JP4628970B2 - 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
(1)着色剤と、離型剤と、有機溶媒または分散媒中に変性されたポリエステル樹脂を含む結着樹脂と、を少なくとも含む溶液または分散液を水系媒体中で分散させ、造粒し、有機溶媒または分散媒を除去し、洗浄し、乾燥して得られたトナーであって、前記変性されたポリエステル樹脂の末端がフェノール基で封止されており(ポリエステル末端の水酸基P−ester−OHが、HO―φ―COOH(またはHO―φ―COOR:Rは炭素数1〜5のアルキル基)と脱水反応(HO―φ―COORの場合には脱アルコール反応)していること)、かつその水酸基価が10〜80であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(2)有機溶媒または分散媒に、活性水素基を有する化合物と、前記化合物と反応可能な重合体と、結着樹脂と、着色剤と、離型剤と、を少なくとも有する溶液または分散液を樹脂微粒子含有水系媒体中に分散させ、前記活性水素基を有する化合物と前記重合体とを反応させた後にもしくは反応させながら有機溶媒または分散媒を除去し、洗浄し、乾燥して得られたトナーであって、前記結着樹脂は少なくともポリエステル樹脂を含み、当該ポリエステル樹脂はその末端がフェノール基で封止され、かつ、その水酸基価が10〜80であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
(3)前記ポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量が1,000〜30,000であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の静電荷像現像用トナー。
(4)前記ポリエステル樹脂のガラス転移点が35〜65℃であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(5)前記ポリエステル樹脂の酸価が1.0〜50.0KOHmg/gであることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(6)前記トナーの酸価が0.5〜40.0KOHmg/gであることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(7)前記トナーのガラス転移点が40〜70℃であることを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(8)前記トナーの体積平均粒径が3〜8μmであることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(9)前記トナーのDv/Dnが1.25以下であることを特徴とする前記(1)〜(8)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(10)前記トナーの平均円形度が0.92〜1.00であることを特徴とする前記(1)〜(9)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(11)前記トナーのBET比表面積が1.0〜6.0m2/gであることを特徴とする前記(1)〜(10)のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
(12)有機溶媒または分散媒中に、活性水素基を有する化合物と反応可能な部位を有する重合体と、酸性基含有結着樹脂と、着色剤と、離型剤と、を少なくとも含む溶液または分散液を、活性水素含有化合物および樹脂微粒子を含有する水系媒体中で分散させて、前記活性水素含有化合物と前記重合体とを反応させた後にもしくは反応させながら、有機溶媒または分散媒を除去し、洗浄し、乾燥することを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
測定装置 :電位差自動滴定装置 DL-53 Titrator(メトラー・トレド社製)
使用電極 :DG113−SC (メトラー・トレド社製)
解析ソフト:LabX Light Version 1.00.000
装置の校正:トルエン120mlとエタノール30mlの混合溶媒を使用する。
測定温度 :23℃
Stir
Speed [%] 25
Time [s] 15
EQP titration
Titrant/Sensor
Titrant CH3ONa
Concentration [mol/L] 0.1(=N/10)
Sensor DG115
Unit of measurement mV
Predispensing to volume
Volume [mL] 1.0
Wait time [s] 0
Titrant addition Dynamic
dE(set) [mV] 8.0
dV(min) [mL] 0.03
dV(max) [mL] 0.5
Measure mode Equilibrium controlled
dE [mV] 0.5
dt [s] 1.0
t(min) [s] 2.0
t(max) [s] 20.0
Recognition
Threshold 100.0
Steepest jump only No
Range No
Tendency None
Termination
at maximum volume [mL] 10.0
at potential No
at slope No
after number EQPs Yes
n=1
comb. termination conditions No
Evaluation
Procedure Standard
Potential 1 No
Potential 2 No
Stop for reevaluation No
試料調整:試料0.5g(酢酸エチル可溶成分では0.3g)をトルエン120mlに添加して、室温(23℃)で約10時間撹拌して溶解する。更に、エタノール30mlを添加して試料溶液とする。
あらかじめ標定されたN/10(十分の1ノルマル)の苛性カリウムのアルコール溶液で滴定し、カリウムのアルコール溶液の消費量から次の式を用いて酸価を求める。
酸価=KOH(ml数)×f×56.1/試料重量
(ただし上記式中、fは(N/10)のKOH溶液のファクター)
まず、試料約10mgをアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。次に、室温から昇温速度10℃/minで150℃まで加熱した後、150℃で10min間放置、室温まで試料を冷却して10min放置、窒素雰囲気下で再度150℃まで昇温速度10℃/minで加熱してDSC測定を行った。Tgは、TAS−100システム中の解析システムを用いて、Tg近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出した。
測定装置 :電位差自動滴定装置 DL-53 Titrator(メトラー・トレド社製)
使用電極 :DG113−SC (メトラー・トレド社製)
解析ソフト:LabX Light Version 1.00.000
装置の校正:トルエン120mlとエタノール30mlの混合溶媒を使用する。
測定温度 :23℃
Stir
Speed [%] 25
Time [s] 15
EQP titration
Titrant/Sensor
Titrant CH3ONa
Concentration [mol/L] 0.1
Sensor DG115
Unit of measurement mV
Predispensing to volume
Volume [mL] 1.0
Wait time [s] 0
Titrant addition Dynamic
dE(set) [mV] 8.0
dV(min) [mL] 0.03
dV(max) [mL] 0.5
Measure mode Equilibrium controlled
dE [mV] 0.5
dt [s] 1.0
t(min) [s] 2.0
t(max) [s] 20.0
Recognition
Threshold 100.0
Steepest jump only No
Range No
Tendency None
Termination
at maximum volume [mL] 10.0
at potential No
at slope No
after number EQPs Yes
n=1
comb. termination conditions No
Evaluation
Procedure Standard
Potential 1 No
Potential 2 No
Stop for reevaluation No
試料調整:トナー0.5g(酢酸エチル可溶成分では0.3g)をトルエン120mlに添加して、室温(23℃)で約10時間撹拌して溶解する。更にエタノール30mlを添加して試料溶液とする。
あらかじめ標定されたN/10苛性カリウムのアルコール溶液で滴定し、カリウムのアルコール溶液の消費量から次の式で酸価を算出して求める。
酸価=KOH(ml数)×f×56.1/試料重量
(ただし上記式中fはN/10のKOHのファクター)
まず、電解水溶液(以下電解液とも言う)100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは、塩化ナトリウム(1級)を用いて約1重量%NaCl水溶液を調製した溶液で、例えば商品名ISOTON−II(コールター社製)が使用できる。ここで、更に測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した懸濁電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行い、前記測定装置により、アパーチャとして100μmアパーチャを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。このようにして得られた分布から、トナーの体積平均粒径、個数平均粒径を求める。
吸着ガス:チッソガス(純度99.995以上)
冷媒:液体チッソ
使用セル:9mmペレットショート(大)
前処理条件:30℃12時間(真空排気:減圧脱気)
測定ポイント:相対圧力(P/PO)=0.1〜0.3の3ポイント
本実施形態において、有機溶媒または分散媒としてトナー組成物を溶解、及び/又は分散可能な溶媒あるいは分散媒であれば特に限定するものではない。好ましいものとしては、該溶媒又は分散媒の沸点が150℃未満の揮発性であることが、除去が容易である点から好ましい。該溶媒又は分散媒としては、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、テトラヒドロフランなどを1種単独で、あるいは2種以上組み合せて用いることができる。トナー組成物100部に対する溶剤の使用量は、通常40〜300部、好ましくは60〜140部、さらに好ましくは80〜120部である。
本実施形態で用いられる該プレポリマーは、イソシアネート基を含有するポリエステル系プレポリマーAが好ましく、ポリオール(PO)とポリカルボン酸(PC)の重縮合物でかつ活性水素基を有するポリエステルを、さらにポリイソシアネート(PIC)と反応させることによって得ることができる。この場合、ポリエステルの有する活性水素基としては、水酸基(アルコール性水酸基およびフェノール性水酸基)、アミノ基、カルボキシル基、メルカプト基などが挙げられ、これらのうち好ましいものはアルコール性水酸基である。
以下、実施例により本実施形態を更に説明するが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
以下、部は重量部を示す。なお、フェノール性水酸基の水酸基価は、下記の方法にしたがって測定した。
樹脂10gを精秤して100mlをメスフラスコに入れ、ジオキサン50mlを加えて溶解させる。完全に溶解後、ジオキサンをさらに加えて100mlの標線に調整して、試料液を調製した。次に、試料液5mlを50mlビーカーに加え、ジオキサン5mlを加えて全液量を10mlとする。この中に0.5重量%3−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラジンのメタノール溶液2ml、25重量%アンモニア水0.4ml、2重量%フェリシアン化カリウム水溶液2mlを順次加え、30分間放置する。5C濾紙で不溶物を濾別した後、分光光度計(波長510nm、セル容量10ml)で吸光度を測定する。試料を加えないで同様な操作を行って、得られたブランク液について空試験を行う。予めビスフェノールAを標準物質として作成した吸光度検量線から、樹脂中のフェノール性水酸基量を求め、水酸基価に換算する。
(樹脂微粒子分散液の製造例)
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業株式会社製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。これを加熱して、系内温度75℃まで昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[樹脂微粒子分散液1]を得た。[樹脂微粒子分散液1]をLA−920で測定した体積平均粒径は、105nmであった。[樹脂微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離した。該樹脂分のTgは59℃であり、重量平均分子量は150000であった。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物66部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物535部、テレフタル酸231部、イソフタル酸41部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、サリチル酸127部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、0〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル1]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は3,800、酸価19KOHmg/g、水酸基価55KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価50、ガラス転移点53℃であった。
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物795部、イソフタル酸200部、テレフタル酸65部、及びジブチルチンオキサイド2部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で8時間縮合反応した。次いで、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソホロンジイソシアネート170部と2時間反応を行い、[プレポリマー1]を得た。得られたプレポリマーの重量平均分子量は5,000、平均官能基数は2.25であった。
攪拌棒及び温度計のついた反応槽中に、イソホロジアミン30部とメチルエチルケトン70部を仕込み、50℃で5時間反応を行い[ケチミン化合物1]を得た。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル1]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液1]を得た。
ビーカー内にイオン交換水529.5部、[樹脂微粒子分散液1]70部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部を入れ、TK式ホモミキサーで12000rpmに攪拌しながら、この水分散液に上記[トナー材料油性分散液1]400部及び[ケチミン化合物1]8.4部を加え、30分攪拌を続けながら反応させた。続いて、冷却管を設置したフラスコに内容物を移し、湯浴を用いて熟成した。熟成後の分散液から有機溶剤を除去した後、濾別、洗浄、乾燥し、次いで風力分級し、球形状のトナー母体を得た。得られた母体粒子100部、帯電制御剤(オリエント化学社製ボントロン E−84)0.25部をQ型ミキサー(三井鉱山社製)に仕込み、タービン型羽根の周速を50m/secに設定して混合処理した。この場合、その混合操作は、2分間運転、1分間休止を5サイクル行い、合計の処理時間を10分間とした。さらに、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.5部添加し、混合処理した。この場合、その混合操作は、周速を15m/secとして30秒混合1分間休止を5サイクル実施し、最終的な[トナー−1]
を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物71部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物570部、テレフタル酸245部、イソフタル酸44部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いでp−ヒドロキシ安息香酸70部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、0〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル2]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は4,200、酸価8KOHmg/g、水酸基価60KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価30、ガラス転移点45℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル2]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ30分間、分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液2]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液2]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー2]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物156部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物453部、テレフタル酸278部、イソフタル酸55部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、p−ヒドロキシフェニル酢酸58部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、0〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル3]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は8,500、酸価30KOHmg/g、水酸基価22KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価20、ガラス転移点60℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル3]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液3]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液3]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー3]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物671部、テレフタル酸273部、無水トリメリット酸12部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、サリチル酸45部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル4]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は12,500、酸価25KOHmg/g、水酸基価60KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価18、ガラス転移点51℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル4]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液4]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液4]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー4]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物163部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物470部、テレフタル酸277部、イソフタル酸18部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、サリチル酸73部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル5]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は7,500、酸価20KOHmg/g、水酸基価37KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価37、ガラス転移点50℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル5]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液5]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液5]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー5]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物668部、テレフタル酸304部、無水トリメリット酸5部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、サリチル酸23部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル6]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は25,000、酸価5KOHmg/g、水酸基価10KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価10、ガラス転移点63℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル6]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液6]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液6]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー6]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物583部、テレフタル酸235部、無水トリメリット酸9部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いで、サリチル酸174部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に、10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル7]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は13,000、酸価15KOHmg/g、水酸基価80KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価80、ガラス転移点51℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル7]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液7]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液7]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー7]を得た。
製造例1により得られた[トナー1]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー2]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー3]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー4]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー5]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー6]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例1により得られた[トナー7]を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
定着ローラとしてテフロン(登録商標)ローラを使用した(株)リコー製複写機 MF2200定着部を改造した装置を用いて、これにリコー製のタイプ6200紙をセットし複写テストを行った。定着温度を変化させてコールドオフセット温度(定着下限温度)とホットオフセット温度(耐ホットオフセット温度)を求めた。従来の低温定着トナーの定着下限温度は、140〜150℃程度である。なお、低温定着の評価条件は、紙送りの線速度を120〜150mm/sec、面圧1.2Kgf/cm2、ニップ幅3mm、高温オフセットの評価条件は紙送りの線速度を50mm/sec、面圧2.0Kgf/cm2、ニップ幅4.5mmと設定した。各特性評価の基準は以下の通りである。
(良)◎:140℃未満、○:140〜149℃、□:150〜159℃、△:160〜170℃、:170℃以上(悪)
ホットオフセット性(5段階評価)
(良)◎:201℃以上、○:200〜191℃、□:190〜181℃、△:180〜171℃、×:170℃以下(悪)
トナー試料20gを20mlのガラス瓶に入れ、50回程度ガラス瓶をタッピングして試料を密に固めた後、50℃の高温槽に24時間放置し、その後針入度試験器を用いて針入度を以下のように求めた。
1)15秒撹拌帯電量
得られた各トナー10gとフェライトキャリア100gとを温度28℃、湿度80%の環境内で内容積の3割までステンレス製ポットに入れ、100rpmの撹拌速度で15秒撹拌して、現像剤の帯電量(μC/g)を[東芝ケミカル(株)製:TB−200]によってブローオフ法を用いトナーの帯電量を測定した。
2)5分撹拌帯電量
1)と同様に5分撹拌したときの帯電量
3)10分撹拌帯電量
1)と同様に10分撹拌したときの帯電量
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物76部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物613部、テレフタル酸264部、イソフタル酸47部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル8]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は3,700、酸価19KOHmg/g、水酸基価55KOHmg/g、ガラス転移点は50℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル8]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液8]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液8]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー8]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物76部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物631部、テレフタル酸245部、イソフタル酸40部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル9]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は4,000、酸価8KOHmg/g、水酸基価60KOHmg/g、ガラス転移点45℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル9]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液9]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液9]を使用する以外は実施例1と同様にして[トナー9]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物166、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物481部、テレフタル酸296部、イソフタル酸58部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。210℃で5時間縮合反応を継続した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル10]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は8,400、酸価30KOHmg/g、水酸基価22KOHmg/g、ガラス転移点58℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル10]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液10]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液10]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー10]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物741部、ジエチレングリコール37部、テレフタル酸222部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら1時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル11]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は800、酸価5KOHmg/g、水酸基価99KOHmg/g、ガラス転移点30℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル11]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液11]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液11]を使用する以外は実施例1と同様にして[トナー11]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物695部、テレフタル酸290部、無水トリメリット酸15部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル12]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は35000、酸価20KOHmg/g、水酸基価37KOHmg/g、ガラス転移点70℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル12]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液12]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液12]を使用する以外は、実施例1と同様にして[トナー12]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物677部、テレフタル酸308部、無水トリメリット酸5部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いでサリチル酸10部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル13]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は24,000、酸価5KOHmg/g、水酸基価10KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価5KOHmg/g、ガラス転移点62℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル13]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液13]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液13]を使用する以外は実施例1と同様にして[トナー13]を得た。
(ポリエステルの製造例)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物576部、テレフタル酸229部、無水トリメリット酸8部を投入し、常圧窒素気流下のもと、210℃で10時間縮合反応した。次いでサリチル酸186部を投入し、210℃で5時間縮合反応を継続した。更に10〜15mmHgの減圧下で脱水しながら5時間反応を継続した後に冷却し、[ポリエステル14]を得た。得られたポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量は12,000、酸価15KOHmg/g、水酸基価90KOHmg/g、フェノール性水酸基の水酸基価90、ガラス転移点49℃であった。
ビーカー内に[プレポリマー1]33部、[ポリエステル14]132部、酢酸エチル80部を入れ、攪拌溶解した。次いで、別途、離型剤であるカルナバワックス15部、カーボンブラック顔料20部、酢酸エチルを120部ビーズミルに入れ、30分間分散した。2つの液を混合し、TK式ホモミキサーを用いて12000rpmの回転数で5分攪拌した後、ビーズミルで10分間分散処理し、[トナー材料油性分散液14]を得た。
[トナー材料油性分散液1]に代わり[トナー材料油性分散液14]を使用する以外は実施例1と同様にして[トナー14]を得た。
製造例8により得られたトナー8を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例9により得られたトナー9を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例10により得られたトナー10を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例11により得られたトナー11を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例12により得られたトナー12を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例13により得られたトナー13を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
製造例14により得られたトナー14を用いて、低温定着性、耐高温オフセット性、耐熱保存性、帯電性について評価した。
Claims (11)
- 有機溶媒または分散媒中に、ケチミン化合物と、イソシアネート基含有ポリエステル系プレポリマーと、結着樹脂と、着色剤と、離型剤と、を少なくとも含む溶液または分散液を、樹脂微粒子含有水系媒体中に分散させ、前記ケチミン化合物と前記イソシアネート基含有ポリエステル系プレポリマーとを反応させた後にもしくは反応させながら、有機溶媒または分散媒を除去し、洗浄し、乾燥して得られたトナーであって、前記結着樹脂は、少なくともポリエステル樹脂を含み、当該ポリエステル樹脂はその末端がフェノール基で封止されて、かつ、当該ポリエステル樹脂のフェノール性水酸基の水酸基価が10〜80であることを特徴とする静電荷像現像用トナー。
- 前記ポリエステル樹脂のTHF可溶分の重量平均分子量が1,000〜30,000であることを特徴とする請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記ポリエステル樹脂のガラス転移点が35〜65℃であることを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記ポリエステル樹脂の酸価が1.0〜50.0KOHmg/gであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの酸価が0.5〜40.0KOHmg/gであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーのガラス転移点が40〜70℃であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの体積平均粒径が3〜8μmであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーのDv/Dnが1.25以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーの平均円形度が0.92〜1.00であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記トナーのBET比表面積が1.0〜6.0m 2 /gの範囲であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 有機溶媒または分散媒中に、イソシアネート基含有ポリエステル系プレポリマーと、酸性基含有結着樹脂と、着色剤と、離型剤と、を少なくとも含む溶液または分散液を、ケチミン化合物および樹脂微粒子を含有する水系媒体中で分散させて、前記ケチミン化合物と前記イソシアネート基含有ポリエステル系プレポリマーとを反応させた後にもしくは反応させながら、有機溶媒または分散媒を除去し、洗浄し、乾燥することを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法であって、前記結着樹脂は、少なくともポリエステル樹脂を含み、当該ポリエステル樹脂はその末端がフェノール基で封止されて、かつ、当該ポリエステル樹脂のフェノール性水酸基の水酸基価が10〜80であることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
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