JP4610183B2 - データ管理装置 - Google Patents

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この発明は、建築物のCAD図面データを有効に利用して、建物の利用区画、設備、備品等の施設に関するデータを効率的に管理することのできるデータ管理装置に関する。
従来、建物の設備、備品等の施設に関するデータ管理するためのデータベースシステムやデータ管理装置としては、文字データを主体とするデータベースシステムや、文字データの他に必要に応じて画像データも取り扱えるようにしたデータベースシステムがあった。例えば、下記の特許文献1に記載されたものが公知である。特許文献1には、図形データファイル、配置図面データファイル、配置物データファイル、属性データファイル等の複数のファイルによりデータベースを構成し、配置物の管理を行う配置物管理データベースシステムが記載されている。
特許2972475号公報
従来のデータベースシステムやデータ管理装置は、管理対象物とその管理対象物を示す図形データの関係が必ずしも明瞭ではなく、管理対象物を示す図形データや属性データ等の入力作業や修正作業は熟練を要するものであった。しかも、これらの作業の際に入力ミスや修正ミスの生じる可能性があった。
また、建築物の設計に際しては、通常、建築物の図面データがCAD図面データとして作成されいるにもかかわらず、このCAD図面データは建築物内の設備、備品等の配置を表すための基礎データとしては有効に利用されておらず、新たにデータベースシステム用の画像データを作成し直すことが多かった。このため、最初にデータベースシステムを構築する際の作業量およびコストが大きくなってしまうという問題点があった。
さらに、このような従来のデータベースシステムでは、建物内部の各フロアや各区画を、利用部門や使用形態に応じた分類や集計・分析を効率的に行うことができなかった。また、建物内部の各フロアや各区画に関して、面積、売上、コスト等といった種々の観点から集計・分析を行うことも簡単にはできなかった。
そこで、本発明は、建築物のCAD図面データを利用して容易にデータベースシステムを構築することができ、また、建物内部の各フロアや各区画の種々の観点からの集計・分析を容易に行うことができるデータ管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ管理装置は、データを記憶する記憶手段と、データを表示する表示手段と、データを入力するための入力手段と、前記記憶手段に記憶され、建築物の各階平面図を表すCAD図面データを含む図面ファイルと、前記記憶手段に記憶され、前記各階平面図の所定の領域としての区画を分類するため区画分類コードと、当該区画分類コードの分類内容を保持する区画分類テーブルと、前記図面ファイルの一部として前記CAD図面データに付加して前記記憶手段に記憶され、前記区画を図形によって表す区画図形オブジェクトと、前記図面ファイルの一部として、かつ、前記区画に対応する前記区画図形オブジェクトの属性情報として前記記憶手段に記憶され、前記区画が属する前記区画分類コードを含む区画情報と、前記図面ファイルの入力、修正および削除を行うとともに、各種データを前記表示手段に出力し表示するデータ管理手段と、前記記憶手段に記憶されたデータベースとを有する。そして、前記データ管理手段は、前記区画図形オブジェクトの寸法に基づいて区画情報として各区画の面積を演算するものであり、さらに、前記データ管理手段は、前記図面ファイルに含まれる前記区画図形オブジェクトの前記区画情報を前記データベースに登録するものである。
また、上記のデータ管理装置において、前記区画分類テーブルは、前記区画分類コードに対応する前記区画の表示色データを含み、前記データ管理手段は、前記区画図形オブジェクトをその属性情報である前記区画分類コードに対応する表示色により、前記CAD図面データに重畳して前記表示手段に表示することが可能なものであることが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記データ管理手段は、所望の範囲の前記区画分類に属する区画の面積の集計値を演算することが可能なものであることが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記データ管理手段は、前記データベースにおけるデータ処理、または、前記データベースと他のデータベースを組み合わせてのデータ処理の結果を表示することが可能なものであることが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記区画分類コードは、集計処理の種別を示す集計分類コードを含むものであることが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記区画分類コードは利用態様の種別を示す利用分類コードを含むものであり、前記利用分類コードは階層構造を成すように設定されているものであることが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記図面ファイルの一部として前記記憶手段に記憶され、前記区画に配置されている備品を図形によって表す備品図形オブジェクトを有することが好ましい。
また、上記のデータ管理装置において、前記データ管理手段は、前記備品図形オブジェクトまたは前記区画図形オブジェクトの表示色を既定の表示色から変更して表示することが可能なものであることが好ましい。
本発明は、以上のように構成されているので、以下のような効果を奏する。
建築物の各階平面図を表すCAD図面データを含む図面ファイルに、区画分類を属性情報として有する区画図形オブジェクトを配置しているので、区画に関するデータのデータベースへの登録を極めて容易に行うことができる。また、データの入力ミスや修正ミスが生じにくく、フロアごと利用部門ごと等の集計処理を行うことも容易となる。
各区画を区画分類に対応した表示色によって表示するようにしたので、各区画の所属や性質を表示画面上で瞬時に把握することができ、区画の種類を容易かつ確実に識別することができる。
各区画の面積は区画図形オブジェクトの寸法に基づいて演算するようにしたので、面積の値を正確にかつ自動的に求めることができる。
区画分類コードが集計処理の種別を示す集計分類コードを含むので、集計処理の結果を適切な集計レイアウトで作成することができる。
区画分類コードが利用態様の種別を示す利用分類コードを含み、その利用分類コードが階層構造を成すように設定されているので、区画分類の設定作業を容易かつ確実に行うことができる。
各区画に配置されている備品を図形によって表す備品図形オブジェクトを図面ファイルに配置しているので、備品に関するデータのデータベースへの登録を極めて容易に行うことができる。また、データの入力ミスや修正ミスが生じにくく、フロアごと利用部門ごと等の集計処理を行うことも容易となる。
備品図形オブジェクトまたは前記区画図形オブジェクトの表示色を既定の表示色から変更して表示することができるので、検索・抽出結果や集計結果等を誰にでも分かりやすく表示することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明のデータ管理装置1の全体構成を示す図である。データ管理手段2は、データ管理装置1の種々の処理を行う中心部であり、CPU、バス、およびそれらに接続された諸回路からなる。このデータ管理手段2には、記憶手段3が接続されている。記憶手段3は、RAMやROM等からなるメモリ31とハードディスクからなる固定ディスク装置32を含むものである。これらのデータ管理手段2および記憶手段3としては、汎用のコンピュータを使用することができる。
データ管理手段2には、文字や図形を表示するための表示手段4と、操作者がデータを入力するための入力手段5が接続されている。表示手段4としてはCRTや液晶表示板等が使用でき、入力手段5としてはキーボードやポインティングデバイス(例えば、マウス)等が使用できる。
データ管理手段2には、さらに入出力装置6が接続されている。入出力装置6としては、表示手段4の表示内容を印刷するためのプリンタや、フレキシブルディスク、光記録ディスク、IC記録媒体等の交換可能記録媒体の読取書込装置、データバックアップ用のテープ記録媒体の読取書込装置等が含まれる。
固定ディスク装置32には、建物、設備、備品などの施設の情報を蓄積し参照するための施設データベース321が記憶されている。データ管理手段2は、施設データベース321にデータを追加登録したり、データを修正したり、データを削除したり、データの検索・抽出・集計を行うデータベース管理機能を備えている。また、データの検索・抽出・集計は、施設データベース321を他のデータベースと連携させて行うこともできる。
なお、施設データベース321とデータベース管理機能は、データベースサーバー7として別のコンピュータに割り当てるようにしてもよい。その場合、図1に示すように、データ管理手段2とデータベースサーバー7とは、LAN等の通信手段によって互いに接続される。そして、データ管理手段2には、データベースサーバー7に対してデータの要求を行うクライアント機能が備えられる。
施設データベース321は、1つ以上の物件(建物、支店に対応する)のデータを含み、各物件の各フロアについて、CAD図面に基づくフロア平面図、フロア内の区画に関するデータ、フロア内の設備および備品等に関するデータを含むものである。この施設データベース321の内容は、種々の検索条件や抽出条件によって、操作者の必要とする情報を検索・抽出し表示手段4に表示することができる。また、検索・抽出結果を入出力装置6に出力して印刷したり、交換可能記録媒体に保存したりすることもできる。
各物件の各フロアには、例えば、執務室、応接室等やパーティッションで区切られた各スペース等が区分けされている。これらの部屋やスペースが区画としてCAD図面上に登録される。すわわち各フロアには1つ以上(通常は複数)の区画が存在する。これらの区画は会社組織等の各部門に所属するものとして利用されている。区画に関するデータは、図面ファイル323上に保存されており、施設データベース321に登録される。
図面ファイル323上の区画データは区画の形状を示す区画図形オブジェクトとして保存されている。この区画図形オブジェクトには区画形状の他に、属性情報として区画の面積や区画分類に関する情報が保存されている。そして、区画分類には区画を利用する部門の情報等が含まれている。
施設データベース321は、区画に関するデータを蓄積する区画データベースと、備品等に関するデータを蓄積する備品データベースとを含み、これらが互いに関連付けられてリレーショナル・データベースとして構成されている。区画データベースは、物件コード、物件名称、フロアコード、区画識別コード、区画分類コード、区画面積等のデータを含み、備品データベースは、備品識別コード、備品分類コード、備品名称、配置区画、コスト情報(購入価格、リース料等)、購入年月日等のデータを含む。
固定ディスク装置32には、区画分類の内容を保持する区画分類テーブル322が記憶されている。区画分類は、集計処理に関係する集計分類と、区画の利用種別に関係する利用分類とを含んでいる。集計分類としては、アルファベット「A−Z」の1文字で表され、これらの文字に対応して最大26種類に分類可能である。
利用分類は、利用大分類、利用中分類および利用小分類の3階層の階層構造を有し、木構造を有する分類となっている。利用大分類はアルファベット「A−Z」の1文字で表され26種類に分類可能である。利用中分類は数字「1−9」の1文字で表され9種類に分類可能である。利用小分類は数字「01−99」の2文字(先頭の0は省略可能)で表され99種類に分類可能である。区画分類テーブル322の内容に関しては後に詳しく説明する。
図面ファイル323は、物件の各フロアごとに1つのファイルが作成され、固定ディスク装置32に記憶されている。施設データベース321の図面に関係する各データは、この図面ファイル323として記憶(保存)された情報から自動的に抽出されて施設データベース321に登録される。図面ファイル323から施設データベース321へのデータ登録作業に関しては後に詳しく説明する。
この図面ファイルは、対象となるフロアの平面図CADデータに基づいて作成される。すなわち、固定ディスク装置32には、施設データベース321の対象となるフロアの数だけの図面ファイル323が記憶(保存)されている。この図面ファイル323には、複数の図形データが仮想的な複数のレイヤ(層)に分けて記憶されている。データ管理手段2は図面ファイル323の各レイヤの図形を重ね合わせて表示手段4に表示することができ、また、各レイヤごと各図形ごとに表示・非表示を設定することができる。
また、図面ファイル323には、CADデータのフロア平面図とは別のレイヤに区画形状を表す区画図形オブジェクトが配置されている。この区画図形オブジェクトは閉じた多角形や閉曲線として作成され、フロア平面図と重ね合わされて表示される。この区画図形オブジェクトには、区画分類に対応する表示色が設定される。フロアごとに作成された図面ファイル323の各ファイルには、それぞれ固有のファイル名が付与されている。このファイル名も施設データベース321に登録されるデータの一部となっている。
ファイル名としては、例えば「001-東京本社ビルP0.mcd」のようなものが付与される。このファイル名によって物件およびフロアの情報を保持している。最初の半角3桁の数字(4桁としてもよい)は物件コードを示し、区切り文字としての半角ハイフンの後の全角文字(全角9文字以内)が物件名称を示している。物件名称の後の半角2文字(この例では「P0」)はフロアを示している。フロアは半角数字2文字で表されるが、最初の1文字は半角の「BFRMP」のいずれかの文字も使用可能である。最後の「.mcd」は拡張子であり、ファイルの種類を表している。拡張子はこの文字列に固定されている。
図2および図3は、区画分類テーブル322の内容を示す図である。図2は、区画分類の中の集計処理に関する分類としての集計分類の内容を示す図である。集計分類コードは、アルファベット「A−Z」の1文字で表されている。それらのコードの内容は右欄の「集計分類内容」に示されている。なお、集計分類内容の組織名は集計用の組織名である。
なお、この集計分類は、いずれの分類も4種類の集計レイアウトの1つに属している。4種類の集計レイアウトは、「業務スペース」、「案分スペース」、「集計外スペース」、「その他」となっている。図2の例では、分類コードA,Bの分類は業務スペースに属し、分類コードM,Nの分類は案分スペースに属し、分類コードZの分類はその他に属している。そして、集計分類が属する集計レイアウトに従って集計表等が作成される。
図3は、区画分類の中の実際の利用態様を表す利用分類の内容を示すものである。利用分類は、利用大分類、利用中分類および利用小分類の3階層の階層構造を有し、木構造を有する分類となっている。利用大分類の分類コードはアルファベット1文字で表され、その内容は実利用組織名や空間分類名を表している。利用中分類は数字1文字で表され、その内容は利用大分類の下位の実利用部署名や建築分類名を表している。利用小分類は数字2文字(先頭の0は省略可能)で表され、その内容は利用中分類の実利用部署名や建築分類名に属する部屋名、設備名を表している。
区画分類の全体の分類コードは、集計分類、利用大分類、利用中分類、利用小分類が連結されて、例えば「A−A1−01」のように表される。最初の「A」が集計分類コードであり、ハイフン記号の後の「A1−01」が利用分類を示す分類コードである。利用分類の先頭の「A」は利用大分類、次の「1」は利用中分類、「01」は利用小分類を表す分類コードである。
それぞれの区画分類コード(利用小分類まで含む全体の分類コード)に対して、区画を表示する際の表示色が設定されている。利用小分類の「表示色」の欄に設定されたカラーコード(例えば、「C001」)が、区画分類に対応する表示色を示している。区画図形オブジェクトには、属性情報としてその区画が属する区画分類の分類コードが記憶されている。そして、区画図形オブジェクトは区画分類に対応する表示色で表示手段4に表示される。なお、ここでは利用小分類ごとに表示色を設定するようにしているが、利用中分類ごとに表示色を設定するようにしてもよく、または、利用大分類ごとに表示色を設定するようにしてもよい。
図4から図7は、図面ファイル323の中の1つのファイルの例を示す図である。図面ファイル323は、物件の各フロアごとに1つのファイルが作成される。図4は、建築物のCAD図面のフロア平面図を示すものである。CAD図面には、建築物の壁、柱、ドア、部屋、廊下、階段等の構造部を表す部分と、事務机、椅子、テーブル、書棚等の備品、配置物を表す部分がある。構造部と配置物は、通常異なるレイヤに配置されており、これらのいずれか一方だけを表示したり、両方を重ね合わせて表示したりすることができる。図4では、構造部と配置物を重ね合わせて表示している。
図5は、建築物の構造部のみを表示したフロア平面図である。区画図形オブジェクトを作成するには、図4あるいは図5のような表示画面上で作成作業を行う。図6は、図5のような表示画面上で区画を示す区画図形オブジェクトを作成した図である。例えば、区画11は区画分類の本社:営業部:資料室(A−A1−03)に属する区画であり、区画12,13は本社:営業部:執務室(A−A1−01)に属する区画であり、区画14は本社:営業部:接客室(A−A1−02)に属する区画である。なお、かっこ内は区画分類コードである。これらの区画図形オブジェクトを作成した後、区画分類等の属性情報を設定する。
図7は、各区画を表す区画図形オブジェクトの形状を示す図である。図7(a)は区画11の区画図形オブジェクトの形状を示し、図7(b)は区画12の区画図形オブジェクトの形状を示し、図7(c)は区画13の区画図形オブジェクトの形状を示し、図7(d)は区画14の区画図形オブジェクトの形状を示す。操作者はCADソフトウェア(データ管理手段2に含まれている)を使用してこれらの区画図形オブジェクトを作成し、図6に示すようにフロア平面図の対応する区画位置に配置する。
次に、操作者はCADソフトウェアにより区画図形オブジェクトの属性情報を設定する。属性情報の設定は、表示画面上の区画分類設定ボタンをクリックし、続いて区画分類を設定する区画図形オブジェクトをクリックすることで容易に実行することができる。これにより、区画分類を選択するためのダイアログボックスが表示されるので、集計分類、利用大分類、利用中分類、利用小分類のそれぞれに関して該当する分類内容を選択するようになっている。適切な区画分類を選択してダイアログボックスの「OK」ボタンをクリックすると、選択した区画図形オブジェクトの属性情報としてその区画分類コードが設定される。
また、区画分類を設定すると同時に、その区画図形オブジェクトの面積が計算されて属性情報としてその面積値が設定される。この面積値は、区画図形の寸法情報とCAD図面における縮尺情報等に基づいて実際の面積が自動的に計算される。さらに、区画図形オブジェクトの表示色が区画分類コードに従って設定される。すなわち、区画分類テーブル322(図3参照)におけるその区画分類コードに設定された表示色が区画図形オブジェクトの表示色として設定される。
このようにそれぞれの区画が、区画分類に対応した表示色により表示されるので、その区画の所属や性質を瞬時に把握することができ、区画の種類を容易かつ確実に識別することができる。また、区画分類テーブル322に設定された既定のカラーコードは、データ管理手段2によって変更することができる。そして、変更後の表示色によって各区画の表示を行うことができる。したがって、種々の検索・抽出結果や集計結果等に応じて、各区画の表示色を変更することができる。
また、図面ファイル323の表示手段4への表示は、通常、図6のような区画表示に加えて図4のような備品、配置物も重ね合わせて表示される。備品等は、その形状を示す備品図形オブジェクトとして備品用のレイヤに配置される。備品図形オブジェクトには属性情報として、備品識別コード、備品分類コード、購入価格、購入年月日等の情報が保持されている。固定ディスク装置32には、区画分類テーブル322と同様の構造の備品分類テーブルが記憶されている。備品分類テーブルには備品分類の内容と表示色のデータが記憶されている。備品図形オブジェクトはそれが属する備品分類に設定された表示色で表示される。
また、備品分類テーブルの既定の表示色を変更することにより、備品図形オブジェクトの表示色を変更することが可能である。これにより、例えば、備品の減価償却年数に応じて備品図形オブジェクトの表示色を変更することもできる。その他、備品の価格帯やメーカー等に応じて表示色を変更したりすることもできる。このように、区画や備品等の表示色をデータ管理手段2側(データベースサーバー7側)から変更することができるので、検索・抽出結果や集計結果等を誰にでも分かりやすく表示することができる。
図8は、図面ファイル323に保存されたデータを施設データベース321に登録する手順を示すフローチャートである。図面ファイル323は前述のように物件の各フロアごとに1つのファイルが作成され、図面ファイル323内にはフロア内の全区画に対応する区画図形オブジェクトが作成されている。区画図形オブジェクトは区画図形のためのレイヤに配置されている。それらの区画図形オブジェクトには、属性情報として区画識別コード、区画分類コード、面積等が記憶されている。また、図面ファイル323のファイル名には、前述のように物件コード、物件名称、フロアコードが含まれている。
まず、操作者は手順101において、図面ファイルを登録用フォルダ(ディレクトリ)にコピーする。コピーは表示画面上で登録しようとする図面ファイルを示すアイコンを登録用フォルダを示すアイコンにドラッグ・アンド・ドロップ(移動して放す操作)する等によって行う。なお、サーバー機能がデータベースサーバー7として別のコンピュータに割り当てられている場合は、登録しようとする図面ファイルをデータベースサーバー7の登録用フォルダにアップロードする。図面ファイルが登録用フォルダにコピー(またはアップロード)されると、データ管理手段2は自動的に施設データベース321への登録処理を開始する。以下の手順はデータ管理手段2によって自動的に実行される。
データ管理手段2は手順102において、図面ファイルのファイル名から物件コード、物件名称、フロアコードのデータを抽出する。次に、手順103で抽出したデータの整合性をチェックする。データの整合性チェックとは、物件コードと物件名称との対応関係の整合性チェック、各データの文字種、文字数等のチェックなどである。そして、手順104において、手順103の整合性チェックの結果、データにエラーが有ったか否かの判断がなされる。手順104でエラーが無ければ手順105に進み、エラーが有れば手順111に進む。
手順105では、図面ファイルに含まれる全ての区画図形オブジェクトについて、属性情報(区画識別コード、区画分類コード、面積等)を抽出する。次に、手順106で、抽出データの整合性をチェックする。データの整合性チェックとは、区画分類コードが登録されたものであるかどうかのチェックなどである。そして、手順107において、手順106の整合性チェックの結果、データにエラーが有ったか否かの判断がなされる。手順107でエラーが無ければ手順108に進み、エラーが有れば手順111に進む。
手順108では、図面ファイルに含まれる各区画図形オブジェクトから抽出したデータを施設データベース321に登録する。次の手順109では、区画に関する集計処理を行う。この集計処理は、フロア全体の区画数を計数したり、区画面積のフロア全体の合計値を求めたりするものである。
そして、次の手順110でこれらの集計結果を集計ファイルとして保存用のフォルダに保存する。また、登録処理の終了した図面ファイルを保存用のフォルダに移動して保存する。さらに、図面ファイルの画像をHTML(Hyper Text Markup Language)文書用ブラウザ(閲覧ソフトウェア)で表示可能な形式の画像(GIF形式、JPEG形式等)に変換してその画像ファイルを保存用のフォルダに保存する。そして、以上の「DB登録」処理を終了する。
手順104または手順107の整合性チェックの結果、データにエラーが有った場合は手順111に進む。手順111では、エラーの内容等を操作者に表示して、施設データベース321への登録は行わず、以上の「DB登録」処理を終了する。また、登録用フォルダにコピーされた図面ファイルはエラー用のフォルダに移動される。
なお、ここでは図面ファイルにおける区画図形オブジェクトの情報を施設データベース321に登録する手順を示したが、これと同時に備品図形オブジェクトの情報もデータベースに登録される。備品等に関する登録手順も区画に関する登録手順と同様である。なお、区画や備品等に関する配置人員数や賃貸料等のコスト情報やその他の情報は、図面ファイルを介さずに通常のデータ登録手順によって施設データベース321に登録する。
以上のようにして、操作者は、登録しようとする図面ファイルを登録用フォルダにコピーするだけで、図面ファイルに含まれる全ての区画データおよび備品データが施設データベース321に登録される。各フロアの全ての区画が、属性情報として区画分類および面積を持つ区画図形オブジェクトとして作成されているので、データの入力ミスや修正ミスが生じにくく、また、フロアごと利用部門ごとの集計処理を行うことが容易となる。
また、施設データベース321の内容および集計ファイルの内容等は、LANやインターネット等の通信手段に接続した別のコンピュータから、HTML文書として参照することができる。また、フロアの画像もHTMLブラウザにより表示することができる。それに加え、データの検索、抽出、集計等の種々のデータ処理をHTMLブラウザ側から指示することができ、その結果もHTMLブラウザによって参照することができる。
このように、施設データベースへの登録作業が極めて容易であり、また、区画や備品のデータが全て図面ファイルの一部として集約して記憶されているため、これらのデータを入力・修正する作業も図面ファイルを編集するという作業に集約される。修正後の図面ファイルを施設データベースに再登録すれば、施設データベース内のデータも修正される。図面ファイルにおけるデータ修正は、区画や備品の実際のレイアウトを参照しながら属性データを修正することができるため、修正作業のミスが生じにくい。
なお、以上の実施の形態では、データ管理装置1がデータベースサーバーの機能とクライアント機能の両方を備えているものとして説明しているが、サーバー機能はデータベースサーバー7として別のコンピュータに割り当てるようにしてもよい。その場合には、通信手段等によって接続されたサーバーおよびクライアントからなるシステム全体が本発明のデータ管理装置に相当する。
また、図面ファイルのファイル名のフォーマットや、集計分類および利用分類を表すデータの文字種・文字数は、以上の実施の形態で例示した以外にも種々の形態が可能である。これらのデータフォーマットは、実際に適用する施設のデータ分布等に応じて最適な形態のフォーマットとすることが望ましい。
本発明により、施設データベースへの登録作業が容易で、データの入力・修正作業においても入力・修正ミスの生じにくいデータ管理装置を提供できる。
本発明のデータ管理装置の全体構成を示す図である。 区画分類の中の集計分類の内容を示す図である。 区画分類の中の利用分類の内容を示す図である。 建築物のCAD図面のフロア平面図を示すものである。 建築物の構造部のみを表示したフロア平面図である。 図5の表示画面上で区画図形オブジェクトを作成した図である。 各区画を表す区画図形オブジェクトの形状を示す図である。 図面ファイルに保存されたデータを施設データベースに登録する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 データ管理装置
2 データ管理手段
3 記憶手段
4 表示手段
5 入力手段
6 入出力装置
7 データベースサーバー
31 メモリ
32 固定ディスク装置
321 施設データベース
322 区画分類テーブル
323 図面ファイル

Claims (8)

  1. データを記憶する記憶手段(3)と、
    データを表示する表示手段(4)と、
    データを入力するための入力手段(5)と、
    前記記憶手段(3)に記憶され、建築物の各階平面図を表すCAD図面データを含む図面ファイル(323)と、
    前記記憶手段(3)に記憶され、前記各階平面図の所定の領域としての区画を分類するため区画分類コードと、当該区画分類コードの分類内容を保持する区画分類テーブル(322)と、
    前記図面ファイル(323)の一部として前記CAD図面データに付加して前記記憶手段(3)に記憶され、前記区画を図形によって表す区画図形オブジェクトと、
    前記図面ファイル(323)の一部として、かつ、前記区画に対応する前記区画図形オブジェクトの属性情報として前記記憶手段に記憶され、前記区画が属する前記区画分類コードを含む区画情報と、
    前記図面ファイル(323)の入力、修正および削除を行うとともに、各種データを前記表示手段に出力し表示するデータ管理手段(2)と、
    前記記憶手段(3)に記憶されたデータベース(321)とを有し、
    前記データ管理手段(2)は、前記区画図形オブジェクトの寸法に基づいて区画情報として各区画の面積を演算するものであり、
    前記データ管理手段(2)は、前記図面ファイル(323)に含まれる前記区画図形オブジェクトの前記区画情報を前記データベース(321)に登録するものであるデータ管理装置。
  2. 請求項1に記載したデータ管理装置であって、
    前記区画分類テーブル(322)は、前記区画分類コードに対応する前記区画の表示色データを含み、
    前記データ管理手段(2)は、前記区画図形オブジェクトをその属性情報である前記区画分類コードに対応する表示色により、前記CAD図面データに重畳して前記表示手段(4)に表示することが可能なものであるデータ管理装置。
  3. 請求項1,2のいずれか1項に記載したデータ管理装置であって、
    前記データ管理手段(2)は、所望の範囲の前記区画分類に属する区画の面積の集計値を演算することが可能なものであるデータ管理装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載したデータ管理装置であって、
    前記データ管理手段(2)は、前記データベース(321)におけるデータ処理、または、前記データベース(321)と他のデータベースを組み合わせてのデータ処理の結果を表示することが可能なものであるデータ管理装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載したデータ管理装置であって、
    前記区画分類コードは、集計処理の種別を示す集計分類コードを含むものであるデータ管理装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載したデータ管理装置であって、
    前記区画分類コードは利用態様の種別を示す利用分類コードを含むものであり、前記利用分類コードは階層構造を成すように設定されているものであるデータ管理装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載したデータ管理装置であって、
    前記図面ファイル(323)の一部として前記記憶手段(3)に記憶され、前記区画に配置されている備品を図形によって表す備品図形オブジェクトを有するデータ管理装置。
  8. 請求項に記載したデータ管理装置であって、
    前記データ管理手段(2)は、前記備品図形オブジェクトまたは前記区画図形オブジェクトの表示色を既定の表示色から変更して表示することが可能なものであるデータ管理装置。
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