JP4611473B2 - トンネル施工方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シールドトンネルを施工するためのトンネル施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、地下鉄道の駅部をシールド工法で構築する場合、単円筒トンネルを2本施工し、ルーフシールド工法またはかんざし桁工法により駅部を施工する工法がある。
この場合、駅両端部に立坑(即ち、発進立坑と到達立坑)を築造し、この両立坑間に2台のシールド掘進機でトンネルを1本ずつ並行して計2本施工したり、あるいは、1台のシールド掘進機を到達立坑でUターンさせて計2本施工するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1台のシールド掘進機を到達立坑でUターンさせて施工する場合は、少なくとも2つの立坑(即ち、発進立坑と到達立坑)の築造が必要となるが、昨今は用地問題を含む環境条件等により、到達立坑を築造するための用地を確保するのが困難となってきているので、現実にこのような工法を実現できない場合がある。このように、所定の到達位置に到達立坑が築造できない場合、これまではシールド掘進機を解体して埋め殺しとしていた。従って、到達立坑がない工事で発進立坑から2本以上のトンネルを構築する場合には、そのトンネルの数だけシールド掘進機を用意する必要があるので、コストがかかって経済性に劣るという課題があった。
【0004】
本願発明は上述した課題を解消するためになされたもので、到達立坑を築造することなく周辺環境に対する課題に対応でき、かつ、外筒が分離されるシールド機本体を流用して1つの発進立坑から複数のトンネルを施工できて経済的に有利なトンネル施工方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
複数の推進用ジャッキが取り付けられたシールド掘進機本体の外周側に分離可能となった外筒を有したシールド掘進機を用いて、発進立坑からトンネルを施工した後に、上記外筒から分離させた上記シールド掘進機本体を上記発進立坑内に戻して当該シールド掘進機本体に新規の外筒を組み付けて新規のシールド掘進機を作製し、この新規のシールド掘進機を発進立坑内において移動させて新たなトンネルを施工する位置まで移動させ、発進立坑内から新たなトンネルを施工することによって、同じ発進立坑内から2本以上のトンネルを施工するトンネル施工方法であって、上記新規の外筒を保持する反力壁及び移動台により構成された保持手段を用い、当該保持手段により保持された上記新規の外筒と上記発進立坑内に戻されてきた上記シールド掘進機本体とが組み付けられることで上記新規のシールド掘進機が作製され、当該新規のシールド掘進機を保持した保持手段を移動手段により上記発進立坑内において移動して新たなトンネルを施工する位置まで移動させた後、上記発進立坑内からセグメントリングを構築していくことで新たなトンネルを施工する。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1によるシールド掘進機を用いたシールド工法の概要を図1ないし図4に基づいて説明する。尚、図1〜図4は上から見た図である。
まず、発進立坑Xを築造し、内筒機2(シールド掘進機本体)と外筒機3とを一体化したシールド掘進機1で地中を掘削しながら順次セグメントリングSを構築していって先行トンネルYの施工が完了したら(図1)、内筒機2を発進立坑X内に戻して、内筒機2に新たな外筒機30を組み付けて新たなシールド掘進機100と成し、発進立坑X内において後行トンネルZを施工する位置まで上記新たなシールド掘進機100を移動し(図2,図3)、この新たなシールド掘進機100により後行トンネルZを施工する(図4)。
【0007】
次に、本発明の実施の形態1によるシールド掘進機を説明する。図5はシールド掘進機の断面図、図6は図5の左側から見た図(右側は左側と同じなので省略している)、図7は内筒機と外筒機の接続部を図5の右側から見た図である。
シールド掘進機1は、シールド掘進機本体としての内筒機2とその外側に設けられる外筒機3とで構成される。即ち、略同心円状に一体化された内筒機2と外筒機3とで構成される。尚、内筒機2の外径はセグメントリングSの内径より200〜500mm程度小さく設定されている。
【0008】
また、シールド掘進機1は、先端側にカッタ部4を備えている。これは、内筒機2の先端に設けられた円盤状のメインカッタ部4aと、このメインカッタ部4aの外周側に接続された環状のサブカッタ部4bとより成る。このカッタ部4はカッタ駆動装置5により回転し、チャンバ6内に土砂を取り込む。チャンバ6内に取り込まれた土砂はアジテータ7により攪拌され、排泥管8を介して排出される。また、チャンバ6内には送泥管9を介して泥水が供給される。11はトンネルセグメントSを組み立てるエレクタである。12はエレクタ11,排泥管8,送泥管9,アジテータ7,カッタ駆動装置5等の内筒機2を構成する機器類を保持するハウジングである。尚、5aはカッタ駆動装置5のモータ、7aはアジテータ7のモータ、3zはテールシールである。
【0009】
また、外筒機3は鉄などの外筒3Aを備え、また、外筒3Aの内側の前後には内筒機2との接続リングガーダ部3a,3bが周方向に沿って設けられている。
また、内筒機2のハウジング12には、上記外筒機3の接続リングガーダ部3a,3bに対応する接続リングガーダ部2a,2bが設けられている。
【0010】
上記内筒機2のメインカッタ部4aとサブカッタ部4bは接続ジャッキ(油圧ジャッキ)13a(あるいはピン)により固定され、切り離し可能となっている。
また、上記外筒機3の接続リングガーダ部3a,3bと内筒機2の接続リングガーダ部2a,2bが接続ジャッキ(油圧ジャッキ)13b,13c(あるいはピン)により固定され、切り離し可能となっている。
以上により、内筒機2は外筒機3と、接続ジャッキ13a,13b,13cにより切り離し可能に固定されている。
【0011】
また、シールド掘進機1は複数の推進ジャッキ(油圧ジャッキ)14A,14Bを備えており、これにより推進する。
本実施の形態1の場合、図7に示すように、下部6本の推進ジャッキ14Aは外筒機3の接続リングガーダ部3a,3bに取り付けられる。即ち、各推進ジャッキ14Aのシリンダー尾部は、接続リングガーダ部3aに当接固定されシールド推進反力点となすとともに、該シリンダー頭部(発進立坑X側)は、接続リングガーダ部3bに周方向に所定の間隔で複数穿設された孔に貫通され固定支持される。各推進ジャッキ14Aのピストン先端部にはスプレッダ15Aを装着し、該スプレッダ15AによりセグメントリングSに対して推進反力を取るよう構成している。
また、他の18本の推進ジャッキ14Bは内筒機2に取り付けられる。即ち、各推進ジャッキ14Bのシリンダー尾部は、接続リングガーダ部2aに当接固定されシールド推進反力点となすとともに、該シリンダー頭部(発進立坑X側)は、接続リングガーダ部2bに周方向に所定の間隔で複数穿設された孔に貫通され固定支持される(以上図示せず)。
各推進ジャッキ14Bのピストン先端部には偏心アーム150を介してスプレッダ15Bを装着し、該スプレッダ15BよりセグメントリングSに対して推進反力を取るよう構成している。この際、各推進ジャッキ14Bは、接続リングガーダ部2a,2bの外径より突出しないよう配置する必要があるが、この場合、推進ジャッキ14Bの軸心とスプレッダ15Bが受ける推進反力中心との偏心量eが大きくなり、推進ジャッキ14Bには推進反力による軸力以外に、大きな曲げモーメントが作用して推進ジャッキ14Bが不経済な設計となったり、あるいは設計・配置不能になることもある。そこで、このような場合でも対応可能なように、図5,6,7では偏心量eをある限界に押さえるよう推進ジャッキ14Bを配置した実施例として図示したものである。即ち、推進ジャッキ14Bのシリンダー尾部は、接続リングガーダ部2a及び3aに当接固定され、一方該シリンダー頭部(発進立坑X側)は、接続リングガーダ部2bに周方向に所定の間隔で複数穿設されたU字形孔3mと、該U字形孔3mと同位置の接続リングガーダ部3bに形成された三日月状の切り欠き部3nとの空間部に嵌挿固定されている(図5、図7の右略半断面)。
掘進到達地点に到達後は、以下の手順でジャッキ14Bを内筒機2内に格納できる。
まず、下部格納予定の1本の推進ジャッキ14B1以外の全推進ジャッキ14A,14Bを縮小状態とし、該ジャッキ14B1のスプレッダ15B1を該ジャッキ14B1の軸廻りに旋回させるとともに、該ジャッキ14B1を放射内方向に移動させ、かつ、ピストンを縮小する。次に、該ジャッキ14B1に隣り合うジャッキ14B2のピストンを幾分伸長させ、前記ジャッキ14B1の場合と同様にして、スプレッダ15B2の旋回,ジャッキ14B2の移動及びピストンの縮小を行う。以下同様にして全ジャッキ14Bの内筒機2内への格納が完了する。尚、図7の左略半断面は、推進ジャッキ14Bが内筒機2内に格納された状態を示す。
【0012】
次に、内筒機2を発進立坑Xに戻すための内筒機逆進装置を図8ないし図10に基づいて説明する。図8は内筒機逆進装置を横から見た概観図、図9は内筒機逆進装置を上から見た概観図、図10は図9の右側から見た図に相当する。
内筒機2は、図8,9に示すように、下部2箇所にスライド部材16を装備し、これに対応して、外筒機3は、スライド部材受け17を装備する。このスライド部材16とスライド部材受け17との接触面はテフロン(登録商標名)シート等の摩擦係数の小さな材料で摩擦低減加工が施されている。これにより、外筒機3から内筒機2を小さな牽引力で分離できる。
【0013】
また、既設セグメントリングSの内面には逆進案内軌道装置18が設置される。この逆進案内軌道装置18は、既設セグメントリングSの下部2箇所に、上記スライド部材16に対応するように2本のレール部材19,19を設け、この各レール部材19,19を複数の結合部材20で連結して成るものである。この各結合手段20は、各既設セグメントリングSの継ぎ目STに設けられているボルトボックス21等のボルト22により各結合手段20の取付舌片20aを固定することにより各既設セグメントリングSに固定される。
【0014】
この逆進案内軌道装置18(レール部材19,19及び複数の枕木手段20)と上記スライド部材16及び内筒機2との接触面はテフロン(登録商標名)シート等の摩擦係数の小さい材料で摩擦低減加工が施されている。これにより、内筒機2を小さな牽引力で発進立坑Xの方向に移動できる。尚、スライド部材16、スライド受け部材17、逆進案内軌道装置18は金属性の材料で構成される。
【0015】
スライド部材16の一端(発進立坑X側)16aには逆進ジャッキ(油圧ジャッキ)23のシリンダ23a側が取付けられ、逆進ジャッキ23のピストン23bの先端23t側には逆進反力装置24が取付けられている。逆進反力装置24は逆進案内軌道装置18のレール部材19に固定される。即ち、レール部材19には穴25があいており、そこにピン26を挿入して逆進反力装置24を固定する。尚、図9,図10に示すように、1本のレール部材19に対応して逆進ジャッキ23を2本設け、逆進推進力を確保している。尚、逆進ジャッキ23,逆進反力装置24により、上記スライド部材16を発進立坑Xの方向に移動させて内筒機2を発進立坑X内に戻すための逆進装置が構成される。
【0016】
逆進案内軌道装置18と逆進反力装置24とが固定された状態で逆進ジャッキ23を縮めることによりスライド部材16が牽引され、内筒機2が発進立坑X側へ移動する。内筒機2は、逆進反力装置24および逆進ジャッキ23により尺取虫のように移動する。逆進ジャッキ23のストローク分の移動が完了した時点で、ピン26をはずして逆進反力装置24とレール部材19との固定を解除する。この状態で逆進ジャッキ23のピストン23bを伸ばして逆進反力装置24を発進立坑X側へ移動させ、移動した位置で逆進反力装置24をピン26によりレール部材19と固定する。以上を繰り返して内筒機2を発進立坑Xに戻す。
【0017】
尚、内筒機2の移動が済んだ部分の逆進案内軌道装置18は撤去して次の移動部分に転用する。このように転用していって発進立坑Xまでの逆進案内軌道装置18を順次敷設していくようにする。
【0018】
次に、本実施の形態1によるシールド工法を図11ないし図18等に基づいて詳説する。
発進立坑Xからシールド掘進機1を発進させ、先行トンネルYを構築していく。Kは裏込め材である(図1,図11)。所定の到達地点に到達したら、到達部分の周りの地盤を改良する(図12)。その後、推進ジャッキ14Bのスプレッダ15Bを前記手順により回転及び推進ジャッキ14Bの内方への移動を行って推進ジャッキ14Bを内筒機2に収納する(図13,図7の左側参照)。内筒機2は、接続部2a,2bを備えたハウジング12,メインカッタ部4a,接続ジャッキ13a〜13c,推進ジャッキ14B,スライド部材16を備える。そして、接続ジャッキ13a〜13cを全部解除して外筒機3から内筒機2を分離する。そして、逆進案内軌道装置18を敷設するとともに、逆進ジャッキ23及び逆進反力装置24を設置して、内筒機2を発進立坑Xの方向に逆進させる(図14)。上記発進立坑X内には、新規の外筒機30を保持するとともに、当該発進立坑Xに戻されてきた内筒機2に新規の外筒機30を組み付けた新規のシールド掘進機100を保持する保持手段40が設けられている。新規の外筒機30は、外筒31,サブカッタ部32,内筒機2との接続リングガーダ部33aと33b,撤去回収した下部6本の推進ジャッキ14Aとスプレッダ15Aまたは該推進ジャッキ14Aとスプレッダ15Aの代わりの6本の推進ジャッキ34及びスプレッダ35を有する。また、保持手段40は、新規の外筒機30を構成する外筒31を保持する反力壁41及び移動台42により構成される。尚、内筒機2はレールを利用して新規の外筒機30の位置に移動される(以上、図15)。内筒機2に新規の外筒機30を組み付けた新規のシールド掘削機100を保持する保持手段40を、発進立坑X内においてレールなどの移動手段50により横方向に移動させ、後行トンネルZを施工する位置まで移動させる(図2〜図4,図16)。そして、発進立坑X内からセグメントリングSを構築していき、後行トンネルZを施工する(図17)。尚、先行トンネルYの到達地点で分離された外筒機3は、サブカッタ部4b,内筒機2との接続リングガーダ部3a,3bの内面側(図18の点線部)を切除し、現場打ちコンクリートJで覆う(図18)。即ち、外筒3Aとともに埋め殺しにする。尚、推進ジャッキ14Aは前記の如く内筒機2を発進立坑X側に逆進開始以後に別途回収する。
以上により、内筒機2を流用して同じ発進立坑X内から2本のトンネルを施工することができる。
【0019】
本実施の形態1によれば、所定のシールド到達位置に立坑が構築できない場合に、内筒機2を転用して同じ発進立坑内から2本以上のトンネルを施工することができる。従って、到達立坑を築造しなくてもよくなるので、周辺環境に対する課題に対応できるとともに、複数のトンネルを施工する場合のコストを低減でき、経済的に有利なシールド工法を実現できる。
また、発進立坑X内に戻されてきたシールド掘進機本体としての内筒機2に新規の外筒機3を組み付けた新規のシールド掘進機100を保持する保持手段40と、発進立坑X内において上記新規のシールド掘進機100を保持する保持手段40を左右に移動させる移動手段としてのレール50などを具備するので、内筒機2を流用しての後行トンネルZの施工を迅速かつスムーズに行える。
【0020】
また、実施の形態1では、すべての推進用ジャッキを外筒3Aの内周に沿って配置しているので、推進力の伝達をスムーズにできる。
尚、実施の形態1では、シールド掘進機本体としての内筒機2と外筒3Aのそれぞれに推進用ジャッキを複数個ずつ固定しているが、すべての推進用ジャッキを内筒機2に固定するようにしても構わない。この場合、接続部リングガーダ3a,3bを備えた外筒3Aのみを埋め殺して、すべての推進用ジャッキを内筒機2の逆進とともに発進立坑Xに戻すことができるので、新規の外筒機に推進用ジャッキを装備する必要がなくなり、後行トンネルZの施工をより迅速かつスムーズに行える。即ち、発進立坑X内に戻されたシールド掘進機本体としての内筒機2に、接続部リングガーダ3a,3bを備えた外筒3Aのみを組み付けて新規のシールド掘進機を作製すればよいからである。
【0021】
また、すべての推進用ジャッキを外筒3Aに固定するようにしても構わない。
この場合は、すべての推進用ジャッキを別途に回収する必要があり、また、新規の外筒機にすべての推進用ジャッキを予め装備しておかなければならず、作業手間は増えるが、本発明の所期の目的効果を達成することはできる。
【0022】
また、新たなサブカッタ部32の外径をサブカッタ部4bの外径と異ならせることにより、異なる径のトンネルを1つの発進立坑内から施工することができる。
【0023】
また、実施の形態1によれば、メインカッタ部4aとこれに対して着脱可能なサブカッタ部4bとから成るカッタ部4を設けたが、カッタ部の外周に当該カッタ部の径方向に伸縮可能なサブカッタ部を備えるカッタ部を内筒機2に設けるようにしてもよい。
また、内筒機2は、円筒構造のハウジングで構成してもよいし、トラス構造のハウジングで構成してもよいし、これら構造を組み合わせたハウジングで構成してもよい。
【0024】
さらに、上記実施の形態1では、泥水式シールドの場合を示したが、土圧式シールドの場合でも、本発明と同様なシールド掘進機構造及びシールド工法が可能である。加えて、上記実施の形態1では、略円形断面シールドを例にして説明したが、トンネル断面形状として複円形,矩形,楕円形等のような略円形断面シールドの場合においても本発明と同様なシールド掘進機構造及びシールド工法が可能である。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、所定のシールド到達位置に立坑が構築できない場合に、外筒が分離されるシールド掘進機本体(内筒機2)を流用し発進立坑内で新規のシールド掘進機を作成して同じ発進立坑内から2本以上のトンネルを施工することができる。従って、到達立坑を築造しなくてもよくなるので、周辺環境に対する課題に対応できるとともに、複数のトンネルを施工する場合のコストを低減でき、経済的に有利なトンネル施工方法を実現できる。
また、反力壁及び移動台により構成された保持手段を用いるので、シールド掘進機本体を流用しての発進立坑からの後行トンネルの施工を迅速かつスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるシールド工法の概要を説明するための工程説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるシールド工法の概要を説明するための工程説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるシールド工法の概要を説明するための工程説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるシールド工法の概要を説明するための工程説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるシールド工法に使用するシールド掘進機の断面図である。
【図6】 カッタ部の略正面図である。
【図7】 内筒機と外筒機の接続部及び推進用ジャッキの配置を説明するための説明図である。
【図8】 内筒機逆進装置を横から見た図である。
【図9】 内筒機逆進装置を上から見た図である。
【図10】 逆進反力装置と逆進案内軌道装置との関係を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図15】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するめの工程説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【図18】 この発明の実施の形態1によるシールド工法を詳細に説明するための工程説明図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機、2 内筒機(シールド掘進機本体)、3 外筒機、
3A 外筒、4 カッタ部、4a メインカッタ部、4b サブカッタ部、
40 保持手段、50 レール(移動手段)、S セグメントリング、
X 発進立坑、Y 先行トンネル、Z 後行トンネル。
Claims (1)
- 複数の推進用ジャッキが取り付けられたシールド掘進機本体の外周側に分離可能となった外筒を有したシールド掘進機を用いて、発進立坑からトンネルを施工した後に、上記外筒から分離させた上記シールド掘進機本体を上記発進立坑内に戻して当該シールド掘進機本体に新規の外筒を組み付けて新規のシールド掘進機を作製し、この新規のシールド掘進機を発進立坑内において移動させて新たなトンネルを施工する位置まで移動させ、発進立坑内から新たなトンネルを施工することによって、同じ発進立坑内から2本以上のトンネルを施工するトンネル施工方法であって、上記新規の外筒を保持する反力壁及び移動台により構成された保持手段を用い、当該保持手段により保持された上記新規の外筒と上記発進立坑内に戻されてきた上記シールド掘進機本体とが組み付けられることで上記新規のシールド掘進機が作製され、当該新規のシールド掘進機を保持した保持手段を移動手段により上記発進立坑内において移動して新たなトンネルを施工する位置まで移動させた後、上記発進立坑内からセグメントリングを構築していくことで新たなトンネルを施工することを特徴とするトンネル施工方法。
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