JP4627697B2 - 磁気抵抗素子構造 - Google Patents

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本発明は、磁界に応じて電気抵抗が変化する磁気抵抗素子構造に関する。
磁気抵抗素子においては、磁気抵抗材が必要な抵抗値分の長さを必要とするために折り返し形状のパターンで成膜されている場合が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような磁気抵抗素子を適用した磁気抵抗センサでは、フルブリッジ回路を構成して磁界を感度良く測定するために、対になるパターンの磁気抵抗素子を2組並べて配置した状態としている。
この従来の磁気抵抗センサでは、4個の磁気抵抗素子を並べるために、小型化を図ることが難しい。
特開2003−298140公報
本発明は、上記事実を考慮して、フルブリッジ回路での感度を備えた磁気抵抗センサを小型化することができる磁気抵抗素子構造を提供することを課題とする。
請求項1に記載する本発明の磁気抵抗素子構造は、複数の第1直線部の端部同士が互いに順次連結されて折り返されると共に、磁界に応じて電気抵抗が変化する第1の磁気抵抗材と、前記第1直線部同士の間の上方に第2直線部がそれぞれ配置され、前記第2直線部の端部同士が互いに順次連結されて折り返されると共に、前記第1の磁気抵抗材に対して絶縁された状態で磁界に応じて電気抵抗が変化する第2の磁気抵抗材と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載する本発明の磁気抵抗素子構造によれば、第1の磁気抵抗材は、磁界に応じて電気抵抗を変化させ、第2の磁気抵抗材は、第1の磁気抵抗材に対して絶縁された状態で磁界に応じて電気抵抗を変化させる。ここで、第1直線部同士の間の上方に第2直線部がそれぞれ配置されるので、占有面積当りの感度を向上させることができる。
請求項2に記載する本発明の磁気抵抗素子構造は、請求項1記載の構成において、前記第1の磁気抵抗材と前記第2の磁気抵抗材との間に絶縁膜が挟まれて配置され、前記絶縁膜が前記第1の磁気抵抗材と前記第2の磁気抵抗材との間を絶縁することを特徴とする。
請求項2に記載する本発明の磁気抵抗素子構造によれば、絶縁膜によって第1の磁気抵抗材と第2の磁気抵抗材との間が絶縁される。
以上説明したように、本発明の磁気抵抗素子構造によれば、フルブリッジ回路での感度を備えた磁気抵抗センサを小型化することができるという優れた効果を有する。
本発明における磁気抵抗素子構造の実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、磁気抵抗素子構造10を示す分解斜視図が示されている。図1に示されるように、磁気抵抗素子構造10は、Si等の絶縁材料によって構成される基板12を備えており、基板12上には、第1の磁気抵抗材14が配置されている。第1の磁気抵抗材14は、Ni−Co系合金等の強磁性金属からなり、所謂ジグザグ状(つづら折り形状)の折り返しパターンで成膜されている。
第1の磁気抵抗材14のパターン形成にあっては、公知のリソグラフィー技術とエッチング技術とによって、基板12上の所定位置(図1の二点鎖線14と同じ位置)に所謂ジグザグ状に折り返されたパターン溝としてのトレンチ12A(図3参照)を形成しておき、このトレンチ12A内にスパッタ又は蒸着等によって強磁性金属を成膜させる。トレンチ12A外の基板12の表面に付着された不要な薄膜は、研磨によって除去して平坦化する。
第1の磁気抵抗材14のパターンは、互いに平行な複数の第1直線部14Aを備え、複数の第1直線部14Aの端部同士が互いに順次連結され、全体として折り返された形状となっている。
第1の磁気抵抗材14は、磁界に応じて電気抵抗が変化するようになっており、第1直線部14Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが直角に交わる場合には、第1直線部14Aでの抵抗値が最小となり、第1直線部14Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが同一方向又は反対方向の場合には、第1直線部14Aでの抵抗値が最大となる。
第1の磁気抵抗材14の配置された基板12上には、SiO2等の絶縁材料によって構成される絶縁膜16が成膜されている。絶縁膜16上には、第2の磁気抵抗材18が配置されており、第2の磁気抵抗材18は、絶縁膜16によって第1の磁気抵抗材14に対して絶縁された状態とされている。すなわち、第1の磁気抵抗材14と第2の磁気抵抗材18との間に絶縁膜16が挟まれて配置され、絶縁膜16が第1の磁気抵抗材14と第2の磁気抵抗材18との間を絶縁するようになっている。第2の磁気抵抗材18は、第1の磁気抵抗材14と同様に、Ni−Co系合金等の強磁性金属からなり、所謂ジグザグ状(つづら折り形状)の折り返しパターン(第1の磁気抵抗材14と同一形状のパターン)で成膜されている。
第2の磁気抵抗材18のパターン形成にあっては、公知のリソグラフィー技術とエッチング技術とによって、絶縁膜16上の所定位置(図1の二点鎖線18と同じ位置)に所謂ジグザグ状に折り返されたパターン溝としてのトレンチ16A(図3参照)を形成しておき、このトレンチ16A内にスパッタ又は蒸着等によって強磁性金属を成膜させる。トレンチ16A外の絶縁膜16の表面に付着された不要な薄膜は、研磨によって除去して平坦化する。
第2の磁気抵抗材18のパターンは、互いに平行な複数の第2直線部18Aを備え、複数の第2直線部18Aの端部同士が互いに順次連結され、全体として折り返された形状となっている。
第2の磁気抵抗材18は、第1の磁気抵抗材14と同様に、磁界に応じて電気抵抗が変化するようになっており、第2直線部18Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが直角に交わる場合には、第2直線部18Aでの抵抗値が最小となり、第2直線部18Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが同一方向又は反対方向の場合には、第2直線部18Aでの抵抗値が最大となる。
ここで、絶縁膜16を透視した平面図である図2に示されるように、第2の磁気抵抗材18の第2直線部18Aは、第1の磁気抵抗材14の第1直線部14Aに対して平行となっており、図2及び図3に示されるように、第1直線部14A同士の間の上方に第2直線部18Aがそれぞれ配置される。このように、第1の磁気抵抗材14の上方で第2の磁気抵抗材18が重ならない部分を大きくすることで、第1の磁気抵抗材14の感度が良好とされる。
なお、図1に示されるように、第1の磁気抵抗材14の両端部には、端子20が接続され、絶縁膜16には、端子20の対応部分に貫通孔としてのスルーホール22が貫通形成されており、端子20を露出させることで、端子20に銅線等の配線を接続できるようになっている。また、第2の磁気抵抗材18の両端部にも、端子24が取り付けられており、端子24に銅線等の配線を接続できるようになっている。
次に、上記の実施形態の作用を説明する。
第1の磁気抵抗材14は、磁界に応じて電気抵抗が変化し、第1直線部14Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが直角に交わる場合には、第1直線部14Aでの抵抗値が最小となり、第1直線部14Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが同一方向又は反対方向の場合には、第1直線部14Aでの抵抗値が最大となる。
第2の磁気抵抗材18は、絶縁膜16によって第1の磁気抵抗材14に対して絶縁された状態で、磁界に応じて電気抵抗が変化し、第2直線部18Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが直角に交わる場合には、第2直線部18Aでの抵抗値が最小となり、第2直線部18Aに流れる電流の方向と磁束の向く方向とが同一方向又は反対方向の場合には、第2直線部18Aでの抵抗値が最大となる。
ここで、第1の磁気抵抗材14における第1直線部14A同士の間の上方に第2の磁気抵抗材18における第2直線部18Aがそれぞれ配置され、重ね合わせによる2層構造となっているので、配置密度が向上し、占有面積当りの感度を約2倍にすることができる。
このような磁気抵抗素子構造10を2組並べて配置してフルブリッジ回路に適用し、磁気抵抗センサを形成することで、面積効率を向上させることができ、フルブリッジ回路での感度を備えた磁気抵抗センサを約1/2に小型化することが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、第1の磁気抵抗材14と第2の磁気抵抗材18との間に絶縁膜16が配置され、絶縁膜16が第1の磁気抵抗材14と第2の磁気抵抗材18との間を絶縁する場合について説明したが、例えば、第1の磁気抵抗材14又は第2の磁気抵抗材18の少なくともいずれか一方における周囲部を絶縁性被覆材で被覆する等のように、他の絶縁構成によって第1の磁気抵抗材14と第2の磁気抵抗材18との間を絶縁してもよい。
また、他の実施形態として、基板12における第1の磁気抵抗材14の配置面と、絶縁膜16における第2の磁気抵抗材18の配置面とを向かい合わせると共に、その間に他の絶縁膜層を挟んで配置して積層構造にする等のような他の磁気抵抗素子構造としてもよい。
さらに、他の実施形態として、所定パターンの第1の磁気抵抗材の上に絶縁膜を配置し、その絶縁膜上に所定パターンの第2の磁気抵抗材を配置し、さらにその上に絶縁膜を配置する積層構造としてもよい。
本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態における第1の磁気抵抗材と第2の磁気抵抗材との位置関係を示す平面図である。(絶縁膜を透視して図示する。) 本発明の実施形態に係る磁気抵抗素子構造を示す断面図である。(図2の3−3線断面に相当する。)
符号の説明
10 磁気抵抗素子構造
14 第1の磁気抵抗材
14A 第1直線部
16 絶縁膜
18 第2の磁気抵抗材
18A 第2直線部

Claims (2)

  1. 複数の第1直線部の端部同士が互いに順次連結されて折り返されると共に、磁界に応じて電気抵抗が変化する第1の磁気抵抗材と、
    前記第1直線部同士の間の上方に第2直線部がそれぞれ配置され、前記第2直線部の端部同士が互いに順次連結されて折り返されると共に、前記第1の磁気抵抗材に対して絶縁された状態で磁界に応じて電気抵抗が変化する第2の磁気抵抗材と、
    を有することを特徴とする磁気抵抗素子構造。
  2. 前記第1の磁気抵抗材と前記第2の磁気抵抗材との間に絶縁膜が挟まれて配置され、前記絶縁膜が前記第1の磁気抵抗材と前記第2の磁気抵抗材との間を絶縁することを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗素子構造。
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