JP4625110B2 - 把握型ハンド - Google Patents

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本発明は、把握型ハンドに関する。
ロボットでワークやツールをハンドリングする際に、複数(一般に2〜3本程度)の指を備えたハンドをアーム先端に装着し、それら指を空気圧により開閉動作させてワークやツールを把持する構成が知られている。この構成では、指の駆動源としてサーボモータを使用し、ボールねじ機構を介してサーボモータの回転出力を直線運動に変換して指を開閉する、いわゆるサーボハンドも実用化されている。さらに、多くは研究段階であるが、人間の手を模したハンドとして、それぞれに関節を有する複数(一般に3本以上)の指機構を備え、それら指機構を様々に動作させて対象物を把握する多指ハンドも提案されている。
例えば特許文献1は、各々に力センサを備えた複数の多関節指を有する多指ハンドを開示する。この多指ハンドは、物体を把握する際に、各指に加わる外力を力センサで監視しながら複数の指を動作させ、個々の指が対象物に接触したことを検知した時点で指の動作を停止させ、その状態で把握力を発生させて物体を把握するものである。また特許文献1には、力センサが検出した外力に応じて、ハンドの把握力を制御することも記載されている。
特開平10−100089号公報
上記した従来のハンドにおいて、指を空気圧により動作させる構成では、把握力は空気圧シリンダの断面積と作動空気圧とによって決まる。空気圧シリンダは通常、一定の空気圧を生じるように作動するので、把持対象物の質量に応じて最適寸法のシリンダを選択する必要がある。また、シリンダによる指の開閉距離はそれほど大きくないので、把持できる対象物の大きさはシリンダと指との組み合わせでほぼ決まる。つまり、大きさの異なる対象物を把握するためには、それに対応したシリンダ及び指を有するハンドに適宜交換する必要がある。したがって、1台のロボットで複数のワークをハンドリングするロボットシステムの場合、ハンドを頻繁に交換することが予測され、システムのコストアップ、サイクルタイムの増大、ハンド格納エリア面積の増床等が懸念される。
これに対し、前述したサーボハンドは、指の開閉距離を大きく取ることができるので、把持可能な対象物の寸法範囲が拡大する。また、サーボモータをトルク制御することで、把持力を容易に調節することもできる。しかし、例えば3個の指を有するサーボハンドでは、それら指は一般に、等間隔(中心角120度毎)に配置されているので、対象物上の把持位置が特定されている場合や対象物の形状によっては、3個の指で把持し難い場合がある。そのような場合には、指の個数や配置の異なるハンドを用意しなければならない。また、この種のハンドは通常、対象物を把持している間に、例えば外力により対象物が指に対し滑りを生じたときに、それを検出する手段を有していない。したがって例えば、ハンドを用いて把持対象物と他の物体とを嵌め合う作業において、円滑な嵌め合いが困難になる場合がある。
さらに、前述した特許文献1の多指ハンドに代表される従来の多指ハンドは、各指の自由度を向上させることを主眼としているものが多く、結果として、構造が複雑になり、動作制御が煩雑になる傾向があった。また、特許文献1に記載されるように、ハンドに作用する荷重を力センサにより検出して把持力を制御するシステムでは、力センサとして一般に、検出対象の荷重を、3次元の力及びモーメントの計6成分に分けて検出可能な6軸力覚センサや、3次元の力を検出可能な3軸力覚センサ等が用いられる。一般に力覚センサは、小型の構造でもって3成分乃至6成分の荷重を検出するため、複雑でデリケートな機構を持ち、安定して高精度な測定を行なうためには、その製造、校正、取扱いが難しい。したがって、安定して高精度な把持力制御を行なうためには、力覚センサの取扱いに細心の注意が必要である。力覚センサの性能低下や故障が起きた場合には、期待する把持力の制御が困難になる。しかも、力覚センサは一般に高価であり、ハンドの製造コストを増加させる懸念がある。なお本願で用いる「荷重」という用語は、外部から受ける力及びモーメントを意味する。
本発明の目的は、それぞれに関節を有する複数の指を備えた把握型ハンドであって、力覚センサを用いることなく、個々の指に加わる荷重に対応して把握力を制御可能な把握型ハンドを提供することにある。
本発明の他の目的は、それぞれに関節を有する複数の指を備えた把握型ハンドであって、構造が単純で動作制御が容易な把握型ハンドを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、指関節と、指関節を駆動するアクチュエータと、指関節に支持され、アクチュエータの駆動力下で動作するリンクとをそれぞれに備えた複数の指機構を具備する把握型ハンドにおいて、複数の指機構のそれぞれのアクチュエータを、互いに独立して制御可能な動作制御部と、複数の指機構のそれぞれの指関節の作動位置を検出する位置検出部と、複数の指機構の各々に設けられ、指機構に加わる力によりリンクに生ずるひずみを検出するひずみ検出部と、位置検出部が検出した指関節の作動位置と、ひずみ検出部が検出したリンクのひずみとに基づいて、複数の指機構の各々が把握対象物に接触する指機構上の接触位置を求める接触位置演算部とを具備し、接触位置演算部は、ハンドが把握対象物を把握している間に、指機構上での接触位置の経時変化量を求め、接触位置演算部が求めた接触位置の経時変化量が零でないときに、動作制御部は、複数の指機構のアクチュエータを協調制御して、複数の指機構による把握力を増加させるとともに、複数の指機構の各々の形態を、経時変化量を相殺する距離だけ把握対象物を空間上で移動させるように調整すること、を特徴とする把握型ハンドを提供する。
請求項2に記載の発明は、指関節と、指関節を駆動するアクチュエータと、指関節に支持され、アクチュエータの駆動力下で動作するリンクとをそれぞれに備えた複数の指機構を具備する把握型ハンドにおいて、複数の指機構のそれぞれのアクチュエータを、互いに独立して制御可能な動作制御部と、複数の指機構のそれぞれの指関節の作動位置を検出する位置検出部と、複数の指機構の各々に設けられ、指機構に加わる力によりリンクに生ずるひずみを検出するひずみ検出部と、位置検出部が検出した指関節の作動位置と、ひずみ検出部が検出したリンクのひずみとに基づいて、複数の指機構の各々が把握対象物に接触する指機構上の接触位置を求める接触位置演算部とを具備し、接触位置演算部は、ハンドが把握対象物を把握している間に、指機構上での接触位置の経時変化量を求め、接触位置演算部が求めた接触位置の経時変化量が零でないときに、動作制御部は、複数の指機構のアクチュエータを協調制御して、複数の指機構による把握力を増加させるとともに、複数の指機構を動作制御する際の着目点として把握対象物上に設定された制御点の位置を、経時変化量を相殺する距離だけ移動させるように調整すること、を特徴とする把握型ハンドを提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の把握型ハンドにおいて、複数の指機構の各々が、複数の指関節及び複数のリンクを備え、少なくとも1つのリンクが平行リンク機構を有し、アクチュエータは、平行リンク機構を支持する1つの指関節を駆動することにより、平行リンク機構を動作させると同時に他のリンクを平行リンク機構に追従して動作させる把握型ハンドを提供する。
本願発明によれば、それぞれに指関節を有する複数の指機構を互いに独立して動作制御可能に構成したから、様々な寸法及び形状を有する物体を、複数の指機構の多様な動作により把握することができる。しかも、各指機構に設けたひずみ検出部が、各指機構のリンクに生じるひずみを検出し、動作制御部が、検出したひずみデータを用いて複数の指機構による把握力を調整する構成であるから、把持対象物から個々の指機構に加わる荷重に対応して、それら指機構を協調動作させつつ把握力を最適に制御することができる。特にこの構成によれば、ひずみ検出部として、比較的安価なひずみゲージをリンクの外表面に貼り付けたり内装したりして使用できるので、力覚センサを用いる構成に比べて、把握型ハンドの製造コストを削減することができる。またこの場合、ひずみゲージが直接的にリンクのひずみを検出するから、取扱いに細心の注意が必要な力覚センサを用いる構成とは異なり、把握力制御がセンサの性能低下や故障に影響される危惧は無い。また、動作制御部は、把握対象物に対する個々の指機構上の接触位置を監視することにより、対象物を把握している間に、例えば外力により対象物が指機構に対し滑りを生じたときに、それを即座に検出することができる。そして、対象物が指機構に対して生じた滑りを確実に補正することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は、本発明に係る把握型ハンド10の基本構成を示す制御ブロック図である。図1に示すように、本発明に係る把握型ハンド10は、指関節12と、指関節12を駆動するアクチュエータ14と、指関節12に支持され、アクチュエータ14の駆動力下で動作するリンク16とをそれぞれに有する複数の指機構18を備える。さらに把握型ハンド10は、複数の指機構18のそれぞれのアクチュエータ14を、互いに独立して制御可能な動作制御部20と、複数の指機構18のそれぞれの指関節12の作動位置を検出する位置検出部22と、複数の指機構18の各々に設けられ、各指機構18に加わる力によりリンク16に生ずるひずみを検出するひずみ検出部24とを備える。動作制御部20は、位置検出部22が検出した個々の指機構18の指関節12の作動位置と、ひずみ検出部24が検出した個々の指機構18のリンク16のひずみとに基づき、複数の指機構18のアクチュエータ14を協調制御して、それら指機構18による把握力を調整する。
上記構成を有する把握型ハンド10は、それぞれに指関節12を有する複数の指機構18を互いに独立して動作制御可能に構成したから、様々な寸法及び形状を有する物体を、複数の指機構18の多様な動作により把握することができる。しかも、各指機構18に設けたひずみ検出部24が、各指機構18のリンク16に生じるひずみを検出し、動作制御部20が、検出したひずみデータを用いて複数の指機構18による把握力を調整する構成であるから、把持対象物から個々の指機構18に加わる荷重に対応して、それら指機構18を協調動作させつつ把握力を最適に制御することができる。特にこの構成によれば、ひずみ検出部24として、比較的安価なひずみゲージをリンク16の外表面に貼り付けたり内装したりして使用できるので、力覚センサを用いる構成に比べて、把握型ハンド10の製造コストを削減することができる。またこの場合、ひずみゲージが直接的にリンク16のひずみを検出するから、取扱いに細心の注意が必要な力覚センサを用いる構成とは異なり、把握力制御がセンサの性能低下や故障に影響される危惧は無い。なお、リンク16のひずみデータを用いた把握力の制御方法については後述する。
把握型ハンド10においては、位置検出部22が検出した指関節12の作動位置と、ひずみ検出部24が検出したリンク16のひずみとに基づいて、複数の指機構18の各々が把握対象物に接触する指機構18上の接触位置を求める接触位置演算部26をさらに備えることができる(図1)。この構成によれば、動作制御部20は、把握対象物に対する個々の指機構18上の接触位置を監視することにより、対象物を把握している間に、例えば外力により対象物が指機構18に対し滑りを生じたときに、それを即座に検出することができる。したがって例えば、ハンド10を用いて把握対象物と他の物体とを嵌め合う作業において、指機構18に対する滑りによって把握対象物にハンド内で位置ずれが生じたときに、動作制御部20が各指機構18の動作を適当に制御して位置ずれを補正し、以って円滑な嵌め合いを可能にすることができる。
また、把握型ハンド10においては、位置検出部22が検出した指関節12の作動位置と、ひずみ検出部24が検出したリンク16のひずみとに基づいて、複数の指機構18の各々が把握対象物から受ける荷重を求める荷重演算部28をさらに備えることができる(図1)。この場合、荷重演算部28は、全ての指機構18においてひずみ検出部24が検出したひずみデータを用いて、ハンド10が把握対象物から受ける荷重を、3次元の力及びモーメントの計6成分に分けて演算することができる。したがってこの構成では、動作制御部20は、荷重演算部28によって求められた6成分の荷重データを用いて、6軸力覚センサを用いた場合と同等の力制御を実行することができる。
図2は、本発明の一実施形態による把握型ハンド30の概略正面図である。把握型ハンド30は、図1に示す把握型ハンド10の基本構成を有するものであり、対応する構成要素には共通の参照符号を付してその説明を省略する。
把握型ハンド30は、共通の台座32に取り付けられる3本の指機構18を備える。それら指機構18は、個々に専用のアクチュエータ14を有し、動作制御部20(図1)の制御下でそれぞれに独立して動作することができる。3本の指機構18は、いずれも同一の構成を有し、台座32に対し、ハンド30の中心軸線に関して所定の等間隔配置(すなわち中心角120度毎)で取り付けられる。把握型ハンド30は、図3に示すように、3本の指機構18を一様に動作させることにより、比較的小径の把握対象物W1(図3(a))でも、比較的大径の把握対象物W2(図3(b))でも、3本の指機構18によって安定して正確に把握することができる。
図4は、本発明の他の実施形態による把握型ハンド40の概略正面図である。把握型ハンド40は、少なくとも1つの指機構18を台座32に移動可能に取り付けた点以外は、図2に示す把握型ハンド30と実質的同一の構成を有するものであり、対応する構成要素には共通の参照符号を付してその説明を省略する。
把握型ハンド40では、2つの指機構18が、台座32に移動可能に取り付けられている。そして、把握型ハンド40には、それら移動可能な指機構18の台座32への取付部42を、台座32上で適宜位置に移動させるための第2アクチュエータ44が設けられる。したがって、3本の指機構18は、ハンド30の中心軸線に関して所望の間隔(すなわち中心角)で配置できる。このような構成により、把握型ハンド40は、図5(a)に示すような円形輪郭を有する対象物W3に限らず、図5(b)に示すような対向2方向への把握力を必要とする対象物W4や、図5(c)に示すような異形輪郭を有する対象物W5をも、3本の指機構18によって安定して正確に把握することができる。また、図5(d)に示すように、指機構18の本数に対応しない個数の穴を有する対象物W6に対し、適当な穴を選択して指機構18の先端を挿入することにより、対象物W6を安定して把握することもできる。さらに、図6に示すように、長方形輪郭を有する対象物W7に対し、所望の指機構18を対向させて把握する方法(図6(a))や、より長物の長方形輪郭を有するW8に対し、3方向から把握する方法(図6(b))を選択することもできる。
上記した各実施形態による把握型ハンド30、40においては、動作制御部20(図1)は、例えば図示しないハンド制御装置又はロボット制御装置のCPU(中央処理装置)及びメモリから構成できる。また、位置検出部22(図1)は、各アクチュエータ14に設けられる角度検出センサ(図示せず)から構成できる。この場合、位置検出部22は、アクチュエータ14によって駆動される指関節12の角度を検出し、それにより動作制御部20が、複数の指機構18の開き具合や個々の指機構18の配置を認識する。なお、アクチュエータ14としてサーボモータを用いる場合は、角度検出センサとして光学式や磁気式のパルスエンコーダが用いられる。
さらに、ひずみ検出部24(図1)は、図2及び図4に示すように、各指機構18の所望のリンク16に対し複数個ずつ設置されるひずみゲージ50から構成できる。ひずみゲージ50には、比較的高感度の半導体構造のものを採用できる。それらひずみゲージ50は、リンク16の外表面の所望位置に貼り付けたり内部の所望位置に設置したりすることができ、1つの指機構18に複数のひずみゲージ50を設置することにより、指機構18が把握対象物に接触する指機構18上の接触位置を求めることができる。以下、前述した接触位置演算部26(図1)が実行する演算方法を、図7を参照して説明する。
図7に示すように、例えば把握型ハンド30の各指機構18が、末端のリンク16の一点Pを把握対象物Wに接触させて、対象物Wを把握したとき(図7(a))の、接触点Pの位置は、次のようにして求めることができる。なお、ハンド30の把握動作制御に際しては、個々の指機構18に関して、それぞれ固有の座標系(指座標系)を例えば図示のように定める(図7(b))。まず、各指機構18のリンク16は、ハンド中心軸線30aから見て最も内側の一点Pで把握対象物Wに接触するので、点PのY座標及びZ座標は、指機構18の現在の位置及び形態(姿勢)並びにリンク16の寸法から求められる。すなわち、未知パラメータは、図7で上下方向に相当するX軸上の座標のみであり、それを、リンク16上で同様に上下方向に分散して設置した複数のひずみゲージ50のリンク16上での位置と、それらひずみゲージ50から出力されるひずみデータとから演算で求める。
両ひずみゲージ50のX軸方向の位置成分をそれぞれx1、x2とし、またそれぞれが検出したひずみの値をε1、ε2とする。x1、x2は、既知の値として、例えば動作制御部20のメモリに予め格納されている。ε1、ε2は、接触点Pにおいて把握対象物Wからリンク16に加えられる力Fによって生じる曲げモーメントに比例するので、次の式が成り立つ。
ε1=C1×F×(x−x1)
ε2=C2×F×(x−x2)
ここで、C1、C2は、リンク16の材質や形状によって決まる既知の係数である。
これら2式を連立して解けば、力Fと接触点PのX座標xとを求めることができる。
接触位置演算部26が求めた指機構18と把握対象物Wとの接触位置Pは、次のような状況で有効に利用される。例えば、ロボットによって物体同士の嵌め合い作業を行なう場合、図8に示すように、ハンド30上に予め定めた図示の座標系(エンドエフェクタ座標系)において、把握対象物Wの嵌め合い方向先端面の中心に対象物Wの位置や姿勢を変化させるための制御点C(すなわち指機構18を動作制御する際の着目点)を設定し、この制御点Cを中心として、X軸及びY軸を中心に対象物Wを微妙に回転させながらZ軸方向に移動させることにより、対象物Wを相手物体の穴Hに円滑に嵌め込むことができる。しかし、ハンド30が対象物Wを把握している間に、対象物Wに加わる外力等によりリンク16と対象物Wとの間に滑りが生じて把握位置がずれると、制御点Cが実際の対象物Wの先端面の中心位置からずれてしまうので、嵌め合い作業を狙い通りに遂行することが困難になる懸念がある。
そこで、接触位置演算部26(図1)は、ハンド30が対象物Wを把握している間、全ての指機構18に設けた複数のひずみセンサ50の出力を所定の短周期で監視(記憶)して、指機構18上での上記した接触位置Pの経時変化量Δxを求める。そして、動作制御部20は、接触位置Pの変化量Δxに基づき(つまりΔxが零でないときに対象物Wの滑りが生じたと判断し)、全ての指機構18を協調制御して、把握力を調整する(この例では、さらなるずれを防止するために把握力を増加させる)。
上記のようにして把握位置(接触位置P)のずれを検出して把握力を調整したとしても、一旦把握位置がずれてしまうと、やはり嵌め合い作業を狙い通りに遂行できなくなる惧れがある。この問題は、例えば図9に示すように、動作制御部20(図1)が、接触位置演算部26(図1)によって求められた接触位置Pの変化量Δxに基づき、個々の指機構18の形態(姿勢)を調整することにより、解決できる。すなわち、初期把握状態(図9(a))から、把握対象物Wが各指機構18に対し位置ずれを生じたとき(図9(b))には、動作制御部26が個々の指機構18の形態(姿勢)を調整して、接触位置Pの変化量Δxに相当する距離だけ把握対象物Wを空間上で移動させる(図9(c))。それにより、エンドエフェクタ座標系における制御点Cが、最初に定めた把握対象物Wの表面上の位置に復帰する。
把握位置(接触位置P)のずれを解消する方法としては、図10に示すように、ハンド30が対象物Wの持ち替えを行なうことも有効である。この場合、動作制御部20(図1)は、接触位置演算部26(図1)によって求められた接触位置Pの変化量Δxに基づき、個々の指機構18を動作制御して、各指機構18と把握対象物Wとの相対位置関係を調整する。すなわち、初期把握状態(図10(a))から、把握対象物Wが各指機構18に対し位置ずれを生じたとき(図10(b))には、ハンド30の動作制御により把握対象物Wを一旦適当な静止面S上に置き(図10(c))、その状態で動作制御部26が個々の指機構18を適宜動作させて、接触位置Pの変化量Δxに相当する距離だけ各指機構18を把握対象物Wに対して移動させる(或いはハンド30の動作制御によりハンド30を把握対象物Wに対して移動させる)(図10(d))。それにより、エンドエフェクタ座標系における制御点Cが、最初に定めた把握対象物Wの表面上の位置に復帰する。
把握位置(接触位置P)のずれを解消するさらに他の方法として、図11に示すように、制御点Cの位置を変更することも有効である。この場合、動作制御部20(図1)は、接触位置演算部26(図1)によって求められた接触位置Pの変化量Δxに基づき、各指機構18を動作制御するための予め定めた制御点Cの位置を調整する。すなわち、初期把握状態(図11(a))から、把握対象物Wが各指機構18に対し位置ずれを生じたとき(図11(b))には、動作制御部26は、指機構18を動作させることなく、接触位置Pの変化量Δxに相当する距離だけ、制御点Cをエンドエフェクタ座標系上で移動させる(図11(c))。それにより、エンドエフェクタ座標系における制御点Cが、最初に定めた把握対象物Wの表面上の位置に復帰する。
個々の指機構18の所望リンク16に対してひずみゲージ50を複数個ずつ設置した上記実施形態の構成では、荷重演算部28(図1)は、下記のようにして、ハンド30、40が把握対象物から受ける荷重を、3次元の力及びモーメントの計6成分に分けて演算することができる。まず、各指機構18を駆動するアクチュエータ14の作動位置を、内蔵した角度検出センサすなわち位置検出部22(図1)により検出し、荷重演算部28が、その作動位置(角度)データに基づいて、各指機構18の形態(姿勢)を演算で求める。次いで荷重演算部28は、各指機構18の形態(姿勢)と、予め記憶した指機構18上での複数のひずみゲージ50の位置とに基づいて、ハンド30上に予め設定した座標系(エンドエフェクタ座標系)におけるそれらひずみゲージ50の位置をそれぞれ算出する。そして荷重演算部28は、各ひずみゲージ50が検出したひずみデータに基づき、6成分の荷重(力及びモーメント)を算出する。このような構成により、ハンド30、40は、精密嵌合作業等の、ロボットのコンプライアンス制御が要求される用途において、有効に利用される。なお、空間的に分布する複数のひずみゲージ50のデータから6成分の荷重(力及びモーメント)を算出する式は、既知であるから説明を省略する。
前述した各実施形態による把握型ハンド30、40では、図2及び図4に示すように、複数の指機構18の各々が、複数(図では2個)の指関節12及び複数(図では2個)のリンク16を備え、そのうち1つのリンク16が平行リンク機構(平行クランク機構とも称する)を有するように構成される。このような構成は、ハンド30、40の把握作業に際し、複数の指機構18がそれらの末端のリンク16を鉛直下方に向けた形態(姿勢)を維持することが許容又は要求される場合に、アクチュエータ14の個数を減少させる利点を有する。つまり、図4に関連して説明すれば、ハンド40の各指機構18は、台座32への取付部42(図4)に隣接する基端側の関節12にアクチュエータ14を設置しており、この関節12に支持されるリンク16が平行リンク機構を有している。平行リンク機構の他端の末端側の関節12には、アクチュエータ14は設置されていない。
指機構18を模式図的に示す図12を参照して詳述すると、基端側の関節121に設置したアクチュエータ14は、関節121を駆動して、平行リンク機構を有するリンク161の一方のリンク要素52を、関節121を中心に旋回させる。すると、このリンク要素52の旋回動作に追従して、平行リンク機構の他方のリンク要素54が、関節121上の軸受56を中心に旋回するとともに、末端側の関節122を介して両リンク要素52、54に連結された末端のリンク162が平行移動する。その結果、末端のリンク162が常に鉛直下方を向いた状態で、ハンド30、40の各指機構18の開閉動作が遂行される。
上記した平行リンク機構は、指機構18のリンク16の個数によっては、1つの指機構18を構成する複数のリンク16に適用することもできる。このような構成を有する本発明に係る把握型ハンドの特徴を整理すると、複数の指関節、それら指関節に支持され、少なくとも1つが平行リンク機構を有する複数のリンク、及び平行リンク機構を動作させ、それにより他のリンクを平行リンク機構に追従して動作させるアクチュエータを、それぞれに備えた複数の指機構と、複数の指機構のそれぞれのアクチュエータを、互いに独立して制御する動作制御部と、複数の指機構のそれぞれのアクチュエータの作動位置を検出する位置検出部と、複数の指機構の各々に設けられ、指機構に加わる力によりリンクに生ずるひずみを検出するひずみ検出部とを具備する把握型ハンドであって、動作制御部が、位置検出部が検出したアクチュエータの作動位置と、ひずみ検出部が検出したリンクのひずみとに基づいて、複数の指機構による把握力を制御するものである。
以上、本発明の幾つかの好適な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲の記載範囲内で様々な修正を施すことができる。例えば、少なくとも1つの指機構18の取付部42が台座32上で移動可能な把握型ハンド40(図4)においては、動作制御部20(図1)は、位置検出部22(図1)が検出した指関節12の作動位置と、ひずみ検出部24(図1)が検出したリンク16のひずみとに基づき、第2アクチュエータ44を制御して、複数の指機構18による把握力を調整するように構成できる。
本発明に係る把握型ハンドの基本構成を示す制御ブロック図である。 本発明の一実施形態による把握型ハンドの正面図である。 図2の把握型ハンドの把握動作を説明する図で、(a)小径物、及び(b)大径物の把握形態を示す。 本発明の他の実施形態による把握型ハンドの斜視図である。 (a)〜(d)は、図4の把握型ハンドによる種々の把握動作を説明する図である。 (a)及び(b)は、図4の把握型ハンドによる、長手方向寸法や形状が異なる対象物に対する異なる把握動作を説明する図で、(a)長手方向寸法がハンドの指開閉ストローク以内の場合、及び(b)長手方向寸法がハンドの指開閉ストロークを超える場合、をそれぞれ示す。 本発明に係る把握型ハンドの把握力制御方法を説明する図で、(a)及び(b)は、対象物の滑りの検出手法を示すものであって、(b)は(a)の破線部分の拡大図である。 本発明に係る把握型ハンドの把握力制御方法を説明する図で、ハンドを用いた嵌め合い作業を示す。 本発明に係る把握型ハンドの把握力制御方法を説明する図で、(a)〜(c)は、対象物の滑りの補正手法を示す。 本発明に係る把握型ハンドの把握力制御方法を説明する図で、(a)〜(d)は、対象物の滑りの他の補正手法を示す。 本発明に係る把握型ハンドの把握力制御方法を説明する図で、(a)〜(c)は、対象物の滑りのさらに他の補正手法を示す。 図2及び図4の把握型ハンドの指機構を模式図的に示す図である。
符号の説明
10、30、40 把握型ハンド
12 指関節
14 アクチュエータ
16 リンク
18 指機構
20 動作制御部
22 位置検出部
24 ひずみ検出部
26 接触位置演算部
28 荷重演算部
32 台座
42 取付部
44 第2アクチュエータ
50 ひずみゲージ

Claims (3)

  1. 指関節と、該指関節を駆動するアクチュエータと、該指関節に支持され、該アクチュエータの駆動力下で動作するリンクとをそれぞれに備えた複数の指機構を具備する把握型ハンドにおいて、
    前記複数の指機構のそれぞれの前記アクチュエータを、互いに独立して制御可能な動作制御部と、
    前記複数の指機構のそれぞれの前記指関節の作動位置を検出する位置検出部と、
    前記複数の指機構の各々に設けられ、該指機構に加わる力により前記リンクに生ずるひずみを検出するひずみ検出部と、
    前記位置検出部が検出した前記指関節の前記作動位置と、前記ひずみ検出部が検出した前記リンクの前記ひずみとに基づいて、前記複数の指機構の各々が把握対象物に接触する該指機構上の接触位置を求める接触位置演算部とを具備し、
    前記接触位置演算部は、前記ハンドが前記把握対象物を把握している間に、前記指機構上での前記接触位置の経時変化量を求め、
    前記接触位置演算部が求めた前記接触位置の前記経時変化量が零でないときに、前記動作制御部は、前記複数の指機構の前記アクチュエータを協調制御して、該複数の指機構による把握力を増加させるとともに、前記複数の指機構の各々の形態を、前記経時変化量を相殺する距離だけ前記把握対象物を空間上で移動させるように調整すること、
    を特徴とする把握型ハンド。
  2. 指関節と、該指関節を駆動するアクチュエータと、該指関節に支持され、該アクチュエータの駆動力下で動作するリンクとをそれぞれに備えた複数の指機構を具備する把握型ハンドにおいて、
    前記複数の指機構のそれぞれの前記アクチュエータを、互いに独立して制御可能な動作制御部と、
    前記複数の指機構のそれぞれの前記指関節の作動位置を検出する位置検出部と、
    前記複数の指機構の各々に設けられ、該指機構に加わる力により前記リンクに生ずるひずみを検出するひずみ検出部と、
    前記位置検出部が検出した前記指関節の前記作動位置と、前記ひずみ検出部が検出した前記リンクの前記ひずみとに基づいて、前記複数の指機構の各々が把握対象物に接触する該指機構上の接触位置を求める接触位置演算部とを具備し、
    前記接触位置演算部は、前記ハンドが前記把握対象物を把握している間に、前記指機構上での前記接触位置の経時変化量を求め、
    前記接触位置演算部が求めた前記接触位置の前記経時変化量が零でないときに、前記動作制御部は、前記複数の指機構の前記アクチュエータを協調制御して、該複数の指機構による把握力を増加させるとともに、前記複数の指機構を動作制御する際の着目点として前記把握対象物上に設定された制御点の位置を、前記経時変化量を相殺する距離だけ移動させるように調整すること、
    を特徴とする把握型ハンド。
  3. 前記複数の指機構の各々が、複数の前記指関節及び複数の前記リンクを備え、少なくとも1つの該リンクが平行リンク機構を有し、前記アクチュエータは、該平行リンク機構を支持する1つの該指関節を駆動することにより、該平行リンク機構を動作させると同時に他の該リンクを該平行リンク機構に追従して動作させる、請求項1又は2に記載の把握型ハンド。
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