JP4609079B2 - タイヤ搬送装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎にレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送装置及びその方法に関するものである。
従来、タイヤ搬送装置又はタイヤ搬送方法としては、ランダムに搬送されてくる種々の異なるサイズのタイヤを、サイズ別に積上げてストレージコンベアのレーンにストックし、次いで1ラック分揃ったタイヤを移送して、積上げられたタイヤを一旦ばらして1本ずつ検査した後、タイヤを1ラック分積上げてラックに自動的に入れるようにしたもの(例えば、特許文献1参照)や、複数種類のタイヤを、搬送コンベアや傾動板等の動きを組み合わせることにより、タイヤの種類及びユニフォミティの測定結果等に基づいて自在に振り分け区分するようにしたもの(例えば、特許文献2参照)や、三次元方向に移動する把持手段が、保管場所に搬入されたタイヤを種類ごとに仕分け、設置スペースの任意の位置に搬送して載置するようにしたものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
一方、加硫後のタイヤ搬送装置は、複数の加硫機から搬出された複数のタイヤのタイヤ種類を識別し、操作員によって複数のレーンの中からあらかじめタイヤ種類毎に割り当てられたレーンに搬入しており、搬送先からの要求によって満杯になったレーンからタイヤを搬出して搬送先に搬送していた。
特開平1−176724号公報 特開平10−185766号公報 特開2000−351418号公報
しかしながら、多品種少量生産のニーズが高まる中で、加硫機から搬出されるタイヤ種類やタイヤの数、加硫機が加硫するタイヤ種類の変更回数等が増加しており、操作員によるレーンの割当ての誤りや割当ての遅れにより、レーンを割り当てきれない場合や、割り当てられたレーンが満杯である場合があった。
このような場合には、搬送されてきたタイヤをレーンに搬入することができず、タイヤをレーンに搬送する搬送路から排出しており、排出されたタイヤを作業員によって搬送路に戻して再度搬送するという手間がかかっており、加硫後のタイヤ搬送における作業効率の低下を招いていた。
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、加硫後のタイヤ搬送における作業効率及び搬送効率を向上させることができるタイヤ搬送装置及びその方法を提供することである。
本発明は前記目的を達成するために、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎にレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送装置において、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数を算出する手段と、該算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数を決定する手段と、該必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンを割り当てる手段とを有する割当制御手段と、前記タイヤからタイヤ種類を読取る手段と、読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに前記タイヤを搬入する手段と、前記レーンから前記タイヤを搬出する手段とを備えているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎にレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送装置において、割当制御手段によって、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数が算出され、この算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数が決定され、この必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンが割り当てられる。従って、操作員によってあらかじめタイヤ種類毎にレーンを割り当てる必要がなく、レーンの割当ての誤りや割当ての遅れを減少することができる。さらに、単位時間あたりに加硫されるタイヤの数(タイヤ流速)の変化に対応してレーンの割当てを変化させることができる。
また、前記タイヤからタイヤ種類を読み取り、読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに前記タイヤが搬入される。さらに、前記レーンから前記タイヤが搬出される。従って、搬送先からの要求によって満杯になったレーンからタイヤを搬出して搬送先に搬送することができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記割当制御手段は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する手段を有しているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記割当制御手段によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤが全て搬出される。従って、タイヤ流速が減少しているタイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つを他のタイヤ種類に割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記割当制御手段は、前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する手段を有しているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、前記割当制御手段によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤが全て搬出される。従って、タイヤ流速が減少しているタイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つを他のタイヤ種類に割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記割当制御手段は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有しているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記割当制御手段によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類にレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記割当制御手段は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有しているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記割当制御手段によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類に優先順位を考慮してレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、前記割当制御手段は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有しているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、前記割当制御手段によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類の搬送先に搬送可能なレーングループから優先順位を考慮して該タイヤ種類にレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤを再度前記レーンに搬送する手段とを備えているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤが再度前記レーンに搬送される。従って、割り当てられたレーンが満杯である場合等、タイヤを搬送路から排出することなく再度レーンに搬送することができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送装置において、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送する手段を備えているタイヤ搬送装置を提案する。
本発明によれば、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤが前記所定の搬送先に搬送される。従って、所定のタイヤ種類をテスト製造する場合等、タイヤをレーンに格納することなく迅速に搬送先に搬送することができる。
また、本発明は前記目的を達成するために、搬送装置を用いて、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎に前記搬送装置に備わるレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数を算出し、該算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数を決定した後、該必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンを割り当てて、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに該タイヤを搬入するとともに、前記搬送先の要求によって該レーンから前記タイヤを搬出するタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、搬送装置を用いて、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎に前記搬送装置に備わるレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送方法において、前記搬送装置によって、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数が算出され、この算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数が決定された後、この必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンが割り当てられる。従って、操作員によってあらかじめタイヤ種類毎にレーンを割り当てる必要がなく、レーンの割当ての誤りや割当ての遅れを減少することができる。さらに、単位時間あたりに加硫されるタイヤの数(タイヤ流速)の変化に対応してレーンの割当てを変化させることができる。
また、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに前記タイヤが搬入されるとともに、前記搬送先からの要求によって該レーンから前記タイヤが搬出される。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出するタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤが全て搬出される。従って、タイヤ流速が減少しているタイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つを他のタイヤ種類に割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出するタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤが全て搬出される。従って、タイヤ流速が減少しているタイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つを他のタイヤ種類に割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てるタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類にレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てるタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類に優先順位を考慮してレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、前記搬送装置は、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類において、タイヤ種類の定める優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てるタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、前記搬送装置によって、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤを格納していないレーンが割り当てられる。従って、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類の搬送先に搬送可能なレーングループから優先順位を考慮して該タイヤ種類にレーンを割り当てることができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤを再度前記レーンに搬送するタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤが再度前記レーンに搬送される。従って、割り当てられたレーンが満杯である場合等、タイヤを搬送路から排出することなく再度レーンに搬送することができる。
また、本発明は、上記構成のタイヤ搬送方法において、前記搬送装置は、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送方法を提案する。
本発明によれば、前記搬送装置によって、前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤが前記所定の搬送先に搬送される。従って、所定のタイヤ種類をテスト製造する場合等、タイヤをレーンに格納することなく迅速に搬送先に搬送することができる。
本発明によれば、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数が算出され、この算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数が決定された後、この必要レーン数に基づいてタイヤ1を格納するための複数のレーン41〜45からタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーン41〜45を割り当て、タイヤ1から読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーン41〜45にタイヤ1を搬入し、レーン41〜45からタイヤ1を搬出することにより、搬送路20から排出したタイヤ1を作業員によって搬送路20に戻して再度搬送することが少なくなり、加硫後のタイヤ搬送における作業効率及び搬送効率を向上させることができる。
また、単位時間あたりに加硫されるタイヤ1の数を算出した結果から決定した必要レーン数に基づいてタイヤ種類毎に複数のレーン41〜45からレーンを割り当てることにより、加硫状況の変化に迅速に対応した割当てをすることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
また、割り当てているレーン41〜45の数が必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤ1を搬入してから所定時間が経過しているとき、又は、複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つからタイヤ1を全て搬出し、割り当てているレーン41〜45の数が必要レーン数より少ないタイヤ種類について、複数のレーン41〜45からタイヤ1が格納されていないレーンを割り当てることにより、レーン41〜45を効率的に割り当てることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
また、タイヤ1をレーン41〜45に搬送する環状の搬送路20によってレーン41〜45に搬入できなかったタイヤ1を再度前記レーンに搬送することにより、搬送路20から排出したタイヤ1を作業員によって搬送路20に戻して再度搬送することがなくなり、加硫後のタイヤ搬送における作業効率をより一層向上させることができる。
また、複数のレーン41〜45はタイヤ1を所定の搬送先71〜75に搬送可能な少なくとも1つのレーン41〜45からなる複数のレーングループから構成され、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいてレーングループからタイヤ1を格納していないレーン41〜45を割り当てることにより、タイヤ種類の優先順位や搬送先等の割当制約を考慮してレーン41〜45を効率的に割り当てることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
また、タイヤ1から読み取ったタイヤ種類に基づいてレーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を所定の搬送先76に搬送することにより、迅速に搬送先76にタイヤ1を搬送することができ、タイヤ製造工程における状況に柔軟に対応してタイヤ1を搬送することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的、構成、特徴及び作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
図1乃至図27は本発明の一実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の概略平面図、図2は本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の制御ブロック図、図3は図2に示した制御装置のデータベース、ファイル構成を説明する図、図4は図3に示したタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図、図5は図3に示したレーンDBに格納されているレコードを示す図、図6は図3に示した必要レーンファイルに格納されているレコードを示す図、図7は図2に示した加硫情報記憶装置のデータベース、ファイル構成を説明する図、図8は図7に示した加硫機DBに格納されているレコードを示す図、図9は図7に示した加硫時間ファイルに格納されているレコードを示す図、図10は本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の処理構成図、図11は図10に示したタイヤ搬入処理のフローチャート、図12は図10に示したタイヤ搬出処理のフローチャート、図13は更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図、図14は図10に示した割当チェック処理のフローチャート、図15は更新後のタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図、図16は図14に示した割当処理のフローチャート、図17は更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図である。
まず、図1を参照して本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の構成について説明する。
図示しない複数の加硫機によって加硫されるタイヤ1には、断面積や偏平率、内径等の属性が異なる複数のタイヤ種類のタイヤ1が含まれており、タイヤ種類毎に所定の搬送先71〜73が定められている。加硫機から搬出された加硫後のタイヤ1は、ローラコンベアで構成される移送コンベア10によって搬送路20に搬送されてくる。
搬送路20は周知のローラコンベア等から構成されており、移送コンベア10から搬送されてきたタイヤ1を所定方向に、図において時計回りに、レーン41〜45に搬送する。搬送路20は環状になっており、レーン41〜45に搬入できなかったタイヤ1Bを再度レーン41〜45に搬送する。
読取センサ30は、搬送路20がタイヤ1を移送コンベア10からレーン41〜45に搬送する間に設けられており、周知の汎用カメラ等の機器からなり、タイヤ1Aの側面に設けられているバーコードや二次元コード、凹凸文字等からタイヤ種類を読み取る。
レーン41〜45は複数のレーン、図において5つのレーン、からなりタイヤ1を格納するためのものである。レーン41〜45は、それぞれ搬入アーム41a〜45a、搬出ストッパ41b〜45bを備え、通常は搬入アーム41a〜45a、搬出ストッパ41b〜45bともに閉じており、タイヤ1を搬入する際に搬入アーム41a〜45aを開き、タイヤ1を搬出する際に搬出ストッパ41b〜45bを開く。
搬出路60はローラコンベアから構成されており、各レーン41〜45から搬出されたタイヤ1を所定方向に、図において左から右に、所定の搬送先71〜73に搬送するためのものである。搬送路60から搬送先71〜73にタイヤ1を搬送するローラコンベアはそれぞれ搬送アーム71a〜73aを備え、通常は搬送アーム71a〜73aを閉じており、タイヤ1を搬送先71〜73に搬送する際に搬送アーム71a〜73aを開く。
なお、図において、移送コンベア10、搬送路20、搬出路60等をローラコンベアで構成するように示したが、これに限定されるものではない。
次に、図2乃至図9を参照して本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の制御について説明する。
制御装置50はタイヤ搬送装置の動作を決定するものであり、制御部51と記憶部52とから構成されており、読取センサ30、搬入アーム41a〜45a、搬出ストッパ41b〜45b、搬送アーム71a〜73aとタイヤ搬送装置の外部にある加硫情報記憶装置80に接続している。
制御部51は、CPU、RAM、ROM等を備えた周知のマイクロコンピュータからなり、読取センサ30が読み取ったタイヤ種類と、記憶部52に記憶する情報及び加硫情報記憶装置80から取得する情報と、搬送先70〜73からの搬出要求とに基づいて、搬入アーム41a〜45a、搬出ストッパ41b〜45b、搬送アーム71a〜73aを開閉する。
記憶部52は、ハードディスク装置や磁気テープ装置等の周知の記憶装置からなり、制御部51によって参照、更新され、タイヤ種類毎にレーン41〜45を割り当てて、レーン41〜45にタイヤ1を搬入し、搬出するために必要な情報を記憶している。
図3に制御装置50が記憶するデータベース(以下DBとする)、ファイルの一例を示す。
タイヤ種類DB52aには全てのタイヤ種類の、単位時間あたりに加硫されるタイヤ1の数(以下、タイヤ流速とする)、タイヤ流速と必要レーンファイル52cによって決定する必要レーン数、搬送先等の情報が格納されている。図4にタイヤ種類DB52aに格納されているレコードの一例を示す。
レーンDB52bは全てのレーン番号の、後述する割当処理によってレーン41〜45に割り当てられているタイヤ種類、格納されているタイヤ本数、最後にタイヤが搬入された時刻(以下、最終搬入時刻とする)等の情報が格納されている。図5にレーンDB52bに格納されているレコードの一例を示す。
また、必要レーンファイル52cは、あらかじめタイヤ流速に対して必要となるレーン数を定めたファイルであり、図6に必要レーンファイル52cに格納されているレコードの一例を示す。
なお、タイヤ種類DB52a、レーンDB52bは関係型、ネットワーク型、階層型等のDB種類は問わず、DBではなく大量のデータを蓄積、整理するための単なるファイルでもよいし、適宜正規化による分割等を行ってもよい。また、必要レーンファイル52cはファイルである必要はなくDBであってもよい。以下の説明において特に記載がない限り、全てのDB、ファイルについて同様である。
加硫情報記憶装置80は、記憶部52と同様に周知の記憶装置からなり、制御部51によって参照され、タイヤ流速を算出するために必要な情報を記憶している。
図7に加硫情報記憶装置80が記憶するDB、ファイルの一例を示す。
加硫機DB80aは全ての加硫機番号の加硫機が加硫するタイヤ種類等の情報が格納されており、各加硫機番号の加硫機が加硫するタイヤ種類を変更するときに更新される。図8に加硫機DB80aに格納されているレコードの一例を示す。
また、加硫時間ファイル80bは、あらかじめ全てのタイヤ種類に対する加硫機の加硫時間を定めたファイルであり、図9に加硫時間ファイル80bに格納されているレコードの一例を示す。なお、ここでは加硫機によらずタイヤ種類毎に加硫時間を定めているが、タイヤ種類毎、加硫機毎に加硫時間を定めてもよい。
次に、図10乃至図17を参照して本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の動作について説明する。
タイヤ搬送装置の動作は、図10に示すように、タイヤ搬入処理S100と、タイヤ搬出処理S200と、割当チェック処理S300とによって構成されている。それぞれの処理は相互に独立しており、並行処理が可能である。
タイヤ搬入処理S100は図11に示すように、読取センサ30が搬送路20によって搬送されてきたタイヤ1Aからタイヤ種類を読み取り(S101)、読み取った時刻とともに制御部51に送信する。
制御部51は、読み取ったタイヤ種類に基づいてレーンDB52bからレコードを読み込む(S102)。例えば、読み取ったタイヤ種類が「A003」である場合、図5に示すレーンDB52bからレーン番号が「4」のレコードを読み込む。なお、以下の説明において特に記載がない限り、該当するレコードが複数ある場合には全てのレコードを読み込むこととする。
制御部51は該当レコードが有り、かつ、当該レーン41〜45にタイヤ1を搬入可能か否かを判定する(S103)。なお、各レーン41〜45に搬入可能なタイヤ本数は、あらかじめROM等に記憶しておいてもよいし、レーンDB52bに格納するようにしてもよい。
ここで、レーン41〜45に搬入可能なタイヤ本数が全て3本とすると、上記例の場合、レーン番号「4」にはタイヤ本数が「1」であるから、搬入可能と判断する。制御部51はレーン番号「4」(以下、レーン44とする)の搬入アーム44aを開き、タイヤ1をレーン44に搬入する(S104)。そして、レーンDB52bにおいて搬入したレーンのレコードを更新する(S105)。上記例の場合、レーン番号「4」のタイヤ本数を「2」に、最終搬入時刻を上記タイヤ種類を読み取った時刻に更新する。なお、搬入可能なレーン41〜45が複数ある場合、タイヤ1は搬入するレーン41〜45を決める基準は問わないが、最終搬入時刻等を考慮することが好ましい。
また、S103において搬入不可と判断した場合、制御部51は搬入アーム41a〜45aを閉じたまま、読取センサ30は再度S101の処理を行う。タイヤ1Bはレーン41〜45を通過し、環状の搬送路20によってレーン41〜45に搬入できなかったタイヤ1Bが再度前記レーン41〜45に搬送される。従って、割り当てられたレーン41〜45が満杯である場合等、レーン41〜45に搬入できなかったタイヤ1を搬送路20から排出することなく再度レーン41〜45に搬送することができる。
タイヤ搬入処理S100は、タイヤ搬送装置が起動してから停止するまで、S101〜S105の処理を繰り返す。
次に、タイヤ搬出処理S200は図12に示すように、搬送先71〜73は制御部51にタイヤ1の搬出要求を送信する(S201)。送信される内容は搬送先及びタイヤ種類等の情報であり、例えば、搬送先として「測定機1」(以下、搬送先71とする)からタイヤ種類「A001」の搬送要求があったとする。
制御部51は、送信されてきたタイヤ種類に基づいてレーンDB52bからレコードを読み込む(S202)。上記例の場合、図5に示すレーンDB52bからレーン番号が「1」のレコードと「2」のレコードを読み込む。なお、送信されてきた情報が搬送先「測定機1」のみである場合には、図4に示すタイヤ種類DB52aからタイヤ種類が「A001」の情報を得て、レーンDB52bから該当レコードを読み込んでもよい。
制御部51は該当レコードの中からタイヤ1を搬出するレーン41〜45を決め、搬出ストッパ41b〜45bを開きタイヤ1を搬出路60に搬出するとともに(S203)、搬送アーム71a〜73aを開きタイヤ1を搬送先71〜73に搬送する(S204)。なお、該当レコードが複数あるときにタイヤ1を搬出するレーン41〜45を決める基準及び搬出するタイヤ本数は問わないが、満杯となっているレーンから全てのタイヤ1を搬出するのが好ましい。上記例の場合、レーン番号「1」(レーン41)の搬出ストッパ41bと搬送先「測定機1」(搬送先71)の搬送アーム71aとを開き、全てのタイヤ1を搬送先71に搬送する。従って、搬送先からの要求によって満杯になったレーンからタイヤ1を搬出して搬送先に搬送することができる。
そして、レーンDB52bにおいて搬出したレーン41〜45のレコードを更新する(S205)。上記例の場合、レーン番号「1」のタイヤ本数を「0」に更新する。なお、全てのタイヤ1を搬出の際には最終搬入時刻をクリアすることが好ましい。図13に更新後のレーンDB52bの例を示す。
タイヤ搬出処理S200は、搬送先71〜73の搬出要求が発生するたびにS201〜S205の処理を行う。
次に、割当チェック処理S300は図14に示すように、制御部51が加硫機DB80aから全てのレコードを読み込む(S301)。読み込んだレコードのタイヤ種類に基づいて加硫時間ファイル80bからレコードを読み込む(S302)。そして、タイヤ種類毎にタイヤ流速を算出する(S303)。
例えば、図8に示す加硫機DB80aから全てのレコードを読み込み、図9に示す加硫時間ファイル80bから該当レコードを読み込む場合、タイヤ種類「A001」はタイヤ流速「2[本/時]」、タイヤ種類「A002」はタイヤ流速「2[本/時]」、タイヤ種類「A003」はタイヤ流速「1.5[本/時]」、タイヤ種類「A004」はタイヤ流速「1[本/時]」、タイヤ種類「A005」はタイヤ流速「1[本/時]」となる。なお、S302及びS303の処理はタイヤ種類毎に繰り返し処理してもよいし、該当する全てのタイヤ種類についてまとめて1回だけ処理してもよい。以下の説明において特に記載がない限り、複数のタイヤ種類が該当する処理はタイヤ種類毎に繰り返し処理しても全てのタイヤ種類についてまとめて1回だけ処理してもよい。
そして、タイヤ種類毎に算出したタイヤ流速に基づいて必要レーンファイル52cからレコードを読み込んで必要レーン数を決定し(S304)、タイヤ種類DB52aにおいてタイヤ流速を算出したタイヤ種類のレコードを更新する(S305)。
上記例の場合、図6に示す必要レーンファイル52cから該当レコードを読み込み、タイヤ種類「A001」は必要レーン数「1」、タイヤ種類「A002」は必要レーン数「1」、タイヤ種類「A003」は必要レーン数「1」、タイヤ種類「A004」は必要レーン数「1」、タイヤ種類「A005」は必要レーン数「1」となり、図4に示すタイヤ種類DB52aの該当するタイヤ種類のタイヤ流速と必要レーン数を更新する。図15に更新後のタイヤ種類DB52aの例を示す。
また、S301の処理で加硫機DB80aから読み込んだ全てのレコードが前回読み込み時と同じである場合、例えばメモリ等に前回読み込んだレコードを記憶しておく等して、S302〜S305の処理を行わないようにしてもよい。
さらに、制御部51はレーンDB52bから全レコードを読み込んで(S306)、全てのタイヤ種類について、タイヤ種類毎の現在割り当てられているレーン数と必要レーン数を比較して異なるか否かを判定し(S307)、タイヤ種類の少なくとも1つが異なるときは、割当処理S310を行う。
上記例の場合、図13に示すレーンDB52bから全レコードを読み込んで、全てのタイヤ種類について図15に示すタイヤ種類DB52aの必要レーン数と比較すると、タイヤ種類「A005」について必要レーン数「1」に対して現在割り当てているレーンがない(現レーン数が「0」)ので、割当処理S310を行う。
また、S307において全てのタイヤ種類において現在のレーン数と必要レーン数が一致する場合及び割当処理S310の処理後は、再度S301の処理を行う。
なお、S307及びS310の処理はタイヤ種類毎に繰り返し処理してもよいし、該当する全てのタイヤ種類についてまとめて1回だけ処理してもよいが、全てのタイヤ種類について処理した後、再度S301の処理を繰り返すようにする必要がある。
割当チェック処理S300はタイヤ搬送装置が起動してから停止するまでS301〜S310の処理を繰り返す。
次に、割当処理S310は図16に示すように、制御部51がレーンDB52bから全てのレーン41〜45についてタイヤ本数が「0」のレコードがないか否かを判定し(S311)、タイヤ本数が「0」のレコードがないときは、タイヤ種類DB52aとから全てのタイヤ種類についてタイヤ種類毎の現在割り当てているレーン数が必要レーン数より多いタイヤ種類があるか否かを判定し(S312)、現在のレーン数が多いタイヤ種類があるときは、そのタイヤ種類に割り当てられている全てのレーン41〜45が強制搬出条件を満たすか否か判定する(S313)。
ここで、強制搬出条件とはレーン41〜45の最終搬入時刻から所定時間が経過しているか否か、又は複数の加硫機の少なくとも1つがタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているか否かであり、どちらか一方又は両方を強制搬出条件とする。
強制搬出条件を満たすときには、当該レーン41〜45の搬出ストッパ41b〜45bを開き、全てのタイヤ1を搬出路60に搬出し(S314)、レーンDB52bにおいて搬出したレーン41〜45のレコードを更新する(S315)。従って、タイヤ流速が減少し、現在割り当てているレーン数が必要レーン数より多いタイヤ種類に割り当てているレーン41〜45を、他のタイヤ種類に割り当てることができる。
なお、強制搬出条件を満たすレーン41〜45が複数ある場合、当該レーン41〜45の少なくとも1つから全てのタイヤ1を搬出すればよい。また、搬出したレーン41〜45に割り当てられていたタイヤ種類の搬出先71〜73に基づいて、搬送アーム71a〜73aを開くことは言うまでもない。
また、S312又はS313の条件を満たさない場合には、その後の処理は行わず割当処理S300を終了する。また、S311の条件を満たさない場合には、S312〜S315の処理を行わずに、後述するS316の処理を行う。
例えば、図5に示すレーンDB52bと図15に示すタイヤ種類DB52aにおいて、レーンDB52bにはタイヤ本数が「0」のレコードがなく、タイヤ種類DB52aとからタイヤ種類「A001」の現レーン数が「2」に対して必要レーン数が「1」となっている。
タイヤ種類「A001」に割り当てられたレーン番号「1」及び「2」について、例えば強制搬出条件が最終搬出時刻から30分経過であり現在10時20分である場合、レーン番号「1」(レーン41)の搬出ストッパ41bを開き全てのタイヤ1を搬出し、レーン番号「1」のタイヤ本数を「0」に更新し、最終搬入時刻をクリアする。更新後のレーンDB52bは図13と同様である。
なお、S311〜S315の処理はタイヤ種類毎又はレーン毎に繰り返し処理してもよいし、該当する全てのタイヤ種類又はレーン41〜45についてまとめて1回だけ処理してもよいが、全てのタイヤ種類又はレーン41〜45について処理した後、次の処理を行うようにする必要がある。
制御部51は、S315の処理後又はS311の条件を満たさないとき、レーンDB52bとタイヤ種類DB52aとから全てのタイヤ種類についてタイヤ種類毎の現在割り当てているレーン数が必要レーン数より少ないタイヤ種類があるか否かを判定し(S316)、現在のレーン数が少ないタイヤ種類があるときは、そのタイヤ種類にタイヤ本数が「0」のレーン41〜45を割り当てて(S317)、レーンDB52bの該当レコードを更新する(S318)。従って、タイヤ流速が増加し、現在割り当てているレーン数が必要レーン数より多いタイヤ種類に、タイヤ1が格納されていないレーン41〜45を割り当てることができる。
なお、タイヤ本数が「0」のレーン41〜45が複数ある場合、現在割り当てているレーン数が必要レーン数より少ないタイヤ種類に少なくとも1つのレーン41〜45を割り当てればよい。
また、S316の条件を満たさない場合には、その後の処理は行わず割当処理S300を終了する。
上記例の場合、図13に示すレーンDB52bと図15に示すタイヤ種類DB52aにおいて、タイヤ種類が「A005」のレーンがない(現レーン数が「0」)のに対し必要レーン数が「1」となっており、レーン番号「1」のタイヤ本数が「0」であるから、レーン番号「1」タイヤ種類を「A005」に更新する。図17に更新後のレーンDB52bの例を示す。
なお、S316〜S318の処理はタイヤ種類毎に繰り返し処理してもよいし、該当する全てのタイヤ種類についてまとめて1回だけ処理してもよいが、全てのタイヤ種類について処理した後、割当処理S300を終了するようにする必要がある。
このように上記構成及び動作によれば、タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とに基づいてタイヤ1を格納するための複数のレーン41〜45からタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーン41〜45を割り当てることにより、操作員によってあらかじめタイヤ種類毎にレーン41〜45を割り当てる必要がなく、レーン41〜45の割当ての誤りや割当ての遅れを減少することができる。また、タイヤ1から読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーン41〜45にタイヤ1を搬入し、レーン41〜45からタイヤ1を搬出することにより、搬送先71〜73からの要求によって、満杯になったレーン41〜45からタイヤ1を搬出して搬送先71〜73に搬送することができる。これにより、搬送路20から排出したタイヤ1を作業員によって搬送路20に戻して再度搬送することが少なくなり、加硫後のタイヤ搬送における作業効率及び搬送効率を向上させることができる。
また、タイヤ流速を算出し、該算出結果から決定した必要レーン数に基づいてタイヤ種類毎に複数のレーン41〜45からレーンを割り当てることにより、タイヤ流速の変化に対応してレーン41〜45の割当てを変化させることができる。これにより、加硫状況の変化に迅速に対応した割当てをすることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
また、割り当てているレーン41〜45の数が必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤ1を搬入してから所定時間が経過しているとき、又は、複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つからタイヤ1を全て搬出することにより、タイヤ流速が減少しているタイヤ種類に割り当てているレーン41〜45の少なくとも1つを他のタイヤ種類に割り当てることができる。また、割り当てているレーン41〜45の数が必要レーン数より少ないタイヤ種類について、複数のレーン41〜45からタイヤ1が格納されていないレーンを割り当てることにより、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類にレーン41〜45を割り当てることができる。これにより、レーン41〜45を効率的に割り当てることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
さらに、タイヤ1をレーン41〜45に搬送する環状の搬送路20によってレーン41〜45に搬入できなかったタイヤ1を再度前記レーンに搬送することにより、割り当てられたレーン41〜45が満杯である場合等、タイヤ1を搬送路から排出することなく再度レーン41〜45に搬送することができる。これにより、搬送路20から排出したタイヤ1を作業員によって搬送路20に戻して再度搬送することがなくなり、加硫後のタイヤ搬送における作業効率をより一層向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図18は本発明の第2実施形態におけるタイヤ搬送装置の概略平面図、図19は本発明の第2実施形態における制御装置のデータベース、ファイル構成を説明する図、図20は図19に示した搬送先条件ファイルに格納されているレコードを示す図、図21は図19に示した優先順位ファイルに格納されているレコードを示す図、図22は図19に示したレーンDBに格納されているレコードを示す図、図23は本発明の第2実施形態におけるタイヤ搬送装置の処理構成図、図24は図23に示したタイヤ搬入処理のフローチャート、図25は図19に示したタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図、図26は本発明の第2実施形態における割当処理のフローチャート、図27は更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図である。
図において、前述した第1実施形態と同一構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態とは、レーン41〜45が所定の搬送先71〜75に搬送可能な複数の少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループによって構成されている点、レーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を搬送先76に搬送することができる点、タイヤ種類の優先順位に基づいてレーングループからレーンを割り当てる点、において相違する。
図18においてレーン41〜45は、タイヤ1を所定方向に、図において左から右に、搬送路61によって所定の搬送先71〜73に搬送可能なレーン41〜43(以下、レーングループ「A」とする)と、タイヤ1を反対の所定方向に、図において右から左に、所定の搬送先74,75に搬送可能なレーン44〜45(以下、レーングループ「B」とする)との2つのレーングループからなる。
なお、レーングループは2つに限定されず複数であればよい。また、レーングループが1つの場合は、第1実施形態と同様となる。
また、読取センサ30とレーン41〜45の間にレーン41〜45に搬入せずに直ちに搬送先76に搬送可能なローラコンベアが設けられており、搬送アーム76aを備えている。
次に、タイヤ種類の優先順位に基づいてレーングループからレーン41〜45を割り当てるため、制御装置50が記憶するDB、ファイルの一例を図19に示す。
搬送先条件ファイル52dは、あらかじめ搬送先毎に搬送可能なレーングループを定めたファイルであり、図20に搬送先条件ファイル52dに格納されているレコードの一例を示す。
優先順位ファイル52eは、あらかじめタイヤ種類のレーン割当時の優先順位を定めたファイルであり、図21に優先順位ファイル52eに格納されているレコードの一例を示す。
また、レーンDB52bには、レーン番号に対応するレーングループの情報が追加されている。図22にレーンDB52bに格納されているレコードの一例を示す。
次に、図23乃至図27を参照して本発明の第2実施形態におけるレーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を搬送先76に搬送する動作、タイヤ種類毎の優先順位に基づいてレーングループからレーンを割り当てる動作について説明する。
第2実施形態におけるタイヤ搬送装置の動作は、図23に示すように、タイヤ搬入処理S100Aと、タイヤ搬出処理S200と、割当チェック処理S300Aとによって構成されている。それぞれの処理は相互に独立しており、並行処理が可能である。
タイヤ搬入処理S100Aは図24に示すように、S101の後に制御部51は、読み取ったタイヤ種類に基づいてタイヤ種類DB52aからレコードを読み込む(S106)。例えば、読み取ったタイヤ種類が「A005」である場合、図25に示すタイヤ種類DB52aからタイヤ種類が「A005」のレコードを読み込む。
制御部51は該当レコードの搬送先がレーン41〜45に搬入しない特定の搬送先(以下、搬送先76とする)か否かを判定する(S107)。なお、搬送先76か否かの判断は、搬送先76をあらかじめROM等に記憶しておいてもよいし、図20に示す搬送先条件ファイルにおいてレーングループが「なし」か否か、図25に示すタイヤ種類DB52aにおいてタイヤ流速が「0」ではないとき必要レーン数が「0」か否かを基準に判断してもよい。
搬送先76であると判断すると、制御部51は搬送アーム76を開き、レーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を搬送先76に搬送し(S108)、再度S101の処理を行う。S107において搬送先76ではないと判断した場合には、S102〜S105の処理を行う。
上記例の場合、タイヤ種類「A005」の搬送先「測定機6」が搬送先76である場合、制御部51は搬送アーム76aを開き、レーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を搬送先76に搬送する。従って、所定のタイヤ種類をテスト製造する場合等、前記タイヤ1から読み取ったタイヤ種類に基づいてタイヤ1をレーン41〜45に格納することなく迅速に搬送先76に搬送することができる。なお、搬送先76は1つに限定されず複数であってもよい。
割当チェック処理S300Aは、第1実施形態における割当チェック処理S300と割当処理S310Aのみ異なるので、割当チェック処理S300Aの説明を省略する。
割当処理S310Aは図26に示すように、S316の後にS317に代えて、制御部51は、現在のレーン数が必要レーン数より少ないタイヤ種類についてタイヤ種類DB52aの搬送先に基づいて、搬送先条件ファイル52dからレコードを読み込む(S319)。例えば、図22に示すレーンDB52bと図25に示すタイヤ種類DB52aにおいて、タイヤ種類が「A007」と「A008」のレーンがない(現レーン数が「0」)のに対し必要レーン数が「1」となっており、どちらも搬送先が「測定機3」であるから、図20に示す搬送先条件ファイル52dから搬送先が「測定機3」のレコードを読み込む。
次に制御部51は、タイヤ本数が「0」のレーン41〜45のレーングループと現在のレーン数が必要レーン数より少ないタイヤ種類の搬送先71〜75に搬送可能なレーングループとが同一か否かを判定し(S320)、優先順位ファイル52eを読み込んで(S321)、優先順位が上位のタイヤ種類にタイヤ本数が「0」のレーン41〜45を割り当てる(S322)。S320の条件を満たさない場合には、その後の処理は行わず割当処理S300Aを終了する。
上記例の場合、レーン番号「1」(レーン41)がタイヤ本数「0」であり、レーングループは「A」であるから、タイヤ種類「A007」、「A008」のレーングループ「A」と同一レーングループである。そして、優先順位ファイルからタイヤ種類「A007」、「A008」のレコードを読み込むと、タイヤ種類「A007」の優先順位「7」の方がタイヤ種類「A008」の優先順位「8」よりも上位なので、レーン番号「1」にタイヤ種類「A007」を割り当てる。従って、タイヤ流速が増加し、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類の搬送先71〜75に搬送可能なレーングループから優先順位を考慮して該タイヤ種類にレーン41〜45を割り当てることができる。
また、S322の処理の後にS318を行う。図27にS318の処理で更新したレーンDB52bの例を示す。
なお、S319及びS319の処理を削除して、レーングループを考慮せず優先順位のみを考慮してレーン41〜45を割り当てるようにしてもよい。また、S321の後に、タイヤ本数が「0」のレーン41〜45に現在割り当てているタイヤ種類と、現在のレーン数が必要レーン数より小さいタイヤ種類の優先順位を比較して、優先順位が上位のときに割当てを行うようにしてもよい。
このように、上記構成及び動作によれば第1実施形態の作用・効果に加え、割り当てているレーン41〜45の数が必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて複数のレーン41〜45からタイヤ1を格納していないレーン41〜45を割り当てることにより、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類に優先順位を考慮してレーン41〜45を割り当てることができる。また、複数のレーン41〜45はタイヤ1を所定の搬送先71〜75に搬送可能な少なくとも1つのレーン41〜45からなる複数のレーングループから構成され、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいてレーングループからタイヤ1を格納していないレーン41〜45を割り当てることにより、タイヤ流速が増加しているタイヤ種類の搬送先71〜75に搬送可能なレーングループから優先順位を考慮して該タイヤ種類にレーン41〜45を割り当てることができる。これにより、タイヤ種類の優先順位や搬送先等の割当制約を考慮してレーン41〜45を効率的に割り当てることができ、加硫後のタイヤ搬送における搬送効率をより一層向上させることができる。
また、タイヤ1から読み取ったタイヤ種類に基づいてレーン41〜45に搬入せずに直ちにタイヤ1を所定の搬送先76に搬送することにより、所定のタイヤ種類をテスト製造する場合等、タイヤ1をレーン41〜45に格納することなく迅速に搬送先76に搬送することができる。これにより、タイヤ製造工程における状況に柔軟に対応してタイヤ1を搬送することができる。
なお、上記各実施形態の構成又は動作を組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりした装置を構成してもよい。
また、本発明の構成は上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の概略平面図 本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の制御ブロック図 図2に示した制御装置のデータベース、ファイル構成を説明する図 図3に示したタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図 図3に示したレーンDBに格納されているレコードを示す図 図3に示した必要レーンファイルに格納されているレコードを示す図 図2に示した加硫情報記憶装置のデータベース、ファイル構成を説明する図 図7に示した加硫機DBに格納されているレコードを示す図 図7に示した加硫時間ファイルに格納されているレコードを示す図 本発明の第1実施形態におけるタイヤ搬送装置の処理構成図 図10に示したタイヤ搬入処理のフローチャート 図10に示したタイヤ搬出処理のフローチャート 更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図 図10に示した割当チェック処理のフローチャート 更新後のタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図 図14に示した割当処理のフローチャート 更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図 本発明の第2実施形態におけるタイヤ搬送装置の概略平面図 本発明の第2実施形態における制御装置のデータベース、ファイル構成を説明する図 図19に示した搬送先条件ファイルに格納されているレコードを示す図 図19に示した優先順位ファイルに格納されているレコードを示す図 図19に示したレーンDBに格納されているレコードを示す図 本発明の第2実施形態におけるタイヤ搬送装置の処理構成図 図23に示したタイヤ搬入処理のフローチャート 図19に示したタイヤ種類DBに格納されているレコードを示す図 本発明の第2実施形態における割当処理のフローチャート 更新後のレーンDBに格納されているレコードを示す図
符号の説明
1,1A,1B…タイヤ、10…移送コンベア、20…搬送路、30…読取センサ、41〜45…レーン、41a〜45a…搬入アーム、41b〜45b…搬出ストッパ、50…制御装置、51…制御部、52…記憶部、52a…タイヤ種類DB、52b…必要レーンDB、52c…必要レーンファイル、52d…搬送先条件ファイル、52e…優先順位ファイル、60,61,62…搬出路、71〜76…搬送先、71a〜76a…搬送アーム、80…加硫情報記憶装置、80a…加硫機DB、80b…加硫時間ファイル、S100,S100A…タイヤ搬入処理、S200…タイヤ搬出処理、S300,S300A…割当チェック処理、S310,S310A…割当処理。

Claims (16)

  1. 複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎にレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送装置において、
    タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数を算出する手段と、該算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数を決定する手段と、該必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンを割り当てる手段とを有する割当制御手段と、
    前記タイヤからタイヤ種類を読取る手段と、
    読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに前記タイヤを搬入する手段と、
    前記レーンから前記タイヤを搬出する手段とを備えている
    ことを特徴するタイヤ搬送装置。
  2. 前記割当制御手段は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する手段を有している
    ことを特徴する請求項1に記載のタイヤ搬送装置。
  3. 前記割当制御手段は、
    前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する手段を有している
    ことを特徴する請求項1又は2に記載のタイヤ搬送装置。
  4. 前記割当制御手段は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有している
    ことを特徴する請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤ搬送装置。
  5. 前記割当制御手段は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有している
    ことを特徴する請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤ搬送装置。
  6. 前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、
    前記割当制御手段は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる手段を有している
    ことを特徴する請求項1乃至3の何れかに記載のタイヤ搬送装置。
  7. 前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤを再度前記レーンに搬送する手段とを備えている
    ことを特徴する請求項1乃至6の何れかに記載のタイヤ搬送装置。
  8. 前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送する手段を備えている
    ことを特徴する請求項1乃至7の何れかに記載のタイヤ搬送装置。
  9. 搬送装置を用いて、複数の加硫機から搬出された複数の加硫後のタイヤをタイヤ種類毎に前記搬送装置に備わるレーンによって所定の搬送先に搬送するタイヤ搬送方法において、
    前記搬送装置は、
    タイヤ種類毎の加硫時間とタイヤ種類毎の前記加硫機の数とからタイヤ種類毎に単位時間あたりに加硫されるタイヤの数を算出し、該算出結果に基づいてタイヤ種類毎に必要レーン数を決定した後、該必要レーン数に基づいて前記タイヤを格納するための複数の前記レーンからタイヤ種類毎に少なくとも1つのレーンを割り当てて、
    前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて該タイヤ種類に割り当てているレーンに該タイヤを搬入するとともに、前記搬送先からの要求によって該レーンから前記タイヤを搬出する
    ことを特徴するタイヤ搬送方法。
  10. 前記搬送装置は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンに最後にタイヤを搬入してから所定時間が経過しているとき、該レーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する
    ことを特徴する請求項9に記載のタイヤ搬送方法。
  11. 前記搬送装置は、
    前記複数の加硫機の少なくとも1つが加硫するタイヤ種類を変更してから所定時間が経過しているとき、割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より多いタイヤ種類について、該タイヤ種類に割り当てているレーンの少なくとも1つから前記タイヤを全て搬出する
    ことを特徴する請求項9又は10に記載のタイヤ搬送方法。
  12. 前記搬送装置は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる
    ことを特徴する請求項9乃至11の何れかに記載の加硫後のタイヤ搬送方法。
  13. 前記搬送装置は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類について、タイヤ種類の優先順位に基づいて前記複数のレーンから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる
    ことを特徴する請求項9乃至11の何れかに記載のタイヤ搬送方法。
  14. 前記複数のレーンは前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送可能な少なくとも1つのレーンからなる複数のレーングループから構成されており、
    前記搬送装置は、
    割り当てているレーンの数が前記必要レーン数より少ないタイヤ種類において、タイヤ種類の定める優先順位に基づいて前記レーングループから前記タイヤが格納されていないレーンを割り当てる
    ことを特徴する請求項9乃至11の何れかに記載のタイヤ搬送方法。
  15. 前記搬送装置は、
    前記タイヤを前記レーンに搬送する環状の搬送路によって前記レーンに搬入できなかったタイヤを再度前記レーンに搬送する
    ことを特徴する請求項9乃至14の何れかに記載のタイヤ搬送方法。
  16. 前記搬送装置は、
    前記タイヤから読み取ったタイヤ種類に基づいて前記レーンに搬入せずに直ちに前記タイヤを前記所定の搬送先に搬送する
    ことを特徴する請求項9乃至15の何れかに記載のタイヤ搬送方法。
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