JP4615376B2 - 遠隔励起光増幅伝送システム - Google Patents

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本発明は遠隔励起での過剰利得に伴う伝送品質劣化を防止した光増幅伝送システムに関する。
遠隔励起プリアンプを用いた長距離光通信システムの実用化が下記非特許文献1において報告されている。この非特許文献1においては、エルビウムドープ光ファイバ(以下、EDF)を用いた400kmの海底ケーブルによる2.5Ghz動作のシステムの例である。
図7に遠隔励起を用いた光伝送システムの構成例を示す。エルビウムドープ光ファイバ(以下、EDF)40で構成される遠隔励起プリアンプ4を、受信端末2側に設置した励起光源22により励起する。送信端局1に設置された光信号送信器10から送信されて来た信号光はこの遠隔励起プリアンプ4にて増幅され、また、励起光源22により、同時にラマン増幅され、受信端局2に信号が到達する。
励起光源22の出力増大とともに、遠隔励起プリアンプ4の利得及びラマン増幅の利得も増大するが、光伝送路を構成する光ファイバ3−1,3−2では、レーリー散乱と呼ばれる散乱光も増大し、この散乱光が遠隔励起プリアンプ4による増幅やラマン増幅を受けてやがて図8の受信光スペクトルに示すように信号波長帯(1.56μm帯)に発振状態の部分が生じ、信号伝送特性の著しい劣化が生じる。
この発振状態は、光ファイバの損失特性、レーリー散乱特性、EDFへの励起パワー対利得特性、励起光源出力、信号入力パワーなどの各パラメータが関係する。長距離伝送を行うためには、遠隔励起プリアンプ4の利得及びラマン増幅の利得は大きいほど有利であり、このため、励起光源22の出力をなるべく増大させることが望ましい。一方では、励起光源22の出力増大により信号波長帯に発振状態となる部分が生じるため、励起光源22の出力にはある最適値が存在する。運用時の波長多重伝送数の変更、光ファイバ3−1,3−2の損失の経年変化や光伝送路の修理に伴う遠隔励起プリアンプ4と励起光源22間の光ファイバ損失の変動、EDF利得特性の温度変動等により、励起光源22出力の最適値は変化するが、従来の遠隔励起を用いた光伝送システムは、励起光源22出力は固定であり、想定されるさまざまな変動があっても発振状態に至らないよう、励起光源22出力を低めに設定していた。
O. Harada, A. Westenberg, "400km-Worid’s Longest Repeaterless Submarine Cable System Operating at 2.5Gbit/s in Indonesia" 4th Annual Asia Pacific Fibre Optics ‘97 Conference E. Desvurvire, "Erbium-doped fiber amplifiers," Wiley-interscience 1994.
従来は励起光源出力を固定とした場合、想定されるさまざまな変動があっても信号波長帯に発振状態の部分が生じないよう、励起光源22の出力を低めに設定する必要があり、このため遠隔励起光伝送システムの性能を十分引き出すことができなかった。
本発明は遠隔励起光伝送システムにおいて構成部品等における各パラメータに変動が生じても、伝送特性が安定でかつ伝送距離の増大を図った光伝送システムの提供を目的とする。
本発明は、励起光源出力を増加させると、光ファイバ損失が最も小さい信号伝送波長帯での発振が生じる前に、希土類ドープファイバによる光増幅器において最大利得が得られる波長帯であるゲインピーク帯の利得が増加し(例えば、前記非特許文献2の(FIGURE2.9))、受信光中に含まれる雑音成分によりゲインピーク帯で最初に発振が生じるという現象を利用し、このゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルあるいは、ゲインピーク帯の受信雑音平均パワーレベルと信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルとの比を検出し、信号伝送波長帯での発振が生じない範囲で励起光出力が最大となるように励起光出力を制御する構成を基本としている。
上記目的を達成するために第1の発明は、光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路と、該光伝送路途中に設置された希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段と、該希土類元素をドープした光ファイバを励起するための励起光を発生する励起光源手段とを有する光増幅伝送システムにおいて、前記受信端局は、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出すバンドパスフィルタと、当該バンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルを検出するピークレベル検出手段と、当該ピークレベル検出手段で検出したゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システムである。
第2の発明は、光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路と、該光伝送路途中に設置された希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段と、該希土類元素をドープした光ファイバを励起するための励起光を発生する励起光源手段とを有する光増幅伝送システムにおいて、前記受信端局は、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、信号伝送波長帯を切り出す第1のバンドパスフィルタと、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ前記信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出す第2のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタで切り出した前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルを検出する第1のパワーレベル検出手段と、前記第2のバンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを検出する第2のパワーレベル検出手段と、前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルで除した、相対的なゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システムである。
第3の発明は、光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路とを有する遠隔励起光増幅伝送システムにおいて、前記光伝送路は第1および第2の2つの光伝送路を有し、該第1の光伝送路を構成する第1の光ファイバの途中には希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段が設置され、前記受信端局側には、前記希土類元素をドープした光ファイバを第1の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第1の励起光源手段と、前記希土類元素をドープした光ファイバを前記第2の光伝送路を構成する第2の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第2の励起光源手段と、前記第1および第2の励起光源手段からの光を合成するための合分波器と、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出すバンドパスフィルタと、当該バンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルを検出するピークレベル検出手段と、当該ピークレベル検出手段で検出したゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記第1および第2の励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システムである。
第4の発明は、光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路とを有する遠隔励起光増幅伝送システムにおいて、前記光伝送路は第1および第2の2つの光伝送路を有し、該第1の光伝送路を構成する第1の光ファイバの途中には希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段が設置され、前記受信端局側には、前記希土類元素をドープした光ファイバを第1の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第1の励起光源手段と、前記希土類元素をドープした光ファイバを前記第2の光伝送路を構成する第2の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第2の励起光源手段と、前記第1および第2の励起光源手段からの光を合成するための合分波器と、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、信号伝送波長帯を切り出す第1のバンドパスフィルタと、前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ前記信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出す第2のバンドパスフィルタと、前記第1のバンドパスフィルタで切り出した前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルを検出する第1のパワーレベル検出手段と、前記第2のバンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを検出する第2のパワーレベル検出手段と、前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルで除した、相対的なゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記第1および第2の励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システムである。
本発明による励起光源の調節方法を採用することにより、遠隔励起光増幅伝送システムにおける、信号伝送波長帯での発振が生じない範囲で励起光源の出力が最大となるように励起光出力を制御することにより、経時変化に対して伝送特性が安定で、かつ伝送距離の増大を図った光伝送システムを実現することが出来た。
本発明においては、信号波長帯の発振に至る直前の状態を検出し、信号波長伝送帯が発振に至らないよう励起光源の出力を制御することにより、各パラメータの変動が生じても、発振による信号伝送特性劣化が生じない範囲(図2および図8の両条件の間)に励起光源の出力を設定することが出来る構成としている。以下、図により詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明による遠隔励起光増幅伝送システムの実施の形態1を示す。
本システムは光信号送信器10を含む送信端局1と、光信号受信器21を含む受信端局2と、光伝送路である光ファイバ3−1および3−2と、この光伝送路の途中に希土類元素をドープした光ファイバ40による光増幅手段である遠隔励起プリアンプ4と、希土類元素をドープした光ファイバの励起光源手段となる励起光源22を受信端局2内に有する構成となっている。
励起光源22はカップラ20および23を経て、遠隔励起プリアンプ4を構成するエルビウムドープ光ファイバ(以下EDFと略記)40を励起し、光信号送信器10からの信号を増幅すると共に、光ファイバ3−2を増幅媒体としたラマン増幅によっても信号を増幅する。これらの光増幅は、励起光源22の出力の増加と共に増加する。ここで、EDF40に到達する励起光源22のパワーが過剰となり、EDF40における利得および光ファイバ3−2におけるラマン増幅の利得の和が光ファイバ3−2の損失、およびレーリー散乱の減衰量の和より大きくなった場合、遠隔励起プリアンプ4と受信端局2との間において発振が生じる。
励起光源22の出力増加と共に最初は、図2の例に示すようなEDF40のゲインピーク帯である1.53μm帯で受信光中の雑音成分により発振が起きるが、この段階では信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振は起きておらず、信号伝送上の品質劣化は生じていない。さらに励起光源22の出力を増加させた場合は、図3の例に示すように、信号伝送波長帯である1.56μm帯での信号スペクトル近辺にも発振が生じる。
本発明では、信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振を防止し、かつ十分な励起を行うため、以下に示す制御手段を受信端局2内に設けた構成とすることにより対処した。
すなわち、受信端局2側において、カップラ23で信号の一部を分岐し、バンドパスフィルタ24により、ゲインピーク帯である1.53μm帯のスペクトル成分を切り出し、雑音成分を含む光信号を電気信号に変換するO/E変換器(光/電気変換器)25とピークレベル検出器26とで構成されたピークレベル検出手段により、ゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルを検出する。
この雑音ピークレベルが予め設定された一定の値を越えず、かつこの一定値の近傍値となるように、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)27の出力により励起光源22の出力制御を行う第1の制御手段を本遠隔励起光増幅伝送システムは有している。これにより、1.53μm帯では若干の発振を許すが、信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振を防止することができ、信号帯域での発振を生じることなく通信可能な最大の光増幅を実現できる。
(実施の形態2)
図4に本発明による遠隔励起光増幅伝送システムの実施の形態2を示す。
信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振に至る前に、EDF40の最大利得が得られる波長帯、すなわちゲインピーク帯である1.53μm帯の利得の増加が、他の波長帯より顕著であることが前記非特許文献2の図2.9(FIGURE2.9)に示されている。本実施の形態2においては、この現象を利用し、1.53μm帯の受信雑音平均パワーレベルと信号伝送波長帯である1.56μm帯の受信信号平均パワーレベルとの比が予め定められた一定の値を越えないように励起光源22の出力を制御する構成とした。
受信端局2側において、カップラ23−1で信号の一部を分岐した後、さらにカップラ23−2で信号を2分岐し、一方は1.53μm帯のバンドパスフィルタ24を、他方は、1.56μm帯のバンドパスフィルタ28を通す。その後、それぞれのバンド毎にO/E変換器25−1および25−2により電気信号に変換した後、除算器29により、1.53μm帯の受信雑音平均パワーレベルと信号伝送波長帯の1.56μm帯における信号の受信信号平均パワーレベルとの比を算出する。
この算出した比が予め設定された一定の値を越えず、且つ、この一定値の近傍値となるようにデジタルシグナルプロセッサ(DSP)27により励起光源22の出力制御を行うことにより第2の制御手段を構成している。これより、1.53μm帯では若干の発振を許容するが、信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振を防止することができ、安定な高増幅での通信が可能となる。
(実施の形態3)
図5に本発明による遠隔励起光増幅伝送システムの実施の形態3を示す。
本実施の形態3においては、実施の形態1の構成を示す図1および実施の形態2の構成を示す図4の励起光源22を第1の励起光源22−1とし、さらに第2の励起光源22−2を併用する構成としている。このため、この第2の励起光を伝送する媒体として、信号光伝送用と共用する光ファイバ3−2の他に第2の励起光をEDF40に供給するための専用の光ファイバ3−3を用い、それに伴い、遠隔励起プリアンプ4にはこれら二つの励起光を合成するための合分波器41を、また第2の励起光源22−2を受信端局2に配置する。
励起光源22の出力を制御するための制御信号検出方法は、実施の形態1の場合と同様で、検出した受信雑音ピークパワーレベルが予め設定された一定の値を越えず、かつこの一定値の近傍値となるように、DSP27より、励起光源22−1および22−2の両方の出力を制御する第3の制御手段を備えている。これより、実施の形態1と同様、1.53μm帯では若干の発振を許すが、信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振を防止することができる。
(実施の形態4)
図6に本発明による遠隔励起光増幅伝送システムの実施の形態4を示す。
本実施の形態4は、励起光を伝送する媒体として、信号光伝送用と共用する光ファイバ3−2の他に、前記実施の形態3の場合と同様に第3および第4の励起光源手段を励起光源として使用する場合の他の構成について示している。
すなわち、図5同様に励起光をEDF40に供給するための専用の光ファイバ3−3を用い、それに伴い、合分波器41を遠隔励起プリアンプに、また受信端末2側に励起光源22−2を配置する構成としている。励起光源の出力を制御するための制御信号検出方法は、実施の形態2と同様である。
検出したゲインピーク帯である1.53μm帯の受信雑音平均パワーレベルと信号伝送波長帯である1.56μm帯の受信信号平均パワーレベルとの比が予め定められた一定の値を越えず、かつこの一定値の近傍値となるように、DSP27より、励起光源22−1、22−2の両方の出力を制御する第4の制御手段を備えている。
これより、実施の形態2と同様、1.53μm帯では若干の発振をある程度許容しながら、信号伝送波長帯である1.56μm帯での発振を防止した高い光増幅を安定に実行することができる。さらに、実施の形態3の場合と同様、励起光源を2光源とすることにより、実質的に光パワーを向上し、通信距離をさらに延長することを可能としている。
本発明による実施の形態1を示すシステム構成図。 励起光源の出力増加によるゲインピーク帯が発振状態になった時のスペクトル図。 励起光源の出力増加によるゲインピーク帯および信号伝送波長帯で発振が生じた場合のスペクトル図。 本発明による実施の形態2を示すシステム構成図。 本発明による実施の形態3を示すシステム構成図。 本発明による実施の形態4を示すシステム構成図。 従来の遠隔励起光増幅伝送システムの構成図。 ゲインピーク帯にも、信号伝送波長帯にも発振が生じていない場合のスペクトル図。
符号の説明
1:送信端局 2:受信端局
3−1,3−2,3−3:光ファイバ
4:遠隔励起プリアンプ 10:光信号送信器
20:分波器 21:光信号受信器
22,22−1,22−2:励起光源
23、23−1,23−2:カップラ
24:EDFゲインピーク帯バンドパスフィルタ
25,25−2,25−2:光−電気変換器
26:ピークレベル検出器
27:ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)
28:信号波長帯バンドパスフィルタ
29:除算回路
40:エルビウムドープファイバ
41:合分波器

Claims (4)

  1. 光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路と、該光伝送路途中に設置された希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段と、該希土類元素をドープした光ファイバを励起するための励起光を発生する励起光源手段とを有する光増幅伝送システムにおいて、
    前記受信端局は、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出すバンドパスフィルタと、
    当該バンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルを検出するピークレベル検出手段と、
    当該ピークレベル検出手段で検出したゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システム。
  2. 光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路と、該光伝送路途中に設置された希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段と、該希土類元素をドープした光ファイバを励起するための励起光を発生する励起光源手段とを有する光増幅伝送システムにおいて、
    前記受信端局は、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、信号伝送波長帯を切り出す第1のバンドパスフィルタと、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ前記信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出す第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタで切り出した前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルを検出する第1のパワーレベル検出手段と、
    前記第2のバンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを検出する第2のパワーレベル検出手段と、
    前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルで除した、相対的なゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システム。
  3. 光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路とを有する遠隔励起光増幅伝送システムにおいて、
    前記光伝送路は第1および第2の2つの光伝送路を有し、
    該第1の光伝送路を構成する第1の光ファイバの途中には希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段が設置され、
    前記受信端局側には、
    前記希土類元素をドープした光ファイバを第1の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第1の励起光源手段と、
    前記希土類元素をドープした光ファイバを前記第2の光伝送路を構成する第2の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第2の励起光源手段と、
    前記第1および第2の励起光源手段からの光を合成するための合分波器と、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出すバンドパスフィルタと、
    当該バンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルを検出するピークレベル検出手段と、
    当該ピークレベル検出手段で検出したゲインピーク帯での受信雑音ピークパワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記第1および第2の励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システム。
  4. 光信号送信器を有する送信端局と、光信号受信器を有する受信端局と、光ファイバで構成された光伝送路とを有する遠隔励起光増幅伝送システムにおいて、
    前記光伝送路は第1および第2の2つの光伝送路を有し、
    該第1の光伝送路を構成する第1の光ファイバの途中には希土類元素をドープした光ファイバによる光増幅手段が設置され、
    前記受信端局側には、
    前記希土類元素をドープした光ファイバを第1の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第1の励起光源手段と、
    前記希土類元素をドープした光ファイバを前記第2の光伝送路を構成する第2の光ファイバを通じて励起するための励起光を発生する第2の励起光源手段と、
    前記第1および第2の励起光源手段からの光を合成するための合分波器と、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、信号伝送波長帯を切り出す第1のバンドパスフィルタと、
    前記光増幅手段で増幅された信号の一部を前記第1の光ファイバから分岐して取り出すと共に、取り出した信号のうち、前記希土類元素をドープした光ファイバを有する前記光増幅手段において最大利得が得られ、かつ前記信号伝送波長帯とは異なる波長帯すなわちゲインピーク帯を切り出す第2のバンドパスフィルタと、
    前記第1のバンドパスフィルタで切り出した前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルを検出する第1のパワーレベル検出手段と、
    前記第2のバンドパスフィルタで切り出した前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを検出する第2のパワーレベル検出手段と、
    前記ゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルを前記信号伝送波長帯での受信信号平均パワーレベルで除した、相対的なゲインピーク帯での受信雑音平均パワーレベルが予め設定された前記信号波長帯での発振を生じる値を越えない範囲で最大値となるように前記第1および第2の励起光源手段の励起光出力を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠隔励起光増幅伝送システム。
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