JP4618619B1 - 遠隔制御システムおよびその処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遠隔制御サーバ1が端末2からアクセス要求を受付け、また端末2から自端末に備えられた表示部に表示されている画面データを受付ける。そして、遠隔制御サーバ1は自装置の所定の表示部に、受付けた画面データの画面を、表示可能数記憶手段で記憶する数まで順次表示する。ここで、各クライアント端末から音声入力と映像を取得し、各クライアント端末に、取得した音声と映像を配信する。
【選択図】 図23
Description
この図において、符号1は遠隔制御サーバ、2はクライアント端末操作者の端末、3は遠隔制御サーバ1を管理する管理サーバである。そして遠隔制御サーバ1と端末2と管理サーバ3は通信ネットワークを介して接続されている。
図3はデータ記憶部の記憶するユーザ属性テーブルの例を示す図である。
図4はデータ記憶部の記憶するオペレータ側モニタ設定テーブルの例を示す図である。
図2が示すように、接続管理テーブルaには、クライアント端末操作者IDに対応付けられて、クライアント端末操作者が端末2を遠隔制御サーバ1に接続しているか否かを示す接続ステータスの符号(接続:1、未接続:0)、端末2が備えているモニタの解像度(縦×横[ピクセル])、クライアント端末操作者が利用している通信ネットワークの回線速度、クライアント端末操作者IDのクライアント端末操作者が利用している端末2のIPアドレス、端末2の画面が表示された遠隔制御サーバ1のモニタのID、そのモニタにおける画面の表示位置を示す画面番号などが記録されている。
また図3が示すように、ユーザ属性テーブルbには、クライアント端末操作者IDに対応付けられて、氏名、居住地域、電子決済手段情報(クレジットカード名、カード番号)、EC利用履歴などの情報が記録されている。
また図4が示すように、オペレータ側モニタ設定テーブルcには、遠隔制御サーバ1が備えるモニタの数、各モニタに表示できる画面の上限数、表示サイズの固定・非固定の情報、並び順の有・無の情報(有の場合:接続順、ID順、名前順、クレジットカード番号順、居住地域順、EC利用履歴順・・・)、優先クライアント端末操作者ID、表示個別設定の有・無(有の場合:クライアント端末操作者ID/画面左上座標)の情報などが記録されている。
次に、図2〜図5を用いて、遠隔制御システムの遠隔制御サーバにおける画面表示処理について説明する。
まず、クライアント端末操作者が端末2に遠隔制御サーバ1へのアクセスを指示する。すると、制御部202は通信ネットワークを介して、遠隔制御サーバ1にクライアント端末操作者IDを含むアクセス要求を送信する(ステップS101)。また端末2の制御部202はアクセス要求と共に、自端末のモニタに出力している画面データを遠隔制御サーバ1に送信する(ステップS102)。遠隔制御サーバ1では制御部(アクセス要求受付手段、画面データ受付手段)102がアクセス要求を受付けると、制御部102が画面処理部103にクライアント端末操作者IDを通知し、画面処理の指示を行なう(ステップS103)。次に画面処理部103は、データベース111の接続管理テーブルに記録されている接続ステータスの「接続」・「未接続」の情報から、接続している端末2の数をカウントする(ステップS104)。また各端末2の解像度、回線速度、端末2のIPアドレスなどを接続管理テーブルaから読み取る(ステップS105)。また接続したクライアント端末操作者のIDに基づいて、ユーザ属性テーブルbから、そのクライアント端末操作者の属性(氏名、居住地域)などを読み取る(ステップS106)。
まず、表示できる画面の上限数がm、遠隔制御サーバ1の備えているモニタの数がn、接続数がxである場合、接続数xが、1≦x≦mまでは1番目のモニタ、m<x≦2mまでは2番目のモニタ・・・というように端末2の画面を表示するモニタを決定し、またモニタにおける表示位置をx÷mの剰余が「0」の場合は1番目の位置(例えばモニタの1番左上)、x÷mの剰余が「1」の場合は2番目の位置(1番目の位置の左)・・・というように決定する。また、nとmを乗じた値がxの値を以下となった場合には、画面処理部103は、オペレータ側モニタ設定テーブルc(表示可能数変更手段)に記録されている「1つのモニタに表示できる画面の上限数m」を1増加させる。これにより、端末2の画面を表示するモニタとその位置が決定できる。またモニタの数が足りなくなった場合には、1つのモニタに表示できる画面の数を増加させることにより、アクセスしてきた端末の画面を漏れなく表示することができる。
また画面処理部103がオペレータ側モニタ設定テーブルc(画面固定・非固定情報記憶手段)から読み取った「表示サイズ」が「固定」である場合には、全て同じ所定の大きさで、「1つのモニタに表示できる画面の上限数」まで順にモニタに画面を表示する。また「表示サイズ」が「非固定」である場合には、「1つのモニタにおいて画面を表示する領域が余った際、その余った領域の大きさに従って、既に表示している画面を拡大する」という画面表示ルールのプログラムに基づいて表示する。なお、画面表示ルールの処理はこの処理に限らない。
また画面処理部103がオペレータ側モニタ設定テーブルc(画面並び情報記憶手段)から読み取った「並び順」の設定が「有」を示す符号である場合、例えば、接続順、ID順、名前順、居住地域順などの並び順自動設定ルールの何れかの処理を用いて、順に画面を表示する。
また画面処理部103がオペレータ側モニタ設定テーブルcから読み取った「表示サイズ」が「固定」を示す情報で、かつ、読み取った「表示個別設定」の設定情報が「有」を示す場合、クライアント端末操作者IDに対応付けられてオペレータ側モニタ設定テーブルcに記録されている「画面左上座標」を読み取り、当該座標に基づいて、そのクライアント端末操作者の端末2から送信された画面データによる画面を表示する。
また画面処理部103がオペレータ側モニタ設定テーブルc(画面優先出力情報記憶手段)から読み取った「優先クライアント端末操作者ID」の中に、アクセスしたクライアント端末操作者のIDが含まれている場合、そのクライアント端末操作者の端末2から送信された画面データの画面を、左上から優先的に表示する。
また、画面処理部103は、モニタに表示する画面には、ユーザ属性テーブルbから読み取った氏名の情報を画面の所定の位置に表示する。
また、画面処理部103は、モニタを複数備えており、モニタに表示されている画面においていずれかの画面の指定を受け付けた場合に、その画面のみを全画面表示用の特定のモニタの全領域に拡大して表示する。
まず、クライアント端末操作者が端末2に画面共有開始を指示(ステップS201)すると、端末2は、クライアント端末操作者IDを含んだ画面共有許可を示す情報を遠隔制御サーバ1に送信する(ステップS202)。遠隔制御サーバ1の制御部102(画面共有許可受付け手段)がその画面共有許可の情報を受信すると、画面処理部(ユーザ名読み取り手段、アクセス先読み取り手段、画面データ配信手段、ユーザ名表示手段)103が画面共有許可の情報に含まれるクライアント端末操作者IDに基づいて、データ記憶部111のユーザ属性テーブルb(クライアント端末操作者属性記憶手段)からクライアント端末操作者の氏名を読み取る(ステップS203)。また画面処理部103は、画面共有を行なう他の端末2のIPアドレスを取得する(ステップS204)。このIPアドレスは、遠隔制御サーバ1の備えたモニタに表示されている画面に対応する各端末2のIPアドレス(つまり、接続管理テーブルaにおいて「接続ステータス」が「接続」となっているクライアント端末操作者IDに対応するIPアドレス)全てまたはそのうちの複数でも良いし、端末2から送信された画面共有許可の情報に予め含まれているようにしても良い。そして、画面共有許可の情報を送信した端末2の画面に、前記読み取った氏名を合成した画面データを生成し(ステップS205)、他の端末2のIPアドレス宛に配信する(ステップS206)。そして、配信された他の端末2は、画面共有許可の情報を送信した端末2を操作するクライアント端末操作者の名前が付された当該端末2の画面をモニタに表示する。これにより、各端末2において表示されることとなる他端末の画面がどのクライアント端末操作者の画面かを把握することができる。
次に図7を用いて、端末における入力操作をロックする処理について説明する。
まず、遠隔制御サーバ1を利用するオペレータは、遠隔制御サーバ1を用いて端末2をリモート操作することができる。このリモート操作の最初の過程において、オペレータが遠隔制御サーバ1にリモート操作の開始を指示する(ステップS301)と、リモート操作処理部(リモート操作開始要求手段、リモート操作終了通知手段)107が端末2にリモート操作の接続を行なう(ステップS302)。そして、端末2は遠隔制御サーバ1からのリモート操作の接続(リモート操作許可)を行なう(ステップS303)。次に、リモート操作の接続を行なった端末2のリモート操作許可部208は、操作ロック処理部(入力操作ロック手段、ロック解除手段)203に、その後の、入力手段(マウスやキーボード)から入力される指示情報は破棄するよう指示し、それが設定される(ステップS304)。そして、入力操作ロック処理部203は、入力操作ロックをすると、遠隔制御サーバ1に入力操作ロック完了を通知する(ステップS305)。そして、リモート操作処理部107が動作することにより、オペレータの指示に基づいてリモート操作が開始される(ステップS306)。
図9は端末の記憶部が記憶する外部メディア管理情報テーブルの例を示す図である。
図8が示すように、ハードウェア管理情報テーブルAは、CD−ROMドライブのIDやDVD−ROMドライブのIDに対応付けて、CD−ROMやDVD−ROMが挿入されたか否かを示す符号(0,1により表される)を保持している。
また図9が示すように、外部メディア管理情報テーブルBは、USBメモリフラッシュなどの取り外しできるデバイスのIDに対応付けて、それらデバイスが端末2に接続されたか否かを示す符号(0,1により表される)を保持している。
図11は遠隔制御サーバのデータ記憶部が記憶するリモート操作管理情報テーブルの例を示す図である。
図10が示すように、リモート許可ユーザ個別情報テーブルdは、クライアント端末操作者IDに対応付けてリモート操作許可かリモート操作不許可かを示す符号を記憶している。また図11が示すように、リモート操作管理情報テーブルeは、リモート操作が行なわれている端末2を操作するクライアント端末操作者のIDを記憶する。
まず、オペレータは遠隔制御サーバ1にリモート操作の指示を行なう(ステップS401)。この時、オペレータは遠隔制御サーバ1に端末2を指定(例えば端末IDを入力)し、遠隔制御サーバ1のリモート操作処理部107が、受付けた端末IDに対応付けられてデータ記憶部111の接続管理テーブルaに記録されているIPアドレスを読み取る。そして、そのIPアドレスの端末2に宛てて、リモート操作許諾要求の情報を送信する(ステップS402)。
次に図13を用いて、端末の利用するアプリケーションを同期させる際の処理について説明する。
まず、オペレータが遠隔制御サーバ1に端末2が利用するアプリケーションの起動指示を行なう(ステップS501)。これにより、遠隔制御サーバ1のアプリケーション制御処理部(アプリケーション識別情報送信手段)105は、端末2で利用するアプリケーションの識別情報(例えば実行ファイルの名称)などを特定し、当該アプリケーションの識別情報と、そのアプリケーションのプログラムを起動する際の引数の情報などを含む、アプリケーション起動指示の情報を端末2に送信する(ステップS502)。ここでアプリケーション起動指示の情報を送信する端末2は、例えば、接続管理テーブルaにおいて「接続ステータス」が「接続」となっている端末2であってもよいし、オペレータが遠隔制御サーバ1に入力したクライアント端末操作者IDの端末2であっても良い。
これにより、遠隔制御サーバ1からオペレータがアプリケーションを指定すれば、遠隔制御サーバ1に接続されている端末2において、一斉に同一のアプリケーションを起動させる処理ができる。従って、遠隔制御システムを利用して各遠隔操作、遠隔監視、授業を行なう際に、各クライアント端末操作者に対して口頭でアプリケーションの起動を依頼せずとも、端末でのアプリケーションの起動を操作することができるので、より円滑に各遠隔操作、遠隔監視、授業を進めることが出来るようになる。
まず、オペレータが遠隔制御サーバ1に備えられて電子ペンやタブレットを用いて手書きの文字入力を行なう(ステップS601)。この電子ペンやタブレットによる文字入力は、例えば、既存のPDAなどで用いられている方式と同様のものであってもよいし、タブレットを使用しないで電子ペンのみで文字入力を行うことの出来る他の方式によるものであっても良い。すると、文字データ送信処理部(手書き文字入力受付け手段、文字データ変換手段、文字データ送信手段)106は、入力された手書き文字を文字データに変換する(ステップS602)。
以上の処理により、オペレータが遠隔制御サーバ1に入力した手書き文字が、文字データに変換されて、変換後の文字データの文字がクライアント端末操作者の端末2に順次表示される。したがって、各遠隔操作、遠隔監視、授業における黒板の機能を通信ネットワークを介した端末2と遠隔制御サーバ1との間で実現することが出来る。また、オペレータによる手書き文字が文字データとして変換されて、端末2側ではテキストエディタに表示されるので、その後のテキストの加工を容易に行うことが出来る。
図16は、遠隔制御サーバがデータ記憶部に保持している操作ログファイルの例を示す図である。
図15が示すように、操作定義ファイルf(操作コマンド特定情報記憶手段)は遠隔制御サーバ1が端末2をリモート操作する際に実行した操作コマンドと、その操作コマンドのコマンド識別符号が記録されており、遠隔制御サーバ1はこの操作定義ファイルfをデータ記憶部111に保持する。また図15が示すように、操作ログファイルgは、操作コマンドを実行して端末2をリモート操作した「操作時間」、その操作を行なった「操作対象ユーザのID(つまり操作対象の端末2を利用するクライアント端末操作者のID)」、リモート操作対象の端末2の「IPアドレス」、実行した操作コマンドの「コマンド識別符号」、実行した操作コマンドにより動作する「アプリケーションプログラムの識別情報」、実行した操作コマンドによってアプリケーションプログラムが処理を加える「ファイルの名称」、モニタのキャプチャ画像が記録される。
まず、オペレータが遠隔制御サーバ1を利用して端末2のリモート操作を行なっている際には、リモート操作処理部107は、ログ取得処理部(操作コマンド記録手段、キャプチャ画像記録手段、負荷情報記録手段)108に、リモート操作をしている端末2のIPアドレス、その端末2を操作するクライアント端末操作者のID、操作しているアプリケーションプログラムの識別情報、そのアプリケーションプログラムが処理を加えるファイル名などの各ログ情報をログ取得処理部108に通知する。またリモート操作処理部107は、オペレータが入力した操作コマンドを端末2に通知するとともに、その操作コマンドのコマンド識別符号をデータベース111に保持する操作定義ファイルfから読み取って、ログ取得処理部108に通知する。これにより各種ログ情報を取得する(ステップS701)。また、ログ取得処理部108は、オペレータが遠隔制御サーバ1によりリモート操作を行なっている際のモニタ画面をキャプチャする(ステップS702)。また、ログ取得処理部108は、自装置に接続された通信ネットワークの負荷情報や、自装置のハードウェアの負荷情報(例えばCPU負荷率など)を取得する(ステップS703)。そして、それらリモート操作処理部107から通知を受けた情報や、取得した負荷情報やキャプチャ画像を操作ログとして、操作ログファイルgに記録する(ステップS704)。
以上の処理により、オペレータがリモート操作を行なう際に遠隔制御サーバ1を用いて端末2を操作した状況をログとして残しておく。これにより、オペレータによる不正な端末2の操作などを防止することが出来る。またキャプチャ画像を記録して、それを再生できるので、テキスト形式で残るログ情報に比べて、オペレータの遠隔制御サーバ1によるリモート操作を容易に確認することが出来る。
まず、端末2のログ取得処理部(操作コマンド特定情報読み取り手段、キャプチャ画像取得手段、負荷情報取得手段、クライアント端末操作ログ情報送信手段)206は、自端末が遠隔制御サーバ1に接続していることを検出すると、自端末のIPアドレス、自端末を操作するクライアント端末操作者のID、自端末上でクライアント端末操作者が操作しているアプリケーションプログラムの識別情報、そのアプリケーションプログラムが処理を加えるファイル名、の各ログ情報を取得する(ステップS801)。
以上の処理により、クライアント端末操作者が端末を操作した状況をログとして残しておく。これにより、クライアント端末操作者による不正な端末2の操作などを防止することが出来る。例えば、各遠隔操作、遠隔監視、授業で呈示された情報などを不正にファイルとして保存するなどの行為を防止することが出来る。またキャプチャ画像を記録して、それを再生できるので、テキスト形式で残るログ情報に比べて、クライアント端末操作者の端末2の操作を容易に確認することが出来る。
まず、管理サーバ3においてはデータ記憶部(制限項目記憶手段)にリモート操作制限項目テーブルhを保持している。このリモート操作制限項目テーブルhの各情報の登録は、管理サーバ3を操作する遠隔制御システムの管理者が行なっても良いし、クライアント端末操作者が端末2を用いて管理サーバ3にアクセスすることにより登録を行なっても良い。
そして、オペレータが遠隔制御サーバ1に端末2のリモート操作開始を指示した場合には、遠隔制御サーバ1のリモート操作処理部107は、管理サーバ3に、リモート操作対象の端末2を操作するクライアント端末操作者のIDと、遠隔制御サーバ1を操作するオペレータのIDを含む制限項目取得要求の情報を送信する(ステップS901)。すると、管理サーバ3は、オペレータIDとクライアント端末操作者IDの組み合わせに対応付けられてリモート操作制限項目テーブルhに登録されている「アプリケーションプログラムの識別情報」や「アプリケーションプログラムにおける機能(操作コマンドなど)の識別情報」の制限項目情報を遠隔制御サーバ1に送信する。これにより遠隔制御サーバ1はリモート操作制限項目の情報を取得する(ステップS902)
以上の処理により、管理者やクライアント端末操作者が許可していないリモート操作をオペレータが遠隔制御サーバ1を用いて行うことが出来なくなるので、遠隔制御システムの管理上便利である。
次に、図21、図22を用いて、端末でクライアント端末操作者が指定したマウスポイントの位置に対応する部分を遠隔制御サーバのモニタにおいて拡大表示する際の処理について説明する。
まず、端末2のマウス座標通知処理部(画面内座標送信手段)205は、クライアント端末操作者が端末2に備えられたマウスを用いて画面上のマウスポインタを動かすと、そのモニタ上での座標を検出する。そして、マウス座標通知処理部205はその検出した座標を遠隔制御サーバ1に送信する(ステップS1001)。
遠隔制御サーバ1では座標の情報を受信すると、当該座標を送信した端末2のIPアドレスに対応付けられて、データ記憶部111の接続管理テーブルa(表示位置記憶手段)に記録されているモニタIDと画面番号とを読み取る。そしてこの読み取ったモニタIDと画面番号によって、遠隔制御サーバ1が備えているどのモニタのどの位置に、座標を送信した端末2の画面が表示されているかを判断する(ステップS1002)。
これにより、遠隔制御サーバ1のモニタにおいては小さく表示されている端末2の画面において、クライアント端末操作者がマウスポインタを指定している位置を拡大表示することができるので、例えば、クライアント端末操作者が各遠隔操作、遠隔監視、授業において質問を受けたい画面上の箇所をマウスポインタで指定したときに、オペレータ側では、どの部分の説明を受けたいのかの把握を容易にすることができる。
次に図23を用いて、端末で取得した音声と映像を他の端末や遠隔制御サーバで出力する際の処理について説明する。
まず、端末2や遠隔制御サーバ1にはマイク(音声入力受付け手段)とカメラ(映像取得手段)が両方備えられている場合があり、遠隔制御サーバ1のデータ記憶部111には、端末2のIDとカメラを備えているかを示すフラグを対応付けたカメラ管理テーブルを保持することにより、どの端末2がカメラを備えているかを管理している。そして端末2のマイクとカメラは、入力された情報を映像音声処理部(音声入力検知情報通知手段)210に通知し、当該映像音声処理部210が遠隔制御サーバ1にそれら映像や音声の情報を送信している。
以上の処理により、発言を行なったクライアント端末操作者の画面のみをモニタに出力できるようになるので、クライアント端末操作者が多い場合に全てのクライアント端末操作者の映像を表示しなくて済み、これによりモニタの表示領域を効率よく利用することができる。
次に図24を用いて、遠隔制御サーバが端末から通知を受けたサポート要求をサポートの内容ごとに振り分ける処理について説明する。
まず、クライアント端末操作者が端末2にユーザサポートへの問合せを指示した場合(ステップS1201)、環境設定情報通知処理部(環境設定情報送信手段)207が、端末2で記憶する環境設定情報(例えば、所定のプログラムの動作設定を示す情報や、ドライバの識別情報など)を、自装置の記憶部211から読み取る(ステップS1202)。そして、クライアント端末操作者からの環境設定情報を通知するか否かの指示を受付けた後(ステップS1203)、送信する場合には、その環境設定情報を遠隔制御サーバ1に送信する(ステップS1204)。
これにより、端末2の環境設定情報やその分析結果に基づいて、適切なサポート担当者の端末にサポート要求を行なった端末2を接続することができ、これにより適切なアドバイスをクライアント端末操作者に与えることが出来る。
次に、図25を用いて遠隔制御サーバを利用してオペレータがキーボード操作の説明を行なう際の処理について説明する。
まず、オペレータが遠隔制御サーバ1に端末2のIDとキーボード画像を入力してキーボード画像表示指示を行なう(ステップS1301)と、遠隔制御サーバ1のリモート操作処理部(キーボード画像表示指示手段、キー識別表示指示情報通知手段)107は、入力を受付けたIDの端末2宛てに、キーボード画像の表示を促す、キーボード画像表示指示情報を送信する。次に、端末2がキーボード画像表示指示情報を受信すると、キーボード表示処理部(キーボード画像表示手段、キー画像変更表示手段)212が、予め記憶部(キーボード画像記憶手段)211に記録されいてるキーボード画像を読み取って、モニタに表示する(ステップS1302)。
次に、オペレータがキーボード操作を指示する際に、例えば、遠隔制御サーバ1に、リモート操作処理部107の押下キー通知機能が動作するよう設定する指示を入力する。すると、リモート操作処理部107の押下キー通知機能が動作する。ここで、オペレータが、キーボードのあるキーを押下すると(ステップS1303)、リモート操作処理部107は、押下されたキーの識別情報と、識別表示の情報(例えば、番号や色の情報)を含むキー識別表示指示情報を端末2に送信する(ステップS1304)。
これにより、操作の分からないクライアント端末操作者に対して、キーボードのどのキー押下すれば良いのかを視覚的に教えることができる。
次に、図26を用いて、オペレータのクライアント端末操作者対応時間を管理する処理について説明する。
まず、リモート操作処理部107は、端末2のリモート操作の対応時間を端末2ごとに計測しており(ステップS1401)、その計測した時間をデータ記憶部111の対応時間テーブルに記録する。また映像音声処理部109も、端末2への音声の送信による対応時間を、端末2ごとに計測しており、その計測した時間をデータ記憶部111の対応時間テーブルに記録する(ステップS1402)。つまりこの対応時間テーブルは、端末2のIDとオペレータのIDの組み合わせの情報に対応付けられてリモート操作の時間と音声の送信を行なった時間とが記録され、さらにその総時間も記録されている。また操作種類も記録される。ここで、リモート操作処理部107は、上記総時間を監視しており、その総時間が予め記憶している基準対応時間を超えた場合には、警告情報を遠隔制御サーバ1のモニタに表示する(ステップS1403)。なお、対応時間テーブルは管理サーバ3のデータ記憶部に保持されるようにしても良い。
これにより、遠隔制御システムにおいて、複数人のクライアント端末操作者を同時に指導する場合において、公平なサービスを行うことができる。また、基準対応時間の設定により、クライアント端末操作者に応じた適切な時間配分を行うことができる。
次に、図27を用いて、自習室を担当する遠隔制御サーバと端末の処理について説明する。
まず、端末2を操作するクライアント端末操作者が端末2に自習室への入室を指示すると、端末2の制御部202は、自習室を担当する遠隔制御サーバ1にアクセスする。すると、自習室を担当する遠隔制御サーバ1のリモート操作処理部107は、自習室にアクセスしてきた時刻から自習室の滞在時間を計測する(ステップS1501)。そして、リモート操作処理部107は計測した滞在時間と、アクセスしてきた端末2を操作するクライアント端末操作者のIDと、自装置(つまり遠隔制御サーバ1)のIDとをデータ記憶部111の自習室管理テーブルに記録する(ステップS1502)。
またリモート操作処理部107は、滞在時間を監視して、当該滞在時間が自装置で予め記憶している自習室利用可能時間を超えていないか否かを判断する(ステップS1503)。そして、滞在時間が自修室利用時間を超えている場合には、時間超過のメッセージを端末2に通知して、モニタに表示させる(ステップS1504)。これにより、時間制限を設定することにより、自習室の利用に制限をかけることができる。
Claims (30)
- 遠隔制御サーバとクライアント端末とが通信ネットワークを介して接続された遠隔制御システムであって、
前記遠隔制御サーバが、
所定の表示部に表示できる前記クライアント端末の画面の数を記憶する表示可能数記憶手段と、
前記クライアント端末から当該クライアント端末を操作するクライアント端末操作者の属性情報を少なくとも含むアクセス要求を受付けるアクセス要求受付手段と、
前記クライアント端末から自端末に備えられた表示部に表示されている画面データを受付ける画面データ受付手段と、
前記所定の表示部に、前記受付けた画面データの画面を、前記表示可能数記憶手段で記憶する数まで順次表示する表示処理手段と、を備え、
前記クライアント端末または前記遠隔制御サーバが、
音声の入力を受付ける音声入力受付け手段と、
映像を取得する映像取得手段と、
前記音声の入力を受付けた際に、音声入力検知情報を通知する音声入力検知情報通知手段とを備え、
前記遠隔制御サーバが、
前記音声入力検知情報を受付けた際に、前記入力された音声と前記取得した映像を、所定のクライアント端末に配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
前記所定の表示部を複数備え、
前記表示処理手段は、
前記クライアント端末の画面の指定を受付けることにより、当該指定された画面のみを前記複数の表示部のうちのいずれか1つの全領域に表示することを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
前記クライアント端末の画面の大きさの固定・非固定の何れかを示す符号を記憶する画面固定・非固定情報記憶手段を備え、
前記表示処理手段は、
受付けた指示に基づいて、前記画面固定・非固定情報記憶手段から前記画面の大きさの固定・非固定の何れかを示す符号を読み取って、読み取った符号が固定を示す符号である場合には、前記クライアント端末の画面の大きさを固定して前記表示可能数記憶手段で記憶する数だけ前記所定の表示部に表示し、読み取った符号が非固定を示す符号である場合には、前記クライアント端末の画面のそれぞれを画面表示ルールに基づいて前記所定の表示部に表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
前記クライアント端末操作者の画面の前記所定の表示部における並び順の設定の有りまたは無しの何れかを示す符号を記憶する画面並び情報記憶手段を備え、
前記表示処理手段は、
受付けた指示に基づいて、前記画面並び情報記憶手段から前記並び順の設定の有りまたは無しの何れかを示す符号を読み取って、読み取った符号が有りを示す場合には、並び順自動設定ルールに基づいて前記クライアント端末の画面を前記所定の表示部に表示する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
優先となる前記クライアント端末操作者の属性情報と表示座標とを対応付けて記憶する画面優先出力情報記憶手段を備え、
前記表示処理手段は、
前記アクセス要求に含まれるクライアント端末操作者の属性情報が前記画面優先出力情報記憶手段に記録されている場合には、前記アクセス要求を行なった前記クライアント端末から送信された画面データの画面を左上から優先的に表示する
尚、属性情報には、クライアント端末の操作情報、アプリケーション、ファイル使用情報、ファイル内キーワードなども含まれることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバは、
前記所定の表示部の数に、前記所定の表示部1つに表示できる前記クライアント端末の画面の数を乗じて得られた数が、前記受付けたアクセス要求の数未満である場合、前記表示可能数記憶手段で記憶している数を書き換えて増加させる表示可能数変更手段、を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
前記クライアント端末にリモート操作開始要求情報を送信するリモート操作開始要求手段と、
リモート操作終了通知情報を送信するリモート操作終了通知手段と、を備え、
前記クライアント端末が、
前記リモート操作開始要求情報を受付けた後は、入力手段から入力される指示情報を破棄する入力操作ロック手段と、
前記リモート操作終了通知情報を受付けた後は、前記入力手段から入力される指示情報の破棄を中止するロック解除手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記クライアント端末が、
自端末内に備えられたハードウェアへの接続の許諾を示す情報と自端末の識別情報とを含む接続許諾情報を通知する接続許諾情報通知手段を備え、
前記遠隔制御サーバが、
リモート操作を許可するクライアント端末の識別情報を記憶するリモート対象端末記憶手段と、
前記接続許諾情報に含まれる前記クライアント端末の識別情報が、前記リモート対象端末記憶手段に記録されているか否かを判断し、記録されている場合には、その接続許諾情報を送信したクライアント端末への接続を行なう接続判定手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記ハードウェアへの接続の許諾を示す情報は、前記端末からの取り外し可能な記録媒
体に記録されることを特徴とする請求項8に記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
アプリケーション識別情報を含むアプリケーション起動指示をクライアント端末に送信するアプリケーション識別情報送信手段を備え、
前記アプリケーション起動指示を受信した前記クライアント端末が、一斉に、前記アプリケーション起動指示に含まれるアプリケーション識別情報で特定されるアプリケーションのプログラムを実行するアプリケーション実行手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項9の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記アプリケーション起動指示がファイル名と引数とを含んでおり、
前記クライアント端末のアプリケーション実行手段は、前記ファイル名のデータを自端末の記憶部から検索し、前記アプリケーションのプログラムに、前記引数と前記ファイル名のデータとを読み込ませて、当該アプリケーションプログラムを実行することを特徴とする請求項10に記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
手書き文字の入力を受付ける手書き文字入力受付け手段と、
前記手書き文字を文字データに変換する文字データ変換手段と、
前記変換した文字データを順次前記クライアント端末に送信する文字データ送信手段とを備え、
前記クライアント端末が、
受信した前記文字データを順次、自端末の表示部に表示したテキストエディタに表示する文字データ表示手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項11の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
自装置に入力された各操作コマンドを特定する操作コマンド特定情報の一覧を記憶する操作コマンド特定情報記憶手段と、
自装置に入力された操作コマンドに対応する前記操作コマンド特定情報を、前記操作コマンド特定情報記憶手段から読み取って、操作ログ記憶手段に順次記録する操作コマンド記録手段と、
自装置の所定の表示部に表示された画面のキャプチャ画像を、所定の間隔でキャプチャ画像記憶手段に順次記録するキャプチャ画像記録手段と、
自装置に接続された通信ネットワークの負荷情報や、自装置の各処理部の負荷情報を負荷情報記憶手段に順次記録する負荷情報記録手段と、
前記キャプチャ画像を再生する再生手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記クライアント端末が、
自端末に入力された各操作コマンドを特定する操作コマンド特定情報の一覧を記憶する操作コマンド特定情報記憶手段と、
自端末に入力された操作コマンドに対応する前記操作コマンド特定情報を、前記操作コマンド特定情報記憶手段から読み取る操作コマンド特定情報読み取り手段と、
自端末の表示部に表示された画面のキャプチャ画像を、所定の間隔で取得するキャプチャ画像取得手段と、
自装置に接続された通信ネットワークの負荷情報や自装置の各処理部の負荷情報を取得する負荷情報取得手段と、
前記読み取った操作コマンド特定情報と前記取得したキャプチャ画像および前記負荷情報を、前記遠隔制御サーバに送信するクライアント端末操作ログ情報送信手段とを備え、
前記遠隔制御サーバが、
前記キャプチャ画像を再生する再生手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項13の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記クライアント端末が、
自端末の表示部に表示されているマウスポインタの画面内座標を前記遠隔制御サーバに送信する画面内座標送信手段を備え、
前記遠隔制御サーバが、
前記クライアント端末毎の画面の前記所定の表示部における表示位置を記憶する表示位置記憶手段と、
前記画面内座標を送信したクライアント端末の画面を表示している前記所定の表示部と、その表示位置を前記表示範囲記憶手段から読み取り、当該所定の表示部の表示位置と前記画面内座標とに基づいて、前記所定の表示部の前記表示位置に表示されているマウスポインタを基準とする所定の範囲を拡大表示処理する拡大表示処理手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項14の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記クライアント端末が、
自端末の各種プログラム動作設定を示す環境設定情報を記憶部から読み取り、前記遠隔制御サーバに送信する環境設定情報送信手段を備え、
前記遠隔制御サーバが、
前記環境設定情報に対応するサポート担当端末のアクセス先を記録するサポート担当アクセス先記録手段と、
前記クライアント端末から送信された環境設定情報に基づいて、前記サポート担当アクセス先記録手段から前記サポート担当のアクセス先を読み取り、当該読み取ったアクセス先と前記環境設定情報を送信したクライアント端末との通信を接続する通信接続手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項15の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 管理サーバが前記通信ネットワークに接続されており、
前記管理サーバが、
クライアント端末を操作するクライアント端末操作者の識別情報と、遠隔制御サーバを操作する操作者の識別情報との組み合わせに応じて、前記遠隔制御サーバから前記クライアント端末をリモート操作する際の制限項目情報を記憶する制限項目記憶手段を備えており、
前記遠隔制御サーバは、前記クライアント端末のリモート操作の指示を受付けると、当該リモート操作対象のクライアント端末の識別情報と自装置を操作する操作者の識別情報との組み合わせに対応付けられて、前記制限項目記憶手段に記録されている前記制限項目情報を取得する制限項目取得手段と、
前記取得した制限項目情報に基づいて、前記リモート操作対象のクライアント端末へ送信できる操作コマンドを特定する操作コマンド特定手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項16の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
前記クライアント端末にキーボード画像の表示を促すキーボード画像表示指示情報を送信するキーボード画像表示指示手段と、
前記キーボード画像のキーの識別情報と、そのキーに加える識別表示の情報を含む、キー識別表示指示情報を送信するキー識別表示指示情報通知手段と、を備え、
前記端末は、
キーボード画像を記憶するキーボード画像記憶手段と、
前記キーボード画像表示指示情報の受信に基づいて前記キーボード画像記憶手段から前記キーボード画像を読み取り、表示部に表示するキーボード画像表示手段と、
前記キー識別表示指示情報に含まれる前記キーの識別情報に基づいて前記表示したキーボード画像におけるキーを特定し、当該特定したキーを前記キーに加える識別表示の情報に基づいて変更表示するキー画像変更表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項17の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 前記遠隔制御サーバが、
リモート操作対象または音声の送信先のクライアント端末の識別情報に対応付けて、当該クライアント端末に対してリモート操作を行なった時間または前記音声を送信した時間を対応時間記憶手段に記録する対応時間記録手段と、
前記対応時間記憶手段に記録された総時間を前記クライアント端末の識別情報ごとに前記所定の表示部に表示する対応時間表示手段と、
予め設定された基準対応時間より前記総時間を超えた場合に警告情報の出力を行なう警告情報出力手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項18の何れかに記載の遠隔制御システム。 - 遠隔制御サーバとクライアント端末とが通信ネットワークを介して接続された遠隔制御システムにおける処理方法であって、
前記遠隔制御サーバの表示可能数記憶手段が、所定の表示部に表示できる前記クライアント端末の画面の数を記憶し、
前記遠隔制御サーバのアクセス要求受付手段が、前記クライアント端末から当該クライアント端末を操作するクライアント端末操作者の属性情報を少なくとも含むアクセス要求を受付け、
前記遠隔制御サーバの画面データ受付手段が、前記クライアント端末から当該クライアント端末の備えた表示部に表示されている画面データを受付け、
前記遠隔制御サーバの表示処理手段が、前記所定の表示部に、前記受付けた画面データの画面を、前記表示可能数記憶手段で記憶する数まで順次表示し、
前記クライアント端末または前記遠隔制御サーバの音声入力受付け手段が、音声の入力を受付け、
前記クライアント端末または前記遠隔制御サーバの映像取得手段が、映像を取得し、
前記クライアント端末または前記遠隔制御サーバの音声入力検知情報通知手段が、前記音声の入力を受付けた際に、音声入力検知情報を通知し、
前記遠隔制御サーバの配信手段が、前記音声入力検知情報を受付けた際に、前記入力された音声と前記取得した映像を、所定のクライアント端末に配信することを特徴とする処理方法。 - 前記遠隔制御サーバが、前記所定の表示部を複数備えており、
前記表示処理手段は、前記クライアント端末の画面の指定を受付けることにより、当該指定された画面のみを前記複数の表示部のうちのいずれか1つの全領域に表示する
ことを特徴とする請求項20記載の処理方法。 - 前記遠隔制御サーバの画面固定・非固定情報記憶手段が、前記クライアント端末の画面の大きさの固定・非固定の何れかを示す符号を記憶し、
前記表示処理手段は、受付けた指示に基づいて、前記画面固定・非固定情報記憶手段から前記画面の大きさの固定・非固定の何れかを示す符号を読み取って、読み取った符号が固定を示す符号である場合には、前記クライアント端末の画面の大きさを固定して前記表示可能数記憶手段で記憶する数だけ前記所定の表示部に表示し、読み取った符号が非固定を示す符号である場合には、前記クライアント端末の画面のそれぞれを画面表示ルールに基づいて前記所定の表示部に表示することを特徴とする請求項20または請求項21に記載の処理方法。 - 前記遠隔制御サーバの画面並び情報記憶手段が、前記クライアント端末操作者の画面の前記所定の表示部における並び順の設定の有りまたは無しの何れかを示す符号を記憶し、
前記表示処理手段は、受付けた指示に基づいて、前記画面並び情報記憶手段から前記並び順の設定の有りまたは無しの何れかを示す符号を読み取って、読み取った符号が有りを示す場合には、並び順自動設定ルールに基づいて前記クライアント端末の画面を前記所定の表示部に表示することを特徴とする請求項20から請求項22の何れかに記載の処理方法。 - 前記遠隔制御サーバの画面優先出力情報記憶手段が、優先となる前記クライアント端末操作者のクライアント端末の操作情報、アプリケーション、ファイル使用情報、ファイル内キーワードなども含む属性情報、と表示座標とを対応付けて記憶し、
前記表示処理手段は、前記アクセス要求に含まれるクライアント端末操作者の属性情報が前記画面優先出力情報記憶手段に記録されている場合には、前記アクセス要求を行なった前記クライアント端末から送信された画面データの画面を左上から優先的に表示する
ことを特徴とする請求項20から請求項23の何れかに記載の処理方法。 - 前記遠隔制御サーバの表示可能数変更手段が、前記所定の表示部の数に、前記所定の表示部1つに表示できる前記クライアント端末の画面の数を乗じて得られた数が、前記受付けたアクセス要求の数未満である場合、前記表示可能数記憶手段で記憶している数を書き換えて増加させることを特徴とする請求項20から請求項24の何れかに記載の処理方法。
- 前記遠隔制御サーバのリモート操作開始要求手段が、前記クライアント端末にリモート操作開始要求情報を送信し、
前記クライアント端末の入力操作ロック手段が、前記リモート操作開始要求情報を受付けた後は、入力手段から入力される指示情報を破棄し、
前記遠隔制御サーバのリモート操作終了通知手段が、リモート操作終了通知情報を送信し、
前記クライアント端末のロック解除手段が、前記リモート操作終了通知情報を受付けた後は、前記入力手段から入力される指示情報の破棄を中止することを特徴とする請求項20から請求項25の何れかに記載の処理方法。 - 前記クライアント端末の接続許諾情報通知手段が、自端末内に備えられたハードウェアへの接続の許諾を示す情報と自端末の識別情報とを含む接続許諾情報を通知し、
前記遠隔制御サーバのリモート対象端末記憶手段が、リモート操作を許可するクライアント端末の識別情報を記憶し、
前記遠隔制御サーバの接続判定手段が、前記接続許諾情報に含まれる前記クライアント端末の識別情報が、前記リモート対象端末記憶手段に記録されているか否かを判断し、記録されている場合には、その接続許諾情報を送信したクライアント端末への接続を行なうことを特徴とする請求項20から請求項26の何れかに記載の処理方法。 - 前記ハードウェアへの接続の許諾を示す情報は、前記端末からの取り外し可能な記録媒体に記録されることを特徴とする請求項27に記載の処理方法。
- 前記遠隔制御サーバのアプリケーション識別情報送信手段が、アプリケーション識別情報を含むアプリケーション起動指示をクライアント端末に送信し、
前記アプリケーション起動指示を受信した前記クライアント端末のアプリケーション実行手段が、一斉に、前記アプリケーション起動指示に含まれるアプリケーション識別情報で特定されるアプリケーションのプログラムを実行することを特徴とする請求項20から請求項28の何れかに記載の処理方法。 - 前記アプリケーション起動指示がファイル名と引数とを含んでおり、
前記クライアント端末のアプリケーション実行手段は、前記ファイル名のデータを自端末の記憶部から検索し、前記アプリケーションのプログラムに、前記引数と前記ファイル名のデータとを読み込ませて、当該アプリケーションプログラムを実行することを特徴とする請求項29に記載の処理方法。
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