JP2017165088A - ポケットファイルおよびポケット群 - Google Patents

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Kanji Tanaka
莞二 田中
佳照 有本
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佳照 有本
裕二 猪原
Yuji Inohara
裕二 猪原
法文 丸川
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法文 丸川
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Abstract

【課題】積み重ねられた状態で互いに固定された複数のポケットがめくり易い、ポケットファイルを提供する。
【解決手段】複数のポケット150が厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群100と、ポケット群100が固定される表紙体20とを備えるポケットファイル10であって、ポケット群100は、表紙体20の内面に固定される略直線状の固定領域70と、固定領域70に相対し且つ複数のポケット150を捲る際に指が掛けられる指掛け端縁(左端縁106および右端縁108)とを含み、指掛け端縁は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置するポケット150から最も裏表紙部40と離れた側に位置するポケット150に向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ポケットファイルおよびポケット群に関し、特に、表紙体およびその表紙体に積層された状態で固定されている複数のポケットを含むポケットファイルと、そのようなポケットファイルに用いることができ、複数のポケットを積層することにより形成されたポケット群とに関する。
この発明の背景となる従来のポケットファイルの一例が、たとえば実開昭55−99880号公報に開示されている(特許文献1参照)。特許文献1に開示されているファイル(ポケットファイル)は、表表紙に背表紙を介して裏表紙が連なる表紙体と、この表紙体の内面側に設けられた複数枚のポケットとにより構成されている。ポケットは、それらの中央部が背表紙に溶着部を設けることによって表紙体に一体化されている。
このようなファイルによれば、表表紙と裏表紙に跨る大きさとなる一端開放型のポケットを多数枚重ね合わせた状態で、それらの中央部を背表紙に溶着して溶着部を形成するため、表表紙と裏表紙の各内面側に、それぞれポケットが形成できることとなる。
実開昭55−99880号公報
ところが、特許文献1に開示されているファイルでは、重ね合わせた複数のポケットの端部が重ね合わせた方向ないしは積層方向に見てそろっているので、ポケットをめくる際にポケットに指がかけにくく、ポケットがめくりにくい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、積み重ねられた状態で互いに固定された複数のポケットがめくり易い、ポケットファイルを提供することである。
この発明の他の目的は、積み重ねられた状態で互いに固定された複数のポケットがめくり易いポケット群を提供することである。
この発明に係るポケットファイルは、複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群と、ポケット群が固定される表紙体とを備えるポケットファイルであって、ポケット群は、複数のポケットそれぞれが互いに固定され且つ表紙体の内面に固定される略直線状の固定領域と、固定領域に相対し且つ複数のポケットを捲る際に指が掛けられる指掛け端縁とを含み、指掛け端縁は、複数のポケットそれぞれの固定領域から指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成されることを特徴とする。
好ましくは、複数のポケットそれぞれの固定領域から指掛け端縁までの長さ寸法が、厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど、等間隔に順次短くなる。
好ましくは、複数のポケットそれぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ指掛け端縁に相対する端縁において他の指掛け端縁を有し、指掛け端縁と他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ指掛け端縁と他の指掛け端縁との間の略中央部分に固定領域を有し、他の指掛け端縁は、複数のポケットそれぞれの固定領域から他の指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次長くなり、指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する。
好ましくは、表紙体は、厚さ方向に見て略矩形状の表表紙部と、ポケットファイルを閉じた状態にしたとき、ポケット群を介して表表紙部に対向する厚さ方向に見て略矩形状の裏表紙部と、表表紙部と裏表紙部を一体的に接続する背表紙部とを含み、表表紙部および裏表紙部のそれぞれは、高さ方向における一方の端縁側又は他方の端縁側から高さ方向に沿って見たとき、厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように湾曲する可撓性を有し、表表紙部の背表紙部に接続されない側の幅方向の端縁には切欠き部が形成され、切欠き部は、高さ方向に沿って延在する幅方向の端縁を有し、且つ幅方向の端縁がポケット群の階段状に形成された指掛け端縁とさらに階段状になる。
この発明に係るポケット群は、複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群であって、複数のポケットそれぞれが互いに固定される略直線状の固定領域と、固定領域に相対し且つ複数のポケットを捲る際に指が掛けられる指掛け端縁とを含み、指掛け端縁は、複数のポケットそれぞれの固定領域から指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成されることを特徴とする。
好ましくは、複数のポケットそれぞれの固定領域から指掛け端縁までの長さ寸法が、厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど、等間隔に順次短くなる。
好ましくは、複数のポケットそれぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ指掛け端縁に相対する端縁において他の指掛け端縁を有し、指掛け端縁と他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ指掛け端縁と他の指掛け端縁との間の略中央部分に固定領域を有し、他の指掛け端縁は、複数のポケットそれぞれの固定領域から他の指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次長くなり、指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する。
この発明にかかるポケットファイルおよびポケット群では、それぞれ、積層された状態で固定されている複数のポケットは、表紙体に固定される固定領域と、当該固定領域に相対する端縁である指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて階段状に形成されるため、ポケットをめくる際にポケットに指が掛り易く、ポケットが一枚一枚めくり易くなる。
この発明によれば、積み重ねられた状態で互いに固定されたポケットがめくり易い、ポケットファイルおよびポケット群が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態のときの底面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの図3に示すIV部拡大図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの図3に示すV部拡大図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの底面図であり、(A)が真ん中の頁を見開いたときの図であり、(B)が裏表紙部側に全ての頁を捲ったときの図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの使用状態を示す図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態の底面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備えるポケット群単体の正面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備えるポケット群単体の底面図である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体単体の正面図(内面側から見た図)である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体単体の背面図(外面側から見た図)である。 この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体にポケット群を固定する様子を底面側からみた模式図である。 この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。 この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。 この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの底面図であり、(A)が真ん中の頁を見開いたときの図であり、(B)が裏表紙部側に全ての頁を捲ったときの図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態にし、表表紙部の外面側から見たときの斜視図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で外面側から見たときの正面図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態にし、表表紙部の外面側から見たときの正面図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの図21に示すXXII−XXII断面図である。 この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの好適な使用態様を示す説明図である。 この発明の変形例に係るポケットファイルの正面図である。
(第1の実施の形態)
以下、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルについて、図1〜13に基づいて説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。図2は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。図3は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態のときの底面図である。図4は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの図3に示すIV部拡大図である。図5は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの図3に示すV部拡大図である。図6は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの底面図であり、(A)が真ん中の頁を見開いたときの図であり、(B)が裏表紙部側に全ての頁を捲ったときの図である。図7は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルの使用状態を示す図である。図8は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態の底面図である。図9は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備えるポケット群単体の正面図である。図10は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備えるポケット群単体の底面図である。図11は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体単体の正面図(内面側から見た図)である。図12は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体単体の背面図(外面側から見た図)である。図13は、この発明の第1の実施の形態に係るポケットファイルが備える表紙体にポケット群を固定する様子を底面側からみた模式図である。
この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20と、表紙体20の内面に固定されるポケット群100とを備える。以下の説明において、高さ方向とは、ポケットファイル10を見開いて正面視したときの上下方向のことである。また、幅方向とは、ポケットファイル10を見開いて正面視したときの左右方向(固定領域と指掛け端縁とを結ぶ方向)のことである。また、厚さ方向とは、ポケット群100に含まれる複数のポケット150が積み重ねられる方向のことである。
(表紙体20)
表紙体20は、表表紙部30と、裏表紙部40と、表表紙部30と裏表紙部40とを一体的に接続する背表紙部50とを含む。表紙体20は、例えば、合成樹脂により成形された平板状の部材が、その内面側から高さ方向に沿って熱ヒンジ加工されることにより、表表紙部30、裏表紙部40及び背表紙部50を含むように形成されてもよい。
表表紙部30は、高さ方向における一方の端縁である上端縁32と、当該上端縁32に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁34と、幅方向における一方の端縁である左端縁36と、当該左端縁36に相対する幅方向における他方の端縁(背表紙部50と一体的に接続される端縁)である右端縁38とを有する。裏表紙部40は、高さ方向における一方の端縁である上端縁42と、当該上端縁42に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁44と、幅方向における一方の端縁(背表紙部50と一体的に接続される端縁)である左端縁46と、当該左端縁46に相対する幅方向における他方の端縁である右端縁48とを有する。背表紙部50は、高さ方向における一方の端縁である上端縁52と、当該上端縁52に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁54と、幅方向における一方の端縁(表表紙部30と一体的に接続される端縁)である左端縁と、当該左端縁に相対する幅方向における他方の端縁(裏表紙部40と一体的に接続される端縁)である右端縁とを有する。背表紙部50の外面には、見出し部60が形成される。見出し部60は、例えば、見出し紙を外部から視認できる状態で収納することができる。見出し紙には、例えば、ポケットファイル10に収納する書類等のタイトルを記載することができる。
(ポケット群100)
ポケット群100は、図1〜図5のように真ん中の頁を見開いた状態において、高さ方向における一方の端縁である上端縁102と、当該上端縁102に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁104と、幅方向における一方の端縁である左端縁106と、当該左端縁106に相対する幅方向における他方の端縁である右端縁108とを含む。ポケット群100は、幅方向において略中央部分よりも一方側(図2中左側)に形成される一方のポケット群110と、幅方向において略中央部分よりも他方側(図2中右側)に形成される他方のポケット群120とを含む。
ポケット群100は、複数のポケット150が厚さ方向に積み重ねられることにより形成される。なお、当該積み重ね方の詳細については後述する。複数のポケット150それぞれは、透明又は半透明な合成樹脂により形成され、互いに同じ形状及び同じ寸法を有する。複数のポケット150それぞれは、幅方向における略中央部分に互いに仮止め固定される仮止め固定領域140を有する。なお、仮止め固定領域140は、例えば、複数のポケット150それぞれを熱溶着などにより互いに仮止め溶着することにより形成されてもよい。このときの仮止め溶着は、例えば、高さ方向に沿って離間した2点をドット状に熱溶着することにより行ってもよい。このとき、熱溶着された2点を結ぶ方向に沿って延びる直線状の部分が仮止め固定領域140となる。
複数のポケット150それぞれは、仮止め固定領域140よりも幅方向における一方側(図2中左側)に形成される一方のポケット部160と、仮止め固定領域140よりも他方側(図2中右側)に形成される他方のポケット部170とを有する。複数の一方のポケット部160により上記した一方のポケット群110が構成され、複数の他方のポケット部170により上記した他方のポケット群120が構成される。一方のポケット部160は、高さ方向における一方の端縁(図2中上側の端縁)に開口部168を有し、他の端縁(図2中下側の端縁、左側の端縁及び右側の端縁)が一体的に接続された略筒状である。そして、一方のポケット部160は、開口部168を挿入口としてその内部に用紙等を収納することができる。同様に、他方のポケット部170は、高さ方向における一方の端縁(図2中上側の端縁)に開口部178を有し、他の端縁(図2中下側の端縁、左側の端縁及び右側の端縁)が一体的に接続された略筒状である。そして、他方のポケット部170は、開口部178を挿入口としてその内部に用紙等を収納することができる。
ポケット群100は、互いに同じ形状および同じ寸法を有する複数のポケット150それぞれが、幅方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ幅方向の略中央において仮止め固定領域140により互いに仮止め固定されることにより形成される。その結果、図1〜図5のように、ポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態において、複数のポケット150それぞれの仮止め固定領域140から左端縁106までの長さ寸法(すなわち、一方のポケット部160の幅方向における長さ寸法)が厚さ方向において最も表表紙部30側に位置するポケット150から最も表表紙部30と離れた側に位置するポケット150に向かうほど順次長くなる。さらに、図1〜図5のようにポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態において、複数のポケット150それぞれの仮止め固定領域140から右端縁108までの長さ寸法(すなわち、他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法)が厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置するポケット150から最も裏表紙部40と離れた側に位置するポケット150に向かうほど順次短くなる。なお、ポケット群100の左端縁106および右端縁108それぞれは、所定の領域を自由に移動することができる(すなわち、ポケット150を捲る際に移動することができる)自由端縁である。
ここで、ポケットファイル10の真ん中の頁が見開いた状態において表表紙部30側に位置する一方のポケット群110を裏表紙部40側へと捲るように移動させ、裏表紙部40側に位置する他方のポケット群120上に一方のポケット群110を積み重ねる。このとき、複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側(一方端側)に位置する他方のポケット部170から最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170に向かうほど順次短くなる。さらに、複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160から最も裏表紙部40と離れた側(他方端側)に位置する一方のポケット部160に向かうほど順次短くなる。また、最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法は、最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160のそれよりも長い。すなわち、複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法と、複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法とは、厚さ方向において裏表紙部40と離れるほど連続的に順次短くなる。このように、ポケット群100の指掛け端縁(ポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態における左端縁106および右端縁108)は、裏表紙部40の右端縁48に沿った位置で階段状となる。
ポケット群100は、幅方向における略中央部分が高さ方向に沿って表紙体20の背表紙部50の内面に超音波溶着される。このようにして、ポケット群100と表紙体20とを互いに固定する固定領域70が形成される。
ポケット群100は、図2に示すように、上端縁102が表表紙部30の上端縁32、背表紙部50の上端縁52、及び裏表紙部40の上端縁42に沿って幅方向に延在する。また、下端縁104が表表紙部30の下端縁34、背表紙部50の下端縁54、及び裏表紙部40の下端縁44に沿って幅方向に延在する。そして、左端縁106(他の指掛け端縁)が表紙体20の表表紙部30の左端縁36に沿って高さ方向に延在する。また、右端縁108(指掛け端縁)が表紙体20の裏表紙部40の右端縁48に沿って高さ方向に延在する。
複数のポケット150それぞれは、厚さ方向の他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150から一方端側(最も裏表紙部40側)に向かうほど階段を下りるように形成された指掛け端縁(右端縁108)を有する。すなわち、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って厚さ方向の他方側から一方側に一段ずつ下りていくような指掛け端縁(右端縁108)である。すなわち、ポケット群100の右端縁108は、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って順次延びる。また、複数のポケット150それぞれは、厚さ方向の他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150から一方端側(最も裏表紙部40側)に向かうほど階段を上るように形成された他の指掛け端縁(左端縁106)を有する。すなわち、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って厚さ方向の他方側から一方側に一段ずつ上るような指掛け端縁(左端縁106)である。すなわち、ポケット群100の左端縁106は、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って順次縮まる。
複数のポケット150それぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ指掛け端縁(右端縁108)に相対する端縁において他の指掛け端縁(左端縁106)を有し、指掛け端縁と他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ指掛け端縁と他の指掛け端縁との間の略中央部分に固定領域70を有し、他の指掛け端縁は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から他の指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケット150から他方端側に位置するポケット150に向かうほど順次長くなり、指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する。
ポケット群100は、矩形状であり、その上端縁102と下端縁104とが互いに平行であり、且つ自由端縁であり他の指掛け端縁を構成する左端縁106と、自由端縁であり指掛け端縁を構成する右端縁108と、固定領域70(および仮止め固定領域140)とが互いに平行である。そして、ポケット群100は、その上端縁102および下端縁104と、その左端縁106、右端縁108および固定領域70(および仮止め固定領域140)とが互いに直交する。
(効果)
この実施の形態に係るポケットファイル10が備えるポケット群100は、表紙体20の内面に固定される固定領域70と、固定領域70に相対し且つ複数のポケット150を捲る際に指が掛けられる他の指掛け端縁を構成する左端縁106および指掛け端縁を構成する右端縁108とを含む。そして、ポケット群100の全ての頁を裏表紙部40側に移動させたとき、ポケット群100の指掛け端縁(指掛け端縁および他の指掛け端縁)は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から指掛け端縁(指掛け端縁および他の指掛け端縁)までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成される。これにより、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150それぞれの幅方向における端縁に指が掛かり易くなる。その結果、複数のポケット150を一枚一枚連続的に捲る作業や、所望の頁のポケット150を見開く作業を容易に行うことが可能となる。
ここで、従来のポケットファイルは、複数のポケットそれぞれの幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)が厚さ方向において重なった状態で積み重ねられていた。そして、複数のポケット150それぞれの幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)は、シート状の部材が折り返される部分であるため、他の部分に比べて厚みが増す。したがって、従来のポケットファイルは、ポケットの枚数が多くなるほど、ポケット群の幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)の厚みが他の部分の厚みよりも次第に厚くなってしまうという問題があった。一方、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150が幅方向にずれて積み重ねられることにより形成される階段状の指掛け端縁(左端縁46および右端縁48)を含むため、このような問題が解消されている。
また、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から指掛け端縁までの長さ寸法が、厚さ方向において一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど、等間隔に順次短くなる。これにより、この実施の形態に係るポケット10は、美観を起こさせることができ、且つ連続的な捲り作業をより一層容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
以下、この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルについて、図14〜16に基づいて説明する。なお、この実施の形態に掛かるポケットファイル10は、2つのポケット群(第1のポケット群110および第2のポケット群120)を備えることを除いて、上記した第1の実施の形態に係るポケットファイル10と同様の構成を有する。したがって、相当する構成要素には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
図14は、この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。図15は、この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。図16は、この発明の第2の実施の形態に係るポケットファイルの底面図であり、(A)が真ん中の頁を見開いたときの図であり、(B)が裏表紙部側に全ての頁を捲ったときの図である。
この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20と、表紙体20の内面に固定される第1のポケット群100aと、同じく表紙体20の内面に固定される第2のポケット群100bとを備える。第1のポケット群100aが背表紙部50の表表紙部30側の内面に固定され、第2のポケット群100bが背表紙部50の裏表紙部40側の内面に固定される。なお、第1のポケット群100aと第2のポケット群100bとは、互いに同じ形状及び同じ寸法を有する。
第1のポケット群100aは、上記した第1の実施の形態に係るポケット群100と同じ形状及び同じ寸法であり且つ表紙体20の内面に同じ態様で固定される。第2のポケット群100bは、第1のポケット群100aと幅方向において所定の距離だけ離間して表紙体20の内面に固定される。第2のポケット群100bについても、上記した第1の実施の形態に係るポケット群100と同じ形状及び同じ寸法であり且つ表紙体20の内面に同じ態様で固定される。
ここで、ポケットファイル10が見開いた状態において表表紙部30側に位置する第1のポケット群100aを裏表紙部40側へと捲るように移動させ、裏表紙部40側に位置する第2のポケット群100b上に第1のポケット群100aを積み重ねる。
このとき、第2のポケット群100bが備える複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側(一方端側)に位置する他方のポケット部170から最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170に向かうほど順次短くなる。さらに、第2のポケット群100bが備える複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160から最も裏表紙部40と離れた側(他方端側)に位置する一方のポケット部160に向かうほど順次短くなる。また、第2のポケット群100bが備える最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法は、最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160のそれよりも長い。すなわち、第2のポケット群100bが備える複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法と、第2のポケット群100bが備える複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法とは、厚さ方向において裏表紙部40と離れるほど連続的に順次短くなる。
第1のポケット群100aが備える複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側(一方端側)に位置する他方のポケット部170から最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170に向かうほど順次短くなる。さらに、第1のポケット群100aが備える複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160から最も裏表紙部40と離れた側(他方端側)に位置する一方のポケット部160に向かうほど順次短くなる。また、第1のポケット群100aが備える最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法は、最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160のそれよりも長い。すなわち、第1のポケット群100aが備える複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法と、第1のポケット群100aが備える複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法とは、厚さ方向において裏表紙部40と離れるほど連続的に順次短くなる。
そして、第1のポケット群100aが、第2のポケット群100bよりも幅方向において表表紙部30側に固定されていることにより、第2のポケット群100bが備える最も裏表紙部40と離れた側に位置する一方のポケット部160の幅方向における長さ寸法は、第1のポケット群100aが備える最も裏表紙部40側に位置する他方のポケット部160のそれよりも長い。このように、第1のポケット群100aおよび第2のポケット群100bのそれぞれの指掛け端縁は、裏表紙部40の右端縁48に沿った位置で階段状となる。
このように、第1のポケット群100aと第2のポケット群100bとを幅方向においいて所定の距離だけ離間して表紙体20の内面に固定することにより、より多くの枚数のポケット150で階段状の指掛け端縁を形成することができる。なお、同様の態様で、第3のポケット群100cや第4のポケット群100dなど、さらにポケット群100を追加してもよい。なお、背表紙部50の表表紙部30側の内面に固定するポケット群100の幅方向の寸法は、背表紙部50の裏表紙部40側の内面に固定するポケット群100のそれよりも短くしてもよい。これにより、複数のポケット群100同士の幅方向において離間する距離を短くしても階段状の指掛け端縁を形成することができるため、ポケットファイル10の厚みを薄くすることができる。
(第3の実施の形態)
以下、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルについて、図17〜23に基づいて説明する。図17は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの斜視図である。図18は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態にし、表表紙部の外面側から見たときの斜視図である。図19は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で内面側から見たときの正面図である。図20は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの真ん中の頁を見開いた状態で外面側から見たときの正面図である。図21は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルを閉じた状態にし、表表紙部の外面側から見たときの正面図である。図22は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの図21に示すXXII−XXII断面図である。図23は、この発明の第3の実施の形態に係るポケットファイルの好適な使用態様を示す説明図である。
この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20と、表紙体20の内面に固定されるポケット群100とを備える。以下の説明において、高さ方向とは、ポケットファイル10を見開いて正面視したときの上下方向のことである。また、幅方向とは、ポケットファイル10を見開いて正面視したときの左右方向(固定領域と指掛け端縁とを結ぶ方向)のことである。また、厚さ方向とは、ポケット群100に含まれる複数のポケット150が積み重ねられる方向のことである。
(表紙体20)
表紙体20は、表表紙部30と、裏表紙部40と、表表紙部30と裏表紙部40とを一体的に接続する背表紙部50とを含む。表紙体20は、例えば、合成樹脂により成形された平板状の部材が、その内面側から高さ方向に沿って熱ヒンジ加工されることにより、表表紙部30、裏表紙部40及び背表紙部50を含むように形成されてもよい。
表表紙部30は、高さ方向における一方の端縁である上端縁32と、当該上端縁32に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁34と、幅方向における一方の端縁である左端縁36と、当該左端縁36に相対する幅方向における他方の端縁(背表紙部50と一体的に接続される端縁)である右端縁38とを有する。裏表紙部40は、高さ方向における一方の端縁である上端縁42と、当該上端縁42に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁44と、幅方向における一方の端縁(背表紙部50と一体的に接続される端縁)である左端縁46と、当該左端縁46に相対する幅方向における他方の端縁である右端縁48とを有する。背表紙部50は、高さ方向における一方の端縁である上端縁52と、当該上端縁52に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁54と、幅方向における一方の端縁(表表紙部30と一体的に接続される端縁)である左端縁と、当該左端縁に相対する幅方向における他方の端縁(裏表紙部40と一体的に接続される端縁)である右端縁とを有する。背表紙部50の外面には、見出し部60が形成される。見出し部60は、例えば、見出し紙を外部から視認できる状態で収納することができる。見出し紙には、例えば、ポケットファイル10に収納する書類等のタイトルを記載することができる。
この実施の形態に係る表表紙部30及び裏表紙部40のそれぞれは、その上端縁(上端縁32及び上端縁42)の側から又はその下端縁(下端縁34及び下端縁44)の側から高さ方向に沿って見たとき、厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように湾曲する可撓性を有する。
この実施の形態に係る表表紙部30には、略四角形状の切欠き部80が形成される。切欠き部80は、表表紙部30を、その左端縁36の高さ方向における略中央部分から背表紙部50側へと切り欠くように形成される。すなわち、切欠き部80は、表表紙部30の背表紙部50に接続されない側の幅方向における端縁(左端縁36)およびその近傍部分のうち、高さ方向における略中央部分に配設される。
切欠き部80は、表表紙部30の左端縁36から背表紙部50側に向かうほど僅かに下方(高さ方向における他方)へと傾斜する上端縁82(高さ方向における一方の端縁)と、表表紙部30の左端縁36から背表紙部50側に向かうほど僅かに上方(高さ方向における一方)へと傾斜する下端縁84(高さ方向における他方の端縁)と、当該上端縁82の背表紙部50側の端部と当該下端縁84の背表紙部50側の端部とを結ぶように高さ方向に沿って延在する幅方向の端縁88とを有する。したがって、切欠き部80は、例えば、その幅方向の端縁88を上底とする略台形状である。
(ポケット群100)
ポケット群100は、真ん中の頁を見開いた状態において、高さ方向における一方の端縁である上端縁102と、当該上端縁102に相対する高さ方向における他方の端縁である下端縁104と、幅方向における一方の端縁である左端縁106と、当該左端縁106に相対する幅方向における他方の端縁である右端縁108とを含む。ポケット群100は、幅方向において略中央部分よりも一方側に形成される一方のポケット群110と、幅方向において略中央部分よりも他方側に形成される他方のポケット群120とを含む。
ポケット群100は、複数のポケット150が厚さ方向に積み重ねられることにより形成される。なお、当該積み重ね方の詳細については後述する。複数のポケット150それぞれは、透明又は半透明な合成樹脂により形成され、互いに同じ形状及び同じ寸法を有する。複数のポケット150それぞれは、幅方向における略中央部分に互いに仮止め固定される仮止め固定領域140を有する。なお、仮止め固定領域140は、例えば、複数のポケット150それぞれを熱溶着などにより互いに仮止め溶着することにより形成されてもよい。このときの仮止め溶着は、例えば、高さ方向に沿って離間した2点をドット状に熱溶着することにより行ってもよい。このとき、熱溶着された2点を結ぶ方向に沿って延びる直線状の部分が仮止め固定領域140となる。
複数のポケット150それぞれは、仮止め固定領域140よりも幅方向における一方側に形成される一方のポケット部160と、仮止め固定領域140よりも他方側に形成される他方のポケット部170とを有する。複数の一方のポケット部160により上記した一方のポケット群110が構成され、複数の他方のポケット部170により上記した他方のポケット群120が構成される。一方のポケット部160は、高さ方向における一方の端縁に開口部168を有し、他の端縁が一体的に接続された略筒状である。そして、一方のポケット部160は、開口部168を挿入口としてその内部に用紙等を収納することができる。同様に、他方のポケット部170は、高さ方向における一方の端縁に開口部178を有し、他の端縁が一体的に接続された略筒状である。そして、他方のポケット部170は、開口部178を挿入口としてその内部に用紙等を収納することができる。
ポケット群100は、互いに同じ形状および同じ寸法を有する複数のポケット150それぞれが、幅方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ幅方向の略中央において仮止め固定領域140により互いに仮止め固定されることにより形成される。その結果、ポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態において、複数のポケット150それぞれの仮止め固定領域140から左端縁106までの長さ寸法(すなわち、一方のポケット部160の幅方向における長さ寸法)が厚さ方向において最も表表紙部30側に位置するポケット150から最も表表紙部30と離れた側に位置するポケット150に向かうほど順次長くなる。さらに、ポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態において、複数のポケット150それぞれの仮止め固定領域140から右端縁108までの長さ寸法(すなわち、他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法)が厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置するポケット150から最も裏表紙部40と離れた側に位置するポケット150に向かうほど順次短くなる。なお、ポケット群100の左端縁106および右端縁108それぞれは、所定の領域を自由に移動することができる(すなわち、ポケット150を捲る際に移動することができる)自由端縁である。
ここで、ポケットファイル10の真ん中の頁が見開いた状態において表表紙部30側に位置する一方のポケット群110を裏表紙部40側へと捲るように移動させ、裏表紙部40側に位置する他方のポケット群120上に一方のポケット群110を積み重ねる。このとき、複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側(一方端側)に位置する他方のポケット部170から最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170に向かうほど順次短くなる。さらに、複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法が、厚さ方向において最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160から最も裏表紙部40と離れた側(他方端側)に位置する一方のポケット部160に向かうほど順次短くなる。また、最も裏表紙部40と離れた側に位置する他方のポケット部170の幅方向における長さ寸法は、最も裏表紙部40側に位置する一方のポケット部160のそれよりも長い。すなわち、複数の他方のポケット部170それぞれの幅方向における長さ寸法と、複数の一方のポケット部160それぞれの幅方向における長さ寸法とは、厚さ方向において裏表紙部40と離れるほど連続的に順次短くなる。このように、ポケット群100の指掛け端縁(ポケットファイル10の真ん中の頁を見開いた状態における左端縁106および右端縁108)は、裏表紙部40の右端縁48に沿った位置で階段状となる。
ポケット群100は、幅方向における略中央部分が高さ方向に沿って表紙体20の背表紙部50の内面に超音波溶着される。このようにして、ポケット群100と表紙体20とを互いに固定する固定領域70が形成される。
ポケット群100は、上端縁102が表表紙部30の上端縁32、背表紙部50の上端縁52、及び裏表紙部40の上端縁42に沿って幅方向に延在する。また、下端縁104が表表紙部30の下端縁34、背表紙部50の下端縁54、及び裏表紙部40の下端縁44に沿って幅方向に延在する。そして、左端縁106(他の指掛け端縁)が表紙体20の表表紙部30の左端縁36に沿って高さ方向に延在する。また、右端縁108(指掛け端縁)が表紙体20の裏表紙部40の右端縁48に沿って高さ方向に延在する。
複数のポケット150それぞれは、厚さ方向の他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150から一方端側(最も裏表紙部40側)に向かうほど階段を下りるように形成された指掛け端縁(右端縁108)を有する。すなわち、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って厚さ方向の他方側から一方側に一段ずつ下りていくような指掛け端縁(右端縁108)である。すなわち、ポケット群100の右端縁108は、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って順次延びる。また、複数のポケット150それぞれは、厚さ方向の他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150から一方端側(最も裏表紙部40側)に向かうほど階段を上るように形成された他の指掛け端縁(左端縁106)を有する。すなわち、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って厚さ方向の他方側から一方側に一段ずつ上るような指掛け端縁(左端縁106)である。すなわち、ポケット群100の左端縁106は、ポケットファイル10の小口側に向かうに従って順次縮まる。
複数のポケット150それぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ指掛け端縁(右端縁108)に相対する端縁において他の指掛け端縁(左端縁106)を有し、指掛け端縁と他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ指掛け端縁と他の指掛け端縁との間の略中央部分に固定領域70を有し、他の指掛け端縁は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から他の指掛け端縁までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側に位置するポケット150から他方端側に位置するポケット150に向かうほど順次長くなり、指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する。
ポケット群100は、矩形状であり、その上端縁102と下端縁104とが互いに平行であり、且つ自由端縁であり他の指掛け端縁を構成する左端縁106と、自由端縁であり指掛け端縁を構成する右端縁108と、固定領域70(および仮止め固定領域140)とが互いに平行である。そして、ポケット群100は、その上端縁102および下端縁104と、その左端縁106、右端縁108および固定領域70(および仮止め固定領域140)とが互いに直交する。
この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20を閉じて(すなわち、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100の全頁を厚さ方向に重ね合わせた状態にして)、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろすと、表表紙部30に形成された切欠き部80からポケット群100の階段状にされた指掛け端縁(指掛け端縁および他の指掛け端縁)の一部が視認できる状態になる。なお、ポケット群100の階段状にされた指掛け端縁の他の部分は、表表紙部30の左端縁36の近傍部分に覆われ、視認できない状態になる。
この状態において、最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁の幅方向の位置は、切欠き部80の幅方向の端縁88のそれと同じになる。すなわち、この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20を閉じて、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろすと、最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁のみが視認できない状態になり、当該指掛け端縁よりも幅方向において背表紙部50から離れて位置する残りの指掛け端縁が視認できる状態になる。したがって、切欠き部80の幅方向の端縁88が階段状に形成された当該残りの指掛け端縁とさらに階段状になる。
上記したように、この実施の形態に係る表表紙部30及び裏表紙部40のそれぞれは、その上端縁の側から又はその下端縁の側から高さ方向に沿って見たとき、厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように湾曲する可撓性を有する。ここで、例えば、表紙体20を閉じた状態にして、背表紙部50およびその近傍部分を厚さ方向において左手で挟持し、且つ表表紙部30に形成された切欠き部80の幅方向の端縁88およびポケット群100の指掛け端縁の一部に右手親指を掛けて表表紙部30から裏表紙部40に向かう厚さ方向に押圧すると、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100が好適に撓む。具体的には、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100は、下端縁(下端縁34、下端縁44及び下端縁104)側から高さ方向に見て、裏表紙部40から表表紙部30に向かう厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように好適に撓む。
このとき、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろして視認できるポケット群100の指掛け端縁の幅方向における寸法が、撓ませる前に比べて大きくなる。これは、上記したようにポケットファイル10を撓ませた場合、表表紙部30から裏表紙部40に向かうほど大きく撓むことにより、表表紙部30から裏表紙部40に向かうほど背表紙部50に接続されない側の端縁が幅方向において背表紙部50から離れる側に大きくずれるためである。そして、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろして、撓ませる前に視認することができなかった最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁が視認できるようになる。したがって、上記したように撓ませたとき、表表紙部30に形成された切欠き部80の幅方向の端縁88と、(最も表表紙部30側に位置するポケット150を含む)ポケット群100全頁の指掛け端縁とが階段状になる。
(効果)
この実施の形態に係るポケットファイル10が備えるポケット群100は、表紙体20の内面に固定される固定領域70と、固定領域70に相対し且つ複数のポケット150を捲る際に指が掛けられる他の指掛け端縁を構成する左端縁106および指掛け端縁を構成する右端縁108とを含む。そして、ポケット群100の全ての頁を裏表紙部40側に移動させたとき、ポケット群100の指掛け端縁(指掛け端縁および他の指掛け端縁)は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から指掛け端縁(指掛け端縁および他の指掛け端縁)までの長さ寸法が厚さ方向において一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成される。これにより、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150それぞれの幅方向における端縁に指が掛かり易くなる。その結果、複数のポケット150を一枚一枚連続的に捲る作業や、所望の頁のポケット150を見開く作業を容易に行うことが可能となる。
ここで、従来のポケットファイルは、複数のポケットそれぞれの幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)が厚さ方向において重なった状態で積み重ねられていた。そして、複数のポケット150それぞれの幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)は、シート状の部材が折り返される部分であるため、他の部分に比べて厚みが増す。したがって、従来のポケットファイルは、ポケットの枚数が多くなるほど、ポケット群の幅方向における一方の端縁(及び他方の端縁)の厚みが他の部分の厚みよりも次第に厚くなってしまうという問題があった。一方、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150が幅方向にずれて積み重ねられることにより形成される階段状の指掛け端縁(左端縁46および右端縁48)を含むため、このような問題が解消されている。
また、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150それぞれの固定領域70から指掛け端縁までの長さ寸法が、厚さ方向において一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど、等間隔に順次短くなる。これにより、この実施の形態に係るポケット10は、美観を起こさせることができ、且つ連続的な捲り作業をより一層容易に行うことができる。
さらに、この実施の形態に係るポケットファイル10は、表表紙部30の背表紙部50に接続されない側の幅方向における端縁(すなわち、左端縁36)の高さ方向における略中央部分に切欠き部80が形成される。そして、表紙体20を閉じた状態にしたとき(すなわち、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100の全頁を厚さ方向に重ね合わせた状態にしたとき)、切欠き部80の幅方向の端縁88が、最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁と幅方向において同じ位置になる。これにより、当該切欠き部80の幅方向の端縁88と、ポケット群100の指掛け端縁とが階段状になる。したがって、この実施の形態に係るポケットファイル10は、表紙体20を閉じた状態にしていたとしても(特に、全頁が厚さ方向に重ね合わされたポケット群100に被さるように表表紙部30が位置していたとしても)、ポケット群100の指掛け端縁に指を掛けることができる。その結果、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150を一枚一枚連続的に捲る作業や、所望の頁のポケット150を見開く作業をより一層容易に行うことが可能となる。
また、この実施の形態に係る表表紙部30及び裏表紙部40のそれぞれは、その上端縁(上端縁32及び上端縁42)の側から又はその下端縁(下端縁34、下端縁44)の側から高さ方向に沿って見たとき、厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように湾曲する可撓性を有する。したがって、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100を上端縁側又は下端縁側から高さ方向に見て、裏表紙部40から表表紙部30に向かう厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように撓ませると、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろして視認できるポケット群100の指掛け端縁の幅方向における寸法が撓ませる前に比べて大きくなる。また、このように撓ませたとき、表表紙部30に形成された切欠き部80の幅方向の端縁88と、(最も表表紙部30側に位置するポケット150を含む)ポケット群100全頁の指掛け端縁とが階段状になる。その結果、この実施の形態に係るポケットファイル10は、複数のポケット150を一枚一枚連続的に捲る作業や、所望の頁のポケット150を見開く作業をより一層容易に行うことが可能となる。
(表紙体の変形例)
この実施の形態に係る表紙体20は、その表表紙部30に形成される切欠き部80が、表表紙部30の背表紙部50に接続されない側の幅方向における端縁(左端縁36)およびその近傍部分のうち、高さ方向における略中央部分に配設される場合について説明したが、この場合に限定されない。すなわち、切欠き部80は、表表紙部30の背表紙部50に接続されない側の幅方向における端縁(左端縁36)およびその近傍部分のうち、高さ方向における他の部分(例えば、左端縁36のうち上端縁32の近傍部分又は下端縁34の近傍部分)に形成されてもよい。また、複数の切欠き部80が形成されてもよい。
また、この実施の形態に係る表紙体20は、その切欠き部80が略台形状である場合について説明したが、この場合に限定されない。すなわち、切欠き部80は、表紙体20を閉じた状態にしたとき(すなわち、表表紙部30及び裏表紙部40並びにポケット群100の全頁を厚さ方向に重ね合わせた状態にしたとき)、ポケット群100の階段状にされた指掛け端縁とさらに階段状になる幅方向の端縁88を含む形状であれば、他の形状であってもよい。例えば、切欠き部80は、その上端縁82及び下端縁84が幅方向に沿って延在するような略正方形状や略矩形状であってもよいし、又はその上端縁82及び下端縁84の少なくとも一方に角部を有する他の多角形状であってもよい。
さらに、この実施の形態では、表紙体20を閉じて、表表紙部30の外面側から厚さ方向に見下ろすと、最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁のみが視認できない状態になり、当該指掛け端縁よりも幅方向において背表紙部50から離れて位置する残りの指掛け端縁が視認できる状態になる場合について説明した。このような構造を有することにより、この実施の形態では、切欠き部80の幅方向の端縁88が階段状に形成された当該残りの指掛け端縁とさらに階段状になる。しかしながら、このような場合に限定されず、切欠き部80の幅方向の端縁88を最も表表紙部30側に位置するポケット150の指掛け端縁よりも背表紙部50に近くなるように配設してもよい。これにより、切欠き部80の幅方向の端縁88が、階段状に形成された(最も表表紙部30側に位置するポケット150を含む)全頁のポケット群100の指掛け端縁とさらに階段状になる。
(ポケット群100の変形例)
上記した実施の形態(第1の実施の形態、第2の実施の形態及び第3の実施の形態)では、互いに同じ形状及び同じ寸法を有する複数のポケット150が厚さ方向に積み重ねられ、幅方向における略中央部分が高さ方向に沿って仮止め固定されることによりポケット群100が形成される場合について説明した。しかしながら、この場合に限定されず、ポケット群100は、厚さ方向において一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど順次幅方向の寸法が短くなるようにし、複数のポケット150それぞれの幅方向における一方の端縁(仮止め固定領域140側の端縁)を揃えた状態でその一方の端縁を仮止め固定することにより、幅方向における他方端側に階段状の指掛け端縁を形成されてもよい。このようなポケット群100は、例えば、同じ形状及び寸法を有する複数のポケット150を幅方向に順次ずらして積み重ねたあと、幅方向における一方の端縁の近傍を厚さ方向に沿って切り落とすことにより形成してもよい。
このようなポケット群100を備えるポケットファイル10を図24に示す。図24は、この発明の変形例に係るポケットファイルの正面図である。この変形例に係るポケット群100は、図24に示すように、複数のポケット150それぞれの幅方向における寸法が厚さ方向の一方端側(最も裏表紙部40側)に位置するポケット150から他方端側(最も裏表紙部40と離れた側)に位置するポケット150に向かうほど順次短くなり、且つ幅方向における一方の端縁(図24中左側の端縁であり、固定端縁70)を互いに揃えられる。このような構造により、この変形例に係るポケットファイル10は、幅方向における他方の端縁(図24中右側の端縁)に階段状の指掛け端縁が形成される。なお、このようなポケット群100に綴じ孔を設けることにより、例えば、ポケット群100を綴じ具に綴じて用いてもよい。
上記した実施の形態(同上)では、表紙体20の内面に超音波溶着によりポケット群100を固定する場合について説明したが、これに限定されない。すなわち、ポケット群100は、表紙体20の内面に、例えば、熱溶着などの他の溶着方法により固定してもよいし、リベット構造を用いて固定してもよいし、リング状の部材を有する綴じ具を用いて固定してもよい。なお、ポケット群100が綴じ具を用いて固定される場合、複数のポケット150それぞれが綴じ具に綴じられていない状態において互いに独立した状態であってもよい。そして、このような複数のポケット150それぞれは、綴じ具に綴じられた状態になったとき互いに固定された状態となる。
上記した実施の形態(同上)では、一方のポケット部160が高さ方向における一方の端縁(図中上側の端縁)に開口部168を有し、同様に、他方のポケット部170が高さ方向における他方の端縁(図中上側の端縁)に開口部178を有する場合について説明した。しかしながら、この場合に限定されず、例えば、一方のポケット部160が幅方向における他方の端縁の近傍(仮止め固定領域140の近傍)に高さ方向に沿った開口部168を有してもよいし、同様に、他方のポケット部170が仮止め固定領域140の近傍に高さ方向に沿った開口部178を有してもよい。
上記した実施の形態(同上)では、幅方向における端縁が階段状の指掛け端縁となる場合について説明した。しかしながら、この場合に限定されず、ポケットファイル10は、例えば、高さ方向における端縁が階段状の指掛け端縁となるように形成してもよい。
上記では、複数のポケット150が厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群100と、当該ポケット群100が固定される表紙体20とを備えるポケットファイル10について説明した。しかしながら、上記したポケット群100は、それ自身単体でも用いることが可能である。また、例えば、ポケット群100は、例えば、リング状の部材を有する綴じ具に綴じるための孔を有し、綴じ具に対して取換え可能な態様で製品化されてもよい。なお、ポケット群100が綴じ具を用いて固定される場合、複数のポケット150それぞれが綴じ具に綴じられていない状態において互いに独立した状態であってもよい。そして、このような複数のポケット150それぞれは、綴じ具に綴じられた状態になったとき互いに固定された状態となる。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10 ポケットファイル
20 表紙体
30 表表紙部
32 上端縁(高さ方向における一方の端縁)
34 下端縁(高さ方向における他方の端縁)
36 左端縁(幅方向における一方の端縁)
38 右端縁(幅方向における他方の端縁)
40 裏表紙部
42 上端縁(高さ方向における一方の端縁)
44 下端縁(高さ方向における他方の端縁)
46 左端縁(幅方向における一方の端縁)
48 右端縁(幅方向における他方の端縁)
50 背表紙部
52 上端縁(高さ方向における一方の端縁)
54 下端縁(高さ方向における他方の端縁)
60 見出し部
70 固定領域
80 切欠き部
82 上端縁(高さ方向における一方の端縁)
84 下端縁(高さ方向における他方の端縁)
88 幅方向の端縁
100 ポケット群
100a 第1のポケット群
100b 第2のポケット群
102 上端縁(高さ方向における一方の端縁)
104 下端縁(高さ方向における他方の端縁)
106 左端縁(他の指掛け端縁)
108 右端縁(指掛け端縁)
110 一方のポケット群
120 他方のポケット群
140 仮止め固定領域
150 ポケット
160 一方のポケット部
168 開口部
170 他方のポケット部
178 開口部

Claims (7)

  1. 複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群と、前記ポケット群が固定される表紙体とを備えるポケットファイルであって、
    前記ポケット群は、前記複数のポケットそれぞれが互いに固定され且つ前記表紙体の内面に固定される略直線状の固定領域と、前記固定領域に相対し且つ前記複数のポケットを捲る際に指が掛けられる指掛け端縁とを含み、
    前記指掛け端縁は、前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記指掛け端縁までの長さ寸法が前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成されることを特徴とする、ポケットファイル。
  2. 前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記指掛け端縁までの長さ寸法が、前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど、等間隔に順次短くなる、請求項1に記載のポケットファイル。
  3. 前記複数のポケットそれぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ前記指掛け端縁に相対する端縁において他の指掛け端縁を有し、前記指掛け端縁と前記他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ前記指掛け端縁と前記他の指掛け端縁との間の略中央部分に前記固定領域を有し、
    前記他の指掛け端縁は、前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記他の指掛け端縁までの長さ寸法が前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次長くなり、前記指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する、請求項1または2に記載のポケットファイル。
  4. 前記表紙体は、厚さ方向に見て略矩形状の表表紙部と、前記ポケットファイルを閉じた状態にしたとき、前記ポケット群を介して前記表表紙部に対向する厚さ方向に見て略矩形状の裏表紙部と、前記表表紙部と前記裏表紙部を一体的に接続する背表紙部とを含み、
    前記表表紙部および前記裏表紙部のそれぞれは、高さ方向における一方の端縁側又は他方の端縁側から高さ方向に沿って見たとき、厚さ方向に膨れ出た円弧を描くように湾曲する可撓性を有し、
    前記表表紙部の前記背表紙部に接続されない側の幅方向の端縁には切欠き部が形成され、前記切欠き部は、高さ方向に沿って延在する幅方向の端縁を有し、且つ前記幅方向の端縁が前記ポケット群の階段状に形成された指掛け端縁とさらに階段状になる、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のポケットファイル。
  5. 複数のポケットが厚さ方向に積み重ねられることにより形成されたポケット群であって、
    前記複数のポケットそれぞれが互いに固定される略直線状の固定領域と、前記固定領域に相対し且つ前記複数のポケットを捲る際に指が掛けられる指掛け端縁とを含み、
    前記指掛け端縁は、前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記指掛け端縁までの長さ寸法が前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次短くなることにより、階段状に形成されることを特徴とする、ポケット群。
  6. 前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記指掛け端縁までの長さ寸法が、前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど、等間隔に順次短くなる、請求項5に記載のポケット群。
  7. 前記複数のポケットそれぞれは、互いに同じ形状および同じ寸法であり、且つ前記指掛け端縁に相対する端縁において他の指掛け端縁を有し、前記指掛け端縁と前記他の指掛け端縁とを結ぶ方向に順次ずれて積み重ねられ、且つ前記指掛け端縁と前記他の指掛け端縁との間の略中央部分に前記固定領域を有し、
    前記他の指掛け端縁は、前記複数のポケットそれぞれの前記固定領域から前記他の指掛け端縁までの長さ寸法が前記厚さ方向において一方端側に位置するポケットから他方端側に位置するポケットに向かうほど順次長くなり、前記指掛け端縁が傾斜する方向と同じ方向に傾斜する、請求項5または6に記載のポケット群。
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