JP4613830B2 - 撮影装置、電子機器及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ぶれの少ない撮影画像を得るための技術に関する。
従来から、ぶれ量検出機能を有するカメラが知られている。この種のカメラには、シャッターボタン操作後に検出されたぶれ量とぶれ許容値とを比較し、ぶれ量がぶれ許容値より大きい場合は通常の撮影モードから上記ぶれ許容値を低い値に変更するぶれ低減モードに移行し、ぶれ量がぶれ許容値を下回った際に撮影を行うものがある(例えば、特許文献1)。
また、この種のカメラには、シャッターボタン操作後のぶれ量の波形の極大値を検出したタイミングから予め定めた時間だけ遅延させたタイミングで撮影を行うものもある(例えば、特許文献2)。
特開平8−320511号公報 特開平5−107622号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているものは、ぶれ量が収束するか否かに関係なく、予め定めたぶれ許容値を下回ったことを条件に撮影を行うので、ぶれ量が後に収束する場合であっても収束前に撮影を行う場合が生じ、ぶれの少ない画像を効率的に撮影することができない。また、ぶれが収束せずに定常的に発生している場合には、ぶれ低減モードに移行するまでは撮影を行わないので、撮影までのタイムラグが長くなってしまう問題が生じる。
一方、上記特許文献2記載のものについても、ぶれ量が収束するか否かに関係なく、ぶれ量の波形の極大値を検出したタイミングを基準に撮影を行うので、ぶれが収束したタイミングで撮影を行うことができない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、撮影者の手ぶれ傾向を簡易に特定し、その手ぶれ傾向に合わせて適切な撮影を行うことで、撮影画像に生じるぶれを低減可能な撮影装置、電子機器及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影指示を入力するための操作子と、前記操作子の操作に基づいて撮影を実行する撮影手段とを備えた撮影装置であって、ぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、前記ぶれ量検出手段の検出結果に基づいて前記操作子が操作される前後のぶれ量を比較して、撮影者の手ぶれ傾向が、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束する第1手ぶれ傾向、及び、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束しない第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定し、前記手ぶれ傾向情報を生成する手ぶれ傾向情報生成手段と、前記手ぶれ傾向情報生成手段によって生成された手ぶれ傾向情報を記憶する記憶手段と、前記操作子が操作される前のぶれ量に基づいて、撮影者の手ぶれ傾向が前記第1手ぶれ傾向及び第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定する手ぶれ傾向特定手段と、を備え、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果よりも、前記記憶手段に記憶されている手ぶれ傾向情報を優先し、当該手ぶれ傾向情報に示された手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第1優先モードと、前記手ぶれ傾向情報よりも、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果を優先し、当該特定結果が示す手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第2優先モードとが選択可能に構成されるとともに、前記撮影手段は、前記第1手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、前記操作子の操作後のぶれ量が収束したときに撮影を開始し、前記第2手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、露光時間、絞り値および感度を含む撮影条件を、撮影画像にぶれが生じにくい撮影条件に変更して撮影を開始することを特徴とする。
本発明によれば、操作子の操作前のぶれ量に基づいて撮影者の手ぶれ傾向を特定するので、撮影者の手ぶれ傾向を簡易に特定でき、かつ、その手ぶれ傾向に応じて適切な撮影処理を実行するので、ぶれを低減した撮影画像を得ることができる。
また、本発明によれば、撮影者の手ぶれ傾向を示す手ぶれ傾向情報が予め記憶され、この手ぶれ傾向情報と、上記手ぶれ傾向特定手段により特定された手ぶれ傾向とのどちらの手ぶれ傾向を優先させるかが選択可能に構成されている。
このため、撮影時の足場が悪く、或いは、体調が悪いなどの理由で、普段の手ぶれと異なる手ぶれが生じそうな場合には、撮影者が第1優先モードを選択することで、手ぶれ傾向特定手段の特定結果にかかわらず、手ぶれ傾向情報に示される手ぶれ傾向、すなわち、普段の手ぶれ傾向に応じて撮影処理が実行される。
また、撮影装置を第3者に貸すなどして、撮影者が一時的に変わる場合には、撮影者が第2優先モードを選択することで、手ぶれ傾向情報に示される手ぶれ傾向にかかわらず、手ぶれ傾向特定手段により特定された手ぶれ傾向に応じた撮影処理が実行される。
このように、本発明によれば、撮影者の撮影時の状況が変わった場合であっても、また、撮影者が一時的に他の撮影者に変わった場合であっても、そのときの撮影者の本来の手ぶれ傾向に応じた撮影処理を実行することができる。
また本発明によれば、前記撮影者の手ぶれ傾向を、前記操作子が操作される前後のぶれ量を比較して特定するため、前記手ぶれ傾向特定手段よりも正確に手ぶれ傾向を特定することができる。
また、本発明によれば、撮影者の手ぶれ傾向が第1および第2手ぶれ傾向のいずれかに特定されることで、操作子の操作後に、撮影者の手ぶれが小さくなるか否かが特定されるため、操作子の操作から時間をおくだけで、ぶれの無い撮影が可能であるか否かを特定することができる。
また、本発明によれば、手ぶれが収束したタイミングですぐに撮影を行うことができ、タイムラグを抑制しつつ、ぶれが少ない画像を撮影することが可能になる。
また、本発明によれば、ぶれが生じにくい撮影条件ですぐに撮影を行うので、ぶれの少ない画像をタイムラグなく撮影することが可能になる。
なお、本発明に係る撮影装置を備えた電子機器も本発明に含まれるものである。
また、上記目的を達成するために、本発明は、撮影指示を入力するための操作子と、前記操作子の操作に基づいて撮影を実行する撮影手段と、ぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、前記ぶれ量検出手段の検出結果に基づいて前記操作子が操作される前後のぶれ量を比較して、撮影者の手ぶれ傾向が、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束する第1手ぶれ傾向、及び、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束しない第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定し、前記手ぶれ傾向情報を生成する手ぶれ傾向情報生成手段、前記手ぶれ傾向情報生成手段によって生成された手ぶれ傾向情報を記憶する記憶手段、前記操作子が操作される前のぶれ量に基づいて、撮影者の手ぶれ傾向が前記第1手ぶれ傾向及び第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定する手ぶれ傾向特定手段、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果よりも、前記記憶手段に記憶されている手ぶれ傾向情報を優先し、当該手ぶれ傾向情報に示された手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第1優先モードと、前記手ぶれ傾向情報よりも、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果を優先し、当該特定結果が示す手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第2優先モードとを選択可能にする手段、前記撮影手段が前記第1手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、前記操作子の操作後のぶれ量が収束したときに撮影を開始させ、前記第2手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、露光時間、絞り値および感度を含む撮影条件を、撮影画像にぶれが生じにくい撮影条件に変更して撮影を開始させる手段として機能させることを特徴とするプログラムを提供する。
なお、本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれるものである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は第1実施形態に係るデジタルカメラ(撮影装置)10の構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ10は、撮影部20、表示部30、操作部40、角速度検出部50、制御部60、外部記録再生部70及び着脱自在なリムーバブルメモリ80を備えている。
撮影部20は、光学系21、イメージセンサ22、アナログフロントエンド(AFE)部23、画像処理部24及び圧縮・伸張部25を有している。光学系21は、複数のレンズ21a、絞り21b等で構成され、制御部60の制御の下、いずれかのレンズ21aと絞り21bが駆動されて、被写体をイメージセンサ22の受光面に結像させる。
イメージセンサ22は、2次元空間に離散的に配置された光電変換素子とCCD(Charge Coupled Device)等の電荷転送素子とを備えた撮像素子であり、いわゆるCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等が適用されている。イメージセンサ22は、制御部60の制御の下、受光面に結像された被写体像を光電変換して得られる電荷を光電変換素子毎に一定時間蓄積し、光電変換素子毎の受光量に応じた電気信号を出力する。なお、イメージセンサ22の露光量は、絞り21bのF値や光学系21とイメージセンサ22との間に設けられる図示しないメカニカルシャッタの開放時間とで決定され、撮影時の露光量は、制御部60が設定したシャッター速度及び露出時間に基づいて決定される。また、イメージセンサ22の露光時間はイメージセンサ22の電荷蓄積時間自体を電気的に制御することによって調整してもよい。
AFE部23は、イメージセンサ22から出力される電気信号をAD変換器でデジタル信号に量子化してRAWデータを出力し、画像処理部24は、RAWデータに対し、3原色(RGB)の濃淡レベルを持つカラー画像を形成する画像形成処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正等を施して画像データを出力する。
圧縮・伸張部25は、画像処理部24から出力された画像データを圧縮し、また、圧縮された画像データを伸張するものであり、圧縮した画像データは外部記録再生部70に出力し、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、画像データをリムーバブルメモリ80に記録する。また、外部記録再生部70は、制御部60の制御の下、リムーバブルメモリ80に記録された圧縮画像データを読み出して圧縮・伸張部25に出力する。なお、リムーバブルメモリ80は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク又はハードディスク等が適用される。
表示部30は、液晶ディスプレイや液晶駆動部等を備え、制御部60の制御の下、操作メニューや撮影画像等の各種情報を表示する情報出力手段として機能する。このデジタルカメラ10は、動作モードとして、静止画を撮影する撮影モードと、撮影済みの静止画を再生する再生モードとを少なくとも備え、上記表示部30には、例えば撮影モードの場合には、撮影部20により撮影中の画像が表示され、再生モードの場合には、外部記録再生部70によってリムーバブルメモリ80から読み出され圧縮・伸張部25により伸張された画像データの画像が表示される。
操作部40は、ユーザによって操作される複数の操作子を有し、この操作子としては、撮影を指示する押下式のシャッターボタン(撮影指示用の操作子)41aや、動作モードの選択や撮影条件の設定等を行う操作キー41b等が設けられている。シャッターボタン41aについては、最奧部まで押下された全押し状態と、いわゆる半押しで押下された状態とを検出可能に構成され、また、操作キー41bは複数の選択操作を1つの操作子で実現可能な例えば十字キー等で構成されている。
角速度検出部50は、デジタルカメラ10のぶれ量を検出するぶれ量検出手段として機能するものであり、図2に示すように、撮像対象のフレームFLの上下方向(以下、X軸と定義する)の角速度を検出するX軸ジャイロセンサ51と、左右方向(以下、Y軸と定義する)の角速度を検出するY軸ジャイロセンサ52とを有している。この角速度検出部50は、2つのジャイロセンサ51、52によりX軸及びY軸の各角速度に応じた電圧値の角速度検出信号を制御部60に出力する。
制御部(撮影制御手段)60は、デジタルカメラ10の各部を制御するコンピュータとして機能するものであり、図1に示すように、各種プログラムの実行や演算処理をするCPU61と、このCPU61が実行する制御プログラム100や各種データを格納する書換可能なフラッシュROM(以下、単に「ROM」という)62と、上記CPU61の演算結果や各種データを一時的に格納するためのワークエリアとして機能するRAM63とを備えている。
この制御プログラム100は、磁気記録媒体、光記録媒体又は半導体記録媒体等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体110に記録して配布したり、通信ネットワーク上の配信サーバからダウンロード可能にすることができる。さらに、パーソナルコンピュータと本デジタルカメラ10とを通信可能にケーブル等で接続し、パーソナルコンピュータで読み取られた記録媒体110の制御プログラム100をデジタルカメラ10に出力することで、ROM(記憶手段)62に制御プログラム100を格納することも可能である。
ここで、上記撮影モードとしては、通常モードと、ぶれ防止モードとの少なくとも2つの撮影モードが設けられている。通常モードは、撮影時に、ぶれ防止のための処理をする事無く通常の撮影処理が実行されるモードであり、この通常モードにおいては、予め設定された露出時間、絞り値および感度で撮影が実行され、また、この撮影(露光)は、ユーザがシャッターボタン41aを押下操作したタイミングで開始する。
これに対して、ぶれ防止モードは、ぶれ防止のための処理を含む撮影処理が実行されるモードである。詳述すると、ユーザがシャッターボタン41aを押下操作したときに手ぶれが発生すると、この手ぶれにより撮影画像にぶれ(ぼけ)が生じて画質が劣化する。
発明者らは、手ぶれによる撮影画像のぶれを防止するための効果的な手法を得るべく、シャッターボタン41aの押下操作時に発生する様々な人の手ぶれを採取調査した結果、手ぶれの傾向(以下、「手ぶれ傾向」という)は、次の2つに大きく分けられるとの知見を得た。すなわち、手ぶれ傾向は、撮影に不慣れな人(以下、「撮影未熟練者」という)がシャッターボタン41aを押下操作するときに発生する手ぶれ傾向αと、撮影に慣れた熟練者(以下、「撮影熟練者」という)がシャッターボタン41aを押下操作するときに発生する手ぶれ傾向βとの2つに分けられるとの知見である。
図3は撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示す図であり、図4は撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す図である。また、これらの図において、時間T1はシャッターボタン41aが押下された押下タイミングを示す。これらの図の対比から導かれるように、撮影未熟練者の手ぶれ傾向αと、撮影熟練者の手ぶれ傾向βとの間には、次のような相違点がある。
すなわち、第1の相違点として、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直前までは、撮影未熟練者の場合、ぶれ量Qが比較的大きいのに対して、撮影熟練者の場合にはぶれ量Qが比較的小さい。
また、第2の相違点として、シャッターボタン41aの押下タイミングT1の前後でのぶれ量Qの変動においては、撮影未熟練者の場合、シャッターボタン41aの押下直後も手ぶれが収まらず、比較的大きい手ぶれ量Qが継続するのに対して、撮影熟練者の場合には、シャッターボタン41aの押下直後に一時的にぶれ量Qが大きくなるものの時間経過に伴ってぶれ量Qが、ぶれの無い或いは目立たない撮影画像が得られる程度まで収束する。
そして、上記第2の相違点によれば、撮影熟練者が撮影する場合、シャッターボタン41aの押下タイミングT1から、ぶれ量Qがぶれの無い撮影画像が得られる程度まで収束する時間が経過するのを待って撮影(露光)を開始することで、ぶれの無い、或いは、ぶれの目立たない撮影画像が得られることとなる。
一方、撮影未熟練者が撮影する場合には、シャッターボタン41aの押下タイミングT1から時間が経過してもぶれ量Qが収まることがないため、撮影画像にぶれが生じ難いように撮影条件を変えて撮影が行われる必要がある。ここで露出条件には、シャッタースピード、絞り値および感度の3つの要素がある。
シャッタースピードは、イメージセンサ22への露光時間を示し、絞り値は絞り21bの絞りの度合い、すなわち、レンズ21aの有効径(光が通る直径)の絞りの度合いを示すものである。この絞り値が大きいほどレンズ21aの有効径が大きくなって撮像素子が受け取る光量が減ると共に、被写界深度が深くなりフォーカスの合う範囲が広くなって遠くまでくっきりと写るようになる。感度は、フィルムの感度に相当するものであり、イメージセンサ22から出力される電気信号の増幅率に対応する。すなわち、感度が高く設定されるほど、電子信号の増幅率が高く設定される。
そして、上記3つの要素のうち、シャッタースピードを高速にして露光時間を短くすることで、露光期間中におけるぶれ量Qを実質的に小さくし、撮影画像のぶれを目立たなくすることが可能である。但し、シャッタースピードを速くするほどイメージセンサ22で受光される光量が小さくなるため、シャッタースピードを速くする場合には、絞り値を小さくし光量を増やし、または/および、感度を高めるようにし、これにより、撮影未熟練者が撮影するときに手ぶれが生じたとしても、ぶれの無い(或いは目立たない)、高品位な撮影画像が得られる。
以上のことから、撮影時の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αの場合には、撮影条件を変更することでぶれの無い撮影画像が得られ、また、撮影熟練者の手ぶれ傾向βの場合には、シャッターボタン41aの押下タイミングT1からぶれ量Qが収束する時間の経過を待って撮影を開始することでぶれの無い撮影画像が得られることとなる。このように、手ぶれ傾向に応じた適切な撮影処理を実行することで、撮影画像に生じるぶれを抑制し、高品位な画像を効果的に得ることが可能となるのである。
また、実際の撮影時の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αと、撮影熟練者の手ぶれ傾向βとのいずれに分類されるかは、手ぶれ傾向αおよび手ぶれ傾向βの上記第1および第2の相違点に基づいて次のように判別することが可能である。
すなわち、上記第1の相違点によれば、シャッターボタン41aが押下された後のぶれ量を検出せずとも、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直前までのぶれ量Qの大小を判別することで、撮影時の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αと撮影熟練者の手ぶれ傾向βのいずれであるかが推定される。
また、上記第2の相違点によれば、シャッターボタン41aの押下タイミングT1の前後でのぶれ量Qの変動幅を判別することで、撮影時の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αと撮影熟練者の手ぶれ傾向βのいずれであるかが特定される。
そこで、本実施の形態のデジタルカメラ10にあっては、撮影モードとしてぶれ防止モードが選択されている場合には、上記第1の相違点に基づく手ぶれ傾向の判別(以下、「傾向推定判別」という)と、上記第2の相違点に基づく手ぶれ傾向の判別(以下、「傾向特定判別」という)との2つの判別手法に基づいて、撮影者の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αであるか撮影熟練者の手ぶれ傾向βであるかを判別し、その手ぶれ傾向に応じて、ぶれ無い撮影画像を効果的に得られる撮影処理を実行することとしている。
ここで、上記傾向推定判別においては、少なくともシャッターボタン41aの押下タイミングT1直前までのぶれ量Qが検出されていれば良いのに対して、上記傾向特定判別においては、上記相違点2に基づくため、シャッターボタン41aの押下タイミングT1の前後のぶれ量Qを検出する必要があり、シャッターボタン41aが押下されてから手ぶれ傾向が特定されるまでにタイムラグが生じる恐れがある。
そこで、本実施の形態では、上記傾向特定判別により撮影者の手ぶれ傾向を判別する場合には、撮影時に判別するのではなく、撮影に先立って事前に手ぶれ傾向を特定する手ぶれ傾向特定処理を実行し、特定された手ぶれ傾向を手ぶれ傾向情報200(図1参照)として予めROM62に格納しておく構成としている。
図5は、手ぶれ傾向特定処理を示すフローチャートである。この手ぶれ傾向特定処理は、撮影モードとして通常モードが選択されているときにシャッターボタン41aが操作されたとき、或いは、撮影時の模擬操作としてシャッターボタン41aが操作されたとき(空シャッターが切られたとき)に実行されるものである。すなわち、図5に示すように、制御部60は、まず、シャッターボタン41aが操作される前に、角速度検出部50を起動して角速度検出信号の取り込みを開始して、ぶれ量Qを取得し始める(ステップSa1)。より具体的には、このステップSa1においては、制御部60は、角速度検出部50から角速度検出信号を順次取り込み、角速度検出信号のサンプリング時間ごとに角速度を時間積分して、サンプリング時間の間に手ぶれによって変位したぶれ角(度)を算出し、このぶれ角、或いは、ぶれ角に基づいて算出される変位量(ピクセル)をぶれ量Qとし、各サンプリング時間ごとに得られるぶれ量QをRAM63に順次格納する。
次に、制御部60は、シャッターボタン41aが押下操作(全押し操作)を検出すべく、当該シャッターボタン41aが押下操作されたか否かを判定し(ステップSa2)、押下操作されていない場合には(ステップSa2:NO)、シャッターボタン41aが押下操作された前後のぶれ量Qを検出すべく、処理手順をステップSa2に戻し、ぶれ量Qを取得しつつシャッターボタン41aの押下操作の検出を継続する。
一方、シャッターボタン41aが押下操作された場合には(ステップSa2:YES)、制御部60は、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直前のぶれ量Qとして、当該押下タイミングT1直前の所定期間の間に得られているぶれ量Qの平均値(平均ぶれ量M0)を計算してRAM63に格納する(ステップSa3)。次いで、制御部60は、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直後のぶれ量Qとして、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直後の所定期間内に得られたぶれ量Qの中から最大値Mmaxを特定する(ステップSa4)。
続いて、制御部60は、シャッターボタン41aの押下タイミングT1の前後におけるぶれ量Qの変動幅に応じて手ぶれ傾向を特定すべく、最大値Mmaxを平均ぶれ量M0で除算して、シャッターボタン41aの押下タイミングT1後に、押下タイミングT1よりもどの程度手ぶれが増大したかを示す値Xを計算し、予め定めた閾値L1以上か否かを判定する(ステップSa5)。この閾値L1の値について詳細には、撮影未熟練者の手ぶれ傾向αの場合は、シャッターボタン41aの操作前後でぶれ量Qが殆ど変わらないため(図3)、上記値Xは値「1」前後の値となる。また、撮影熟練者の手ぶれ傾向βの場合、シャッターボタン41aの操作直後では、ぶれ量が操作直前よりも増えるため(図4)、上記値Xは値「1」よりも大きくなる。そこで、例えば、一般的な撮影熟練者が撮影したときに得られる値Xに応じた値が上記閾値L1に設定され、また、この閾値L1と値Xとの大小を比較することで、撮影者の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αか撮影熟練者の手ぶれ傾向βかが特定される。
そこで、制御部60は、値Xが閾値L1以上の場合には(ステップSa5:YES)、撮影者の手ぶれ傾向が撮影熟練者の手ぶれ傾向βであることを示す手ぶれ傾向情報200をROM62に格納し(ステップSa6)、また、値Xが閾値L1を下回る場合には(ステップSa5:NO)、撮影者の手ぶれ傾向が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αであることを示す手ぶれ傾向情報200をROM62に格納する(ステップSa7)。
以上の手ぶれ傾向特定処理により、撮影者の手ぶれ傾向を示す手ぶれ傾向情報200がROM62に格納され、そしてぶれ防止モードにおける撮影時には、手ぶれ検出をすることなく、手ぶれ傾向情報200に基づいて適切な撮影処理が迅速に実行されることとなる。
なお、この手ぶれ傾向特定処理が、例えば撮影モードとして通常モードが選択されているときに実行される場合には、撮影時におけるシャッターボタン41aの操作時に手ぶれ傾向特定処理を実行するのではなく、当該シャッターボタン41aの操作時にはぶれ量Qを検出してRAM63に一旦格納しておき、撮影終了後に、RAM63に格納されたぶれ量Qに基づいて、撮影者の手ぶれ傾向を特定して、手ぶれ傾向情報200を生成するのが望ましい。
ところで、上記傾向特定判別にあっては、手ぶれ傾向情報200を予め保存しておくことで、また、上記傾向推定判別にあっては、少なくともシャッターボタン41aの押下タイミングT1直前までのぶれ量Qを検出すれば良いため、いずれの判別にあっても、撮影者の手ぶれの傾向を撮影時に迅速に判別することが可能である。
しかしながら、手ぶれ傾向の判別に、傾向特定判別と傾向推定判別とのいずれか一方のみを用いる構成とすると、次のような問題が生じる。
すなわち、撮影者の手ぶれの傾向判別を上記傾向特定判別のみとした場合、すなわち、予め保存された手ぶれ傾向情報200に基づいて手ぶれ傾向を判定した場合、デジタルカメラ10の所有者が他の者にデジタルカメラ10を貸すなどしたときには、手ぶれ傾向情報200の手ぶれ傾向と、実際の撮影時の手ぶれ傾向とが異なる恐れがあり、撮影画像のぶれを無くすための適切な撮影処理が行われなくなってしまう。
一方、撮影者の手ぶれの傾向判別を上記傾向推定判別のみとすると、撮影熟練者であるにもかかわらず、撮影時に体調を崩していたり、安定しない姿勢で撮影を行う等して、シャッターボタン41aの押下操作前の手ぶれが、たまたま大きくなってしまった場合、或いは、これとは逆に、撮影未熟練者であるにもかかわらず、シャッターボタン41aの押下操作前の手ぶれが、たまたま小さかった場合には、手ぶれ傾向が誤判別されてしまい、シャッターボタン41aの操作後の手ぶれに応じた適切な撮影処理を行うことができなくなる。
そこで、本実施の形態では、撮影モードの1つである上記ぶれ防止モードにおいては、手ぶれ傾向情報200に基づく傾向判別と、上記傾向推定判別とを併用すると共に、いずれかの傾向判別の判別結果を優先するようにしている。すなわち、上記ぶれ防止モードには、手ぶれ傾向情報優先モード(第1優先モード)と、推定判別優先モード(第2優先モード)との2つのモードが例えば上記操作キー41bを用いてユーザが選択可能に設けられている。手ぶれ傾向情報優先モードは、上記手ぶれ傾向情報200に基づく傾向判別の結果を傾向推定判別の結果よりも優先するモードであり、また推定判別優先モードは、上記傾向推定判別の結果を手ぶれ傾向情報200に基づく傾向判別の結果よりも優先するモードである。
以下、手ぶれ傾向情報優先モード時の動作と、推定判別優先モード時の動作とについて順に説明する。
図6は、手ぶれ傾向情報優先モード時の動作を示すフローチャートである。この図に示すように、手ぶれ傾向情報優先モードが選択された場合、制御部60は、シャッターボタン41aの押下タイミングT1直前のぶれ量Qに基づいて上記推定判別を行うべく、角速度検出部50を起動して角速度検出信号の取り込みを開始して、ぶれ量Qを取得し始め、RAM63に順次格納する(ステップSb1)。
次に、制御部60は、一定時間が経過するごとに、RAM63に格納されているぶれ量Qの平均値(以下、平均ぶれ量M0)を演算により求めてRAM63に格納し(ステップSb2)、続いて、シャッターボタン41aが全押しされたか否かを判定する(ステップSb3)。シャッターボタン41aが全押しされていない場合(ステップSb3:NO)、すなわち、撮影者から撮影指示がない場合には、制御部60は、シャッターボタン41aが全押し操作されるまで、ステップSb2の処理を繰り返し、RAM63に格納された平均ぶれ量M0を最新の値に更新する。
一方、シャッターボタン41aが全押し操作された場合(ステップSb3:YES)、制御部60は、RAM63に格納された平均ぶれ量M0が予め設定した閾値L2以下であり、かつ、ROM62に格納されている手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示しているか否かを判定する(ステップSb4)。ここで、この閾値L2は、シャッターボタン操作直前の上記平均ぶれ量M0が、撮影熟練者のシャッターボタン操作前のぶれ量か、撮影未熟練者のシャッターボタン操作前のぶれ量かを判定するための判定基準値であり、例えば、撮影熟練者のボタン操作前のぶれ量の上限値より大きく、撮影未熟練者のボタン操作前のぶれ量の下限値より小さい値が適用される。
平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す場合(ステップSb4:YES)、制御部60は、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0、および、手ぶれ傾向情報200が両方とも撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示すため、後述する撮影熟練者用の撮影処理を実行する(ステップSb5)。
一方、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であるか、または、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βでない場合(ステップSb4:NO)、制御部60は、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示すか否かを判定する(ステップSb6)。そして、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す場合には(ステップSb6:YES)、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0に基づけば撮影未熟練者の手ぶれ傾向αが示唆されるものの、手ぶれ傾向情報200が示す手ぶれ傾向を優先させるべく、制御部60は、処理手順を上記ステップSb5に移して撮影熟練者用の撮影処理を実行する。
一方、ステップSb6の判定の結果、平均ぶれ量M0が閾値L2以上ではなく、または、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βでない場合(ステップSb6:NO)、ステップSb4およびSb6の判定結果から、手ぶれ傾向情報200が手ぶれ傾向αを示すことが明らかであるため、次いで、制御部60は、平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示しているか否かを判定する(ステップSb7)。
平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示す場合(ステップSb7:YES)、すなわち、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0は撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す一方で、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示す場合には、この手ぶれ傾向情報200が示す手ぶれ傾向を優先させるべく、制御部60は、後述する撮影未熟練者用の撮影処理を実行する(ステップSb8)。
一方、平均ぶれ量M0が閾値L2以下でないか、または、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αでない場合には(ステップSb7:NO)、ステップSb4およびSb6の判定結果から、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示すこととなり、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0、および、手ぶれ傾向情報200が両方とも撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示すため、上記ステップSb8に示す撮影未熟練者用の撮影処理を実行する。
以上の処理により、シャッターボタン操作直前のぶれ量Qにかかわらず、予めROM62に格納されている撮影者の手ぶれ傾向情報200に基づいて手ぶれ傾向が特定され、その手ぶれ傾向に応じた撮影処理が実行されるため、撮影者が撮影熟練者であるにもかかわらず、撮影時に体調を崩していたり、安定しない姿勢で撮影を行う等して、シャッターボタン41aの押下操作前の手ぶれが、たまたま大きくなってしまった場合、或いは、これとは逆に、撮影未熟練者であるにもかかわらず、シャッターボタン41aの押下操作前の手ぶれが、たまたま小さかった場合であっても、実際の撮影者に適した撮影処理が行われる。
図7は、推定判別優先モード時の動作を示すフローチャートである。この図に示すように、推定判別優先モードが選択された場合、制御部60は、上記手ぶれ傾向情報優先モード時の動作と同様に、先ず、ぶれ量Qを取得し始めてRAM63に順次格納し(ステップSc1)、一定時間が経過するごとに平均ぶれ量M0を演算により求め(ステップSc2)、次いで、シャッターボタン41aが全押しされたか否かを判定する(ステップSc3)。シャッターボタン41aが全押しされていない場合(ステップSc3:NO)、制御部60は、シャッターボタン41aが全押し操作されるまで、ステップSc2の処理を繰り返して平均ぶれ量M0を最新の値に更新する。
一方、シャッターボタン41aが全押し操作された場合には(ステップSc3:YES)、制御部60は、平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、ROM62に格納されている手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示しているか否かを判定する(ステップSc4)。平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す場合(ステップSb4:YES)、制御部60は、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0、および、手ぶれ傾向情報200が両方とも撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示すため、後述する撮影熟練者用の撮影処理を実行する(ステップSc5)。
一方、平均ぶれ量M0が閾値L2以下でないか、または、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βでない場合(ステップSc4:NO)、制御部60は、平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示すか否かを判定する(ステップSc6)。そして、平均ぶれ量M0が閾値L2以下であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示す場合(ステップSc6:YES)、すなわち、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示唆する一方、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向αを示す場合には、制御部60は、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0が示す手ぶれ傾向を優先すべく、処理手順を上記ステップSc5に移して撮影熟練者用の撮影処理を実行する。
一方、ステップSc6の判定の結果、平均ぶれ量M0が閾値L2以下でないか、または、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αでない場合(ステップSc6:NO)、ステップSc4の判定結果と合わせると、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であることが明らかとなる。そこで、制御部60は、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示しているか否かを判定する(ステップSc7)。
平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す場合(ステップSc7:YES)、すなわち、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0は撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示す一方で、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βを示す場合には、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0が示す手ぶれ傾向を優先すべく、制御部60は、後述する撮影未熟練者用の撮影処理を実行する(ステップSc8)。
一方、平均ぶれ量M0が閾値L2以上でないか、または、手ぶれ傾向情報200が撮影熟練者の手ぶれ傾向βでない場合(ステップSc7:NO)、ステップSc4およびSc6の判定結果から、平均ぶれ量M0が閾値L2以上であり、かつ、手ぶれ傾向情報200が撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示すこととなり、シャッターボタン操作直前の平均ぶれ量M0、および、手ぶれ傾向情報200が両方とも撮影未熟練者の手ぶれ傾向αを示すため、制御部60は、上記ステップSc8に示す撮影未熟練者用の撮影処理を実行する。
以上の処理により、推定判別優先モードにあっては、手ぶれ傾向情報200にかかわらず、シャッターボタン操作直前のぶれ量Qに基づいて手ぶれ傾向が判定されるため、デジタルカメラ10の所有者が他の者にデジタルカメラ10を貸すなどした場合であっても、実際の撮影時の手ぶれ傾向に応じて適切な撮影処理が行われることとなる。
次いで、上述の撮影熟練者用の撮影処理、および、撮影未熟練者用の撮影処理について詳述する。撮影熟練者用の撮影処理においては、シャッターボタン41aの押下操作後に、ぶれ量が十分に小さくなってから撮影を開始する処理が行われ、また、撮影未熟練者用の撮影処理においては、撮影画像にぶれが生じ難い撮影条件にて撮影が実行される。
すなわち、図8に示すように、撮影熟練者用の撮影処理においては、制御部60は、まず、シャッターボタン操作後のぶれ量Qを順次取得し(ステップSd1)、このぶれ量Qの平均値(以下、平均ぶれ量M1)を演算により求め(ステップSd2)、この平均ぶれ量M1が、記憶済みのシャッターボタン操作前の平均ぶれ量M0以下か否かを判定する(ステップSd3)。
ここで、平均ぶれ量M1が平均ぶれ量M0より大きい場合には(ステップSd3:NO)、制御部60は、ステップSd2の処理に移行し、これにより、新たに平均ぶれ量M1を求め、この平均ぶれ量M1が平均ぶれ量M0以下か否かを再度判定する。
一方、平均ぶれ量M1がシャッターボタン操作前の平均ぶれ量M0以下場合(ステップSd3:YES)、シャッターボタン操作後のぶれが収束したものと推定されるため、制御部60は、当該制御部60が自動設定或いはユーザが手動設定した撮影条件(露出時間、絞り値、感度)で撮影を実行する(ステップSd4)。これにより、ぶれ量が十分に小さくなったタイミングで、ユーザ或いは制御部60が設定した通常モード時と同等な撮影条件で撮影を行うことができ、撮影者の設定通りの撮影条件にて撮影を行いつつも、ぶれの無い高品位な画像が撮影されることとなる。
撮影未熟練者用の撮影処理においては、図9に示すように、制御部60は、まず、撮影プログラムに予め記述された許容ぶれ量設定値Pを取得する(ステップSe1)。この許容ぶれ量設定値Pは、撮影画像に生じたとしても目立たない程度のぶれ量を示す値である。次いで、制御部60は、許容ぶれ量設定値Pを記憶済みの平均ぶれ量M0にて除算し、この除算値に基づいてぶれを回避可能なぶれ回避露出時間TAを設定する(ステップSe2)。
次に、制御部60は、撮影者により予め設定された撮影条件に基づいて自動露出を実行する場合の露出時間(自動露出時間という。)TBを取得し(ステップSe3)、この自動露出時間TBがぶれ回避露出時間TA以下か否かを判定する(ステップSe4)。
自動露出時間TBがぶれ回避露出時間TA以下の場合は(ステップSe4:YES)、撮影者が設定した撮影条件による撮影でも十分にぶれの無い撮影画像が得られるため、制御部60は、実際に使用する露出時間を自動露出時間TBに設定する(ステップSe5)。一方、自動露出時間TAがぶれ回避露出時間TBを超える場合は(ステップSe4:NO)、撮影者が設定した撮影条件ではぶれの無い撮影画像が得られないため、上記ステップSd2にて算出したぶれ回避露出時間TAを実際に使用する露出時間に設定する(ステップSe6)。その後、制御部60は、上記ステップSe5またはSe6にて設定された露出時間にて撮影を実行する(ステップSe7)。
以上の処理により、撮影者が設定した撮影条件では、ぶれの無い撮影画像が得られない場合に限り、ぶれを回避可能な撮影条件に変更して撮影が実行されるため、ぶれが生じない限りは撮影者の意図通りの撮影が行われ、また、ぶれが生じてしまう場合には、撮影条件が変更されて、ぶれ量が比較的大きい状況下でも、ぶれの無い(目立たない)撮影画像を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、シャッターボタン41aの操作前のぶれ量Qに基づいて撮影の都度行われる手ぶれ傾向の推定判別の結果よりも、予め保存されている手ぶれ傾向情報200を優先し、当該手ぶれ傾向情報200に示された手ぶれ傾向に応じて撮影処理を実行する手ぶれ傾向優先モードと、手ぶれ傾向情報200よりも、上記手ぶれ傾向の推定判別の結果を優先し、当該推定判別の結果が示す手ぶれ傾向に応じて撮影処理を実行する推定判別優先モードとを備え、これらを選択可能に構成されている。
したがって、本実施の形態によれば、ぶれ量Qに基づいて撮影者の手ぶれ傾向を簡易に特定でき、かつ、その手ぶれ傾向に応じて適切な撮影処理を実行することができ、これにより、ぶれを低減した撮影画像を得ることができる。
特に、本実施の形態によれば、手ぶれ傾向情報200が予め記憶され、この手ぶれ傾向情報200と、上記上記手ぶれ傾向の推定判別の結果のどちらの手ぶれ傾向を優先させるかが選択可能に構成されているため、例えば撮影時の足場が悪く、或いは、体調が悪いなどの理由で、普段の手ぶれと異なる手ぶれが生じそうな場合には、撮影者が手ぶれ傾向優先モードを選択することで、撮影の都度行われる手ぶれ傾向の推定判別の結果にかかわらず、手ぶれ傾向情報200に示される手ぶれ傾向、すなわち、撮影者の普段の手ぶれ傾向に応じて適切な撮影処理を実行可能となる。
また、デジタルカメラ10を第3者の撮影者に貸すなどして、撮影者が一時的に変わる場合には、そのときの撮影者が推定判別優先モードを選択することで、予め保存されている手ぶれ傾向情報200にかかわらず、撮影の都度行われる手ぶれ傾向の推定判別の結果により推定された手ぶれ傾向に応じて適切な撮影処理を実行可能となる。
このように、本実施の形態によれば、撮影者の撮影時の状況が変わった場合であっても、また、撮影者が一時的に他の撮影者に変わった場合であっても、そのときの撮影者の本来の手ぶれ傾向に応じた撮影処理を実行することができる。
また、本実施の形態によれば、シャッターボタン41aが操作される前後のぶれ量Qを比較して、撮影者の手ぶれ傾向を特定して、上記手ぶれ傾向情報200を予め生成し、ROM62に保存しておく構成としている。この構成によれば、撮影者の手ぶれ傾向を、シャッターボタン41aが操作される前後のぶれ量Qを比較して特定するため、手ぶれ傾向を正確に特定することができる。また、このように特定された手ぶれ傾向を手ぶれ傾向情報200として予めROM62に保存するため、実際の撮影時には、シャッターボタン41a操作後のぶれ量Qを検出する必要がなく、これにより、撮影を迅速に完了することができる。
また、本実施の形態によれば、手ぶれ傾向は、撮影者の手ぶれが、シャッターボタン41aの押下操作の後に、撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量Qに収束する撮影熟練者の手ぶれ傾向βと、撮影者の手ぶれが、シャッターボタン41aの押下操作後に、撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束しない撮影未熟練者の手ぶれ傾向αとの少なくとも2つに分類されるため、シャッターボタン41aの押下操作後に、撮影者の手ぶれが小さくなるか否かを特定することができる。これにより、シャッターボタン41aの押下操作から時間をおくだけで、ぶれの無い撮影が可能であるか否かを簡単に特定することができる。
また、本実施の形態によれば、撮影者の手ぶれの傾向が、撮影熟練者の手ぶれ傾向βである場合には、シャッターボタン41aの押下操作後のぶれ量Qが収束したときに撮影を開始するため、手ぶれが収束したタイミングですぐに撮影を行うことができ、タイムラグを抑制しつつ、ぶれが少ない画像を撮影することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、撮影者の手ぶれの傾向が、撮影未熟練者の手ぶれ傾向αである場合に、露光時間、絞り値および感度を含む撮影条件を、撮影画像にぶれが生じにくい撮影条件に変更して撮影を開始するため、ぶれが生じにくい撮影条件ですぐに撮影が行われ、ぶれの少ない画像をタイムラグなく撮影することが可能になる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施の形態では、手ぶれ傾向優先モードと、推定判別優先モードとを選択可能に構成した。このとき、手ぶれ傾向優先モードでは、シャッターボタン41aの押下操作前のぶれ量Qに基づく推定判別結果にかかわらず、手ぶれ傾向情報200の手ぶれ傾向が優先されるため、この手ぶれ傾向優先モードにおいては、ぶれ量Qの検出を行わずに、手ぶれ傾向情報200を参照して手ぶれ傾向を特定しても良い。
また、推定判別優先モードでは、手ぶれ傾向情報200の手ぶれ傾向にかかわらず、シャッターボタン41aの押下操作前のぶれ量Qに基づく推定判別結果が優先されるため、この推定判別優先モードにあっては、手ぶれ傾向情報200を参照せずに、シャッターボタン41aの押下操作前のぶれ量Qに基づく推定判別だけを行うようにしても良い。
また例えば、上述の実施形態では、撮影装置の一態様としてデジタルカメラ10を例示したが、これに限らず、例えば、デジタルビデオカメラ等の静止撮影機能や動画撮影機能を有する撮影装置にも本発明を適用することが可能である。
さらに、本発明が適用された撮影装置を電子機器に設けて実施することも可能である。このような電子機器としては、例えば、カメラ付き携帯電話機や、銀塩カメラ、カメラ付き或いはカメラを外付け可能なPDAやノート型パソコン等がある。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 フレームとぶれの軸との関係を説明するための図である。 撮影未熟練者の手ぶれ傾向を示す図である。 撮影熟練者の手ぶれ傾向を示す図である。 手ぶれ傾向特定処理のフローチャートである。 手ぶれ傾向優先モード時のフローチャートである。 推定判別優先モード時のフローチャートである。 撮影熟練者用の撮影処理を示すフローチャートである。 撮影未熟練者用の撮影処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…デジタルカメラ、20…撮影部、40…操作部、41a…シャッターボタン、41b…操作キー、50…加速度検出部、60…制御部、62…フラッシュROM、100…制御プログラム、110…記録媒体、200…手ぶれ傾向情報、Q…ぶれ量、α…撮影未熟練者の手ぶれ傾向、β…撮影熟練者の手ぶれ傾向。

Claims (3)

  1. 撮影指示を入力するための操作子と、前記操作子の操作に基づいて撮影を実行する撮影手段とを備えた撮影装置であって、
    ぶれ量を検出するぶれ量検出手段と、
    前記ぶれ量検出手段の検出結果に基づいて前記操作子が操作される前後のぶれ量を比較して、撮影者の手ぶれ傾向が、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束する第1手ぶれ傾向、及び、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束しない第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定し、前記手ぶれ傾向情報を生成する手ぶれ傾向情報生成手段と、
    前記手ぶれ傾向情報生成手段によって生成された手ぶれ傾向情報を記憶する記憶手段と、
    前記操作子が操作される前のぶれ量に基づいて、撮影者の手ぶれ傾向が前記第1手ぶれ傾向及び第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定する手ぶれ傾向特定手段と、を備え、
    前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果よりも、前記記憶手段に記憶されている手ぶれ傾向情報を優先し、当該手ぶれ傾向情報に示された手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第1優先モードと、
    前記手ぶれ傾向情報よりも、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果を優先し、当該特定結果が示す手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第2優先モードとが選択可能に構成されるとともに、
    前記撮影手段は、前記第1手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、前記操作子の操作後のぶれ量が収束したときに撮影を開始し、前記第2手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、露光時間、絞り値および感度を含む撮影条件を、撮影画像にぶれが生じにくい撮影条件に変更して撮影を開始する
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 請求項に記載の撮影装置を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 撮影指示を入力するための操作子と、前記操作子の操作に基づいて撮影を実行する撮影手段と、ぶれ量を検出するぶれ量検出手段とを備えた撮影装置を、
    前記ぶれ量検出手段の検出結果に基づいて前記操作子が操作される前後のぶれ量を比較して、撮影者の手ぶれ傾向が、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束する第1手ぶれ傾向、及び、前記操作子の操作の後に撮影画像に生じるぶれが視認し難くなる程度のぶれ量に収束しない第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定し、前記手ぶれ傾向情報を生成する手ぶれ傾向情報生成手段、
    前記手ぶれ傾向情報生成手段によって生成された手ぶれ傾向情報を記憶する記憶手段、
    前記操作子が操作される前のぶれ量に基づいて、撮影者の手ぶれ傾向が前記第1手ぶれ傾向及び第2手ぶれ傾向の何れであるかを特定する手ぶれ傾向特定手段、
    前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果よりも、前記記憶手段に記憶されている手ぶれ傾向情報を優先し、当該手ぶれ傾向情報に示された手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第1優先モードと、
    前記手ぶれ傾向情報よりも、前記手ぶれ傾向特定手段の特定結果を優先し、当該特定結果が示す手ぶれ傾向に応じて前記撮影手段が撮影を実行する第2優先モードとを選択可能にする手段
    前記撮影手段が前記第1手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、前記操作子の操作後のぶれ量が収束したときに撮影を開始させ、前記第2手ぶれ傾向に応じて前記撮影を実行する場合、露光時間、絞り値および感度を含む撮影条件を、撮影画像にぶれが生じにくい撮影条件に変更して撮影を開始させる手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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