JP4616214B2 - 原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置に係り、特に、原子力発電プラントの原子炉格納容器内に設置された電磁機器等の制御に好適な原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置に関する。
原子力発電プラントの核計装システムは、核分裂を開始する原子炉の起動状態から全出力までを計測できるようにするために、中性子源領域モニタ,中間領域モニタ,出力領域モニタから構成されている。最近では、中性子源領域モニタ及び中間領域モニタを一体化した起動領域中性子モニタが実用化されている。中性子源領域モニタ,中間領域モニタ、あるいは起動領域中性子モニタは、原子炉に設置される中性子検出器からの非常に微弱な信号、例えばμAオーダのパルス電流を増幅するために前置増幅器が必要であり、この前置増幅器は耐放射線性の観点から原子炉格納容器外に設置されている。なお、中性子をモニタする核計装システムについては、例えば、特開2003−149378号公報に開示されている。
特開2003−149378号公報
近年、原子力発電プラントの中性子検出器の検出信号に、従来は見られなかったようなノイズが重畳する現象がしばしば観測されるようになった。中性子検出器の検出信号は、原子炉の状態を反映する極めて重要な信号であり、その信号にノイズが乗ると、原子力発電プラントの適切な制御に支障を及ぼしかねない。
本発明の目的は、発生するノイズを抑制できる原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置を提供することにある。
本発明者らは、中性子検出器の検出信号に含まれるノイズの原因について鋭意検討した。その結果、近年のディジタル化技術の進歩を受けて、機能や性能の向上のために原子力発電プラントにも各種ディジタル装置が導入され、原子力発電プラントの機器環境が変化していること、及び原子炉の制御や保護のために原子炉格納容器内に多数設置されているモータ、ポンプ、電磁弁などの各種電磁機器を運転制御するための駆動信号が、中性子検出信号に重畳しているノイズに関係していることを見出した。
本発明は、核計装システムの中性子検出信号に現れるノイズの発生原因を特定し、対策として、特にプラント内で多く使われる三相電磁機器の駆動の際に電磁ノイズが発生しないようにしたものである。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、少なくとも線間電圧もしくはスイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、負荷電流検出手段とを備え、前記電圧検出手段は、線間電圧検出手段とスイッチ間電圧検出手段であり、前記負荷電流検出手段として、2つの負荷電流検出手段とを備え、前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記線間電圧検出手段により検出された線間電圧のゼロクロスタイミングで二相の半導体スイッチをオンし、その後、さらに前記スイッチ間電圧検出手段により検出されたスイッチ間電圧のゼロクロスタイミングで残った一相の半導体スイッチをオンし、外部からのスイッチオフ指令で、前記2つの負荷電流検出手段の内、第一の負荷電流検出手段のゼロクロスタイミングで第一の電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後前記2つの負荷電流検出手段の内、第二の負荷電流検出手段のゼロクロスタイミングで残った二相の半導体スイッチをオフようにしたものである。
かかる構成により、発生するノイズを抑制できるものとなる。
)上記目的を達成するために、本発明は、原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、少なくとも線間電圧もしくはスイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、負荷電流検出手段とを備え、前記電圧検出手段は、線間電圧検出手段であり、前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記線間電圧検出手段により検出された線間電圧のゼロクロスタイミングで検出した二相の半導体スイッチをオンし、その後、さらにタイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った一相の半導体スイッチをオンし、外部からのスイッチオフ指令で、前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流のゼロクロスタイミングで電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後タイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った二相の半導体スイッチをオフするようにしたものである。
)上記()において、好ましくは、前記線間電圧検出手段は、二相にまたがって備えられ、前記負荷電流検出手段は、他の相に備えるようにしたものである。
(4)上記目的を達成するために、本発明は、原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、スイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、負荷電流検出手段とを備え、前記電圧検出手段は、スイッチ間電圧検出手段であり、前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記スイッチ間電圧検出手段によって検出されたスイッチ間電圧値のゼロクロスタイミングでタイマを動作させて電源周波数の位相換算で90°位相に相当する時間待ってあらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、次のスイッチ間電圧のゼロクロスで残った一相の半導体スイッチをオンし、外部からのスイッチオフ指令で、前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流のゼロクロスタイミングで電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後タイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った二相の半導体スイッチをオフするようにしたものである。
)上記()において、好ましくは、前記電圧検出手段と前記負荷電流検出手段は、同じ相に備えられるものである。
本発明によれば、発生するノイズを抑制できるものとなる。
以下、図1〜図6を用いて、本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による電磁機器の制御装置を適用した原子力発電プラントの全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置を適用した原子力発電プラントの全体構成を示すシステム構成図である。
中性子検出器3A,3Bは、原子炉圧力容器1内に挿入された計装管2A,2Bに収納されている。中性子検出器3A,3Bには、中性子源領域モニタ、中間領域モニタ、起動領域中性子モニタ用の3種類があり、原子炉内の熱中性子による電離作用によって微弱電流を発生させる。この微弱電流信号は、原子炉格納容器5の外に設置した前置増幅器8A,8Bにより増幅され、原子炉出力信号が得られる。中性子検出器3A,3Bと前置増幅器8A,8B間は、同軸ケーブル(検出器ケーブル)4A,4Bによって接続される。計装管2A,2Bの下端にはコネクタ41A,41Bが取り付けられており、保守時等には同軸ケーブル4A,4Bが取り外し可能となっている。同軸ケーブル4A,4Bは、原子炉格納容器5を貫通するケーブルペネトレーション6A,6B、すなわち、原子炉格納容器5の内外にケーブルを通すための原子炉格納容器5の貫通孔を通り、原子炉建屋9内に設置される前置増幅器8A,8Bに接続される。これら同軸ケーブル4A,4Bは、厚鋼電線管7A,7B内を敷設されており、前置増幅器8A,8Bの出力信号は、厚鋼電線管7A,7B内に設置されている同軸ケーブル(図示していない)により制御建屋10内の中性子監視装置11A,11Bに入力される。
原子炉格納容器5内には、原子炉の制御や保護ための三相電磁機器20が多数設置されており、これら電磁機器20は、動力ケーブル13を介して三相交流電源19からの電力供給によって駆動される。三相電磁機器20としては、モータ,ポンプ,電磁弁,電動弁等がある。動力ケーブル13はケーブルペネトレーション6Cを通り、三相電源スイッチ装置30に接続されている。図では、動力ケーブル13は厚鋼電線管7C内に敷設されているが、必ずこのようになっている訳ではなく、厚鋼電線管7Cより金属部分が薄い可撓電線管内に敷設されたり、厚鋼電線管7Cがなかったりする。逆に、動力ケーブルが全て厚鋼電線管7Cや可撓電線管に入っている場合もある。
制御建屋10内の操作盤18上の操作スイッチ17によって与えられる駆動指令によって、三相電源スイッチ装置30がオン・オフして、電源19から電磁機器20への電源供給が制御される。三相電源スイッチ装置30は、原子炉建屋9内に設置される場合も、制御建屋10内に設置される場合もある。
本実施形態では、三相電源スイッチ装置30をオン・オフして、電源19から電磁機器20への電源供給を制御する点に特徴がある。三相電源スイッチ装置30の具体的構成については、図2を用いて後述する。
ここで、本発明者らが解明したノイズ発生の仕組みについて簡単に説明する。従来の原子力プラントでは、三相電源スイッチ装置30に代えて、一般には、リレーやコンタクタからなるスイッチ装置が用いられている。
前述のように、近年、ディジタル化技術が進歩し、原子力プラントにも各種ディジタル装置が導入され、プラントの機能や性能の向上が図られている。このディジタル装置は、装置自体や装置に接続されているケーブルから電磁ノイズを放射する。原子力プラントに多数のディジタル装置が設置されるようになってきているために、電磁ノイズのバックグランドレベルが高くなってきている。このために、検出器ケーブル4A,4Bに誘導されるバックグランドノイズのレベルも上がり、このような環境下において動力ケーブル13から放射される電磁ノイズが検出器ケーブル4A,4Bに誘導されるために、中性子監視装置11A,11Bの指示変動の可能性がより高くなってきていることが、本発明者らの検討により判明した。原子炉格納容器内に設置されている動力ケーブル13を介してポンプ等の電磁機器を駆動する構成は従来と変わらず、従来は、電磁機器の駆動信号によって中性子検出器の検出信号にノイズが発生するということはなかった。原子力発電プラントのディジタル化を進めたことによって電磁ノイズのバックグランドレベルが高くなったために、原子炉格納容器内の動力ケーブルあるいはポンプ等の電磁機器から放射される微弱な電磁ノイズが中性子検出信号に変動を生じさせるようになったのである。
ここで、電磁機器に交流電圧を印加するために、開閉素子であるコンタクタがオンするときあるいはオフする時に、接点の機械的なチャタリングにより、オン・オフをわずかな時間であるが繰り返し、ノイズ電流が発生する。この現象は、開閉素子にリレーを用いた場合も同様である。このノイズ電流は動力ケーブル13を伝達し、このノイズ電流により、原子炉格納容器5内で動力ケーブル13から電磁ノイズが空間に放射される。このノイズ電流の周波数は、コンタクタ部分の配線のインダクタンスや抵抗、コンタクタ接点間の浮遊容量などで決まる高周波の電磁ノイズであり、実測した結果、100KHz前後から数十MHz程度であった。動力ケーブル13が全て厚鋼電線管7C内に敷設されていても、電磁機器のフレームから高周波の電磁ノイズが空間に放射される。電磁機器が特にポンプやモータである場合には、巻き線とフレーム間の浮遊容量を介して上記の高周波電磁ノイズがフレームから放射される。
これに対し、検出器ケーブル4A,4Bは全てが厚鋼電線管7A,7B内に入っている訳でなく、保守時等にコネクタ41A,41Bのところで検出器ケーブル4A,4Bを取り外し可能とするため等の理由により、原子炉圧力容器1の下部では検出器ケーブル4A,4Bは同軸ケーブルのままとなっている。このために、動力ケーブル13やポンプ12のフレームから放射される電磁ノイズが検出器ケーブル4A,4Bに誘導されることになる。前置増幅器8A,8BはμAオーダのパルス電流を増幅するが、その増幅度は1000倍から1万倍と非常に高く、かつ周波数範囲が数百KHzから数十MHzまであり、高利得かつ広帯域になっている。検出器ケーブル4A,4Bに誘導された電磁ノイズの周波数が100KHz前後から数十MHz程度であるために、この電磁ノイズを前置増幅器で増幅し、中性子監視装置11A,11Bに入力させてしまうことになる。この結果、中性子監視装置11A,11Bはポンプ12の駆動時や停止時に指示変動を発生する可能性があることが分かった。
電磁ノイズの誘導は、コモンモードノイズが主体であるが、検出器ケーブル4A,4Bの芯線とシールド線への誘導影響の差によるノーマルモードのノイズも存在する。コモンモードノイズの抑制として、特開平7−84088号公報に示すように、前置増幅器8A,8Bの入力段にコモンモードチョークコイルを設置することが検討されているが、この方法では、コモンモードノイズを抑制することは可能であるが、発生ノイズが大きい場合核計装への影響を完全に除去できるほどの効果があるかどうかはケースバイケースで違ってくる。また、ノーマルモードのノイズは抑制できない。
それに対して、本実施形態の原子力発電プラントでは、三相電源スイッチ装置30の開閉素子にMOSFETを用い、三相電源スイッチ装置30は原子炉建屋9内に設置している。三相電源スイッチ装置30は、開閉素子に半導体素子を用いて電磁機器(例えばポンプ,モータ,電動弁,電磁弁など)の駆動(オン,オフの切替)を行うようにすることで、開閉素子のオンあるいはオフの切替時に発生するノイズ電流を従来の機械式接点構造をもつリレーやコンタクタより飛躍的に低減させ、原子炉格納容器5内の電磁機器の動力ケーブル13を伝達するノイズ電流による放射電磁ノイズによって核計装の検出器ケーブル4A,4Bへのノイズ誘導を十分に抑制できる。さらに、開閉素子の開閉タイミングを制御することで、さらに、ノイズの発生を抑制している。
次に、図2〜図6を用いて、本実施形態による電磁機器の制御装置の回路構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。図3〜図6は、本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。
三相電源スイッチ装置30は、三相のそれぞれを開閉する半導体スイッチとして、MOSFET31u,31v,31wを備えている。MOSFET31u,31v,31wのオンオフは、制御回路34aによって制御される。さらに、電圧のゼロクロス検出回路として、線間電圧ゼロクロス検出回路32uvと、スイッチ間電圧ゼロクロス回路32wを備え、電流ゼロクロス検出回路としては、U相に設けた電流ゼロクロス検出回路33uと、V相に設けた電流ゼロクロス検出回路33vを備えている。制御回路34aは、4つのゼロクロス検出回路の検出結果を基に、3つのMOSFETスイッチ31u、31v,31wのオン・オフタイミングを制御する。
三相電源スイッチ装置30は、開閉素子のオンあるいはオフの切替時のノイズ電流を原理的に発生させないようにしたものであり、電磁機器に印加する交流電圧がゼロ点をクロスした時にMOSFET31u,31v,31wをオン状態にし、交流電流がゼロクロスしたときに、三相電源をオフするように構成している。但し、オン・オフのタイミングは三相同時に実施するのではなく、後述するように分けて実施する。
図3は、三相電源の線間電圧の各相の波形を示している。Vu,Vv,Vwは各線間の電圧波形である。図からわかるように、3線とも同時に電圧がゼロクロスするタイミングは存在しないので、電流の急変を伴わないように電源オンするには何らかの工夫が必要となることがわかる。
図4〜図6は、図2の三相電源スイッチ装置30の動作を説明するための図であり、回路シミュレータで計算した結果である。電源周波数が50Hzの場合であり、他の周波数でも、スイッチングの絶対時刻は変わるが、考え方は同様である。なお、この計算結果は抵抗負荷の場合である。電源オン時は印加電圧の位相が重要であり、印加電圧の位相は負荷によらないものである。オフ時は電流位相をモニタしてスイッチタイミングを決める物であるが、各相の負荷は同じインピーダンスと考えられるので、相間の電流の位相差は抵抗負荷の場合と同じである。つまり、負荷がインダクタンスからなる電磁機器の場合もシュミレーション結果を利用できる。
図4は、線間電圧ゼロクロス検出回路32uvの電圧検出波形Vuと、スイッチ間電圧ゼロクロス回路32wの検出波形Vswwを示している。図5は、このときの各相の電流波形iu,iv,iwを示したものである。
制御回路34aは、線間電圧ゼロクロス検出回路32uvによって検出された線間電圧Vuのゼロクロス点(約18.4ms)で、U,V相のスイッチ31u,31vをオンする。これにより、電流iu,ivが電流ゼロから流れ始めて、ほぼ正弦波状に変化して、急峻な電流変化が生じていないことがわかる。
次に、制御回路34aは、スイッチ間電圧ゼロクロス回路32wによって検出されたスイッチ間電圧Vswwがゼロクロスする時刻(約23.4ms)で、オンしていない相のスイッチ31wをオンさせる。これにより、電流iwが正弦波状にゼロから変化して、電流の急変が生じていないことがわかる。
以上のように、初めに、U,V相の2線間の電圧がゼロのタイミングでオンしたため、2線間の印加電圧に応じて流れる電流もゼロから正弦波状に変化して急峻な電流変化が生じない。次に、残された相のスイッチ間の電圧がゼロのときにスイッチオンしたため、このときも急峻な電流変化なしで正弦波状に電流が増えている。つまり、図2の回路構成で急峻な電流変化を伴わない、すなわち三相電源オンでノイズがほとんど発生しないスイッチングができる。
電流ゼロクロス検出回路としては、U相に設けた電流ゼロクロス検出回路33uと、V相に設けた電流ゼロクロス検出回路33vを備えている。制御回路34aは、4つのゼロクロス検出回路の検出結果を基に、3つのMOSFETスイッチ31u、31v,31wのオン・オフタイミングを制御する。
図6は電源オフの説明のための電流波形を示している。各相の電流をそれぞれiu,iv,iwとしている。
制御回路34aは、電流ゼロクロス検出回路33uによって検出されたU相電流がゼロクロスする時刻(30ms)で、U相のスイッチ31uをオフする。また、制御回路34aは、電流ゼロクロス検出回路33vによって検出されたV相電流がゼロクロスする時刻(35ms)で、V,W相のスイッチ31v,31wをオフしている。電流がゼロのタイミングでスイッチオフしたことで急峻な電流変化は生じていないことがわかる。
なお、図2において、線間電圧ゼロクロス検出回路32uvと、スイッチ間電圧ゼロクロス回路32wは、電圧トランスとコンパレータで実現可能であり、相電流ゼロクロス検出器33u,33vはカレントプローブとコンパレータで実現可能であり、制御回路34aは、操作スイッチ17の開閉指令と、ゼロクロス検出タイミングとのANDをとる論理回路で実現可能である。半導体スイッチMOSFET31u,31v,31wには図示していないが、保護のためのボルテージサプレッションダイオードを接続してある。
以上のように、本実施形態においては、三相電源オンの場合、電圧ゼロクロス点を検出して始めに2相をオンし、残った一相を次にオンする。三相電源オフの場合、電流ゼロクロス点を検出して始めに1相をオフし、残った二相を次にオフする。このように、2ステップでオン・オフしている点に特徴がある。
本実施形態によれば、三相電磁機器の駆動をオン・オフ制御する開閉素子の動作タイミングを電流急変が生じないように制御することで、高周波ノイズの発生を大幅に抑制できるために、核計装システムへのノイズ影響を十分に抑制し、指示変動の発生可能性を低減できる。したがって、原子力発電プラントにおいては、原子炉の中性子レベルを正確に計測することができる。
次に、図7を用いて、本発明の第2の実施形態による電磁機器の制御装置の回路構成について説明する。なお、本実施形態による電磁機器の制御装置を適用した原子力発電プラントの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図7は、本発明の第2の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。
三相電源スイッチ装置30Aは、図2の構成との違いは、ゼロクロス検出回路として、電圧用ゼロクロス検出回路32uv、電流用ゼロクロス検出回路33wそれぞれ1個とした点である。
操作スイッチ17で三相電源オンとなった場合、制御回路34bは、線間電圧のゼロクロス検出回路32uvで電圧ゼロクロスを検出し、U,V相のスイッチ31u,31vをオンし、そのあと制御回路34bは、内蔵のタイマにて電源周波数の位相90°相当の時間(電源周波数50Hzで5ms、60Hzで4.17ms)待って、W相のスイッチ31wをオンする。回路シミュレーションを通じて、2相のスイッチオンのあと、90°すなわち50Hzでは5ms後に電流の急変を伴わないスイッチタイミングが生じることを確認している。
操作スイッチ17で三相電源オフとなった場合、制御回路34bは、相電流のゼロクロス検出回路33wで電流ゼロクロスを検出し、W相のスイッチ31wをオフし、そのあと制御回路34bは、内蔵のタイマにて電源周波数の位相90°相当の時間(電源周波数50Hzで5ms、60Hzで4.17ms)待って、U,V相のスイッチ31u,31vをオフする。タイマで2番目のスイッチングのタイミングを決められることは、図6の波形からも明らかである。
以上説明したように、電源オン・オフの最初のスイッチ操作をゼロクロス検出器の検出結果を参照し、2番目のスイッチングはタイマで決めることができる。このようにすれば、検出回路の簡単化が可能である。この場合、制御回路34bにはタイマを内臓させる必要があるが、特に回路が複雑になるわけではない。
なお、図7では、線間電圧をU,V相で、電流をW相で検出しているが、機能だけを考えるのであれば、U,V相で電圧を、U相で電流検出をしても良い。図7の電圧検出相と電流検出相を分けているのは、制御回路でスイッチ31u,31vを電源オンでもオフでも同時にオン・オフできるようにするためである。制御回路から見ると、31u,31vのグループと、31wとスイッチは2つとして扱えるようになり、制御回路が簡単化できる。
本実施形態によれば、三相電磁機器の駆動をオン・オフ制御する開閉素子の動作タイミングを電流急変が生じないように制御することで、高周波ノイズの発生を大幅に抑制できるために、核計装システムへのノイズ影響を十分に抑制し、指示変動の発生可能性を低減できる。したがって、原子力発電プラントにおいては、原子炉の中性子レベルを正確に計測することができる。また、制御回路を簡単化できる。
次に、図8〜図10を用いて、本発明の第3の実施形態による電磁機器の制御装置の回路構成について説明する。なお、本実施形態による電磁機器の制御装置を適用した原子力発電プラントの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図8は、本発明の第2の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。なお、図1,図2と同一符号は、同一部分を示している。図9,図10は、本発明の第3の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。
図8に示す三相電源スイッチ装置30Bは、半導体スイッチMOSFET31u,31v,31wと、スイッチ間電圧ゼロクロス検出回路32uと、U相電流ゼロクロス検出回路33uと、制御回路34cとを備えている。
図9は、スイッチ間電圧Vswuの波形である。操作スイッチ17で三相電源オンとなった場合、制御回路34cは、スイッチ間電圧ゼロクロス検出回路32uによって検出されたVswuでゼロクロス点が検出されると、さらに、内蔵のタイマにて電源周波数の位相90°相当の時間(50Hzの場合5ms)待って、V,W相のスイッチ31v,31wをオンし、次の電圧ゼロクロスで、U相のスイッチ31uをオンする。この場合の電流変化は、図10に示すように、電流の急峻変化がないことが確認できる。
また、操作スイッチ17で三相電源オフとなった場合、制御回路34cは、相電流のゼロクロス検出回路33uで電流ゼロクロスが検出されると、U相のスイッチ31uをオフし、そのあと内蔵のタイマにて電源周波数の位相90°相当の時間(電源周波数50Hzで5ms、60Hzで4.17ms)待って、V,W相のスイッチ31v,31wをオフする。
なお、図8の電圧検出相と電流検出相を同じにしているのは、制御回路でスイッチ31v,31wを電源オンでもオフでも同時にオン・オフできるようにするためである。制御回路から見ると、31v,31wのグループと、31uとスイッチは2つとして扱えるようになり、制御回路が簡単化できる。
本実施形態によれば、三相電磁機器の駆動をオン・オフ制御する開閉素子の動作タイミングを電流急変が生じないように制御することで、高周波ノイズの発生を大幅に抑制できるために、核計装システムへのノイズ影響を十分に抑制し、指示変動の発生可能性を低減できる。したがって、原子力発電プラントにおいては、原子炉の中性子レベルを正確に計測することができる。また、制御回路を簡単化できる。
なお、以上の各実施形態において、半導体スイッチとしてMOSFET用いているが、他の半導体素子IGBT,トランジスタ,サイリスタなども利用可能であることはもちろんである。サイリスタの場合は、自然転流特性を有するものを使えば、電流ゼロクロス回路が不要になり、さらに簡単化できる。
本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置を適用した原子力発電プラントの全体構成を示すシステム構成図である。 本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による電磁機器の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。 本発明の第3の実施形態による電磁機器の制御装置の動作説明図である。
符号の説明
1…原子炉圧力容器
2A,2B…計装管
3A,3B…中性子検出器
4A,4B…検出器ケーブル
5…原子炉格納容器
6A,6B,6C…ケーブルペネトレーション
7A,7B,7C…厚鋼電線管
8A,8B…前置増幅器
9…原子炉建屋
11A,11B…中性子監視装置
13…動力ケーブル
19…三相電源
20…三相電磁機器
30…三相電源スイッチ装置
31…半導体スイッチ
32…電圧ゼロクロス検出回路
33…電流ゼロクロス検出回路
34…制御回路

Claims (5)

  1. 原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、
    前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、
    前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、
    前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、
    各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、
    少なくとも線間電圧もしくはスイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、
    外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、
    負荷電流検出手段とを備え、
    前記電圧検出手段は、線間電圧検出手段とスイッチ間電圧検出手段であり、
    前記負荷電流検出手段として、2つの負荷電流検出手段とを備え、
    前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記線間電圧検出手段により検出された線間電圧のゼロクロスタイミングで二相の半導体スイッチをオンし、その後、さらに前記スイッチ間電圧検出手段により検出されたスイッチ間電圧のゼロクロスタイミングで残った一相の半導体スイッチをオンし、
    外部からのスイッチオフ指令で、前記2つの負荷電流検出手段の内、第一の負荷電流検出手段のゼロクロスタイミングで第一の電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後前記2つの負荷電流検出手段の内、第二の負荷電流検出手段のゼロクロスタイミングで残った二相の半導体スイッチをオフすることを特徴とする原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置。
  2. 原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、
    前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、
    前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、
    前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、
    各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、
    少なくとも線間電圧もしくはスイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、
    外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、
    負荷電流検出手段とを備え、
    前記電圧検出手段は、線間電圧検出手段であり、
    前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記線間電圧検出手段により検出された線間電圧のゼロクロスタイミングで検出した二相の半導体スイッチをオンし、その後、さらにタイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った一相の半導体スイッチをオンし、
    外部からのスイッチオフ指令で、前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流のゼロクロスタイミングで電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後タイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った二相の半導体スイッチをオフすることを特徴とする原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置。
  3. 請求項2の原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置において、
    前記線間電圧検出手段は、二相にまたがって備えられ、
    前記負荷電流検出手段は、他の相に備えることを特徴とする原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置。
  4. 原子炉格納容器内に原子炉圧力容器と電磁機器が設置され、
    前記原子炉圧力容器に挿入された計装管に収納された中性子検出器の出力が信号ケーブルによって前記原子炉格納容器外に設置された前置増幅器に入力されている原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置であって、
    前記原子炉格納容器外に設置された電源と前記電磁機器との間に敷設され、前記電源から前記電磁機器に電力を供給する動力ケーブルと、
    前記動力ケーブルの途中に設置され、格納容器外に配置した前記電磁機器に供給される三相電源の電力をオンオフ制御するものであり、
    各相に備えられた半導体スイッチであるFETスイッチと、
    スイッチ間電圧を検出する電圧検出手段と、
    外部からのスイッチオン指令で、前記電圧検出手段によって検出された電圧値を用いて、あらかじめ定めたタイミングであらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、その後、あらかじめ定めた手順で残った一相の半導体スイッチをオンする制御手段と、
    負荷電流検出手段とを備え、
    前記電圧検出手段は、スイッチ間電圧検出手段であり、
    前記制御手段は、外部からのスイッチオン指令で、前記スイッチ間電圧検出手段によって検出されたスイッチ間電圧値のゼロクロスタイミングでタイマを動作させて電源周波数の位相換算で90°位相に相当する時間待ってあらかじめ定めた二相の半導体スイッチをオンし、次のスイッチ間のゼロクロスで残った一相の半導体スイッチをオンし、
    外部からのスイッチオフ指令で、前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流のゼロクロスタイミングで電流検出相の半導体スイッチをオフし、その後タイマにて電源周波数の90°位相に相当する時間待って、残った二相の半導体スイッチをオフすることを特徴とする原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置。
  5. 請求項4の原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置において、
    前記電圧検出手段と前記負荷電流検出手段は、同じ相に備えられることを特徴とする原子力発電プラントに用いられる電磁機器の制御装置。
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