JP4619855B2 - 臓器固定具および臓器固定具セット - Google Patents

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Description

本発明は、患者の体内における所定の臓器を体壁に固定するために用いられる臓器固定具および臓器固定具セットに関する。
従来から、患者の体内における被縫合部、特に体壁と内蔵等の臓器を固定するために臓器固定具を備えた臓器固定具セットが用いられている。例えば、高齢や疾病により自力で口から食べ物を摂取する機能が低下した人に対して、胃瘻形成管を用いて流動食や栄養剤等の流体飲食物を供給することが行われているが、この胃瘻形成管は、患者の腹部に穴部を形成して取り付けられる。このような場合、胃瘻形成管の取り付けを適正に行うために、予め、腹壁と胃壁とを臓器固定具を備えた臓器固定具セットを用いて固定することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
この臓器固定具セットは、間隔を保って平行に設置される2本の穿刺針を備えており、腹壁と胃壁との固定を行う場合には、まず、この2本の穿刺針を同時に患者の被縫合部に穿刺する。つぎに、一方の穿刺針に縫合糸を通すとともに、他方の穿刺針に、先端部にワイヤからなるループ体が連結された内針を通し、胃壁の内部でループ体に縫合糸を掴ませた状態で内針を穿刺針から引き抜く。そして、縫合糸の先端部を他方の穿刺針から引き上げた後2本の穿刺針を被縫合部から引き抜き、患者の体外に突出する縫合糸の両側部分を結ぶことにより腹壁と胃壁の固定が完了する。
特開平5―161655号公報
しかしながら、前述した従来の臓器固定具セットでは、2本の穿刺針を同時に穿刺するとともに、それぞれの穿刺針に内針や縫合糸を通す必要があり、操作が煩雑になるという問題がある。また、内針の穿刺針への挿入を上手く行わないと、ループ体の突出方向や形状が適正状態にならず、縫合糸を掴めないことがある。このため、操作に熟練を要するという問題もある。また、被縫合部の内部側に十分なスペースがない場合には、さらにループ体で縫合糸を掴ませることが難しくなり、確実性が低くなるという問題もある。
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、その目的は、臓器の固定を簡単な操作で確実に行える臓器固定具および臓器固定具セットを提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る臓器固定具の構成上の特徴は、患者の体内における所定の臓器の内壁側に設置される係止部と、係止部に接続され係止部から患者の臓器と体壁とに形成された穴部を通って患者の体外に延びる縫合糸からなり、臓器を体壁に固定するための臓器固定具であって、係止部を、棒状部と、棒状部の外周面を覆った状態で棒状部の一端部側部分に固定された弾性伸縮部材とで構成するとともに、縫合糸を棒状部の軸方向における略中央部から露出させて弾性伸縮部材の他端部から外部に延ばし、縫合糸を棒状部の他端部側部分から遠ざけるようにして、縫合糸を引っ張ると、弾性伸縮部材が収縮して、弾性伸縮部材の他端部が棒状部の軸方向における略中央部の縫合糸の露出開始部に位置し、縫合糸を引っ張る力を解除すると、弾性伸縮部材が伸張して、弾性伸縮部材の他端部が棒状部の他端部側に位置するようにしたことにある。
このように、本発明に係る臓器固定具は、臓器の内壁側に設置される棒状の係止部と、係止部から患者に設けられた穴部を通って外部に延びる縫合糸とで構成されている。また、係止部が、棒状部と、棒状部の外周面を覆った状態で棒状部の一端部側部分に固定された弾性伸縮部材とで構成され、縫合糸の先端部が棒状部の他端側から弾性伸縮部材の内部側を通って、棒状部の略中央部に達している。
ここで、棒状部の軸方向の略中央部とは、棒状部の長手方向における略中央部であり、係止部に対して縫合糸を引っ張ったときに係止部と縫合糸とをT字状にすることができる位置である。また、棒状部の一端部は一方の端部を示し、一端部側は、一方の端部側の方向を示し、一端部側部分は、一方の端部を含む端部近傍に位置する所定の部分を示す。同様に、棒状部の他端部は一方の端部と反対方向の端部を示し、他端部側は、一方の端部と反対の端部側の方向を示し、他端部側部分は、一方の端部と反対の端部を含む端部近傍に位置する所定の部分を示す。
したがって、臓器固定具を取り付ける際には、弾性伸縮部材を伸張させて、係止部と縫合糸とを直線状にすることができる。そして、係止部を臓器内に位置させ、係止部に対して縫合糸を引っ張ったときには、係止部が臓器の内壁に沿い、係止部と縫合糸とがT字状になった状態で、臓器と体壁とを固定する。
また、臓器固定具を取り外す際には、係止部に対して縫合糸を引っ張る力を解除することにより、弾性伸縮部材が伸張して、係止部と縫合糸とを直線状にする。このため、係止部を穴部から簡単に取り除くことができる。また、この場合、縫合糸の先端部は、棒状部の略中央部に直接、かしめたり、接着剤を用いたりして接続してもよいし、棒状部の他の部分に接続して、棒状部の略中央部から外部側に露出するようにしてもよい。なお、本発明における体壁とは、皮膚側に位置する体腔等の壁をいい、内臓壁を除くものとする。
また、本発明に係る臓器固定具の他の構成上の特徴は、縫合糸の先端部を棒状部の軸方向における略中央部に固定したことにある。また、この場合の棒状部は、柱状の棒状であっても筒状の棒状でもよい。
また、本発明に係る臓器固定具のさらに他の構成上の特徴は、係止部の棒状部を円筒体で構成するとともに、円筒体における軸方向の略中央部から他端部にかけて縫合糸が通過できる切欠き部を円筒体の内周面から外周面に貫通させて設けたことにある。これによると、弾性伸縮部材を伸長させて係止部と縫合糸とを直線状にした場合、縫合糸が棒状部の内部に収容されるため、縫合糸の収まりがよくなる。また、例えば、弾性伸縮部材をコイルばね等の線状部材で構成した場合でも、弾性伸縮部材と縫合糸とが絡み難くなるという利点が生じる。
また、本発明に係る臓器固定具のさらに他の構成上の特徴は、縫合糸の先端部に係合部を設け、係合部を円筒体で構成された棒状部の一端部の開口縁部に係合させた状態で、縫合糸を棒状部材の一端部側部分の内部を通過させて切欠き部または他端部の開口部から外部に延ばしたことにある。これによると、係止部と縫合糸との接続が容易かつ確実になる。この場合の係合部としては、球体、棒状体、板状体、枠体等、円筒体で構成された棒状部の開口縁部に係合でき、かつ縫合糸に連結できるものであれば何でも使用できる。また、縫合糸の先端部を結びつけて塊りにすることにより係合部を形成することもできる。これによると、係合部を構成する別部材が不要になる。
また、本発明に係る臓器固定具セットの構成上の特徴は、臓器固定具および臓器固定具を臓器に取り付ける際に用いられる挿入具を備えた臓器固定具セットであって、挿入具を、臓器固定具の係止部を内部に収容した状態で患者の体内に挿入した後、係止部を臓器の内部に排出できるとともに、縫合糸を棒状部の他端部側部分から遠ざけるように力を加えて縫合具と係止部をT字状にした状態で、患者から抜くことのできる部材で構成したことにある。この場合の挿入具は、患者の身体に穿刺して挿入できる針で構成してもよく、予め患者の身体に形成された穴部に挿入できる先端部が鋭利でない筒体で構成してもよい。また、縫合糸を挿入具の内部を通すようにしてもよいし、挿入具の外周面に沿わせるようにしてもよい。これによると、臓器固定具の臓器内への取り付け操作が容易になる。
また、本発明に係る臓器固定具セットの他の構成上の特徴は、挿入具を、係止部を収容できる挿入用穿刺針と、縫合糸を内部に挿通させた状態で挿入用穿刺針内に挿入され、挿入用穿刺針内に収容された係止部を挿入用穿刺針の先端開口から押出すことができる筒状押出部とで構成したことにある。
これによると、縫合糸が筒状押出部とともに、挿入用穿刺針内を通るため、挿入具を患者の体内に穿刺する際の操作がスムーズになる。また、挿入用穿刺針を介して患者の穴部を通る縫合糸に対して臓器内に位置させた係止部を開かせて、縫合糸と係止部とをT字状に形成するための操作が容易になる。すなわち、筒状押出部で係止部を挿入用穿刺針内から臓器内に押出し、係止部に筒状押出部を当てた状態で、縫合糸の基端側部分(外部に突出した部分)を引っ張ることにより、弾性伸縮部材を収縮させながら縫合糸の先端側部分を棒状部から離していくことができる。この場合、例えば、筒状押出部の先端部が、縫合糸と係止部の棒状部との隙間に食い込むように筒状押出部の先端部を先細り状に形成しておくことができる。これによると、筒状押出部で係止部を挿入用穿刺針から押出した後に縫合糸の基端側部分を引っ張ると、係止部は自然に縫合糸に対して直交する方向に開いていく。
また、本発明に係る臓器固定具セットのさらに他の構成上の特徴は、臓器固定具および前記臓器固定具を臓器から取り外す際に用いられる取出具を備えた臓器固定具セットであって、取出具を、縫合糸および係止部を内部に挿入できる筒状体で構成し、縫合糸を内部に収容しながら患者の穴部に挿入し、係止部を臓器の内壁から離し、弾性伸縮部材を伸長させ係止部と縫合糸とを直線状にしたのちに、縫合糸の基端側部分を引っ張ることにより係止部を内部に収容できるようにしたことにある。
これによると、臓器固定具の取り外しの操作が容易になる。すなわち、この取出具によると、内部に縫合糸を通した状態で穴部内に挿入して係止部を押すことにより、係止部を臓器の内壁から離すことができる。これによって、係止部の棒状体に対して縫合糸を引っ張る力が解放されて、弾性伸縮部材が伸張する。この弾性伸縮部材の伸張によって、係止部と縫合糸とが直線状になるため、係止部を取出具の内部に収容できるようになる。この結果、係止部の取り出しのための操作が容易になる。
また、本発明に係る臓器固定具セットのさらに他の構成上の特徴は、取出具を、円筒部と、円筒部の基端部に設けられた把持部とで構成し、円筒部の先端部から基端側部分にかけて円周方向に周りながら軸方向に延びる螺旋状の切欠き部を円筒部の外周面と内周面との間を貫通させて形成したことにある。これによると、縫合糸を切欠き部内に入れるようにして取出具を回転させながら穴部内に挿入していくことができる。これによって、係止部と縫合糸とを効果的に直線状にして取出具内に収容して患者の体外に取り出すことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて詳しく説明する。図1および図2は、同実施形態に係る臓器固定具10を示している。この臓器固定具10は、例えば、患者の体壁である腹壁Aと内臓壁である胃壁B(図5参照)を縫合して固定するために用いられるもので、棒状に形成された係止部11と、係止部11の軸方向の中央部に接続された縫合糸12とで構成されている。また、係止部11はステンレス製の円柱体からなる棒状部13と、棒状部13の外周面を被った状態で棒状部13に取り付けられた本発明の弾性伸縮部材としてのステンレス製のコイルばね14とで構成されている。
このコイルばね14の一端部14aは、棒状部13の一端部13aに固定されている。このため、コイルばね14は一端部14aを基点として、軸方向に伸縮可能になっており、伸張状態では、図2に示したように、他端部14bが、棒状部13の他端部13bまで延びるように構成されている。その際、縫合糸12の先端部(係止部11側部分)は、棒状部13の他端部13b側部分と、コイルばね14の他端部14b側部分との間を通過して、外部に延びる。
すなわち、この臓器固定具10は、コイルばね14が伸張することにより、縫合糸12の先端側部分が棒状部13の他端部13b側部分に沿った状態になって、図2に示したように、縫合糸12と係止部11とが直線状態になる。また、係止部11と縫合糸12との間に、縫合糸12を棒状部13の他端部13b側部分から離すような力が加わると、コイルばね14が棒状部13の一端部13a側に収縮して、図1に示したように、係止部11と縫合糸12とが直交してT字状の形状になる。したがって、コイルばね14は、他端部14bを、縫合糸12と棒状部13との接続部15と、棒状部13の他端部13bとの間で移動させながら伸縮する。なお、縫合糸12は、ナイロンからなる糸で構成されている。また、接続部15は、本発明に係る露出開始部を構成する。
この臓器固定具10を、患者の腹部に取り付ける際には、図3に示した挿入具20が用いられる。この挿入具20は、挿入用穿刺針21と、挿入用穿刺針21内に挿入される筒状押出部22とで構成されている。挿入用穿刺針21は、内部に挿通孔23が形成されたステンレス製の円筒体で構成されており、基端部(図3では上端部)に、把持部24が取り付けられている。この把持部24は、上部側が大径で下部側が小径になった円筒状に形成され、内部に挿通孔23に連通するガイド穴(図示せず)が形成されている。
このガイド穴の直径は、挿通孔23の直径よりも大きく設定されており、これによって、挿入用穿刺針21の上端部から筒状押出部22を挿入し易くなっている。また、挿通孔23の直径は、臓器固定具10の係止部11と縫合糸12とを、図2に示したように直線状に合わせた状態で挿通させることができる大きさに設定されている。また、挿入用穿刺針21の先端部25は軸方向に対して傾斜する方向に切断されて尖鋭になっているとともに、開口部が横方向を向くように形成されている。
そして、把持部24の外周面における軸回り方向の位置が挿入用穿刺針21の開口部と同じ部分に、突起26が形成されている。この突起26によって、挿入用穿刺針21の先端部25の開口方向を確認することができる。筒状押出部22は、内部に挿通孔27が形成されたステンレス製の円筒体で構成されている。また、筒状押出部22の外径は、挿入用穿刺針21の挿通孔23内を挿通できる大きさに設定され、挿通孔27の内径は、内部に縫合糸12を通すことができ、係止部11は通せない大きさに設定されている。
このように構成された挿入具20に、臓器固定具10を取り付ける際には、まず筒状押出部22を取り外した状態の挿入用穿刺針21の挿通孔23内に、係止部11を縦向きにして挿通孔23の上端側から挿入する。この場合、棒状部13の他端部13b側部分に縫合糸12を沿わせて、係止部11と縫合糸12とを、図2に示した直線状にした状態で、一端部13aを下方、他端部13bを上方に位置させておく。ついで、把持部24の上端から突出した縫合糸12の基端部側部分を、筒状押出部22の先端開口から挿通孔27内に差し込んで、上端開口から外部に突出させる。
そして、その状態の臓器固定具10および筒状押出部22を把持部24のガイド穴の上端部から挿入して、挿入用穿刺針21内に入れていく。この際、縫合糸12の基端部側を軽く引っ張って、縫合糸12が撓まないようにする。そして、筒状押出部22の先端部22aで係止部11を押しながら筒状押出部22を挿入用穿刺針21の先端部25側に移動させ、係止部11の下端部(棒状部13の一端部13a)が、挿通孔23の下端部近傍に位置したところで、筒状押出部22の挿入を停止して、図4の状態にする。
つぎに、このようにして臓器固定具10が取り付けられた挿入具20を、患者の腹部における皮膚表面から穿刺して、図5および図6に示したように、腹壁Aと胃壁Bとに、挿入用穿刺針21を貫通させる。この場合、挿入用穿刺針21の先端部25の開口が胃壁Bの内部側に位置するまで挿入具20を押し込む。ついで、筒状押出部22を挿入用穿刺針21の下部側(内部側)に押し入れて、図7および図8に示したように、挿入用穿刺針21の先端部25から係止部11の一部を突出させる。
そして、さらに筒状押出部22を挿入用穿刺針21の下部側に押し入れて、図9および図10に示したように、筒状押出部22の先端部22aを挿入用穿刺針21の先端部25から突出させる。これによって係止部11は、挿入用穿刺針21の外部に押し出されて胃壁Bの内部側に位置するようになる。この状態で、縫合糸12における基端部側部分(筒状押出部22の上端部22bから突出した部分)を引っ張ることにより、図11および図12の状態にする。この場合、縫合糸12が引っ張られることによって、筒状押出部22の先端部22aは、縫合糸12と棒状部13の他端部13b側部分との間をこじ開けるようにしてコイルばね14を収縮させながら、縫合糸12と棒状部13との接続部15に向って進む。
そして、筒状押出部22の先端部22aが接続部15に達したときに、係止部11と縫合糸12とは、図11および図12に示したT字状の形状になる。その状態で、係止部11が胃壁Bに接触するまで、臓器固定具10を引き抜く方向に後退させるとともに、挿入用穿刺針21の先端部25を胃壁Bおよび腹壁Aから抜いて図13および図14に示した状態にする。そして、挿入用穿刺針21を筒状押出部22から取り外したのちに、臓器固定具10を患者の体に残したまま、筒状押出部22を引っ張って、患者の体から引き抜く。これによって、係止部11は、図15に示したように、胃壁Bに沿って横方向に延び、胃壁Bに係合した状態になる。
つぎに、このようにして、臓器固定具10が取り付けられた患者の腹部における臓器固定具10の近傍部分に、前述した操作を繰り返して、他の臓器固定具10を取り付ける。そして、両臓器固定具10の患者の体外に延びる縫合糸12の基端部どうしを結んで、図16に示した縫合部28を形成する。これによって、胃壁Bは、腹壁Aに固定される。また、必要に応じて、縫合部28の近傍に他の縫合部28を形成して、図17に示した状態にすることもできる。このように、臓器固定具10で胃壁Bを腹壁Aに固定した状態で、胃瘻形成管等を取り付けるための次の処置が行われる。
そして、所定の処置が終了して、臓器固定具10を患者の体から取り外す際には、図18に示した取出具30が使用される。この取出具30は、内部に孔31(図19参照)が形成されたステンレス製の円筒部32と、円筒部32の基端部に設けられた樹脂製の把持部33とで構成されている。また、円筒部32には、先端部32aから基端部側にかけて外周面と内周面との間を貫通する切欠き部34が形成されている。この切欠き部34の下部側部分は円周方向に周りながら軸方向に延びる螺旋状切欠き部34aで構成され、切欠き部34の上部側部分は軸方向に延びる直線溝34bで構成されている。そして、把持部33は、円柱状に形成され、周面に滑り止め用の凹凸部35が形成されている。
このように構成された取出具30を用いて、臓器固定具10を患者の体から取り外す際には、まず、縫合部28における縫合糸12の露出した部分を切断して、それぞれの臓器固定具10の縫合糸12の基端部を解放した状態にする。ついで、図20に示したように、円筒部32の先端部32aを腹壁Aの表面における縫合糸12が突出した部分に当てるとともに、切欠き部34の下端部を縫合糸12に当てる。そして、縫合糸12の一部を切欠き部34内に引っ掛けた状態で、縫合糸12を取出具30の円筒部32の外周面に巻き付けるようにして、切欠き部34内に入れて行きながら、円筒部32を腹壁Aと胃壁Bとに形成された穴部29内に挿入していく。
つぎに、円筒部32の先端部32aを係止部11に接触させ、さらに取出部30を穴部29の奥側に押し込んで、係止部11を胃壁Bの内部側に位置させた状態で、縫合糸12における外部に突出した基端側部分の一部を円筒部32内に入れて縫合糸12の張力を緩める。これによって、コイルばね14を収縮させる力が解除され、コイルばね14は、図21に示したように伸張する。これによって、縫合糸12の先端側部分は、棒状部13の他端部13b側部分に沿うようになり、係止部11と縫合糸12とは直線状に延びた状態になる。また、その際、係止部11の上端部(棒状部13の他端部13b)が、円筒部32の先端部32aの下方に位置するようになる。この状態で、縫合糸12の基端部側をゆっくりと引っ張る。
これにより、図22に示したように、係止部11は、上昇して円筒部32内に入っていく。そして、係止部11が円筒部32内に入ったところで、取出具30を引っ張って、患者の体から引き抜く。これによって、係止部11は、取出具30とともに、患者の体から取り出される。同様にして、他の臓器固定具10も患者の体から取り出すことにより、臓器固定具10の取り出し操作が終了する。なお、本実施形態では、臓器固定具10および挿入具20または臓器固定具10および取出具30で本発明に係る臓器固定具セットが構成される。
以上のように、この臓器固定具10は、棒状の係止部11と、係止部11に接続された縫合糸12とで構成され、係止部11は、棒状部13と、棒状部13の外周面を覆った状態で棒状部13の一端部13aに一端部14aが固定されたコイルばね14とで構成されている。また、縫合糸12の先端部は棒状部13の他端部13b側からコイルばね14の内部側を通って、棒状部13の長手方向における略中央部に接続されている。
したがって、係止部11を胃壁Bの内部側に係合させて、縫合糸12を引っ張ったときには、係止部11と縫合糸12とがT字状になって、縫合糸12の端部側部分が患者の体外に突出する。このため、2個の臓器固定具10を腹部の所定位置に取り付け、体外に突出する縫合糸12どうしを結ぶことにより、縫合部28を形成して、胃壁Bを腹壁Aに固定することができる。また、その際、挿入具20を用いることにより、臓器固定具10の患者の身体への取り付け操作が容易になる。
すなわち、挿入具20は、係止部11を収容でき、先端部25が鋭利に形成された挿入用穿刺針21と、挿入用穿刺針21内の係止部11を挿入用穿刺針21の先端開口から押出すことのできる筒状押出部22とで構成されている。したがって、挿入用穿刺針21内に係止部11を収容した状態で、挿入用穿刺針21を患者の体内に穿刺し、筒状押出部22を挿入用穿刺針21内へ押し込むことにより、係止部11を胃壁Bの内部にスムーズに押出すことができる。
また、臓器固定具10を患者の身体から取り外す際には、取出具30を用いることにより、臓器固定具10の患者の身体からの取り外し操作が容易になる。すなわち、取出具30で胃壁Bの内壁に設置された係止部11を押して胃壁Bの内部側に移動させ、その状態で縫合糸12を緩めると、コイルばね14が伸張して、係止部11と縫合糸12とが直線状態になる。その状態で、縫合糸12を引っ張ることにより、係止部11を取出具30の円筒部32内に入れることができるため、係止部11を取出具30とともに体外に取り出すことができる。
(第2実施形態)
また、図23ないし図26は、本発明の第2実施形態に係る臓器固定具40を示している。この臓器固定具40では、係止部41を構成する棒状部43が、図27に示したように、中央部に貫通孔が形成された筒体で構成され、軸方向の中央部と他端部43bとの間に、棒状部43の内周面と外周面との間を貫通する切欠き部46が形成されている。そして、縫合糸42の先端部には、本発明の係合部としての係合球体47が連結されている。この係合球体47は棒状部43の一端部43aの開口縁部に係合可能な大きさに形成されている。また、縫合糸42は、係合球体47から棒状部43の一端部43a側部分の内部を通過して、切欠き部46の端部46aから外部に延びている。なお、この端部46aで本発明の露出開始部が構成される。
この臓器固定具40のそれ以外の部分の構成については、前述した第1実施形態の臓器固定具10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。このように構成したため、図25および図26の状態にしたときに、縫合糸42が棒状部43の内部中心に位置するため、コイルばね14と絡むことがなくなる。また、図25および図26の状態から縫合糸42を切欠き部46の外部側に引っ張ることにより、容易に、臓器固定具40を図23および図24の状態にすることができる。このため、臓器固定具40の作動がスムーズかつ確実になる。この臓器固定具40のそれ以外の作用効果については、前述した臓器固定具10と同様である。
また、図28は、臓器固定具40を備えた臓器固定具セットで用いる挿入具50を示している。この挿入具50は、内部に孔51が設けられた筒体で構成され、先端部55は軸方向に対して傾斜する方向に切断されて鋭利に形成されている。そして、先端部55の開口の上端部から挿入具50の上部側に向って切欠き部54が真っ直ぐに形成されている。この挿入具50を用いて臓器固定具40を患者の身体に取り付ける際には、縫合糸42を外部に出した状態で、挿入具50の先端部55から係止部41を切欠き部54内に入れる。
そして、挿入具50を患者の身体に穿刺したのちに、挿入具50の孔51から押圧部(図示せず)で棒状部43を押し出して、挿入具50を患者の身体から引き抜くことにより、臓器固定具40の取り付けを行える。このときに、係止部41が挿入具50の先端部55から抜け出て、胃壁B内に残る。その後、患者の身体の外に出ている縫合糸42を筒状押圧部22の内腔に通し、筒状押圧部22を患者の身体に挿入する。そして、縫合糸42を引っ張ることにより、係止部41は切欠き部54側に引っ張られ、縫合糸42に対して直交する方向に傾く。これによっても、臓器固定具40の取り付けが容易かつ確実になる。
また、図29に、臓器固定具40を備えた臓器固定具セットで用いる取出具60を示している。この取出具60が備える円筒部62は、切欠き部のない円筒体で構成されている。また、円筒部62の内部は、把持部63の上端部に連通して、把持部63の上端部は開口している。この取出具60のそれ以外の部分の構成については、前述した取出具30と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。これによると、取出具60の構造が簡単になり、製造が容易になる。また、臓器固定具40を取り外すときには、縫合糸42を円筒部62の先端部32aから把持部63の上端に通した状態で、前述した操作と同様の操作を行う。これによっても、臓器固定具40の取り外しが容易かつ確実になる。この取出具60のそれ以外の作用効果については、前述した取出具30と同様である。
また、本発明に係る臓器固定具および臓器固定具セットは、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することができる。例えば、前述した第1実施形態では、臓器固定具セットを、臓器固定具10、挿入具20および取出具30で構成し、第2実施形態では、臓器固定具セットを、臓器固定具40、挿入具50および取出具60で構成しているが、これらの組み合わせは、適宜変更することができる。また、前述した実施形態では、臓器固定具10,40を構成する縫合糸12,42をナイロンで構成しているが、この縫合糸はナイロンに限らず、ポリエステル、シルク、ポリオレフィン等で構成してもよい。また、係止部11,41のコイルばね14に代えて筒状の弾性部材等、係止部11,41に対して縫合糸12,42を引っ張ることにより、収縮するものであれば使用が可能である。
さらに、挿入具20,50の先端部25,55を鋭利に形成しているが、この挿入具としては、先端部が鋭利でない筒体で構成することもできる。また、筒状押出部22の先端部22aの外周面を下方が徐々に細径になるように形成することもできる。これによると、筒状押出部22の先端部22aで、縫合糸12と棒状部13の他端部13b側部分との間をこじ開けるようにしてコイルばね14を収縮させ、係止部11と縫合糸12とをT字状の形状にする際の操作がより確実になる。また、図29に示した取出具60は、把持部63を省略して円筒部62だけで構成してもよい。
さらに、挿入具や取出具の形状や材料等の構成についても、適宜変更することができる。例えば、挿入具20,50を構成する材料としては、ステンレスの他、ニチノール、チタン等を用いることができる。また、取出具30,60を構成する材料としては、ステンレスの他、ニチノール、チタン等の金属材料や、ポリカーボネート、ナイロン、フッ素樹脂等の樹脂材料を用いることができる。さらに、本発明に係る臓器固定具および臓器固定セットは、腹壁Aと胃壁Bとの縫合に限らず、腎臓や膀胱等の体内の他の部位の体壁と臓器との縫合にも使用することができる。
本発明の第1実施形態に係る臓器固定具における固定時の状態を示した正面図である。 コイルばねが伸張して係止部と縫合糸とが直線状に延びた抜去時の臓器固定具を示した正面図である。 挿入具を示した一部切欠き断面図である。 図3に示した挿入具に臓器固定具を取り付けた状態を示した一部切欠き断面図である。 図4に示した挿入具を腹部に穿刺した状態を示した断面図である。 図5の要部を拡大した状態を示した断面図である。 筒状押出部で係止部を胃壁の内部に押し出す状態を示した一部切欠き断面図である。 図7の要部を拡大した状態を示した断面図である。 係止部が胃壁の内部に挿入された状態を示した一部切欠き断面図である。 図9の要部を拡大した状態を示した断面図である。 縫合糸が引っ張られて係止部と縫合糸とがT字状になった状態を示した一部切欠き断面図である。 図11の要部を拡大した状態を示した断面図である。 挿入具を後退させて係止部を胃壁に接触させた状態を示した一部切欠き断面図である。 図13の要部を拡大した状態を示した断面図である。 挿入具を取り外して係止部を胃壁に係合させた状態を示した断面図である。 縫合部で胃壁を腹壁に固定した状態を示した断面図である。 腹部に2個の縫合部が形成された状態を示した平面図である。 取出具を示した正面図である。 図18の底面図である。 取出具を縫合糸に沿わせて穴部に位置決めした状態を示した断面図である。 係止部と縫合糸を直線状態にした状態を示した断面図である。 係止部を取出具の内部に入れた状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る臓器固定具における固定時の状態を示した正面図である。 図23の平面図である。 係止部と縫合糸とが直線状に延びた抜去時の臓器固定具を示した正面図である。 図25の側面図である。 図23に示した臓器固定具が備える棒状部を示した側面図である。 第2実施形態に係る臓器固定具セットで用いる挿入具を示した斜視図である。 第2実施形態に係る臓器固定具セットで用いる取出具を示した正面図である。
符号の説明
10…臓器固定具、11…係止部、12…縫合糸、13…棒状部、13a,14a…一端部、13b,14b…他端部、14…コイルばね、15…接続部、20,40…挿入具、21…挿入用穿刺針、22…筒状押出部、22a,25,32a,45,52a…先端部、23,27…挿通孔、29…穴部、30,50…取出具、31,41…孔、32,52…円筒部、33,53…把持部、34,46…切欠き部、34a…螺旋状切欠き部、46a…端部、A…腹壁、B…胃壁。

Claims (8)

  1. 患者の体内における所定の臓器の内壁側に設置される係止部と、前記係止部に接続され前記係止部から前記患者の臓器と体壁とに形成された穴部を通って患者の体外に延びる縫合糸からなり、前記臓器を前記体壁に固定するための臓器固定具であって、
    前記係止部を、棒状部と、前記棒状部の外周面を覆った状態で前記棒状部の一端部側部分に固定された弾性伸縮部材とで構成するとともに、前記縫合糸を前記棒状部の軸方向における略中央部から露出させて前記弾性伸縮部材の他端部から外部に延ばし、
    前記縫合糸を前記棒状部の他端部側部分から遠ざけるようにして、前記縫合糸を引っ張ると、前記弾性伸縮部材が収縮して、前記弾性伸縮部材の他端部が前記棒状部の軸方向における略中央部の前記縫合糸の露出開始部に位置し、前記縫合糸を引っ張る力を解除すると、前記弾性伸縮部材が伸張して、前記弾性伸縮部材の他端部が前記棒状部の他端部側に位置するようにしたことを特徴とする臓器固定具。
  2. 前記縫合糸の先端部を前記棒状部の軸方向における略中央部に固定した請求項1に記載の臓器固定具。
  3. 前記係止部の棒状部を円筒体で構成するとともに、前記円筒体における軸方向の略中央部から他端部にかけて前記縫合糸が通過できる切欠き部を前記円筒体の内周面から外周面に貫通させて設けた請求項1に記載の臓器固定具。
  4. 前記縫合糸の先端部に係合部を設け、前記係合部を前記円筒体で構成された棒状部の一端部の開口縁部に係合させた状態で、前記縫合糸を前記棒状部材の一端部側部分の内部を通過させて前記切欠き部または他端部の開口部から外部に延ばした請求項3に記載の臓器固定具。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の臓器固定具および前記臓器固定具を前記臓器に取り付ける際に用いられる挿入具を備えた臓器固定具セットであって、前記挿入具を、前記臓器固定具の係止部を内部に収容した状態で前記患者の体内に挿入した後、前記係止部を前記臓器の内部に排出できるとともに、前記縫合糸を前記棒状部の他端部側部分から遠ざけるように力を加えて前記縫合具と前記係止部をT字状にした状態で、前記患者から抜くことのできる部材で構成した臓器固定具セット。
  6. 前記挿入具を、前記係止部を収容できる挿入用穿刺針と、前記縫合糸を内部に挿通させた状態で前記挿入用穿刺針内に挿入され、前記挿入用穿刺針内に収容された係止部を前記挿入用穿刺針の先端開口から押出すことができる筒状押出部とで構成した請求項5に記載の臓器固定具セット。
  7. 請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の臓器固定具および前記臓器固定具を前記臓器から取り外す際に用いられる取出具を備えた臓器固定具セットであって、前記取出具を、前記縫合糸および前記係止部を内部に挿入できる筒状体で構成し、前記縫合糸を内部に収容しながら前記患者の穴部に挿入し、前記係止部を前記臓器の内壁から離し、前記弾性伸縮部材を伸長させ前記係止部と前記縫合糸とを直線状にしたのちに、前記縫合糸の基端側部分を引っ張ることにより前記係止部を内部に収容できるようにした臓器固定具セット。
  8. 前記取出具を、円筒部と、円筒部の基端部に設けられた把持部とで構成し、前記円筒部の先端部から基端側部分にかけて円周方向に周りながら軸方向に延びる螺旋状の切欠き部を前記円筒部の外周面と内周面との間を貫通させて形成した請求項7に記載の臓器固定具セット。
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