JPH1039149A - 光導波路型回折格子および光ファイバ増幅器 - Google Patents

光導波路型回折格子および光ファイバ増幅器

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JPH1039149A
JPH1039149A JP19781796A JP19781796A JPH1039149A JP H1039149 A JPH1039149 A JP H1039149A JP 19781796 A JP19781796 A JP 19781796A JP 19781796 A JP19781796 A JP 19781796A JP H1039149 A JPH1039149 A JP H1039149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長波長側には急俊な遮断特性を有するととも
に、短波長側には緩やかな遮断特性を有するとともに、
遮断する波長の光の反射を低減した、光ファイバ増幅器
におけるASE除去に好適な光導波路型回折格子を提供
する。 【解決手段】 光の進行方向の途中に、断面積が小さな
面積を有するとともに、光の進行方向に沿って、屈折率
が周期的に変化する回折格子形成部を有する光導波路部
112を備える。そして、光導波路部112での光の閉
じ込めを低減するとともに、放射モードとの結合を促し
て、長波長側には急俊な遮断特性を有するとともに、短
波長側には緩やかな遮断特性を有し、遮断する波長の光
の反射を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の波長範囲の
光を選択的に透過する波長フィルタとして使用される光
導波路型回折格子と、この光導波路型回折格子素子を使
用した光ファイバ増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信の高度化などの光利用の進展に伴
い、様々な透過特性を有し、所定の波長を選択的に透過
する波長フイルタが必要とされている。こうした光学部
品は、効率的な光の伝送や他の光学部品との光学的な結
合の観点から、導波路型であることが好ましい。
【0003】光導波路型の波長フィルタとしては、光フ
ァイバや平面型光導波路の一部で、光の進行方向に沿っ
て屈折率を周期的(周期が同一、および、周期が僅かに
変化するの双方を含む)に変化させ、回折格子を形成し
た光導波路型回折格子が知られている。
【0004】一方、導波路型の光増幅器である、希土類
添加の増幅用光ファイバを使用した光増幅器では、増幅
用光ファイバ中を信号光が進行すると誘導放射によって
増幅されるが、同時にノイズ光であるASE(Amplifie
d Spontaneous Emission)光が発生する。例えば、Er
添加の増幅用光ファイバと、波長が1.48μmの励起
光とを使用した場合、1.55μm帯の信号光を増幅す
ると、1.531μmをピーク波長としたASE光が発
生する。
【0005】こうしたASE光の除去に光導波路型回折
格子を利用した波長フィルタを使用することが提案され
ている(「M.Kakui et al. : OFC'96 Technical Diges
t, WF3, pp118-119」(以後、従来例1と呼ぶ)、米国
特許番号:第5,367,589号(以後、従来例2と
呼ぶ)など)。
【0006】従来例1では、Er添加の増幅用光ファイ
バから出力され、光アイソレータを介した光を、光の進
行方向での屈折率の変化の周期が徐々に変化する、いわ
ゆるチャープをかけた光導波路型回折格子を経由するこ
とによって、1.53μm帯のASE光を除去してい
る。
【0007】従来例2では、光の進行方向での屈折率の
変化の周期が数100μmである、Er添加の増幅用光
ファイバの下流側に配置された光導波路型回折格子を経
由させることで、1.53μm帯のASE光を除去して
いる。
【0008】また、一部に回折格子が形成された光導波
路型回折格子の透過特性を変化させつつ、遮断される波
長の光の一部を反射光としない技術が「T.Komukai et a
l.,ECOC '95, Proc., Mo.A.3.3, 1995」に開示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の光導波路型回折
格子を使用した光ファイバ増幅器は上記のように構成さ
れるので、以下のような問題点があった。
【0010】従来例1では、光導波路型回折格子のBr
agg波長を1.53μm帯に設定し、非透過波長帯域
の長波長側および短波長側での透過率の変化を急俊なも
のとしている。ところで、Bragg波長が1.53μ
m帯に設定された光導波路型回折格子の1.53μm帯
の波長の光の非透過特性は、光導波路型回折格子の1.
53μm帯の波長の光に対する100%に近い反射率を
有するという反射特性に由来している。すらわち、従来
例1で採用した光導波路型回折格子で非透過であった
1.53μm帯の波長の光は、この光導波路型回折格子
で反射され、入射光と逆方向に進行する。
【0011】したがって、光アイソレータのような方向
非可逆性の光部品を介さずに、増幅用光ファイバと光導
波路型回折格子を光学的に接続すると、増幅用光ファイ
バで発生するASE光と同一の波長の光が、増幅用光フ
ァイバに再入射することになる。
【0012】ASE光の波長の光の入射により、増幅用
光ファイバでは誘導放射が発生し、入射光と同一の波長
の光が増幅されるとともに、一部が光導波路型回折格子
に入射して反射される。
【0013】こうして、増幅用光ファイバと光導波路型
回折格子との間で、1.53μm帯の波長の光の発振が
発生する。こうした発振が発生すると、増幅用光ファイ
バに供給されている励起エネルギの大部分は、ASEに
由来する1.53μm帯の波長の光の増幅に消費され、
信号光の増幅を効率的に行なうことができなくなる。
【0014】すなわち、従来例1で使用するような波長
フィルタとしての光導波路型回折格子は、従来例1のよ
うに方向非可逆性の光部品を介した直後に配置しなけれ
ばならないという、光部品の配置上の制約がある。
【0015】従来例2では、光導波路型回折格子が、従
来例1の光導波路型回折格子の屈折率変化の周期の数1
00倍の周期で屈折率が変化するので、従来例1のよう
な発振の問題は発生しない。しかし、屈折率変化の周期
が長いので、光の波長変化に対する透過率の変化が緩や
かであり、1.53μm帯の波長の光の遮断を目的とし
ても、波長が1540nm以上の光に対しても無視でき
ない遮断の効果を奏してしまう。したがって、信号光の
波長帯域として使用できる波長範囲が狭まることにな
る。
【0016】本発明は、上記を鑑みてなされたものであ
り、長波長側には急俊な遮断特性を有するとともに、短
波長側には緩やかな遮断特性を有するとともに、遮断す
る波長の光の反射を低減した光導波路型回折格子を提供
することを目的とする。
【0017】また、本発明は、信号光を効率的に増幅す
るとともに、ASE光を効率的に除去して出力する光フ
ァイバ増幅器を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の光導波路型回
折格子は、(a)断面積が第1の面積である第1の光導
波路部と、(b)断面積が第1の面積よりも小さな第2
の面積であるとともに、進行方向に沿って、屈折率が周
期的に変化する回折格子形成部を有する第2の光導波路
部と、(c)断面が前記第1の光導波路部の前記進行方
向に垂直な断面と略同一の形状である第3の光導波路部
と、(d)第1の光導波路部と第2の光導波路部とを光
学的に結合するとともに、第1の光導波路部から第2の
光導波路部へ向かって、断面積が徐々に減少すると第1
のテーパ状光導波路部と、(e)第2の光導波路部と第
3の光導波路部とを光学的に結合するとともに、第2の
光導波路部から第3の光導波路部へ向かって、断面積が
徐々に増加すると第2のテーパ状光導波路部とを備える
ことを特徴とする。
【0019】ここで、(i)第1の光導波路部、第2の
光導波路部、第3の光導波路部、第1のテーパ状光導波
路部、および、前記第2のテーパ状光導波路部を、同一
基板上に形成された平面型光導波路とすることがも可能
であるし、(ii)第1の光導波路部、第2の光導波路
部、第3の光導波路部、第1のテーパ状光導波路部、お
よび、第2のテーパ状光導波路部をファイバ型光導波路
とすることも可能である。
【0020】なお、光導波路部とは、コアとクラッドと
による導波構造の内、主に光が存在するコアを指す。
【0021】請求項1の光導波路型回折格子では、光
が、第1の光導波路部および第1のテーパ状光導波路部
を順次介して、第2の光導波路部に入射する。第2の光
導波路には回折格子形成部が存在するとともに、第2の
光導波路部の断面積は、第1の光導波路部の断面積より
も小さく設定されている。
【0022】したがって、回折格子形成部を進行する光
は、回折格子形成部における屈折率の周期的変化に応じ
たモードフィールド径の周期的な変化によって、屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側で、放
射モードと結合し、光導波路部からの漏れが発生する。
【0023】こうした光の漏れは、回折格子形成部の存
在だけによっても発生するが、第2の光導波路部の第1
の光導波路よりも断面積が小さく設定されているので、
導波路部への光の閉じ込めの度合いは低減されており、
断面積が第1の光導波路と略同一に設定されている場合
よりも、放射モードとの結合度が強まり、漏れ光強度が
高くなる。
【0024】この結果、回折格子形成部における屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側の遮断
特性が向上する。すなわち、非透過光の波長幅が屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側に広が
ることになる。一方、漏れ光は反射光ではないので、光
の進行方向とは逆方向に光導波路部を進行することもな
い。
【0025】回折格子形成部を透過した光は、第2のテ
ーパ状光導波路部および第3の光導波路部を順次介して
出力される。
【0026】なお、請求項1の光導波路型回折格子の光
導波路部は、平面型光導波路およびファイバ型光導波路
のいずれでも実現可能であるが、平面型光導波路を採用
すると、エッチング時のマスクパターンの操作で実現可
能なので、簡易に請求項1の光導波路型回折格子を製造
できる。
【0027】請求項4の光導波路型回折格子は、請求項
1の光導波路型回折格子において、第1のテーパ状光導
波路および第2のテーパ状光導波路の進行方向の長さ
は、第1の光導波路部の進行方向に垂直な断面の外径の
50倍以上であることを特徴とする。
【0028】屈折率が同一で、断面積が変化する光導波
路を光が進行すると、光の進行にともない光にとっての
モードフィールド径が変化するので、モード変換による
損失が発生する。こうした損失は、モードフィールド径
の変化率が大きい程、大きくなる。
【0029】請求項4の光導波路型回折格子では、第1
のテーパ状光導波路および第2のテーパ状光導波路の光
の進行方向の長さを、第1の光導波路部の断面の外径の
50倍以上として、モードフィールド径の変化率を小さ
くしたので、モード変化による光損失が充分に低減され
る。
【0030】請求項1の光導波路型回折格子において、
回折格子形成部における、屈折率変化の周期を、(i)
略同一とすることも可能であるし、また、(ii)進行方
向に沿って単調かつ連続的に変化させることも可能であ
る。
【0031】なお、現状で一般的な、Er添加の増幅用
光ファイバと、波長が1.48μmの励起光とを使用
し、1.55μm帯の信号光を増幅する場合に、1.5
31μmをピーク波長としたASE光を有効に遮断し、
かつ、最も発振が発生しやすい1.531μmの光の反
射を避けつつ、1.54μm以上の波長範囲を信号光の
波長帯域とするには、回折格子形成部のブラッグ波長を
1533nmから1540nmまでの範囲内とすること
が好ましい。
【0032】請求項7の光ファイバ増幅器は、信号光を
入力し、増幅して出力する光ファイバ増幅器であって、
(a)入力した信号光と同一の波長の光を増幅して出力
するとともに、信号光の波長よりも短波長のピーク波長
を有するASE光を発生する増幅用光ファイバと、
(b)増幅用光ファイバの信号光の出力端より、信号光
の進行方向側の光路中に配置された光導波路型回折格子
とを備え、光導波路型回折格子が、(i)断面積が第1
の面積である第1の光導波路部と、(ii)第1の面積よ
りも小さな第2の面積であるとともに、進行方向に沿っ
て、屈折率が周期的に変化する回折格子形成部を有し、
回折格子形成部でのBragg波長が、信号光の波長よ
り短く、かつ、ASE光のピーク波長よりも長い第2の
光導波路部と、(iii)断面が第1の光導波路部の進行
方向に垂直な断面と略同一の形状である第3の光導波路
部と、(iv)第1の光導波路部と第2の光導波路部とを
光学的に結合するとともに、第1の光導波路部から第2
の光導波路部へ向かって、断面積が徐々に減少すると第
1のテーパ状光導波路部と、(v)第2の光導波路部と
第3の光導波路部とを光学的に結合するとともに、第2
の光導波路部から第3の光導波路部へ向かって、断面積
が徐々に増加すると第2のテーパ状光導波路部とを備え
ることを特徴とする。
【0033】請求項7の光ファイバ増幅器では、増幅用
光ファイバを介することで、増幅された信号光を含むと
ともに、信号光の波長よりも短波長のピーク波長を有す
るASE光を含む光が、Bragg波長が信号光の波長
より短く、かつ、ASE光のピーク波長よりも長い回折
格子が形成された請求項1の光導波路型回折格子に入射
する。
【0034】波長フィルタとしての光導波路型回折格子
では、入射光がBragg波長より短波長側で放射モー
ドと結合し、回折格子形成部における屈折率の変化周期
に応じたBragg波長より短波長側の遮断特性が向上
する。すなわち、非透過光の波長幅が屈折率の変化周期
に応じたBragg波長より短波長側に広がることにな
る。この結果、ASE光のピーク波長の光は、反射光で
はなく漏れ光として遮断される。漏れ光は反射光ではな
いので、光の進行方向とは逆方向に光導波路部を進行し
ない。
【0035】すなわち、ASE光のピーク波長の光を含
むノイズ光のBragg波長より短波長成分は反射され
ないので、増幅用光ファイバと光導波路型回折格子との
間に、光アイソレータのような方向非可逆性の光部品を
介さなくても、発振が有効に抑制されている。
【0036】したがって、増幅用光ファイバと光導波路
型回折格子との間に、光アイソレータのような方向非可
逆性の光部品を介さない構成としても、請求項7の光フ
ァイバ増幅器では、光増幅率を確保しつつ、有効にAS
E光を遮断した光増幅結果を出力する。
【0037】請求項8の光ファイバ増幅器は、請求項7
の光ファイバ増幅器において、(i)光導波路型回折格
子における、屈折率変化の周期は信号光の進行方向に沿
って単調かつ連続的に変化し、(ii)屈折率変化の周期
の長い側が、光導波路型回折格子から見て信号光の進行
方向の上流側および下流側の光導波路型回折格子に向か
っての反射率のより小さい側に向いていることを特徴と
する。
【0038】光導波路型回折格子における放射モードと
の結合は、Bragg波長よりも短波長側で発生する。
したがって、光導波路型回折格子における屈折率変化の
周期は信号光の進行方向に沿って単調かつ連続的に変化
する場合には、回折格子形成部の各位置で、その位置に
おけるBragg波長よりも短波長側で放射モードと結
合し、漏れ光を生じさせる。すなわち、回折格子形成部
を進行する光は、各位置でその位置におけるBragg
波長よりも短波長側の光が遮断され、その位置から先へ
進行する光では、その位置におけるBragg波長より
も短波長側の光の強度が低減する。
【0039】請求項8の光ファイバ増幅器では、屈折率
変化の周期の長い側が、光導波路型回折格子から見て信
号光の進行方向の上流側および下流側の光導波路型回折
格子に向かっての反射率のより小さい側に向いている。
したがって、反射してきた光の内の最も長波長のBra
gg波長の光が反射されるとともに、このBragg波
長よりも短波長側で放射モードと結合して漏れ光とな
る。すなわち、最も長波長のBragg波長よりも短波
長の光は強度が低減されて、導波路内を進行することに
なる。
【0040】この結果、最も長波長のBragg波長よ
りも短波長の光は、Bragg波長が一致する位置に到
達したときには、反射光の入射時よりも強度が低減され
ている。したがって、波長がBragg波長に一致して
反射される光の光量は、波長が短くなるほど、反射光の
入射時よりも大きく低減される。すなわち、光導波路型
回折格子の全体としての反射特性は、波長が短くなるほ
ど反射率が低減することになる。
【0041】したがって、請求項8の光ファイバ増幅器
では、ASE光の波長の光の波長は効率良く低減される
ことにより、ASE光の波長範囲の波長の光について発
振が有効に抑止されるので、光増幅率を確保しつつ、有
効にASE光を遮断した光増幅結果を出力する。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の光導波路型回折格子および光ファイバ増幅器の実施の
形態を説明する。なお、図面の説明にあたって同一の要
素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0043】(光導波路型回折格子の第1実施形態)図
1は、本発明の光導波路型回折格子の第1実施形態の構
成図である。図1(a)は、本実施形態の光導波路型回
折格子100の全体図を、図1(b)は本実施形態の光
導波路型回折格子100の光導波路部100の平面図を
示す。
【0044】図1(a)に示すように、この光導波路型
回折格子100は、(a)基板130と、(b)基板1
30状に形成されたクラッド部120と、(c)クラッ
ド部120内に形成された光導波路部(コア部)110
とを備える。
【0045】図1(b)に示すように、光導波路部11
0は、(i)断面積が面積S1(=ad)である光導波
路部111と、(ii)断面積が面積S1よりも小さな面
積S2(=bd)であるとともに、進行方向に沿って、
屈折率が周期的に変化する回折格子形成部を有する光導
波路部112と、(iii)断面が光導波路部111の前
記進行方向に垂直な断面と略同一の形状である光導波路
部113と、(iv)光導波路部111との境界面が面積
S1を有するとともに、光導波路部112との境界面が
面積S2を有するテーパ状光導波路部114と、(v)
光導波路部112との境界面が面積S2を有するととも
に、光導波路部113との境界面が面積S1を有するテ
ーパ状光導波路部115とを備える。
【0046】本実施形態の光導波路型回折格子100
は、光導波路部110の形成にあたってのエッチング工
程でのマスクパターンを操作することによって、容易に
製造可能である。
【0047】本実施形態の光導波路型回折格子100で
は、光が、光導波路部111およびテーパ状光導波路部
114を順次介して、光導波路部112に入射する。な
お、光導波路部111およびテーパ状光導波路部114
中の進行によるモード変換に伴う光損失を低減するた
め、テーパ状光導波路部114の長さcは光導波路部1
11の幅aよりも50倍以上の長さであることが好まし
い。更に、テーパ状光導波路部114の長さcは光導波
路部111の幅aよりも100倍以上の長さであること
がより好ましい。
【0048】光導波路112には回折格子形成部が存在
するとともに、光導波路部112の断面積S2は、光導
波路部111の断面積S1よりも小さく設定されてい
る。
【0049】したがって、回折格子形成部を進行する光
は、回折格子形成部における屈折率の周期的変化に応じ
たモードフィールド径の周期的な変化によって、屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側で、放
射モードと結合し、光導波路部112からの漏れが発生
する。
【0050】こうした光の漏れは、回折格子形成部の存
在だけによっても発生するが、光導波路部112の断面
積S2は小さく設定されているので、光導波路部112
への光の閉じ込めの度合いは低減されており、光の進行
方向に垂直な断面積が面積S1に設定されている場合よ
りも、放射モードとの結合度が強まり、漏れ光強度が高
くなる。
【0051】この結果、回折格子形成部における屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側の遮断
特性が向上する。すなわち、非透過光の波長幅が屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側に広が
ることになる。一方、漏れ光は反射光ではないので、光
の進行方向とは逆方向に光導波路部112および光導波
路部111を進行することもない。
【0052】回折格子形成部を透過した光は、テーパ状
光導波路部115および光導波路部113を順次介して
出力される。
【0053】光導波路部112の回折格子形成部におけ
る屈折率変化の周期は、(i)略同一とすることも可能
であるし、また、(ii)進行方向に沿って単調かつ連続
的に変化させることも可能である。
【0054】図2は、屈折率変化の周期が略同一の場合
の光導波路型回折格子100の透過特性および反射特性
の説明図である。図2(a)は透過率の波長依存性を示
すグラフであり、図2(b)は反射率の波長依存性を示
すグラフである。なお、回折格子形成部でのBragg
波長はλ0に設定した。
【0055】図2(a)に示すように、光導波路型回折
格子100の透過率は、波長λ0では略0の透過率とな
るとともに、波長λ0より長波長側で急俊に変化し、一
方、波長λ0より短波長側では、放射モードとの結合の
結果、緩やかに変化することが確認される。
【0056】図2(b)に示すように、光導波路型回折
格子100の反射率は、波長λ0では略1の反射率とな
るとともに、波長λ0より長波長側および短波長側で急
俊に変化することが確認される。
【0057】すなわち、波長λ0付近での光の遮断は、
反射によるものであり、波長λ0より短波長側での遮断
は、放射モードとの結合によるものであることが確認さ
れる。
【0058】図3は、光導波路部112の回折格子形成
部における屈折率変化の周期が、光の進行方向に沿って
単調かつ連続的に変化する場合の光導波路型回折格子1
00の透過特性および反射特性の説明図である。図3
(a)は透過率の波長依存性を示すグラフであり、図3
(b)および図3(c)は反射率の波長依存性を示すグ
ラフである。なお、回折格子形成部でのBragg波長
はλ1〜λ2(λ1<λ2)で連続的に変化するように設定
した。
【0059】図3(a)に示すように、光導波路型回折
格子100の透過率は、波長λ1〜λ2では略0の透過率
となるとともに、波長λ2より長波長側で急俊に変化
し、一方、波長λ1より短波長側では、放射モードとの
結合の結果、緩やかに変化することが確認される。
【0060】図3(b)は、回折格子形成部のBrag
g波長の短波長側(すなわち、Bragg波長がλ1
側)から光を入射した場合における、反射率の波長依存
性を示すグラフである。図3(b)に示すように、光導
波路型回折格子100の反射率は、波長λ1〜λ2では略
1の反射率となるとともに、波長λ2より長波長側、お
よび、波長λ1より短波長側で急俊に変化する。光の回
折格子形成部における放射モードとの結合は、各位置に
おけるBragg波長より短波長で発生するので、進行
方向に存在するより長波長のBragg波長に一致する
波長の光は放射モードと結合せず、入射時の強度で進行
する。したがって、波長λ1〜λ2では略1の反射率とな
っている。
【0061】図3(c)は、回折格子形成部のBrag
g波長の長波長側(すなわち、Bragg波長がλ2
側)から光を入射した場合における、反射率の波長依存
性を示すグラフである。図3(c)に示すように、光導
波路型回折格子100の反射率は、波長λ2では略1の
反射率となるとともに、波長λ2より長波長側で急俊に
変化するとともに、波長λ2より短波長側で緩やかに変
化する。光の回折格子形成部における放射モードとの結
合は、各位置におけるBragg波長より短波長で発生
するので、進行方向に存在するより長波長のBragg
波長に一致する波長の光が放射モードと結合し、進行に
したがって強度が減少する。したがって、波長λ2より
短波長側では反射率が緩やかに変化する。
【0062】(光導波路型回折格子の第2実施形態)図
4は、本発明の光導波路型回折格子の第1実施形態の構
成図である。図4(a)は、本実施形態の光導波路型回
折格子200の全体図を、図4(b)は本実施形態の光
導波路型回折格子200の光導波路部210の構成を示
す。
【0063】図4(a)に示すように、この光導波路型
回折格子200は、(a)光を導波すると光導波路部
(コア部)210、(b)光導波路部210の周囲に形
成されたクラッド部220とを備える。
【0064】図4(b)に示すように、光導波路部21
0は、(i)断面積が面積S1(=πa2)である光導波
路部211と、(ii)断面積が面積S1よりも小さな面
積S2(=πb2)であるとともに、進行方向に沿っ
て、屈折率が周期的に変化する回折格子形成部を有する
光導波路部212と、(iii)断面が光導波路部211
の前記進行方向に垂直な断面と略同一の形状である光導
波路部213と、(iv)光導波路部211との境界面が
面積S1を有するとともに、光導波路部212との境界
面が面積S2を有するテーパ状光導波路部214と、
(v)光導波路部212との境界面が面積S2を有する
とともに、光導波路部213との境界面が面積S1を有
するテーパ状光導波路部215とを備える。
【0065】本実施形態の光導波路型回折格子200
は、光導波路部210の形成にあたって、複数の光ファ
イバを接合したり、1つの光ファイバを加熱して延伸し
たりした後、紫外光の干渉縞を照射することによって容
易に製造可能である。
【0066】本実施形態の光導波路型回折格子200で
は第1実施形態と同様に、、光が、光導波路部211お
よびテーパ状光導波路部214を順次介して、光導波路
部212に入射する。なお、第1実施形態と同様に、光
導波路部211およびテーパ状光導波路部214中の進
行によるモード変換に伴う光損失を低減するため、テー
パ状光導波路部214の長さcは光導波路部111の幅
aよりも50倍以上の長さであることが好ましい。更
に、テーパ状光導波路部114の長さcは光導波路部1
11の幅aよりも100倍以上の長さであることがより
好ましい。
【0067】第1実施形態と同様に、光導波路212に
は回折格子形成部が存在するとともに、光導波路部21
2の断面積S2は、光導波路部211の断面積S1より
も小さく設定されている。
【0068】したがって、回折格子形成部を進行する光
は、回折格子形成部における屈折率の周期的変化に応じ
たモードフィールド径の周期的な変化によって、屈折率
の変化周期に応じたBragg波長より短波長側で、放
射モードと結合し、光導波路部212からの漏れが発生
する。
【0069】こうした光の漏れは、回折格子形成部の存
在だけによっても発生するが、光導波路部212の断面
積S2は小さく設定されているので、光導波路部112
への光の閉じ込めの度合いは低減されており、光の進行
方向に垂直な断面積が面積S1に設定されている場合よ
りも、放射モードとの結合度が強まり、漏れ光強度が高
くなる。
【0070】この結果、第1実施形態と同様に、回折格
子形成部における屈折率の変化周期に応じたBragg
波長より短波長側の遮断特性が向上する。すなわち、非
透過光の波長幅が屈折率の変化周期に応じたBragg
波長より短波長側に広がることになる。一方、漏れ光は
反射光ではないので、光の進行方向とは逆方向に光導波
路部212および光導波路部211を進行することもな
い。
【0071】回折格子形成部を透過した光は、テーパ状
光導波路部215および光導波路部213を順次介して
出力される。
【0072】光導波路部212の回折格子形成部におけ
る屈折率変化の周期は、第1実施形態と同様に、(i)
略同一とすることも可能であるし、また、(ii)光の進
行方向に沿って単調かつ連続的に変化させることも可能
である。
【0073】そして、屈折率変化の周期が略同一の場合
には図2と同様の特性で、屈折率変化の周期が光の進行
方向に沿って単調かつ連続的に変化する場合には、図3
と同様の特性で、光を遮断しまたは反射する。
【0074】(光ファイバ増幅器の実施形態)図5は、
本発明の光ファイバ増幅器の実施形態の構成図である。
図5に示すように、この装置は、(a)信号光を第1の
端子から入力して第2の端子から出力するとともに、第
2の端子から入力した光を第1の端子からは出力しない
光アイソレータ331と、(b)光アイソレータ331
の第2の端子から出力された信号光を入力し、増幅して
出力する光増幅部310と、(c)光増幅部310から
出力された光を第1の端子から入力して第2の端子から
出力するとともに、第2の端子から入力した光を第1の
端子からは出力しない光アイソレータ332と、(d)
光アイソレータ332から出力された光を入力し、光増
幅部310で発生したASE光の一部を除去して出力す
る、波長フィルタとしての光導波路型回折格子100
と、(e)光導波路型回折格子100から出力された信
号光を入力し、増幅して出力する光増幅部320と、
(f)光増幅部320から出力された光を第1の端子か
ら入力して第2の端子から出力するとともに、第2の端
子から入力した光を第1の端子からは出力しない光アイ
ソレータ333とを備える。
【0075】光増幅部310は、(i)エルビウムが添
加された増幅用光ファイバ311と、(ii)増幅用光フ
ァイバ311へ供給する励起光を発生する励起部312
と、(iii)増幅用光ファイバ311の出力光を透過す
るとともに、励起光を増幅用光ファイバ311へ導く光
カプラ313とを備える。
【0076】光増幅部320は、(i)エルビウムが添
加された増幅用光ファイバ321と、(ii)増幅用光フ
ァイバ321へ供給する励起光を発生する励起部322
と、(iii)光導波路型回折格子100を介した光を増
幅用ファイバ321へ導くとともに、励起光を増幅用光
ファイバ321へ導く光カプラ323とを備える。
【0077】光導波路型回折格子100は、回折格子形
成部における屈折率変化の周期が、光の進行方向に沿っ
て単調かつ連続的に変化するものを採用するとともに、
光アイソレータ332側を短波長側に、光増幅部320
側を長波長側に設定した。なお、光導波路型回折格子1
00のBragg波長は、1533nmから1540n
mの範囲で変化することとした。
【0078】なお、本実施形態での信号光は、波長が1
540nmよりも長い1.55μm帯とした。
【0079】本実施形態の光ファイバ増幅器では、信号
光が光アイソレータ331を介して光増幅部310に入
力し、増幅されて出力される。図6は、光増幅部310
から出力される光のスペクトルを示すグラフである。
【0080】図6に示すように、光増幅部310から
は、1.55μm帯の信号光の他に、1531nmにピ
ーク波長を有するASE光を含んでいる。図6に示した
スペクトルの光が、光増幅部310から出力され、光ア
イソレータ332を介して、光導波路型回折格子100
に入力する。
【0081】図7は、本実施形態の光導波路型回折格子
100の透過特性を示すグラフである。図7に示すよう
に、光導波路型回折格子100は、1533〜1540
nmの波長の光について、略0の透過率を示すととも
に、1533nmより短波長側の光についても遮断特性
を有する。光導波路型回折格子100を介することによ
り、図8に示すような、波長が1540nm以下のAS
E光の成分が除去されたスペクトルの光が光増幅部32
0に入力する。そして、信号光が増幅されて、光アイソ
レータ333を介して出力される。
【0082】ところで、光導波路型回折格子100にと
って、上流側は光アイソレータ332が配置されている
ので、反射光は少なく発振の問題が生じる懸念はない。
一方、下流側では、増幅用光ファイバ321でのレイリ
散乱が原因となって発振の生じる可能性がある。
【0083】本実施形態の装置では、光導波路型回折格
子100の光増幅部320側がBragg波長の長波長
側となるように設定しているので、反射特性が図3
(c)と同様と成る。したがって、Bragg波長の短
い部分と一致する波長の光の反射は、Bragg波長の
長い位置での放射モードでの光の光導波路からの漏れに
よって、低減される。すなわち、効果的に発振が抑制さ
れている。
【0084】以上のようにして、本実施形態の光ファイ
バ増幅器では、ASE光を効率的に除去しつつ、ASE
光の波長での発振を抑制して、効率的に光増幅を実行す
る。
【0085】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく変形が可能である。例えば、光ファイバ増幅
器の実施形態では、光導波路型回折格子を平面型光導波
路型としたが、ファイバ型光導波路型のものを採用して
も同様の効果を奏する。また、Bragg波長の変化範
囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、遮断す
べき波長と、反射としない波長に応じて都度設定するこ
とが可能である。
【0086】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の光
導波路型回折格子によれば、光導波路の途中で光の進行
方向での光導波路の断面積を減少させ、光の閉じ込めを
低減するとともに、断面積の減少部分に、光の進行方向
に沿って、屈折率を周期的に変化させて回折格子を形成
したので、回折格子のBragg波長よりも短波長側で
効率的に放射モードとの結合が生じ、Bragg波長の
長波長側で急俊であり、短波長側で緩やかな変化の遮断
特性を実現することができるとともに、Bragg波長
以外では反射しない波長フィルタを実現できる。
【0087】また、本発明の光ファイバ増幅器によれ
ば、本発明の光導波路型回折格子をASE光の遮断に使
用するので、発振の発生が抑制されるとともに、効果的
にASE光を遮断して、効率的な光増幅を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光導波路型回折格子の第1実施形態の
構成図である。
【図2】屈折率変化の周期が略一定の場合の透過特性お
よび反射特性のグラフである。
【図3】屈折率変化の周期が単調かつ連続的に変化する
場合の透過特性および反射特性のグラフである。
【図4】本発明の光導波路型回折格子の第2実施形態の
構成図である。
【図5】本発明の光ファイバ増幅器の実施形態の構成図
である。
【図6】増幅用光ファイバから出力される光のスペクト
ルのグラフである。
【図7】図5の光導波路型回折格子の透過特性のグラフ
である。
【図8】光導波路型回折格子を介した光のスペクトルの
グラフである。
【符号の説明】
100,200…光導波路型回折格子、110,210
…光導波路部、120.220…クラッド部、130…
基板、111,112,113,211,212,21
3…光導波路部、114,115,214,215…テ
ーパ状光導波路部、310,320…光増幅部、33
1,332,333…光アイソレータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面積が第1の面積である第1の光導波
    路部と、 断面積が前記第1の面積よりも小さな第2の面積である
    とともに、光の進行方向に沿って、屈折率が周期的に変
    化する回折格子形成部を有する第2の光導波路部と、 断面が前記第1の光導波路部の前記進行方向に垂直な断
    面と略同一の形状である第3の光導波路部と、 前記第1の光導波路部と前記第2の光導波路部とを光学
    的に結合するとともに、前記第1の光導波路部から前記
    第2の光導波路部へ向かって、断面積が徐々に減少する
    第1のテーパ状光導波路部と、 前記第2の光導波路部と前記第3の光導波路部とを光学
    的に結合するとともに、前記第2の光導波路部から前記
    第3の光導波路部へ向かって、断面積が徐々に増加する
    第2のテーパ状光導波路部と、 を備えることを特徴とする光導波路型回折格子。
  2. 【請求項2】 前記第1の光導波路部、前記第2の光導
    波路部、前記第3の光導波路部、前記第1のテーパ状光
    導波路部、および、前記第2のテーパ状光導波路部は、
    同一基板上に形成された平面型光導波路である、ことを
    特徴とする請求項1記載の光導波路型回折格子。
  3. 【請求項3】 前記第1の光導波路部、前記第2の光導
    波路部、前記第3の光導波路部、前記第1のテーパ状光
    導波路部、および、前記第2のテーパ状光導波路部はフ
    ァイバ型光導波路である、ことを特徴とする請求項1記
    載の光導波路型回折格子。
  4. 【請求項4】 前記第1のテーパ状光導波路および前記
    第2のテーパ状光導波路の前記進行方向の長さは、前記
    第1の光導波路部の前記進行方向に垂直な断面の外径の
    50倍以上である、ことを特徴とする請求項1記載の光
    導波路型回折格子。
  5. 【請求項5】 前記回折格子形成部における、屈折率変
    化の周期は、略同一および、前記進行方向に沿って単調
    かつ連続的に変化しているのいずれか一方である、こと
    を特徴とする請求項1記載の光導波路型回折格子。
  6. 【請求項6】 前記回折格子形成部のブラッグ波長は、
    1533nm以上、かつ、1540nm以下である、こ
    とを特徴とする請求項5記載の光導波路型回折格子。
  7. 【請求項7】 信号光を入力し、増幅して出力する光フ
    ァイバ増幅器であって、 入力した信号光と同一の波長の光を増幅して出力すると
    ともに、前記信号光の波長よりも短波長のピーク波長を
    有するASE光を発生する増幅用光ファイバと、 前記増幅用光ファイバの信号光の出力端より、信号光の
    進行方向側の光路中に配置された光導波路型回折格子と
    を備え、 前記光導波路型回折格子は、 断面積が第1の面積である第1の光導波路部と、 断面積が前記第1の面積よりも小さな第2の面積である
    とともに、光の進行方向に沿って、屈折率が周期的に変
    化する回折格子形成部を有し、前記回折格子形成部での
    Bragg波長が、信号光の波長より短く、かつ、AS
    E光の前記ピーク波長よりも長い第2の光導波路部と、 断面が前記第1の光導波路部の前記進行方向に垂直な断
    面と略同一の形状である第3の光導波路部と、 前記第1の光導波路部と前記第2の光導波路部とを光学
    的に結合するとともに、前記第1の光導波路部から前記
    第2の光導波路部へ向かって、断面積が徐々に減少する
    第1のテーパ状光導波路部と、 前記第2の光導波路部と前記第3の光導波路部とを光学
    的に結合するとともに、前記第2の光導波路部から前記
    第3の光導波路部へ向かって、断面積が徐々に増加する
    第2のテーパ状光導波路部と、 を備えることを特徴とする光ファイバ増幅器。
  8. 【請求項8】 前記光導波路型回折格子における、屈折
    率変化の周期は信号光の進行方向に沿って単調かつ連続
    的に変化し、 前記屈折率変化の周期の長い側が、前記光導波路型回折
    格子から見て信号光の進行方向の上流側および下流側の
    前記光導波路型回折格子に向かっての反射率のより小さ
    い側に向いている、 ことを特徴とする請求項7記載の光ファイバ増幅器。
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