JP4618363B2 - 帯電装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電装置に関し、特に、帯電装置における放電にともなうオゾンの発生を抑制することにより、オゾンによる周辺部材の劣化、及び、劣化物に起因する感光体の感度不良から発生する画像欠損を防止するための技術に関する。
近年、電子写真方式の画像形成装置が備えるスコロトロン方式の帯電装置において、高効率化、及び低オゾン化の要請により、従来のワイヤー式の放電電極に代えて、鋸歯状の放電電極を備えるタイプが主流になっている。
鋸歯状の放電電極は、ワイヤー式よりも放電方向が限られるので、印加する電圧、及び流す電流のわりに放電エネルギーを高くすることができ高効率であり、また、鋸歯の先端部分からのみ放電するので、オゾンの発生が比較的少ない。
しかしながら、鋸歯状の放電電極を用いた実際の放電においても、放電電極に対して周設されたシールド部材が次第に、放電により発生するオゾンの酸化作用等によって腐食され、錆等の劣化物が発生し、このような劣化物は、帯電放電ガスを蓄積し、画像形成時でない時に当該ガスを放出することにより、感光体の感度不調を引き起こし、形成された画像が白く欠損する像流れ現象と呼ばれる不具合を発生させてしまう。
そこでシールド部材の劣化を抑制する技術が特許文献1に開示されており、特許文献1には、安定板ケース材料及び制御電極材料より酸化腐食しやすい材料で形成された腐食抑制部材と、腐食抑制部材の清掃機構とを有する帯電装置が開示され、放電部材からの放電により発生するオゾン等による酸化腐食が安定板ケース及び制御電極よりも腐食抑制部材において優先的に進み、このように腐食した腐食抑制部材はその清掃機構により適宜清掃することで優先的に腐食を続けさせることができ、それだけ安定板ケース及び制御電極の腐食が抑制されると記載されている。
特開2007−316197号公報
しかしながら、特許文献1では、金属の腐食抑制部材を設けることにより、帯電器内の電界分布が変化し、感光体への有効な放電電流が減少するので、印加する電圧を高くし、放電電流の総量を増加させる必要が生じ、従来よりも高出力の電源回路を用いなければならず、望ましくない。
また、放電電流の総量を増加させると、それによって発生するオゾンの総量が増加し、オゾン濃度が高くなるので、望ましくない。
また、腐食抑制部材や清掃機構を設けると装置構成が複雑化し、装置が大型化し、かつ高価になってしまう。
本発明は、装置構成を複雑化させることなく、装置が大型化せず、かつ、さほど高価になることもなくシールド部材の腐食を抑制し、像流れ現象を抑え、長期に亘り良好な画像形成を行うことができる画像形成装置、及び、当該画像形成装置に用いられる帯電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る帯電装置は、周回走行する像担持体の表面を帯電させる帯電装置であって、前記像担持体の表面と対向する面が開口されたシールドケースと、前記シールドケースの内部において前記像担持体の走行方向と直行する方向に架設されたコロナ電極と、前記シールドケースの開口部分に配設された制御電極とを備え、前記シールドケースの前記像担持体の走行方向において対向する一対の側面板のうち少なくとも一方の側面板の前記開口付近の部位が外方に膨出する形状であって、開口から遠ざかるにつれて膨出量が増加した後、減少する形状となっていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、上記帯電装置を備えることを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、適度な開口、及び適度な制御電極のサイズでありながら、シールドケースへの好ましくない放電を抑制することができる。
例えば、従来のシールドケースに比べ、制御電極の近傍の電界強度が低くなるので、放電時にシールドケースに流れ込む電流量が少なくなる。よって、制御電極に近い部分の近傍におけるオゾン発生量が少なくなり、シールドケースの腐食速度を従来よりも低下させることができる。また、特に像担持体の近傍部分の腐食速度が低下するため、像流れの起因となるガスの影響を少なくすることができる。
従って、装置構成を複雑化させることなく、小型化の妨げとならず、かつ、さほど高価になることもなくシールドケースの腐食を抑制し、像流れ現象を抑え、長期に亘り良好な画像形成を行うことができる。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記膨出されている部位の、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面における形状が、円、及び、楕円のうちのいずれかの一部、又はこれらの一部の組み合わせであることを特徴とすることもできる。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記膨出されている部位を有する側面板の、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面における形状が、クランク状であることを特徴とすることもできる。
これにより、膨出されている部位の形状が連続的になるので、製造が比較的容易で、かつ特性が安定する。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において前記制御電極が配設された線上の前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、前記断面において点Bを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点B1、点B2とし、前記断面において前記線分ABの中間点Cを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点C1、点C2とし、前記断面において前記側面板S1の内面の点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し、前記側面板S2の内面の点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、前記領域α1+前記領域α2において電界強度が前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下であることを特徴とすることもできる。
これにより、実験より75時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは一般的な大型プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該大型プリンタに適用することができる。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において前記制御電極が配設された線上の前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、前記断面において点Bを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点B1、点B2とし、前記断面において前記線分ABの中間点Cを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点C1、点C2とし、前記断面において前記側面板S1の内面の点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し、前記側面板S2の内面の点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、前記領域α1+前記領域α2において電界強度が前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が70%以上を占めることを特徴とすることもできる。
これにより、実験より50時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは汎用プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該汎用プリンタに適用することができる。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において前記制御電極が配設された線上の前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、前記断面において点Bを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点B1、点B2とし、前記断面において前記線分ABの中間点Cを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点C1、点C2とし、前記断面において前記側面板S1の内面の点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し前記側面板S2の内面の点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、前記領域α1+前記領域α2において電界強度が前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が50%以上を占めることを特徴とすることもできる。
これにより、実験より25時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは一般的な小型プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該小型プリンタに適用することができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る帯電装置は、周回走行する像担持体の表面を帯電させる帯電装置であって、前記像担持体の表面と対向する面が開口されたシールドケースと、前記シールドケースの内部において前記像担持体の走行方向と直行する方向に架設されたコロナ電極と、前記シールドケースの開口部分に配設された制御電極とを備え、前記シールドケースの前記像担持体の走行方向において対向する一対の側面板のそれぞれの側面板の前記開口付近の部位が、外方に膨出する形状であって、開口から遠ざかるにつれて膨出量が増加した後、減少する形状となっていることを特徴とすることもできる。
これにより、適度な開口、及び適度な制御電極のサイズでありながら、シールドケースへの好ましくない放電を抑制することができる。
例えば、従来のシールドケースに比べ、制御電極に近い部分の近傍の電界強度が低くなるので、放電時にシールドケースに流れ込む電流量が少なくなる。よって、制御電極に近い部分の近傍におけるオゾン発生量が少なくなり、シールドケースの腐食速度を従来よりも低下させることができる。また、特に像担持体の近傍部分の腐食速度が低下するため、像流れの起因となるガスの影響を少なくすることができる。
従って、装置構成を複雑化させることなく、小型化の妨げとならず、かつ、さほど高価になることもなくシールドケースの腐食を抑制し、像流れ現象を抑え、長期に亘り良好な画像形成を行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、上記帯電装置を備えることを特徴とする。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において前記制御電極が配設された線上の前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、前記断面において放電始端Aを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点A1、点A2とし、前記断面において点Bを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点B1、点B2とし、前記断面において前記側面板S1の内面の点B1から点A1までの部分を領域β1と定義し、前記側面板S2の内面の点B2から点A2までの部分を領域β2と定義すると、前記領域β1+前記領域β2において電界強度が前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が50%以上を占めることを特徴とすることもできる。
これにより、実験より75時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは大部分の一般的なプリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、ほとんどのプリンタに適用することができる。
ここで、帯電装置、及び画像形成装置において、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において前記制御電極が配設された線上の前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、前記断面において放電始端Aを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点A1、点A2とし、前記断面において点Bを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点をそれぞれ点B1、点B2とし、前記断面において前記側面板S1の内面の点B1から点A1までの部分を領域β1と定義し、前記側面板S2の内面の点B2から点A2までの部分を領域β2と定義すると、前記領域β1+前記領域β2において電界強度が前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が40%以上を占めることを特徴とすることもできる。
これにより、実験より50時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは汎用プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該汎用プリンタに適用することができる。
[実施の形態1]
<構成>
図1は、実施の形態1における電子写真方式の画像形成装置の断面の概要を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置は、OPC感光体である像担持体1と、像担持体1の表面を一様に所定の電位に帯電させる帯電装置2と、所定の電位に帯電した像担持体1にレーザ光を照射して静電潜像を形成する露光装置3と、主に電気力を利用して静電潜像にトナー4aを付着させて鏡像化する現像装置5と、電気力や圧力を利用して鏡像化されたトナー4aを像担持体1上からコピー用紙等の記録シート6へと移動させる転写装置7と、記録シート6上のトナー4aを記録シート6ごと熱圧着して固定する定着装置8と、転写装置7において記録シート6へ移動できずに像担持体1上に僅かに残ってしまった残留トナー4bを電気的、機械的に除去することにより像担持体1上を清掃する清掃装置9と、清掃後の電位的にばらついた状態の像担持体1上を、光の照射や帯電ブラシ等により大まかに均す除電装置10とを備える。
ここで、特に帯電装置2は、画像形成において初期に施される機能を担っており、高品質な画像を安定して提供するためには、帯電装置2によって像担持体1の表面を均質で安定した電位に帯電させることが肝要である。
図2は、本実施の形態における帯電装置2を詳細に示す図である。
図2に示すように、本実施の形態における帯電装置2は、放電電極20、制御電極21、シールドケース22、空気路23、及びファン24を備える。
放電電極20は、例えば鋸歯状でステンレス製のコロナ電極であり、シールドケース22の内部において、像担持体1の走行方向Rと直行する方向に架設されており、像担持体1から所定の放電距離だけ離れた位置に鋸歯の放電始端が存し、電圧Vc(ここでは−5000V)が印加されることにより、放電始端から放電して像担持体1を帯電させる。ここで放電電極20は、鋸歯状だけでなく針状やピン状であってもよいし、タングステン等のワイヤであってもよい。
制御電極21は、例えば網目状でステンレスにさらにニッケルを添加した金属製のグリッドメッシュ等であり、シールドケース22の開口部分に配設され、放電電極20と像担持体1との間に位置し、放電電極20と像担持体1との中間の電位Vg(ここでは−500V)が印加されることにより、放電電極20の放電を安定させる。
シールドケース22は、例えばステンレス製の容器であり、放電電極20を周設し、像担持体の表面と対向する面が開口し、開口部分には制御電極21が配設され、放電電極20や制御電極21に印加された放電用の電圧によって生じる電界を封じ込める。
ここで、シールドケース22は、従来のものとは一部の形状が異なり、像担持体1の走行方向Rにおいて対向する一対の側面板S1、S2が、従来のものでは両方とも平板形状であるのに対し、本実施の形態では、当該一対の側面板のうち、少なくとも一方(本実施の形態では下流側のみ)の側面板の開口部分付近の像担持体1に近い部位が、外方(放電電極20が存する側の反対側)に膨出する形状となっている。シールドケース22の形状に関する詳細は後述する。
空気路23は、放電により少なからず発生するオゾン(03)や窒素酸化物(NOx)等を排気するためのダクトである。
ファン24は、空気路23及び帯電装置2内に気流を発生させる電動の送風機である。
図3は、図2に示した帯電装置2の主要部分を、像担持体1の回転軸xに対して垂直な面において切断したときの断面図に、さらに電気的な接続の概要を記載した図である。
ここで、本実施の形態では、像担持体1がローラ型の感光体であるので回転軸xを持つが、本発明の適用対象はローラ型の感光体に限られず、帯電が必要なものであれば、どのような形状のいかなる構成物にも適用できるので、例えば像担持体1の形状がベルト型である場合には回転軸xを持たないので不都合が生じる。そこで、像担持体1が回転軸xを持たない場合も考慮して、図3における切断面を、「放電電極20が架設されている方向に対して略垂直な面」と定義してもよい。
図3に示すように、本実施の形態の帯電装置2は、シールドケース22における像担持体1の回転方向上流側の側面板S2、及び下流側の側面板S1にそれぞれ、帯電イオン風防止シート25a、及び帯電イオン風防止シート25bが貼り付けられ、放電電極20には高圧トランス等を含む高電圧電源26aが接続され、制御電極21とシールドケース22とは電気的に接続されて同電位であり、放電電極20に接続されたものよりも出力電圧が低い別の高電圧電源26bが接続されている。
ここで、高電圧電源26a、26bから、それぞれ規定の高電圧を出力させると、放電電極20から、制御電極21、及び像担持体1に向かって放電が起こり、この放電に伴い像担持体1の表面が帯電するため、これを像担持体1を回転させながら繰り返すことにより像担持体1の表面を一様に帯電させることができる。
図4は、図3に示した帯電装置2の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
図4においては、高電圧電源26aに−5000V、高電圧電源26bに−500Vを印加し、また放電時の放電電極20の放電始端Aの極近傍の電界強度を「1」とし、シールドケース22内の電界強度分布を、90%超〜100%以下の第1領域、80%超〜90%以下の第2領域、40%超〜80%以下の第3領域、10%超〜40%以下の第4領域、及び0%〜10%以下の第5領域の5つの領域に区分けすることにより表している。
ここで、図4の断面において、膨出されている部位を有する側面板S1の形状は、シールドケース22の開口部分から所定量遠ざかった位置までは、当該開口部分から遠ざかるにつれて外方への膨出量が漸増し、当該所定量遠ざかった位置からは当該位置から遠ざかるにつれて膨出量が漸減する形状であり、本実施の形態ではクランク状である。
また、図4の断面において、放電電極20の放電始端Aに最も近い制御電極21が配設された線上の点Bと放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、点Bを通り線分ABに対して略垂直な直線と、回転方向下流側の側面板S1の内面との交点を点B1とし、線分ABの中間点Cから点Bまでの間の任意の点Dを通り、線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1の内面との交点を点D1とすると、シールドケース22は、あらゆる点Dと点D1とを結ぶ任意の仮想直線の長さが、点Bと点B1とを結ぶ仮想直線の長さよりも長い形状であり、このような特徴を備える形状であれば、必ずしもクランク状でなくても、シールドケース22への好ましくない放電を抑制するという、後述する効果が得られるものと思われる。
また、図4の断面において、放電始端Aを通り、線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1の内面との交点を点A1とすると、シールドケース22は、さらに、放電電端Aと点A1とを結ぶ仮想直線の長さが、あらゆる点Dと点D1とを結ぶ任意の仮想直線の長さよりも短い形状であり、このような特徴をさらに備える形状であれば、シールドケース22への好ましくない放電を抑制しつつ、シールドケースの全形をコンパクトにすることができ、小型化の妨げとならない。
<検証>
まず、像流れ現象の発生を有効に抑制できたか否かについて検証する。
図5は、図4の帯電装置2と同様に、従来の帯電装置102の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
ここで、図5の帯電装置102は比較のために記載したものであり、図4の帯電装置2とは基本的にシールドケースの形状が異なる点のみであり、その他の構成要素は同様であるのでこれらの参照番号を同一にしている。
図6は、図4の帯電装置2、及び図5の帯電装置102等において、放電時間ごとに、像流れ現象(あるいは「画像ボケ」)の発生の有無を調べた実験結果を示す図である。
ここで、図4、及び図5において、さらに、点Bを通り線分ABに対して略垂直な直線と回転方向上流側の側面板S2の内面との交点を点B2とし、中間点Cを通り当該線分ABに対して略垂直な直線と側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点C1、点C2とし、側面板S1の内面の点B1から点C1までの部分の近傍を領域α1と定義し、側面板S2の内面の点B2から点C2までの部分の近傍を領域α2と定義する。
図6では、シールドケース内面近傍の領域α1と、領域α2とを合わせた「α1+α2」の領域について、電界強度が10%以下の領域の割合が、約40%(図5の帯電装置102)、約50%、約70%(図4の帯電装置2)、100%の4つの検体についての実験結果を示している。
また当実験は、上記各々の検体に対して、加速的に放電を起こさせて、順次放電時間の異なる6つの状態を作り、それぞれの状態から、A4サイズのプリント用紙にテストパターンを1000枚連続してプリントし、これを24時間放置したものを限界見本と比較することにより良否の判定行なった。ここで、図5中「○」は全く問題がないと判断されたもの、「△」は僅かながら像流れ現象がみられたものの限界見本よりも軽微であり記載事項を認識する際に支障がない程度であると判断されたもの、「×」は像流れ現象がみられ限界見本よりも状態が悪く使用不可であると判断されたものである。
図6より、「α1+α2」の領域において、電界強度が10%以下の領域の割合が高いほど、また放電時間が長いほど、より像流れ現象が起こり難いことがわかる。
例えば、「α1+α2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約40%である従来の帯電装置102の場合には放電時間が0時間(初期状態)では全く問題がなかったものの、放電時間が約25時間では僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約50時間以上では使用不可であった。これは一般的な小型プリンタにおける想定寿命さえも下回るので、プリンタ全般に適用することができない。
また例えば、「α1+α2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約50%である場合には放電時間が25時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約50時間と約75時間とでは僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約100時間以上では使用不可であった。これにより、実験より25時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは一般的な小型プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該小型プリンタに適用することができる。
また例えば、「α1+α2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約70%である場合には放電時間が50時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約75時間と約100時間とでは僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約120時間以上では使用不可であった。これにより、実験より50時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは汎用プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該汎用プリンタに適用することができる。
また例えば、「α1+α2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約100%である場合には放電時間が75時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約100時間では僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約120時間以上では使用不可であった。これにより、実験より75時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは一般的な大型プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該大型プリンタに適用することができる。
次に、帯電装置本来の性能について検証する。
図7は、図4の帯電装置2を用いた場合、及び図5の帯電装置102を用いた場合のそれぞれにおいて、像担持体1の表面近傍の電界強度の分布状況を示す図である。図7において、横軸は像担持体1の表面の測定位置[mm]であり、制御電極21の下流側端部の鉛直位置をゼロとしたときの上流方向への距離を示しており、縦軸は像担持体1の表面の電界強度[V/m]であり、帯電量の代用特性である。
図7を見て明らかなように、図4の帯電装置2を用いた場合と、図5の帯電装置102を用いた場合とで、像担持体1の表面近傍の電界強度の分布にほとんど差違がないことから、両者の放電電流のバランスに際立った差がなく、両者は性能的に同等であることがわかる。
また、本実施の形態では、像担持体1はOPC感光体であるが、このOPC感光体の代わりにAL感光体を配置したときの、AL感光体、制御電極、及びシールドケースにおける流れ込み電流量の割合を、図4の場合と図5の場合とで比較したところ、図4の場合では、AL感光体が51%、制御電極が34.5%、シールドケースが14.5%であり、図5の場合では、AL感光体が51.5%、制御電極が36%、シールドケースが12.5%であった。このように、像担持体1がAL感光体であっても、図4の帯電装置2を用いた場合と、図5の帯電装置102を用いた場合とで、流れ込み電流量の割合に際立った差がなく、両者は性能的に同等であることがわかる。
<まとめ>
以上のように、本実施の形態によれば、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電装置において、シールドケースの少なくとも一方の側面板の開口部分付近の像担持体に近い部位を外方に膨出する形状にしたことにより、シールドケースの腐食を抑制し、像流れ現象の発生を抑えることができると同時に、装置構成を複雑化させることなく、小型化の妨げとならず、かつ、さほど高価になることもないという優れた効果を得ることができる。
[実施の形態2]
<構成>
実施の形態1が、一方の側面板の形状をクランク形状にしているのに対し、実施の形態2は一方だけでなく両方をクランク形状にしたものである。
図8は、本実施の形態の帯電装置202の主要部分を、像担持体1の回転軸xに対して垂直な面において切断したときの断面図に、さらに電気的な接続の概要を記載した図である。
ここで、実施の形態1の帯電装置2と実施の形態2の帯電装置202とは基本的にシールドケースの形状が異なる点のみであり、その他の構成要素は同様であるのでこれらの参照番号を同一にしている。
図8に示すように、本実施の形態の帯電装置202は、シールドケース222における像担持体1の回転方向上流側の側面、及び下流側の側面にそれぞれ、帯電イオン風防止シート25a、及び帯電イオン風防止シート25bが貼り付けられ、放電電極20には高圧トランス等を含む高電圧電源26aが接続され、制御電極21とシールドケース222とは電気的に接続されて同電位であり、放電電極20に接続されたものよりも出力電圧が低い別の高電圧電源26bが接続されている。なお、シールドケースの形状の違いに伴って、実施の形態1の帯電装置2とは、一方の帯電イオン風防止シートの形状が異なっているが、機能的な違いはないのでこの参照番号も同一にしている。
図9は、図8に示した帯電装置202の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
図9においては、実施の形態1と同様に、高電圧電源26aに−5000V、高電圧電源26bに−500Vを印加し、また放電時の放電電極20の放電始端Aの極近傍の電界強度を「1」とし、シールドケース内の電界強度分布を、90%超〜100%以下の第1領域、80%超〜90%以下の第2領域、40%超〜80%以下の第3領域、10%超〜40%以下の第4領域、及び0%〜10%以下の第5領域の5つの領域に区分けすることにより表している。
ここで、図9の断面において、膨出されている部位を有する側面板S1及び側面板S2の形状は、それぞれシールドケース222の開口部分から所定量遠ざかった位置までは、当該開口部分から遠ざかるにつれて外方への膨出量が漸増し、当該所定量遠ざかった位置からは当該位置から遠ざかるにつれて膨出量が漸減する形状であり、本実施の形態ではクランク状である。
また、図9の断面において、放電電極20の放電始端Aに最も近い制御電極21が配設された線上の点Bと放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、点Bを通り線分ABに対して略垂直な直線と、回転方向下流側の側面板S1の内面との交点を点B1とし、当該直線と回転方向上流側の側面板S2の内面との交点を点B2とし、線分ABの中間点Cから点Bまでの間の任意の点Dを通り、線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1の内面との交点を点D1とし、当該直線と側面板S2の内面との交点を点D2とすると、シールドケース222は、あらゆる点Dと点D1とを結ぶ任意の仮想直線の長さが、点Bと点B1とを結ぶ仮想直線の長さよりも長い形状であり、かつ、あらゆる点Dと点D2とを結ぶ任意の仮想直線の長さが、点Bと点B2とを結ぶ仮想直線の長さよりも長い形状であり、このような特徴を備える形状であれば、必ずしもクランク状でなくても、シールドケース222への好ましくない放電を抑制するという、後述する効果が得られるものと思われる。
また、図9の断面において、放電始端Aを通り、線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1の内面との交点を点A1とし、当該直線と、側面板S2の内面との交点を点A2とすると、シールドケース222は、さらに、放電電端Aと点A1とを結ぶ仮想直線の長さが、あらゆる点Dと点D1とを結ぶ任意の仮想直線の長さよりも短く、かつ、放電電端Aと点A2とを結ぶ仮想直線の長さが、あらゆる点Dと点D2とを結ぶ任意の仮想直線の長さよりも短い形状であり、このような特徴をさらに備える形状であれば、シールドケース222への好ましくない放電を抑制しつつ、シールドケースの全形をコンパクトにすることができ、小型化の妨げとならない。
<検証>
図10は、図9の帯電装置202等において、放電時間ごとに、像流れ現象(あるいは「画像ボケ」)の発生の有無を調べた実験結果を示す図である。
ここで、図9において、放電電極20の放電始端Aに最も近い制御電極21が配設された線上の点Bと放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、放電始端Aを通り線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点A1、点A2とし、点Bを通り線分ABに対して略垂直な直線と、側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、側面板S1の内面の点B1から点A1までの部分の近傍を領域β1と定義し、前記側面板S2の内面の点B2から点A2までの部分の近傍を領域β2と定義する。
図10では、シールドケース内面近傍の領域β1と、領域β2とを合わせた「β1+β2」の領域について、電界強度が10%以下の領域の割合が、約40%、約50%、約70%(図9の帯電装置202)、100%の4つの検体についての実験結果を示している。
また当実験は、実施の形態1と同様に、上記各々の検体に対して、加速的に放電を起こさせて、順次放電時間の異なる6つの状態を作り、それぞれの状態から、A4サイズのプリント用紙にテストパターンを1000枚連続してプリントし、これを24時間放置したものを限界見本と比較することにより良否の判定行なった。ここで、図9中「○」は全く問題がないと判断されたもの、「△」は僅かながら像流れ現象がみられたものの限界見本よりも軽微であり記載事項を認識する際に支障がない程度であると判断されたもの、「×」は像流れ現象がみられ限界見本よりも状態が悪く使用不可であると判断されたものである。
図9より、「β1+β2」の領域において、電界強度が10%以下の領域の割合が高いほど、また放電時間が長いほど、より像流れ現象が起こり難いことがわかる。
例えば、「β1+β2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約40%である場合には放電時間が50時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約75時間と約100時間とでは僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約120時間以上では使用不可であった。これにより、実験より50時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは汎用プリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、当該汎用プリンタに適用することができる。
また例えば、「β1+β2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約50%である場合には放電時間が75時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約100時間では僅かながら像流れ現象がみられ、放電時間が約120時間以上では使用不可であった。これにより、実験より75時間以上の放電時間に耐え得る装置を提供することができ、これは大部分の一般的なプリンタにおける想定寿命を超える時間に相当するので、ほとんどのプリンタに適用することができる。
また例えば、「β1+β2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約70%である場合には放電時間が100時間では全く問題がなかったものの、放電時間が約120時間では僅かながら像流れ現象がみられた。
また例えば、「β1+β2」の領域において電界強度が10%以下の領域の割合が約100%である場合には放電時間が120時間で全く問題がなかった。
<まとめ>
以上のように、本実施の形態によれば、電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電装置において、シールドケースの一対の側面板の開口部分付近の像担持体に近い部位を外方に膨出する形状にしたことにより、実施の形態1と較べて多少装置構成が複雑化し高価にはなるが、よりシールドケースの腐食を抑制し、像流れ現象の発生を抑えることができ、また、同様の効果を得ながらより小型化することも可能である。
[変形例1]
実施の形態1が、シールドケースの一方の側面板の開口部分付近の像担持体に近い部位をクランク形状にしているのに対し、変形例1は円弧形状にしたものである。
図11は、実施の形態1の図4と同様に、変形例1の帯電装置302の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
図11から分かるように、変形例1の帯電装置302は、実施の形態1の帯電装置2と較べて、シールドケース322の形状の一部が異なるのみで、電界強度分布に大差はなく、同様の特徴と効果を備える。
[変形例2]
実施の形態2が、シールドケースの一対の側面板の開口部分付近の像担持体に近い部位をクランク形状にしているのに対し、、変形例2は円弧形状にしたものである。
図12は、実施の形態2の図9と同様に、変形例2の帯電装置402の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
図12から分かるように、変形例2の帯電装置402は、実施の形態2の帯電装置202と較べて、シールドケース422の形状の一部が異なるのみで、電界強度分布に大差はなく、同様の特徴と効果を備える。
なお、上記実施の形態1〜2、変形例1、2では、像担持体1はローラ型の感光体であるが、本発明の適用対象はローラ型の感光体に限られず、帯電が必要なものであれば、どのような形状のいかなる構成物にも適用できる。例えば、像担持体1は中間転写体であってもよい。また例えば、像担持体1の形状はベルト型やドラム型であってもよい。
本発明は、画像形成装置の技術分野に広く適用することができる。
本発明によって、装置構成を複雑化させることなく、像流れ現象を抑え、長期に亘り良好な画像形成を行うことができるので、その産業的利用価値は極めて高い。
実施の形態1における電子写真方式の画像形成装置の断面の概要を示す図である。 本実施の形態における帯電装置2を詳細に示す図である。 図2に示した帯電装置2の主要部分を、像担持体1の回転軸xに対して垂直な面において切断したときの断面図に、さらに電気的な接続の概要を記載した図である。 図3に示した帯電装置2の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。 従来の帯電装置102の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。 放電時間ごとに、像流れ現象の発生の有無を調べた実験結果を示す図である。 像担持体1の表面近傍の電界強度の分布状況を示す図である。 本実施の形態の帯電装置202の主要部分を、像担持体1の回転軸xに対して垂直な面において切断したときの断面図に、さらに電気的な接続の概要を記載した図である。 帯電装置2の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。 放電時間ごとに、像流れ現象の発生の有無を調べた実験結果を示す図である。 変形例1の帯電装置302の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。 変形例2の帯電装置402の断面において、シミュレーションにより計算した電界強度分布を示す図である。
符号の説明
1 像担持体
2 帯電装置
3 露光装置
5 現像装置
7 転写装置
8 定着装置
9 清掃装置
10 除電装置
20 放電電極
21 制御電極
22 シールドケース
23 空気路
24 ファン
25a 帯電イオン風防止シート
25b 帯電イオン風防止シート
26a 高電圧電源
26b 高電圧電源
202 帯電装置
222 シールドケース
302 帯電装置
322 シールドケース
402 帯電装置
422 シールドケース

Claims (10)

  1. 周回走行する像担持体の表面を帯電させる帯電装置であって、
    前記像担持体の表面と対向する面が開口されたシールドケースと、
    前記シールドケースの内部において、前記像担持体の走行方向と直行する方向に架設されたコロナ電極と、
    前記シールドケースの開口部分に配設された制御電極とを備え、
    前記シールドケースの、前記像担持体の走行方向において対向する一対の側面板のうち、少なくとも一方の側面板の前記開口付近の部位が、外方に膨出する形状であって、開口から遠ざかるにつれて膨出量が増加した後、減少する形状となっていること
    を特徴とする帯電装置。
  2. 前記膨出されている部位の、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面における形状が、円、及び、楕円のうちのいずれかの一部、又はこれらの一部の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記膨出されている部位を有する側面板の、前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面における形状が、クランク状であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  4. 前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において、前記制御電極が配設された線上の、前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと、当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、
    前記断面において、点Bを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、
    前記断面において、前記線分ABの中間点Cを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点C1、点C2とし、
    前記断面において、前記側面板S1の内面の、点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し、前記側面板S2の内面の、点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、
    前記領域α1+前記領域α2において、電界強度が、前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下であること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯電装置。
  5. 前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において、前記制御電極が配設された線上の、前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと、当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、
    前記断面において、点Bを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、
    前記断面において、前記線分ABの中間点Cを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点C1、点C2とし、
    前記断面において、前記側面板S1の内面の、点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し、前記側面板S2の内面の、点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、
    前記領域α1+前記領域α2において、電界強度が、前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が、70%以上を占めること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯電装置。
  6. 前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において、前記制御電極が配設された線上の、前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと、当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、
    前記断面において、点Bを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、
    前記断面において、前記線分ABの中間点Cを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点C1、点C2とし、
    前記断面において、前記側面板S1の内面の、点B1から点C1までの部分を領域α1と定義し、前記側面板S2の内面の、点B2から点C2までの部分を領域α2と定義すると、
    前記領域α1+前記領域α2において、電界強度が、前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が、50%以上を占めること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の帯電装置。
  7. 周回走行する像担持体の表面を帯電させる帯電装置であって、
    前記像担持体の表面と対向する面が開口されたシールドケースと、
    前記シールドケースの内部において、前記像担持体の走行方向と直行する方向に架設されたコロナ電極と、
    前記シールドケースの開口部分に配設された制御電極とを備え、
    前記シールドケースの、前記像担持体の走行方向において対向する一対の側面板の、それぞれの側面板の前記開口付近の部位が、外方に膨出する形状であって、開口から遠ざかるにつれて膨出量が増加した後、減少する形状となっていること
    を特徴とする帯電装置。
  8. 前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において、前記制御電極が配設された線上の、前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと、当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、
    前記断面において、放電始端Aを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点A1、点A2とし、
    前記断面において、点Bを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、
    前記断面において、前記側面板S1の内面の、点B1から点A1までの部分を領域β1と定義し、前記側面板S2の内面の、点B2から点A2までの部分を領域β2と定義すると、
    前記領域β1+前記領域β2において、電界強度が、前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が、50%以上を占めること
    を特徴とする請求項7に記載の帯電装置。
  9. 前記コロナ電極が架設されている方向に対して略垂直な断面において、前記制御電極が配設された線上の、前記コロナ電極の放電始端Aに最も近い点Bと、当該放電始端Aとを結ぶ仮想直線を線分ABと定義し、
    前記断面において、放電始端Aを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点A1、点A2とし、
    前記断面において、点Bを通り、当該線分ABに対して略垂直な直線と、前記2枚の側面板S1、S2の内面との交点を、それぞれ点B1、点B2とし、
    前記断面において、前記側面板S1の内面の、点B1から点A1までの部分を領域β1と定義し、前記側面板S2の内面の、点B2から点A2までの部分を領域β2と定義すると、
    前記領域β1+前記領域β2において、電界強度が、前記放電始端Aからの放電による電界強度の最大値の1/10以下である部分の割合が、40%以上を占めること
    を特徴とする請求項7に記載の帯電装置。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載の帯電装置を備える画像形成装置。
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