JP4624383B2 - ポケットファイル - Google Patents

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Description

この発明は、ポケットファイルに関し、特にたとえば、背表紙の両側に表表紙と裏表紙が連設され、表表紙と裏表紙との間においてポケットが固着されたファイルに関する。
従来、透明のフィルムでポケットを形成したポケットファイルがある。
特許第3749896号公報
従来のポケットファイルは、ポケットの外側端縁が不揃いのために、書類等を収納したポケットを順に捲って検索することがしづらい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、容易にポケットを捲って検索することができるポケットファイルを提供することである。
この発明に係るポケットファイルは、表表紙と、裏表紙と、前記表表紙と裏表紙との間に固定された複数のポケットシートとを備えたポケットファイルであって、複数のポケットシートは、見開き用端縁が全て揃えられ、前記表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された見開き用端縁を備え、前記検索用凹部の端縁と複数のポケットシートの見開き用端縁が揃えられた、ポケットファイルである。
この発明の請求項2に係るポケットファイルは、表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された領域の外に、ポケットシートの見開き用端縁より外側に向けて突き出た、ポケットシートに形成された見出しを覆うための突出部を形成された、請求項1に記載のポケットファイルである。
この発明の請求項3に係るポケットファイルは、前記表表紙及び裏表紙は、背表紙との表連設部及び裏連設部の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部及び裏折り曲げ部が形成され、表表紙における表折り曲げ部より背表紙に至る領域及び裏表紙における裏折り曲げ部より背表紙に至る領域と、背表紙とによって、把持部が形成された、請求項1又は請求項2に記載のポケットファイルである。
この発明によれば、表表紙と、裏表紙と、前記表表紙と裏表紙との間に固定された複数のポケットシートとを備えたポケットファイルであって、複数のポケットシートは、見開き用端縁が全て揃えられ、前記表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された見開き用端縁を備え、前記検索用凹部の端縁と複数のポケットシートの見開き用端縁が揃えられているので、容易にポケットを捲って検索することができるポケットファイルを得ることができる。
請求項の発明によれば、表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された領域の外に、ポケットシートの見開き用端縁より外側に向けて突き出た、ポケットシートに形成された見出しを覆うための突出部を形成されているので、検索を容易にするための見出しを保護することができ、その表面に検索のための項目を記入することができる。
請求項3の発明によれば、前記表表紙及び裏表紙は、背表紙との表連設部及び裏連設部の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部及び裏折り曲げ部が形成され、表表紙における表折り曲げ部より背表紙に至る領域及び裏表紙における裏折り曲げ部より背表紙に至る領域と、背表紙とによって、把持部が形成されているので、人が手の平に背表紙を置き、把持部を手の指で把持して、ポケットシートを開くことができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための詳細な説明から一層明らかとなろう。
この明細書及び特許請求の範囲において、ファイルの表紙の高さ、表紙の幅及び背幅は、一般的に用いられている表現を用いているが、念のために、図45において、表紙の高さをH、表紙の幅をW、背幅をTとして示す。
図1は、この発明の一実施の形態であるポケットファイルの斜視図解図であり、図2は、図1図示ポケットファイルの開いた状態における斜視図解図である。図3は、図1図示ポケットフィルの開いた状態における断面図解図であり、図4は、図1図示ポケットファイルの表紙及びポケットシートの斜視図解図である。
ファイル10は、ポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる表表紙12と、裏表紙14と、前記表表紙12と裏表紙14との間に連設された背表紙16とを備えている。
前記表表紙12と裏表紙14との間に連設された背表紙16の内面にポケットシート18が固着されている。
表表紙12及び裏表紙14は、表表紙12及び裏表紙14の高さ方向において上端から下端に亘って連続する直線状の表連設部20及び裏連設部22を介して、ほぼ直角に交差するように、背表紙16に連設されている。
前記ポケットシート18は、背表紙16に固着された部位から、表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26より上の部位の間において、柔軟に形成されている。
ポケットシート18は、直線状の外側端縁42と、直線状の底縁44と、底縁44とは反対側の上端縁に形成された開口縁46とを備え、前記直線状の外側端縁42とは反対側の内側端縁48において、背表紙16の内表面に熱溶着されている。
前記ポケットシート18は、書類等の被綴じ物Sを収容するためのポケット部40を備え、ポケット部40の内部に、前記表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26より上の部位より、背表紙16に固着された部位から離れる方向にのびる台紙42を嵌挿されている。
表表紙12及び裏表紙14は、前記背表紙16とは反対側の自由端縁、すなわち表表紙12の左側端縁及び裏表紙14の右側端縁に、高さ方向における中央において、検索用凹部30が形成されている。
検索用凹部30の外側端縁とポケットシート18の外側端縁42とは、揃えられている。したがって、表紙を閉じた状態で本ファイル10を一方の手によって持った状態、特に把持部28を把持した状態で、もう一方の手を検索用凹部30に添え、表表紙12又は裏表紙部14とポケットシート18とをぱらぱらめくることができる。
ファイル10は、図44において示すように、検索用凹部30において、ポケットシート18の最も外側の外側端縁42に指を添えて、わずかに表表紙12又は裏表紙14を撓ませて、上の方にあるポケットシート18から下の方にあるポケットシート18に向けて順に巻いて上にあげることができる。
表表紙12及び裏表紙14は、検索用凹部30を形成された領域の外に、ポケットシート18の見開き用端縁、すなわち外側端縁42より外側に向けて突き出て、ポケットシート18に形成された見出しiを覆うための突出部38を、上下一対形成されている。
前記実施の形態において、図5ないし図9に示すように、表表紙12及び裏表紙14は、背表紙16との表連設部20及び裏連設部22の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26が形成され、表表紙12における表折り曲げ部24より背表紙に至る領域及び裏表紙14における裏折り曲げ部26より背表紙に至る領域と、背表紙16とによって、把持部28が形成されてもよい。
そして、表表紙12及び裏表紙14は、表連設部20及び裏連設部22の近傍において、高さ方向においてその上端から下端に亘って、表連設部20及び裏連設部22に平行に表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26とが形成されている。
表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26は、表紙の幅方向における幅すなわち背表紙16の内側面との間の長さは同一に形成されている(図9図示)。
前記台紙Mは、前記表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26の近傍には存在しないように設けられている。
前記把持部28は、人が手の平に背表紙16を置き手の指で把持して、ポケットシート18を開くことができるように、角張った構成を備えている。
図9は、この発明の一実施の形態であるポケットファイルの斜視図解図であり、図10は、図9図示ポケットファイルの開いた状態における斜視図解図である。図11は、図9図示ポケットフィルの断面図解図であり、(A)は、横断面図解図であり、(B)は、縦断面図解図であり、図12は、図9図示ポケットファイルの表紙の斜視図解図である。
ファイル110は、ポリプロピレン等の合成樹脂シートからなる表表紙112と、裏表紙114と、前記表表紙112と裏表紙114との間に連設された背表紙116とを備えている。
表表紙112及び裏表紙114は、表表紙112及び裏表紙114の高さ方向において上端から下端に亘って連続する直線状の表連設部120及び裏連設部122を介して、ほぼ直角に交差するように、背表紙116に連設されている。
そして、表表紙112及び裏表紙114は、表連設部120及び裏連設部122の近傍において、高さ方向においてその上端から下端に亘って、表連設部120及び裏連設部122に平行に、表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126が形成されている。
表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126は、表表紙112及び裏表紙114の幅方向における幅すなわち背表紙116の内側面との間の長さは同一に形成されている(図8図示)。
表表紙112及び裏表紙114は、表連設部120及び裏連設部122の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126が形成され、表表紙112における表折り曲げ部124より背表紙116に至る領域及び裏表紙114における裏折り曲げ部126より背表紙116に至る領域と、背表紙116とによって、把持部128が形成される。
表表紙112と裏表紙114との間であって背表紙116の内側に、ポケットシート18を固着するポケットシート取り付け材150が固着されている。
ポケットシート取り付け材150は、前記表連設部120と表折り曲げ部124との間において及び裏連設部122と裏折り曲げ部126との間において、背表紙116から立設して、表表紙112と裏表紙114の内側面に固定されている。
ポケットシート取り付け材150は、背表紙116と同一素材からなる平面略長方形の角筒状体であり、背表紙116に対向する面とは反対側にポケットシート118が固着され、前記ポケットシート118が固着された面とは反対側の面を背表紙116の内側面に対向するように固着される。
ポケットシート取り付け材150は、ポケットシート118を連結するために、平面状部分の両端に断面略コ字型又は略U字状の立ち上がり部分が連設された、断面長方形のチューブ状の柔軟で弾力性を有するポロプロピレン等の熱可塑性樹脂シートを、表紙の表表紙112と裏表紙114との間において架け渡されるように構成され、ポケットシート118を接着される断面略コ字型又は略U字状の立ち上がり部を形成したポケットシート接着部152と、背表紙116に接着される連結部154とを備えている。
ポケットシート取り付け材150は、表紙の高さ方向(X1方向)の長さが、背表紙116の高さ方向(X1方向)の長さよりはわずかに短く且つポケットシート118の高さ方向(X2方向)の長さ(長辺の長さ)よりわずかに長い長さを備えている(図11(B)参照)。
なお、ポケットシート取り付け材150の連結部154は、表連設部120及び裏連設部124との間に架け渡された、平面状のシートで形成されている。
そして、ポケットシート取り付け材150は、表紙を開いたときに、ポケットシート118が接着される面の中央の頂部156が表紙の背表紙116より離れて中央が高く、表連設部120及び裏連設部124に至るに従って低くなるゆるやかな斜面を形成するための保型性を有するように構成されている。
ポケットシート取り付け材150のポケットシート取り付け部152は、ポケットシート118を開いたとき、開いたポケットシート118が接着された領域において撓み、開いたポケットシート118と隣接するポケットシート118との間が広がるように構成されている。
ポケットシート118は、直線状の外側端縁142と、直線状の底縁144と、底縁144とは反対側の上端縁に形成された開口縁146とを備え、ポケット部140を形成する。
ポケットシート118は、背表紙116に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部152に、ポケットシート118の前記直線状の外側端縁142とは反対側の内側端縁148において背表紙116の内側面に亘り固着される。
前記ポケットシート118は、背表紙116に固着された部位から、表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126より上の部位の間において、柔軟に形成されている。
前記ポケットシート118は、書類等の被綴じ物Sを収容するためのポケット部130を備え、ポケット部130の内部に、前記表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126より上の部位より、背表紙116に固着された部位から離れる方向にのびる台紙Mを嵌挿されている。
前記台紙Mは、前記表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126の近傍には存在しないように設けられている。
前記把持部128は、人が手の平に背表紙16を置き手の指で把持して、ポケットシート18を開くことができるように、角張った構成を備えている。
表表紙112及び裏表紙114は、前記背表紙116とは反対側の自由端縁142、すなわち表表紙112の左側端縁及び裏表紙114の右側端縁に、高さ方向における中央において、検索用凹部130が形成されている。
検索用凹部130の外側端縁とポケットシート118の外側端縁142とは、揃えられている。したがって、表紙を閉じた状態で本ファイル110を一方の手によって持った状態、特に把持部128を把持した状態で、もう一方の手を検索用凹部130に添え、表表紙112又は裏表紙部114とポケットシート18とをぱらぱらめくることができる。
ファイル110は、検索用凹部130において、ポケットシート118の最も外側の外側端縁142に指を添えて、わずかに表表紙112又は裏表紙114を撓ませて、上の方にあるポケットシート118から下の方にあるポケットシート118に向けて順に巻いて上にあげることができる。
表表紙112及び裏表紙114は、検索用凹部30を形成された領域の外に、ポケットシートの見開き用端縁、すなわち外側端縁142より外側に向けて突き出て、ポケットシート118に形成された見出しiを覆うための突出部138を、上下一対形成されている。
なお、表表紙112、裏表紙114及び背表紙116を構成する表紙材110は、前記ポリプロピレン等の板状の合成樹脂のほか、板状の紙や板紙の表面を紙や布で包み(くるみ)貼りしてなる包み(くるみ)貼りシート状物をもって形成してもよい。
そして、表表紙112、裏表紙114及び背表紙116は、表連設部120及び裏連設部122を介して一体的に形成され、一枚のシート状表紙材110に筋入れすることにより、表連設部120及び裏連設部122と表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126とを形成し、表紙を構成してもよい。
表連設部120及び裏連設部122は、外側(表側)から内側(裏側)に向けて膨らむ断面U字状の筋によって形成され、また、表折り曲げ部124及び裏折り曲げ部126は、内側(裏側)から外側(表側)に向けて膨らむ断面U字状の筋によって形成してもよい。
次に、本発明にかかる図5図示ファイル10の製法について、図13ないし図17に基づいて説明する。
まず、原反(板紙)を準備し、それにトムソン加工を施して、表紙となる表紙材80を抜き、表表紙12と裏表紙14と背表紙16とをあわせた大きさの表紙材80を形成する(表紙材成形ステップ)。
次に、この表紙材80における、後に背表紙16となる背表紙エリア86の表面に背見出し紙Zを接着剤で貼着する(背見出し紙貼着ステップ)。
たとえば、図13に示すように、表紙材80として熱可塑性樹脂のシート材を用いた場合は、表連設部20及び裏連設部22と表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26を形成するために、互いに平行な断面略V字状のV字溝20A、V字溝22A、V字溝24A、V字溝26AをV字状ヒーター(図示せず)でヒートプレス成形し、表紙材10を折り曲げ可能に成形する(V字溝成形ステップ)。
そして、前記V字溝20A、V字溝22A、V字溝24A、V字溝26Aの溝壁を加熱して、表連設部20及び裏連設部22に対応する前記V字溝20A、V字溝22A、V字溝24A、V字溝26Aを折り曲げて、溶融した溝壁どおしを接し合わせ固化することにより、表連設部20及び裏連設部22を成形する(連設部形成ステップ)。
而して、表表紙12と裏表紙14と、前記表表紙12と裏表紙14との間に背表紙16を備え、V字溝24Aからなる表折り曲げ部24とV字溝26からなる裏折り曲げ部26とを有し、把持部28を備えた表紙が形成される。
次に、複数のポケットシート18を多数枚重合し、その重なった内側端縁48の端面を、背表紙16の内面にホットメルト接着剤(図示せず)で固着する。またホットメルト接着剤に代えて超音波ホーンにより溶着してもよい。
次に、本発明にかかる図9図示ファイル110の製法について、図18ないし図22に基づいて説明する。
最初に、表紙材180にポケットシート取り付け材150を接着する方法について説明する。
まず、ポケットシート取り付け材150に用いるための、いわゆる断面長方形チューブ状のポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂シートからなるポケットシート取り付け素材150Aを準備する(図18(A)参照)。
ポケットシート取り付け素材150Aは、表紙の背表紙116の高さ方向の長さ(X1)よりはわずかに短く且つポケットシート118の高さ方向の長さ(X2)よりわずかに長い長さを備え、ポケットシート118と背表紙116とが不要な部分で溶着しないように構成されている。
そして、連結部154に相当する部位の下面、すなわち表紙の背表紙116の内側に接着される面に、その長さ方向に連続して細長い断面半円形状の凸条158が突設されている。
凸条158は、後に説明するポケットシート取り付け素材150Aを表紙の背表紙116の内面に、超音波ホーン1200等によりポケットシート取り付け素材150Aの外表面及び表紙の背表紙116の内表面を溶着させて接着するとき、凸条158を溶融させて、表紙の背表紙116の内面に強固に接着させるために形成されている。
ポケットシート取り付け素材150Aの連結部154の表面(凸条158が形成された面)を、表紙の背表紙116の内表面に接し合わせ(図18(B)参照)、ポケットシート取り付け素材150Aの外表面、すなわちポケットシート取り付け素材150Aが接し合わされた面とは反対側の面より、例えば、超音波ホーン1200により表紙の背表紙116の内表面とポケットシート取り付け素材150Aの連結部154の表面及び凸条158とが接し合わされた溶着領域に、溶着加工を施し、表紙の背表紙116の内表面溶着領域とポケットシート取り付け素材150Aの連結部154の外表面及び凸条158の接着領域とを溶融させて接着する(図18(C)参照)。
このときに、ポケットシート取り付け素材150Aの中空部内に挿入されて、ポケットシート取り付け素材150Aの一定の形状を保持し、熱が伝わらないようにするための金属製保型板1100を用いられる。
引き続き、前記製本装置1000を使用してファイルを製本する方法について、主として図19ないし図21に基づいて説明する。
まず、ポケットシート118を多数枚重合し、その重なり端面を直立保持体1008及び直立保持体1012でクランプし、また、表紙用保持機構1004により、表紙の背表紙116の内面を下側にした状態で、表紙を保持し、表紙用保持機構1004を下降させてポケットシート118の内側端縁148の端面とポケットシート取り付け材150のポケットシート取り付け部152の内面とを対向させるとともに、その間に発熱体1006を介在させることができる寸法まで接近させる。
そして、ポケットシート取り付け素材150Aの中空部内に金属製保型板1100を挿入して、一定の形状を保持するようにして、発熱体1006をポケットシート取り付け素材150Aの連結部154とポケットシート118との間に介在させ、ポケットシート取り付け素材150Aの連結部154及び凸条158とポケットシート118の重ね合せ端面とを同時に溶融させる。
ポケットシート取り付け素材150Aを構成するポリプロピレンは、0.3〜0.4mm厚さにしてその溶融温度が130〜140℃と設定してあるため、その溶融温度に対応して、170〜180℃前後の発熱体1006を使用して4〜5秒前後の時間で溶融させるように構成している。
そして、その後、発熱体1006を引き抜き、ポケットシート取り付け素材150Aをポケットシート118に接着させて両者を連結し、表紙とポケットシート取り付け材150とポケットシート118とを連結して、図22に示すようなファイルを完成させる。
また、ポケットシート取り付け材250は、前記実施の形態に限らず、たとえば図23に示すような形状でもよい。
この図23図示ポケットシート取り付け材250は、表表紙212側及び裏表紙214側が同一の幅を有して表紙の高さ方向において上側から下側に亘って形成された断面U字状の筋によって、平面略長方形のポケットシート取り付け部252の左右端縁において背表紙216側に折り曲げられて形成された長方形状凸部254A及び長方形状凸部254Bを有し、ポケットシート取り付け部252の左右端に一対の長方形状凸部254A及び長方形状凸部254Bが突設された全体として断面コ字型に形成されている。
そして、ポケットシート取り付け材250は、表表紙側長方形状凸部254Aの直線状自由端と裏表紙側長方形状凸部254Bの直線状自由端において、背表紙216の内側面に固着されている。
ポケットシート取り付け材250のポケットシート取り付け部252の幅は、表表紙212と裏表紙214の間隔とほぼ同一の幅を有し、長方形状凸部254A及び長方形状凸部254Bの高さは、表連設部220と表折り曲げ部224との間及び裏連設部222と裏折り曲げ部226との間、すなわち表紙の幅方向における長さと同等又はそれよりも低い。
一定の間隔が、ポケットシート取り付け材250のポケットシート取り付け部252の上面と表折り曲げ部224及び裏折り曲げ部226との間に空くように構成してもよい。
表表紙212及び裏表紙214は、背表紙216との表連設部220及び裏連設部222の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部224及び裏折り曲げ部226が形成され、表表紙212における表折り曲げ部224より背表紙216に至る領域及び裏表紙214における裏折り曲げ部226より背表紙216に至る領域と、背表紙216とによって、把持部228が形成される。
ポケットシート118は、直線状の外側端縁142と、直線状の底縁144と、底縁144とは反対側の上端縁に形成された開口縁146とを備え、ポケット部140を形成する。
ポケットシート118は、背表紙216に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部252に、ポケットシート118の前記直線状の外側端縁142とは反対側の内側端縁148において背表紙216の内側面に亘り固着される。
また、ポケットシート取り付け材350は、前記実施の形態に限らず、たとえば図24に示すような形状でもよい。
この図24図示ポケットシート取り付け材350は、表表紙312側及び裏表紙314側が同一の幅を有して表紙の高さ方向において上側から下側に亘って形成された断面U字状の筋によって、平面略長方形のポケットシート取り付け部352の左右端縁において背表紙316とは反対側に折り曲げられて形成された長方形状凸部354A及び長方形状凸部354Bを有し、ポケットシート取り付け部352の左右端に一対の長方形状凸部354A及び長方形状凸部354Bが突設された全体として断面コ字型に形成されている。
そして、ポケットシート取り付け材350は、表表紙側長方形状凸部354Aの外側面が表表紙312の表連設部320と表折り曲げ部324との間の内側面とに固着され、且つ裏表紙側長方形状凸部354Bの外側面が背表紙314の表折り曲げ部324と裏折り曲げ部326との間の内側面と固着されている。
ポケットシート取り付け材350のポケットシート取り付け部352の幅は、表表紙312と裏表紙314の間隔とほぼ同一の幅を有し、長方形状凸部354A及び長方形状凸部354Bの高さは、表連設部320と表折り曲げ部324との間及び裏連設部322と裏折り曲げ部326との間、すなわち表紙の幅方向における長さよりも低い。
この実施の形態においては、一定の間隔が、ポケットシート取り付け材350のポケットシート取り付け部352の上面と表折り曲げ部324及び裏折り曲げ部326との間に空くように構成されている。
表表紙312及び裏表紙314は、背表紙316との表連設部320及び裏連設部322の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部324及び裏折り曲げ部326が形成され、表表紙312における表折り曲げ部324より背表紙316に至る領域及び裏表紙314における裏折り曲げ部326より背表紙に至る領域と、背表紙316とによって、把持部328が形成される。
ポケットシート118は、直線状の外側端縁142と、直線状の底縁144と、底縁144とは反対側の上端縁に形成された開口縁146とを備え、ポケット部140を形成する。
ポケットシート118は、背表紙316に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部352に、ポケットシート118の前記直線状の外側端縁142とは反対側の内側端縁148において背表紙316の内側面に亘り固着される。
前記実施の形態の形態においては、把持部328を形成したが、表折り曲げ部324及び表折り曲げ部326を形成せず、把持部328を形成しなくてもよい。
この図25図示ポケットシート取り付け材450は、表表紙412側及び裏表紙414側が同一の幅を有して表紙の高さ方向において上側から下側に亘って形成された断面U字状の筋によって、平面略長方形のポケットシート取り付け部452の左右端縁において背表紙416側に折り曲げられて形成された長方形状凸部454A及び長方形状凸部454Bを有し、ポケットシート取り付け部452の左右端に一対の長方形状凸部454A及び長方形状凸部454Bが突設された全体として断面ロ字型に形成されている。
そして、ポケットシート取り付け材450は、表表紙側断面L字形状凸部454Aの外側面が表表紙412の表連設部420と表折り曲げ部424との間の内側面及び背表紙416の内側と固着され、且つ、裏表紙側断面L字形状凸部454Bの外側面が裏表紙414の表折り曲げ部424と裏折り曲げ部426との間の内側面及び背表紙416の内側面に固着されている。
ポケットシート取り付け材450のポケットシート取り付け部452の幅は、表表紙412と裏表紙414の間隔とほぼ同一の幅を有し、長方形状凸部454A及び長方形状凸部454Bの高さは、表連設部420と表折り曲げ部424との間及び裏連設部422と裏折り曲げ部426との間、すなわち表紙の幅方向における長さよりも低い。
この実施の形態においては、一定の間隔が、ポケットシート取り付け材450のポケットシート取り付け部452の上面と表折り曲げ部424及び裏折り曲げ部426との間に空くように構成されている。
表表紙412及び裏表紙414は、背表紙416との表連設部420及び裏連設部422の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部424及び裏折り曲げ部426が形成され、表表紙412における表折り曲げ部424より背表紙416に至る領域及び裏表紙414における裏折り曲げ部426より背表紙416に至る領域と、背表紙416とによって、把持部428が形成される。
ポケットシート118は、直線状の外側端縁142と、直線状の底縁144と、底縁144とは反対側の上端縁に形成された開口縁146とを備え、ポケット部140を形成する。
ポケットシート418は、背表紙416に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部452に、ポケットシート118の前記直線状の外側端縁142とは反対側の内側端縁148において背表紙416の内側面に亘り固着される。
前記実施の形態の形態においては、把持部428を形成したが、表折り曲げ部424及び表折り曲げ部426を形成せず、把持部428を形成しなくてもよい。
次に、別の表紙を用いたファイルの製法について、主として図26及び図27に基づいて説明する。
まず、準備した表紙材80の表側(外側)に、後に表連設部20及び裏連設部22となる部位に、プレス金型またはロール金型によって筋入れ加工を施す。すなわち、表紙材80の幅方向に(表紙の高さ方向における上端側から下端側に亘って)連続して、断面U字状筋を形成して、表連設部20及び裏連設部22を成形する(連設部成形ステップ)。
表紙材80としては、たとえば熱で湾曲しにくいボール紙などのようなシート材からなる芯材と、前記芯材の表面の全面に亘って粘着され且つ裏面側に向けて折り曲げられ粘着されたシート、たとえばポリプロピレン製シートなどのような合成樹脂製シートからなる表面材とを備える、いわゆる包み貼り表紙であってもよい。
次に、表紙材80を反転して表側(外側)を下にし表紙材80の裏側(内側)を上にして、プレス金型またはロール金型により筋入れ加工を施す。すなわち、表紙材110の幅方向に(表紙の高さ方向における上端側から下端側に亘って)連続して、断面U字状筋を形成して、表折り曲げ部24及び裏折り曲げ部26を成形する(折り曲げ部成形ステップ)。
そして、表連設部20及び裏連設部22の間において表紙材80の背表紙16の内面全体に亘って、図23に示すように溶融したホットメルト接着剤90を一定幅の帯状に塗布する。
この実施の形態においては、ホットメルト接着剤90は、ポケットシート18と背表紙16の内側面とを固着する領域に亘ってホットメルト接着剤90が行き渡るように、適宜な幅及び厚さで塗布される。
なお、ホットメルト接着剤90としては、帯状の固形のシート体のものを用いてもよい。
次に、横断面コ字型のポケットシート取り付け材250を固着する方法について、主として図28及び29に基づいて説明する。
まず、図28に示すように、ポケットシート取り付け材250を作成するための平板状ポケットシート取り付け素材250Aを準備し、ポケットシート取り付け部252の左右両端に長方形状凸部228を形成するためにポケットシート取り付け素材250Aを区画して折り曲げるための筋入れ加工を施して、ポケットシート取り付け素材250Aの表紙の高さ方向の上端から下端に亘って連続して、直線状に屈曲部250A1を形成する。(筋入れ穿設ステップ)。
次に、ポケットシート取り付け素材250Aの長方形状凸部254A及び長方形状凸部254B及び屈曲部250A1においてポケットシート218を取り付ける面とは反対側(裏側)に向けてほぼ直角に折り曲げて、表表紙側凸部254Aと裏表紙側凸部254Bとが平行となるまで屈曲させる(長方形状凸部成形ステップ)。
次に、図29において示すように、横断面略コ字型に成形されたポケットシート取り付け材250を表紙材210の背表紙216の内表面に載置する。
事前に、ホットメルト接着剤90が表連設部220及び裏連設部222近傍に塗布されているので、その上にポケットシート取り付け材250の長方形状凸部254A及び長方形状凸部254Bを載置する。
その後は、図25において示すように、たとえば背表紙216の外側(表側)の部位に下方から板状ヒーターHを押し当て、且つ、背表紙216から直角に折り曲げられて上方に伸びた表表紙212と裏表紙214の外側(表側)の部位に左右方向から板状ヒーターHでプレスしながらホットメルト接着剤90を加熱溶触させる(プレス加熱ステップ)。
ホットメルト接着剤90によりポケットシート取り付け材250の表表紙側凸部254A及び裏表紙側254Bの自由端たる直線状端縁部位が背表紙216の内側(裏側)に接着されたときに、左右方向から押し当てた板状ヒーターHを取り去るとともに下方から背表紙216の外側(表側)に押し当てた板状ヒーターHを取り去り冷却する(接着剤冷却ステップ)。
このようにして、ポケットシート取り付け材250が背表紙216に固着された表紙が完成する。
この発明は、前記実施の形態に限らずこの発明の思想に基づき種々変更することが可能である。
前記実施の形態においては、ポケットシート取り付け材250は、断面略コ字状であったが、図30に示すように平板状のポケットシート取り付け材550であってもよい。
背表紙516と対向する面に、凸部554が突設されてもよい。
例えば、ポケットシート取り付け材550は、図31ないし34において示すように、凸部554の頂部を背表紙516の内側面に接するようにして、表表紙512と裏表紙514の間であって背表紙516にほぼ平行に対向するようにして、表表紙512の表連設部520と表折り曲げ部524との間の内側面と、裏表紙514の裏連設部522と裏折り曲げ部526との間の内側面に固着してもよい。
表表紙512及び裏表紙514は、背表紙516との表連設部520及び裏連設部522の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部524及び裏折り曲げ部526が形成され、表表紙512における表折り曲げ部524より背表紙516に至る領域及び裏表紙514における裏折り曲げ部526より背表紙516に至る領域と、背表紙516とによって、把持部528が形成される。
ポケットシート518は、直線状の外側端縁542と、直線状の底縁544と、底縁544とは反対側の上端縁に形成された開口縁546とを備え、ポケット部540を形成している。
ポケットシート518は、背表紙516に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部552に、ポケットシート518の前記直線状の外側端縁542とは反対側の内側端縁548において背表紙516の内側面に亘り固着される。
前記実施の形態においては、検索用凹部30は、平面視倒コ字状に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、次のように変形してもよい。
図35に示すファイルの表表紙612及び裏表紙614は、表表紙612及び裏表紙614の高さ方向において中間部から、段差状に検索用凹部630が形成され、検索用凹部 630は、平面視略倒L字状に形成されている。前記検索用凹部630の端縁とポケットシート618の見開き開端縁、すなわち外側端縁642が揃えられている。
表表紙612及び裏表紙614は、背表紙616との表連設部620及び裏連設部622の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部624及び裏折り曲げ部526が形成され、表表紙612における表折り曲げ部624より背表紙616に至る領域及び裏表紙614における裏折り曲げ部626より背表紙616に至る領域と、背表紙516とによって、把持部628が形成される。
ポケットシート618は、直線状の外側端縁642と、直線状の底縁644と、底縁644とは反対側の上端縁に形成された開口縁646とを備え、ポケット部640を形成している。
ポケットシート618は、背表紙616に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部652に、ポケットシート618の前記直線状の外側端縁642とは、反対側の内側端縁648において背表紙616の内側面に亘り固着される。
表表紙612及び裏表紙614は、検索用凹部630を形成された領域の外に、ポケットシート618の見開き用端縁、すなわち外側端縁642より外側に向けて突き出て、ポケットシート618に形成された見出しiを覆うための突出部638を、上部に形成されている。
前記実施の形態の形態においては、把持部628を形成したが、図36において示すように、表折り曲げ部624及び表折り曲げ部626を形成せず、把持部628を形成しなくてもよい。
図37に示すファイルの表表紙712及び裏表紙714は、高さ方向において中央に、円弧状の検索用凹部730が形成されている。前記検索用凹部730の端縁とポケットシート718の見開き開端縁、すなわち外側端縁742が揃えられている。
表表紙712及び裏表紙714は、背表紙716との表連設部720及び裏連設部722の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部724及び裏折り曲げ部726が形成され、表表紙712における表折り曲げ部724より背表紙716に至る領域及び裏表紙714における裏折り曲げ部726より背表紙716に至る領域と、背表紙716とによって、把持部728が形成される。
ポケットシート718は、直線状の外側端縁742と、直線状の底縁744と、底縁744とは反対側の上端縁に形成された開口縁746とを備え、ポケット部740を形成している。
ポケットシート718は、背表紙716に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部752に、ポケットシート718の前記直線状の外側端縁742とは、反対側の内側端縁748において背表紙716の内側面に亘り固着される。
表表紙712及び裏表紙714は、検索用凹部730を形成された領域の外に、ポケットシート718の見開き用端縁、すなわち外側端縁742より外側に向けて突き出て、ポケットシート718に形成された見出しiを覆うための突出部738を、上下一対形成されている。
前記実施の形態の形態においては、把持部728を形成したが、図38において示すように、表折り曲げ部724及び表折り曲げ部726を形成せず、把持部728を形成しなくてもよい。
ポケットシート18は、表表紙側ポケットシート18と裏表紙側ポケットシート18とを分離されるのではなく、図39ないし図42において示すように、一体化されたポケットシート材818Aをもって、形成してもよい。
ポケットシート818を背表紙816に固着する構造としては、複数のポケットシート材818Aの中央において高さ方向に一直線状に形成されたポケットシート材818Aを、背表紙816の内面の中央に溶着し、該溶着部818A1を境にして、表表紙側の第1ポケットシート818aと裏表紙側の第2ポケットシート818bとを形成し、該溶着部818A1において二つ折りにして、一群のポケットシート818を構成してもよい。
表表紙812及び裏表紙814は、背表紙816との表連設部820及び裏連設部822の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部824及び裏折り曲げ部826が形成され、表表紙812における表折り曲げ部824より背表紙816に至る領域及び裏表紙814における裏折り曲げ部826より背表紙816に至る領域と、背表紙816とによって、把持部828が形成される。
ポケットシート818は、直線状の外側端縁842と、直線状の底縁844と、底縁844とは反対側の上端縁に形成された開口縁846とを備える。
ポケットシート818は、背表紙816に対向する面とは反対側のポケットシート取り付け部852に、ポケットシート818の前記直線状の外側端縁842とは反対側の内側端縁848において背表紙816の内側面に亘り固着される。
表紙の表連設部820と表連設部822との間の溶着領域である背表紙816の内面において、ポケットシート材818Aが溶着され、ポケットシート材818Aが溶着された溶着部818A1を挟んで左側に形成される第1ポケット部840aと右側に形成される第2ポケット部840bとを備える。
第1ポケット部840aの上端には、第1開口部縁846aが形成され、第2ポケット部840bの上端には、第2開口縁846bが形成されている。
ポケットシート材818Aは、透明または半透明のポリプロピレンフィルムまたは塩化ビニルフィルム等のように、熱溶着に適する熱可塑性合成樹脂フィルム素材またはシート素材からなる。
そして、この実施の形態においては、ポケットシート材818Aは、ファイル810を縦長として、左側には上部短辺側に第1開口縁848aが形成されるとともに、右側には上部短辺側に第2開口縁748bが形成された、縦長のポケット状に形成されている。
そして、ポケットシート材818Aは、図41に示すように、熱溶着される前においては、直線状の左側外側端縁842aおよび直線状の右側外側端縁842bと直線状の第1底縁844a及び第2底縁844bとが直交して連続してつながってなり、左側外側端縁842aおよび右側外側端縁842bと連続し且つ底縁844a及び第2底縁844bと対向する直線状の上縁において、第1開口縁846a及び第2開口縁846bが形成された横長袋状である。
このポケットシート材818Aは、同一形状のものを複数枚重ねられ、ポケットシート材818Aの略中央の溶着部818A1で表紙の溶着領域たる背表紙816の内面に熱溶着されて、左右同一の大きさの縦長ポケット、すなわち第1ポケット部840aと第2ポケット部840bとを形成する。
溶着部818A1は、左側外側端縁842aおよび右側外側端縁842bと平行で、第1開口縁846a及び第2開口部846bと第1底縁844a及び第2底縁844bとに直交するように構成されている。
第1ポケット部840aは、左側外側端縁842a、溶着部818A1および第1底縁844aで囲繞され、第2ポケット部840bは、右側外側端縁842b、溶着部818A1および底縁844bで囲繞され、上部に第1開口縁846aおよび第2開口部846bが形成されてなる。
第1開口縁846aは、左側外側端縁842aと連続し底縁844aと対向する上縁に形成され、第2開口縁846bは、右側外側端縁842bと連続し底縁844bと対向する上縁に形成されている。
第1ポケット部840aと第2ポケット部840bとは、溶着部818A1を挟んで左右一対のポケット部840を構成するように形成されている。
前記実施の形態の形態においては、把持部828を形成したが、図43において示すように、表折り曲げ部824及び表折り曲げ部826を形成せず、把持部828を形成しなくてもよい。
この発明の一実施の形態であるポケットファイルの斜視図解図である。 図1図示ポケットフィルの開いた状態における斜視図解図である。 図1図示ポケットフィルの開いた状態における断面図解図である。 図1図示ポケットファイルの表紙及びポケットシートの分解斜視図解図である。 この発明の一実施の形態であるポケットファイルの斜視図解図である。 図5図示ポケットファイルの開いた状態における斜視図解図である。 図5図示ポケットフィルの開いた状態における断面図解図である。 図5図示ポケットファイルの表紙及びポケットシートの斜視図解図である。 この発明の一実施の形態であるポケットファイルの斜視図解図である。 図9図示ポケットファイルの開いた状態における斜視図解図である。 図9図示ポケットフィルの断面図解図であり、(A)は、横断面図解図であり、(B)は、縦断面図解図である。 図9図示ポケットファイルの表紙の分解斜視図解図である。 図5図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図5図示ファイルの製法を示す斜視図解図であり、(A)は表紙材の斜視図解図であり、(B)はV字溝を形成した表紙材の斜視図解図である。 図5図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図5図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図5図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図9図示ファイルの製法を示す断面図解図であり、(A)はポケットシート取り付け素材の準備状態を示す図であり、(B)はポケットシート取り付け素材と表紙とを接し合わせた状態を示す図であり、(C)はポケットシート取り付け素材を表紙に接着した状態を示す図である。 図9図示ファイルの製法を示す断面図解図である。 図9図示ファイルの製法を示す断面図解図である。 図9図示ファイルの製法を示す断面図解図である。 図9図示ファイルの製法を示す断面図解図である。 図9図示ファイルのポケットシート取り付け材の変形例の断面図解図である。 図9図示ファイルのポケットシート取り付け材の変形例の断面図解図である。 図9図示ファイルのポケットシート取り付け材の変形例の断面図解図である。 図23図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図23図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図23図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図23図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図9図示ファイル用表紙の変形例である断面図解図である。 図30図示ファイルの製法を示すポケットシート取り付け材の図解図であり、(A)は平面図解図であり(B)は側面図解図である。 図30図示ファイルの製法を示す正面図解図である。 図30図示ファイルの製法を示す正面図解図である。 図30図示ファイルの製法を示す正面図解図である。 図1図示ファイルの変形例の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は、横断面図解図である。 図1図示ファイルの変形例の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は、横断面図解図である。 図1図示ファイルの変形例の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は、横断面図解図である。 図1図示ファイルの変形例の図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は、横断面図解図である。 図1図示ファイルの変形例の斜視図解図である。 図39図示ファイルの図解図であり、(A)は正面図解図であり、(B)は、横断面図解図である。 図39図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図39図示ファイルの製法を示す斜視図解図である。 図1図示ファイルの変形例の斜視図解図である。 この発明にかかるファイルの使用方法を示す斜視図解図である。 この発明にかかるファイルの説明図である。
符号の説明
10,110,210,410,510 ファイル
12,112,212,312,412,512,612,712,812 表表紙
14,114,214,314,414,514,614,714,814 裏表紙
16,116,216,316,416,516,616,716,816 背表紙
18,118, 518,818 ポケットシート
20A,22A,24A,26A V字溝
20,120,220,320,420,520,620,720,820 表連設部
22,122,222,322,422,522,822 裏連設部
24,124,224,324,424,524,624,724,824 表折り曲げ部
26,126,226,326,426,526,626,726,826 裏折り曲げ部
28,128,228,328,428,528,828 把持部
30 検索用凹部
40,140,540,640,740 ポケット部
42,142,542,642,742,842 外側端縁
44,144,544,644,744,844 底縁
46,146,546,646,746,846 開口縁
48,148,548,648,748,848 内側端縁
50,150,250,350,450,550 ポケットシート取り付け材
52,554 凸部
80 表紙材
86 背表紙エリア
90 ホットメルト接着剤
110,310,410 表紙材
150A ポケットシート取り付け素材
152,252,352,452,552,652,752,852 ポケットシート取り付け部
154 連結部
156 頂部
158 凸条
218c,518c,250A1 屈曲部
254A,254B 長方形状凸部
228a,528a 表表紙側凸部
228b,528b 裏表紙側凸部
740a 第1ポケット部
740b 第2ポケット部
818A1 溶着部
818A ポケットシート材
818a 第1ポケットシート
818b 第2ポケットシート
846a,848a 第1開口縁
846b,748b 第2開口縁
842a 左側外側端縁
842b 右側外側端縁
844a 第1底縁
844b 第2底縁
1000 製本装置
1004 表紙用保持機構
1006 発熱体
1008,1012 直立保持体
1010 テーブル
1100 金属製保型板
1200 超音波ホーン
S 被綴じ物
M 台紙
i 見出し

Claims (3)

  1. 表表紙と、裏表紙と、前記表表紙と裏表紙との間に固定された複数のポケットシートとを備えたポケットファイルであって、
    複数のポケットシートは、見開き用端縁が全て揃えられ、
    前記表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された見開き用端縁を備え、
    前記検索用凹部の端縁と複数のポケットシートの見開き用端縁が揃えられた、ポケットファイル。
  2. 表表紙及び/又は裏表紙は、検索用凹部を形成された領域の外に、ポケットシートの見開き用端縁より外側に向けて突き出た、ポケットシートに形成された見出しを覆うための突出部を形成された、請求項1に記載のポケットファイル。
  3. 前記表表紙及び裏表紙は、背表紙との表連設部及び裏連設部の近傍において、上端から下端に亘って連続した表折り曲げ部及び裏折り曲げ部が形成され、表表紙における表折り曲げ部より背表紙に至る領域及び裏表紙における裏折り曲げ部より背表紙に至る領域と、背表紙とによって、把持部が形成された、請求項1又は請求項2に記載のポケットファイル。
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