JP2014072686A - システム、方法、及び、録画サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明の目的は、議事録を要求した端末の属性情報に合わせた画像レイアウトで構成された議事録データを提供可能なシステム、方法、及び、録画サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。
【選択図】 図12
本発明の目的は、議事録を要求した端末の属性情報に合わせた画像レイアウトで構成された議事録データを提供可能なシステム、方法、及び、録画サーバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。
【選択図】 図12
Description
本開示は、複数の通信端末間でネットワークを介して実行される遠隔会議を記録するためのシステム、録画サーバおよび方法に関する。
従来、遠隔会議を行う会議システムが知られている。会議システムでは、ユーザの映像や音声を入出力可能な通信端末が各拠点に設置される。各拠点のユーザの映像または音声が通信端末間で、例えば、ネットワークを介して送受信される。送受信される映像または音声が通信端末で合成されて、出力される。このような会議システムにおいて、サーバは、通信端末毎に合成された映像のレイアウト情報を記憶する。会議端末毎に固有のレイアウトの合成映像を生成して配信する技術が一般的に知られている。
従来技術では、サーバが、各端末ごとに固有のレイアウトで、議事録データを作成し、端末へ送信することができる。しかしながら、従来技術では、議事録を要求した端末の属性情報に合わせて、サーバ側で、自動でレイアウトを決定して、議事録データを作成することはできなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、議事録を要求した端末の属性情報に合わせた画像レイアウトで構成された議事録データを提供可能なシステム、方法、及び、録画サーバを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、システムは、遠隔会議を実行可能な第1の通信端末と、録画サーバとを備え、前記第1の通信端末は、遠隔会議を行う第2の通信端末から送信された第1メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む第1メディアデータを受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された第1メディアデータを、第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第1設定手段と、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性を示す属性情報とを、前記録画サーバへ送信する第1送信手段と、を備え、前記録画サーバは、前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を受信する第2受信手段と、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する議事録データ作成手段と、前記議事録データ作成手段により作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とするシステムである。
請求項2に記載の発明によれば、前記第1の通信端末装置において、前記第1送信手段は、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信し、前記録画サーバにおいて、前記記憶手段は、前記通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて記憶し、前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記第1の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、前記第1送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記システムは、前記第1の通信端末と遠隔会議を実行可能な前記第2の通信端末をさらに備え、前記第2の通信端末は、遠隔会議を行う前記第1の通信端末から送信された前記第2メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む前記第2メディアデータを受信する第3受信手段と、前記第3受信手段により受信された前記第2メディアデータを、前記第2の通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第2設定手段と、遠隔会議を行う前記第1の通信端末へ送信する前記第1メディアデータと、前記第2設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第2設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第2の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第2の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信する第3送信手段と、を備え、前記録画サーバにおいて、前記記憶手段は、前記第2の通信端末から送信された第1メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶し、前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記第2の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、前記第3送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、第1の通信端末へ送信する前記第1メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記システムは、前記第1の通信端末と、前記第2の通信端末と、遠隔会議を実行可能な第3の通信端末と、をさらに備え、前記第3の通信端末は、遠隔会議を行う前記第1の通信端末から送信された前記第1メディアデータと、前記第2の通信端末装置から送信された前記第2メディアデータとを受信する第4受信手段と、前記第4受信手段により受信された前記第1メディアデータと前記第2メディアデータとを、前記第3の通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第3設定手段と、遠隔会議を行う前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末へ送信する第3メディアデータと、前記第2設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第2設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第3の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第3の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信する第4送信手段と、を備え、前記録画サーバにおいて、前記記憶手段は、前記第3の通信端末から送信された第3メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶し、前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記第2の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、前記第4送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末へ送信する前記第3メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、前記第1の通信端末において、前記第1送信手段は、遠隔会議を行う前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性情報として前記第1の通信端末を識別可能な端末識別情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信し、前記録画サーバにおいて、前記記憶手段は、前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて記憶し、前記第2受信手段は、特定の通信端末から、属性情報として特定の通信端末を識別可能な端末識別情報を含む議事録の要求を受信し、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定し、前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、前記第1の通信端末装置において、前記第1送信手段は、遠隔会議を行う前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した通信端末の属性情報として前記通信端末を識別可能な端末識別情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報と、会議の主催者であることまたはレイアウトの変更が許可されたことを示す権限情報とを、前記録画サーバへ送信し、前記録画サーバにおいて、前記記憶手段は、前記第1の通信端末から送信された前記第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報と、権限情報とを対応付けて記憶し、前記第2受信手段は、特定の通信端末から、属性情報として特定の通信端末を識別可能な端末識別情報を含む議事録の要求を受信し、前記録画サーバは、さらに、前記第2受信手段により受信された端末識別情報に、権限情報が対応付けられて、前記記憶手段に記憶されているかを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定された場合、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、所望のレイアウト情報を選択可能に許可する許可手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、前記録画サーバにおいて、前記第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定されなかった場合、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定し、前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、前記第1の通信端末において、前記記憶手段は、前記権限情報をさらに記憶し、前記第1の通信端末は、さらに、前記記憶手段に、前記権限情報が記憶されているかを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段により、前記権限情報が付与されていると判定された場合、前記第2の通信端末へ権限を付与するかを判定する第3判定手段と、前記第3判定手段により、第2の通信端末へ権限を付与すると判定された場合、第2の通信端末へ権限情報を付与する付与手段と、を備え、前記第2の通信端末は、さらに前記第1の通信端末に付与された権限情報を受信する第5受信手段と、前記第5受信手段により受信された権限情報と、前記第2の通信端末を識別可能な端末識別情報とを前記録画サーバへ送信する第5送信手段とを備え、前記録画サーバにおいて、前記第2受信手段は、前記第2の通信端末から権限情報と、前記第2の通信端末の端末識別情報とを受信し、前記記憶手段は、前記第2受信手段により受信された前記第2の通信端末の端末識別情報と、前記権限情報とを対応付けて記憶することを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、前記レイアウト決定手段は、前記第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示す場合、前記属性情報が示す参加者が使用する前記第1の通信端末の前記端末識別情報に合うレイアウト情報を決定することを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、前記レイアウト決定手段は、前記第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示さない場合、前記属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定することを特徴とする。
請求項14に記載の発明によれば、前記記憶手段は、あらかじめ定められた前記レイアウト情報を、遠隔会議の種別に対応付けて記憶し、前記レイアウト決定手段は、前記属性情報が遠隔会議の種別を示す場合、前記属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定することを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、前記議事録サーバは、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末から受信した前記レイアウト情報が、同一のレイアウトを示すかを判断するレイアウト判断手段を、さらに備え、前記記憶手段は、前記レイアウト判断手段によって同一のレイアウトを示すと判断された場合、前記第1の通信端末から受信した前記第2メディアデータと、前記第2の通信端末から受信した前記第1メディアデータを同一のレイアウトに基づいて合成した合成済データを記憶し、前記議事録作成手段は、前記議事録データの作成対象が前記合成済データである場合、前記合成済データに基づいて前記議事録データを作成することを特徴とする。
請求項16に記載の発明によれば、前記議事録作成手段は、前記記憶手段に記憶されているメディアデータ、または、前記レイアウト決定手段によって決定されたレイアウト情報の少なくとも一方に基づいて、前記議事録データを複数に仕切るチャプタを、前記議事録データに設定することを特徴とする。
請求項17に記載の発明によれば、遠隔会議を実行可能な第1の通信端末と、録画サーバとを備えるシステムの方法であって、遠隔会議を行う第2の通信端末から送信された第1メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む第1メディアデータを、前記第1の通信端末が受信する第1受信ステップと、前記第1受信ステップにより受信された第1メディアデータを第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を、前記第1の通信端末が設定する第1設定ステップと、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定ステップにより設定されたレイアウト情報と、前記第1設定ステップによりレイアウト情報を設定した通信端末の属性を示す属性情報とを、前記録画サーバへ送信する第1送信ステップと、前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて、前記録画サーバが記憶手段に記憶する記憶ステップと、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を、前記録画サーバが受信する第2受信ステップと、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信ステップにより受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を、前記録画サーバが決定するレイアウト決定ステップと、前記レイアウト決定ステップにより決定されたレイアウト情報と、前記第2受信ステップにより受信された前記議事録要求に対応する前記メディアデータとに基づいて、前記録画サーバが、議事録データを作成する議事録データ作成ステップと、前記議事録データステップにより作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ前記録画サーバが送信する第2送信ステップと、を含む方法である。
請求項18に記載の発明によれば、第1の通信端末と遠隔会議を実行可能な第2の通信端末から送信された第1メディアデータを第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報と、遠隔会議を実行可能な前記第1の通信端末から、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記レイアウト情報を設定した第1の通信端末の属性を示す属性情報とを、受信する第1受信手段と、前記第1受信手段により受信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を受信する第2受信手段と、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する議事録データ作成手段と、前記議事録データ作成手段により作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ送信する第2送信手段と、を備えることを特徴とする録画サーバである。
請求項1に記載の発明によれば、レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された会議識別情報と、特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、各遠隔会議ごとのメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、第1送信手段は、画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータとして、録画サーバへ送信する。この結果、第1の通信端末に接続された画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、録画サーバにおいて、記憶手段は、第2の通信端末から送信された第1メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶する。レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された会議識別情報と、特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、第1の通信端末及び第2の通信端末から送信されたメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項5に記載の発明によれば、第3送信手段は、画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、第1の通信端末へ送信する第1メディアデータとして、録画サーバへ送信する。この結果、第2の通信端末に接続された画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項6に記載の発明によれば、録画サーバにおいて、記憶手段は、第3の通信端末から送信された第3メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶する。レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された会議識別情報と、特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、第1の通信端末、第2の通信端末、及び第2の通信端末から送信されたメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項7に記載の発明によれば、第4送信手段は、画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、第1の通信端末及び第2の通信端末へ送信する第3メディアデータとして、録画サーバへ送信する。この結果、第3の通信端末に接続された画像取得装置により取得された画像データ、または、音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを用いて、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項8に記載の発明によれば、第2受信手段は、特定の通信端末から、属性情報として特定の通信端末を識別可能な端末識別情報を含む議事録の要求を受信する。レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、議事録を要求した通信端末の端末識別情報に合うレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項9に記載の発明によれば、録画サーバは、さらに、第2受信手段により受信された端末識別情報に、権限情報が対応付けられて、前記記憶手段に記憶されているかを判定する第1判定手段を備える。また、録画サーバは、さらに、第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定された場合、レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、所望のレイアウト情報を選択可能に許可する許可手段を備える。この結果、議事録を要求した通信端末が、遠隔会議時に、会議の主催者またはレイアウト変更の権限を持った参加者であることに基づいて、遠隔会議時に利用されたレイアウトの中から、所望のレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項10に記載の発明によれば、第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定されなかった場合、レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、議事録を要求した通信端末が、遠隔会議時に、会議の主催者またはレイアウト変更の権限を持った参加者でない場合であっても、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項11に記載の発明によれば、第1の通信端末は、さらに、第2判定手段により、権限情報が付与されていると判定された場合、第2の通信端末へ権限を付与するかを判定する第3判定手段を備える。第1の通信端末は、さらに、第3判定手段により、第2の通信端末へ権限を付与すると判定された場合、第2の通信端末へ権限情報を付与する付与手段を備える。第2の通信端末は、さらに、第1の通信端末に付与された権限情報を受信する第5受信手段を備える。第2の通信端末は、さらに、第5受信手段により受信された権限情報と、第2の通信端末を識別可能な端末識別情報とを録画サーバへ送信する第5送信手段を備える。この結果、遠隔会議の途中で権限が付与された場合であっても、会議の主催者またはレイアウト変更の権限を持った参加者であることに基づいて、遠隔会議時に利用されたレイアウトの中から、所望のレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項12に記載の発明によれば、レイアウト決定手段は、第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示す場合、属性情報が示す参加者が使用する第1の通信端末の端末識別情報に合うレイアウト情報を決定する。この結果、通信端末に権限が付与されておらず、遠隔会議の参加者である場合には、議事録を要求した通信端末の端末識別情報に合うレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項13に記載の発明によれば、レイアウト決定手段は、第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示さない場合、属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定する。この結果、遠隔会議に参加していなかった参加者の場合であっても、遠隔会議の種別に関するレイアウトで議事録を視聴することができるため、会議の種別に沿って議事録を視聴することができる。
請求項14に記載の発明によれば、記憶手段は、あらかじめ定められたレイアウト情報を、遠隔会議の種別に対応付けて記憶する。レイアウト決定手段は、属性情報が遠隔会議の種別を示す場合、属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定する。この結果、議事録を要求した通信端末の属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項15に記載の発明によれば、記憶手段は、レイアウト判断手段によって同一のレイアウトを示すと判断された場合、第1の通信端末から受信した第2メディアデータと、第2の通信端末から受信した第1メディアデータを同一のレイアウトに基づいて合成した合成済データを記憶する。議事録作成手段は、議事録データの作成対象が前記合成済データである場合、合成済データに基づいて議事録データを作成する。この結果、同一のレイアウトの場合、合成済データを用いて議事録データを作成することができる。
請求項16に記載の発明によれば、議事録作成手段は、記憶手段に記憶されているメディアデータ、または、レイアウト決定手段によって決定されたレイアウト情報の少なくとも一方に基づいて、議事録データを複数に仕切るチャプタを、議事録データに設定することを特徴とする。この結果、議事録データが出力される際に、チャプタを使用することができるため、議事録データの利便性を高めることができる。
請求項17に記載の発明によれば、レイアウト決定ステップは、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信ステップにより受信された特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成ステップは、レイアウト決定ステップにより決定されたレイアウト情報と、第2受信ステップにより受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
請求項18に記載の発明によれば、レイアウト決定手段は、記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、第2受信手段により受信された特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定する。議事録データ作成手段は、レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、第2受信手段により受信された議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する。この結果、議事録を要求した端末の属性情報に合わせたレイアウトで構成された議事録データを提供可能になる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照して、システム100のシステム構成について説明する。システム100は、複数の通信端末1と会議サーバ2と録画サーバ3とを備える。各通信端末1は、インターネット等のネットワーク8を介して、会議サーバ2および録画サーバ3と各種データやコマンドを送受信可能である。会議サーバ2は、複数の通信端末間で実行される遠隔会議(テレビ会議)を制御する。遠隔会議は、例えば、複数の通信端末1間で画像および音声を用いた通信である。録画サーバ3は、複数の通信端末1間の遠隔会議で使用される各種データを記録するとともに、議事録データを生成可能である。議事録データは、複数の通信端末間での遠隔会議の内容を記録したデータである。
図1に示すように、各通信端末1は、カメラ33とディスプレイ34とが接続可能である。また、各通信端末装置には、後述する図2に記載のように、マイク31が接続可能である。各通信端末1は、遠隔会議時に、カメラ33によって取得された画像データ、マイク31(図2参照)によって取得された音声データ、遠隔会議で使用される文書や動画などの資料データなどを、会議サーバ2へ送信する。以下の説明では、遠隔会議の内容を記録したデータを「メディアデータ」という。具体的には、各通信端末1で取得された画像データ、音声データ、資料データを含めて、「メディアデータ」という。
会議サーバ2は、各通信端末1から受信したメディアデータを、遠隔会議に接続している他の通信端末1に送信する。例えば、「端末A」、「端末B」、「端末C」及び「端末D」との間で遠隔会議が実行される場合、会議サーバ2は、「端末A」から受信したメディアデータを、「端末B」、「端末C」及び「端末D」へ送信する。各通信端末1は、会議サーバ2から受信したメディアデータに基づいて会議データを生成して出力する。このとき、各通信端末1は、会議データを生成する。会議データは、あらかじめ設定されているレイアウトで、資料データを含む画像データが配置されたデータである。
通信端末1により会議データが出力されるときには、他の通信端末1から送信された画像データが、通信端末1の表示装置34に表示され、且つ、他の通信端末1から送信された音声データが、通信端末1のスピーカ32(図2参照)から出力される。その結果、複数の通信端末1により取得された画像データおよび音声データが、システム100内で共有される。システム100では、会議の参加者の全てが同一拠点にいない場合でも、複数の通信端末1を用いて、参加者は円滑に会議を実行することができる。なお、この遠隔会議制御は従来と同様であるため、本実施形態では詳細な説明を省略する。
詳細は後述するが、各通信端末1は、会議サーバ2に送信したメディアデータを録画サーバ3にも送信する。また、各通信端末1は、各通信端末1で設定されているレイアウト情報を、録画サーバ3にも送信する。録画サーバ3は、各通信端末1から受信したメディアデータおよびレイアウト情報をHDD113に記録するとともに、記録したメディアデータおよびレイアウト情報に基づいて議事録データを生成可能である。各通信端末1は、録画サーバ3で作成された議事録データを再生することで、各端末装置1のユーザは過去に行われた遠隔会議を視聴することができる。
図2を参照して、通信端末1の電気的構成について説明する。本実施形態の通信端末1は、汎用のパーソナル・コンピュータである。通信端末1は、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)13、および入出力インターフェース19を備える。また、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)13、および入出力インターフェース19がバス18を介して互いに接続される。ROM11は、通信端末1を動作させるためのBIOS(Basic Input/Output System)等のプログラム、および初期値等を記憶している。RAM12は、制御プログラムで使用される各種の情報を一時的に記憶する。
HDD13は、不揮発性の記憶装置であり、CPU10に遠隔会議を実行させるプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU10に後述の端末会議処理(図6参照)および端末議事録処理(図10参照)を実行させるプログラムを含む。プログラムは、例えば、CD−ROM等の記憶媒体を介してHDD13に記憶される。また、プログラムは、例えば、所定のサーバに記録されたプログラムがネットワーク8等を介して、HDD13に記憶される。
入出力インターフェース19には、音声入力処理部21、音声出力処理部22、画像入力処理部23、画像出力処理部24、操作入力処理部25、および外部通信I/F26が接続されている。音声入力処理部21には、マイク31が接続可能である。音声入力処理部21は、音声を入力するマイク31からの音声データの入力を処理する。音声出力部22には、スピーカ32が接続可能である。音声出力処理部22は、音声を出力するスピーカ32に接続し、スピーカ32の動作を処理する。画像入力処理部23には、カメラ33が接続可能である。画像入力処理部23は、画像を撮影するカメラ33からの画像データの入力を処理する。画像出力処理部24には、表示装置34が接続可能である。画像出力処理部24は、画像を表示する表示装置34の動作を処理する。操作入力処理部25は、キーボードおよびマウス等の操作部35からの操作入力を処理する。外部通信I/F26は、会議端末1をネットワーク8に接続する。なお、カメラ33は、本発明の画像取得装置の一例である。また、マイク31は、本発明の音声取得装置の一例である。
図1を参照して、録画サーバ3の電気的構成について説明する。本実施形態の録画サーバ3は、汎用のサーバである。録画サーバ3は、CPU110、ROM111、RAM112、HDD113、および入出力インターフェース119を備える。CPU110、ROM111、RAM112、HDD113、および入出力インターフェース119はバス118を介して互いに接続されている。入出力インターフェース119には、外部通信I/F126が接続されている。録画サーバ3は、外部通信I/F126によってネットワーク8に接続される。なお、HDD113は、本発明の記憶手段の一例である。
HDD113には、各通信端末1から受信したメディアデータ(図3参照)、および、各通信端末1から受信したレイアウト情報(図4A参照)が保存される。詳細は後述する。また、HDD113には、CPU110に後述のサーバ録画処理(図7参照)およびサーバ議事録処理(図11参照)を実行させるプログラムなども記憶される。また、録画サーバ3は、録画サーバ3にインストールされたOS(Operating System)の機能により、計時動作を実行する。計時動作により、録画サーバ3は、現在の日時を決定することができる。
会議サーバ2は、汎用のサーバである。このため、会議サーバ2は、録画サーバ3と同一の電気的構成であるため、説明は省略する。なお、会議サーバ2のHDDには、会議サーバ2のCPUに上述した遠隔会議制御を実行させるためのサーバ会議プログラムが記憶されている。
図3を参照して、録画サーバ3に保存されるメディアデータリスト40について説明する。先述したように、メディアデータリスト40は、遠隔会議時に各通信端末1で取得される。録画サーバ3のHDD113には、各通信端末1から送信されて、録画サーバ3により受信されたメディアデータ40A、メディアデータ40B、メディアデータ40C等が記憶される。具体的には、HDD113には、例えば、メディアデータ40Aと、各通信端末1でメディアデータ40Aが取得された日時を示す取得日時と、メディアデータ40Aを取得した通信端末1に付与された固有の端末IDとが対応付けられて記憶される。
図4A及び図4Bを参照して、録画サーバ3に保存されるレイアウト情報リスト50について説明する。本実施形態では、録画サーバ3のHDD113には、レイアウト情報リスト50が記憶される。各通信端末1から受信した通信端末ごとのレイアウト情報50A、レイアウト情報50B、レイアウト情報50C等が記憶される。なお、レイアウト情報50A、レイアウト情報50B等は、遠隔会議の種別に対応する画像のレイアウトを示すテンプレート形式の情報である。各レイアウト情報50A、レイアウト情報50B、レイアウト情報50Cには、設定日時と属性情報とが対応付けられている。設定日時は、例えば、通信端末1でレイアウト情報50Aが設定された日時である。属性情報は、レイアウト情報50を使用するユーザ、または、遠隔会議に関する情報である。具体的には、属性情報は、例えば、端末ID(ユーザ名)である。また、属性情報は、例えば、遠隔会議の種別や目的(以下、会議種別)を示す。
図3〜図5を参照して、メディアデータリスト40およびレイアウト情報リスト50の具体例を説明する。例えば、4つの通信端末1が「12/01/01 12:00:00」に遠隔会議を開始したものとする。以下の説明では、4つの通信端末1がそれぞれ端末ID「A」、「B」、「C」、「D」を有している例である。以下、各通信端末1を「端末A」、「端末B」、「端末C」、「端末D」と略称して説明する。なお、図3に示すメディアデータリスト40は、実行された遠隔会議を識別する会議識別情報ごとに生成される。また、図4Aに示すレイアウト情報リスト50についても、実行された会議識別情報ごとに生成される。なお、会議識別情報の詳細は、後述する。例えば、図3の例では、会議識別情報「ID_A」について、メディアデータリスト40が生成されている。また、図4Aの例では、会議識別情報「ID_A」について、レイアウト情報リスト50が生成されている。
以下、遠隔会議の実行方法の一例について説明する。本実施形態では、遠隔会議が開催される際に、通信端末1により遠隔会議を行うプログラムが起動される。そして、システム100を利用可能な複数の通信端末1の中から、遠隔会議の主催者である通信端末1のユーザが、遠隔会議を行う所定数の通信端末1を決定する。まず、遠隔会議を主催する主催者の「端末A」が、会議サーバ2へ遠隔会議の開催依頼を通知する。このとき、会議サーバ2へ通知される開催依頼には、遠隔会議の参加者が使用する通信端末である「端末B」、「端末C」、及び、「端末D」の端末IDを含む。また、開催依頼には、遠隔会議を行う主催者が「端末A」であることを示す「端末A」の端末IDも含む。このため、開催依頼には、主催者が「端末A」である端末IDと、参加者が「端末B」、「端末C」及び「端末D」であることを示す端末IDとが含まれる。また、会議の主催者「端末A」には、遠隔会議の権限情報が付与される。具体的には、「端末A」により遠隔会議を行うプログラムが起動されて、「端末A」が会議の主催者と設定された、または、「端末A」がレイアウトの変更が許可された場合に、「端末A」に権限情報が付与される。付与された権限情報は、RAM12の所定の記憶領域に一時記憶される。そして、「端末A」は、会議識別情報と、権限情報と、「端末A」の端末IDとを会議サーバ2と録画サーバ3とへ送信する。録画サーバ3は、会議識別情報と、「端末A」が会議の主催者であることを示す権限情報と、端末ID「A」とを対応付けて、図4BのようにHDD112に記憶する。例えば、図4Bに示すように、会議識別情報と対応付けられて、会議に参加する「端末A」、「端末B」、「端末C」及び「端末D」の端末IDが記憶される。また、図4Bに示すように、各端末IDには、権限情報が対応付けられて記憶される。図4Bに示す例では、権限情報が「TRUE」の場合、権限が付与されている主催者を示す。一方、図4Bに示す例では、権限情報が「FALSE」の場合、権限が付与されていない参加者を示す。また、図4Aに示すメディアデータリスト40と、図4Bに示すリストとが、会議識別情報と対応付けられてHDD112に記憶される。会議の主催者により、設定された会議種別を示す属性情報が、メディアリスト40にさらに対応付けられてHDD112に記憶されても良い。
例えば、「端末A」は、所定のアプリケーションを用いて、開催依頼を会議サーバ2へ通知しても良い。以下、本実施形態では、所定のアプリケーションとして、電子メールアプリケーションを用いる場合を例に挙げて説明する。このため、会議サーバ2は、システム100を利用可能な複数の通信端末1の各端末IDと、各通信端末の認証情報と、各通信端末に連絡する電子メールアドレスとが対応付けられて記憶される。
会議サーバ2は、「端末A」から開催依頼を受信すると、開催依頼に含まれる「端末B」、「端末C」及び「端末D」へ、ネットワーク上の会議サーバ2の所定のURL(Uniform Resource Locator)を送信する。「端末B」、「端末C」及び「端末D」へ送信されるURLは、各遠隔会議ごとに設定される。「端末B」、「端末C」及び「端末D」は、URLを受信すると、受信したURLへアクセスする。「端末B」、「端末C」及び「端末D」は、受信したURLへアクセスすると、「端末B」と会議サーバ2、「端末C」と会議サーバ2、「端末D」と会議サーバ2とのセッションが確立される。通信端末と会議サーバ2とのセッションが確立された場合、セッションが確立されたことを示す情報が、受信したURLが示す会議サーバ2の所定の記憶領域に記憶される。セッションが確立されたことに基づいて、各通信端末1で遠隔会議を行うプログラムが実行されて、遠隔会議が開催される。受信したURLに記憶されたセッションに基づいて、「端末A」、「端末B」、「端末C」及び「端末D」間で、画像データ及び音声データの送受信が可能になる。
図3、図4A、図4B、及び、図5に例示するように、録画サーバ3は、遠隔会議に参加した「端末A」〜「端末D」からメディアデータを受信すると、受信したメディアデータは、「端末A」〜「端末D」の端末IDおよび取得日時「12/01/01 12:00:00」と対応付けて、メディアデータリスト40として、HDD13に記憶される。例えば、図3に示すように、メディアデータ40A「userA.mov」は、「端末A」に接続されたカメラ33およびマイク31から取得された画像データ及び音声データから生成される動画データである。また、メディアデータ40E「Book.doc」は、「端末A」のユーザが、キーボードまたはマウス等により入力した資料データである。なお、本実施形態では、通信端末1は、マイク31またはカメラ33から、所定の間隔ごとに取得された画像データ及び音声データを録画サーバ2へ送信する。そして、録画サーバ3が、「端末A」から画像データ及び音声データを受信するたびに、図3に示すメディアデータ40A「userA.mov」に、受信された画像データ及び音声データが追加される。受信された画像データ及び音声データが追加されることで、遠隔会議中で使用されたメディアデータ40A「userA.mov」が生成される。なお、「端末A」のメディアデータ40A「userA.mov」、「端末B」のメディアデータ40B「userB.mov」、「端末C」のメディアデータ40C「userC.mov」、「端末D」のメディアデータ40D「userD.mov」、「端末A」のメディアデータ40E「Book.doc」を、以下、それぞれメディアデータ40A〜40Eと略称して説明する。
また、図4Aおよび図5に例示するように、遠隔会議に参加した「端末A」〜「端末D」から受信した端末ごとのレイアウト情報50A、レイアウト情報50B、レイアウト情報50C、レイアウト情報50D等が、各々の属性情報(例えば、端末ID「A」〜「D」)および設定日時「12/01/01 12:00:00」と対応付けられて、HDD113に記憶される。なお、「端末A」のレイアウト情報50A「レイアウトU1」、「端末B」のレイアウト情報50B「レイアウトU2」、「端末C」のレイアウト情報50C「レイアウトU3」、「端末D」のレイアウト情報50D「レイアウトU4」を、それぞれレイアウト情報50A〜50Dと略称して説明する。
図5は、レイアウト情報50A〜50Dに基づいて生成された会議データを例示している。図5のレイアウト情報50Aは、端末Aの表示装置34に表示されるレイアウトである。図5のレイアウト情報50Aは、メディアデータ40B〜40Dが画面左側に小さく表示され、メディアデータ40Eが画面右側に大きく表示されるレイアウトを示す。図5のレイアウト情報50Bは、端末Bの表示装置34に表示されるレイアウトである。図5のレイアウト情報50Dは、端末Dの表示装置34に表示されるレイアウトである。図5のレイアウト情報50B、50Dは、メディアデータ40Aが画面左側に小さく表示され、メディアデータ40Eが画面右側に大きく表示されるレイアウトを示す。図5のレイアウト情報50Cは、端末Cの表示装置34に表示されるレイアウトである。図5のレイアウト情報50Dは、メディアデータ40Eのみが画面中央に大きく表示されるレイアウトを示す。
なお、上記した遠隔会議の実行中は、各「端末A」〜「端末D」により、メディアデータ40A〜40Eが取得されることになる。そして、取得されたメディアデータ40A〜40Eが、各「端末A」〜「端末D」に固有のレイアウト情報50A〜50Dを用いて、各「端末A」〜「端末D」により合成されて、出力される。これにより、遠隔会議の進行中は、図5に例示するように、各「端末A」〜「端末D」の表示装置34に最適な画像レイアウトで会議データが表示される。また、遠隔会議の実行中に、「端末A」〜「端末D」の間で送受信されるメディアデータ40A〜40Eの中から、通信端末の表示装置34に表示させるメディアデータを、レイアウトに基づいて決定することもできる。
さらに、図4Aのレイアウト情報リスト50に例示するように、例えば、レイアウト情報50E、レイアウト情報50F、レイアウト情報50G、及び、レイアウト情報50Hには、各レイアウト情報が用いられた遠隔会議の種別を示す属性情報が対応付けられて、HDD113に記憶される。会議種別は、例えば、「意思決定会議」、「連絡会議」、「セミナー」、「プレゼンテーション」等である。例えば、図4Aのレイアウト情報50Eには、属性情報として「意思決定会議」が対応付けられている。ただし、属性情報が遠隔会議の種別を表すレイアウト情報50E、レイアウト情報50F、レイアウト情報50G、及び、レイアウト情報50Hには、設定日時が対応付けられていなくても良い。図4Aに登録される会議種別の属性情報は、会議開始時に設定される。会議開始時に設定された会議種別の属性情報が、例えば、通信端末から録画サーバ3に送信されて、レイアウト情報リスト50に登録される。なお、属性情報「意思決定会議」のレイアウト情報50E「レイアウトT1」、「連絡会議」のレイアウト情報50F「レイアウトT2」、「セミナー」のレイアウト情報50G「レイアウトT3」、「プレゼンテーション」のレイアウト情報50H「レイアウトT4」を、以下、それぞれレイアウト情報50E〜50Hと略称して、詳細は後述する。
図6〜図13を参照して、システム100で実行される処理のうち、通信端末1で実行される処理と、録画サーバ3で実行される処理を説明する。
図6を参照して、通信端末1で実行される端末会議処理について説明する。本処理は、HDD13に記憶されている端末会議プログラムが起動されると、CPU10によって実行される。図6のフローチャートは、例えば、通信端末1の図示しない電源がオンされたに基づいて実行されても良い。また、図6のフローチャートは、通信端末1の図示しない電源がオンされて、テレビ会議専用のアプリケーションが実行されたときに実行されても良い。
図6に示すように、端末会議処理では、まず遠隔会議の開始が指示されたか否かが判断される(S1)。例えばユーザが操作部35を用いて遠隔会議の開始操作を行った場合、遠隔会議の開始が指示されたと判断される(S1:YES)。遠隔会議の開始が指示されなかったと判断された場合(S1:NO)、処理はステップS1に戻る。具体的には、遠隔会議を開始するための開始操作は、例えば、上述した会議サーバ2の所定のURLが取得されて、遠隔会議を行うプログラムが実行されることである。このときに、会議識別情報としてのURLが取得される。一方、遠隔会議の開始が指示されたと判断された場合(S1:YES)、通信端末1で設定されている画像レイアウトを示すレイアウト情報と、通信端末1の端末IDと、取得した会議識別情報と、設定日時と、会議種別を示す属性情報とが、会議サーバ2および録画サーバ3に送信される(S3)。なお、ステップS3で送信される設定日時は、ステップS3で送信されるレイアウト情報が通信端末1により設定された日時を示す。なお、ステップS3では、RAM12の所定の記憶領域に権限情報が記憶されていた場合、権限情報も送信される。なお、CPU10とステップS3とは、本発明の第1送信手段、第3送信手段、及び、第4送信手段の一例である。また、ステップS3は、本発明の第1送信ステップの一例である。
次いで、通信端末1で取得されたメディアデータと、通信端末1の端末IDとが、会議サーバ2および録画サーバ3に送信される(S5)。先述したように、会議サーバ2は、各通信端末1から受信したメディアデータを、遠隔会議に接続されている他の通信端末1に送信する。通信端末1では、会議サーバ2から他の通信端末1から送信されたメディアデータが受信される(S5)。なお、CPU10とステップS5とは、本発明の第1受信手段、第3受信手段、及び、第4受信手段の一例である。また、ステップS5は、本発明の第1受信ステップの一例である。ステップS5で送受信されたメディアデータ40が合成されて、会議データが生成される(S7)。なお、CPU10とステップS7とは、本発明の第1設定手段、第2設定手段、及び、第3設定手段の一例である。また、ステップS7は、本発明の第1設定ステップの一例である。このとき、通信端末1で設定されたレイアウト情報に基づいて、設定されたレイアウト情報が示す画像レイアウトの会議データが生成される。ステップS7で生成された会議データに基づいて、会議データが含む画像が、表示装置34により出力されるとともに、会議データが含む音声が、スピーカ32により出力される(S9)。
ステップS9の実行後、通信端末1によりレイアウト変更が指示されたか否かが判断される(S11)。例えばユーザが操作部35を用いて会議データのレイアウト変更操作を行ったと判断された場合、レイアウト変更が指示されたと判断される(S11:YES)。この場合、レイアウト情報と、端末IDと、設定日時とが、会議サーバ2および録画サーバ3に送信される(S13)。なお、ステップS13で送信されるレイアウト情報は、新たに指定されたが画像レイアウトを示す。また、端末IDは、ステップS13を実行する通信端末の端末IDである。また、ステップS13で送信される設定日時は、新たにレイアウトが指定された日時を示す。ステップS13が実行された以降、先述のステップS7では、変更後のレイアウト情報が示す画像レイアウトの会議データが生成される。つまり、通信端末1で遠隔会議中にレイアウト変更が指示されると、通信端末1の表示装置34に会議データが表示される画像レイアウトが、ステップS13で送信されたレイアウト情報に基づいて変更される。
ステップS13の実行後、または、レイアウト変更が指示されなかったと判断された場合(S11:NO)、遠隔会議の終了が指示されたか否かが判断される(S15)。例えばユーザが操作部35を用いて遠隔会議の終了操作を行った場合、遠隔会議の終了が指示されたと判断される(S15:YES)。この場合、会議データの出力が停止されて、端末会議処理が終了する。一方、遠隔会議の終了が指示されなかったと判断された場合(S15:NO)、処理はステップS5に戻る。
図7を参照して、録画サーバ3で実行されるサーバ録画処理について説明する。サーバ録画処理は、録画サーバ3の電源がオンにされている間、HDD113に記憶されているサーバ会議プログラムに基づいて、CPU110によって実行される。
図7に示すように、サーバ録画処理では、まず遠隔会議の開始が指示されたか否かが判断される(S51)。例えば、通信端末1から、遠隔会議が開始されたことを示す開始コマンドが受信されたと判断された場合、遠隔会議の開始が指示されたと判断される(S51:YES)。具体的には、本実施形態では、図6のステップS3で通信端末1により送信された情報が受信されたか否かが、ステップS51で判断される。図6のステップS3で通信端末1により送信された情報が受信されたと判断された場合、遠隔会議の開始が指示されたと判断される。一方、図6のステップS3で通信端末1により送信された情報が受信されたと判断されなかった場合、遠隔会議の開始が指示されなかったと判断される。遠隔会議の開始が指示されなかったと判断された場合(S51:NO)、ステップS53が実行される。一方、遠隔会議の開始が指示されたと判断された場合(S51:YES)、ステップS51で受信された情報が、HDD113に保存される(S52)。なお、ステップS52は、本発明の記憶ステップの一例である。具体的には、ステップS52では、ステップS51で受信したレイアウト情報と、端末IDと、設定日時と、会議識別情報と、会議種別を示す属性情報とが対応付けられて、図4Aに示すようにHDD113に記憶される。なお、ステップS51で、権限情報が送信されていた場合、ステップS52では、ステップS51で受信した会議識別情報と、端末IDと、権限情報とが対応付けられて、図4Bに示すようにHDD113に記憶される。また、ステップS52では、端末IDと、会議識別情報とが対応付けられて、RAM112に記憶される。なお、ステップS51で、権限情報が送信されていた場合、ステップS52では、端末IDと、会議識別情報と、権限情報とが対応付けられて、RAM112に記憶される。ステップS51で受信された会議識別情報が、RAM112にすでに記憶されていた場合、ステップS51で受信した端末IDが、すでに記憶されていた会議識別情報と対応付けてRAM112に記憶される。
そして、通信端末1からメディアデータが受信されたか否かが判断される(S53)。なお、通信端末1から録画サーバ3へメディアデータが送信される場合、メディアデータと、メディアデータの送信元の通信端末1の端末IDとが送信される。また、通信端末1によりメディアデータが取得されるたびに、連続してメディアデータがパケット化されて通信端末1から会議サーバ2及び録画サーバ3へ送信される。また、ステップS53では、遠隔会議が複数の通信端末1により実行されるため、複数の通信端末1からメディアデータが同時に受信される場合もある。
メディアデータが受信された場合(S53:YES)、ステップS55が実行される。ステップS55では、メディアデータと合わせて受信された端末IDが示す通信端末1が参加している遠隔会議が、ステップS52でRAM112に記憶された会議識別情報に基づいて決定される。具体的には、RAM112に記憶された情報の中から、受信された端末IDと対応付けられた会議識別情報が決定される。決定された会議識別情報に対応する1以上の端末IDが示す通信端末1で使用されている画像レイアウトが同一であるか否かが、HDD113に保存されているレイアウト情報リスト50に基づいて判断される(S55)。HDD113に記憶されるレイアウト情報リスト50の中から、決定された会議識別情報に対応する端末IDが決定される。そして、決定された端末IDと対応付けられたレイアウト情報が、レイアウト情報リスト50の中から決定される。決定された1以上のレイアウトが、同一のレイアウトであるか否かが、ステップS55で判定されることになる。なお、CPU110とステップS55とは、本発明のレイアウト判断手段の一例である。
同一のレイアウトでないと判定された場合(S55:NO)、ステップS53で受信したメディアデータが、ステップS53で受信した端末IDと対応付けられてHDD113に保存される(S57)。HDD113に保存されたメディアデータは、図3に示すように、例えば、端末ID「A」と、ステップS53でメディアデータを取得した取得日時と会議識別情報と対応付けて記憶される(図3参照)。ステップS53において、複数の通信端末1からメディアデータが同時に受信される場合がある。例えば、ステップS53において、「端末A」、「端末B」、「端末C」及び「端末D」夫々からメディアデータが受信されている場合を考える。この場合、ステップS57では、図3に示すように、端末ID「A」と、「端末A」から送信されたメディアデータ40A「userA.mov」とが対応付けられてHDD113に記憶される。また、ステップS57では、図3に示すように、端末ID「B」、「C」及び「D」と、「端末B」、「端末C」、「端末D」から送信されたメディアデータ「userB.mov」、「userC.mov」及び「userD.mov」とが夫々対応付けられてHDD113に記憶される。一方、各通信端末1のレイアウトが同一である場合(S55:YES)、ステップS53で受信された複数のメディアデータが一つに合成されて、その合成データがHDD113に保存される(S59)。なお、合成データは、図3に示す取得日時の代わりに、合成された日時と対応付けられてHDD113に記憶されても良い。また、合成データには、図3に示す端末IDとして、同一レイアウトである通信端末の端末IDが対応付けられてHDD113に記憶される。
ステップS57またはステップS59の実行後、あるいは、メディアデータ40を受信しなかった場合(S53:NO)、通信端末1からレイアウト情報が受信されたか否かが判断される(S61)。レイアウト情報が受信されたと判断された場合(S61:YES)、図4に示すように、受信されたレイアウト情報がHDD113に保存される(S63)。HDD113に保存されたレイアウト情報は、先述したように属性情報(送信元の端末ID)および設定日時と会議識別情報と対応付けて記憶される(図4A参照)。
ステップS63の実行後、または、レイアウト情報を受信しなかった場合(S61:NO)、遠隔会議の脱退を示す脱退コマンドが受信されたか否かが判断される(S64)。具体的には、遠隔会議の脱退指示と、脱退指示を送信した通信端末の端末IDとが、受信される。例えば通信端末1から遠隔会議の脱退コマンドが受信された場合、遠隔会議の脱退が指示されたと判断される(S64:YES)。この場合、脱退コマンドを送信した通信端末から、メディアデータおよびレイアウト情報の受信が停止される。ステップS65では、RAM112に記憶された会議識別情報と対応付けられた端末IDの中から、遠隔会議の終了を受けた端末IDが削除される(S65)。脱退コマンドが受信されたと判定されなかった場合(ステップS64:NO)、ステップS66が実行される。
ステップS66では、遠隔会議が終了されたか否かが判定される。会議識別情報と対応付けられた端末IDがRAM112からなくなった場合、遠隔会議が終了されたと判定される。一方、会議識別情報と対応付けられた端末IDがRAM112に1以上記憶されている場合、遠隔会議が終了さていないと判定される。遠隔会議が終了されたと判定された場合(ステップS66:YES)、ステップS67が実行される。遠隔会議が終了されたと判定されなかった場合(ステップS66:NO)、ステップS51が実行される。ステップS67では、ステップS66で端末IDと対応付けられていないと判定された会議識別情報が、RAM112から削除される。さらに、ステップS67では、チャプタ生成処理が実行される(S67)。具体的には、ステップS66で削除された会議識別情報についてのチャプタが生成される。チャプタ生成処理は、録画サーバ3に保存されたメディアデータを複数のチャプタに仕切るチャプタデータを生成する。詳細は後述する。その後、処理はステップS51に戻る。
図8に示すように、チャプタ生成処理では、ステップS66で会議が終了された会議識別情報と対応付けられたメディアデータ及びレイアウト情報が、HDD113の中から決定される。そして、時系列に沿って、決定されたメディアデータ、または、レイアウト情報の設定日時基づいて、無音区間またはレイアウト変更日時がサーチされる(S71)。ステップS73では、取得日時が遅い順番に、決定されたメディアデータの中に、無音区間があるか否かが判断される(S73)。無音区間は、例えば、遠隔会議を行う全ての通信端末1から所定ボリューム以上の音声データが取得できない区間である。例えば、規定時間(例えば、5分)以上継続して、所定ボリューム以上の音声データが取得できない期間が、無音区間である。無音区間は、決定されたメディアデータに含まれる音声データの再生時間およびボリューム値に基づいて特定される。無音区間があると判定された場合(S73:YES)、ステップS75が実行される。無音区間があると判定されなかった場合(S73:NO)、ステップS77が実行される。
無音区間を特定しなかった場合(S73:NO)、ステップS77では、レイアウトの同時変更があるか否かが判断される(S77)。具体的には、レイアウトの同時変更は、時系列に沿って、レイアウト情報リスト50の設定日時に基づいて、所定の期間以内に、レイアウト情報が変更された通信端末が所定数以上あるか否かが判定される。時系列に沿って、所定の期間以内の設定日時であるレイアウト情報の通信端末が、所定数以上である場合、レイアウトの同時変更があったと判定される(S77:YES)。一方、時系列に沿って、所定の期間以内の設定日時であるレイアウト情報の通信端末が、所定数以上でない場合、レイアウトの同時変更がないと判定される(S77:NO)。レイアウトの同時変更があると判定された場合(ステップS77:YES)、ステップS75が実行される。レイアウトの同時変更がないと判定された場合(ステップS77:NO)、ステップS79が実行される。
ステップS75では、無音区間の終了日時またはレイアウトの同時変更に基づいて、チャプタデータが生成される(S75)。なお、チャプタデータ生成の具体例は、図9を参照して後述する。
ステップS75の実行後、または、レイアウトの同時変更を特定しなかった場合(S77:NO)、決定された全てのメディアデータについて、ステップS71のサーチ処理が実行されたか否かが判断される(S79)。決定された全てのメディアデータについてサーチ処理が実行されていない場合(S79:NO)、処理はステップS71に戻る。一方、決定された全てのメディアデータについてサーチ処理が実行された場合(S79:YES)、チャプタ生成処理が終了する。
上記のチャプタ生成処理によって、ステップS75で生成されたチャプタデータリスト60が、図9に例示するようにHDD113に記憶される。例えば、先述したように「端末A」〜「端末D」が「12/01/01 12:00:00」に遠隔会議を開始した場合には、各「端末A」〜「端末D」からレイアウト情報が同時に受信されるため、レイアウトの同時変更が特定される(S73:YES)。したがって、チャプタ日時「12/01/01 12:00:00」のチャプタデータが生成されて、図9に示すようにHDD112に記憶される(S75)。具体的には、遠隔会議を開始して、レイアウトが同時変更された日時「12/01/01 12:00:00」が、チャプタ日時として、チャプタID「00」と対応付けられてチャプタデータリスト60に登録される。また、チャプタデータが生成されたタイミング「レイアウト変更」と、チャプタ日時及びチャプタIDとが対応付けられてチャプタデータリスト60に登録される。タイミングには、チャプタデータが生成された条件として、「無音区間」または「レイアウト変更」のいずれかが登録される。
また、遠隔会議中に無音区間が発生し(S77:YES)、その無音区間が「12/01/01 12:05:15」に終了した場合、チャプタ日時「12/01/01 12:05:15」のチャプタデータが生成されて、図9に示すようにHDD112に記憶される(S75)。所定数以上の通信端末1(例えば、「端末A」〜「端末C」の3つ)で「12/01/01 12:08:30」にレイアウトが同時変更された場合(S73:YES)、チャプタ日時「12/01/01 12:08:30」のチャプタデータが生成される。そして、生成されたチャプタデータが、チャプタID「01」と対応付けられて、チャプタデータリスト60に登録される(S75)。また、チャプタデータが生成されたタイミング「無音区間」と、チャプタ日時及びチャプタIDとが対応付けられてチャプタデータリスト60に登録される。なお、チャプタデータには、各チャプタデータを区別するためのチャプタIDが、時系列に昇順で割り振られている。
図10を参照して、通信端末1で実行される端末議事録処理について説明する。端末議事録処理は、例えばユーザが操作部35を用いて議事録の要求操作を行った場合、HDD13に記憶されている端末会議プログラムに基づいて、CPU10によって実行される。なお、議事録の要求操作では、ユーザは端末IDや会議種別などの属性情報を入力しても良い。
図10に示すように、端末議事録処理では、まず議事録を要求するコマンドが、録画サーバ3に送信される(S101)。以下、議事録を要求するコマンドを、議事録要求コマンドと呼ぶ。議事録要求コマンドは、議事録を要求した通信端末の端末IDと、会議識別情報とを含む。また、議事録要求コマンドは、属性情報を含む。なお、議事録の要求操作では、ユーザは端末IDや会議種別などの属性情報を入力することができる。この場合、議事録の要求操作で属性情報が入力されている場合、議事録要求コマンドはその入力された属性情報を含む。
次いで、録画サーバ3から議事録データが受信される(S103)。ステップS103で受信された議事録データが再生されて、表示装置34から画像出力されるとともに、スピーカ32から音声出力される(S105)。これにより、通信端末1は、過去に行われた遠隔会議の映像及び音声を視聴することができる。その後、録画サーバ3から議事録の終了を示す議事録終了コマンドが受信されたか否かが判断される(S107)。議事録終了コマンドが受信されたと判定されたた場合(S107:YES)、議事録データの再生が停止されて、端末議事録処理が終了される。一方、議事録終了コマンドが受信されなかった場合(S107:NO)、処理はステップS103に戻り、議事録データの受信および再生が継続される。
図11を参照して、録画サーバ3で実行されるサーバ議事録処理について説明する。本処理は、録画サーバ3の電源が投入されている間、HDD113に記憶されているサーバ会議プログラムに基づいて、CPU110によって実行される。
図11に示すように、サーバ議事録処理では、まず通信端末1から議事録要求コマンドが受信されたか否かが判断される(S151)。議事録要求コマンドが受信されたと判定された場合(S151:YES)、レイアウト決定処理が実行される(S157)。レイアウト決定処理の詳細は後述する。議事録要求コマンドが受信されたと判定されなかった場合(ステップS151:NO)、ステップS151が繰り返し実行される。なお、CPU110と、ステップS151とは、本発明の第2受信手段の一例である。また、ステップS151は、本発明の第2受信ステップの一例である。また、CPU110と、ステップS157とは、本発明のレイアウト決定手段の一例である。また、ステップS157は、本発明のレイアウト決定ステップの一例である。
ステップS157の実行後、議事録データが作成される(S159)。具体的には、ステップS151で受信した議事録要求コマンドが含む会議識別情報と対応付けられたメディアデータが、HDD112から決定される。決定されたメディアデータと、ステップS157で決定されたレイアウト情報が示す画像レイアウトとを用いた議事録データが作成される。なお、ステップS159では、ステップS67で生成されたチャプタデータを参照可能な議事録データが作成される。詳細は後述する。
なお、ステップS159では、議事録データの作成対象となるメディアデータが、先述の合成データとなる場合がある。この場合、合成データとメディアデータとの両方を時系列に合成した議事録データが作成される。なお、CPU110と、ステップS159とは、本発明の議事録データ作成手段の一例である。また、ステップS159は、本発明の議事録データ作成ステップの一例である。
ステップS159で作成された議事録データは、要求元の会議端末1に送信される(S161)。なお、CPU110とステップS161とは、本発明の第2送信手段の一例である。まあ、ステップS161は、本発明の第2送信ステップの一例である。次いで、議事録データの送信が終了したか否かが判断される(S163)。議事録データの送信が終了と判定されなかった場合(S163:NO)、ステップS161が繰り返し実行される。議事録データの送信が終了したと判定された場合(S163:YES)、議事録終了コマンドが要求元の通信端末1に送信される(S165)。ステップS165の実行後、または、議事録要求コマンドを受信しなかった場合(S151:NO)、処理はS151に戻る。
図12に示すように、レイアウト決定処理では、まず議事録要求コマンドに含まれる会議識別情報及び端末IDに基づいて、ステップS151で受信した端末IDが、図3に示すメディアデータリスト40に登録されているか否かが判定される(S171)。具体的には、ステップS151で受信した端末IDが、図3に示すメディアデータリスト40に登録されていた場合、議事録要求の送信元の通信端末が、遠隔会議の「参加者」であると判定される(ステップS171:YES)。一方、ステップS151で受信した端末IDが、図3に示すメディアデータリスト40に登録されていない場合、議事録要求の送信元の通信端末が、遠隔会議の「参加者」であると判定されない(ステップS171:NO)。遠隔会議の「参加者」であると判定された場合(ステップS171:YES)、ステップS172が実行される。遠隔会議の「参加者」であると判定されなかった場合(ステップS171:NO)、ステップS175が実行される。
ステップS172では、ステップS151で受信した会議識別情報と端末IDとに権限情報が対応付けられているか否かが、図4Bに示すリストに基づいて判定される。具体的には、ステップS151で受信した会議識別情報と端末IDとに、権限情報が対応付けられているか否かが判定される。対応付けられていると判定された場合、議事録要求の送信元の通信端末が、遠隔会議の「議長」であると判定される。一方、対応付けられていると判定されなかった場合、議事録要求の送信元の通信端末が、遠隔会議の「議長」であると判定されない。遠隔会議の議長であると判定された場合(ステップS172:YES)、ステップS173が実行される。遠隔会議の議長であると判定されなかった場合(ステップS172:NO)、ステップS174が実行される。なお、CPU110と、ステップS172とは、本発明の第1判定手段の一例である。
ステップS173では、図4Aに示す参加者または会議種別を示す属性情報に対応付けられたレイアウト情報の中から、任意のレイアウトが選択される。例えば、図4Aに示すレイアウト情報の中から、任意のレイアウトを選択することができる。例えば、ステップS151で受信された議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「端末A」である場合、レイアウト情報50Aが決定されても良い。そして、ステップS159では、レイアウト情報50Aに基づく議事録データが作成されて、ステップS105では、作成された議事録データが、要求元の通信端末1で再生される(S105)。したがって、通信端末1のユーザは、過去の遠隔会議で「端末A」が使用していた画像レイアウトで、遠隔会議を視聴することができる。同様に、ステップS172で「議長」であると判定された場合、議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「端末B」〜「端末D」である場合も、レイアウト情報50B〜50Dに基づく議事録データが再生される。このように、通信端末1のユーザが「議長」である場合、過去の遠隔会議の参加者のいずれかを選択して、その参加者の視点で遠隔会議を視聴することができる。なお、CPU110とステップS173とは、本発明の許可手段の一例である。
また、ステップS173では、ステップS151で受信された議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「意思決定会議」である場合、図13のレイアウト情報50Eが決定されても良い。「意思決定会議」は、議長が中心となって参加者の意見を集約させることを目的とするため、レイアウト情報50Eは参加者を中心に表示する画像レイアウトを示す。一例としてレイアウト情報50Eでは、例えば「端末A」のユーザが議長である場合、議長の動画データ(メディアデータ40A)を除くメディアデータ40B〜40Eが、表示される。
また、ステップS173では、ステップS151で受信された議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「連絡会議」である場合、図13のレイアウト情報50Fが決定されても良い。「連絡会議」は、議長が連絡内容を参加者に伝達することを目的とするため、レイアウト情報50Fは議長を中心に表示する画像レイアウトを示す。一例としてレイアウト情報50Fでは、例えば「端末A」のユーザが議長である場合、議長のメディアデータ40A、40Eが、表示される。
また、ステップS173では、議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「セミナー」である場合、図13のレイアウト情報50Gが決定されても良い。「セミナー」は、例えば、議長による参加者の教育を目的とするため、レイアウト情報50Gは議長が指定した画像レイアウトを示す。例えば、一例としてレイアウト情報50Gは、教育用資料を見やすくするために、教育用資料(資料データ40E)のみが表示される。
また、ステップS173では、議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「プレゼンテーション」である場合、図13のレイアウト情報50Hが決定されても良い。「プレゼンテーション」は、多数の参加者が議長の発表を聞くことを目的とするため、レイアウト情報50Hはより多数の参加者にとって好適な画像レイアウトを示す。一例としてレイアウト情報50Hは、遠隔会議の参加者が使用していたレイアウト情報から、多数決で決定される。例えば「端末A」が議長であるプレゼンター、「端末B」〜「端末D」が参加者である場合、図5に示すレイアウト情報50B、50Dが示す画像レイアウトが最も使用割合が高いため、図13に示すレイアウト情報50Hが、属性「プレゼンテーション」のレイアウトとして決定される。
ステップS174では、参加者のレイアウト情報が決定される。具体的には、ステップS151で受信した議事録要求コマンドに含まれる属性情報が「端末B」〜「端末D」のいずれかである場合、参加者である「端末B」〜「端末D」の夫々のレイアウト情報が決定される。決定されたレイアウト情報に基づいて、議事録データが再生される。
ステップS175では、会議種別のレイアウト情報が決定される。ステップS175では、ステップS171で参加者ではないと判定された場合、会議種別のレイアウト情報の中から、所定のレイアウト情報が決定される。ステップS151で受信した議事録要求コマンドに会議種別を示す属性情報が含まれる場合、会議種別を示す属性情報に対応したレイアウト情報が決定される。ステップS151で受信した議事録要求コマンドに会議種別を示す属性情報が含まれない場合、要求された議事録の会議識別情報が決定される。決定された会議識別情報と対応付けられた属性情報が決定される。この場合、決定された属性情報は、会議種別を示す属性情報である。決定された会議種別を示す属性情報に対応したレイアウト情報が決定される。
このように、本実施形態では、属性情報が遠隔会議の参加者であることを示す場合、その参加者が遠隔会議で使用したレイアウト情報が選択されるため、ユーザは参加者が使用したものと同一の最適な画像レイアウトで議事録データを視聴できる。また、属性情報が会議種別を示す場合、その会議種別に応じた最適な画像レイアウトで議事録データを視聴できる。
さらに、ステップS159で生成される議事録データは、チャプタ生成処理で生成されたチャプタデータに基づいて、議事録データの再生時にチャプタを参照可能である。言い換えると、議事録データは、チャプタ単位でデータ再生が可能である。このため、議事録データの視聴が便利になる。図9に示す例では、チャプタID「01」を頭出しすることで、「12/01/01 12:05:15」からデータ再生を開始することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、録画サーバ3のHDD113に記憶されているメディアデータに基づいて、選択されたレイアウト情報が示す画像レイアウトの議事録データが作成および出力される。すなわち、ユーザの属性情報に対応するレイアウトで議事録データが作成されるため、録画サーバ3は、ユーザにとって最適な画像レイアウトで構成された議事録データを提供できる。
また、ステップS159では、図13の会議種別「プレゼンテーション」のレイアウト情報50Hは、遠隔会議の参加者が使用していた各レイアウト情報を合成したものでもよい。図14に示す例では、レイアウト情報50Hが、参加者のレイアウト情報50B〜50Dを合成して作成される。具体的にレイアウト情報50Hでは、メディアデータ40Eは、遠隔会議の参加者の人数の半数以上の端末C、Dで使用されているサイズおよび位置で表示される。参加者の動画データ(メディアデータ40A〜40D)のうち、遠隔会議の参加者の人数の半分以上の端末で表示されているメディアデータ40A、40Dが表示される。これにより、参加者が使用した画像レイアウトを反映させることで、最適な画像レイアウトの議事録データを作成できる。
また、ステップS159では、図13の会議種別「セミナー」のレイアウト情報50Gとして、個人属性に合わせたレイアウト情報が決定されても良い。この場合、個人属性は、例えば、年齢、または、職種、または、会社を表す情報である。議事録の要求操作を行った際に、個人属性が入力される。入力された個人属性に最も好適なレイアウト情報が、HDD113に記憶されているレイアウト情報リスト50から選択されてもよい。これにより、個人属性に合った参加者の画像レイアウトで、最適な議事録データを作成することができる。
<第2の実施形態>
以下、図15A、15B、及び、図16を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と共通する説明については省略する。
以下、図15A、15B、及び、図16を参照して、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態と共通する説明については省略する。
図15Aに示すように、第2の実施形態の端末会議処理のステップS1〜ステップS13は、図6に示すステップS1〜ステップS13の処理と同様のため説明は省略する。
ステップS31では、権限情報が受信されたか否かが判定される。具体的には、遠隔会議の主催者である通信端末から送信された権限情報が、受信されたか否かが判定される。権限情報が受信されたと判定された場合(ステップS31:YES)、ステップS33が実行される。権限情報が受信されたと判定されなかった場合(ステップS31:NO)、ステップS35が実行される。なお、CPU10とステップS31とは、本発明の第5受信手段の一例である。
ステップS33では、ステップS31で受信された権限情報が、RAM12の所定の記憶領域に記憶される。そして、ステップS31で受信された権限情報と、通信端末の端末IDとが、録画サーバ3へ送信される。なお、CPU10とステップS33とは、本発明の第5送信手段の一例である。
ステップS35では、通信端末1のRAM12の所定の記憶領域に、権限情報が記憶されているか否かが判定される。権限情報が記憶されていると判定された場合(ステップS35:YES)、ステップS36が実行される。権限情報が記憶されていると判定されなかった場合(ステップS35:NO)、ステップS42が実行される。なお、CPU10とステップS35とは、本発明の第2判定手段の一例である。
ステップS36では、他の通信端末へのレイアウト変更が要求されたか否かが判定される。他の通信端末へのレイアウトの変更が要求された場合(ステップS36:YES)、ステップS37が実行される。他の通信端末へのレイアウトの変更が要求されなかった場合(ステップS36:NO)、ステップS38が実行される。
ステップS37では、他の通信端末へレイアウトの変更が要求される。具体的には、変更後のレイアウトを示すレイアウト情報が、他の通信端末へ送信される。
ステップS38では、他の通信端末への権限情報の付与が要求されたか否かが判定される。他の通信端末への権限情報の付与が要求されたと判定された場合(ステップS38:YES)、ステップS39が実行される。他の通信端末への権限情報の付与が要求されたと判定されなかった場合(ステップS38:NO)、ステップS40が実行される。なお、COPU10とステップS38とは、本発明の第3判定手段の一例である。
ステップS39では、他の通信端末へ、権限情報が送信される。具体的には、ステップS38で要求された端末IDが示す通信端末へ向けて、権限情報が送信される。また、録画サーバ3へ、権限情報と、権限が付与される通信端末の端末IDとが送信される。なお、CPU10とステップS39とは、本発明の付与手段の一例である。
ステップS40では、他の通信端末への権限情報の解除が要求されたか否かが判定される。他の通信端末への権限情報の解除が要求されたと判定された場合(ステップS40:YES)、ステップS41が実行される。他の通信端末への権限情報の解除が要求されたと判定されなかった場合(ステップS40:NO)、ステップS42が実行される。
ステップS41では、他の通信端末へ、権限解除指令が送信される。具体的には、ステップS40で要求された端末IDが示す通信端末へ向けて、権限解除指令が送信される。
ステップS42では、権限解除指令が受信されたか否かが判定される。権限解除指令が受信されたと判定された場合(ステップS42:YES)、ステップS43が実行される。権限解除指令が受信されたと判定されなかった場合(ステップS42:NO)、ステップS44が実行される。
ステップS43では、RAM12の所定の記憶領域に記憶された権限情報が削除される。
ステップS44では、他の通信端末から送信されたレイアウト変更要求が受信されたか否かが判定される。レイアウト変更要求が受信されたと判定された場合(ステップS44:YES)、ステップS45が実行される。レイアウト変更要求が受信されたと判定されなかった場合(ステップS44:NO)、ステップS15が実行される。
ステップS45では、ステップS44で受信されたレイアウト変更要求に基づいて、レイアウトが変更される。具体的には、レイアウト変更要求が含むレイアウト情報に従って、レイアウトが変更される。そして、レイアウト情報と、端末IDと、設定日時とが、会議サーバ2および録画サーバ3に送信される。なお、ステップS45で送信されるレイアウト情報は、ステップS44で変更された画像レイアウトを示す。また、端末IDは、ステップS44を実行する通信端末の端末IDである。また、ステップS44で送信される設定日時は、ステップS44でレイアウトが変更された日時を示す。ステップS44が実行された以降、変更後のレイアウト情報が示す画像レイアウトの会議データが生成される。
図16に示すように、第2の実施形態のサーバ録画処理のステップS51〜ステップS65は、図7に示すステップS51〜ステップS65の処理と同様のため説明は省略する。
ステップS81では、権限情報が受信されたか否かが判定される。具体的には、図15のステップS43で送信された権限情報が、受信されたか否かが判定される。権限情報が受信されたと判定された場合(ステップS81:YES)、ステップS82が実行される。権限情報が受信されたと判定されなかった場合(ステップS81:NO)、ステップS66が実行される。
ステップS82では、ステップS81で受信した権限情報が、端末IDと対応付けられて、図4Bに示すリストとして記憶される。このように、遠隔会議の途中で、通信端末に権限情報が新たに付与された場合であっても、主催者と同様に議事録データを閲覧することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更が可能である。上記実施形態では、会議サーバ2および録画サーバ3が別々のサーバであるが、これに代えて会議サーバ2および録画サーバ3が一つのサーバであってもよい。また、上記実施形態では、通信端末1で会議データが作成されるが、これに代えて録画サーバ3または会議サーバ2で、会議データが作成されても良い。この場合、会議データは、録画サーバ3または会議サーバ2から通信端末1へ送信されても良い。また、会議データは、録画サーバ3または会議サーバ2から通信端末1へストリーミング配信されても良い。また、録画サーバ3で実行される処理の一部が会議サーバ2により実行されてもよい。
さらに、上記実施形態では、録画サーバ3が通信端末1から議事録要求コマンドを受信し、録画サーバ3が通信端末1に議事録データを出力している。これに変えて、録画サーバ3は、遠隔会議が実行可能な通信端末1以外の特定の通信端末から、議事録要求コマンドを受信しても良い。この場合、録画サーバ3は、議事録要求コマンに応じて議事録データを作成し、作成した議事録データを要求元の通信端末へ送信すればよい。
1 通信端末
2 会議サーバ
3 録画サーバ
8 ネットワーク
10 CPU
13 HDD
21 音入力処理部
23 画像入力処理部
31 マイク
33 カメラ
100 会議システム
110 CPU
113 HDD
2 会議サーバ
3 録画サーバ
8 ネットワーク
10 CPU
13 HDD
21 音入力処理部
23 画像入力処理部
31 マイク
33 カメラ
100 会議システム
110 CPU
113 HDD
Claims (18)
- システムは、遠隔会議を実行可能な第1の通信端末と、録画サーバとを備え、
前記第1の通信端末は、
遠隔会議を行う第2の通信端末から送信された第1メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む第1メディアデータを受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信された第1メディアデータを、第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第1設定手段と、
遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性を示す属性情報とを、前記録画サーバへ送信する第1送信手段と、
を備え、
前記録画サーバは、
前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を受信する第2受信手段と、
前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、
前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する議事録データ作成手段と、
前記議事録データ作成手段により作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とするシステム。 - 前記第1の通信端末装置において、
前記第1送信手段は、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信し、
前記録画サーバにおいて、
前記記憶手段は、前記通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて記憶し、
前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、
前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、
前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする請求項1に記載のシステム。 - 前記第1の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、
前記第1送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 前記システムは、前記第1の通信端末と遠隔会議を実行可能な前記第2の通信端末をさらに備え、
前記第2の通信端末は、
遠隔会議を行う前記第1の通信端末から送信された前記第2メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む前記第2メディアデータを受信する第3受信手段と、
前記第3受信手段により受信された前記第2メディアデータを、前記第2の通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第2設定手段と、
遠隔会議を行う前記第1の通信端末へ送信する前記第1メディアデータと、前記第2設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第2設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第2の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第2の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信する第3送信手段と、
を備え、
前記録画サーバにおいて、
前記記憶手段は、前記第2の通信端末から送信された第1メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶し、
前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、
前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、
前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする請求項2に記載のシステム。 - 前記第2の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、
前記第3送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、第1の通信端末へ送信する前記第1メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 前記システムは、前記第1の通信端末と、前記第2の通信端末と、遠隔会議を実行可能な第3の通信端末と、をさらに備え、
前記第3の通信端末は、
遠隔会議を行う前記第1の通信端末から送信された前記第1メディアデータと、前記第2の通信端末装置から送信された前記第2メディアデータとを受信する第4受信手段と、
前記第4受信手段により受信された前記第1メディアデータと前記第2メディアデータとを、前記第3の通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を設定する第3設定手段と、
遠隔会議を行う前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末へ送信する第3メディアデータと、前記第2設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第2設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第3の通信端末の属性を示す属性情報と、前記第3の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信する第3送信手段と、
を備え、
前記録画サーバにおいて、
前記記憶手段は、前記第3の通信端末から送信された第3メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて、さらに記憶し、
前記第2受信手段は、特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報と会議識別情報とを含む議事録の要求を受信し、
前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された会議識別情報と、前記特定の通信端末の属性情報とに合うレイアウト情報を決定し、
前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された会議識別情報に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 前記第2の通信端末は、画像データを取得可能な画像取得装置と、音声データを取得可能な音声取得装置と接続可能であり、
前記第3送信手段は、前記画像取得装置により取得された画像データ、または、前記音声取得装置により取得された音声データを含むメディアデータを、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末へ送信する前記第3メディアデータとして、前記録画サーバへ送信することを特徴とする請求項6に記載のシステム。 - 前記第1の通信端末において、
前記第1送信手段は、遠隔会議を行う前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した前記第1の通信端末の属性情報として前記第1の通信端末を識別可能な端末識別情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報とを、前記録画サーバへ送信し、
前記録画サーバにおいて、
前記記憶手段は、前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報とを対応付けて記憶し、
前記第2受信手段は、特定の通信端末から、属性情報として特定の通信端末を識別可能な端末識別情報を含む議事録の要求を受信し、
前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定し、
前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記第1の通信端末装置において、
前記第1送信手段は、遠隔会議を行う前記第2の通信端末へ送信する前記第2メディアデータと、前記第1設定手段により設定されたレイアウト情報と、前記第1設定手段によりレイアウト情報を設定した通信端末の属性情報として前記通信端末を識別可能な端末識別情報と、前記第1の通信端末が実行している遠隔会議を識別可能な会議識別情報と、会議の主催者であることまたはレイアウトの変更が許可されたことを示す権限情報とを、前記録画サーバへ送信し、
前記録画サーバにおいて、
前記記憶手段は、前記第1の通信端末から送信された前記第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報と、会議識別情報と、権限情報とを対応付けて記憶し、
前記第2受信手段は、特定の通信端末から、属性情報として特定の通信端末を識別可能な端末識別情報を含む議事録の要求を受信し、
前記録画サーバは、さらに、
前記第2受信手段により受信された端末識別情報に、権限情報が対応付けられて、前記記憶手段に記憶されているかを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定された場合、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、所望のレイアウト情報を選択可能に許可する許可手段と、
を備えることを特徴とする請求項8に記載のシステム。 - 前記録画サーバにおいて、
前記第1判定手段により、権限情報が対応付けられていると判定されなかった場合、前記レイアウト決定手段は、前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性に合うレイアウト情報を決定し、
前記議事録データ作成手段は、前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成することを特徴とする請求項9に記載のシステム。 - 前記第1の通信端末において、
前記記憶手段は、前記権限情報をさらに記憶し、
前記第1の通信端末は、さらに、
前記記憶手段に、前記権限情報が記憶されているかを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段により、前記権限情報が付与されていると判定された場合、前記第2の通信端末へ権限を付与するかを判定する第3判定手段と、
前記第3判定手段により、第2の通信端末へ権限を付与すると判定された場合、第2の通信端末へ権限情報を付与する付与手段と、
を備え、
前記第2の通信端末は、さらに
前記第1の通信端末に付与された権限情報を受信する第5受信手段と、
前記第5受信手段により受信された権限情報と、前記第2の通信端末を識別可能な端末識別情報とを前記録画サーバへ送信する第5送信手段とを備え、
前記録画サーバにおいて、
前記第2受信手段は、前記第2の通信端末から権限情報と、前記第2の通信端末の端末識別情報とを受信し、
前記記憶手段は、前記第2受信手段により受信された前記第2の通信端末の端末識別情報と、前記権限情報とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項9に記載のシステム。 - 前記レイアウト決定手段は、前記第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示す場合、前記属性情報が示す参加者が使用する前記第1の通信端末の前記端末識別情報に合うレイアウト情報を決定することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
- 前記レイアウト決定手段は、前記第2受信手段により受信された属性情報が遠隔会議の参加者であることを示さない場合、前記属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定することを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記記憶手段は、あらかじめ定められた前記レイアウト情報を、遠隔会議の種別に対応付けて記憶し、
前記レイアウト決定手段は、前記属性情報が遠隔会議の種別を示す場合、前記属性情報が示す遠隔会議の種別に対応するレイアウト情報を決定することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記議事録サーバは、
前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末から受信した前記レイアウト情報が、同一のレイアウトを示すかを判断するレイアウト判断手段を、さらに備え、
前記記憶手段は、前記レイアウト判断手段によって同一のレイアウトを示すと判断された場合、前記第1の通信端末から受信した前記第2メディアデータと、前記第2の通信端末から受信した前記第1メディアデータを同一のレイアウトに基づいて合成した合成済データを記憶し、
前記議事録作成手段は、前記議事録データの作成対象が前記合成済データである場合、前記合成済データに基づいて前記議事録データを作成することを特徴とする請求項4に記載のシステム。 - 前記議事録作成手段は、前記記憶手段に記憶されているメディアデータ、または、前記レイアウト決定手段によって決定されたレイアウト情報の少なくとも一方に基づいて、前記議事録データを複数に仕切るチャプタを、前記議事録データに設定することを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の会議システム。
- 遠隔会議を実行可能な第1の通信端末と、録画サーバとを備えるシステムの方法であって、
遠隔会議を行う第2の通信端末から送信された第1メディアデータであって、画像データまたは音声データを含む第1メディアデータを、前記第1の通信端末が受信する第1受信ステップと、
前記第1受信ステップにより受信された第1メディアデータを第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報を、前記第1の通信端末が設定する第1設定ステップと、
遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記第1設定ステップにより設定されたレイアウト情報と、前記第1設定ステップによりレイアウト情報を設定した通信端末の属性を示す属性情報とを、前記録画サーバへ送信する第1送信ステップと、
前記第1の通信端末から送信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて、前記録画サーバが記憶手段に記憶する記憶ステップと、
特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を、前記録画サーバが受信する第2受信ステップと、
前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信ステップにより受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を、前記録画サーバが決定するレイアウト決定ステップと、
前記レイアウト決定ステップにより決定されたレイアウト情報と、前記第2受信ステップにより受信された前記議事録要求に対応する前記メディアデータとに基づいて、前記録画サーバが、議事録データを作成する議事録データ作成ステップと、
前記議事録データステップにより作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ前記録画サーバが送信する第2送信ステップと、
を含む方法。 - 第1の通信端末と遠隔会議を実行可能な第2の通信端末から送信された第1メディアデータを第1通信端末の表示手段に表示させる際のレイアウトを示すレイアウト情報と、遠隔会議を実行可能な前記第1の通信端末から、遠隔会議を行う第2の通信端末へ送信する第2メディアデータと、前記レイアウト情報を設定した第1の通信端末の属性を示す属性情報とを、受信する第1受信手段と、
前記第1受信手段により受信された第2メディアデータと、レイアウト情報と、属性情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
特定の通信端末から、特定の通信端末の属性情報を含む議事録の要求を受信する第2受信手段と、
前記記憶手段に記憶されたレイアウト情報の中から、前記第2受信手段により受信された前記特定の通信端末の属性情報に合うレイアウト情報を決定するレイアウト決定手段と、
前記レイアウト決定手段により決定されたレイアウト情報と、前記第2受信手段により受信された前記議事録要求に対応するメディアデータとに基づいて、議事録データを作成する議事録データ作成手段と、
前記議事録データ作成手段により作成された議事録データを、前記特定の通信端末へ送信する第2送信手段と、
を備えることを特徴とする録画サーバ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216997A JP2014072686A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | システム、方法、及び、録画サーバ |
US13/780,371 US9055193B2 (en) | 2012-02-29 | 2013-02-28 | System and method of a remote conference |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012216997A JP2014072686A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | システム、方法、及び、録画サーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014072686A true JP2014072686A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50747518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012216997A Pending JP2014072686A (ja) | 2012-02-29 | 2012-09-28 | システム、方法、及び、録画サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014072686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6312069B1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-04-18 | 株式会社Special Medico | 通話システムにおける個人情報管理方法、サーバ及びプログラム |
JP2021163214A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | ソフトバンク株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012216997A patent/JP2014072686A/ja active Pending
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