JP4609226B2 - エジェクタ式サイクル - Google Patents

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Description

本発明は、エジェクタの昇圧作用を利用して比較的蒸発温度の高い第1蒸発器と比較的蒸発温度の低い第2蒸発器とを有するエジェクタ式サイクルに関するものであり、特に、両蒸発器の除霜に関するものである。
従来、特許文献1に示すように、蒸気圧縮式冷凍サイクルにおいて、圧縮機、放熱器、エジェクタ、第1蒸発器を連結して成る冷媒流路と、その冷媒流路から分岐して絞り手段、第2蒸発器を経てエジェクタに吸引される冷媒流路とにより構成されたエジェクタ式サイクルが知られている。
特開平5−312421号公報
しかしながら、上記従来のエジェクタ式サイクルにおいては、比較的蒸発温度の低い第2蒸発器、および比較的蒸発温度が高いため通風方向の風上側に配置される第1蒸発器の風上側部分の二箇所が特に霜が付着し易く、堆積すると冷却効率が悪化するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、複数の蒸発器を有するエジェクタを使用した高効率の冷凍サイクルにおいて、複数の蒸発器を確実に除霜することのできるエジェクタ式サイクルを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の請求項に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(11)と、
圧縮機(11)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(12)と、
放熱器(12)下流側の冷媒を減圧膨張させるとともに、冷媒を吸引するエジェクタ(13)と、
エジェクタ(13)から流出した冷媒を蒸発させる第1蒸発器(14)と、
圧縮機(11)と放熱器(12)とエジェクタ(13)と第1蒸発器(14)とを含む環状の冷媒流路から分岐して設けられ、冷媒をエジェクタ(13)に導き吸引させる分岐流路(15)と、
分岐流路(15)に配置されて冷媒を蒸発させ、第1蒸発器(14)の風下側に隣接配置された第2蒸発器(17)とを備えるエジェクタ式サイクルにおいて、
第2蒸発器(17)は、第1蒸発器(14)よりも蒸発温度が低く設定されており、
第1、第2蒸発器(14、17)間を熱伝達する部材(23〜26)にて熱伝達可能に接続するとともに、
第1、第2蒸発器(14、17)に付着した霜を取り除くために加熱する除霜手段(21)と、
除霜手段(21)によって第1、第2蒸発器(14、17)を加熱して除霜を行う制御手段(30)とを備え、
除霜手段(21)は、第2蒸発器(17)よりも第1蒸発器(14)側に配置されていることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、例えば除霜手段(21)を風上側に1つだけ設けて第1蒸発器(14)の風上面を加熱して除霜するとともに、風下側の第2蒸発器(17)は第1蒸発器(14)から熱伝達する部材(23〜26)を介して伝熱にて加熱して除霜するものである。
これにより、蒸発温度が低いため霜が発生し易い第2蒸発器(17)と、風上側に設置されるため風上側部分に霜が付着し易く目詰まりし易い第1蒸発器(14)との両方を1つの除霜手段(21)で加熱して短時間で効率の良く除霜できるようになる。また、加熱温度を低く設定しつつも、第1、第2蒸発器(14、17)とも霜が残ることなく確実に除霜を行うことができ、霜の付着、堆積による冷却効率の低下を防止することができる。また、除霜手段(21)の制御も簡素にできる。
また、第2蒸発器は第1蒸発器の風下側に隣接配置される。つまり風上側に第1蒸発器、風下側に第2蒸発器が存在する。このため、第1蒸発器側に配置された除霜手段の熱は、熱を伝達する部材だけでなく、空気をも介して、第2蒸発器に熱を伝えることができる。このように、第1蒸踏器側に設置した除霜手段により、効率よく二つの蒸発器の除霜を行うことができる。
また、霜は風上に発生しやすいため、第1蒸発器の風上側に発生する。さらに、第2蒸発器は第1蒸発器よりも蒸発温度が低いため、第2蒸発器の風上側にも霜が発生する。第1蒸発器と第2蒸発器の蒸発温度を同じにした場合は、第1蒸発器の風上側に集中的に霜が発生するが、この発明では、霜の発生箇所は第1蒸発器と第2蒸発器に分散する。
このため、除霜手段によって、風上側に第1蒸発器のみでなく、第2蒸発器に加えられた熱をも除霜に用いることができる。よって、第1蒸発器と第2蒸発器の蒸発温度を同じにした場合と比べて、第2蒸発器に加えられた除霜手段の熱を有効に使える分、除霜時間を短くできる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエジェクタ式サイクルにおいて、熱伝達する部材(23〜26)と除霜手段(21)とを接触させたことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、より熱伝達する部材(23〜26)から第2蒸発器(17)へ熱を伝え易くなる。
また、請求項3に記載の発明では、エジェクタ式サイクルにおいて、熱伝達する部材として熱交換フィン(23)を用いたことを特徴としている。これは、上記した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器(14、17)で構成する熱交換フィン(23)の一部、もしくは全部を、第1、第2蒸発器(14、17)間で一体にして構成したものである。この発明によれば、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
また、請求項4に記載の発明では、エジェクタ式サイクルにおいて、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器(14、17)を保持する保持部材(24)を用いたことを特徴としている。これは、上記した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器(14、17)を保持する保持部材(24)を熱伝達部材として利用したものである。この発明によっても、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
また、請求項5に記載の発明では、エジェクタ式サイクルにおいて、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器(14、17)の両端側に構成するサイドプレート(25)を用いたことを特徴としている。これは、上記した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器(14、17)の両端側に構成するサイドプレート(25)を熱伝達部材として利用したものである。この発明によっても、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
また、請求項6に記載の発明では、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器(14、17)中に伝熱部材(26)を構成したことを特徴としている。これは、上記した必要熱伝導量に応じた伝熱部材(26)を、第1、第2蒸発器(14、17)の中に構成したものである。この発明によっても、上述した構造を構成することができる。
請求項7に記載の発明では、冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(11)と、
圧縮機(11)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(12)と、
放熱器(12)下流側の冷媒を減圧膨張させるとともに、冷媒を吸引するエジェクタ(13)と、
エジェクタ(13)から流出した冷媒を蒸発させる第1蒸発器(14)と、
圧縮機(11)と放熱器(12)とエジェクタ(13)と第1蒸発器(14)とを含む環状の冷媒流路から分岐して設けられ、冷媒をエジェクタ(13)に導き吸引させる分岐流路(15)と、
分岐流路(15)に配置されて冷媒を蒸発させ、第1蒸発器(14)を通過する風の風下側に隣接配置された第2蒸発器(17)とを備えるエジェクタ式サイクルにおいて、
第2蒸発器(17)は、第1蒸発器(14)よりも蒸発温度が低く設定されており、
第1、第2蒸発器(14、17)間を熱伝達する部材(23〜26)にて熱伝達可能に接続するとともに、
第1、第2蒸発器(14、17)に付着した霜を取り除くために加熱する除霜手段(21)と、
除霜手段(21)によって第1、第2蒸発器(14、17)を加熱して除霜を行う制御手段(30)と、
第1、第2蒸発器(14、17)の片側面または両側面に設けられ第1、第2蒸発器(14、17)を保持する保持部材を備え、
除霜手段(21)は、第1蒸発器(14)及び第2蒸発器(17)に接触することなく、保持部材に接触していることを特徴としている。
この発明によれば、蒸発温度が低いため霜が発生し易い第2蒸発器(17)と、風上側に設置されるため風上側部分に霜が付着し易く目詰まりし易い第1蒸発器(14)との両方を除霜手段(21)で加熱して短時間で効率の良く除霜できるようになる。また、加熱温度を低く設定しつつも、第1、第2蒸発器(14、17)とも霜が残ることなく確実に除霜を行うことができ、霜の付着、堆積による冷却効率の低下を防止することができる。また、除霜手段(21)の制御も簡素にできる。
また、第2蒸発器は第1蒸発器の風下側に隣接配置されるため、除霜手段の熱は熱伝達する部材だけでなく、空気をも介して、第2蒸発器に熱を伝えることができる。
このように、保持部材に接触して設けた除霜手段により、二つの蒸発器の除霜を行うことができる。さらに、除霜手段を第1蒸発器や第2蒸発器に接触するように配置すると、除霜手段が通風抵抗となることが懸念されるが、除霜手段を直接第1蒸発器や第2蒸発器に接触させずに保持部材に接触させて設けているため、そのような懸念を回避できる。
また、霜は風上に発生し易いため、第1蒸発器の風上側に発生する。さらに、第2蒸発器は第1蒸発器よりも蒸発温度が低いため、第2蒸発器の風上側にも霜が発生する。第1蒸発器と第2蒸発器の蒸発温度を同じにした場合は、第1蒸発器の風上側に集中的に霜が発生するが、この発明では、霜の発生箇所は第1蒸発器と第2蒸発器に分散する。このため、除霜手段によって第2蒸発器に加えられた熱を有効に除霜に用いることができる。よって、第1蒸発器と第2蒸発器の蒸発温度を同じにした場合と比べて、第2蒸発器に加えられた除霜手段の熱を有効に使える分、除霜時間を短くできる。
請求項8に記載の発明では、除霜手段(21)は、第1蒸発器(14)よりも風上側に配置されていることを特徴としている。この発明によれば、霜は第1蒸発器の風上側に生じ易いため、除霜手段(21)を、第1蒸発器(14)よりも風上側に配置したことにより効率的に除霜することができる。
ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について添付した図面を用いて詳細に説明する。図1の(a)は、本発明の第1実施形態(請求項1〜4に対応)におけるエジェクタ式サイクルを示す模式図であり、(b)は(a)中のA視図である。本実施形態は、本発明のエジェクタ式サイクルを、車載用冷凍装置の冷凍サイクルに適用した例を示している。エジェクタ式サイクルには、冷媒が循環する冷媒循環流路が備えられており、冷媒循環流路には冷媒を吸入、圧縮する圧縮機11が配置されている。
本実施形態では、この圧縮機11を図示しない車両走行用エンジンによりベルトなどを介して回転駆動するようになっている。この圧縮機11の冷媒流れ下流側には、放熱器12が配置されている。放熱器12は、圧縮機11から吐出された高圧冷媒と図示しない冷却ファンによって送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行って、高圧冷媒を冷却するものである。
放熱器12よりもさらに冷媒流れ下流側部位には、エジェクタ13が配置されている。このエジェクタ13は流体を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する作動流体の巻き込み作用によって流体輸送を行う運動量輸送式ポンプである。エジェクタ13には、放熱器12から流入する高圧冷媒の通路面積を小さく絞って、高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部13aと、ノズル部13aの冷媒噴出口と同一空間に配置され、後述する第2蒸発器17からの気相冷媒を吸引する吸引部(気相冷媒吸引部)13cが備えられている。
さらに、ノズル部13aおよび吸引部13cの冷媒流れ下流側部位には、昇圧部を成すディフューザ部13bが配置されている。このディフューザ部13bは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
エジェクタ13のディフューザ部13bから流出した冷媒は、第1蒸発器14に流入する。第1蒸発器14は、例えば、冷凍庫R内の図示しない冷却ユニットの通風路内に設置され、冷凍庫R内の冷却作用を果たす。具体的には、冷却ユニットの電動送風機17aにより冷凍庫R内空気が第1蒸発器14に送風され、エジェクタ13にて減圧後の低圧冷媒が第1蒸発器14において冷凍庫R内空気から吸熱して蒸発することにより冷凍庫R内空気が冷却されて冷却能力を発揮する。
第1蒸発器14で蒸発した気相冷媒は圧縮機11に吸入され、再び冷媒循環流路を循環する。また、本実施形態のエジェクタ式サイクルには、冷媒循環流路の放熱器12とエジェクタ13との間の部位で分岐し、エジェクタ13の吸引部13cで冷媒循環流路に合流する分岐流路15が形成されている。
この分岐流路15には、冷媒の減圧を行う絞り手段16が配置されており、この絞り手段16よりも冷媒流れ下流側部位には第2蒸発器17が配置されている。この第2蒸発器17は、前述した冷凍庫R内の図示しない冷却ユニットの通風路内において、第1蒸発器14と通風部を直列として第1蒸発器14の風下側となるように隣接配置されており、第1蒸発器14で冷却された冷凍庫内空気をさらに冷却する作用を果たしている。なお、本実施形態では圧縮機11、電動送風機17aなどは、電気制御装置(制御手段、以下ECUと称す)30からの制御信号により電気的に制御されるようになっている。
次に、本発明に係る構成を説明する。まず、先の第1、第2蒸発器14、17間は、熱伝達する部材23にて熱伝達可能に接続している。具体的には、熱伝達する部材23として第1、第2蒸発器14、17で構成する熱交換フィン23の一部を、第1、第2蒸発器14、17間で一体にして構成している。
図1の実施形態で、23aは第1、第2蒸発器14、17間で共通する熱交換フィンであり、23bは第1蒸発器14用の熱交換フィン、23cは第2蒸発器17用の熱交換フィンとなっている。そして、その一体となった第1、第2蒸発器14、17の風上側通風面に、第1、第2蒸発器14、17に付着した霜を取り除くため第1、第2蒸発器14、17を加熱する除霜手段としての電気ヒーター21を一体フィン23aと接触するように設けている。
そして、本実施形態では、蒸発温度が低くて霜が付着し易い第2蒸発器17に、温度を検出するサーミスタなどの蒸発器温度センサー(蒸発器温度検出手段)22を取り付けている。この蒸発器温度センサー22は、一体となった第1、第2蒸発器14、17の中でも最も昇温しにくい場所に取り付けるのが好ましい。そして、蒸発器温度センサー22の検出信号はECU30に入力されるとともに、第1、第2蒸発器14、17に付着、堆積した霜を溶かして取り除く除霜制御時には電気ヒーター21がECU30からの出力信号によって通電制御される。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。圧縮機11を車両エンジンにより駆動すると、圧縮機11で圧縮されて高温高圧状態となった冷媒は矢印方向に吐出され、放熱器12に流入する。放熱器12では高温の冷媒が外気により冷却されて凝縮する。放熱器12から流出した液相冷媒は、冷媒循環流路を流れる流れと、分岐流路15を流れる流れとに分流する。
冷媒循環流路を流れる冷媒流れはエジェクタ13に流入し、ノズル部13aで減圧され膨張する。従って、ノズル部13aで冷媒の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、このノズル部13aの噴出口から冷媒は高速度となって噴出する。この際の冷媒圧力低下により、吸引部13cから第2蒸発器17で蒸発した気相冷媒を吸引する。
ノズル部13aから噴出した冷媒と吸引部13cから吸引された冷媒は、ノズル部13a下流側で混合してディフューザ部13bに流入する。このディフューザ部13bでは通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギーが圧力エネルギーに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。エジェクタ13のディフューザ部13bから流出した冷媒は、第1蒸発器14に流入する。
第1蒸発器14では、冷媒が電動送風機17aにより送風される冷凍庫内空気から吸熱して蒸発する。この蒸発後の気相冷媒は、圧縮機11に吸入、圧縮され再び冷媒循環流路を流れる。一方、分岐流路15を流れる冷媒は、絞り手段16で減圧されて低圧冷媒となり、この低圧冷媒は第2蒸発器17で電動送風機17aにより送風されて第1蒸発器14を通過した冷凍庫内空気からさらに吸熱して蒸発する。これにより、第2蒸発器17も冷凍庫R内の冷却作用を発揮し、第2蒸発器17から流出した気相冷媒はエジェクタ13の吸引部13cへ吸引される。
次に、除霜運転について説明する。図2は、外気温度区分に対する除霜運転間隔の時間の設定例を示す図表である。この実施形態では、除霜運転間隔の時間を可変とし、外気温度に応じた時間が設定される。図3は、図1のエジェクタ式サイクルにおける除霜制御を示すタイムチャートである。また図4は、外気温度区分に対する所定温度Tの設定例を示す図表である。
圧縮機(コンプレッサー)11の積算運転時間が所定時間に達したら、第1、第2蒸発器14、17に付着、堆積した霜を取り除くため、圧縮機11を停止させ電気ヒーター21に通電して第1、第2蒸発器14、17を加熱して除霜を行う。なお、圧縮機11の積算運転時間は、図2に示すように、外気温度区分に対応させて可変させても良い。例えば、外気温度が15℃(T1)以下の時はA時間、15℃(T1)を超え30℃(T2)以下の時はB時間、30℃(T2)を超える場合にはC時間という具合である。これらの時間は、A時間>B時間>C時間の関係に設定される。
そして、第2蒸発器17に取り付けた蒸発器温度センサー22の検出値が所定値Tに達したら、除霜手段21への通電を停止して圧縮機11を起動して冷凍運転を再開するものである。このときの所定値Tは、圧縮機11の積算運転時間と同様図3に示すように、外気温度区分に応じて可変させても良い。例えば、外気温度が15℃(T1)以下の時は8℃(a℃)、15℃(T1)を超え30℃(T2)以下の時は10℃(b℃)、30℃(T2)を超える場合には12℃(c℃)という具合である。これらの温度は、a℃>b℃>c℃の関係に設定される。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、第1、第2蒸発器14、17間を一体フィン(熱伝達する部材)23aにて熱伝達可能に接続するとともに、第1、第2蒸発器14、17に付着した霜を取り除くために加熱する電気ヒーター21と、電気ヒーター21によって第1、第2蒸発器14、17を加熱して除霜を行うECU30とを備えている。
これによれば、例えば電気ヒーター21を風上側に1つだけ設けて第1蒸発器14の風上面を加熱して除霜するとともに、風下側の第2蒸発器17は第1蒸発器14から一体フィン23aを介して伝熱にて加熱して除霜するものである。
これにより、蒸発温度が低いため霜が発生し易い第2蒸発器17と、風上側に設置されるため風上側部分に霜が付着し易く目詰まりし易い第1蒸発器14との両方を1つの電気ヒーター21で加熱して短時間で効率の良く除霜できるようになる。また、加熱温度を低く設定しつつも、第1、第2蒸発器14、17とも霜が残ることなく確実に除霜を行うことができ、霜の付着、堆積による冷却効率の低下を防止することができる。また、電気ヒーター21の制御も簡素とできる。
また、一体フィン23aと電気ヒーター21とを接触させている。これによれば、より一体フィン23aから第2蒸発器17へ熱を伝え易くなる。また、一体フィン23aの熱伝導量を、第1、第2蒸発器14、17で必要な冷凍能力と必要な除霜性能とが両立する熱伝導量としている。
図5は、一体フィン23aの熱伝導量による冷凍能力と除霜性能との変化を表すグラフである。冷凍運転時に第1、第2蒸発器14、17に蒸発温度差が生じた場合、一体フィン23aを介して熱移動する。このとき熱伝導量が過度に大きい場合、熱伝達での除霜性能は向上するが、空気を冷却するために用いられるべき蒸発温度の低い第2蒸発器17の液冷媒が第1蒸発器14を冷却するために用いられ、全体での冷凍能力を低下させてしまう。
このように、冷凍能力に対しては、第1、第2蒸発器14、17が完全に分離されていることが望ましいが、熱伝導量が過度に小さいと除霜時の熱伝達が不可能となるため除霜性能が大幅に低下する。このように、熱伝導量に対する冷凍性能と除霜性能とは相反する特性を持つ。これによれば、本実施形態の蒸発器は、この必要な冷凍能力と必要な除霜性能とが両立する熱伝導量としている。なお、ここでの一体フィン23aによる熱伝導量に関しては、蒸発器での温度・風量などの環境条件が同等の場合には、一体フィン23aの枚数などで代用して考えることも可能である。
また、熱伝達する部材として熱交換フィン23を用いている。これは、上記した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器14、17で構成する熱交換フィン23の一部、もしくは全部を、第1、第2蒸発器14、17間で一体にして構成したものである。これによれば、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
なお、図1で第1蒸発器14と第2蒸発器17とは接触するように表したが、両熱交換器の本体部は離れていて一体フィン23aだけで一体になっているものであっても良い。また、図1では一体フィン23aを均等に配しているが、蒸発器の構成や風路設計上生じる着霜性能の偏りに対し、一体フィン23aの連結方法・連結枚数・配置などによって対応しても良い。
また、この一体フィン23aは第1蒸発器14から第2蒸発器17への熱伝達を目的としているため、この目的を逸脱しない範囲で他の熱交換フィン23b、23cとは材質・寸法形状・加工方法などが異なるものであっても良いし、蒸発器の寸法と異なっていても良い。
(第2実施形態)
図6の(a)は本発明の第2実施形態(請求項5に対応)におけるエジェクタ式サイクルを示す模式図であり、(b)は(a)中のB視図である。上述した第1実施形態と異なる特徴として、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器14、17を保持する保持部材24を用いている。これは、前述した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器14、17を保持する保持部材24を熱伝達部材として利用したものである。これによっても、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
なお、図6に示すエジェクタ式サイクルは、上述した第1実施形態のエジェクタ式サイクルとは、冷媒循環流路からの分岐流路15を、アキュームレーター18の液冷媒貯留部から分岐させている点が異なるが、このようなエジェクタ式サイクルであっても良い。また、電気ヒーター21および保持部材24を第1、第2蒸発器14、17の片側面にだけ設けているが、両側面に設けた構成であっても良い(図6(b)参照)。また、保持部材24には空気を対流させるための空孔24aを設けても良い(図6(a)参照)。
(第3実施形態)
図7は、本発明の第3実施形態(請求項6に対応)における熱交換器14、17と電気ヒーター21との配置例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器14、17の両端側に構成するサイドプレート25を用いている。これは、前述した必要熱伝導量に応じて、第1、第2蒸発器14、17の両端側に構成するサイドプレート25(例えばステンレス製)を熱伝達部材として利用したものである。これによっても、新たな部品を追加することなく上記の構造を構成することができ、コストを抑えることができる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態(請求項7に対応)における熱交換器14、17と電気ヒーター21との配置例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。上述した各実施形態と異なる特徴として、熱伝達する部材として第1、第2蒸発器14、17中に伝熱部材(26)を構成したことを特徴としている。これは、上記した必要熱伝導量に応じた伝熱板(伝熱部材)26を、第1、第2蒸発器14、17の中に構成したものである。これによっても、上述した構造を構成することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下述べる如く種々変形可能である。例えば、上述した各実施形態は、組み合せて構成しても良い。また、上述の実施形態では、本発明のエジェクタ式サイクルを車載用冷凍装置に用いているが、このような冷凍冷蔵装置や空調(冷房)装置のみならず、給湯器用のヒートポンプ装置や家庭用冷蔵庫などの蒸気圧縮式サイクルに適用しても良い。
冷凍サイクルには、冷却用途のサイクルと、ヒートポンプなどと呼ばれる加熱用途のサイクルとが含まれ、さらに可逆運転可能なサイクルが含まれる。冷却用途の冷凍サイクルにおいてはエジェクタに接続された蒸発器は利用側熱交換器としての室内熱交換器あるいは庫内熱交換器などとされうる。また、加熱用途の冷凍サイクルにおいてはエジェクタに接続された蒸発器は非利用側熱交換器である熱源側の室外熱交換器あるいは吸熱器などとされうる。
また、冷媒としてはフロン系冷媒、炭化水素(HC)系冷媒、二酸化炭素(CO)冷媒などを使用した超臨界サイクルおよび亜臨界サイクルのいずれであっても良い。なお、ここでフロンとは炭素、フッ素、塩素、水素からなる有機化合物の総称であり、冷媒として広く使用されているものである。フロン系冷媒には、ハイドロ、クロロ、フルオロ、カーボン(HCFC)系冷媒、ハイドロ、フルオロ、カーボン(HFC)系冷媒などが含まれており、これらはオゾン層を破壊しないため代替フロンと呼ばれる冷媒である。
また、上述の第2実施形態では、圧縮機11上流側にアキュームレーター18を設けて圧縮機11に気相冷媒のみを流入させるようにしたが、第1蒸発器14の上流側に気液分離器を設けて第1蒸発器14に液冷媒のみを流入させる構成としても良い。また、放熱器12の下流側に冷媒の気液分離を行って液冷媒のみを下流側に導出するレシーバを配置しても良い。
また、圧縮機11は可変容量型であっても良いし、固定容量型圧縮機11を用い、この固定容量型圧縮機11の作動を電磁クラッチによりオンオフ制御し、圧縮機11のオンオフ作動の比率を制御して、圧縮機11の冷媒吐出能力を制御するようにしても良い。また、圧縮機11として電動圧縮機を用いる場合は、電動圧縮機11の回転数制御により冷媒吐出能力を制御しても良い。
また、エジェクタ13も、第1蒸発器14の出口冷媒過熱度などを検知してエジェクタ13のノズル部13aの冷媒流路面積、つまり流量を調節する可変流量型のエジェクタを使用して、ノズル部13aから噴出する冷媒圧力(吸引する気相冷媒の流量)を制御するようにしても良い。
また、上述の各実施形態では、第2蒸発器17の上流側に、絞り開度が一定になっているキャピラリチューブなどの固定絞り手段16が配置されている例を示したが、第2蒸発器17の熱負荷変動に対応して冷媒流量を可変する可変絞りとしても良い。また、絞り手段16として、第2蒸発器17出口の過熱度などを検知して絞り開度を調節する機構を備えるもの(例えば膨張弁など)であっても良い。
(a)は本発明の第1実施形態におけるエジェクタ式サイクルを示す模式図であり、(b)は(a)中のA視図である。 外気温度区分に対する除霜運転間隔の可変例を示す図表である。 図1のエジェクタ式サイクルにおける除霜制御を示すタイムチャートである。 外気温度区分に対する所定温度Tの可変例を示す図表である。 一体フィン23aの熱伝導量による冷凍能力と除霜性能との変化を表すグラフである。 (a)は本発明の第2実施形態におけるエジェクタ式サイクルを示す模式図であり、(b)は(a)中のB視図である。 本発明の第3実施形態における熱交換器14、17と電気ヒーター21との配置例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の第4実施形態における熱交換器14、17と電気ヒーター21との配置例を示す模式図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
11…圧縮機
12…放熱器
13…エジェクタ
14…第1蒸発器
15…分岐流路
17…第2蒸発器
21…電気ヒーター(除霜手段)
23…熱交換フィン(熱伝達する部材)
24…保持部材(熱伝達する部材)
25…サイドプレート(熱伝達する部材)
26…伝熱板(熱伝達する部材、伝熱部材)
30…制御装置(制御手段)

Claims (8)

  1. 冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(11)と、
    前記圧縮機(11)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(12)と、
    前記放熱器(12)下流側の冷媒を減圧膨張させるとともに、冷媒を吸引するエジェクタ(13)と、
    前記エジェクタ(13)から流出した冷媒を蒸発させる第1蒸発器(14)と、
    前記圧縮機(11)と前記放熱器(12)と前記エジェクタ(13)と前記第1蒸発器(14)とを含む環状の冷媒流路から分岐して設けられ、冷媒を前記エジェクタ(13)に導き吸引させる分岐流路(15)と、
    前記分岐流路(15)に配置されて冷媒を蒸発させ、前記第1蒸発器(14)の風下側に隣接配置された第2蒸発器(17)とを備えるエジェクタ式サイクルにおいて、
    前記第2蒸発器(17)は、前記第1蒸発器(14)よりも蒸発温度が低く設定されており、
    前記第1、第2蒸発器(14、17)間を熱伝達する部材(23〜26)にて熱伝達可能に接続するとともに、
    前記第1、第2蒸発器(14、17)に付着した霜を取り除くために加熱する除霜手段(21)と、
    前記除霜手段(21)によって前記第1、第2蒸発器(14、17)を加熱して除霜を行う制御手段(30)とを備え、
    前記除霜手段(21)は、前記第2蒸発器(17)よりも前記第1蒸発器(14)側に配置されていることを特徴とするエジェクタ式サイクル。
  2. 前記熱伝達する部材(23〜26)と前記除霜手段(21)とを接触させたことを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ式サイクル。
  3. 前記熱伝達する部材として熱交換フィン(23)を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエジェクタ式サイクル。
  4. 前記熱伝達する部材として前記第1、第2蒸発器(14、17)を保持する保持部材(24)を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエジェクタ式サイクル。
  5. 前記熱伝達する部材として前記第1、第2蒸発器(14、17)の両端側に構成するサイドプレート(25)を用いたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエジェクタ式サイクル。
  6. 前記熱伝達する部材として前記第1、第2蒸発器(14、17)中に伝熱部材(26)を構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエジェクタ式サイクル。
  7. 冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(11)と、
    前記圧縮機(11)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(12)と、
    前記放熱器(12)下流側の冷媒を減圧膨張させるとともに、冷媒を吸引するエジェクタ(13)と、
    前記エジェクタ(13)から流出した冷媒を蒸発させる第1蒸発器(14)と、
    前記圧縮機(11)と前記放熱器(12)と前記エジェクタ(13)と前記第1蒸発器(14)とを含む環状の冷媒流路から分岐して設けられ、冷媒を前記エジェクタ(13)に導き吸引させる分岐流路(15)と、
    前記分岐流路(15)に配置されて冷媒を蒸発させ、前記第1蒸発器(14)を通過する風の風下側に隣接配置された第2蒸発器(17)とを備えるエジェクタ式サイクルにおいて、
    前記第2蒸発器(17)は、前記第1蒸発器(14)よりも蒸発温度が低く設定されており、
    前記第1、第2蒸発器(14、17)間を熱伝達する部材(23〜26)にて熱伝達可能に接続するとともに、
    前記第1、第2蒸発器(14、17)に付着した霜を取り除くために加熱する除霜手段(21)と、
    前記除霜手段(21)によって前記第1、第2蒸発器(14、17)を加熱して除霜を行う制御手段(30)と、
    前記第1、第2蒸発器(14、17)の片側面または両側面に設けられ前記第1、第2蒸発器(14、17)を保持する保持部材を備え、
    前記除霜手段(21)は、前記第1蒸発器(14)及び前記第2蒸発器(17)に接触することなく、前記保持部材に接触していることを特徴とするエジェクタ式サイクル。
  8. 前記除霜手段(21)は、前記第1蒸発器(14)よりも風上側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか1項に記載のエジェクタ式サイクル。
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