JP4629646B2 - アプリケーションプログラムを生成するための装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
従来、このような場合に、後から変更を加える必要が生じると、アプリケーションモデルを再設計する作業が必要となっていた。
また、個別の利用状況等を想定した上でアプリケーションモデルを設計し、後で変更を加える必要ができるだけ生じないようにすることも考えられる。しかしながら、アプリケーションモデルを設計するユーザは、システムには詳しいが、必ずしも業務に詳しいとは限らない。従って、個別の利用状況等が事前に十分に想定できない可能性があった。つまり、個別の状況に対応した柔軟なアプリケーションプログラムを作成するためには、アプリケーションプログラムの開発者に高いスキルが求められていた。
即ち、本発明の第1の装置は、アプリケーションプログラムを構成する要素を表示する表示部と、第1の要素を個別の状況に対応できるようにする旨、及び、第2の要素により個別の状況を識別する旨の表示部上での指示を検出する検出部と、第1の要素を第2の要素により識別される個別の状況に対応できるようにするアプリケーションプログラムの部分を生成する生成部とを備えている。
また、本発明の第2の装置は、アプリケーションプログラムで用いられる変数を表示する表示部と、第1の変数が個別の状況に応じた値を格納できるようにする旨、及び、第2の変数により個別の状況を識別する旨の表示部上での指示を検出する検出部と、第1の変数が第2の変数により識別される個別の状況に応じた値を格納できるようにするアプリケーションプログラムの部分を生成する生成部とを備えている。
その場合、本発明の第1のプログラムは、コンピュータに、アプリケーションプログラムを構成する要素を表示部に表示するステップと、第1の要素を個別の状況に対応できるようにする旨、及び、第2の要素により個別の状況を識別する旨の表示部上での指示を検出するステップと、第1の要素を第2の要素により識別される個別の状況に対応できるようにするアプリケーションプログラムの部分を生成するステップとを実行させる。
また、本発明の第2のプログラムは、コンピュータに、アプリケーションプログラムで用いられる変数を表示部に表示するステップと、第1の変数が個別の状況に応じた値を格納できるようにする旨、及び、第2の変数により個別の状況を識別する旨の表示部上での指示を検出するステップと、第1の変数が第2の変数により識別される個別の状況に応じた値を格納できるようにするアプリケーションプログラムの部分を生成するステップとを実行させる。
まず、本実施の形態においてアプリケーションプログラム(以下、単に「アプリケーション」という)を変換するアプリケーション変換装置として用いるのに好適なコンピュータのハードウェア構成について説明する。
図1は、このようなコンピュータのハードウェア構成の一例を示した図である。
図示するように、コンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)10aと、M/B(マザーボード)チップセット10bを介してCPU10aに接続されたメインメモリ10cと、同じくM/Bチップセット10bを介してCPU10aに接続された表示機構10dとを備える。また、M/Bチップセット10bには、ブリッジ回路10eを介して、ネットワークインターフェイス10fと、磁気ディスク装置(HDD)10gと、音声機構10hと、キーボード/マウス10iと、フレキシブルディスクドライブ10jとが接続されている。
この場合、変数109(許容価格差)を支店ごとに区別できるようにアプリケーションを変更しなければならない。但し、本実施の形態では、アプリケーションを直接変更することはしない。即ち、設計モデル上にアノテーションオブジェクト(以下、単に「アノテーション」という)を配置するだけで、設計モデルを変更する。そして、変更後の設計モデルに基づいてアプリケーションを自動生成することで、アプリケーションを簡単に変更できるようにする。
まず、個別の状況に応じて対応できるようにする対象(以下、「個別指定対象」という)は、アノテーション121によって指定される。この例の場合、変数109(許容価格差)について個別のインスタンスを生成するので、この変数を個別指定対象とする。
また、個別の状況を識別するためのキー(以下、「識別キー」という)は、アノテーション122によって指定される。この例の場合、支店ごとにインスタンスを区別する必要があるので、支店名をキーとして追加する。
図4に、変換後の設計モデルを示す。
この変換後の設計モデルにおいては、まず、キー変数106(支店名)が追加されている。
また、入力インターフェイス101(価格差設定)は、入力インターフェイス131(支店価格差設定)に置き換えられている。そして、この入力インターフェイス131(支店価格差設定)が外部から「支店名」の値を受け取り、この値が、矢印102で示されるように、キー変数106(支店名)に代入されるようになっている。
更に、出力インターフェイス113(要注意商品)は、出力インターフェイス133(支店要注意商品)に置き換えられている。そして、キー変数106(支店名)の値が、矢印110で示されるように、出力インターフェイス133(支店要注意商品)に受け渡されるようになっている。
その他は、変換前の設計モデルと同じである。
図5に、このとき生成される新規モデルを示す。
この新規モデルにおいては、まず、入力インターフェイス141(価格差設定)が外部から「商品名」、「価格」、「許容価格差」の値を受け取る。尚、この入力インターフェイス141(価格差設定)は、図2に示した変換前のモデルにおける入力インターフェイス101(価格差設定)と同じである。
まとめると、この例では、次の2つの処理を行うことにより、設計モデルをテンプレートとして用い個別の状況に応じた利用を可能にしている。
1.入力側について
個別指定対象の変数に値を運んでくる元の入力インターフェイスの名前を変更して新たな入力インターフェイスとする。そして、個別の状況を識別する識別キーを新たな入力インターフェイスに追加する。また、元の入力インターフェイスから入力された情報をインターセプトして個別情報を付加した上で、新たな入力インターフェイスを呼び出す個別制御用のモデル(新規モデル)を作成する。
2.出力側について
元の出力インターフェイスの名前を変更して新たな出力インターフェイスとする。そして、個別の状況を識別する識別キーを新たな出力インターフェイスに追加する。
図6は、図2〜図5のようなアプリケーション変換を行うアプリケーション変換装置の機能構成を示したブロック図である。
図示するように、このアプリケーション変換装置は、アノテーション検出部11と、変換部12と、設計モデル記憶部13とを備える。そして、変換部12は、更に、入力インターフェイス変換部14と、出力インターフェイス変換部15と、新規モデル生成部16とを備えている。
変換部12は、検出したアノテーションの配置に基づいて設計モデルを変換する。
設計モデル記憶部13は、変換前及び変換後の設計モデルを記憶する。
また、変換部12が有する構成のうち、入力インターフェイス変換部14は、設計モデル内の入力インターフェイスを変換し、出力インターフェイス変換部15は、設計モデル内の出力インターフェイスを変換し、新規モデル生成部16は、新たに付加する新規モデルを生成する。
本実施の形態では、以下に示す手順により、設計モデルを変換する。
1.個別指定対象の変数に値を運んでくる入力インターフェイスに対し、次の操作を行う。
1−1.既に存在する入力インターフェイスが対象の場合は、その入力インターフェイス(元の入力インターフェイス)の名前を変更し、別の入力インターフェイス(新たな入力インターフェイス)とする。新規の入力インターフェイスが対象の場合は、入力インターフェイスのモデル要素を追加する。
1−2.元の入力インターフェイスを参照している全てのモデル要素を、新たな入力インターフェイスを参照するようにする。
1−3.新たな入力インターフェイスに対し、識別キーの変数の値の入力元となる入力項目を追加する。
1−4.その入力項目の値を識別キーの変数に代入するモデル要素(矢印)を追加する。
2−1.既に存在する出力インターフェイスが対象の場合は、その出力インターフェイス(元の出力インターフェイス)の名前を変更し、別の出力インターフェイス(新たな出力インターフェイス)とする。新規の出力インターフェイスが対象の場合は、出力インターフェイスのモデル要素を追加する。
2−2.元の出力インターフェイスを参照している全てのモデル要素を、新たな出力インターフェイスを参照するようにする。
2−3.新たな出力インターフェイスに対し、識別キーの変数の値の出力先となる出力項目を追加する。
2−4.識別キーの変数の値をその出力項目に代入するモデル要素(矢印)を追加する。
3−1.元の入力インターフェイスに対応するモデル要素と、新たな入力インターフェイスを呼び出す出力インターフェイスに対応するモデル要素とを生成する。
3−2.入力インターフェイスの入力項目の値を、出力インターフェイスの出力項目に代入するモデル要素(矢印)を生成する。
3−3.指定された個別情報を出力インターフェイスの出力項目に代入するモデル要素(矢印)を生成する。
図3に示したように、表示部上にアノテーションを配置するユーザ操作があると、アノテーション検出部11は、アノテーションの指示内容及び指示対象を認識する。
まず、アノテーションの指示内容の認識について説明する。
本実施の形態において、アノテーションには、個別指定対象の変数を指定するものと、識別キーとなる変数を指定するものとがある。そこで、アノテーションの形状を指示内容に応じて異ならせることが考えられる。この場合、アノテーションの形状と指示内容との対応情報を記憶部に記憶しておき、アノテーションが配置されると、この対応情報を参照してアノテーションの指示内容を認識する。或いは、アノテーションの他の属性、例えば、色等を、指示内容に応じて異ならせるようにしてもよい。
アノテーション検出部11は、アノテーションの配置位置を認識することにより、アノテーションの指示対象となる変数を認識する。例えば、アノテーションの配置位置と、変数を表すモデル要素の位置との間に一定の関係があれば、その変数がアノテーションの指示対象であると判断する。図3では、個別指定対象の変数を指定するアノテーションが吹き出し型をしており、吹き出し口が指している変数が対象となっている。一方、アノテーションの配置位置と、変数を表すモデル要素の位置との間に一定の関係がなければ、新たに追加される変数が対象となると判断する。この場合、新たに追加する変数の名前は、図3のようにアノテーションにテキストデータとして含めておけば、アプリケーション変換装置が自動的に変数名を決定することができる。
ここで、変換部12の動作には、入力インターフェイス変換部14による入力インターフェイス変換の動作と、出力インターフェイス変換部15による出力インターフェイス変換の動作と、新規モデル生成部16による新規モデル生成の動作とがある。従って、以下では、これらの動作を分けて説明する。
図7は、入力インターフェイス変換部14が入力インターフェイスを変換する際の動作を示したフローチャートである。尚、図7では、図面作成上の都合により、インターフェイスを「I/F」と簡略化して示す。また、繰り返し内で現在参照している変数、キー変数、入力インターフェイスを、それぞれ、「参照変数」、「参照キー変数」、「参照入力I/F」と簡略化して示す。
この繰り返し1において、入力インターフェイス変換部14は、現在参照している変数について次の処理を行う。図3の例では、変数109(許容価格差)が個別指定対象となっているので、この変数について次の処理を行う。
即ち、現在参照している変数が新規に追加された変数であるかどうかを判定する(ステップ402)。図3の例において、変数109(許容価格差)は、設計モデルに既に存在している変数なので、新規に追加された変数ではないと判定される。一方、図示しないが、例えば、「価格差設定日」等の新たな変数の追加を指示するアノテーションが付与されている場合は、新規に追加された変数であると判定される。
この場合、入力インターフェイス変換部14は、現在参照している変数に結び付けられた全ての入力インターフェイスを順番に参照し、ステップ404〜410を繰り返す(ステップ403〜411:繰り返し2)。
この繰り返し2において、入力インターフェイス変換部14は、現在参照している入力インターフェイスについて次の処理を行う。図3の例では、変数109(許容価格差)は入力インターフェイス101(価格差設定)に結び付けられているので、この入力インターフェイスについて次の処理を行う。
その結果、入力インターフェイスの名前が変更済でないと判定されれば、その入力インターフェイス(元の入力インターフェイス)の名前を変更して別の入力インターフェイス(新たな入力インターフェイス)とする(ステップ405)。図3、4の例では、入力インターフェイス101(価格差設定)を入力インターフェイス131(支店価格差設定)に変更している。
そして、元の入力インターフェイス名を参照しているモデル要素を、新たな入力インターフェイス名を参照するように変更する(ステップ406)。図3、4の例では、キー変数107(商品名)への矢印と、変数108(価格)への矢印と、変数109(許容価格差)への矢印とが入力インターフェイス101(価格差設定)を参照しているので、これらの矢印が入力インターフェイス131(支店価格差設定)を参照するように変更する。
一方、入力インターフェイスの名前が変更済であると判定されれば、その名前を変更せずに次の処理へ移る。
この繰り返し3において、入力インターフェイス変換部14は、現在参照しているキー変数について次の処理を行う。図3の例では、「支店名で識別」といったアノテーションが付与されているので、キー変数106「支店名」を新たに追加し、このキー変数について次の処理を行う。
即ち、現在参照している入力インターフェイス、つまり、インターフェイス名が変更された新たな入力インターフェイスに対して、現在参照しているキー変数に対応する入力項目を追加する(ステップ408)。図4の例では、入力インターフェイス131(支店価格差設定)に対し、入力項目「支店名」を追加している。
そして、現在参照しているキー変数に対して入力項目が保持する値を代入するモデル要素を追加する(ステップ409)。図4の例では、入力項目「支店名」からキー変数106(支店名)への矢印を追加している。
この場合、入力インターフェイス変換部14は、新たな入力インターフェイスを作成する(ステップ412)。例えば、「価格差設定日」を新規に追加する旨が指示されたとすれば、「価格差設定日」を入力するための入力インターフェイスを作成する。
また、入力インターフェイス変換部14は、全てのキー変数を順番に参照し、ステップ414を繰り返す(ステップ413〜415:繰り返し4)。
この繰り返し4において、入力インターフェイス変換部14は、現在参照しているキー変数について次の処理を行う。
その後、入力インターフェイス変換部14は、ステップ412で新たに作成した入力インターフェイスに対して、現在参照している変数に対応する入力項目を追加する(ステップ416)。そして、現在参照している変数に対して入力項目が保持する値を代入するモデル要素を追加する(ステップ417)。例えば、図3において、既存の変数である「許容価格差」ではなく、新規の変数である「価格差設定日」が個別指定対象になったとすると、変数「価格差設定日」に対応する入力項目「価格差設定日」を新たな入力インターフェイスに追加し、入力項目「価格差設定日」から変数「価格差設定日」への矢印を追加する。
以上により、入力インターフェイス変換部14による入力インターフェイスの変換処理は終了する。
図8は、出力インターフェイス変換部15が出力インターフェイスを変換する際の動作を示したフローチャートである。尚、図8でも、図面作成上の都合により、インターフェイスを「I/F」と簡略化して示す。また、繰り返し内で現在参照している変数、キー変数、出力インターフェイスを、それぞれ、「参照変数」、「参照キー変数」、「参照出力I/F」と簡略化して示す。
この繰り返し1において、出力インターフェイス変換部15は、現在参照している出力インターフェイスについて次の処理を行う。図3の例では、出力インターフェイス113(要注意商品)があるので、この出力インターフェイスについて次の処理を行う。
その結果、出力インターフェイスの名前が変更済でないと判定されれば、その出力インターフェイス(元の出力インターフェイス)の名前を変更して別の出力インターフェイス(新たな出力インターフェイス)とする(ステップ503)。図3、4の例では、出力インターフェイス113(要注意商品)を出力インターフェイス133(支店要注意商品)に変更している。
そして、元の出力インターフェイス名を参照しているモデル要素を、新たな出力インターフェイス名を参照するように変更する(ステップ504)。図3、4の例では、キー変数107(商品名)及び変数108(価格)からの矢印と、入力インターフェイス114(他社価格)内の入力項目「社名」及び「価格」からの矢印とが出力インターフェイス113(要注意商品)を参照しているので、これらの矢印が出力インターフェイス133(支店要注意商品)を参照するように変更する。
一方、出力インターフェイスの名前が変更済であると判定されれば、その名前を変更せずに次の処理へ移る。
この繰り返し2において、出力インターフェイス変換部15は、現在参照しているキー変数について次の処理を行う。図3の例では、「支店名で識別」といったアノテーションが付与されているので、キー変数106「支店名」について次の処理を行う。
即ち、現在参照している出力インターフェイス、つまり、インターフェイス名が変更された新たな出力インターフェイスに対して、現在参照しているキー変数に対応する出力項目を追加する(ステップ506)。図4の例では、出力インターフェイス133(支店要注意商品)に対し、出力項目「支店名」を追加している。
そして、現在参照しているキー変数が保持する値を出力項目に代入するモデル要素を追加する(ステップ507)。図4の例では、キー変数106(支店名)から出力項目「支店名」への矢印を追加している。
この繰り返し3において、出力インターフェイス変換部15は、現在参照している変数について次の処理を行う。図3の例では、変数109(許容価格差)が個別指定対象となっているので、この変数について次の処理を行う。
即ち、まず、現在参照している変数に対し、出力インターフェイスが指定されているかどうかを判定する(ステップ511)。尚、上記では、アノテーションの指示内容として、個別指定対象の変数の指定と、識別キーとなる変数の指定とを挙げたが、この場合の出力インターフェイスの指定もアノテーションを用いて行うことができる。
その結果、出力インターフェイスが指定されていなければ、処理は終了する。図3の例では、変数109(許容価格差)を個別指定対象としただけで、この変数に対し出力インターフェイスは指定されていないので、そのまま処理は終了する。
この繰り返し4において、出力インターフェイス変換部15は、現在参照しているキー変数について次の処理を行う。
即ち、ステップ515で新たに作成した出力インターフェイスに対して、現在参照しているキー変数に対応する出力項目を追加する(ステップ517)。そして、現在参照しているキー変数が保持する値を出力項目に代入するモデル要素を追加する(ステップ518)。例えば、図3において、個別指定対象の変数に対し、設計モデル上に存在しない出力インターフェイスが指定されたとすると、キー変数106(支店名)、キー変数107(商品名)に対応する出力項目「支店名」、「商品名」を新たな出力インターフェイスに追加する。
その後は、出力インターフェイスが既存のものである場合と同様の処理を行う(ステップ513、514)。
以上により、出力インターフェイス変換部15による出力インターフェイスの変換処理は終了する。
図9は、新規モデル生成部16が新規モデル(インターフェイス変換モデル)を生成する際の動作を示したフローチャートである。尚、図9でも、図面作成上の都合により、インターフェイスを「I/F」と簡略化して示す。また、繰り返し内で現在参照している変数、キー変数、入力インターフェイス、出力項目を、それぞれ、「参照変数」、「参照キー変数」、「参照入力I/F」、「参照出力項目」と簡略化して示す。
この繰り返し1において、新規モデル生成部16は、現在参照している入力インターフェイスについて次の処理を行う。図4の例では、入力インターフェイス変換により入力インターフェイス131(支店価格差設定)が生成されたので、この入力インターフェイスについて次の処理を行う。
また、新規モデル生成部16は、現在参照している入力インターフェイスに対応する出力インターフェイスを作成する(ステップ603)。このとき、現在参照している入力インターフェイスに含まれる入力項目を、ここで作成された出力インターフェイスにそのまま含める。図5の例では、図4に示す入力インターフェイス131(支店価格差設定)に対応する出力インターフェイス143(支店価格差設定)を作成している。
この繰り返し2において、新規モデル生成部16は、現在参照している出力項目について次の処理を行う。図4の例において、出力インターフェイス143(支店価格差設定)には、出力項目「支店名」、「商品名」、「価格」、「許容価格差」が含まれるので、これらの出力項目について次の処理を行う。
ここで、元の入力インターフェイスにその入力項目が存在しなければ、現在参照している出力項目に対応する変数を作成する(ステップ606)。そして、現在参照している出力項目に対して、ここで作成した変数が保持する値を代入するモデル要素を追加する(ステップ607)。図5の例では、出力項目「支店名」、「商品名」、「価格」、「許容価格差」のうち、出力項目「支店名」のみが、入力インターフェイス141(価格差設定)に存在しない。従って、キー変数148(支店名)が作成され、キー変数148(支店名)から出力項目「支店名」への矢印151が作成される。
ここで、その出力項目がキー変数に対応すると判定されれば、そのキー変数を作成する(ステップ609)。そして、現在参照している出力項目に対して、キー変数が保持する値を代入するモデル要素を追加する(ステップ610)。図5の例では、出力項目「支店名」が除かれた後の出力項目「商品名」、「価格」、「許容価格差」のうち、出力項目「商品名」のみが、キー変数に対応する出力項目である。従って、キー変数149(商品名)が作成され、キー変数149(商品名)から出力項目「商品名」への矢印152が作成される。
ここで、その出力項目が個別指定対象の変数に対応しないと判定されれば、ステップ602で作成された入力インターフェイスに含まれる入力項目が保持する値を、ステップ603で作成された出力インターフェイスに含まれる出力項目に代入するモデル要素を追加する(ステップ612)。図5の例では、出力項目「支店名」、「商品名」が除かれた後の出力項目「価格」、「許容価格差」のうち、出力項目「価格」のみが、個別指定対象の変数に対応しない。従って、入力インターフェイス141(価格差設定)内の入力項目「価格」から出力インターフェイス143(支店価格差設定)内の出力項目「価格」への矢印142が作成される。
そして、新規モデル生成部16は、作成したキー変数を含む全ての変数を順番に参照し、ステップ619、620を繰り返す(ステップ618〜621:繰り返し3)。
この繰り返し3において、新規モデル生成部16は、現在参照している変数について次の処理を行う。図5の例では、変数「支店名」、「商品名」、「許容価格差」があるので、これらの変数について次の処理を行う。
以上により、新規モデル生成部16による新規モデルの生成処理は終了する。
図10に、図7〜9に示したアプリケーション変換を行う前の状態における管理データを示す。
図10(a)は、モデル要素のうちインターフェイスを管理するためのテーブル(以下、「インターフェイス管理テーブル」という)を示したものである。本実施の形態において、インターフェイス管理テーブルは、「インターフェイス名」、「型」、「項目1」、「項目2」、…、「項目5」の各欄を有する。
「インターフェイス名」欄は、インターフェイスの名前を記憶する。
「型」欄は、そのインターフェイスが入力インターフェイスか出力インターフェイスかを示す情報を記憶する。図では、入力インターフェイスの場合、「I」を記憶し、出力インターフェイスの場合、「O」を記憶している。
「項目1」、「項目2」、…、「項目5」は、そのインターフェイスが有する入力項目又は出力項目を記憶する。尚、ここでは、図面作成の都合上、項目数は5つとしたが、その数はこれに限るものではない。
図10(a)において、No.1の行は、入力インターフェイス101(価格差設定)を管理しており、この入力インターフェイスが、入力項目「商品名」、「価格」、「許容価格差」を有することを示している。
また、No.2の行は、入力インターフェイス114(他社価格)を管理しており、この入力インターフェイスが、入力項目「社名」、「商品名」、「価格」を有することを示している。
更に、No.3の行は、出力インターフェイス113(要注意商品)を管理しており、この出力インターフェイスが、出力項目「商品名」、「価格」、「社名」、「他社価格」を有することを示している。
「変数名」欄は、変数の名前を記憶する。
「KEY」欄は、その変数がキー変数かどうかを示す情報を記憶する。図では、キー変数の場合、「○」を記憶し、キー変数でない場合、空欄にしている。
図10(b)において、No.1の行は、変数107(商品名)を管理しており、この変数がキー変数であることを示している。
また、No.2の行は、変数108(価格)を管理しており、この変数がキー変数ではないことを示している。
更に、No.3の行は、変数109(許容価格差)を管理しており、この変数がキー変数ではないことを示している。
「接続元タイプ」、「接続元名」は、その矢印の接続元となっているモデル要素のタイプ、名前を、それぞれ記憶する。ここで、「接続元タイプ」欄に「インターフェイス」が記憶されている場合、「接続元名」欄には、接続元の入力項目が「(入力インターフェイス名).(入力項目名)」という形式で記憶されている。
「接続先タイプ」、「接続先名」は、その矢印の接続先となっているモデル要素のタイプ、名前をそれぞれ記憶する。ここで、「接続先タイプ」欄に「インターフェイス」が記憶されている場合、「接続先名」欄には、接続先の出力項目が「(出力インターフェイス名).(出力項目名)」という形式で記憶されている。
図10(c)において、No.1の行は、入力インターフェイス101(価格差設定)内の入力項目「商品名」から変数107(商品名)への矢印103を管理している。
No.2の行は、入力インターフェイス101(価格差設定)内の入力項目「価格」から変数108(価格)への矢印104を管理している。
No.3の行は、入力インターフェイス101(価格差設定)内の入力項目「許容価格差」から変数109(許容価格差)への矢印105を管理している。
また、No.4の行は、変数107(商品名)から出力インターフェイス113(要注意商品)内の出力項目「商品名」への矢印111を管理している。
No.5の行は、変数108(価格)から出力インターフェイス113(要注意商品)内の出力項目「価格」への矢印112を管理している。
更に、No.6の行は、入力インターフェイス114(他社価格)内の入力項目「社名」から出力インターフェイス113(要注意商品)内の出力項目「社名」への矢印118を管理している。
No.7の行は、入力インターフェイス114(他社価格)内の入力項目「価格」から出力インターフェイス113(要注意商品)内の出力項目「他社価格」への矢印119を管理している。
図11に、図7の入力インターフェイス変換、及び、図8の出力インターフェイス変換の後における管理データを示す。尚、これらの変換処理に先立ち、図10の管理データは一時メモリにコピーされており、管理データは、この一時メモリ上で更新される。つまり、管理データは、図10の状態を保持したまま、そのコピーが図11のように変換されるものとする。
最初に、入力インターフェイス変換部14は、ステップ401で、変数「許容価格差」を個別指定対象の変数として特定し、ステップ402で、変数「許容価格差」を新規に追加された変数ではないと判定する。そして、ステップ403において、現在参照している変数に結び付けられた入力インターフェイスを次の手順で参照する。即ち、まず、一時メモリに記憶された接続管理テーブルの行の中から、「接続元タイプ」欄に「インターフェイス」が記憶され、「接続先タイプ」欄に「変数」が記憶され、「接続先名」欄に「許容価格差」が記憶されている行を特定する。そして、この行の「接続元名」欄からインターフェイス名を取り出す。この例では、図10(c)のNo.3の行が特定され、インターフェイス名として「価格差設定」が取り出される。
まず、出力インターフェイス変換部15は、ステップ501で、出力インターフェイス「要注意商品」を参照する。
次に、出力インターフェイス変換部15は、ステップ502において、出力インターフェイス名が変更済かどうかを次の手順で判定する。即ち、一時メモリに記憶されたインターフェイス管理テーブルにおいて、「インターフェイス名」欄に現在参照しているインターフェイスの名前が記憶され、「型」欄に「O」が記憶された行があるかどうかを判定する。その結果、そのような行があれば、出力インターフェイスの名前は変更済ではないと判定し、そのような行がなければ、出力インターフェイスの名前は変更済であると判定する。この例では、「インターフェイス名」欄に「要注意商品」が記憶され、「型」欄に「O」が記憶された行があるかが判定される。
図12に、図9に示した新規モデル生成の後における管理データを示す。
まず、新規モデル生成部16は、ステップ601において、変更された入力インターフェイスを次の手順で参照する。即ち、図11(a)の行のうち、「型」欄に「I」が記憶され、「インターフェイス名」欄に図10(a)の対応する行と異なる名前が記憶された行を特定する。この例では、図11(a)のNo.1の「支店価格差設定」が特定される。
また、新規モデル生成部16は、ステップ603において、現在参照している入力インターフェイスに対応する出力インターフェイスを次の手順で作成する。即ち、ステップ601で参照した図11(a)の行において、「型」欄の「I」を「O」に書き換え、新規モデルのインターフェイス管理テーブルにこの行を追加する。この例では、図11(a)のNo.1の行を書き換え、図12(a)のNo.3の行が追加される。
更に、ステップ607において、その変数が保持する値をその出力項目に代入するモデル要素を次の手順で作成する。即ち、新規モデルの接続管理テーブルに行を追加し、その行において、「接続元タイプ」欄に「変数」を記憶し、「接続元名」欄にステップ606で追加した変数名を記憶し、「接続先タイプ」欄に「インターフェイス」を記憶し、「接続先名」欄に現在参照している出力項目名を記憶する。この例では、「接続元名」欄に「支店名」を記憶し、「接続先名」欄に「支店価格差設定.支店名」を記憶するので、図12(c)のNo.4のようになる。
更に、ステップ610において、そのキー変数が保持する値をその出力項目に代入するモデル要素を次の手順で作成する。即ち、新規モデルの接続管理テーブルに行を追加し、その行において、「接続元タイプ」欄に「変数」を記憶し、「接続元名」欄にステップ609で追加した変数名を記憶し、「接続先タイプ」欄に「インターフェイス」を記憶し、「接続先名」欄に現在参照している出力項目名を記憶する。この例では、「接続元名」欄に「商品名」を記憶し、「接続先名」欄に「支店価格差設定.商品名」を記憶するので、図12(c)のNo.5のようになる。
更に、ステップ614において、その変数が保持する値をその出力項目に代入するモデル要素を次の手順で作成する。即ち、新規モデルの接続管理テーブルに行を追加し、その行において、「接続元タイプ」欄に「変数」を記憶し、「接続元名」欄にステップ613で追加した変数名を記憶し、「接続先タイプ」欄に「インターフェイス」を記憶し、「接続先名」欄に現在参照している出力項目名を記憶する。この例では、「接続元名」欄に「許容価格差」を記憶し、「接続先名」欄に「支店価格差設定.許容価格差」を記憶するので、図12(c)のNo.6のようになる。
また、新規モデル生成部16は、ステップ618において、作成した全ての変数を次の手順で参照する。即ち、図12(b)で管理される変数を参照する。この例では、変数「支店名」、「商品名」、「許容価格差」が参照される。
更にまた、ステップ620において、これらの入力項目が保持する値をそれぞれ対応する変数に代入するモデル要素を次の手順で作成する。即ち、新規モデルの接続管理テーブルに行を追加し、その行において、「接続元タイプ」欄に「変数」を記憶し、「接続元名」欄にステップ619で登録した入力項目名を記憶し、「接続先タイプ」欄に「インターフェイス」を記憶し、「接続先名」欄に現在参照している変数名を記憶する。この例では、「接続元名」欄に「支店価格差登録.支店名」、「支店価格差登録.商品名」、「支店価格差登録.許容価格差」を記憶し、それぞれに対応して、「接続先名」欄に「支店名」、「商品名」、「許容価格差」を記憶するので、図12(c)のNo.1〜3のようになる。
更に、本実施の形態では、個別指定対象及び識別キーを設計モデル上で指定するようにしたが、これには限らない。例えば、アプリケーションのソースコードを表示し、その上でこれらの指定を行う構成としてもよい。
また、本発明は、コンピュータ、データ処理システム、コンピュータプログラムとして実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータにより読取り可能な媒体に記憶され、提供され得る。ここで、媒体としては、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線又は半導体システム(装置又は機器)、或いは、伝搬媒体が考えられる。また、コンピュータにより読取り可能な媒体としては、半導体、ソリッドステート記憶装置、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、リジッド磁気ディスク、及び光ディスクが例示される。現時点における光ディスクの例には、コンパクトディスク−リードオンリーメモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−リード/ライト(CD−R/W)及びDVDが含まれる。
まず、既存のアプリケーションに直接修正を加えるわけではないので、システムとして並存が可能である点である。
次に、アプリケーションの改変を指示するにあたりメディエータパターンを用いるので、シンプルな改変ロジックにより実現可能である点である。
そして、アノテーションを付与するユーザにとって、上記の点を一切考慮する必要なく実現できる点である。
但し、本実施の形態は、アノテーションの付与をトリガーとしなくても実現可能である。つまり、何らかの方法で個別指定対象の要素と識別キーとなる要素を指定できればよいのである。
Claims (6)
- アプリケーションプログラムを生成するための装置であって、
前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されるべき値を外部から受け取るインターフェイスを表すモデル要素と、前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されている値を外部に受け渡すインターフェイスを表すモデル要素とを含む設計モデルを表示する表示部と、
前記表示部上の第1の変数を表すモデル要素の位置との間に一定の関係がある位置に第1の属性を有するオブジェクトを配置するユーザ操作があると、当該第1の変数に格納される値を所定の変数に格納される値に応じて個別に設定できるようにする旨の第1の指示を検出すると共に、第2の変数の名前が記述され、かつ、第2の属性を有するオブジェクトを前記表示部上に配置するユーザ操作があると、当該第2の変数を当該所定の変数として用いる旨の第2の指示を検出する検出部と、
前記検出部による前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1の変数に格納されるべき値を外部から受け取る第1のインターフェイスを表すモデル要素を、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取る第2のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換するモデル変換部と、
前記検出部による前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取り、当該第1の変数に格納されるべき値を前記第1のインターフェイスが受け取った前記第1の変数に格納されるべき値に代えて前記第1の変数に格納する第3のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第2のインターフェイスが受け取った値を格納する変数に対応する変数に格納されている値を外部に受け渡す第4のインターフェイスを表すモデル要素とを含む新規モデルを生成するモデル生成部と、
前記モデル変換部による変換後の設計モデルと前記モデル生成部により生成された新規モデルとが表現する処理内容を有するアプリケーションプログラムを生成するアプリケーション生成部と
を備えた、装置。 - 前記モデル変換部は、更に、前記第1の変数に格納されている値に応じて所定の値を外部に受け渡す第5のインターフェイスを表すモデル要素を、当該所定の値と前記第2の変数に格納されている値とを組み合わせて外部に受け渡す第6のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換する、請求項1の装置。
- コンピュータがアプリケーションプログラムを生成するための方法であって、
前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されるべき値を外部から受け取るインターフェイスを表すモデル要素と、前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されている値を外部に受け渡すインターフェイスを表すモデル要素とを含む設計モデルを表示部に表示するステップと、
前記コンピュータが、前記表示部上の第1の変数を表すモデル要素の位置との間に一定の関係がある位置に第1の属性を有するオブジェクトを配置するユーザ操作があると、当該第1の変数に格納される値を所定の変数に格納される値に応じて個別に設定できるようにする旨の第1の指示を検出すると共に、第2の変数の名前が記述され、かつ、第2の属性を有するオブジェクトを前記表示部上に配置するユーザ操作があると、当該第2の変数を当該所定の変数として用いる旨の第2の指示を検出するステップと、
前記コンピュータが、前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1の変数に格納されるべき値を外部から受け取る第1のインターフェイスを表すモデル要素を、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取る第2のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換するステップと、
前記コンピュータが、前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取り、当該第1の変数に格納されるべき値を前記第1のインターフェイスが受け取った前記第1の変数に格納されるべき値に代えて前記第1の変数に格納する第3のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第2のインターフェイスが受け取った値を格納する変数に対応する変数に格納されている値を外部に受け渡す第4のインターフェイスを表すモデル要素とを含む新規モデルを生成するステップと、
前記コンピュータが、変換後の設計モデルと生成された新規モデルとが表現する処理内容を有するアプリケーションプログラムを生成するステップと
を含む、方法。 - 前記変換するステップでは、更に、前記第1の変数に格納されている値に応じて所定の値を外部に受け渡す第5のインターフェイスを表すモデル要素を、当該所定の値と前記第2の変数に格納されている値とを組み合わせて外部に受け渡す第6のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換する、請求項3の方法。
- アプリケーションプログラムを生成するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、
前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されるべき値を外部から受け取るインターフェイスを表すモデル要素と、前記アプリケーションプログラムで用いられる変数に格納されている値を外部に受け渡すインターフェイスを表すモデル要素とを含む設計モデルを表示部に表示する手順と、
前記表示部上の第1の変数を表すモデル要素の位置との間に一定の関係がある位置に第1の属性を有するオブジェクトを配置するユーザ操作があると、当該第1の変数に格納される値を所定の変数に格納される値に応じて個別に設定できるようにする旨の第1の指示を検出すると共に、第2の変数の名前が記述され、かつ、第2の属性を有するオブジェクトを前記表示部上に配置するユーザ操作があると、当該第2の変数を当該所定の変数として用いる旨の第2の指示を検出する手順と、
前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1の変数に格納されるべき値を外部から受け取る第1のインターフェイスを表すモデル要素を、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取る第2のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換する手順と、
前記第1の指示及び前記第2の指示の検出に応じて、前記第1のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第1の変数に格納されるべき値と前記第2の変数に格納されるべき値とを組み合わせて外部から受け取り、当該第1の変数に格納されるべき値を前記第1のインターフェイスが受け取った前記第1の変数に格納されるべき値に代えて前記第1の変数に格納する第3のインターフェイスを表すモデル要素と、前記第2のインターフェイスが受け取った値を格納する変数に対応する変数に格納されている値を外部に受け渡す第4のインターフェイスを表すモデル要素とを含む新規モデルを生成する手順と、
変換後の設計モデルと生成された新規モデルとが表現する処理内容を有するアプリケーションプログラムを生成する手順と
を実行させる、コンピュータプログラム。 - 前記変換する手順では、更に、前記第1の変数に格納されている値に応じて所定の値を外部に受け渡す第5のインターフェイスを表すモデル要素を、当該所定の値と前記第2の変数に格納されている値とを組み合わせて外部に受け渡す第6のインターフェイスを表すモデル要素に置き換えることにより、前記設計モデルを変換する、請求項5のコンピュータプログラム。
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