JP4608405B2 - 生体試料分析方法及び生体試料分析装置 - Google Patents

生体試料分析方法及び生体試料分析装置 Download PDF

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本発明は、複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析方法、及び当該方法の実施に使用される生体試料分析装置に関する。
昨今、動物病院や畜産試験場等において動物の血液、尿等の生体試料を分析することが行われている。このような生体試料の分析には、例えば特許文献1,2に開示されているような分析装置が用いられる。そして、このような動物病院や畜産試験場では多数の動物種を取り扱うことから、この種の分析装置には複数の動物種に対応した分析が行えることが求められている。そこで、上記特許文献1,2に開示された分析装置は、動物種の選択が可能であり、選択された動物種に応じた分析条件で生体試料を分析するようになっている。
特開2005−37162号公報 米国特許出願公開第2003/0070498
動物種毎に、血液、尿等の生体試料の性状は著しく相違する。このため、分析対象の動物種に適合した分析条件で生体試料を分析しなければ正確な分析結果を得ることはできない。しかしながら、上述の如き従来の分析装置にあっては、一旦動物種を選択し、分析を開始した後には、動物種の変更はできないため、動物種の選択を誤った場合には、再度生体試料を使用して分析を行わなければならなかった。特に小動物等では、血液、尿等の生体試料を多く採取することはできず、また複数回生体試料を採取することは生体に多大な負担がかかることとなることから、生体試料は貴重であり、その無駄な消費を抑えることは重要である。また、再度の分析は生体試料の採取から行わなければならないため、多くの手間を要するという問題もあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、分析を終えた後にも容易に動物種の変更が可能であり、再分析の際に生体試料の無駄な消費を抑えることができる生体試料分析方法及び生体試料分析装置を提供することを目的とする。
本発明に係る生体試料分析方法は、複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析方法において、動物種の選択を受け付け、選択された動物種に対応した分析条件で生体試料を分析し、分析が終了した後に、動物種の変更を受け付け、前記生体試料を分析して得られた分析結果を、変更後の動物種に対応した分析条件で再分析することを特徴とする。
このようにすることにより、一旦分析が終了した後に、動物種を変更して再分析することが可能となり、生体試料を再度消費しなくても再分析を行うことができる。
本発明に係る生体試料分析装置は、複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析装置において、生体試料の性状を測定する測定部と、当該測定部の測定結果を記憶する記憶部と、前記測定部による測定の後に、動物種の選択を受け付ける選択受付手段と、選択された動物種に応じた分析条件で、前記記憶部に記憶された測定結果を分析する分析手段とを備えることを特徴とする。
このようにすることにより、記憶部に記憶されている測定結果をいつでも所望の動物種の分析条件で分析することができる。したがって、記憶されている測定結果を何度でも分析することができ、複数回の分析の際に生体試料の無駄な消費を抑えることができる。
上記発明においては、前記測定部による測定に先だって、動物種の選択を受け付ける測定前選択受付手段を更に備え、前記分析手段は、前記測定前選択受付手段により受け付けられた動物種に応じた分析条件で、前記測定部による測定結果を分析するように構成されていることが好ましい。これにより、初回の分析は測定に続けて行うことができ、測定から分析までの処理の効率を向上させることができる。
上記発明においては、動物種に応じて分析条件の設定を受け付ける設定受付手段を更に備える構成とすることが好ましい。これにより、動物種に適切に対応した分析条件を個別に設定することが可能となる。
本発明に係る生体試料分析装置は、複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析装置において、動物種の選択を受け付ける選択受付手段と、選択された動物種に対応した分析条件で生体試料を分析する分析手段と、当該分析手段による分析が終了した後に、動物種の変更を受け付ける変更受付手段と、前記分析手段による分析結果を、変更後の動物種に対応した分析条件で再分析する再分析手段とを備えることを特徴とする。
かかる構成とすることにより、一旦分析が終了した後に、動物種を変更して再分析することが可能となり、生体試料を再度消費しなくても再分析を行うことができる。
上記発明においては、生体試料の性状を測定する測定部と、当該測定部の測定結果を記憶する記憶手段とを更に備え、前記分析手段は、前記測定部の測定結果に基づいて生体試料を分析するように構成されており、前記再分析手段は、前記記憶手段に記憶された測定結果に基づいて生体試料を分析するように構成されていることが好ましい。これにより、記憶手段で記憶された測定結果を利用して簡便に再分析を実行することが可能となる。
上記発明においては、動物種に応じて分析条件の設定を受け付ける設定受付手段を更に備える構成とすることが好ましい。これにより、動物種に適切に対応した分析条件を個別に設定することが可能となる。
上記発明においては、分析結果を表示する表示部を更に備え、前記表示部に分析結果が表示されているときであって、前記変更受付手段が動物種の変更を受け付けた場合に、前記再分析手段が前記表示部に表示されている分析結果の再分析を実行するように構成されていることが好ましい。これにより、ユーザが表示部に表示されている分析結果を確認して、再分析が必要か否かを容易に判断することができ、再分析が必要な場合には即座に再分析を実行することができるため便利である。
上記発明においては、前記表示部に、分析結果とともに当該分析結果に対応する動物種が表示されるように構成されていることが好ましい。これにより、ユーザが動物種と分析結果とが合致しているか否かを容易に確認することができる。
上記発明においては、前記表示部に、分析結果とともに動物種を変更するためのアイコン又はボタンが表示されるように構成されていることが好ましい。これにより、アイコン又はボタンを選択する操作(クリック等)を実行することにより、容易に動物種の変更を行うことができる。
上記発明においては、前記表示部に、分析結果とともに再分析を実行するためのアイコン又はボタンが表示されるように構成されていることが好ましい。これにより、アイコン又はボタンを選択する操作(クリック等)を実行することにより、容易に再分析を行うことができる。
上記発明においては、前記生体試料は血液であることが好ましい。
本発明に係る生体試料分析方法及び生体試料分析装置によれば、分析を終えた後にも容易に動物種の変更が可能であり、再分析の際に生体試料の無駄な消費を抑えることができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態に係る生体試料分析方法及び生体試料分析装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置の概略構成を示す斜視図である。生体試料分析装置1は、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ等の種々の動物種の赤血球や白血球等を計数する血球計数装置である。生体試料分析装置1は、イヌの血液を分析するためのイヌ分析モード、ネコの血液を分析するためのネコ分析モード等、各動物種に応じた動作モードで動作可能となっている。
図1に示すように、生体試料分析装置1は、ハウジング2、ディスプレイ3、検体セットパネル4、押しボタン5、制御部9、電源部10、プリンタ部11、及び測定機構12を備える。ハウジング2は、略直方体形状の箱体であり、当該ハウジング2に、ディスプレイ3、制御部9、電源部10、プリンタ部11、および測定機構12が収容されている。ディスプレイ3は、タッチパネル式の液晶ディスプレイであり、ハウジング2の正面上部に取り付けられている。このディスプレイ3により、情報の表示が行われるとともに、ユーザからの入力が受け付けられる。ハウジング2のディスプレイ3の下方部分は欠落しており、この欠落部分が扉状の検体セットパネル4によって閉塞されている。検体セットパネル4の下端部はハウジング2に左右方向へ延びた枢軸Rによって枢着されており、これにより検体セットパネル4は前方(図中矢印A方向)に回動することが可能である。かかる検体セットパネル4の上方には押しボタン5が配置されており、検体セットパネル4と押しボタン5とは互いに係合されている。ユーザが押しボタン5を押すことにより、検体セットパネル4と押しボタン5との係合が解除され、検体セットパネル4が前方へ回動する。また、開いた状態の検体セットパネル4をユーザが後方へ押して回動させることにより、再度検体セットパネル4と押しボタン5とが係合し、検体セットパネル4による閉塞状態が維持される。
検体セットパネル4の後部には、検体セット部6が設けられている。検体セット部6は、上部が開口しており、この開口からその内部に検体(生体試料)を収容した検体容器をセットすることが可能となっている。検体セット部6は検体セットパネル4と一体的に回動するようになっており、これによって、ユーザは、検体セット部6に検体容器をセットすることが可能である。検体容器をセットしたユーザは、検体セットパネル4を後方へ押して、検体セット部6を図1に示す閉塞位置まで戻す。これにより、検体の測定が可能となる。
測定機構12は、検体処理部7及び流体制御部8を備えている。この検体処理部7は、吸引機構16、検出部17、および、ミックスチャンバ18を備えている。吸引機構16は、検体セット部6にセットされた検体容器から検体を吸引して検出部17やミックスチャンバ18に注入するための機構であり、吸引管やそれを移動させるモータなどを備える。流体制御部8は、試薬を収容した試薬容器13がチューブ15を介して接続されており、試薬を移送するポンプや、ポンプを駆動するモータ等を備えている。かかる流体制御部8により、検体や試薬が検出部17やミックスチャンバ18に注入されたり、それらから排出されたりする。ミックスチャンバ18は、検体と試薬とを混合して測定用の試料を調製するために使用され、このミックスチャンバ18で調製された試料が検出部17に供給される。検出部17は、公知の電気抵抗式の検出法により血球を検出し、検体中の血球の特徴を表した電気信号を出力するようになっている。また、これとともに、検出部17は、公知の光学式の検出法により検体の濁度(吸光度)を検出し、濁度を表した電気信号を出力するようになっている。具体的には、この検出部17は、検体に含まれる白血球、赤血球、ヘモグロビン、及び血小板の特徴を表した電気信号を出力する。この出力信号は、制御部9に与えられ、制御部9がこの信号を処理し、検出した各粒子(血球)の大きさ(容積)を表すデータや、検体の濁度(吸光度)を表すデータを測定結果として取得するようになっている。かかる制御部9は、各部の動作を制御するとともに分析結果を算出する。電源部10は、商用交流電源から受けた交流を直流に変換して、制御部9や各部のモータなどに供給する。プリンタ部11は、制御部9からの指示を受け付け、分析結果などを印刷する。
次に、制御部9の構成について詳細に説明する。図2は、制御部9の構成を示す図である。制御部9は、CPU20、メモリ21、駆動回路22、及び信号処理回路23を備えている。CPU20は、メモリ21に格納されたプログラムを実行することが可能であり、CPU20がプログラムを実行することにより、生体試料分析装置1が後述するように動作することとなる。メモリ21は、例えば、SRAM、DRAM等のRAM、マスクROM、EEPROM等のROM、及びフラッシュメモリ(登録商標)等により構成されており、プログラムが予め格納されており、またプログラムのロード、プログラムの実行中に発生するデータの格納、及び測定結果の格納等を行うことが可能である。メモリ21には、領域21a、及び領域21bの2つの領域が含まれている。
領域21aには、生体試料分析装置1の総括的な制御を行うためのアプリケーションプログラムや、流体制御部8や吸引機構16のモータ等を動作制御し、測定動作の制御を行う測定動作プログラム、及び検出部17から出力された電気信号を信号処理して得られた測定データを分析し、分析結果を得る分析プログラムが記憶されている。領域21bは、これらのプログラムが共に使用する領域である。かかる領域21bには、生体試料分析装置1による分析結果を示す分析結果データDが記憶される。この分析結果データは検体毎に得られ、新しいものから順に所定の検体数分(例えば20検体分)が領域21bに格納される。この分析結果データDには、検出部17で検出された電気信号を信号処理することによって得られた測定データD1、及び分析プログラムによる分析結果を示す分析データD2が含まれている。
駆動回路22は、測定動作プログラムからの指令を受けてモータや電磁弁(図示せず)等のアクチュエータ、及びディスプレイ3を駆動制御する。信号処理回路23は、検出部17で得られる電気信号に対して、例えばノイズ除去処理、A/D変換処理、パルス高検出処理等の所定の信号処理を行い、デジタルデータである測定データD1を出力する。ここで得られた測定データD1が上記メモリ21の領域21bに格納されることとなる。
次に、本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置1の動作について説明する。図3及び図4は、本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置1の動作の流れを示すフローチャートである。まずユーザは、生体試料分析装置1を起動する。起動直後には、制御部9がディスプレイ3にメイン画面を表示させる(ステップS1)。図5は、メイン画面を示す図である。メイン画面31には、装置状態表示領域41、紙送りボタン42、検体番号表示領域43、動物種表示領域44、動物種選択アイコン45a〜45d、セレクトボタン46、測定結果ボタン47、シャットダウンボタン48、及びスタートボタン50等が設けられている。このとき、まだ検体が生体試料分析装置1にセットされていないので、装置状態表示領域41には、“スタンバイ”と表示される。この“スタンバイ”の表示は、測定開始が可能な状態を示している。このようなメイン画面が表示されている状態で、ユーザは押しボタン5を押し、検体セットパネル4を前方に回動させて、検体セット部6に検体をセットする。そして、ユーザは検体セットパネル4を後方へ押して回動させ、検体セットパネル4を押しボタン5と係合させて、検体を生体試料分析装置1にセットする。
次に、制御部9は、ユーザによる検体番号の入力を受け付ける(ステップS2でYes)。この検体番号の入力は次のようにして行われる。ユーザがメイン画面31の検体番号表示領域1を指先で触れると、ソフトウエアキーボードがディスプレイ3に表示される。ユーザはソフトウエアキーを指先で触れることにより、検体番号を入力することができる。次に、制御部9は、測定動物種の選択、すなわち動作モードの設定を受け付ける(ステップS3でYes)。メイン画面31の動物種選択アイコン45aにはイヌ、45bにはネコ、45cにはウシ、45dにはウマが割り当てられており、それぞれのアイコンには割り当てられた動物種が図示されている。なお、図5ではアイコンに動物種の絵が示されているが、これに限るものではなく、例えば動物種を示す文字列を表示するようにしてもよい。この4つのアイコンに対象の動物種があれば、ユーザはその動物種のアイコンを指先で触れる。これによりその動物種が測定対象(測定動物種)として設定される。このとき、測定動物種に設定されたアイコンのみがカラー表示され、その他のアイコンは白黒表示されるといったように、測定動物種に設定されたアイコンが他のアイコンと異なる態様で表示され、どれが測定動物種に設定されているかをユーザが容易に確認できるようになっている。
また、これらの4つの動物種以外の動物種を測定動物種に設定する場合には、ユーザは次のように操作する。まず、ユーザはセレクトボタン46を指先で触れる。このようにセレクトボタン46が選択されると、測定動物種選択ダイアログが表示される。図6は、測定動物種選択ダイアログが表示された画面を示す図である。測定動物種選択ダイアログ51には、動物種選択用の複数のボタン51a〜51cが並んで表示されている。また、この測定動物種選択ダイアログ51には、ページ切替ボタン52と、クローズボタン53とが表示されている。ボタン51a〜51cには、ユーザによって任意に動物種を割り当てることが可能であり、割り当てられている動物種の名称が表示される。図6に示した例では、ユーザによる割り当てが行われておらず、これらのボタン51a〜51cには、“OTHER1”、“OTHER2”、“OTHER3”と表示されている。これらのボタン51a〜51cの一つが選択されると、制御部9は選択されたボタンに割り当てられた動物種を測定動物種として設定する。つまり、このダイアログ51でユーザが所望の動物種のボタンを指先で触れることにより、その動物種が測定動物種として設定される。また測定動物種選択ダイアログ51は複数のページから構成されており、ページ切替ボタン52が選択されると、制御部9が他のページに表示を切り替えるようになっている。したがって、表示されているページに所望の動物種のボタンがない場合には、ユーザはページ切替ボタン52を指先で触れて、他のページに表示を切り替える。また、クローズボタン53が選択された場合には、ダイアログ51が閉じられる。
次に、制御部9は測定開始が指示を受け付ける(ステップS4でYes)。ユーザは測定開始を指示する場合には、スタートボタン50を指先で触れる。このようにスタートボタン50が選択された場合には、制御部9は、測定動作を開始するとともに、ディスプレイ3に測定中画面を表示させる(ステップS5)。図7は、測定中画面を示す図である。図7に示すように、測定中画面32には、メイン画面31と同様に、装置状態表示領域41及び紙送りボタン42が設けられ、その他に、検体番号表示領域43a、動物種表示領域44a、メイン画面呼び出しボタン55、分析結果表示領域56、メッセージ表示領域57、及び測定動作進捗状況表示領域58が設けられている。この測定中画面32では、装置状態表示領域41に“動作中”の文字列が表示される。また、この測定中画面32においてメイン画面呼び出しボタン55がユーザにより選択されると、ディスプレイ3の表示がメイン画面31に切り替わるようになっている。検体容器から測定に必要な検体が吸引された後には、図に示すようにメッセージ表示領域57に“検体を取り出せます”というメッセージが表示される。このとき、ユーザは検体セットパネル4を開けて検体を取り出すことが可能である。測定動作進捗状況表示領域58は、画面の下端の帯状部分であり、その左右方向全長に亘って測定に要する時間が対応付けられている。すなわち、左端が測定開始時点、右端が測定終了時点を示しており、測定動作の進捗に応じて、イヌの画像が左端から右へ向かって移動するように表示される。なお、図7は、イヌ分析モードのときの測定中画面であり、ネコ分析モードのときには進捗位置を示す画像がネコのものとなる等、測定動物種に応じて表示は変更される。
このようにして測定が開始されると、検出部17により検体中の血球が測定され、その測定データD1がメモリ21の領域21bに格納される(ステップS6)。そして、制御部9は、この測定データD1を用いて検体の分析処理を実行する(ステップS7)。この分析処理は、ステップS3で設定された測定動物種に応じた分析条件で行われる。
ここで生体試料分析装置1における検体の分析について詳細に説明する。測定機構12における白血球の測定においては、血液検体に溶血剤が混合されて調整された試料が用いられる。検出部17から出力される電気信号は、粒子の大きさがパルスに表れたパルス信号となっており、この電気信号が信号処理されることによって各粒子の大きさを表す測定データD1が得られる。したがって、この測定データD1を用いて粒度分布を作成することが可能である。図8は、一の動物種(例えば、イヌ)における白血球の粒度分布の例を示すグラフであり、図9は、他の動物種(例えば、ウサギ)における白血球の粒度分布の例を示すグラフである。図に示すように、動物種が異なると白血球の粒度分布は著しく異なる。これは白血球の大きさ(粒度)が動物種によって異なるためである。また、白血球の測定では、検体に溶血剤を添加することにより赤血球を破壊し、赤血球の影響を除去して測定が行われる。このような溶血剤の添加によって、損傷した赤血球の細胞膜が試料内に残留し、これが白血球とともに測定される。また、白血球にはリンパ球、単球、好酸球、好塩基球、好中球等の種類が存在し、それぞれの種類によって粒子の大きさが異なっている。したがって、この生体試料分析装置1における白血球の分析では、粒子の大きさによって、例えば、好中球に相当する大型白血球、単球、好酸球、及び好塩基球に相当する中型白血球、リンパ球に相当する小型白血球、並びに赤血球ゴースト(残留した赤血球の細胞膜)に分類(分画)する。図8及び図9に示す例では、第1分画レベルLDによって赤血球ゴーストと白血球とを分画し、第2分画レベルT1によって小型白血球と中型白血球とを分画し、第3分画レベルT2によって中型白血球と大型白血球とを分画している。そして、これらの分画レベルは動物種によって異なっており、かかる分画レベルを測定動物種に応じて適切に設定しなければ、正確な分析を行うことができない。さらに詳しく説明すると、これらの分画レベルは同じ動物種でも検体によって異なっているため、図8及び図9に示すように、各動物種によって分画レベルを設定する範囲(図中破線で示す)を設け、この範囲内で粒度分布の谷位置を検索し、検索して得られた谷位置を分画レベルとして設定することもできる。このような場合には、分画レベルの検索範囲を動物種に応じて適切に設定しなければ、正しい分画レベルを得ることができない。かかる理由により、生体試料分析装置1では、動物種に応じて分析条件が予め定められており、測定動物種が設定されると、その動物種の分析条件で分析が実行されるようになっている。
分析処理が終了した場合には、制御部9は、得られた分析データD2をメモリ21の領域21bに格納し(ステップS8)、プリンタ部11に分析結果を紙に印刷させ(ステップS9)、再度メイン画面31をディスプレイ3に表示し(ステップS10)、次の測定を待機する。このようにプリンタ部11により分析結果が紙に印刷されるので、ユーザは、分析結果を容易に確認することができる。またユーザは、他の動物種等で再分析を行う必要がなく(ステップS11でNo)、しかも続けて測定を実施したい場合には(ステップS12でNo)、次の検体を生体試料分析装置1にセットし、測定を指示する。このように自動的にメイン画面31に表示が切り替わることにより、次の検体の分析を開始する際にユーザがメイン画面31を表示させる操作をする必要がなく、連続で多数の検体を効率よく分析することが可能となる。
一方、これはユーザの入力ミスにより測定動物種を間違えて設定し、分析を行ってしまう場合もある。また、上述のように連続で多数の検体を分析している場合には、複数の検体の中に複数の動物種が含まれていることもあり、このような場合には、測定動物種の間違いが生じやすい。例えば、連続してイヌ検体の分析を行った後に1つのネコ検体の分析を行う場合においては、イヌ分析モードで分析を連続して数回実行した後にネコ分析モードに切り替えなければならないが、このときモードの切替を忘れやすい。このように測定動物種の間違いが生じた場合には、ユーザはまず測定結果ボタン47を選択し、測定結果画面の表示を指示する。制御部9は、このように測定結果画面の表示の指示を受け付けた場合には(ステップS11でYes)、測定結果画面をディスプレイ3に表示させる(ステップS13)。
図10は、測定結果画面を示す図である。測定結果画面33は、測定中画面32と同様に、装置状態表示領域41、紙送りボタン42、検体番号表示領域43a、動物種表示領域44a、メイン画面呼び出しボタン55、分析結果表示領域56が設けられ、その他に、手動分析ボタン59、測定日時表示領域60、手動分析フラグ表示領域61、印字ボタン62、HC出力ボタン63、及びページ切替ボタン64が設けられている。この測定結果画面33では、装置状態表示領域41に“測定不可”の文字列が表示され、測定を開始することができないことが示される。また、測定日時表示領域60には測定日時がテキスト表示される。分析結果表示領域56には、分析結果として得られた白血球濃度(WBC)、赤血球濃度(RBC)、ヘモグロビン濃度(HGB)、ヘマトクリット値(HCT)、及び血小板濃度(PLT)が表示される。また、分析結果のうち、予め動物種毎に定められた正常範囲を逸脱している値には、異常を示すフラグ56aが併せて表示される。また、後述する手動分析により変更された値は、文字色と背景とが反転されて表示される。このような測定結果画面33を表示することにより、ユーザは分析結果をディスプレイ3上で確認することができ、手動分析を行う前に、測定動物種の設定等が間違っていたかどうかを再度確認することができるため便利である。また、ユーザが印字ボタン62を選択すると、この分析結果がプリンタ部11により紙に印刷され、ユーザがHC出力ボタン63を選択すると、生体試料分析装置1に接続された外部のホストコンピュータ(図示せず)にこの分析結果が送信される。また、手動分析フラグ表示領域61については後述する。
また、かかる測定結果画面には複数のページが設けられており、ユーザは、ページ切替ボタン64を選択することにより、ページの切替を指示することが可能である。ページ切替ボタン64を押下(選択)する毎に、ページの切替が行われる。したがって、ユーザは所望のページが表示されるまで、複数回ページ切替ボタン64を押下すればよい。図11は、測定結果画面の他のページを示す図である。図11には、白血球の詳細な分析結果を表示するページを示している。このページは、分析結果表示領域56に、白血球の成分毎に、その成分の全体に対する比率と濃度とが表示される。またこれらの数値データとともに、粒度分布図が表示され、粒度分布図の下方には、分画レベル(LD,T1,T2)の設定値が表示されている。ここではその詳細な説明を省略するが、さらにその他のページとして、分析結果の主要項目である白血球濃度(WBC)、赤血球濃度(RBC)、ヘモグロビン濃度(HGB)、ヘマトクリット値(HCT)、及び血小板濃度(PLT)の他に、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)、及び平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)を表示する分析結果全般のページや、赤血球の詳細な分析結果を表示するページ、血小板の詳細な分析結果を表示するページも設けられている。
ユーザは、手動分析が必要な場合には、手動分析ボタン59を選択し、手動分析実行確認画面の表示を指示する。制御部9は、このように手動分析実行確認画面の表示の指示を受け付けた場合には(ステップS14でYes)、手動分析実行確認画面をディスプレイ3に表示させる(ステップS15)。
図12は、手動分析実行確認画面を示す図である。手動分析実行確認画面34は、測定結果画面33と同様に、装置状態表示領域41、紙送りボタン42、検体番号表示領域43a、動物種表示領域44a、メイン画面呼び出しボタン55、分析結果表示領域56、測定日時表示領域60、及び手動分析フラグ表示領域61が設けられ、その他に、動物種変更ボタン65、WBC変更ボタン66、RBC変更ボタン67、PLT変更ボタン68、及びキャンセルボタン69が設けられている。なお、この手動分析実行確認画面34における分析結果表示領域56の表示は、測定結果画面33における表示と略同様であるので、その説明を省略する。動物種変更ボタン65は、測定動物種の設定を変更するためのボタンであり、WBC変更ボタン66は、白血球の分析条件(分画レベル)の設定を変更するためのボタンであり、RBC変更ボタン67は、赤血球の分析条件(分画レベル)を変更するためのボタンであり、PLT変更ボタン68は、血小板の分析条件(分画レベル)を変更するためのボタンである。ユーザは、測定動物種、又は白血球、赤血球、若しくは血小板の分析条件の設定を変更する場合には、該当するボタンを選択することにより、設定値を変更することが可能である。また、ユーザは再分析を行わない場合には、キャンセルボタン69を選択することにより(ステップS16で「キャンセル指示」)、処理をステップS13へと戻し、測定結果画面33に表示を戻すことができる。一方ボタン65〜68の一つが選択されると(ステップS16で「手動分析画面の表示指示」)、制御部9は、設定値の変更及び再分析に使用される手動分析画面をディスプレイ3に表示させる(ステップS17)。
図13は、手動分析画面を示す図である。手動分析画面35は、測定結果画面33と同様に、装置状態表示領域41、紙送りボタン42、検体番号表示領域43a、動物種表示領域44a、メイン画面呼び出しボタン55、分析結果表示領域56、測定日時表示領域60、手動分析フラグ表示領域61、及びページ切替ボタン64が設けられ、その他に、手動分析項目選択ボタン70、変更ボタン71a,71b、及び再分析ボタン72が設けられている。測定結果画面33と同様に、この手動分析画面35にも複数のページ(分析結果全般のページ、白血球の詳細な分析結果のページ、赤血球の詳細な分析結果のページ、及び血小板の詳細な分析結果のページ)が設けられており、ユーザがページ切替ボタンを選択することによってページが切り替わるようになっている。なお、この手動分析画面35における分析結果表示領域56の表示は、測定結果画面33における表示と略同様であるので、その説明を省略する。ユーザはこの手動分析画面35を使用して、測定動物種、又は白血球、赤血球、若しくは血小板の分析条件の設定値を変更したり、再分析を実行させたりすることが可能である。
測定動物種及び分析条件の設定値の変更は次のようにして行われる。測定動物種の設定変更は、手動分析画面の全てのページで可能である。手動分析実行確認画面34において動物種変更ボタン65が選択された場合には、動物種表示領域44aの左側に肉球アイコン73が表示され、測定動物種の設定変更が可能であることが示される。また、このときには変更ボタン71a,71bは動物種の選択に用いられる。図に示すように、変更ボタン71aには左向きの矢印が、変更ボタン71bには右向きの矢印が表示されている。変更ボタン71aをユーザが指先で触れる都度、動物種表示領域44aに表示されている動物種の名称が所定の順番で1つずつ切り替わり、測定動物種の設定が変更されていることが示される。また、変更ボタン71bをユーザが指先で触れると、動物種が逆の順番で切り替わることとなる。ユーザは、所望の動物種の名称が表示されるまで変更ボタン71a,71bを指先で触れ、測定動物種を変更する。このように測定動物種の設定が変更されると、その測定動物種に対応する分析条件が設定される。
一方、白血球の分析条件の設定変更は、手動分析画面の白血球の詳細な分析結果のページのみで可能であり、赤血球の分析条件の設定変更は赤血球の詳細な分析結果のページのみで、血小板の分析条件の設定変更は血小板の詳細な分析結果のページのみでそれぞれ可能である。ここでは、白血球の分析条件の設定変更についてのみ説明するが、赤血球及び血小板の分析条件の設定変更も同様にして行うことができる。白血球の分析条件を設定変更する場合には、ユーザは手動分析画面の白血球の詳細な分析結果のページをディスプレイ3に表示させる。手動分析実行確認画面34においてWBC変更ボタン66が選択された場合には、分画レベルの設定値の左側に肉球アイコン73が表示され、分画レベルの設定変更が可能であることが示される。初期状態では、LD,T1,T2の3つの分画レベルのうち、LDが選択される。このとき、手動分析項目選択ボタン70をユーザが指先で触れる都度、T1,T2,LD…の順で選択される分画レベルが切り替わる。また、このときには変更ボタン71a,71bは分画レベルの設定値変更に用いられる。変更ボタン71aをユーザが指先で触れる都度、選択されている分画レベルの設定値が減少し、変更ボタン71bをユーザが指先で触れる都度、選択されている分画レベルの設定値が増加する。ユーザは、分画レベルが所望の設定値になるまで変更ボタン71a,71bを指先で触れ、分析条件の設定を変更する。
制御部9は、このように測定動物種の設定又は分析条件の設定の変更を受け付けた場合には(ステップS18でYes)、再分析の実行指示を待機する(ステップS19)。再分析の実行指示は、ユーザが再分析ボタン72を選択することにより行うことができる。制御部9は、ユーザから再分析の実行指示を受け付けた場合には(ステップS19でYes)、変更された分析条件で再分析を実行する(ステップS20)。この処理では、メモリ21の領域21bに記憶された測定データD1を使用して、新たに設定された分析条件で分析が行われる。したがって、新たに検体を吸引して試料を調整する必要がなく、貴重な検体の無駄な消費を防止することができる。例えば、検体容器中に検体が残っていたとしても、この検体を再分析のために使用すると、他の分析を行うことができず、他の分析が必要となる場合には結果として再度検体を採取しなければならなくなる。また、検体容器中に残っている検体の量が測定に必要となる量に満たない場合には、再度検体を採取しなければならない。特に動物の場合には、検体を多く採取することができない小動物も多く、このような小動物から再度検体を採取することはその生体に多大な負担をかけることになる。このように検体は非常に貴重であり、その無駄な消費を抑えることは生体試料分析において非常に重要である。また、検体の吸引から再度分析を行わなくても、過去の分析で得られた測定データを利用して分析を行うことができるので、時間が短くて済み、かつ多くの手間を削減することができる。
なお、測定動物種が変更されて再分析が行われた場合には、手動分析フラグ表示領域61にフラグ[S]が表示され、白血球の分析条件(分画レベル)の設定が変更されて再分析が行われた場合にはフラグ[W]が表示され、赤血球の分析条件(分画レベル)の設定が変更されて再分析が行われた場合にはフラグ[R]が表示され、血小板の分析条件(分画レベル)の設定が変更されて再分析が行われた場合にはフラグ[P]が表示されるようになっている。
再分析処理が終了し、ユーザからメイン画面呼び出しボタン55の選択を受け付けた場合には(ステップS21でYes)、制御部9は、再分析の結果を保存するか否かを決定するための画面を表示し、ユーザからの指示を受け付ける(ステップS22)。ステップS22において、再分析の結果を保存する指示を受け付けた場合には(ステップS22でYes)、制御部9は、得られた分析データD2をメモリ21の領域21bに格納し(ステップS23)、プリンタ部11に分析結果を紙に印刷させ(ステップS24)、制御部9はステップS12へと処理を戻す。また、ステップS22において、保存しない指示を受け付けた場合には(ステップS22でNo)、制御部9はステップS12へと処理を戻す。
また、ユーザは、生体試料分析装置1による検体の分析を終了したい場合には、メイン画面31のシャットダウンボタン48を指先で触れる。制御部9は、このようにシャットダウンボタン48の選択を受け付けた場合には(ステップS12でYes)、生体試料分析装置1を停止する。
なお、本実施の形態では説明を簡単にするために説明を省略したが、メモリ21に格納されている分析結果データDをいつでも再分析することが可能である。
また、本実施の形態においては、測定動物種を設定した後に、測定試料の調整から測定データD1の取得、及び分析処理の実行までの一連の動作を連続して行う構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、測定動物種を設定せずに測定データD1までを取得しておき、その後適切な動物種を設定して分析を行う構成としてもよい。
また、本実施の形態においては、生体試料分析装置1を血液の粒子を分析する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、血液凝固測定や免疫分析、及び尿の分析を行う構成の装置としてもよい。
本発明に係る生体試料分析方法及び生体試料分析装置は、分析を終えた後にも容易に動物種の変更が可能であり、再分析の際に生体試料の無駄な消費を抑えることができるという効果を奏し、複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析方法、及び当該方法の実施に使用される生体試料分析装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置の概略構成を示す斜視図である。 制御部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る生体試料分析装置の動作の流れを示すフローチャートである。 メイン画面を示す図である。 測定動物種選択ダイアログが表示された画面を示す図である。 測定中画面を示す図である。 一の動物種における白血球の粒度分布の例を示すグラフである。 他の動物種における白血球の粒度分布の例を示すグラフである。 測定結果画面を示す図である。 測定結果画面の他のページを示す図である。 手動分析実行確認画面を示す図である。 手動分析画面を示す図である。
符号の説明
1 生体試料分析装置
2 ハウジング
3 ディスプレイ
4 検体セットパネル
5 押しボタン
6 検体セット部
7 検体処理部
8 流体制御部
9 制御部
10 電源部
11 プリンタ部
12 測定機構
13 試薬容器
15 チューブ
16 吸引機構
17 検出部
18 ミックスチャンバ
21 メモリ
21a,21b 領域
22 駆動回路
23 信号処理回路
34 手動分析実行確認画面
35 手動分析画面
45a〜45d 動物種選択アイコン
46 セレクトボタン
51 測定動物種選択ダイアログ
51a〜51c ボタン
59 手動分析ボタン
61 手動分析フラグ表示領域
65 動物種変更ボタン
66 WBC変更ボタン
67 RBC変更ボタン
68 PLT変更ボタン
70 手動分析項目選択ボタン
71a,71b 変更ボタン
72 再分析ボタン
D 分析結果データ
D1 測定データ
D2 分析データ
LD 第1分画レベル
T1 第2分画レベル
T2 第3分画レベル

Claims (13)

  1. 複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析方法において、
    動物種の選択を受け付け、
    選択された動物種に対応した分析条件で生体試料を分析し、
    分析が終了した後に、動物種の変更を受け付け、
    前記生体試料を分析して得られた分析結果を、変更後の動物種に対応した分析条件で再分析する生体試料分析方法。
  2. 複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析装置において、
    生体試料の性状を測定する測定部と、
    当該測定部の測定結果を記憶する記憶部と、
    前記測定部による測定の後に、動物種の選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択された動物種に応じた分析条件で、前記記憶部に記憶された測定結果を分析する分析手段と
    を備える生体試料分析装置。
  3. 前記測定部による測定に先だって、動物種の選択を受け付ける測定前選択受付手段を更に備え、
    前記分析手段は、前記測定前選択受付手段により受け付けられた動物種に応じた分析条件で、前記測定部による測定結果を分析するように構成されている請求項2に記載の生体試料分析装置。
  4. 動物種に応じて分析条件の設定を受け付ける設定受付手段を更に備える請求項2又は3に記載の生体試料分析装置。
  5. 分析結果を表示する表示部を更に備え、
    前記表示部に分析結果が表示されているときに前記選択受付手段が動物種の選択を受け付けた場合に、前記分析手段が当該分析結果に対応する測定結果の分析を実行するように構成されている請求項2乃至4のいずれかに記載の生体試料分析装置。
  6. 複数の動物種の生体試料を分析する生体試料分析装置において、
    動物種の選択を受け付ける選択受付手段と、
    選択された動物種に対応した分析条件で生体試料を分析する分析手段と、
    当該分析手段による分析が終了した後に、動物種の変更を受け付ける変更受付手段と、
    前記分析手段による分析結果を、変更後の動物種に対応した分析条件で再分析する再分析手段と
    を備える生体試料分析装置。
  7. 生体試料の性状を測定する測定部と、
    当該測定部の測定結果を記憶する記憶手段と
    を更に備え、
    前記分析手段は、前記測定部の測定結果に基づいて生体試料を分析するように構成されており、
    前記再分析手段は、前記記憶手段に記憶された測定結果に基づいて生体試料を分析するように構成されている請求項6に記載の生体試料分析装置。
  8. 動物種に応じて分析条件の設定を受け付ける設定受付手段を更に備える請求項6又は7に記載の生体試料分析装置。
  9. 分析結果を表示する表示部を更に備え、
    前記表示部に分析結果が表示されているときに前記変更受付手段が動物種の変更を受け付けた場合に、前記再分析手段が当該分析結果の再分析を実行するように構成されている請求項6乃至8のいずれかに記載の生体試料分析装置。
  10. 前記表示部に、分析結果とともに当該分析結果に対応する動物種が表示されるように構成されている請求項9に記載の生体試料分析装置。
  11. 前記表示部に、分析結果とともに動物種を変更するためのアイコン又はボタンが表示されるように構成されている請求項9又は10に記載の生体試料分析装置。
  12. 前記表示部に、分析結果とともに再分析を実行するためのアイコン又はボタンが表示されるように構成されている請求項9乃至11のいずれかに記載の生体試料分析装置。
  13. 前記生体試料は血液である請求項2乃至12のいずれかに記載の生体試料分析装置。
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