JP4609752B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP4609752B2
JP4609752B2 JP2004082644A JP2004082644A JP4609752B2 JP 4609752 B2 JP4609752 B2 JP 4609752B2 JP 2004082644 A JP2004082644 A JP 2004082644A JP 2004082644 A JP2004082644 A JP 2004082644A JP 4609752 B2 JP4609752 B2 JP 4609752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
cable
circuit board
film
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004082644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005262815A (ja
Inventor
陽一郎 清水
雅之 高田
真也 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2004082644A priority Critical patent/JP4609752B2/ja
Priority to US11/074,069 priority patent/US7399070B2/en
Priority to EP05005180A priority patent/EP1586453B1/en
Priority to DE602005021995T priority patent/DE602005021995D1/de
Priority to CN200710161353XA priority patent/CN101157307B/zh
Priority to CNB2005100527059A priority patent/CN100381290C/zh
Priority to EP08004508A priority patent/EP1938997B1/en
Publication of JP2005262815A publication Critical patent/JP2005262815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4609752B2 publication Critical patent/JP4609752B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

この発明は、インクをノズルから被記録媒体へ吐出して記録を行うインクジェットプリンタに関する。
従来、この種のインクジェットプリンタとして、特許文献1に示すように、キャリッジ上にインクジェットヘッドと、ダンパー部材とを搭載し、静止位置に設けられたインクタンク内のインクを可撓性のチューブを介してダンパー部材に供給し、そのダンパー部材からインクジェットヘッドに供給するものが知られている。
特許文献1の構成において、ダンパー部材はインクジェットヘッドの直後に配置され、一方の側面に可撓性のフィルム材を有しており、キャリッジの走査にともなうインクの圧力変動を吸収するものである。また、インクジェットヘッドは両側面に、インクの吐出動作をするためのピエゾ素子を配置し、その両側面のピエゾ素子にそれぞれFPCを接続し、FPCをインクジェットヘッドの後方へ引き回している。
特開昭59−73953号公報
しかし、特許文献1に記載された構成では、インクジェットヘッドの後方へ引き回わされたFPCが、ダンパー部材の可撓性フィルム材ときわめて近接して位置することになる。キャリッジの走査にともない、そのFPCやフィルム材が撓んで接触すると、両者が損傷したり、また、フィルム材の動きがFPCによって規制され、インクの圧力変動を吸収できなくなるおそれがある。
また、インクジェットヘッドの近傍には、FPCに接続された各種の電子部品を配置することが要請されるが、特許文献1にはその電子部品の配置については開示されていない。
そこで、この発明は、インクジェットヘッドの近傍にインク貯留部や電子部品をコンパクトに配置するとともに、インク貯留部の開口面に設けられた可撓性の膜状部材に、インクジェットヘッドに接続されたケーブルが接触するおそれをなくしたインクジェットプリンタを実現することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、アクチュエータの駆動により被記録媒体へインクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドを搭載して該インクジェットヘッドを前記被記録媒体に対向させて走査するヘッドホルダと、前記インクジェットヘッドへインクを供給するインクタンクと、このインクタンクと前記インクジェットヘッドとの間に接続されており、前記インクタンクに収容されているインクを前記インクジェットヘッドへ供給するためのチューブとを備えており、前記ヘッドホルダは、前記インクジェットヘッドへ供給するインクを貯留するインク貯留部と、このインク貯留部の開口面に設けられた可撓性の膜状部材と、この膜状部材と間隔をあけて設けられた回路基板と、この回路基板と前記膜状部材との間を通っており、前記アクチュエータと前記回路基板とを接続するケーブルとを備えたインクジェットプリンタであって、前記回路基板と前記膜状部材との間を通るケーブルが前記膜状部材の表面に接触しないように、かつ、前記ケーブルと前記膜状部材との間に隙間を有するように前記ケーブルを支持することで、前記ケーブルの通過経路を規制し、前記膜状部材の表面よりも上方へ突出した突出部を前記インク貯留部に設けて構成される規制手段を備えたという技術的手段を用いる。
また、規制手段は、膜状部材の表面よりも上方へ突出した突出部をインク貯留部に設けて構成されるものでもよいし、ケーブルを回路基板の裏面に取付けることにより、ケーブルが膜状部材と接触しないようにした構成でもよい。たとえば、ケーブルを挿通する挿通口を有する挿通部材を回路基板の裏面から膜状部材に向けて突出形成し、その挿通部材の挿通口にケーブルを挿通する。また、ケーブルの長手両側縁を係止する2つの係止部材を回路基板の裏面に設け、各係止部材にケーブルの長手両側縁をそれぞれ係止する構成でもよい。
また、請求項に記載の発明では、請求項に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記アクチュエータは、前記インク貯留部を挟んで前記回路基板とは反対側に設けられており、前記突出部は、前記インク貯留部の一の側壁の上端に設けられており、前記ケーブルは、前記アクチュエータから前記一の側壁の側方を通って上方へ引き出され、かつ、前記突出部の先端と前記回路基板との間を通り、前記一の側壁と対向する側壁の上方まで延在しているという技術的手段を用いる。
また、請求項に記載の発明では、アクチュエータの駆動により被記録媒体へインクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドを搭載して該インクジェットヘッドを前記被記録媒体に対向させて走査するヘッドホルダと、前記インクジェットヘッドへインクを供給するインクタンクと、このインクタンクと前記インクジェットヘッドとの間に接続されており、前記インクタンクに収容されているインクを前記インクジェットヘッドへ供給するためのチューブとを備えており、前記ヘッドホルダは、前記インクジェットヘッドへ供給するインクを貯留するインク貯留部と、このインク貯留部の開口面に設けられた可撓性の膜状部材と、この膜状部材と間隔をあけて設けられた回路基板と、この回路基板と前記膜状部材との間を通っており、前記アクチュエータと前記回路基板とを接続するケーブルとを備えたインクジェットプリンタであって、前記回路基板と前記膜状部材との間を通るケーブルが前記膜状部材の表面に接触しないように、かつ、前記ケーブルと前記膜状部材との間に隙間を有するように前記ケーブルを支持することで、前記ケーブルの通過経路を規制し、前記回路基板の前記膜状部材と対向する面に、前記ケーブルを保持する係止部材を設けて構成される規制手段を備えたという技術的手段を用いる。
(請求項1に記載の発明の効果)
回路基板と膜状部材との間を通るケーブルが膜状部材の表面に接触しないように、かつ、ケーブルと膜状部材との間に隙間を有するようにケーブルを支持することで、ケーブルの通過経路を規制する規制手段を備えるため、上記ケーブルが膜状部材の表面に接触するおそれがない。
したがって、膜状部材の動きが規制されてしまい、インク貯留部内のインクの動圧変動を緩和吸収できなくなるおそれがない。また、膜状部材やケーブルが損傷することもない。
特に、規制手段は、膜状部材の表面よりも上方へ突出した突出部をインク貯留部に設けて構成されるため、ケーブルは上記突出部によって膜状部材の表面よりも上方へ持ち上げられるので、ケーブルが膜状部材の表面に接触するおそれがない。
次に、この発明を実施するための最良の形態について図を参照して説明する。
(インクジェットプリンタの主要構成)
最初に、インクジェットプリンタの主要構成について図1を参照して説明する。図1はインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図である。
インクジェットプリンタ1の内部には、2本のガイド軸6,7が設けられており、そのガイド軸6,7には、キャリッジを兼用するヘッドホルダ9が取付けられている。ヘッドホルダ9には、記録用紙Pへインクを吐出して記録を行うインクジェットヘッド30が保持されている。ヘッドホルダ9は、モータ10により回転する無端ベルト11に取付けられており、モータ10の駆動により、ガイド軸6,7に沿って移動する。なお、ガイド軸7に沿って帯状に延びる公知のタイミング指標部材(図示せず)が設けられており、そのタイミング指標部材には、ヘッドホルダ9の位置を検出するためのマークが記されている。
また、インクジェットプリンタ1の本体内の静止位置には、イエローインクが収容されたインクタンク5aと、マゼンタインクが収容されたインクタンク5bと、シアンインクが収容されたインクタンク5cと、ブラックインクが収容されたインクタンク5dとが備えられている。各インクタンク5a〜5dは、それぞれ可撓性のチューブ14a、14b、14c、14dによってチューブジョイント20と接続されている。
(ヘッドホルダの主要構造)
次に、ヘッドホルダの主要構造について図2ないし図8(A)を参照して説明する。
図2はヘッドホルダからバッファタンクおよびヒートシンクを取り外した状態を示す斜視説明図である。図3はヘッドホルダから回路基板を取り外した状態を示す斜視説明図である。図4はヘッドホルダの平面図である。図5は図4をノズル面側から見た説明図である。図6は図4のA−A矢視部分断面図である。図7は図4のB−B矢視部分断面図である。図8(A)は図7においてリブが形成された箇所を拡大して示す説明図である。
なお、以下の説明では、インクを吐出する側を下面および下方向とし、その反対側を上面および上方向とする。また、図1においてインクジェットプリンタを図面下辺側すなわち正面から見た場合の左端側を左方向、右端側を右方向、図面下辺側を前方、図面上辺側を後方とする。
図2に示すように、キャリッジを兼ねるヘッドホルダ9は、上面を開口した箱状に形成され、図6及び7に示すように、その底壁9eの下面に、インクジェットヘッド30が保持されている。
インクジェットヘッド30は、多数のインク流路を有するキャビティ部31とそのインク流路内のインクに選択的に吐出圧力を付与する圧電アクチュエータ32とを積層して構成され、キャビティ部31の下面31aにインク色毎に列をなしたノズル列35〜38を有し、上面に、インク色毎に独立したインク流入口31bを有する。
インクジェットヘッド30に上面には、枠状の補強フレーム33が接着固定されている。補強フレーム33には、各インク流入口31bに対応したインク通路口33aが形成されている。図7に示すように、インクジェットヘッド30と補強フレーム33とからなるユニットは、底壁9eの下面に沿って配置され、底壁9eに貫通形成された開口90に注入された接着剤91により接着固定されている。
ヘッドホルダ9の底壁9e上の空間内には、インクジェットヘッド30の上方(インクジェットヘッドを挟んで被記録媒体とは反対側)にバッファタンク40が収容されている。バッファタンク40には、インク色毎に独立したインク貯留部40a〜40dが隔壁により区画して形成されている。各インク貯留部40a〜40dは、バッファタンク40の下面に各インク貯留部40a〜40dに対応して形成されたインク供給口40e、インク通路口33aを介して、各インク流入口31bにそれぞれ連通している。各インク貯留部40a〜40dの上面開口部は、可撓性の膜状部材41に覆われている。具体的には、膜状部材41は、樹脂製のフィルムで構成され、各インク貯留部40a〜40dを画定する隔壁及びバッファタンク40の外周壁の上端に接着または超音波溶着などにより固定されている。各インク貯留部40a〜40dの上部には、公知のように所定量の空気が溜められ、その空気と可撓性の膜状部材41との協働で、インクジェットヘッド30の走査にともなうインクの圧力変動が吸収される。上記の所定量を超える空気は、バッファタンク40の側面に設けられた排気装置45によって外部へ排気される。
排気装置45は、図3及び7に示すように、各インク貯留部40a〜40dの上部空間にそれぞれ排気通路45aを介して連通した筒状のケース部45bを各インク貯留部40a〜40d毎に有し、各筒状のケース部45b内に、その内部流路を開閉する弁45cを備えている。筒状のケース部45bの下端は、インクジェットヘッド30の下面31aとほぼ同一平面に開口しており、ヘッドホルダ9が一方の走査端に移動したとき、図示しない操作部材により弁45cを開放し、下端の開口に吸引装置を接続することにより、各インク貯留部40a〜40dから空気を排出することができる。
ヘッドホルダ9の前端には、前方に水平に延出した取付腕部9aが一体に形成され、バッファタンク40の前端にも、その取付腕部9a上に重ねて平行に延出した部分が形成され、そのバッファタンク40の延出部分は、チューブジョイント20として構成されている。
チューブジョイント20には、各インクタンク5a〜5dから延びる可撓性の各チューブ14a〜14dがそれぞれ接続され、各チューブ14a〜14bは、バッファタンク40の延出部分に形成した各流路40fを介して各インク貯留部40a〜40dにそれぞれインクを供給する。
なお、チューブジョイント20の前端にはさらに保持部材29が突出形成され、後述する回路基板84を、本体側の静止位置に設けられた図示しない制御装置と電気的に接続するフレキシブルフラットケーブル70aが保持部材29のスリット29aに挿通支持されている。
ヘッドホルダ9の上面開口部(バッファタンク40を挟んでインクジェットヘッド30とは反対側)には、剛体製の回路基板84が設けられている。具体的には、回路基板84はヘッドホルダ9を構成する壁の上端に支持され、図示しない公知の締結装置により着脱可能に固定されている。回路基板84とバッファタンク40との間には空間9gが設けられている。さらに、その回路基板84の上方を覆って、カバー9dが固定されている。
回路基板84の左側(バッファタンク40を挟んで排気装置45とは反対側)の下面には、電子部品が突出状態に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、ICチップの駆動に必要な電荷を蓄積するバイパスコンデンサ81、記録用紙Pの有無を検出する媒体センサ82、本体側の帯状のタイミング指標部材のマークを読みとるエンコーダ83が、バッファタンク40の左側に間隔を置いて回路基板84から垂下状態に配置されている。ヘッドホルダ9の内部左側には、回路基板84をヘッドホルダ9に取り付けた際に、バイパスコンデンサ81、媒体センサ82をそれぞれ収容する収容空間9b、9cが形成されている。
回路基板84とインクジェットヘッドの圧電アクチュエータ32とは、フレキシブルフラットケーブル70によって電気的に接続されている。フレキシブルフラットケーブル70上には、ICチップ80が実装されている。ICチップ80は、本体側の制御装置からシリアル転送された記録データを、ノズル列35〜38に対応したパラレルデータに変換し、かつ圧電アクチュエータ32の駆動に適した電圧信号に変換するものである。
フレキシブルフラットケーブル70は、ヘッドホルダ9の底壁9eに貫通形成されたスリット9hを通って、ヘッドホルダ9内に延び、さらに後述するヒートシンク60とヘッドホルダ9の側壁9iとの間の縦空間9f、及び回路基板84とバッファタンク40との間の横空間9gを通り、回路基板の右端84bで折り返され、回路基板84上面に設けたコネクタ85に着脱可能に接続されている。つまり、フレキシブルフラットケーブル70は、排気装置45または回路基板84下面の電子部品と干渉しないように上記のとおり配置されている。
ヒートシンク60は、底壁9e上のスリット9hに隣接する位置に固定されている。ヒートシンク60は、底壁9eと平行な底辺60aとそれから立ち上がった側辺60bとからなり、ICチップ80が底辺60aに、ゴム状弾性部材86により押圧されて熱伝導可能に接触し、ICチップ80の発する熱を放熱することができる。
回路基板84は、コネクタ85および電子部品81,82,83と接続された配線パターンを有し、フレキシブルフラットケーブル70aを介して、本体側の制御装置と接続されている。
図2、図3、図4および図6に示すように、バッファタンク40の左側壁42の上端には、リブ50,51が上方へ突出して設けられている。図7および図8(A)に示すように、リブ50,51は、バッファタンク40の左側壁42の上端42aから側方に少し間隔をおいて回路基板84と膜状部材41との間の横空間9g内へ突出形成されており、左側壁42と一体形成されている。
図8(A)において、リブ50,51がバッファタンク40の左側壁42の上端42aから上方へ突出した高さH1は、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓んでも、その下面が膜状部材41と接触するおそれのない高さに決定する。この実施形態では高さH1は1mmである。また、リブ50,51が設けられている間隔は、フレキシブルフラットケーブル70の下面を幅方向に亘って支持するために、フレキシブルフラットケーブル70の幅を超えない長さに設定されている。
つまり、フレキシブルフラットケーブル70の下面は、空間9gを通るときにリブ50,51によって、膜状部材41の上面よりも上方へ持ち上げられるため、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓んでも、その下面が膜状部材41の上面に接触するおそれがない。
[最良の形態による効果]
以上のように、上記最良の形態に係るインクジェットプリンタ1を使用すれば、電子部品81,82,83が、バッファタンク40の側方に位置するように回路基板84に突出状態に固定され、さらにフレキシブルフラットケーブル70が、圧電アクチュエータ32からバッファタンク40と電子部品81,82,83との間を通り、バッファタンク40と回路基板84との間を通って、回路基板84に接続されているため、インクジェットヘッド30、バッファタンク40、回路基板84及び電子部品81,82,83などがコンパクトに配置され、それら全体を小型にすることができ、また、このコンパクトな配置の中に、フレキシブルフラットケーブル70を干渉しないで配線することができる。
また、バッファタンク40の左側壁42の上端42aから横空間9g内へ突出形成されたリブ50,51を備えるため、横空間9g内を通るフレキシブルフラットケーブル70がリブ50,51によって上方へ持ち上げられるので、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓んでも、その下面が膜状部材41の表面に接触するおそれがない。
したがって、膜状部材41の動きが規制されてしまい、バッファタンク40内のインクの動圧変動を緩和吸収できなくなるおそれがない。また、膜状部材41やフレキシブルフラットケーブル70が損傷することもない。
[他の実施形態]
(1)バッファタンク40の左側壁42の上端42aであって、フレキシブルフラットケーブル70の幅方向の中央に対応する箇所にリブを1つだけ設ける構成でもよい。この構成によっても、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓んでも、その下面が膜状部材41の表面に接触するおそれがない。
(2)図8(B)、(C)は、この発明の他の実施形態を示す説明図である。図8(B)に示すように、フレキシブルフラットケーブル70を挿通する挿通口52aが左右方向に貫通形成された挿通部材52を回路基板84の裏面84aに取付けてもよい。
この構成によれば、挿通部材52に挿通されたフレキシブルフラットケーブル70が膜状部材41に接触するおそれがない。なお、フレキシブルフラットケーブル70が横空間9g内を通る方向に挿通部材52を2箇所以上設けることにより、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓まないように規制する範囲を広げ、膜状部材41がに確実に接触しないようにすることもできる。
(3)また、図8(C)に示すように、フレキシブルフラットケーブル70の長手両側縁を係止する係止部材53,54を相対向させて回路基板84の裏面に取付けてもよい。この構成によれば、係止部材53,54に係止されたフレキシブルフラットケーブル70が膜状部材41に接触するおそれがない。なお、フレキシブルフラットケーブル70が横空間9g内を通る方向に係止部材53,54をそれぞれ2箇所以上設けることにより、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓まないように規制する範囲を広げ、膜状部材41に確実に接触しないようにすることもできる。また、係止部材53,54を相対向させないでずらして設けることにより、フレキシブルフラットケーブル70が下方に撓まないように規制する範囲を広げることもできる。
なお、リブ50,51、挿通部材52および係止部材53,54を2種類以上組み合わせてもよい。
[各請求項と実施形態との対応関係]
バッファタンク40が請求項1のインク貯留部に、フレキシブルフラットケーブル70がケーブルにそれぞれ対応する。リブ50,51が請求項1の規制手段および突出部に対応する。
この発明を実施するための最良の形態に係るインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図である。 ヘッドホルダからバッファタンクおよびヒートシンクを取り外した状態を示す斜視説明図である。 ヘッドホルダから回路基板を取り外した状態を示す斜視説明図である。 ヘッドホルダをバッファタンク側から見た説明図である。 図4をノズル面側から見た説明図である。 図4のA−A矢視部分断面図である。 図4のB−B矢視部分断面図である。 図8(A)は図7においてリブが形成された箇所を拡大して示す説明図であり、図8(B)、(C)は、この発明の他の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
5a〜5b インクタンク
9 ヘッドホルダ
14a〜14d チューブ
31 キャビティ部
32 圧電アクチュエータ(アクチュエータ)
40 バッファタンク(インク貯留部)
41 膜状部材
50,51 リブ(規制手段)
70 フレキシブルフラットケーブル(ケーブル)
84 回路基板

Claims (3)

  1. アクチュエータの駆動により被記録媒体へインクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドと、
    このインクジェットヘッドを搭載して該インクジェットヘッドを前記被記録媒体に対向させて走査するヘッドホルダと、
    前記インクジェットヘッドへインクを供給するインクタンクと、
    このインクタンクと前記インクジェットヘッドとの間に接続されており、前記インクタンクに収容されているインクを前記インクジェットヘッドへ供給するためのチューブとを備えており、
    前記ヘッドホルダは、
    前記インクジェットヘッドへ供給するインクを貯留するインク貯留部と、
    このインク貯留部の開口面に設けられた可撓性の膜状部材と、
    この膜状部材と間隔をあけて設けられた回路基板と、
    この回路基板と前記膜状部材との間を通っており、前記アクチュエータと前記回路基板とを接続するケーブルとを備えたインクジェットプリンタであって、
    前記回路基板と前記膜状部材との間を通るケーブルが前記膜状部材の表面に接触しないように、かつ、前記ケーブルと前記膜状部材との間に隙間を有するように前記ケーブルを支持することで、前記ケーブルの通過経路を規制し、前記膜状部材の表面よりも上方へ突出した突出部を前記インク貯留部に設けて構成される規制手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記アクチュエータは、前記インク貯留部を挟んで前記回路基板とは反対側に設けられており、
    前記突出部は、前記インク貯留部の一の側壁の上端に設けられており、
    前記ケーブルは、前記アクチュエータから前記一の側壁の側方を通って上方へ引き出され、かつ、前記突出部の先端と前記回路基板との間を通り、前記一の側壁と対向する側壁の上方まで延在していることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. アクチュエータの駆動により被記録媒体へインクを吐出する複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドと、
    このインクジェットヘッドを搭載して該インクジェットヘッドを前記被記録媒体に対向させて走査するヘッドホルダと、
    前記インクジェットヘッドへインクを供給するインクタンクと、
    このインクタンクと前記インクジェットヘッドとの間に接続されており、前記インクタンクに収容されているインクを前記インクジェットヘッドへ供給するためのチューブとを備えており、
    前記ヘッドホルダは、
    前記インクジェットヘッドへ供給するインクを貯留するインク貯留部と、
    このインク貯留部の開口面に設けられた可撓性の膜状部材と、
    この膜状部材と間隔をあけて設けられた回路基板と、
    この回路基板と前記膜状部材との間を通っており、前記アクチュエータと前記回路基板とを接続するケーブルとを備えたインクジェットプリンタであって、
    前記回路基板と前記膜状部材との間を通るケーブルが前記膜状部材の表面に接触しないように、かつ、前記ケーブルと前記膜状部材との間に隙間を有するように前記ケーブルを支持することで、前記ケーブルの通過経路を規制し、前記回路基板の前記膜状部材と対向する面に、前記ケーブルを保持する係止部材を設けて構成される規制手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
JP2004082644A 2004-03-09 2004-03-22 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP4609752B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082644A JP4609752B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 インクジェットプリンタ
US11/074,069 US7399070B2 (en) 2004-03-09 2005-03-08 Ink jet printer
DE602005021995T DE602005021995D1 (de) 2004-03-09 2005-03-09 Tintenstrahldrucker
CN200710161353XA CN101157307B (zh) 2004-03-09 2005-03-09 喷墨打印机
EP05005180A EP1586453B1 (en) 2004-03-09 2005-03-09 Ink jet printer
CNB2005100527059A CN100381290C (zh) 2004-03-09 2005-03-09 喷墨打印机
EP08004508A EP1938997B1 (en) 2004-03-09 2005-03-09 Ink jet printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082644A JP4609752B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005262815A JP2005262815A (ja) 2005-09-29
JP4609752B2 true JP4609752B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=35087844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004082644A Expired - Fee Related JP4609752B2 (ja) 2004-03-09 2004-03-22 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4609752B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080548A (ja) 2006-09-26 2008-04-10 Brother Ind Ltd 記録装置
CN111093999B (zh) * 2017-09-20 2021-06-04 柯尼卡美能达株式会社 喷墨头以及喷墨记录装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973953A (ja) * 1982-10-22 1984-04-26 Seiko Epson Corp インクジエツト式シリアルプリンタ−
JPH06191021A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Seiko Epson Corp インクジェット記録ヘッド
JP2002019088A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Brother Ind Ltd 記録装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5973953A (ja) * 1982-10-22 1984-04-26 Seiko Epson Corp インクジエツト式シリアルプリンタ−
JPH06191021A (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 Seiko Epson Corp インクジェット記録ヘッド
JP2002019088A (ja) * 2000-07-07 2002-01-22 Brother Ind Ltd 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005262815A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6385163B2 (ja) 液体収納容器及び液体吐出装置
US9278538B2 (en) Recording apparatus
US10449772B2 (en) Cartridge and liquid ejection system
US9751309B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP2018153926A (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
US8033652B2 (en) Liquid discharge head and recording apparatus having the same
KR102377576B1 (ko) 액체 수용체 및 액체 분사 시스템
US10144218B2 (en) Flow path member, liquid ejecting head, and liquid ejecting apparatus
JP4609752B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP7279477B2 (ja) 液体吐出ヘッド
JP4645151B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4774737B2 (ja) インクジェットヘッドユニット
US8807722B2 (en) Ink cartridge and inkjet printer
JP4206947B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP4645152B2 (ja) インクジェット記録装置
EP4186703A1 (en) Liquid discharge head
US9033477B2 (en) Printer and print head unit
EP3505353B1 (en) System including liquid cartridge and cartridge receiving portion
JP2006082317A (ja) 液体噴射装置
JP6288450B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP7159847B2 (ja) 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置
JP2024082061A (ja) インクカートリッジ
JP2005262723A (ja) インクジェットプリンタ
JP2011240630A (ja) 液体吐出ヘッド
CN113135042A (zh) 液体喷射装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4609752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees