手段は、製品のEolカーブ(11)が予め設定可能な期間(t;N)の間予め設定可能な負荷(2;5;12)の上にある場合に、製品の信頼性証明がなされたとみなことを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載の装置。
  13. データ処理設備(20)の計算装置(26)上、特にマイクロプロセッサ上で遂行可能なコンピュータプログラム(25)であって、
    計算装置(26)を請求項1〜8のいずれかに記載の方法を実施するように機能させることを特徴とする、コンピュータプログラム。
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