JP4612285B2 - らせん線材の製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、らせん線材の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、土木建築用構造物,自動車用タイヤの補強材等に利用されている鋼線は直線状の線材を複数束ねた構造で使用されている。本件発明者の一人は、特開平8−291587号公報(特許第3249030号)にあるように、生物組織体が有する強靭性および新陳代謝機能に着目し、該生物組織体を構成するコラーゲン繊維を人工的に形成したらせん体を使用して小型化および軽量化を図りながら高い強靭性を得ると共に寿命を永続化できる構成物を提供するらせん線材を発明した。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
一般にこのようならせん線材を製造する方法として、らせん状の孔を開けた半割りダイスを用いて製造することが考えられるが、特に細径線材の場合、加工精度に限界があるため、ダイスが焼き付き易く、また、生産性やコスト面で限界がある。このため効率的でかつ実現性のあるらせん線材の製造手段の確立が強く要望されているのが実情である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、任意の線材長手方向のピッチ、それに直角な面内のらせん半径を持つらせん線材を自在に得ることが可能な装置を提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本発明の第1態様であるらせん線材の製造装置は、前段および後段の2段からなり、前段および後段の各パスラインは互いに角度を有するダイス部と、前段の入側に設けた前段パスライン方向に線材を押し込むための材料押し込み手段とを含み、前記前段ダイス部は、中心軸線上の貫通孔を通して線材を導入するような円筒状の前段ダイス部本体と、該前段ダイス部本体の外周に回転自在に取り付けられたハウジングと、該ハウジングに取り付けられた定置自由回転可能な複数の前段ローラーダイスと、前記ハウジングを回転させる前段回転手段とを有し、前記後段ダイス部は、前記ハウジングに取り付けられて線材を案内する穴ダイスを持つ線心保持部と、前記ハウジングに設けられ、前記前段および後段の各パスラインのなす角度を変更できるように、前記穴ダイスの位置を変更できるようにしたパスライン角度調整手段とを含み、該パスライン角度調整手段は、前記ハウジングに揺動自在に取り付けられ、前記穴ダイスを取り付け、かつ、2本のアームが連結部材で門形に構成された門形レバーと、該門形レバーの2本のアームの中間に前記ハウジングの中心軸線を通過させた状態で、前記アームの揺動半径を含む仮想平面が前記ハウジングの中心軸線に対し傾斜し、該平面と前記ハウジングの中心軸線とのなす角度が調節可能とされた操作部とを含むことを特徴としている。
【0005】
本発明の第2態様であるらせん線材の製造装置は、第1態様に加え、前記線心保持部は、取付板と、該取付板にねじ込まれた取付筒と、該取付筒内に支持された穴ダイスを含むことを特徴としている。
【0006】
本発明の第3態様であるらせん線材の製造装置は、第1態様に加え、前記穴ダイスは外形が短円柱状部材からなり、その中心軸線回りに回転自在に保持され、中心軸線に同心に線材案内孔が設けられ、該線材案内孔は、中心軸線を含む断面において、線材送り方向で入口から出口に向けて直径が滑らかに縮小し、最小孔部に至り、再び拡大する円錐孔であり、前記最小孔部が入口近くに位置していることを特徴としている。
【0007】
本発明の第4態様であるらせん線材の製造装置は、第1態様に加え、複数の前記ローラーダイスは、ローラー本体の両側から軸が突設され、ローラー本体の外周に円弧状断面を持つ円周溝が形成され、線材を円周溝で囲むように、ダイス保持部材に配置され、該ダイス保持部材は円板台座と、そこに組付けられて全体として円形外形をなすように、同一形状,大きさからなる複数の扇形部材からなることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施態様を図面に示す一実施例にもとづき説明する。図1,2,3,4において、前段20および後段30の2段からなり、前段および後段の各パスラインが互いに角度を有するダイス部20,30を使用する。そして、前段パスラインに垂直な面内で前記前段ダイス部20と後段ダイス部30を回転させながら、前記前段ダイス部20から後段ダイス部30を通して、前段の入側に設けた前段パスライン方向に線材を押し込むための材料押し込み部10で、パスライン方向に線材1を送るのである。そして、前記線材送り速度、前記ダイス部の回転速度および前記パスライン角度の少なくともいずれか1つの値を調整するのである。
【0012】
図5,6,7において、前段ダイス部20では、中心軸線上の貫通孔を線材案内パイプ14を通して、線材1を導入する円筒状の前段ダイス部本体21が設けられる。前記前段ダイス部本体21の外周に後記受動プーリ26aを介して、環状のハウジング25が回転自在に取り付けられる。ハウジング25は外形が正方形状で、中心に後記スペーサー22を貫通させる円孔を有し、背向する2片から線材送り方向に第1ブラケット25bが突設され、他の1片の中央から線材送り方向に直角方向に第2ブラケット25cが突設される。
【0013】
図7,9において、ハウジング25の中心円孔に同心に円環スペーサー22が固定され、これにダイス保持部材23がボルトで着脱自在に取り付けられ、この保持部材に定置自由回転可能な複数(3個)の前段ローラーダイス24が保持される。ダイス保持部材23は円板台座23aと、そこに組付けられて全体として円形外形をなすように、同一形状,大きさからなる3個の扇形部材23bからなる。
【0014】
図9において、3個のローラーダイス24の各々は、ローラー本体の両側から軸が1体突設され、ローラー本体の外周に円周溝(円弧断面を持つ)が形成されている。線材を円周溝で挟むように、ダイス保持部材23に配置される。
【0015】
図7,9において、各扇形部材には、ローラーダイス本体を収容する区画および軸を収容する穴が設けられる。そして、扇形部材にローラー軸をはめ込んだ状態で、これらの3組を円形に組みつけて円板台座23aに定置させ、両者をボルトで止める。更に、これをスペーサー22に同心にボルトで止める。このとき、スペーサー22の中心を貫通した線材案内パイプ14の先端が、円板台座23aの線材孔に軸受を介して臨む。
【0016】
図3において、前記ハウジング25を回転させる前段回転手段26として、前記前段ダイス本体21の外周に回転自在にタイミング受動プーリ26aが設けられ、これに対し、間隔を存してタイミング駆動プーリ26bが設けられ、これらの両プーリ間にタイミングベルト26cが張設され、駆動プーリ26bに回転モーター(図示省略)が接続される。
【0017】
前記ハウジング31にパスライン角度調整手段32が取り付けられる。即ち、ハウジングの第1ブラケットに支持ピン32bで、門形レバー32a(2本のアームが連結部材で門形に構成される)が揺動自在に取り付けられる。該門形レバーの2本のアームの中間に前記ハウジングの中心軸線を通過させた状態で、前記アームの揺動半径を含む仮想平面が前記ハウジングの中心軸線に対し傾斜し、該平面と前記ハウジングの中心軸線とのなす角度が調節可能とされるよう、操作部32cが設けられる。即ち、ハウジングの第2ブラケット31cに支持されたピン32dに、回動自在に支持されたリンクボルト32eがレバー32aの連結部材を融通貫通し、この貫通する部分を挟んでナット32fがねじ込まれる。
【0018】
前記レバー32aには、線材を案内する穴ダイス31dを持つ線心保持部31が取り付けられる。即ち、レバー32aの内側に矩形取付板31aが固定され、これに、取付筒31bがねじ込まれ、固定ナット31cで固定される。そして、この取付筒31b内に穴ダイス31dが回転自在に支持される。
【0019】
図7において、穴ダイス31dは外形が短円柱状部材からなり、その中心軸線回りに回転自在に軸受けで保持されている。そして、中心軸線に同心に線材案内孔が設けられている。この線材案内孔は、中心軸線を含む断面において、線材送り方向(入口から出口に向け)に直径が滑らかに縮小し、最小孔部に至り、再び拡大する円錐孔であり、最小孔部が入口近くに位置する。
【0020】
以上において作動状態を説明する。図7,8において、両方のパスラインPL1、PL2のなす角度θが零の状態で、所望径の線材1を押し込み部10の入側から送り込んで水平ロール11に噛み込ませ、ローラーダイス24に送り込み、さらに穴ダイス31dの穴を通過させる。次に後段パスラインPL2を前段パスラインPL1に対し角θだけ傾ける。そして、回転モーターにより、ローラーダイス24、ダイス保持部材23および穴ダイス31dを強制的に前段パスラインPL1に垂直な面内で回転させる。このため、一定速度で前段パスライン方向に送り込まれた線材1は、ローラーダイス24の位置で案内された状態で、穴ダイス31dかららせん状に加工されて送り出されてくるのである。
【0021】
今、これを作業の順序に従って説明する。図4に示すように、素材の直径dとし、製造が求められるらせん線材の直径D,ピッチPとすれば、らせん線材のリードLはL=√{(πD)2+P2}となる。ピッチPとリードLとのなす角はβとなる。
【0022】
図7で前段回転部26が停止し、両方のパスラインPL1、PL2のなす角度θが零の状態で、先ず、線材1を案内パイプ14を通してローラーダイス24に導き、3個のローラーで形成される円形に近い孔を通し、次いで、穴ダイス31dの孔を通してその出口付近まで送って止める。次に、図8でパスライン角度調整部32の操作部32cのナット32fを回して、レバー32aの末端側をリングボルト32eの末端側へ移動させる。これにより、前段パスラインPL1に対し、後段パスラインPL2が角度θがβに傾斜する。また、πDに対応して線心保持部31の取付筒31bをネジを介して回転させ、穴ダイス31dの取付位置を調節する。
【0023】
そして、穴ダイス31dが前段パスラインPL1を中心に一回転する間に、線材をLだけ送るように各々速度を決め、穴ダイス331の回転と線材の送りを開始する。そして、数ピッチ分だけ送って停止させ、その製品を計測し、設計通りに仕上がっていないときには、前記角βおよび穴ダイス31dの取付位置を調節する。この作業を数回繰り返すことにより、設計値に一致した製品が得られることになる。このように、線材の太さ,応力やダイス部と線材との隙間の大小などにより、設計値(理論値)と製品仕上がり値が一致しない場合には、前記角βより大きい角度θおよび穴ダイス31dの取付位置を調節する。または、線材送り速度と穴ダイスの回転速度を調節する。
【0024】
このように本発明においては、z軸方向の線材押し込み部10,ローラーダイス24およびxy軸変位自在な穴ダイス31dにより、穴ダイス31dに、z軸方向の送りと、x軸・y軸方向に周期的な変位を付与することができることから、z軸の送り速度(押し込み速度)、x軸・y軸の変位速度(穴ダイスの回転速度)、およびパスライン角度を制御することにより、任意のピッチとオフセット量(らせん半径)を持つらせん線材を連続して製造することが可能となる。
【0025】
本発明に係る製造装置を実際に制御する場合には、例えば下記のような具体的な要素が必要とされる。穴ダイス31dについてモーターにより与えられるx軸・y軸方向変位の振幅を同じ値a,角速度を同じ値ω,時間をtとした場合、xy軸方向の位相と速度は次のように表される。
x軸方向の変位Ux=a・cos(ωt)
y軸方向の変位Uy=a・sin(ωt)
x軸方向の速度Vx=−aω・sin(ωt)
y軸方向の速度Vy=aω・cos(ωt)
また、z軸方向の加工速度Vz=bとすれば、穴ダイス31dはx軸・y軸面内で周期T=2π/ωの円運動をし、ピッチpは、p=Vz・T=b・2π/ω山部の最大高さと谷部の最低高さとの差hは、h=a+d (d:線材直径)になる。
【0026】
次に、図10は本発明により得られたらせん線材の一例を示す平面図である。らせん線材1の山部最大高さと谷部最低高さの差は、線材直径の約2倍のらせん径からなり、山部1aと谷部1bとがほぼ相対する形状で、谷部がらせん中心cとほぼ一致するか、そのらせん中心より外側に位置するように所定のピッチpおよび振幅aでらせん巻回されて形成される。なお、図10はらせん巻方向が右巻きのらせん線材を示しているが、左巻きのものであってもよい。
【0027】
本発明においては、線材を確実に案内して必要とされる変位を与えるために、前ダイス部20で線材を囲むローラーダイス24を採用した。このローラーダイスは実用上、図11(a),(b),(c)に示すように、各々2ロール(a),3ロール(b),4ロール(c)を採用することができる。穴ダイスに替えてもよい。また、後ダイス部30で穴ダイスはローラーダイスでもよい。ここで、図11における各記号の意味は次のとおりである。
D:ロール直径,Ro:素材半径,Rg:溝底の半径,S:線材と溝底との間隙,ΔB:幅広がり量
【0028】
なお、角度調整部32,穴ダイス取付筒31bは電動モーターで駆動させてもよい。
【0029】
〔実施例〕
(実施条件)
・被加工素材:径φ3.2mm
・ローラーダイス:無駆動
・ハウジングの回転速度:365rpm
・後段パスラインの前段に対する角度θ:30度
前段:ローラーダイス(ロールが3本)
ロール径D:15mm,
被加工素材半径Ro:1.6mm
ロール接触面半径Rg:2.2mm
ロールと被加工素材の隙間S:0.005mm
隣接するロール間の隙間ΔB:0.3mm
・後段穴ダイス内径:4.2mm
・加工速度(z軸方向押し込み速度):9m/min
・押し込み装置:水平駆動2ロール×2段
以上の条件により実施した結果、ピッチ22mm、山部・谷部高さの差hが6.4mmのらせん線材を継続して支障なく製造することができた。
【0030】
【発明の効果】
本発明は土木建築用構造物や自動車用タイヤ等に用いる鋼線としてらせん線材を有効に供給できることから、その産業上の利益は非常に大きい。
【0031】
請求項1の発明によれば、ピッチおよびらせん山部最高値と谷部最低値との差を任意の値に設定し得るらせん線材を高能率に製造可能である。また、前段ダイスにローラーダイスを用いることにより、線材の送りがスムーズに行われる。また、パスライン角度調整手段の構成が簡単となり、角度調整が容易となる。
【0032】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、特に、取付筒の取付板へのねじ込み量を変えることにより、らせん線材の直径の微調整が可能となる。
【0033】
請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加え、特に、穴ダイスを回転自在に保持したことにより、線材の案内がスムーズに行える。
【0034】
請求項4の発明によれば、請求項1の効果に加え、特に、複数のローラーダイスの位置決めと組付けが容易となった。
【0035】
請求項5の発明によれば、ピッチおよびらせん山部最高値と谷部最低値との差を任意の値に設定し得るらせん線材を高能率に製造可能である。また、前段ダイスにローラーダイスを用いることにより、線材の送りがスムーズに行われる。
特に、取付筒の取付板へのねじ込み量を変えることにより、らせん線材の直径の微調整が可能となる。
【0036】
請求項6の発明によれば、ピッチおよびらせん山部最高値と谷部最低値との差を任意の値に設定し得るらせん線材を高能率に製造可能である。また、前段ダイスにローラーダイスを用いることにより、線材の送りがスムーズに行われる。
特に、穴ダイスを回転自在に保持したことにより、線材の案内がスムーズに行える。
【0037】
請求項7の発明によれば、ピッチおよびらせん山部最高値と谷部最低値との差を任意の値に設定し得るらせん線材を高能率に製造可能である。また、前段ダイスにローラーダイスを用いることにより、線材の送りがスムーズに行われる。
特に、複数のローラーダイスの位置決めと組付けが容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の全体斜視図である。
【図2】 図1の斜上方から見た全体斜視図である。
【図3】 図1の分解斜視図である。
【図4】 本発明の原理的説明図である。
【図5】 本発明装置の正面図である。
【図6】 図5の右側面図である。
【図7】 図6のY7−Y7断面図である。
【図8】 図7におけるパスライン角度の変更説明図である。
【図9】 図7のY9−Y9断面図である。
【図10】 本発明により得られたらせん線材の平面図である。
【図11】 (a),(b),(c)は、各々、ローラーダイスが2個,3個,4個を示す図である。
【符号の説明】
PL1 前段パスライン
PL2 後段パスライン
1 線材
1a 山部
1b 谷部
10 線材押し込み部(手段)
11 水平ロール
12 押し込み装置駆動用モーター
13 ハウジング
14 線材案内パイプ
20 前段ダイス部
21 前段ダイス部本体
22 スペーサー
23 ダイス保持部材
24 ローラーダイス
25 ハウジング(回転環)
25a 環状本体
25b 第1ブラケット
25c 第2ブラケット
26 前段回転部(手段)
26a タイミング受動プーリ
26b タイミング駆動プーリ
26c タイミングベルト
30 後段ダイス部
31 線心保持部
31a 取付板
31b 取付筒
31c 固定ナット
31d 穴ダイス
32 パスライン角度調整部(手段)
32a レバー
32b 支持ピン
32c 操作部
32d ボルト
32e リングボルト
32f ナット

Claims (4)

  1. 前段および後段の2段からなり、前段および後段の各パスラインは互いに角度を有するダイス部と、前段の入側に設けた前段パスライン方向に線材を押し込むための材料押し込み手段とを含み、
    前記前段ダイス部は、中心軸線上の貫通孔を通して線材を導入するような円筒状の前段ダイス部本体と、該前段ダイス部本体の外周に回転自在に取り付けられたハウジングと、該ハウジングに取り付けられた定置自由回転可能な複数の前段ローラーダイスと、前記ハウジングを回転させる前段回転手段とを有し、
    前記後段ダイス部は、前記ハウジングに取り付けられて線材を案内する穴ダイスを持つ線心保持部と、前記ハウジングに設けられ、前記前段および後段の各パスラインのなす角度を変更できるように、前記穴ダイスの位置を変更できるようにしたパスライン角度調整手段とを含み、
    該パスライン角度調整手段は、前記ハウジングに揺動自在に取り付けられ、前記穴ダイスを取り付け、かつ、2本のアームが連結部材で門形に構成された門形レバーと、該門形レバーの2本のアームの中間に前記ハウジングの中心軸線を通過させた状態で、前記アームの揺動半径を含む仮想平面が前記ハウジングの中心軸線に対し傾斜し、該平面と前記ハウジングの中心軸線とのなす角度が調節可能とされた操作部とを含むことを特徴とするらせん線材の製造装置。
  2. 前記線心保持部は、取付板と、該取付板にねじ込まれた取付筒と、該取付筒内に支持された穴ダイスを含むことを特徴とする請求項1記載のらせん線材の製造装置。
  3. 前記穴ダイスは外形が短円柱状部材からなり、その中心軸線回りに回転自在に保持され、中心軸線に同心に線材案内孔が設けられ、該線材案内孔は、中心軸線を含む断面において、線材送り方向で入口から出口に向けて直径が滑らかに縮小し、最小孔部に至り、再び拡大する円錐孔であり、前記最小孔部が入口近くに位置していることを特徴とする請求項1記載のらせん線材の製造装置。
  4. 複数の前記ローラーダイスは、ローラー本体の両側から軸が突設され、ローラー本体の外周に円弧状断面を持つ円周溝が形成され、線材を円周溝で囲むように、ダイス保持部材に配置され、該ダイス保持部材は円板台座と、そこに組付けられて全体として円形外形をなすように、同一形状,大きさからなる複数の扇形部材からなることを特徴とする請求項1記載のらせん線材の製造装置。
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