JP4620179B2 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
されている。セミランダムアクセス方式とは、血清等の試料の成分を分析するための反応
ラインを複数系統装備して、複数反応ライン分の測定項目を同時に測定できるようになっ
ており、依頼の多い測定項目を複数の反応ラインに割り振ることで測定項目全てが最小の
サンプリングで測定できるようになっている。したがって、処理の迅速さを、ペア反応管
を使ってターンテーブル機構や測光系等の1系統共有化を実現して構造の簡素化とともに
手に入れた非常に有益な方式として期待されている。
成分が同じであってもその製造時期からの経過時間もまちまちであるという問題もあり、
検量線は試薬ボトルごとに厳密に管理されている。従って、反応ラインが違うと、使用す
る試薬ボトルも違ってくるので、検量線を反応ラインごとに別々に使って分析する必要が
ある。
けて管理する必要があり、この関係上、分析結果を報告書としてまとめる場合でも、同一
の測定項目に関する測定結果を反応ラインを区別して行うようになっていた。しかし、そ
れでは、報告書が煩わしくなるばかりであり、好ましいとは言えない。
なくとも反応ラインを区別して別々に扱い、その測定結果の報告としては1つの測定項目
に関するものとして出力することが望ましい。しかも、トラブルが起こった場合、このト
ラブルがどの反応ラインで起こったかを測定結果から追跡できるように、その測定結果が
どの反応ラインで得られたものなのか判別できるようにしておかなければならない。
めて区別する方式とを各処理過程に応じて最適に使い分けることができる自動分析装置を
提供することにある。
測定可能な反応ラインを複数系統装備する自動分析装置において、前記複数系統の反応ラ
インを用いて測定された測定結果に対し、状況によって前記反応ラインを区別する処理を
施して出力する、又は前記反応ラインを区別しない処理を施して出力することを特徴とす
る。
で生じる煩わしさを防ぐことが可能となる。
。図1は本実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図である。この自動分析装
置は、制御部15を中枢として次のように構成されている。ここで、図1と共に、図2に
示す動作フローも参照されたい。まず、測定系12は、サブランダムアクセス方式対応で
構成されており、血清等の試料の成分を分析するための反応ラインをペア形の反応管によ
り2系統装備して、例えば依頼の比較的多い幾つかの測定項目を2ラインのいずれを使っ
ても測定することができるようになっている。これら2系統の反応ラインに対して、試料
分注用の試料プローブ、試薬庫、試薬分注用の試薬プローブ等がそれぞれ専用で、一方、
測光ユニット等を兼用で設けられている。
られており、この入力手段27から入力された測定項目は、依頼登録手段16を介して依
頼情報記憶手段17に登録される。また、測定項目に関する各種条件をオペレータが設定
するために測定項目条件設定手段19が設けられており、この手段19により設定された
条件を測定項目条件記憶手段20に記憶される。
目条件記憶手段20に記憶された諸条件と、コンタミネーションを防ぐ等の不可避な既定
の条件とに従って、効率的な処理がなされるように、依頼のあった測定項目を各反応ライ
ンに割り振る処理を行うために設けられている。
て測定処理を進行させる。ここで測定された測定結果は、精度管理/結果表示手段24で
、それぞれの反応ラインごとの検量線に基づいて分析される。この分析された測定結果は
、測定項目及び反応ラインを区別できる状態で、表示装置28に表示出力される。
れ、そして測定結果報告手段29で測定項目だけを区別し、反応ラインは区別しないよう
な所定のレポート様式に編集されて、ホストコンピュータ31に転送され報告書として表
示されると共に、印刷手段30にも転送されて所定用紙に報告書として印刷出力される。
、たとえ公称の成分が同じであってもその製造時期からの経過時間もまちまちであるとい
う問題もあり、分析処理は、測定結果をその分析に使う検量線を含めて測定項目だけでな
く反応ラインも区別して行う必要がある。しかし、一方では、同一の測定項目の測定結果
は、最終的な報告書としては測定項目だけを区別できればよく、反応ラインを区別する必
要性は無い。さらには、トラブルがどの反応ラインで起こったかを知り得るように測定結
果を測定項目だけで無く、反応ラインも区別できる状態で表示する必要がある。
式と、測定項目だけでなく反応ラインも含めて区別する方式とを使い分けることが好まし
く、このような使い分けは、図3に示すような管理情報を多重化することで実現されてい
る。前者の方式で管理すべきは、ホストコンピュータ31からの測定項目の依頼の受付登
録処理、測定結果を最終的に報告書に編集してホストコンピュータ31に転送し表示させ
たり、印刷出力する処理がある。一方、後者の方式で管理すべきは、測定項目の反応ライ
ンへの割り振り処理、測定結果を検量線を使って分析する処理、トラブル発生した反応ラ
インを区別するために表示装置28に分析した測定結果を表示する処理がある。
者(2)に関しては、A,B,C,Dの4項目が依頼され、そしてその中で依頼件数の多
かったA,Bの2項目について、2系統の反応ラインのいずれでも測定可能な状況に設定
されたケースを想定する。この想定では、図4に示すように、管理情報が組まれる。つま
り、依頼のあった各測定項目を各測定項目を測定可能な反応ラインと組み合わせて一意に
識別するための識別名情報と、反応ラインは識別せずに各測定項目だけを識別するための
結合名情報と、各測定項目に関して主となる反応ラインに対して従となる反応ラインの有
無を表すスレーブ情報とが設定される。
ラインに別々に振り分け、また患者(2)に対しては、A,Bの2項目を一方の反応ライ
ンに振り分け、またC,Dの2項目をもう一方の反応ラインに振り分けることで、サンプ
リングの回数を効率化することができる。
的に報告書に編集してホストコンピュータ31に転送し表示させたり、印刷出力する処理
については、結合名情報を使って、測定項目だけを区別し、反応ラインを区別しないで済
み、ホストコンピュータ31のオペレータは反応ラインの相違を意識せずに測定項目の依
頼や測定結果の報告を受けることができる。
理、トラブル発生した反応ラインを区別するために表示装置28に分析した測定結果を表
示する処理では、識別名情報を使って、測定項目だけでなく、反応ラインも区別すること
ができ、検量線を反応ラインを区別して使い分けたり、トラブルのあった反応ラインを特
定することができる。
応ラインを合わせて区別するのか、各種処理に応じて好適に使い分けることができるよう
になる。
えば、識別名情報は、ALT+ライン1のように、測定項目名と反応ライン番号とを直接
的に記述した情報であってもよい。
旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示され
ている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実
施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実
施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
報記憶手段、18…測定項目振り分け手段、19…測定項目条件設定手段、20…測定項
目条件記憶手段、24…精度管理/結果表示手段、25…測定結果保存手段、26…測定
結果記憶手段、27…入力手段、28…表示手段、29…測定結果報告手段、30…結果
印刷手段、31…ホストコンピュータ。
Claims (1)
- 試料を成分分析するために任意の測定項目を測定可能な反応ラインを複数系統装備する
自動分析装置において、
前記複数系統の反応ラインを用いて測定された測定結果に対し、状況によって前記反応
ラインを区別する処理を施して出力する、又は前記反応ラインを区別しない処理を施して
出力することを特徴とする自動分析装置。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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- 2010-06-30 JP JP2010150437A patent/JP4620179B2/ja not_active Expired - Lifetime
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