JP4621684B2 - 反復的な干渉推定および時空間的白色化による単一アンテナ干渉除去 - Google Patents

反復的な干渉推定および時空間的白色化による単一アンテナ干渉除去 Download PDF

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Description

関連出願
本特許出願は、米国特許出願第10/684598号「ノイズ白色化フィルタリング方法および装置」(代理人整理番号53807−00069USPT)の主題に関係するとともに同内容を引用しており、当該特許出願と同日に出願したものである。
発明の背景
本発明の技術分野
本発明は一般に、デジタル時分割多重アクセス通信システムにおける単一アンテナ干渉除去(SAIR)に関し、より具体的にはGSM(Global System of Mobile communications)に従い動作する通信システムにおけるSAIRに関する。
関連技術の背景
無線デジタル時分割多重アクセス(TDMA)通信システム、例えば、GSM、EGDE(Enhanced Data GSM Evolution)、DAMPS(DigitalAdvanced Mobile Service)等で動作するシステムにおける受信器の性能は、干渉により制約される場合が多い。例えば、他のユーザーから干渉が来ることもある。隣接するセルで同一の搬送周波数を用いるユーザーにより同一チャネル干渉(CCI)が生じる恐れがある一方、隣接する搬送周波数を用いるユーザーにより隣接チャネル干渉(ACI)が生じる恐れがある。
通信システムのネットワーク容量は、受信器のCCIおよびACIパフォーマンスに従わなければならない携帯電話の周波数計画により、制約される。従って、受信器のCCIまたはACIパフォーマンスに何らかの実質的な向上を行なえば、ネットワーク容量を大幅に増やすことができる。SAIRは、ネットワーク容量を増やすために用いる方法である。
SAIRは、例えばGSMシステムの干渉の複素領域における1次元的性質を利用する。複素受信信号の実部および虚部のサンプルは、実部と虚部のサンプルがあたかも異なる伝播チャネルから得られたかのように扱われる。時空間的な多様性(spatio-temporal diversity)を用いて干渉を抑制する。
図1は、現在のSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。図において、⇒は依存関係を示す。図1に示す変数は以下の通りである。
r 受信信号
r' 更新された受信信号
t 訓練系列
{n+m} n+mタップ・チャネル推定値
{m+1} 干渉モデル
p 同期位置
s シンボル推定値
SAIRプロセス100は、同期化ブロック102における受信信号rのバースト同期化から始まる。一般化最小二乗(GLS)チャネル時空間的白色化(STW)推定ブロック104において、干渉A{m+1}のm次ベクトル化自己再帰(VAR)モデルおよび(n+m)次チャネル推定h{n+m}の同時推定(joint estimation)が実行される。干渉モデルA{m+1}は、GLSチャネルSTW推定ブロック104から、STWフィルタブロック106へ出力される。受信信号rもまた、STWフィルタブロック106へ入力される。受信信号rは、行列多項式の係数を用いてSTWフィルタブロック106によりフィルタリングされて、更新された受信信号r’が得られる。
イコライザ108もまた、GLSチャネルSTW推定ブロック104から干渉モデルA{m+1}を受信する。イコライザ108は、送信のデータ・シンボルを推定して、シンボル推定sを得る。
GSMシステムにおいて、例えば、干渉モデルの次数は、識別可能性および複雑性の理由から十分に低く(例えばm<3)なければならない。プロセス100には少なくとも二つの短所がある。第一に、受信信号rの複合チャネル(composite channel)(すなわちイコライザから見たチャネル)のスパンは、プロセス100によりnシンボルから(n+m)シンボルへ拡張される。デシジョンフィードバック系列推定(Decision Feedback Sequence Estimation)(DFSE)イコライザの場合、フィードバックスパンの拡張により複雑さが阻害要因となる程度に増大することは全くないため、チャネル拡張は重大な短所でない。しかし最尤系列推定(Maximum Likelihood Sequence Estimator)(MLSE)イコライザの場合、プロセス100による複雑さの増大は、指数関数的である。多くの共通プラットフォームと同様に、MLSEイコライザ用のビタビ・プロセッサが専用ハードウェアに予め組み込まれている場合、プロセス100に示すように、拡張により、SAIRの実装がたとえ不可能でないにせよ、極めて困難になる。
第二に、干渉モデルA{m+1}およびn+mタップ・チャネル推定h{n+m}の同時GLS推定は、両方共に計算負荷が高く、往々にして不正確である。そのような不正確さにより、例えば、強い干渉が無いか、あるいは高レベルの背景ノイズを伴う場合のように、様々なチャネル条件下で、受信器の性能が損なわれる。背景ノイズは、温度ノイズ等の物理的障害だけでなく、例えば量子化ノイズ等の非理想的な実装によっても、生じる場合がある。また、同時推定の数値特性もまた極めて悪条件であり得るため、アルゴリズムの固定小数点実装が非常に困難になり得る。GLS推定において、相当大きい行列(例えば、最大13行×13列の)の逆行列を求める必要がある。現実的なチャネル条件下で、行列は非正則に近いため、丸めまたは切り捨て誤差により、固定小数点計算が不安定になる。
本発明の概要
これらおよび他の短所は、SAIR緩和の方法および装置を提供する本発明の実施形態により解決される。受信信号における干渉を減らすための方法は、受信信号の同期化を実行して同期位置を得るステップと、同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定するステップを含んでいる。更新された受信信号を決定するステップは、干渉モデル推定および時空間的白色化を反復的に実行するステップを含んでいる。更新された受信信号の更新された同期位置が決定される。更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値が決定される。
受信信号における干渉を減らすための方法は、受信信号の同期化および白色化を実行するステップを含んでいる。同期化および白色化するステップは、以下のステップを少なくとも1回実行するステップを含んでいる。すなわち、1)入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関の推定を実行して干渉モデルを得るステップと、2)当該干渉モデルおよび入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行し、更新された受信信号を得るステップである。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうち初めて実行される場合、入力信号は受信信号である。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、入力信号は更新された受信信号である。更新された受信信号を用いてチャネル推定値が決定される。
受信信号における干渉を減らすための装置は、受信信号の同期化を実行して同期位置を得る手段と、同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定する手段とを含んでいる。更新された受信信号を決定する手段は、干渉モデル推定および時空間的白色化を反復的に実行する手段を含んでいる。本装置はまた、更新された受信信号の更新された同期位置を決定する手段と、更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する手段とを含んでいる。
受信信号における干渉を減らすための装置は、受信信号の同期化および白色化を実行する手段を含んでいる。同期化および白色化の手段は、以下のステップを少なくとも1回実行するように適合されている。すなわち、1)入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関の推定を実行して干渉モデルを得るステップと、2)当該当該干渉モデルおよび入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行し、更新された受信信号を得るステップである。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうち初めて実行される場合、入力信号は受信信号である。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、入力信号は更新された受信信号である。本装置はまた、更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する手段を含んでいる。
受信信号における干渉を減らすための製品は、少なくとも1個の計算機可読媒体、および当該少なくとも1個の計算機可読媒体に含まれるプロセッサ命令を含んでいる。プロセッサ命令は、少なくとも1個のプロセッサにより前記少なくとも1個の計算機可読媒体から読み込み可能なように構成されている。当該プロセッサ命令は、少なくとも1個のプロセッサに以下の動作をさせる。すなわち、1)受信信号の同期化を実行して同期位置を得る、2)当該同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定する、3)更新された受信信号の更新された同期位置を決定する、4)更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する。更新された受信信号を決定するステップは、干渉モデル推定および時空間的白色化を反復的に実行するステップを含んでいる。
受信信号における干渉を減らすための製品は、少なくとも1個の計算機可読媒体、および当該少なくとも1個の計算機可読媒体に含まれるプロセッサ命令を含んでいる。プロセッサ命令は、少なくとも1個のプロセッサにより前記少なくとも1個の計算機可読媒体から読み込み可能なように構成されている。当該少なくとも1個のプロセッサは、受信信号の同期化および白色化を実行すべく動作させられる。同期化および白色化は、以下のステップを少なくとも1回実行するステップを含んでいる。すなわち、1)入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関の推定を実行して干渉モデルを得るステップと、2)当該干渉モデルおよび入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行し、更新された受信信号を得るステップである。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうち初めて実行される場合、入力信号は受信信号である。同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、入力信号は更新された受信信号である。当該少なくとも1個のプロセッサはまた、更新された受信信号を用いてチャネル推定値が決定すべく動作させられる。
添付の図面と合わせて、以下に述べる実施形態の詳細説明を参照することで、本発明の例証的な実施形態のより完全な理解を達成することができる。ここに、全ての図面を通じて同一または類似の特徴は同一番号で示している。
本発明の例示的実施形態の詳細な説明
本発明の原理を説明する手助けとして、本装置および方法を、GSM移動局を例にあげて示す。本発明の範囲を以下に示す例に限定する意図はない。当業者であれば、本発明の原理を他の多くの種類の通信システムにも適用可能である。
図2は、本発明の第1実施形態による例証的なSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。図2において、⇒は依存関係を示す。図2に示す変数は以下の通りである。
r 受信信号
r’’ 更新された受信信号
t 訓練系列
p 同期位置
p’ 更新された同期位置
{n} nタップ・チャネル推定値
ρ ノイズ相関
{l} 干渉モデル
s’ シンボル推定値
SAIRプロセス200は、同期化ブロック102における受信信号rのバースト同期化から始まる。受信信号rはまた、時空間的白色化設定および緩和処理ブロック(STW)202へも入力される。緩和という用語は、並列計算において用いられてるが、本出願では、計算のデータ依存関係の分離を記述するために用いる。同期化ブロック102は、同期位置ρをSTWブロック202へ出力する。
STWブロック202が出力した更新された受信信号r’’は、同期化調節ブロック204、チャネル推定ブロック206、およびイコライザ108へ送られる。同期化調節ブロック204は、STWブロック202の後段で同期位置を調整する。同期化調節ブロック204による同期位置調整により、シンボル拡張(symbol extension)が回避できる。同期化調節ブロック204は、強い干渉に起因して得られる、誤差を起こしやすいあらゆる同期化(any error-prone synchronization)を矯正し、同期位置を調整して、指定されたスパンを有する受信信号r’’用の複合チャネルが、受信信号rの大部分のエネルギーをカバーできるようにする。
同期化調節ブロック204における同期調整の後で、チャネル推定ブロック206においてnタップ・チャネル推定が行なわれる。シンボル拡張が生じていないため、より計算効率が高い最小二乗法(LS)推定を直接適用することができる。イコライザ108は、更新された受信信号r’’およびnタップ・チャネル推定値h{n}を受信して、送信のデータ・シンボルを推定して、シンボル推定値s’を得る。
STWブロック202は干渉モデル推定およびSTW処理を実行する。集中STW処理(lumped STW processing)が実行される前に所定次数における集中モデル推定(lumped-model estimation)が実行されるプロセス100とは対照的に、ベクトル化ノイズ相関(Vectorized Noise Correlation)(VNC)に基づく緩和方式(relaxationapproach)を用いている。STW及び緩和処理ブロック202において、1次VNC推定およびSTW処理プロセスがm回反復される。STW設定及び緩和処理ブロック202で実装されるプロセスは、以下の例証的な擬似コードで示すことができ、ここに//は非プログラムコードのコメントである。
Figure 0004621684
SAIRプロセス200と同様の2次同期化およびチャネル推定により、時空間的な白色化処理に起因する受信信号rのシンボル拡張が回避できる。SAIRの実装は、このように、固定された複合チャネルスパンを有する専用ハードウェアにイコライザが組み込まれている受信器アーキテクチャにおいて、実装可能である。全ての行列操作が実数成分を有する2行×2列に限られているため、STWブロック202で採用されている緩和方式は、計算の複雑さを大幅に減らす。チャネルモデル推定値は、干渉モデル推定値から分離される。推定条件の改善によって、提案されたSAIRアルゴリズムは、背景ノイズが現実的なレベルにあるチャネル条件において、改善された性能を示す。
更新されたノイズ推定値を用いる反復を停止させるための正しい決定がなされる可能性がより高いため、STWブロック202のループに次数適合(order-adaptation)を容易に導入することができる。図2に示す本発明の実施形態による方式は、性能に関して、ホイットル・ウィギンズ・ロビンソン・アルゴリズム等の、ノイズ更新を伴わない他の次数適合方式に、有利に匹敵する。
図3は、本発明の第2の実施形態による例証的なSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。図3において⇒は依存関係を示す。図3に示す変数は以下の通りである。
r 受信信号
r’’’ 更新された受信信号
t 訓練系列
p 同期位置
{n} nタップ・チャネル推定値
A’{l} 干渉モデル
s’’ シンボル推定値
ν 干渉を加えたノイズ
SAIRプロセス300は、受信信号rが、スイッチ308経由で同期化およびベクトル・ノイズ相関推定ブロック(SVNC推定ブロック)302と、STW処理ブロック304へ入力されることにより始まる。SVNC推定ブロック302、STW処理ブロック304、スイッチ308、スイッチ310、およびスイッチ306は、反復制御ループを形成する。反復制御ループにもたらされた同期化に起因して、各々の1次STW白色化の後の同期位置が調整される。同期位置の調整により、複合チャネル拡張を効果的が回避される。反復制御ループは、強い干渉下で得られた、誤差を起こしやすい同期化を矯正し、同期位置を調整して、指定されたスパンを有する複合チャネルが、信号エネルギーの大部分をカバーできるようにする。
受信信号rがスイッチ308経由でSVNC推定ブロック302およびSTW処理ブロック304へ入力された後で、図3に示すように、スイッチ308は第2の位置へ遷移することができる。スイッチ308が図3に示す位置、スイッチ306が図3に示す位置にあって、且つスイッチ310がSTW処理ブロック304に接続している状態で、反復制御ループは閉じて、反復的な推定白色化処理が行なわれる。受信信号rが既に十分に白色である場合、受信信号rを受信するようにスイッチ308を設定し、図3に示すようにスイッチ310を設定し、スイッチ306をチャネル推定ブロック206およびイコライザ108に接続するように設定することにより、受信信号rをSVNC推定ブロック302またはSTW処理ブロック304を通過せずに直接、チャネル推定ブロック206およびイコライザ108へ入力させてもよい。
本発明の実施形態は、図3に示すような、反復的な推定および白色化処理を利用しており、当該処理は以下のように擬似コードで示すことが可能である。
Figure 0004621684

複素数ベースバンド受信器信号は、次式の無線チャネルのベクトル値・有限インパルス応答(FIR)モデルによりモデル化することができる。
Figure 0004621684

ここに、行ベクトルにおいて、受信信号はx(n)=[x(n)x(n)]、無線チャネルはh(n)=[h(n)h(n)]、および干渉を加えたノイズはν(n)=[ν(n)ν(n)]である。本発明によるSTW処理は、同相および直交チャネルからの干渉の自己相関および相互相関特性の両方を用いており、受信信号を行列多項式(各々の係数が2行×2列)でフィルタリングすることにより実現される。
Figure 0004621684

GLSを用いる従来の方式では、白色化フィルタWの行列係数は、同時複合チャネル/行列係数推定により得られる一方、本発明の原理によれば、当該係数は、大幅に簡素化されたVNC推定を介して得られる。
式(1)の時空間的有色ノイズは、ベクトル値・自己回帰(VAR)プロセスとしてモデル化することができる。1次VARモデルは次式で表わすことができる。
ν(n)A(D)=Aν(n)+ν(n−1)A=e(n) (3)

ここに伝達関数A(D)は、以下のように2×2単位行列で表わされる、先行単位タップ(leading unit tap)を有する遅延作用素の行列多項式である。
Figure 0004621684

e(n)=[e(n)e(n)]は白色雑音のベクトルであり、
Figure 0004621684

は同相および直交チャネルからのノイズの空間相関を表わす共分散行列である。式(3)にν(n−k)を左から乗算して期待値を求める。E{ν(n)e(n)}=Q,且つE{ν(n−m)e(n)=0であるため、以下のユール・ウォーカー方程式が得られる。
+P−1=Q
+P=0 (6)
ここに、
Figure 0004621684

は、同相および直交チャネルからのノイズの自己相関および相互相関の行列である。式(6)から、1次時空間的白色化フィルタの伝達関数は次式で容易に得られる。
W(z)=W+W−1=A+A−1=I+(−P −1)z−1 (8)
集中VNC方式には、強い干渉の存在に起因して最初のチャネル推定値の質が悪いため、式(1)におけるノイズ推定が正確でないという短所がある。しかし、本発明の原理によれば、上記の擬似コードに示すように、受信信号の連続的な1次白色化が行われる。反復により、各VNC推定のためのノイズ・サンプルのレベルが上がるため、白色化フィルタの質が向上する。反復的なSTW処理の後で、ノイズは時間的に白色であり、IおよびQチャネルからのノイズを非相関化するために空間的な非相関化が必要である。空間的非相関化は、チョレスキー分解を利用してSTWの最後の反復と一体化することができる。式(6)の最初の式から、ノイズ相関行列は次式で表わされる。
Q=P+P−1=P+P (9)
ノイズ相関行列の逆行列にチョレスキー分解を適用することにより次式が得られる。
L・L=Q−1 (10)
最後のSTW反復の伝達関数は次式の形式である。
(z)=(W+W−1)L=L+ALz−1 (11)
VNC処理はノイズ・サンプルの初期推定から始まる。本発明の原理によれば、同期残余(synchronization residue)の推定は、3シンボル同期化プロシジャーから得られる。同期化は、訓練系列と複素数受信信号との相関を求めることにより行なわれる。
Figure 0004621684

同期化は、伝播チャネルのスパン全体の最大エネルギー累積により決定される。
Figure 0004621684

訓練系列のシンボルの全てが、多重経路伝播チャネルにより生じたシンボル間干渉(ISI)とは無関係に、式(12)で用いられている。SAIRの作用領域において、相関における訓練系列の先行および後続シンボル(the leading and tail symbols)を含めたことに起因するISIのダメージよりも、強い干渉における推定値利得の方が上回る。
式(12)における相関結果はまた、概略チャネル推定値としても利用できるが、平準化に用いる場合は十分正確ではないと考えられる。しかし、強い干渉があるチャネルでは、この大まかなチャネル推定値を用いて、次式ようにより良好な同期残余を計算できることga
分かっている。
Figure 0004621684

ここに、Mは、ハードウェアで実装されたイコライザにより通常は制限される、チャネルのスパンを示す。同期残余は、現行方式のようにLSに基づく推定により得られるノイズ推定値よりも、受けるバイアスが少ないことが証明されている。
ノイズの推定値を同期残余のノイズで代替しても計算量が僅かに減少するだけであるが、訓練系列および異なるチャネルスパンの各々について保存が必要な事前計算された回帰テーブル(regressor table)はチャネル推定においてもはや不要なため、コード・サイズを大幅に削減できる。同期残余を利用する別の利点は、3シンボル間隔にわたり同期位置を調整することにより複合チャネルのスパンを一定に保つことができる点であり、それ故に反復回数を選ぶ際の自由度が大きくなる。
集中STW処理の前に、所定次数の集中モデル推定がプロセス300で実行される現行方式とは対照的に、ベクトル化ノイズ相関(VNC)に基づく緩和方式が用いられる。プロセス300の緩和方式において、1次VNC推定/STW処理がm回反復される。図3に示す本発明の実施形態によるアルゴリズムは、以下の擬似コードで示すことができ、//は非プログラムコードのコメントである。
Figure 0004621684
反復制御ループにおける一体化された同期化により、複合チャネル拡張が回避されるため、固定された複合チャネルスパンだけに適応できる専用ハードウェアにイコライザが実装される現行受信器アーキテクチャに、SAIRの実装が可能になる。プロセス300による緩和方式は、全ての行列操作が2行×2列のサイズに限られているために計算の複雑さが大幅に減るだけでなく、GLSモデル推定よりもはるかに良好な数値状態が結果的に得られる。推定条件の改善によって、SAIRプロセス300は、背景ノイズが現実的なレベル(例えば20dB<SNR<30dB)にあるチャネル条件化で、改善された性能を示した。背景ノイズがそのような現実的レベルにある場合、推定すべきパラメータが多過ぎる結果生じる推定値の不正確さのため、GLS推定はあまり良い性能を発揮しない。対照的に、本発明の原理による緩和方法では、推定すべきパラメータの個数がはるかに少ない。干渉のレベルが減少し、各反復の後で同期位置が調整される結果、より良いチャネル推定値が得られる。本発明の実施形態によれば、ノイズ推定は同期残余推定により代替されるため、計算の複雑さを増すことなく性能が改善される。
反復制御ループでは、更新されたノイズ推定値を用いた反復を停止すべきか否かの正しい決定を行なえる可能性が高いため、次数適合を反復制御ループに容易に導入することができる。パラメータ化を過剰に行なったために白色雑音しか存在しない場合、白色化のあらゆる形式がイコライザ性能を損なうことがよく知られている。適合化(adaptivity)は、障害を軽減すべく導入されなければならない。本発明の原理によれば、SAIRの次数はVNC推定/STW処理の反復回数により決定される。従って、処理の2次反復に「オール・オア・ナッシング」調整を一体化させることができる。同期残余のエネルギー減少により測定されたSTW利得が、十分大きくない場合、
Figure 0004621684

STWフィルタリング処理は停止される。STWフィルタリング処理を終了するとの決定がなされた場合、受信信号rは、図3に示す位置に配置されたスイッチ310と、受信信号rをイコライザ108およびチャネル推定ブロック206に直接接続する位置に配置されているスイッチ306経由で、チャネル推定ブロック206およびイコライザ108へ直接入力される。信号強度の変動に起因する同期残余推定誤差を回避すべく、STWフィルタの行列係数を正規化しなければならない。正規化はまた、固定小数点実装における桁溢れの確率を減少させる。
同期化調整に続いて、更新された受信信号出力r’’’がスイッチ306、310経由でチャネル推定ブロック206およびイコライザ108へ出力される。チャネル推定ブロック206において、2次nタップ・チャネル推定が実行される。白色化処理を考慮に入れる必要がないため、計算効率がより高いLS推定を直接適用することができる。nタップ・チャネル推定値h{n}が、チャネル推定ブロック206からイコライザ108へ出力される。イコライザ108は、送信のデータ・シンボルを推定して、シンボル推定値s’’を得る。
図3に示す本発明の実施形態による方式は、性能に関して、ノイズ更新を伴わない他の次数適合方式に有利に匹敵する。他の次数適合方式の例として、ホイットル・ウィギンズ・ロビンソン・アルゴリズムがある。
図4は、本発明の原理に従い基地局412と通信状態にある例証的なGSM・EDGE互換移動局400を示すブロック図である。移動局400は、最大384kbit/秒の速度で信頼性の高いデータ通信を提供することを意図している。移動局400は、信号処理回路406、ベースバンド・コード408、およびRF回路410の各部に分かれる送信器402および受信器404を含んでいる。
送信方向において、信号処理回路406は、送信器402からチャネル414経由で基地局412へ信頼性の高い通信を提供すべく、データを保護する機能を果たす。周期的冗長コード(CRC)生成、畳み込み符号化、インターリービング、およびバーストアセンブリを含む、チャネル符号化ブロック416で実行されるいくつかのプロセスを用いて、ユーザーデータ418を保護する。その結果得られたデータはバーストとしてアセンブルされ、それにより、バーストの中央に追加された訓練系列のミッドアンブルに加え(in addition to a training sequencemidamble that is added to the middle of the burst)、保護および後続シンボル(guard and trail symbols)が追加される。ユーザーデータ418および通知情報の両方とも、同様の処理を受ける。アセンブルされたバーストは、変調器420により変調される。
受信方向において、ベースバンド・コーデック408の出力は、復調器422を用いて復調される。信号処理回路406内のチャネル復号ブロック424が実行するいくつかのプロセスが、復調器422の復調された出力に適用される。実行されるプロセスには、バーストディスアセンブリ(burst disassembly)、本発明の原理による干渉減少、平準化(equalization)、デインターリーブ(de-interleaving)、畳み込み復号化、およびCRCチェックが含まれる。
ベースバンド・コーデック408は、デジタル/アナログ(D/A)変換器426およびアナログ/デジタル(A/D)変換器428を介して、送受信データをアナログおよびデジタル信号に各々変換する。DA変換器426は、RF回路部分410の送信器430へアナログ・ベースバンドIおよびQ信号を提供する。
受信方向において、チャネル414経由で基地局412へ送信された信号は、受信器回路432により受信される。受信器回路432から出力されたアナログ信号IおよびQは、A/D変換器428を介してデジタル・データストリームに逆変換される。A/D変換器428からのIおよびQデジタル・データストリームは、チャネル復号化ブロック424へ入力される前に、復調器422によりフィルタリングおよび復調される。信号処理回路406が実行するいくつかのプロセスが次いで、復調器422の復調された出力に適用される。
移動局400はまた、例えば、同期化、周波数および時間の取得並びに追跡、監視、受信信号強度の測定等の他の機能を実行する。他の機能として、ユーザー・インターフェースの取り扱い、移動局400とネットワーク間の信号通知、SIMインターフェース等が含まれる。本発明の実施形態について移動局を題材に記述してきたが、本発明の原理は例えば基地局等、他の拠点に適用することもできる。
本発明の実施形態は、例えば、集積回路またはチップ・セット、ワイヤレス実装方式、および受信器システム製品等において実装することができる。例えば、コンピュータを運用して、本発明の復調技術を実行すべく適合されたソフトウェアを実行することができる。ソフトウェアは、計算機可読媒体、例えばディスク駆動ユニット内の磁気ディスクに常駐すべく適合されている。計算機可読媒体はまた、フラッシュ・メモリカード、EEROMを利用したメモリ、バブル・メモリ記憶装置、ROM記憶装置等を含んでいてよい。本発明の原理に従い実行すべく適合されたソフトウェアは、その全体または一部が、プロセッサ内(すなわちマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ内蔵メモリ内)の静的または動的な主メモリまたはファームウェアに常駐していてもよい。本発明の原理はまた、集積回路、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、チップ・セット、または特定用途向け集積回路(ASIC)、ワイヤレス実装方式、およびその他の通信システム製品の実装にも適用することができる。
本発明の実施形態(群)を添付の図面に例示し、前述の詳細説明で記述してきたが、本発明は、開示した実施形態(群)に限定されず、添付の請求項により規定される本発明の範囲から逸脱することなく、各種の再構成、変更、および代替が可能な点を理解されたい。
図面の簡単な説明
既述の、例証的なSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態による例証的なSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態による例証的なSAIRプロセスを示す機能ブロック図である。 本発明の原理に従い基地局と通信状態にある例証的なGSM・EDGE互換移動局を示す図である。

Claims (19)

  1. 受信信号における干渉を減らすための方法であって、
    前記受信信号の同期化を実行して同期位置を得るステップと、
    前記同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定するステップであって、該ステップが干渉モデル推定および時空間的白色化を反復的に実行するステップを含む、ステップと、
    前記更新された受信信号の更新された同期位置を決定するステップと、
    前記更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定するステップとを含む方法。
  2. 前記チャネル推定値をイコライザに提供するステップと、
    前記更新された受信信号を前記イコライザへ出力するステップと、
    前記イコライザにより、シンボル推定値を出力するステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記更新された受信信号を決定するステップが、次数適合および1次ベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記方法が、単一アンテナ干渉除去アプリケーションで採用されている、請求項1に記載の方法。
  5. 受信信号における干渉を減らすための方法であって、
    前記受信信号の同期化および白色化を実行するステップであって、
    入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行して干渉モデルを得るステップと、
    前記干渉モデルおよび前記入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行して、更新された受信信号を得るステップと、を少なくとも1回実行することを含む、同期化および白色化ステップと、
    前記更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定するステップとを含み、
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうち初めて実行される場合、前記入力信号は前記受信信号であり、
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、前記入力信号は前記更新された受信信号である、方法。
  6. 前記チャネル推定値をイコライザに提供するステップと、
    前記更新された受信信号をイコライザへ出力するステップと、
    前記イコライザにより、シンボル推定値を出力するステップとを更に含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記時空間的白色化動作を実行するステップが、同期残余を介して1次ベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップを含む、請求項に記載の方法。
  8. 本方法が単一アンテナ干渉除去アプリケーションで採用されている、請求項に記載の方法。
  9. 受信信号における干渉を減らすための装置であって、
    前記受信信号の同期化を実行して同期位置を得る手段と、
    前記同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定する手段であって、干渉モデル推定および時空間的白色化を反復的に実行する手段を含む、手段と、
    前記更新された受信信号の更新された同期位置を決定する手段と、
    前記更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する手段と、を含む装置。
  10. 前記チャネル推定値をイコライザに提供する手段と、
    前記更新された受信信号をイコライザへ出力する手段と、
    前記イコライザにより、シンボル推定値を出力する手段とを更に含む、請求項に記載の装置。
  11. 前記更新された受信信号を決定する手段が、次数適合および1次ベクトル・ノイズ相関推定を実行する手段を含む、請求項に記載の装置。
  12. 前記干渉は、単一アンテナ干渉である、請求項に記載の装置。
  13. 受信信号における干渉を減らすための装置であって、
    前記受信信号の同期化および白色化を実行する手段であって、
    入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行して干渉モデルを得るステップと、
    前記干渉モデルおよび前記入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行して、更新された受信信号を得るステップと、を少なくとも1回実行すべく適合されている手段と、
    前記更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する手段とを含み、
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうち初めて実行される場合、前記入力信号は前記受信信号であり、
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、前記入力信号は前記更新された受信信号である、装置。
  14. 前記チャネル推定値をイコライザに提供する手段と、
    前記更新された受信信号をイコライザへ出力する手段と、
    前記イコライザにより、シンボル推定値を出力する手段とを更に含む、請求項13に記載の装置。
  15. 前記時空間的白色化動作を実行するステップが、同期残余を介して1次ベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップを含む、請求項13に記載の装置。
  16. 前記干渉は、単一アンテナ干渉である、請求項13に記載の装置。
  17. 前記時空間的白色化動作が、同期残余のエネルギー減少が十分大きくないとの判定に応答して停止される、請求項13に記載の装置。
  18. 受信信号における干渉を減らすためのプロセッサ命令を含む計算機可読媒体であって、
    前記プロセッサ命令は、
    前記受信信号の同期化を実行して同期位置を得る動作と、
    前記同期位置および受信信号を用いて、更新された受信信号を決定する動作であって、反復的に干渉モデル推定および時空間的白色化を実行する動作を含む、動作と、
    前記更新された受信信号の更新された同期位置を決定する動作と、
    前記更新された同期位置および更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する動作と、をプロセッサに実行させる、計算機可読媒体
  19. 受信信号における干渉を減らすためのプロセッサ命令を含む計算機可読媒体であって、
    前記プロセッサ命令は、
    前記受信信号の同期化および白色化動作であって、入力信号の同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行して干渉モデルを得るステップ及び前記干渉モデルおよび入力信号を用いて時空間的白色化動作を実行して、更新された受信信号を得るステップを少なくとも1回実行する動作と、
    前記更新された受信信号を用いてチャネル推定値を決定する動作と、をプロセッサに実行させ
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうち初めて実行される場合、前記入力信号は前記受信信号であり、
    前記同期化およびベクトル・ノイズ相関推定を実行するステップが前記少なくとも1回のうちの初回に続いて実行される場合、前記入力信号は前記更新された受信信号である、計算機可読媒体
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