JP4614404B2

JP4614404B2 - Pest repellent and pest repellent method using the same

Info

Publication number: JP4614404B2
Application number: JP2000356147A
Authority: JP
Inventors: 幸正松本; 隆司友井
Original assignee: Fumakilla Ltd
Current assignee: Fumakilla Ltd
Priority date: 2000-11-22
Filing date: 2000-11-22
Publication date: 2011-01-19
Anticipated expiration: 2020-11-22
Also published as: JP2002154910A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、アリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤及びそれを用いた害虫忌避方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近、家庭園芸を楽しむ人が増え、庭やベランダ等でプランタ−物や鉢物を多く見かける。
また、これら園芸で必ず体験することとして、プランターや鉢を動かし移動する時その陰にアリ、ダンゴムシ、カタツムリ等が潜んでいてビックリし、不快な思いをすることである。
これらの害虫の駆除としては、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン酸系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤等の薬剤を利用した粉剤やエアゾール剤等のものが一般に使用されているが、臭いがし、植物が枯れる等の薬害がある等の問題や殺虫剤の使用によって、植物によくなく、人や生活環境にもよくないのではという不安を抱く等の理由から使用を嫌がる人が多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、上述の問題や不安のない安全性の高い、アリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤及びそれを利用した害虫忌避方法を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項１又は２に係る発明は、ニームオイルを有効成分として含有するアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤である。
【０００５】
上記目的を達成するために、請求項３に係る発明は、ニームオイルと肥料成分とを含有するアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤である。
【０００６】
そして、請求項１又は２及び３に係る発明によれば、ニームオイルという植物抽出物を有効成分として使用し、安全性の高いアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤が提供できる。
【０００７】
上記目的を達成するために、請求項４に係る発明は、前記ニームオイルを０．０１〜１．０重量％の範囲及び界面活性剤を０．０２〜２．０重量％範囲で調製した液剤であるアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤である。
【０００８】
上記目的を達成するために、前記肥料成分を、チッ素（Ｎ）：リン酸（Ｐ）：カリ（Ｋ）＝０．００５〜０．５：０．００５〜０．５：０．００５〜０．５の割合で配合した溶液に、ニームオイルを０．０１〜１．０重量％の範囲及び界面活性剤を０．０２〜２．０重量％の範囲で調製した液剤であるアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤である。
【０００９】
そして、請求項４及び５に係る発明によれば、多くの被害場面で、簡易に使える液剤が提供できる。
【００１０】
上記目的を達成するために、請求項６に係る発明は、前記調製した液剤を、アンプル形状の容器に充填し、それを土等に突き刺して使用するアリ又はナメクジの害虫忌避方法である。
【００１１】
そして、請求項６に係る発明によれば、長期にわたって忌避効力を持続するアリ又はナメクジの害虫忌避方法を提供できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本願発明に用いるニームオイルは、インドセンダン（和名）と呼ばれる木の葉や種子を粉砕し、抽出することにより得られる。
また、市販品としてはＭＡＬＶＥＣＨＥＭＩＣＡＬＳ（Ｉｎｄｉａ）ＰＶＴ．ＬＴＤ．、ＮＥＥＭＴＲＥＥＰＲＯＭＯＴＥＲＬＴＤ．等のニームオイルを用いることができる。
これらのオイルにはニームオイルの主成分としてアザジラクチンが５〜３０％含有されている。
【００１３】
本願発明のアリ用害虫忌避剤又はナメクジ用害虫忌避剤は、ニームオイルを被害場面に適した各種の形態、例えば液剤、固形剤等に調製して使用し、また、それらを容器に収容して使用する。
液剤の調製は、適切な溶剤及び界面活性剤に溶解又は乳化して行われる。
溶剤としては、例えば、水、エタノール等のアルコール類、エチレングリコール等の多価アルコール類等が挙げられる。
【００１４】
また、界面活性剤としては、ノニオン性、アニオン性、カチオン性、両性等の一般的な界面活性剤から適宜選択して用いればよいが、特にノニオン性又はアニオン性の界面活性剤が好ましい。
ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリアルキレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【００１５】
また、アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフチルメタンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
これらの液剤は散布器や噴霧器等に収容して用いられる。
【００１６】
固形剤の調製は、担持体との混合又は含有して行われる。
担持体としては、例えば、ベントナイト、活性炭、タルク等の鉱物質粉末、木粉、小麦粉等の植物質、トリシクロデカン等の昇華性物質等を例示でき、粉剤や錠剤等の形態で用いられる。
さらに、前記各剤に公知の忌避剤、酸化防止剤、効力増強剤、防黴剤等を配合することもできる。
【００１７】
本願発明の害虫忌避剤中のニームオイルの使用量は、対象害虫やその剤型に応じて適宜決めればよく、使用濃度として０．０１〜５．０重量％の範囲であれば、本願発明の該当害虫であるアリ、ダンゴムシ、ワラジムシ等の匍匐害虫及びナメクジ、カタツムリ等の腹足類に属する軟体動物に充分な忌避効果を得ることができる。
【００１８】
液剤の場合、濃度０．０１重量％未満では、害虫が明確な忌避反応を示さず、一方、上限濃度については濃度１．０重量％を越えると、溶解又は乳化するために多量の界面活性剤を必要とし、そのため植物への薬害が生じ、好ましくない。
【００１９】
また、固形剤については、液剤に比べ、忌避効果の持続性が短い等の傾向があり、ニームオイルの使用濃度は０．５重量％以上が必要であり、上限については限定されないが経済性から５．０重量％が順当である。
【００２０】
本願発明の液剤で使用する界面活性剤の使用量は、使用濃度として０．０２〜２．０重量％の範囲好ましくは０．０２〜０．５重量％の範囲である。
添加するニームオイルの量にもよるが、濃度０．０２重量％未満では、乳化が不十分であり、液剤の安定性がよくない。濃度２．０重量％を越えると植物に対し薬害がでるため適さない。
【００２１】
本願発明の液剤を使用した形態として、アンプル形状の容器に液剤を収容したものを土壌等に突き刺して使用する方法が挙げられ、常に少量ずつ連続して長期間効力を発揮するものである。
すなわち、直接に液剤や固形剤を土壌に散布するものは、雨水等で流出し去るか或いは高気温等で効力が早く消失する不具合があり、前記土壌等に突き刺して使用する方法は、長期にわたって害虫の発生や侵入を防ぐ場面に好適である。
【００２２】
特に、鉢やプランター等で植物を育てる場合、ナメクジ等による新芽の食害やアリ等による用土内での巣作りによる枯れやダンゴムシ等の鉢底への集群による不快等の害虫被害を減少するのに好適である。
【００２３】
さらに、植物は肥料、ミネラル又は成長ホルモン等を常に少量ずつ長期にわたって必要であることから、本願発明の液剤として、肥料成分等と組合せて、２つ以上の効果を同時に発揮することもでき、有望である。
【００２４】
本願発明で用いる肥料成分としては、公知の各種のものを使用することができるが、チッ素源、リン酸源、カリウム源の少なくとも１種以上、好ましくは３種全部の水溶性肥料成分を用いる。
例えば、チッ素源としては、尿素、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、オキサイド等が利用できる。
リン酸源としては、ピロリン酸ナトリウム、リン酸第一アンモニウム、リン酸第二カルシウム等が利用できる。
カリウム源としては、硫酸カリウム、塩化カリウム、炭酸水素カリウム等が利用できる。
【００２５】
肥料成分の使用量としては、チッ素源、リン酸源、カリウム源が水溶液中で各々０．００５〜０．５重量％、好ましくは０．０１〜０．５重量％の範囲で使用する。
濃度０．００５重量％未満では肥効が発現せず、一方、０．５重量％を越えると薬害を生じることがあるので好ましくない。
【００２６】
上記肥料成分の他に、微量要素としてホウ素、マンガン、モリブデン、マグネシウム、銅、鉄等を添加し植物の活性化も期待できる。
【００２７】
肥料成分からなる液剤におけるニームオイルの使用量は、使用濃度として０．０１〜１．０重量％の範囲である。
濃度０．０１重量％未満では、害虫が明確な忌避反応を示さなく、また、充分な忌避効果を得ようとして多量の忌避剤をまき、逆に肥料成分が過剰に散布され、植物の生育環境によくない。
濃度１．０重量％を越えると、溶解又は乳化するために多量の界面活性剤を必要とし、そのため植物に対し薬害が生じ好ましくない。
【００２８】
界面活性剤の使用量は、使用濃度として０．０２〜２．０重量％の範囲、好ましくは０．０２〜０．５重量％の範囲である。
添加するニームオイルの量にもよるが、濃度０．０２重量％未満では乳化が不十分で液剤の安定性がよくない。一方、濃度２．０重量％を越えると植物に対し薬害が生じ好ましくない。
【００２９】
液剤の調整にあたって、溶剤の水については水道水よりイオン交換水が好ましい。水道水はその取水場により軟水、硬水等性質が異なる。また、カルキが多く含まれる地域もあり、これら液剤の安定化を妨げることもあり、イオン交換水が望ましい。
さらに、液剤のｐＨについては、弱酸性から中性（ほぼｐＨ５〜７）が好ましい。また、その範囲で防黴剤を使用すると効果が高くカビ等の発生がなくなる。
【００３０】
肥料成分の他に、植物生長調製剤、病害虫予防の殺菌剤や殺虫剤等を混合することができ、これによって肥効以外の効果が期待できる。
さらに、必要に応じて、酸化防止剤、効力増強剤、防黴剤、展着剤等を配合することができる。
【００３１】
【実施例】
次に、本願発明について実施例により説明するが、本願発明はこれらに何ら限定されるものではない。
以下に、用いた試薬等をまとめて示す。
（１）ニームオイル〔ＭＡＬＶＥＣＨＥＭＩＣＡＬＳ（Ｉｎｄｉａ）ＰＶＴ．ＬＴＤ．製、ＮＥＥＭＯＩＬ〕
（２）界面活性剤〔花王（株）製、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル〕
（３）硝酸アンモニウム〔住友化学工業（株）製〕
（４）リン酸第一アンモニウム〔太平化学産業（株）製〕
（５）塩化カリウム〔米山化学工業（株）製〕
（６）硫酸マグネシウム〔赤穂化成（株）製〕
（７）防腐剤〔大和化学工業（株）、アモルデンＦＳ−１４Ｄ〕
【００３２】
実施例１
表１に記載した割合で乳化した水溶液を土壌に混和して処理区とし、イオン交換水を混和した土壌を無処理区とした。土壌との混合割合は、土壌に対して１０重量％の水溶液を混和した。
処理区と無処理区で等分した直径２０ｃｍの円形の容器を試験フィールドとした。試験フィールドに、ナメクジ、アリを各１０匹放し、１日後の存在位置を観察した。
比較例としては処理区、無処理区ともイオン交換水を処理したものを用いた。
【００３３】
【表１】

【００３４】
【結果】
【表２】

【００３５】
【表３】

【００３６】
【考察】
ニームオイルの添加量０．００１重量％では十分な効果は得られない。０．０１〜１重量％では８〜９割の害虫が無処理区の方へ移動した。この濃度の範囲が効果を発揮する範囲である。また、アリよりもナメクジの方が感受性は高いものと思われる。
【００３７】
実施例２
表４に記載した割合で乳化した液体を、高さ２０ｃｍ程度に生育したバンジーに散布し、薬害の状況を観察した。観察期間は３日間である。
【００３８】
【表４】

【００３９】
【結果】
【表５】

【００４０】
【考察】
活性剤の濃度は２重量％を越えると薬害を生じてくるため、添加量としては２重量％が限度である。
【００４１】
実施例３
表６に記載した割合で乳化した水溶液を、アンプル状の４０ｍＬプラスチック容器に充填した。この忌避剤を、高さ２０ｃｍ程度のバンジーを植えつけた植木鉢内に突き刺したものを処理区、比較例３に記した溶液を同じように、アンプル状のプラスチック容器に充填し植木鉢内に突き刺したものを無処理区とし、処理区と無処理区を並置した試験フィールドに、ナメクジ、アリを各１０匹放し、これらの害虫の挙動を観察した。プラスチック容器から液が完全になくなるまでは約２週間経過する。
【００４２】
【表６】

【００４３】
【結果】
【表７】

【００４４】
【表８】

【００４５】
【考察】
液剤がなくなる１４日目では０．０１〜１．０重量％範囲でいずれの害虫に対しても８割以上が無処理区へ移動し忌避効果を認めた。
また、アンプル状容器では、液が少量ずつ出ているため、ニームオイルの使用濃度を高くする方が、忌避効力を高める上で好ましい。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a pest repellent or slugs for pest repellent and a repellent process using the same.
[0002]
[Prior art]
Recently, more and more people enjoy home gardening, and many planters and pots are found in the garden and veranda.
In addition, it is always an experience in horticulture that when you move and move a planter or bowl, you will be surprised by the ants, snails, snails, etc. lurking behind them.
In order to control these pests, powders and aerosols that use drugs such as pyrethroid insecticides, organophosphate insecticides, carbamate insecticides, etc. are generally used, but they smell, plant Many people dislike the use because of the anxiety that it is not good for plants and for people and living environment due to problems such as phytotoxicity such as withering and the use of insecticides.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an ant pest repellent or a slug pest repellent and a pest repellent method using the pest repellent for slugs and slugs without the above-mentioned problems and anxieties.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the invention according to claim 1 or 2 is a dovetail for pest repellent or slugs for pest repellent containing neem oil as an active ingredient.
[0005]
To achieve the above object, the invention according to claim 3 is an ant for pest repellent or slugs for pest repellent contains a neem oil and fertilizer components.
[0006]
In the invention according to claim 1 or 2 and 3, using a plant extract that neem oil as an active ingredient, high safety ants for pest repellent or slugs for pest repellent can be provided.
[0007]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to claim 4 is a liquid preparation in which the neem oil is prepared in the range of 0.01 to 1.0% by weight and the surfactant is prepared in the range of 0.02 to 2.0% by weight. a dovetail for pest repellent or slugs for pest repellent is.
[0008]
In order to achieve the above-mentioned object, the fertilizer component is composed of nitrogen (N): phosphoric acid (P): potassium (K) = 0.005 to 0.5: 0.005 to 0.5: 0.005. A pest for ants , which is a solution prepared by mixing neem oil in a range of 0.01 to 1.0% by weight and surfactant in a range of 0.02 to 2.0% by weight in a solution formulated at a ratio of 0.5 It is a repellent or a pest repellent for slugs.
[0009]
And according to the invention which concerns on Claim 4 and 5 , the liquid agent which can be used easily can be provided in many damage scenes.
[0010]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 6 is a method for repelling pests of ants or slugs in which the prepared liquid is filled in an ampoule-shaped container and pierced into soil or the like.
[0011]
And according to the invention which concerns on Claim 6 , the pest repellent method of the ant or slug which maintains repellent effect over a long term can be provided.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The neem oil used in the present invention is obtained by pulverizing and extracting leaves and seeds called neem (Japanese name).
Moreover, as a commercial item, MALVE CHEMICALS (India) PVT. LTD. NEEM TREE PROMOTER LTD. Neem oil such as can be used.
These oils contain 5 to 30% azadirachtin as a main component of neem oil.
[0013]
Ali for pest repellent or slugs for pest repellent of the present invention, various forms suitable neem oil victims scene, such as solutions, used to prepare the solid agent or the like, also, to accommodate them in a container use.
The liquid preparation is prepared by dissolving or emulsifying in a suitable solvent and surfactant.
Examples of the solvent include water, alcohols such as ethanol, polyhydric alcohols such as ethylene glycol, and the like.
[0014]
The surfactant may be appropriately selected from general surfactants such as nonionic, anionic, cationic, and amphoteric, and is preferably a nonionic or anionic surfactant.
Nonionic surfactants include, for example, polyoxyethylene alkylphenyl ether, polyoxyethylene fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyalkylene glycol alkyl ether, polyoxyethylene fatty acid ester, polyoxyethylene hexitan fatty acid ester, and the like. Can be mentioned.
[0015]
Examples of the anionic surfactant include alkylbenzene sulfonate, lignin sulfonate, naphthyl methane sulfonate, and alkyl sulfosuccinate.
These liquid agents are used by being accommodated in a sprayer or a sprayer.
[0016]
The solid agent is prepared by mixing with or containing the carrier.
Examples of the carrier include mineral powders such as bentonite, activated carbon, and talc, plant materials such as wood flour and wheat flour, sublimable materials such as tricyclodecane, and the like, which are used in the form of powders and tablets.
Furthermore, known repellents, antioxidants, efficacy enhancers, antifungal agents and the like can be blended with the respective agents.
[0017]
The amount of neem oil used in the pest repellent of the present invention may be determined as appropriate according to the target pest and its dosage form. If the concentration used is in the range of 0.01 to 5.0% by weight, Sufficient repellent effects can be obtained for the insect pests such as ants, gumworms, and barley beetles and molluscs belonging to gastropods such as slugs and snails.
[0018]
In the case of a liquid agent, when the concentration is less than 0.01% by weight, the pests do not show a clear repellent reaction, whereas when the upper limit concentration exceeds 1.0% by weight, a large amount of surfactant is dissolved or emulsified. This is undesirable because it causes phytotoxicity to plants.
[0019]
In addition, solid agents tend to have a short repellent effect compared to liquid agents, neem oil concentration needs to be 0.5 wt% or more, and the upper limit is not limited, but it is economical 5.0% by weight is reasonable.
[0020]
The amount of the surfactant used in the liquid preparation of the present invention is in the range of 0.02 to 2.0% by weight, preferably 0.02 to 0.5% by weight, as the use concentration.
Although depending on the amount of neem oil to be added, when the concentration is less than 0.02% by weight, emulsification is insufficient and the stability of the liquid agent is not good. If the concentration exceeds 2.0% by weight, it is not suitable because it causes phytotoxicity to plants.
[0021]
As a form using the liquid preparation of the present invention, there is a method in which an ampule-shaped container containing the liquid preparation is pierced into soil or the like, and always exhibits a long-term effect in small amounts.
In other words, those that directly spray liquids or solids on the soil have a problem that they run away with rain water or the like, or the effect disappears quickly at high temperatures, etc. It is suitable for scenes that prevent the generation and invasion of pests.
[0022]
Especially when growing plants in pots, planters, etc., to reduce damage caused by insects such as slugs caused by slugs, withering due to nesting, etc. Is preferred.
[0023]
Furthermore, since a plant always needs a small amount of fertilizer, mineral or growth hormone over a long period of time, as a solution of the present invention, two or more effects can be exhibited simultaneously in combination with a fertilizer component, etc. It is.
[0024]
As the fertilizer component used in the present invention, various known ones can be used, but at least one of nitrogen source, phosphate source and potassium source, preferably all three types of water-soluble fertilizer components are used. .
For example, urea, ammonium sulfate, ammonium chloride, ammonium nitrate, sodium nitrate, calcium nitrate, oxide, etc. can be used as the nitrogen source.
As the phosphoric acid source, sodium pyrophosphate, monoammonium phosphate, dicalcium phosphate and the like can be used.
As the potassium source, potassium sulfate, potassium chloride, potassium hydrogen carbonate and the like can be used.
[0025]
The amount of the fertilizer component used is 0.005 to 0.5% by weight, preferably 0.01 to 0.5% by weight, in each of the nitrogen source, phosphate source and potassium source in the aqueous solution.
If the concentration is less than 0.005% by weight, no fertilization effect is exhibited.
[0026]
In addition to the fertilizer component, boron, manganese, molybdenum, magnesium, copper, iron and the like are added as trace elements, and plant activation can be expected.
[0027]
The amount of neem oil used in the liquid agent comprising the fertilizer component is in the range of 0.01 to 1.0% by weight as the use concentration.
If the concentration is less than 0.01% by weight, the pests do not show a clear repellent reaction, and a large amount of repellent is applied to obtain a sufficient repellent effect. Not good for.
If the concentration exceeds 1.0% by weight, a large amount of a surfactant is required to dissolve or emulsify, which causes undesirable phytotoxicity to plants.
[0028]
The amount of the surfactant used is in the range of 0.02 to 2.0% by weight, preferably 0.02 to 0.5% by weight, as the concentration used.
Although depending on the amount of neem oil to be added, if the concentration is less than 0.02% by weight, emulsification is insufficient and the stability of the liquid agent is not good. On the other hand, if the concentration exceeds 2.0% by weight, phytotoxicity is caused on the plant, which is not preferable.
[0029]
In adjusting the liquid agent, ion-exchanged water is preferable to tap water as the solvent water. Tap water has different properties such as soft water and hard water depending on the intake. In addition, there are areas where a lot of calcite is contained, which may hinder the stabilization of these solutions, and ion exchange water is desirable.
Furthermore, the pH of the solution is preferably from weakly acidic to neutral (approximately pH 5 to 7). In addition, when an antifungal agent is used within this range, the effect is high and the occurrence of mold or the like is eliminated.
[0030]
In addition to the fertilizer component, a plant growth preparation, a pest-preventing fungicide, an insecticide, and the like can be mixed, and thereby an effect other than fertilization can be expected.
Furthermore, an antioxidant, an efficacy enhancer, an antifungal agent, a spreading agent, etc. can be mix | blended as needed.
[0031]
【Example】
Next, although an Example demonstrates this invention, this invention is not limited to these at all.
The reagents used etc. are summarized below.
(1) Neem oil [MALVE CHEMICALS (India) PVT. LTD. Made by NEEM OIL]
(2) Surfactant [manufactured by Kao Corporation, polyoxyethylene resin acid ester]
(3) Ammonium nitrate [manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.]
(4) Monoammonium phosphate [manufactured by Taihei Chemical Industry Co., Ltd.]
(5) Potassium chloride [made by Yoneyama Chemical Co., Ltd.]
(6) Magnesium sulfate [Ako Kasei Co., Ltd.]
(7) Preservative [Daiwa Chemical Industry Co., Ltd., Amorden FS-14D]
[0032]
Example 1
The aqueous solution emulsified in the proportions shown in Table 1 was mixed with the soil to be treated, and the soil mixed with ion-exchanged water was untreated. As a mixing ratio with soil, an aqueous solution of 10% by weight with respect to soil was mixed.
A circular container having a diameter of 20 cm, which was equally divided between the treated area and the untreated area, was used as a test field. Ten slugs and ants were released in the test field, and the location after one day was observed.
As a comparative example, the treated zone and the untreated zone were treated with ion-exchanged water.
[0033]
[Table 1]

[0034]
【result】
[Table 2]

[0035]
[Table 3]

[0036]
[Discussion]
When the amount of neem oil added is 0.001% by weight, a sufficient effect cannot be obtained. In the range of 0.01 to 1% by weight, 80 to 90% of the pests moved to the untreated area. This concentration range is the range where the effect is exhibited. Also, slugs seem to be more sensitive than ants.
[0037]
Example 2
The liquid emulsified in the ratio described in Table 4 was sprayed on the bungee grown to a height of about 20 cm, and the state of chemical damage was observed. The observation period is 3 days.
[0038]
[Table 4]

[0039]
【result】
[Table 5]

[0040]
[Discussion]
When the concentration of the activator exceeds 2% by weight, phytotoxicity is caused, so the addition amount is limited to 2% by weight.
[0041]
Example 3
An aqueous solution emulsified in the ratio described in Table 6 was filled into an ampoule-shaped 40 mL plastic container. The repellent was pierced into a flower pot in which a bungee having a height of about 20 cm was planted, and the solution described in Comparative Example 3 was similarly filled into an ampule-shaped plastic container and pierced into the flower pot. In the test field where the treated area and the untreated area were juxtaposed, 10 slugs and ants were released, and the behavior of these pests was observed. It takes about 2 weeks for the liquid to completely disappear from the plastic container.
[0042]
[Table 6]

[0043]
【result】
[Table 7]

[0044]
[Table 8]

[0045]
[Discussion]
On the 14th day when the solution disappeared, more than 80% of all pests moved to the untreated area within the range of 0.01 to 1.0% by weight, and a repellent effect was recognized.
In addition, since ampules are used in small amounts, it is preferable to increase the use concentration of neem oil in order to increase the repellent effect.

Claims

An insect pest repellent characterized by containing neem oil as an active ingredient.

A pest repellent for slugs containing neem oil as an active ingredient.

The pest repellent according to claim 1 or 2, comprising a fertilizer component.

The pest repellent according to claim 1 or 2, wherein the neem oil is a solution prepared in a range of 0.01 to 1.0% by weight and a surfactant in a range of 0.02 to 2.0% by weight.

The fertilizer component was blended at a ratio of nitrogen (N): phosphoric acid (P): potassium (K) = 0.005 to 0.5: 0.005 to 0.5: 0.005 to 0.5. The pest repellent according to claim 3 , wherein the solution is a solution prepared by neem oil in a range of 0.01 to 1.0% by weight and a surfactant in a range of 0.02 to 2.0% by weight.

A pest repellent method in which the prepared liquid preparation according to claim 4 or 5 is filled in an ampoule-shaped container and is pierced into soil or the like.