JP4610377B2 - 速度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は電動機の速度検出に関するもので、特に速度検出精度を向上させる手法を提案するものである。
図2に一例として速度検出装置を示し、この図に基づいて従来技術を説明する。
電動機1に接続しているエンコーダ2は、電動機1の回転速度に応じて周波数が変化する一つの矩形波であるA相信号を出力している。速度演算器3は、A相信号が変化した時t(n)に、前回A相信号が変化した時t(n−1)から今回A相信号が変化した時t(n)までの間の時間差の逆数から電動機1の回転子の回転速度N(n)を求めている。回転速度N(n)を式で表すと以下となる。
N(n)=G/{t(n)−t(n−1)} (1)
ここで、Gは時間差の逆数から回転速度N(n)を求める定数であり、n=0、1、2、・・・である。電動機1のトルクや回転速度をそれらの指令通りに追従するためなどに、回転速度N(n)は用いられている。
特開2002−112597
電動機1の回転速度が一定の場合を考える。回転速度が一定であればエンコーダ2の出力するA相信号の矩形波のデューティは50[%]であるはずだが、製作上の限界やコストなどにより実際には多少ずれている。すると、A相信号が変化する時間差は図3に示すとおり、A相信号がハイの状態のtxとA相信号がロウの状態のtyの2種類が交互に繰り返されることになる。よって、速度演算器3で求められる回転速度も、(1)式を用いると、下記に示すとおりNx、Nyの2種類の回転速度となる。
N(1)=N(3)=・・・
=G/{t(1)−t(0)}=G/{t(3)−t(2)}=・・・
=G/tx
=Nx (2)
N(2)=N(4)=・・・
=G/{t(2)−t(1)}=G/{t(4)−t(3)}=・・・
=G/ty
=Ny (3)
図3に示すとおり、(2)式と(3)式を用いると、実際の回転速度Nrealは以下で表される。
Nreal=(Nx×tx+Ny×ty)/(tx+ty)
=2×G/(tx+ty) (4)
一方、速度演算器3は、A相信号がロウの状態の時(ty)に回転速度Nxを出力し、A相信号がハイの状態の時(tx)に回転速度Nyを出力する。よって、速度演算器3の出力する回転速度の平均値Nmeanは、以下の式となる。
Nmean=(Nx×ty+Ny×tx)/(tx+ty) (5)
時間差がtx<tyの場合、txから演算した回転速度Nxとtyから演算した回転速度Nyは、Nx>Nyとなる。よって、(4)式と(5)式とにより、実際の回転速度Nrealよりも速度演算器3の出力する回転速度の平均値Nmeanの方が大きくなる(Nreal<Nmean)。これは、先述したように速い回転速度Nxは長い期間ty使われ、遅い回転速度Nyは短い期間txしか使われないことからも分かる。電動機1の回転速度を制御している場合、速度演算器3の回転速度を回転速度指令に追従させるため、実際の回転速度は回転速度指令よりも遅くなってしまう。
なお、平均回転速度Nmeanから実際の回転速度Nrealを減じた回転速度誤差は、回転速度と比例関係となり、回転速度が速くなるほど回転速度誤差が顕著に出てくる。
上記問題点を解決するために、本発明は回転速度検出精度を向上させる速度検出装置を提供することにある。
前述した問題点を解決するために、回転速度に応じて周波数が変化する一つまたは位相の異なる複数個の矩形波を出力するエンコーダと前記矩形波の変化時点t(1)で前回の矩形波の変化時点t(0)から前記矩形波の変化時点t(1)までの間の時間差の逆数から回転速度を演算する速度演算器とからなる速度検出装置において、前記速度演算器の出力と前記時間差とを入力して新たに回転速度を演算して出力する速度補正器を具備し、該速度補正器は前記速度演算器の出力が更新された時点で前記速度補正器が今まで出力していた回転速度と前記速度演算器の出力との差に前記時間差に比例したゲインを乗じた分だけ前記速度補正器の出力の回転速度を補正することを特徴とする。
本発明により、正確な回転速度検出を行うことができる。
電動機を広範囲な回転速度領域で、精度よく回転速度を制御することができた。
図1は、本発明の1実施例のブロック図である。
従来技術と異なるのは速度補正器4である。速度補正器4は、速度演算器3の出力の回転速度N(n)と時間差とを入力し、新たに回転速度S(n)を求めて出力する。回転速度S(n)は、回転速度N(n)が更新された時、すなわちエンコーダ2の出力のA相信号が変化した時t(n)に、今まで速度補正器3が出力していた回転速度S(n−1)と速度演算器3出力の回転速度N(n)との差に時間差に比例したゲインを乗じた分だけ速度補正器3の出力の回転速度S(n−1)を補正したもので、(1)式を用いると以下で表される。
S(n)={(N(n)−S(n−1)}×[{t(n)−t(n−1)}×K]
+S(n−1)
=[1−{t(n)−t(n−1)}×K]×S(n−1)+G×K (6)
ここで、Kは定数である。
図3と同様に、電動機1の回転速度が一定の場合を考え、A相信号が変化する時間差は時間差tx、tyの2種類が交互に繰り返されることとすると、速度補正器4で求められる回転速度もSx、Syの2種類となり、以下となる。
S(1)=S(3)=・・・
=[1−{t(1)−t(0)}×K]×S(0)+G×K
=[1−{t(3)−t(2)}×K]×S(2)+G×K
=・・・
=(1−tx×K)×Sy+G×K
=Sx (7)
S(2)=S(4)=・・・
=[1−{t(2)−t(1)}×K]×S(1)+G×K
=[1−{t(4)−t(3)}×K]×S(3)+G×K
=・・・
=(1−ty×K)×Sx+G×K
=Sy (8)
(7)式と(8)式とからSx、Syについて解くと以下となる。
Sx=G×(2−tx×K)/(tx+ty−tx×ty×K) (9)
Sy=G×(2−ty×K)/(tx+ty−tx×ty×K) (10)
よって、速度演算器3の出力する回転速度の平均値と同様に、速度補正器4の出力する回転速度の平均値Nsを求めると、以下の式となる。
Ns=(Sx×ty+Sy×tx)/(tx+ty)
=G×{(2−tx×K)×ty+(2−ty×K)×tx}/
{(tx+ty)×(tx+ty−tx×ty×K)}
=2×G/(tx+ty) (11)
よって、速度補正器4で求めた回転速度の平均値Nsである(11)式は、(4)式で求めた実際の回転速度Nrealと等しくなる。
上記説明では、エンコーダ2から出力される矩形波は一つとしているが、請求項にも記載のとおり位相の異なる複数個の矩形波においても同様な効果が得られる。
また、矩形波が変化する度に速度演算器3や速度補正器4により回転速度を求める構成であるが、所定時間毎に回転速度を求める構成の場合でも同様な効果が得られる。
さらに、エンコーダから出力されるのは矩形波としているが、回転速度に応じて周波数が変化する交流波形であればよく、例えばエンコーダから出力される波形が正弦波であっても零クロスのヒステリシスコンパレータを通すことで矩形波となることから同様な構成、効果を得ることができる。
本発明により、様々な種類のエンコーダを用いた場合、正確な回転速度が検出できることから、産業上の利用の可能性は大いにある。
本発明の実施例を示した説明図である。 従来の技術の一例を示した説明図である。 エンコーダの出力波形の一例を示した説明図である。
符号の説明
1 電動機
2 エンコーダ
3 速度演算器
4 速度補正器

Claims (1)

  1. 回転速度に応じて周波数が変化する一つまたは位相の異なる複数個の矩形波を出力するエンコーダと前記矩形波の変化時点t(1)で前回の矩形波の変化時点t(0)から前記矩形波の変化時点t(1)までの間の時間差の逆数から回転速度を演算する速度演算器とからなる速度検出装置において、
    前記速度演算器の出力と前記時間差とを入力して新たに回転速度を演算して出力する速度補正器を具備し、該速度補正器は前記速度演算器の出力が更新された時点で前記速度補正器が今まで出力していた回転速度と前記速度演算器の出力との差に前記時間差に比例したゲインを乗じた分だけ前記速度補正器の出力の回転速度を補正することを特徴とする速度検出装置。
JP2005065412A 2005-03-09 2005-03-09 速度検出装置 Active JP4610377B2 (ja)

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JPH01132968A (ja) * 1987-11-17 1989-05-25 Nissan Motor Co Ltd 車輸速センサの検出値補正装置
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JP2001041967A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Toyota Central Res & Dev Lab Inc なましフィルタ

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