JP4609256B2 - ヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

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    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features

Description

この発明は、眼幅調整機構を備えたヘッドマウントディスプレイに関する。
詳しくは、この発明は、画像を表示するための左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットの間に、各表示ユニットとそれぞれアームを介して接続された回転部材を設けることによって、左眼用表示ユニットと右眼用表示ユニットとの間の距離を回転部材の回転軸を中心に左右対称に調整することを可能とし、壊れにくく、なおかつシンプルな構成をもつ眼幅調整機構を備えたヘッドマウントディスプレイに係るものである。
ヘッドマウントディスプレイとは、頭部に装着可能なディスプレイであり、ビデオ映像等の画像を、大きな画面に映し出したものと同等の画像として仮想的に体感できるものである。このように、目の前に大きな画像が映し出されるため、DVD等を長時間鑑賞する場合等は、目の健康のためにも、ヘッドマウントディスプレイから映し出される画像を、眼幅に正確に合わせる必要があった。
従来のヘッドマウントディスプレイは、人間の眼幅の個人差に対応するため、左右両眼に照射する有効面積を多くとることによって、画像の有効範囲を大きくとっていた。しかし、画像の有効範囲を大きくとるには、眼に照射するために用いられる光学部品の構造を比例して物理的に大きくせざるを得なかったため、ヘッドマウントディスプレイ本体の大きさを大幅に変えなければならないこともあった。
このため、ヘッドマウントディスプレイそのものの大きさを変えることなく眼幅調整を行なうための眼幅調整機構を設けることが強く望まれていた。
そこで、従来、眼幅を調整するために、ラックアンドピニオン方式を用いた眼幅調整機構を備えたヘッドマウントディスプレイが特許文献1で提案されている。また、特許文献2では、ラックアンドピニオン方式を用いて眼幅を調整する眼鏡フレームが提案されている。
特開平6−276459号公報 特開平8−122715号公報
しかし、上述した発明は、いずれも眼幅を調整するためにラックアンドピニオン方式を用いており、ギア構成であったため、不特定多数の人によって使用され、眼幅が頻繁に調整されるようなことがあると、すぐに壊れるおそれがあった。
この発明の目的は、本体の大きさを変えることなく、ユーザの眼幅の個人差に対応でき、壊れにくく、シンプルな構造をもつ眼幅調整機構を備えたヘッドマウントディスプレイを提供することにある。
この発明の概念は、
左眼用の拡大画像を得るための、左眼用表示部および光学部を有する左眼用表示ユニットと、
右眼用の拡大画像を得るための、右眼用表示部および光学部を有する右眼用表示ユニットと、
上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットを左右方向に摺動自在にガイドするガイド部と、
上記左眼用表示ユニットと上記右眼用表示ユニットとの間の距離を調整するための眼幅調整機構と
を備え、人間の頭部に装着して用いるヘッドマウントディスプレイであって、
上記眼幅調整機構は、
上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットの間に回転軸を有し、該回転軸を中心に回転する回転部材と、
一端が上記左眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が上記回転部材の上記回転軸から所定の距離にある第1の部位に回動自在に接続される左側アームと、
一端が上記右眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が上記第1の部位に対向し、上記回転部材の上記回転軸から上記所定の距離にある第2の部位に回動自在に接続される右側アームとを有し、
上記左側アームは、第1の左側アームおよび第2の左側アームからなり、
上記第1の左側アームは、上記左右方向に延びた状態で、一端が上記左眼用表示ユニットに固定され、
上記第2の左側アームは、一端が上記第1の部位に回動自在に接続され、
上記第2の左側アームの他端は、上記第1の左側アームの他端と回動自在に接続され、
上記右側アームは、第1の右側アームおよび第2の右側アームからなり、
上記第1の右側アームは、上記左右方向に延びた状態で、一端が上記右眼用表示ユニットに固定され、
上記第2の右側アームは、一端が上記第2の部位に回動自在に接続され、
上記第2の右側アームの他端は、上記第1の右側アームの他端に回動自在に接続され、
上記回転部材が上記回転軸を中心に回転することで上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットが上記ガイド部に沿って上記回転軸を中心に左右対称に移動する
ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイにある。

この発明において、左眼用表示ユニットは、左眼用表示部と光学部を備えている。また、右眼用表示ユニットも左眼用表示ユニットと同様に、右眼用表示部と光学部を備えている。ユーザは、左右2つの表示ユニットに両眼を当てるだけで、大きな画面に映し出されたかのような大きな画像を仮想的に体感することができる。
左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットは、それぞれ、左眼および右眼の配置に合わせて左右に並べられ、ガイド部を用いて摺動自在に左右方向にガイドされる。ガイド部は、例えば上下に平行に配設された2本のレールで構成されており、左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットは、2本のレールの間にはさまれている。
左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットの側面にあるフレームの上下側面には、例えば、上下のレールを挿入するための溝がそれぞれ設けられており、ユーザが左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットをレールに沿って左右にスライドさせることができるようになっている。
左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットを左右対称に移動させるために、左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットの間に回転軸を有し、その回転軸を中心に回転する回転部材を設け、回転部材と各表示ユニットを、それぞれ同じ長さの2本のアームを介して接続する。
2本のアームは、一端が左眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が回転部材の第1の部位に回動自在に接続される左側アームと、一端が右眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が回転部材の第2の部位に回動自在に接続される右側アームとからなる。第1の部位は、回転軸から所定の距離だけ離れた位置にある。また、第2の部位は、第1の部位と回転軸をはさんで対向し、回転軸から、第1の部位と回転軸との距離と同じ距離だけ離れた位置にある。
ユーザが左眼用表示ユニットまたは右眼用表示ユニットを左右にスライドさせることによって回転部材が回転するので、左側アームはさんで接続された左眼用表示ユニットと、右側アームをはさんで接続された右眼用表示ユニットとの間の距離を、回転軸を中心に左右対称に調整することができる。
このように、ヘッドマウントディスプレイの眼幅調整機構をシンプルな構成にすることによって、コストを低く抑えることができる上、ギア構成のラックアンドピニオン方式に比べて、壊れにくくすることができる。
また、回転部材を大きくし、ユーザが回転部材を直接操作するようにしてもよい。この場合、回転部材は、ユーザが操作しやすいように、円形または正多角形である。回転部材が例えば円形であるときは、その直径が上下のレールの間隔より大きく構成され、回転部材の上部および下部がユーザの指で操作しやすいように配設される。
このような構成にすることによって、ユーザは回転部材の上部または下部を指で操作して回転させるだけで、左眼用表示ユニットと右眼用フレームとの間の距離を、回転軸を中心に左右対称に調整することができる。
また、左眼用表示ユニットと回転部材とを接続するアームを、第1の左側アームおよび第2の左側アームの2本のアームで構成し、右眼用表示ユニットと回転部材とを接続するアームを、第1の右側アームおよび第2の右側アームの2本のアームで構成してもよい。
第1の左側アームは、左右方向に延びた状態で、一端が左眼用表示ユニットに固定される。また、第2の左側アームの一端は、回転軸から所定の距離だけ離れた位置にある第1の部位で、回転部材と回動自在に接続されている。また、第2の左側アームの他端は、第1の左側アームの他端に回動自在に接続されている。
第1の右側アームも、第1の左側アームと同様に、左右方向に延びた状態で、一端が右眼用表示ユニットに固定される。また、第2の右側アームの一端は、第1の部位に回転軸をはさんで対向し、回転軸から、第1の部位と回転軸との距離と同じ距離だけ離れた位置にある第2の部位で回転部材と接続されている。また、第の右側アームの他端は、第2の右側アームの他端に回動自在に接続されている。
このような構成にすることによって、第1の左側アームおよび第1の右側アームが、左右方向に延びた状態でそれぞれ左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットに固定され、第2の左側アームおよび第2の右側アームだけが回転部材の回転に合わせて動くので、第1の左側アームおよび第1右側アームの上下部分にスペースを設けることができ、これらのスペースを有効利用することができる。
この発明によれば、左眼用表示ユニットと右眼用表示ユニットとの間に回転軸を有し、各表示ユニットとそれぞれアームを介して接続された回転部材を設けて、回転部材が回転することによって、左眼用表示ユニットと右眼用表示ユニットとの間の距離を左右対称に調整するものであり、眼幅調整機構を壊れにくく、シンプルな構成とすることができる。
この発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態であるヘッドマウントディスプレイ100の構成を上から見た図である。また、図2は、ユーザの両眼側から見たヘッドマウントディスプレイ100の構成を示す図である。以下、図1、図2を用いてヘッドマウントディスプレイ100の構成を説明する。
ヘッドマウントディスプレイ100は、大きく分けると、本体10と、この本体10をユーザの頭部に装着するためのテンプル41およびテンプル42で構成される。本体10は、装着した際にユーザの顔面の前方に位置する。本体10は、左耳用のテンプル41および右耳用のテンプル42が両耳にかけられることによってユーザの頭部に装着される。
また、ヘッドマウントディスプレイ100の本体10には、ユーザの鼻が当たる位置にカバー51が取り付けられており、このカバー51の側面には、鼻かけ部19が接続されている。ユーザは、鼻を鼻かけ部19に装着することによって、本体10が下にずれ落ちるのを防ぐことができる。
また、図示しないが、例えば、本体10に、音声を聞くためのイヤホンが接続されていてもよい。
本体10には、内部に外光が入るのを防ぐため、前面、上下および左右にカバー50が取り付けられている。カバー50の内側の左右の側面には、それぞれ上下に穴が開けられており、上下に2本のレール、つまり、レール17およびレール18が互いに平行に取り付けられている。また、これらの間には、表示ユニット10aおよび表示ユニット10bが左右に配設されている。表示ユニット10aおよび表示ユニット10bはそれぞれ、左眼用表示ユニットおよび右眼用表示ユニットを構成している。また、レール17およびレール18はガイド部を構成している。
図示しないが、表示ユニット10aは、左眼用の拡大画像を得るための表示部および光学部を有している。また、表示ユニット10bにも同様に、右眼用の拡大画像を得るための表示部および光学部を有している。
また、これらとともに、表示ユニット10aおよび表示ユニット10bには、ユーザが直接両眼を当てるためのレンズ11aおよびレンズ11bがあり、これらの上下左右の側面を覆うように、フレーム12aおよびフレーム12bが取り付けられている。
また、フレーム12aの上下側面には、レール17、18をそれぞれ挿入するための溝17a、18aが設けられており、フレーム12bの上下側面には、レール17、18をそれぞれ挿入するための溝17b、18bが設けられている。ユーザは、フレーム12aおよびフレーム12bの上下にそれぞれ取り付けられた、すべりどめ13aおよびすべりどめ13bを左右方向にスライドさせることによって、表示ユニット10aと表示ユニット10bとを、レール17および、レール18に沿って左右方向に移動させることができる。
以下、ユーザが眼幅に合わせて、表示ユニット10aと表示ユニット10bとの間の距離を左右対称に調整するための眼幅調整機構について、図2を用いて詳細に説明する。なお、図2においては、図1で示したテンプル41およびテンプル42と、カバー51および鼻かけ部19は省略されている。
表示ユニット10aには、図示しない表示部や光学部と、ユーザが左眼で覗くためのレンズ11aとが固定されており、側面はフレーム12aで覆われている。また、フレーム12aの上下側面には、ユーザの指がすべらないようにすべりどめ13aが取り付けられている。
また、表示ユニット10bにも、表示ユニット10と同様に、図示しない表示部や光学部と、ユーザが右眼で覗くためのレンズ11bとが固定されており、側面はフレーム12bで覆われている。また、フレーム12bの上下側面には、フレーム12aと同様に、ユーザの指がすべらないように、すべり止め13bが取り付けられている。
表示ユニット10aおよび表示ユニット10bにそれぞれ固定された各表示部には、ビデオ映像等の画像が表示され、これらは光学部で虚像として拡大される。ユーザが左眼をレンズ11a、右眼をレンズ11bにそれぞれ当てると、光学部から出力される光が、ユーザの両眼の網膜に投影され、ユーザは、大きな画面に映し出されたかのような大きな画像を仮想的に体感することができる。
表示ユニット10aおよび表示ユニット10bの間には、回転軸16が設けられている。回転軸16は、カバー50に取り付けられている。回転部材15は、この回転軸16を中心に回転するものであり、ユーザの顔面に平行に設けられている。回転部材15はアーム14aおよびアーム14bを介して、それぞれ、表示ユニット10aおよび表示ユニット10bに接続されている。なお、アーム14aおよびアーム14bは同じ長さである。
アーム14aの一端はフレーム12aの右側面に回動自在に接続され、他端は回転部材15の回転軸16から所定距離、例えば回転部材15の半径程度離れた接続部位15aに回動自在に接続されている。接続部位15aは、第1の部位を構成している。
また、アーム14bの一端はフレーム12bの左側面に回動自在に接続され、他端は、接続部位15aに回転軸16をはさんで対向し、接続部位15aと回転軸16の距離と同じ距離だけ離れた接続部位15bに回動自在に接続されている。接続部位15bは、第2の部位を構成している。図2に示すように、接続部位15a、回転軸16、接続部位15bは、同一直線上にある。
このように、ユーザが、すべりどめ13aもしくはすべりどめ13bを指で左右方向に移動させることによって、アーム14aおよびアーム14bを介して回転部材15が回転軸16を中心に回転するので、表示ユニット10aと表示ユニット10との間の距離を、回転軸16を中心に左右対称に調整することができる。
次に、図3を用いて、第2の実施の形態である、ヘッドマウントディスプレイ100Aについて説明する。この図3において、図2に対応する箇所には、同一符号を付し、適宜に説明を省略する。
図3に示すヘッドマウントディスプレイ100は、回転部材15が、アーム24aおよびアーム25aを介して表示ユニット10aに接続されている上、アーム24bおよびアーム25bを介して表示ユニット10bに接続されている。
アーム24aは、左右方向に延びた状態、つまり、レール17およびレール18と平行に配設され、一端がフレーム12aの右側面に固定されている。また、アーム25aは、一端が回転部材15の接続部位15aに回動自在に接続されており、他端がアーム24aの他端に回動自在に接続されている。このとき、アーム24aは第1の左側アームを構成し、アーム25aは第2の左側アームを構成している。
アーム24bも、アーム24aと同様に、左右方向に延びた状態で、一端がフレーム12の左側面に固定されている。また、アーム25bは、一端が回転部材15の接続部位15bに回動自在に接続されており、アーム25bの他端は、アーム24bの他端に回動自在に接続されている。このとき、アーム24bは第1の右側アームを構成し、アーム25bは第2の右側アームを構成している。
このような構成にすることによって、ユーザが、すべりどめ13aまたはすべりどめ13bを指で左右方向に移動させると、回転部材15が回転軸16を中心に回転する。アーム24aおよび24bは上下に動くことがないように固定されているため、アーム25aおよびアーム25bだけが回転部材15の回転に合わせて動く。したがって、アーム24aおよびアーム24bの上下部分にスペースを設けることができ、有効利用することができる。
次に、図4を用いて、第3の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイ100Bについて説明する。図4においても、図2に対応する箇所については同一符号を付し、適宜説明を省略する。
ヘッドマウントディスプレイ100Bには、回転部材15と同様に、レール17、18の間に回転軸16を有するものの、直径が、レール17およびレール18の間隔よりも大きい回転部材15Bが設けられている。
このように回転部材15Bを大きくすることによって、ユーザが、例えば、回転部材15Bの上部を指で左右方向に動かすと、回転部材15Bが回転軸16を中心に回転するので、表示ユニット10aと表示ユニット10との間の距離を、回転軸16を中心に左右対称に調整することができる。また、ユーザの指がすべらないように、回転部材15Bの側面にすべりどめを取り付けてもよい。
図5は、ヘッドマウントディスプレイ100の使用状態を示す図である。以下、ユーザがヘッドマウントディスプレイ100を使用し、眼幅を調整する際の動作を説明する。
まず、ユーザは、テンプル41およびテンプル42をそれぞれ耳にかけ、鼻かけ部19を鼻にかけて、本体10を固定する。次に、ユーザはレンズ部11aおよびレンズ部11bの位置が左右両眼に合うように、図5に示すように、すべりどめ13aおよびすべりどめ13bをそれぞれ指ではさみ、それぞれ左右逆方向にスライドさせる。ヘッドマウントディスプレイ100Aを使用する場合も同じである。また、使用状態は図示しないが、ヘッドマウントディスプレイ100Bを使用する際は、ユーザが指で中央の回転部材15Bを回転させ、眼幅に合わせて調整する。
いずれの実施の形態においても、ユーザが、眼幅を広くとりたいときは、例えば、右にスライドさせ、眼幅をせまくとりたいときは、左にスライドさせる。こうすることによって表示ユニット10aおよび表示ユニット10bとアームを介して接続された回転部材15(15B)が回転し、表示ユニット10aと表示ユニット10bとの間の距離を左右対称に調整することができる。
このように、ヘッドマウントディスプレイ100、100A、100Bは、いずれもシンプルな構造をもつ眼幅調整機構を備えているので、コストを低く抑えることができる。
さらに、いずれの眼幅調整機構も、ラックアンドピニオン方式を用いたギア構成に比べて、壊れにくいので、例えば、不特定多数の人が利用し、眼幅が頻繁に調整されるようなゲームセンター等でも利用することができる。
なお、上述のいずれの実施の形態においても、回転部材15、15Bを円形としたが、円形に限らず、正多角形としてもよいし、棒状のものであってもよい。
また、上述のいずれの実施の形態においても、回転部材15、15Bを、ユーザの顔面に平行に配設したが、回転部材15、15Bが回転可能であれば、ユーザの顔面に直交するように配設してもよいし、斜めに配設してもよい。
また、上述いずれの実施の形態においても、ガイド部が上下に平行に取り付けられた2本のレール17、18で構成されるとしたが、いずれか一本のレールで構成されるようにしてもよい。
また、上述のいずれの実施の形態においても、ユーザが表示ユニット10aおよび表示ユニット10bをユーザの眼幅に合わせて、自由にスライドできるようにしたが、段階調整ができるようにしてもよい。
例えば、フレーム12aおよびフレーム12bの上部および下部に、所定間隔毎に溝を設け、レール17およびレール18に、これらの溝と同じ間隔毎に、これらの溝に対応したストッパー(凸部)を取り付ける。ストッパーは、表示ユニット10aおよび表示ユニット10bがスライドする際に抵抗が少ないように、例えば、合成樹脂等の弾性部材でできている。
ユーザは表示ユニット10aおよび表示ユニット10bをユーザの眼幅に合った所定の段階までスライドさせると、ストッパーが溝に入り込むので、使用中に表示ユニット10aおよび表示ユニット10bが左右にずれるのを防ぐことができる。
また、上述の第2の実施の形態においては、アーム24aの一端およびアーム24bの一端を、それぞれフレーム12aおよびフレーム12bに固定し、上下に動かないようにしたが、アーム24aの一端およびアーム24bの一端をフレーム12aおよびフレーム12bに回動自在に接続し、アーム24aおよびアーム24bの上下にそれぞれガイド部材を取り付けて、アーム24a、24bが上下方向に動かないように規制するようにしてもよい。
この発明は、眼幅を調整するための眼幅調整機構を壊れにくく、シンプルな構造とするものであり、眼幅調整を必要とするヘッドマウントディスプレイに適用できる。
第1の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイの構成を示す図である。 ユーザの両眼側から見た、第1の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイの構成を示す図である。 第2の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイの構成を示す図である。 第3の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイの構成を示す図である。 第1の実施の形態としてのヘッドマウントディスプレイの使用状態を示す図である。
符号の説明
10…本体、10a,10b…表示ユニット、11a,11b…レンズ、12a,12b…フレーム、13a,13b…すべりどめ、14a,14b,24a,24b,25a,25b…アーム、15,15B…回転部材、15a,15b…接続部位、16…回転軸、17,18…レール、17a,17b,18a,18b…溝、19…鼻かけ部、41,42…テンプル、50,51…カバー、100,100A,100B…ヘッドマウントディスプレイ

Claims (2)

  1. 左眼用の拡大画像を得るための、左眼用表示部および光学部を有する左眼用表示ユニットと、
    右眼用の拡大画像を得るための、右眼用表示部および光学部を有する右眼用表示ユニットと、
    上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットを左右方向に摺動自在にガイドするガイド部と、
    上記左眼用表示ユニットと上記右眼用表示ユニットとの間の距離を調整するための眼幅調整機構と
    を備え、人間の頭部に装着して用いるヘッドマウントディスプレイであって、
    上記眼幅調整機構は、
    上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットの間に回転軸を有し、該回転軸を中心に回転する回転部材と、
    一端が上記左眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が上記回転部材の上記回転軸から所定の距離にある第1の部位に回動自在に接続される左側アームと、
    一端が上記右眼用表示ユニットに回動自在に接続され、他端が上記第1の部位に対向し、上記回転部材の上記回転軸から上記所定の距離にある第2の部位に回動自在に接続される右側アームとを有し、
    上記左側アームは、第1の左側アームおよび第2の左側アームからなり、
    上記第1の左側アームは、上記左右方向に延びた状態で、一端が上記左眼用表示ユニットに固定され、
    上記第2の左側アームは、一端が上記第1の部位に回動自在に接続され、
    上記第2の左側アームの他端は、上記第1の左側アームの他端と回動自在に接続され、
    上記右側アームは、第1の右側アームおよび第2の右側アームからなり、
    上記第1の右側アームは、上記左右方向に延びた状態で、一端が上記右眼用表示ユニットに固定され、
    上記第2の右側アームは、一端が上記第2の部位に回動自在に接続され、
    上記第2の右側アームの他端は、上記第1の右側アームの他端に回動自在に接続され、
    上記回転部材が上記回転軸を中心に回転することで上記左眼用表示ユニットおよび上記右眼用表示ユニットが上記ガイド部に沿って上記回転軸を中心に左右対称に移動する
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 上記回転部材は円形または正多角形である
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドマウントディスプレイ。
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